[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP4511031B2 - 関節内注射用組成物及び注射可能水性組成物調合方法 - Google Patents

関節内注射用組成物及び注射可能水性組成物調合方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4511031B2
JP4511031B2 JP2000540837A JP2000540837A JP4511031B2 JP 4511031 B2 JP4511031 B2 JP 4511031B2 JP 2000540837 A JP2000540837 A JP 2000540837A JP 2000540837 A JP2000540837 A JP 2000540837A JP 4511031 B2 JP4511031 B2 JP 4511031B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dextran
molecular weight
joint
pain
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000540837A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002509890A (ja
Inventor
ハ グリーン ジューン
ビー.バックリー ピーター
Original Assignee
グレンファルマ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by グレンファルマ filed Critical グレンファルマ
Publication of JP2002509890A publication Critical patent/JP2002509890A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4511031B2 publication Critical patent/JP4511031B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08BPOLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
    • C08B37/00Preparation of polysaccharides not provided for in groups C08B1/00 - C08B35/00; Derivatives thereof
    • C08B37/0006Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid
    • C08B37/0009Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid alpha-D-Glucans, e.g. polydextrose, alternan, glycogen; (alpha-1,4)(alpha-1,6)-D-Glucans; (alpha-1,3)(alpha-1,4)-D-Glucans, e.g. isolichenan or nigeran; (alpha-1,4)-D-Glucans; (alpha-1,3)-D-Glucans, e.g. pseudonigeran; Derivatives thereof
    • C08B37/0021Dextran, i.e. (alpha-1,4)-D-glucan; Derivatives thereof, e.g. Sephadex, i.e. crosslinked dextran
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P19/00Drugs for skeletal disorders
    • A61P19/02Drugs for skeletal disorders for joint disorders, e.g. arthritis, arthrosis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P29/00Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Rheumatology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Pain & Pain Management (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Description

【0001】
(技術分野)
本発明は人間または動物の関節の炎症や痛みを治療する方法に関する。さらに、本発明はその治療用の医薬品を製造するためのデキストランの単峰及び二峰分子量部分の利用及びその医薬品の単位投与量に関する。
【0002】
(技術背景)
炎症性滑膜炎、一般的には関節炎、より具体的にはリウマチ様関節炎等の炎症性疾患および変形性関節症等の他の疾患は米国では時間と利益を損失させる最大原因である。すなわち、関節症を患っている人のうち約600万人がリウマチ様関節炎に悩まされている。過去の傾向が続くとすれば、そのうちの50%以上の人が最終的に膝関節の疾患を持つことになり、80%以上の人が手の関節の疾患を持つことになり、それより幾分少ない割合の人が足首、肘、肩、股関節、手首等の他の関節の疾患を持つことになる。
【0003】
リウマチ様関節炎やその他の形態の炎症性疾患は身体の一部がその身体によって製造された抗体に攻撃される自己免疫性疾患であると考えられている。これらの抗体は体内に存在するウィルスに反応して作られる。
【0004】
リウマチ様関節炎を患っている人の身体障害の一因は、患部である関節の滑膜または内壁内の未知の発生源による炎症反応である。滑膜組織の慢性炎症、すなわち、滑膜炎はパンヌスの形成、ついには関節部軟骨の破壊に至る恐れがある。慢性および急性関節炎は一般に行動および友人や共同体との接触に厳しい制限を頻繁に課したり生活の質を低下させたりする著しい痛みを伴う。痛みの他の原因としては関節の滑膜腔内に破れた滑膜組織の緩んだ浮遊する細胞含有物または断片(「遊離体」)が存在すること、あるいは関節周辺の結合組織または筋肉組織内で関節外炎症が発生していることである。
【0005】
リウマチ様関節炎、乾癬性関節炎、変形性関節症等の大部分の慢性関節疾患は関節軟骨内の構造の劣化によって特徴付けられる。関節の急性炎症も、大抵の場合は慢性的破壊的疾患には進行しないが、軟骨の破壊を伴うことが多い。急性の炎症を起こした関節が治癒に向かうのか慢性に進行するのかを決定する要因は分かっていない。急性関節炎を伴う疾患には、例えば、エルジニア関節炎、ピロリン酸塩関節炎、痛風性関節炎(尿酸性関節炎)、敗血性関節炎、外傷性要因による様々な形態の関節炎等がある。
【0006】
コルチコステロイドを用いた治療は関節軟骨の破壊につながる危険性のある要因の一つである。コルチコステロイドは長い間変形性関節症の変形過程を助長するものとして知られている。このようないわゆる「ステロイド関節症」は関節内コルチコステロイド治療の望ましくない副作用として極めて頻繁に発生し、処置後にかなりの長期間の静養をとることによってのみ回避することができる。「ステロイド関節症」は高度関節破壊および進行した変形性関節疾患で起こるのと同じ型のX線で検出可能な変化によって特徴付けられる。なお、関節のひどい炎症を伴う関節症の場合に一般的な急性の症状は、時にはコルチコステロイド注射が臨床画像に全体的に明確な影響を及ぼすように見える場合もあるので、さらにより複雑な特性がある。
【0007】
現在、リウマチ様関節炎を治療する主要な方法は炎症過程を阻止するために経口摂取あるいは全身的投与によって化合物を使用することである。このような化合物には、アスピリン、ペニシラミン、塩化金酸ナトリウム、コルチコステロイド、およびその他多くの要指示薬がある。残念ながら、これらの試みは不成功に終わるかあるいは容認できない副作用を伴うことが多く、結果としての苦痛の解消は最良の場合でも一時的である。上述したように、コルチコステロイド等これら治療法の一部は関節疾患をさらに悪化させる恐れがある。
【0008】
別の治療方式として、関節の表面間の円滑性を向上させる抗炎症剤または抗炎症物質を患部関節の滑膜腔に直接注射することによって全身性合併症の危険性を極力少なくする方法がある。
【0009】
このような方法の一例は、滑膜腔内部の並列構造の衝撃を緩和して円滑にするために高分子量ヒアルロン(滑液の自然構成成分)やその架橋誘導体等の高粘性または高粘弾性コロイドを関節内注射する方法である。残念ながら、この治療法は常に成功するとは限らず、また非常に高価である。
【0010】
デキストランは血液損失直後の代用血漿および血漿増量薬として長い間使用されてきた生体適合性を有する別のコロイドである。このコロイドは粘弾性ではないが、関節の局部炎症治療用にはこれまで使用されていなかった。
【0011】
デキストランは反復グルコース単位の鎖からなる自然発生の多糖類であり、したがって一般的に約300ダルトンから1500万もしくは2000万ダルトンまでの範囲に及ぶ分子量を有する異なるサイズの分子の混合物として存在している。しかしながら、大部分の臨床用途の場合、3万ないし11万ダルトンの範囲の分子量が好ましく、静脈内での用途に最も一般的に使用される2つの部分は量平均分子量(Mw)でそれぞれ4万ダルトンと7万ダルトンのものである。これらのデキストラン部分は稀にアナフィラキシー(過敏性)反応を起こすが、非常に低い量平均分子量のデキストラン部分(デキストラン1000)を使ってデキストランに対する循環抗体を阻止することにより防止することができる。
【0012】
デキストランの生物学的作用は分子量の変化とともに大きく変化する。8万ダルトンを超えるデキストランによる赤血球の凝集などの一部の特性は3万5000ダルトンより低いデキストランの場合に完全に逆転する。分子のサイズも静脈内空間や滑膜関節腔等の様々な身体の区画内での存続性を決定する。すなわち、デキストラン1000Dなどの非常に小さな分子は、例えば血漿や滑液内でより長く存続するデキストラン70000D等のより大きな分子よりも遥かに速く周辺組織や滑膜周囲の微小循環に拡散する。
【0013】
非常に低い分子量のデキストランと高分子量デキストランとの間のこのような膜浸透性の相違は、炎症性関節疾患の痛みと動きに対する異なるデキストラン部分による後述の驚くべき効果をある程度説明することに関連がある。
【0014】
要約すれば、炎症性関節疾患の効果的な解決策が長い間必要とされてきた。薬剤の関節への局部投与方法には経口薬や静脈内薬の場合に見られる全身の副作用を極力少なくするという長所がある。さらに、この解決策は関節周辺の炎症を起こした組織だけでなく関節内部で炎症を起こした滑膜および軟骨から発生する痛みを直ちに持続的に鎮めることができる。また、この解決策は関節の動きと生活の質を向上させ、高価ではなく、存続寿命が長い。本発明はこれらの要件を満たすとともに上記の長所をもたらすものである。
【0015】
(発明の開示)
本発明は炎症性関節疾患を患った患者の関節に臨床治療のデキストランを関節内注射することにより当該間接内およびその周辺の痛みをなくし炎症を抑制することができるという知見に基づく。
【0016】
本発明の特徴は人間を含む温血動物の炎症した関節の鎮痛と損傷防止を可能にする予防的および/または治療的な関節に対する効果的薬理学的処置を提供することである。
【0017】
本発明の別の特徴は関節内またはその近傍に急性の関節炎症や痛み、身体的外傷、ウィルス性あるいは細菌性外傷を負った患者など重症の患者に対して上記のような治療を提供すること、および抗炎症剤、抗生物質、抗ウィルス物質、麻酔剤、細胞増殖抑制性剤、疾患改質剤等の他の薬理学的活性薬剤の担体を提供することである。
【0018】
これらの特徴及び以下により詳細に述べるその他の特徴は、このような治療を必要とする哺乳類の炎症性関節疾患を治療する方法によって達成され、この治療方法は適切な希釈薬あるいは担体と協働して炎症性関節疾患を治療する非中毒量の臨床段階デキストランを含む薬学上採用可能な有効量の組成物を哺乳類の関節に注射する工程を備えている。
【0019】
(発明の実施の形態)
具体的には、本発明は炎症を起こした関節に長年の炎症と痛みを持ち彼ら自身過去の実験対照の働きをしてきた患者に対して単峰分子量のデキストラン70000を関節内注射したところ、関節内部の痛みを予想外かつ持続的に鎮めるとともに関節の動きを改善することができたという知見に基づく。とりわけ、デキストラン70000の関節内注射に対してデキストラン1000を付加して二峰分子量のデキストラン組成物を有する混合物を形成することにより、予想外のさらに二つの有益な効果が得られた。すなわち、デキストラン70000のみを使った後よりもより急速に鎮痛と関節の動きの改善が始まったこと、そして関節の外側にある筋肉組織や結合組織など隣接する構造や組織に鎮痛と炎症の抑制が広がったことである。上記混合物にデキストラン1000を含めることによってもたらされる更なる利点は、資料で十分裏付けられているように、高分子量デキストランに対するアナフィラキシー反応の危険性を防止又は極力抑えることができるという点である。
【0020】
このように、本発明は無菌水性担体中に単峰または二峰分子量のデキストランを含み生理学的に採用可能な関節内注射用の溶液を実現することができる。この溶液は炎症性関節疾患に苦しむ患者を治療するのに役立つ。
【0021】
したがって、本発明は人間を含む温血動物の炎症性関節疾患の治療方法に関し、この方法はそのような治療に有効な量の単峰または二峰分子量のデキストラン部分を関節内に注射する工程を備えている。
【0022】
本文において、「治療」という言葉は特に文脈上明らかでない限り予防処置と治療処置の両方を包含するものとして使用される。
【0023】
特に、本発明は関節炎、変形性関節症、身体的外傷、細菌感染、ウィルス感染等によってもたらされる炎症性関節疾患の治療に関する。この治療は痛みや炎症の危険性が優っている限り、例えば2ないし24週ごとに、必要な回数だけ繰り返してもよい。
【0024】
上記単位投与量の形態は、本発明にしたがって使用された場合、患部関節内の滑膜間隙の推定容積に調整される。関節内注射の場合、デキストラン溶液が無菌であり菌類や細菌類が存在しないことが重要であることは勿論である。
【0025】
本発明の好ましい実施形態では、上記生理学的に採用可能な溶液は最終溶液の0.21ないし32%容積比重量、好ましくは4ないし8%容積比重量の濃度の中間分子量のデキストラン部分(M)と最終溶液の0.2ないし6%容積比重量、好ましくは0.6ないし2.4%容積比重量の濃度の非常に少ない分子量部分(L)とを備えている。部分MおよびLの量平均分子量(Mw)はそれぞれ3万ないし11万ダルトンの範囲および500ないし3000ダルトンの範囲に限定された広い限界値の範囲内で変動してもよい。
【0026】
薬剤を炎症を起こした関節に投与すること、例えば、徐々に供給するための局部的な「貯蔵所」を作ることが適切であると考えられる場合、本発明のデキストラン組成物に上記薬剤を加えることによってそれを行うようにしてもよいことは勿論である。このような薬剤付加の例としては、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸やその他グリコサミノグリカン(GAG)類等の滑液の粘性または粘弾性を向上させるために採用される薬剤だけでなく、局部麻酔薬、コルチコステロイド、抗生物質などがある。
【0027】
当然ながら、本発明の組成物はデキストランのわずかな一部が置き換えられても上述の特性が実現されるようにCMC、ヒドロキシエチルデンプン、グリコサミノグリカン(GAG)類等の他の生理学的に好ましい多糖類を含んでいてもよい。
【0028】
関節内注射は公知の技術で行われてもよい。
【0029】
本発明はさらに炎症性関節疾患を治療する組成物の調合のために、組成物内のデキストラン成分の含有量が上述の範囲内にあるデキストランを特に上述の分子量の限界値の範囲内で使用することに関する。
【0030】
上記組成物はデキストラン以外に水、生理学的に好ましい塩および塩化ナトリウム、燐酸緩衝液等の緩衝剤を含んでいる。
【0031】
本発明のさらに他の特徴によれば、投与されるべき実際の間隙に適した量の上述のようなデキストラン組成物を外科手術に関連して移植する炎症性関節疾患治療方法が提供される。
【0032】
この生理学的に採用可能な溶液は製造コストが低く、極端な温度によって悪影響を受けない。本発明の別の特徴として、生理学的に採用可能な溶液は一回の関節内注射で痛みもなく容易に投与することができる。
【0033】
本発明のその他の特徴と長所は例えば本発明の原理を説明する以下の例から明らかになるであろう。
【0034】
(治療例)
以下の実施例において、デキストラン70000ダルトン分子量およびデキストラン1000ダルトン分子量をそれぞれ「デキストラン70」および「デキストラン1」で示す。
【0035】
実施例1
重度の炎症性関節炎と乾癬の15年もの長い病歴を有し両側足指の切断が必要とされていた50歳の男性に強い痛みを発する右肩とぶら下っている左肩関節の組織崩壊を伴う左二頭筋腱断裂の症状が現れた。彼は急性膿疱性乾癬の進行後には中断されたがこれまで高投与量の経口プレドニゾロン療法を受けてきた。そして病気になってからずっと(彼の二頭腱断裂を助長させたかもしれない)局部ステロイド注射も受けてきた。
【0036】
辛い失望の後、彼はそれ以上ステロイド注射を受けることを拒否した。滑液の量をわずかに増やすために、「最後の手段」として5mlの6%デキストラン70の関節内注射を提案され同意した。デキストラン注射は予想外にも次の何週間かにわたって生活の質の自覚的な評価を大きく向上させるとともに治療した肩関節の痛みを徐々に鎮め動きを改善させた。2年後、全方位に動く健常な肩関節と健常なX線写真を自慢する幸せな男性がいた。この改善は現在にいたるまでさらに5年間継続されている。
【0037】
実施例2
一般的な変形性関節症と重い糖尿病性手指関節症と進行性の跛行を含む血管の疾病の10年の病歴とさらに11年前に心筋梗塞の病歴を有する70歳の男性に両膝に痛みを伴う重い関節炎の症状が長年の間現れていた。関節鏡検査は等級2ないし3の変化を示したが、遊離体は見られなかった。患者の心臓と血管の状態から膝置換手術は拒否された。
【0038】
5mlの6%デキストラン70を右膝に注射したところ、その後の数日間にわたって痛みが次第に軽減され膝の動きがよくなった。3週間後、患者がひざまずいて膝蓋骨の上にのったとき関節から一部の滑液が漏れたので痛みが再発した。その後、この痛みは3mlの6%デキストラン70をさらに関節内に注射することによって鎮められ、患者は再び彼の庭で非常に活発に動けるようになった。この治療は5ヵ月後に繰り返され(5ml)、さらに6ヵ月後に再度行われ、その都度痛みが鎮められ膝の動きがよくなった。
【0039】
患者はその後最初のデキストラン注射から2年後に右膝置換手術を行うかどうかの再判断のために整形外科医の元に戻った。そのとき、彼は手術がもう必要でないほど臨床上もX線で見ても膝が非常によくなっていると言われた。X線は関節間隙が十分に確保された右膝の変形関節症を示した。その後2度強い痛みを伴う関節内の遊離体を発見した後、患者はさらにデキストランの注射を要求し、5.7%のデキストラン70と1.14%のデキストラン1を含む5mlの関節内注射を両膝に容易にかつ痛みなく受けた。驚くべきことに、鎮痛は即座に(10分以内に)始まり、1週間後彼は膝の痛みもなく自由に歩き、ハイキックを何度も踊って医者に完全に回復した様子を見せていた。
【0040】
実施例3
この例は25年の病歴の糖尿病と右足の変形(内反尖足)の症状を持つ75歳の女性である。杖の常用のせいで、彼女は体重を右足から右腕と右肩を介して運んでいた。最近の7年間彼女は右肩の痛みを伴う動きの拘束に苦しんできた。動きは水平位置までに制限され、彼女は痛みのせいで眠ることができなかった。
【0041】
右肩関節に5mlの6%デキストラン70をゆっくり注射したところ、20分以内に鎮痛が始まった。5日後彼女は腕を真上に上げることができるようになり、また痛みもなく眠れるようになった。1週間後には家事の全てを行っていた。3ヵ月後には、右肩の改善に非常に喜び、変形した右足首に(X線で確認された)関節炎のためのデキストラン注射を要求して受けていた。1週間後、彼女は痛みから解放され歩行矯正を学んでいた。6ヵ月後と24ヵ月後に医者の元に再訪したときには両関節ともに良好な機能を見せていた。
【0042】
実施例4
75歳の主婦が多発性関節炎を伴う慢性乾癬に苦しんでいた。彼女は脊椎、特に骨増殖体形成を有するL4/5円板の変性とともに閉経期に一般的な関節炎を進行させていた。診察すると、彼女は両膝、特に左膝に長い間強い痛みを持っておりそれが彼女の行動を著しく制限していた。X線では「膝、特に膝蓋大腿関節の両側変形性関節症」が明らかになった。
【0043】
5.7%デキストラン70と1.14%デキストラン1からなる5mlの溶液を各膝に容易かつ痛みなく関節内注射すると、直ちに痛みが鎮まり、1週間後にはもう両膝を痛みなく自由に動かして買い物をしに町に出かけることができた。彼女は現在までの6ヶ月間この素晴らしい改善状態を維持している。
【0044】
実施例5
1994年以来「著しい関節炎」を患っている甲状腺機能低下症の76歳の肥満女性が1995年に左足に外傷を負って摘出が必要な深組織敗血症を引き起こしていた。彼女は(おそらく左足をかばう酷使によって)右膝のひどい痛みも進行させることになった。X線は右膝関節、特にその内側部分がさらに悪化していることを示していた。彼女は5.7%デキストラン70と1.14%デキストラン1を含む5mlの関節内注射を受け、すぐに痛みが鎮められた。12ヵ月後彼女は二峰分子量デキストランをさらに注射することを要求しそれを両膝に受けた。1週間後両膝を痛みもなく自由に動かせるようになり町を歩けるようになった。2年後、さらに5.7%デキストラン70と1.14%デキストラン1を両膝に注射した。すぐに痛みもなく自由に動かせるようになるとともに健康感を確信することができた。それは現在まで6ヶ月以上続いている。
【0045】
実施例6
X線検査で確認された脊椎と骨盤と股関節の関節変化の20年もの長い病歴を持ち、右膝関節に痛みを有する77歳の主婦が関節鏡検査と滑膜の生体組織検査を受け、軟骨石灰化症を伴う活動性慢性滑膜炎と上皮小体機能亢進症の兆候とが明らかになった。X線検査は骨嚢胞も明らかにした。膝にステロイドを注射すると一時的に改善が見られた。ひどい痛みと障害にもかかわらず、病院ではそれ以上の治療を行わなかった。彼女の病状はひどい痛みを発し動きが拘束された状態で7年間ほとんど変化しなかったが、右膝に5.7%デキストラン70と1.14%デキストラン1を容易かつ痛みなく注射したところすぐに痛みが鎮められた。1週間後にはもう自由に痛みもなく動かせるようになっていた。彼女はそれまで痛みのせいで1時間をかけてゆっくりと脚を床まで下ろしていたいつもの動作に代わって一回の動きでベッドから抜け出せるようになった。また、夫の支えを必要とせずに一人で階段を上がれるようになった。
【0046】
実施例7
X線検査で左膝のひどい退行性変化と骨密度の減少がわかった84歳の女性校長がエチドロン酸カルシウムとビタミンDの治療を受けた。長い間の左膝の痛みに対して、彼女は5.7%デキストラン70と1.14%デキストラン1の5mlの関節内注射を受け直ちに痛みが鎮められた。1週間後の診察時に彼女は毎日2マイル歩けるようになりデキストラン注射が痛みもなく自由に動かせる膝と身体全体の健康感を与えてくれたことを報告した。この病状の改善は右股関節の骨折(ピン止めされプレートで固定された)を伴う事故と右手首の痛みの再発まで2年間続いた。5.7%デキストラン70と1.14%デキストラン1を再度注射すると、痛みは直ちに鎮められた。
【0047】
上記の各実施例は痛みを伴う慢性関節疾患の長い病歴を持つ患者に対して中間分子量デキストランを、特に非常に低い分子量デキストラン部分と組み合わせて、関節内注射することにより以下の状態が発生することを明示している。すなわち、
(a) 患部関節の痛み、腫れおよび脚の不自由さが劇的に(急速に)解消した。
【0048】
(b) 治療後最高6ヶ月間関節機能の改善が持続した。多くの場合、これまで歩行できなかった患者がその後1ないし2マイル歩けるようになった。
【0049】
(c) X線検査などの他覚的パラメータで表現される関節構造が退行に対して関節軟骨の保護を示す病態生理学的改善を持続した。
【0050】
本文では本発明を現時点で好ましい実施形態に基づいて説明したが、様々な変形が本発明から逸脱することなく当業者によって実行可能であることは理解されるであろう。したがって、本発明は特許請求の範囲によってのみ限定される。

Claims (3)

  1. 炎症性関節疾患を治療する注射可能水性組成物の調合方法であって、注射可能な水性組成物に臨床段階のデキストランを含ませる工程を備え、上記デキストランが二峰分子量分布形態を有しており、上記組成物が平均分子量3万ないし11万ダルトンの0.2ないし32%容積比重量デキストランと平均分子量500ないし3000ダルトンの0.2ないし6%容積比重量デキストランとを含んでいる注射可能水性組成物調合方法。
  2. 炎症を起こした関節及びその周辺の痛みと炎症を鎮める効果を高めるようコルチコステロイド、非ステロイド系消炎鎮痛薬あるいはその他の抗炎症剤、局部麻酔剤、抗生物質あるいは粘弾性剤、およびこれら薬剤の組合せの中から選ばれた治療上有効な量の薬剤を前記水性組成物に付加する工程をさらに備えた請求項1記載の注射可能水性組成物調合方法。
  3. 炎症性関節疾患を治療する生理学的に採用可能な関節内注射用組成物であって、二峰分子量分布形態を有する臨床段階デキストランからなり、平均分子量3万ないし11万ダルトンの0.2ないし32%容積比重量デキストランと平均分子量500ないし3000ダルトンの0.2ないし6%容積比重量デキストランとを含んでいる関節内注射用組成物。
JP2000540837A 1998-03-27 1999-03-25 関節内注射用組成物及び注射可能水性組成物調合方法 Expired - Fee Related JP4511031B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/049,055 1998-03-27
US09/049,055 US5902800A (en) 1998-03-27 1998-03-27 Dextran formulations and method for treatment of inflammatory joint disorders
PCT/IB1999/000525 WO1999049874A1 (en) 1998-03-27 1999-03-25 Dextran formulations and method for treatment of inflammatory joint disorders

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002509890A JP2002509890A (ja) 2002-04-02
JP4511031B2 true JP4511031B2 (ja) 2010-07-28

Family

ID=21957832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000540837A Expired - Fee Related JP4511031B2 (ja) 1998-03-27 1999-03-25 関節内注射用組成物及び注射可能水性組成物調合方法

Country Status (12)

Country Link
US (1) US5902800A (ja)
EP (1) EP1066044B1 (ja)
JP (1) JP4511031B2 (ja)
AT (1) ATE261308T1 (ja)
AU (1) AU753124B2 (ja)
BR (1) BR9909199A (ja)
CA (1) CA2326510C (ja)
DE (1) DE69915458T2 (ja)
DK (1) DK1066044T3 (ja)
ES (1) ES2217741T3 (ja)
MX (1) MXPA00009159A (ja)
WO (1) WO1999049874A1 (ja)

Families Citing this family (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19908441C1 (de) * 1999-02-26 2000-08-31 Chakravarty Adusumalli Injektionslösung zur Behandlung von Arthrosen
US6800298B1 (en) * 2000-05-11 2004-10-05 Clemson University Biological lubricant composition and method of applying lubricant composition
US7387796B2 (en) * 2002-01-30 2008-06-17 Hebert Rolland F Stable compositions of S-adenosyl-l-methionine with dextran
EP2447055B1 (en) 2002-06-24 2017-12-06 Tufts University Silk biomaterials and methods of use thereof
EP1613796B1 (en) 2003-04-10 2017-03-22 Tufts University Concentrated aqueous silk fibroin solution and use thereof
US8178656B2 (en) 2004-06-11 2012-05-15 Trustees Of Tufts College Silk-based drug delivery system
US20100028451A1 (en) 2006-09-26 2010-02-04 Trustees Of Tufts College Silk microspheres for encapsulation and controlled release
WO2008106485A2 (en) 2007-02-27 2008-09-04 Trustees Of Tufts College Tissue-engineered silk organs
WO2008130587A2 (en) 2007-04-16 2008-10-30 Corium International, Inc. Solvent-cast microneedle arrays containing active
WO2009023615A1 (en) 2007-08-10 2009-02-19 Trustees Of Tufts College Tubular silk compositions and methods of use thereof
HUE050574T2 (hu) * 2009-09-23 2020-12-28 Glenpharma Ab Készítmények és módszerek kötõszövet gyógyulás indukálására vagy elõsegítésére
CA2798145C (en) 2010-05-04 2022-10-18 Corium International, Inc. Method and device for transdermal delivery of parathyroid hormone using a microprojection array
WO2011160146A1 (en) 2010-06-23 2011-12-29 Croma-Pharma Gesellschaft M.B.H. Pharmaceutical preparation containing dextran and sodium hyaluronate for the treatment of joint disorders
GB201020300D0 (en) 2010-11-30 2011-01-12 Vitrolife Sweden Ab Product
WO2012145652A1 (en) 2011-04-20 2012-10-26 Trustees Of Tufts College Dynamic silk coatings for implantable devices
US9554989B2 (en) 2012-03-20 2017-01-31 Trustees Of Tufts College Silk reservoirs for drug delivery
JP2015512944A (ja) 2012-04-13 2015-04-30 トラスティーズ・オブ・タフツ・カレッジTrustees Of Tufts College 絹マイクロスフェアを調製するための方法および組成物
US10034945B2 (en) 2012-07-13 2018-07-31 Trustees Of Tufts College Silk powder compaction for production of constructs with high mechanical strength and stiffness
EP2934660B1 (en) 2012-12-21 2019-07-17 Corium, Inc. Microarray for delivery of therapeutic agent and method of making same
CA3130120A1 (en) 2013-03-12 2014-10-09 Corium, Inc. Microprojection applicators
ES2939317T3 (es) 2013-03-15 2023-04-20 Corium Pharma Solutions Inc Aplicadores de microproyección de impacto múltiple
EP2968118B1 (en) 2013-03-15 2022-02-09 Corium, Inc. Microarray for delivery of therapeutic agent and methods of use
EP3412682B1 (en) 2013-03-15 2022-08-31 Trustees Of Tufts College Low molecular weight silk compositions and stabilizing silk compositions
US11376329B2 (en) 2013-03-15 2022-07-05 Trustees Of Tufts College Low molecular weight silk compositions and stabilizing silk compositions
US10384045B2 (en) 2013-03-15 2019-08-20 Corium, Inc. Microarray with polymer-free microstructures, methods of making, and methods of use
US10285702B2 (en) 2013-04-24 2019-05-14 Trustees Of Tufts College Bioresorbable biopolymer anastomosis devices
CN106460021B (zh) 2014-02-10 2024-06-25 Bioe.R.G.S.R.L.社 生产葡聚糖的方法
WO2016036866A1 (en) 2014-09-04 2016-03-10 Corium International, Inc. Microstructure array, methods of making, and methods of use
US10758645B2 (en) 2014-12-17 2020-09-01 Tufts University Injectable, flexible hydroxyapatite-silk foams for osteochondral and dental repair
US10857093B2 (en) 2015-06-29 2020-12-08 Corium, Inc. Microarray for delivery of therapeutic agent, methods of use, and methods of making
JP6811232B2 (ja) 2015-07-20 2021-01-13 タフツ・ユニバーシティ 生分解性シルク耳チューブ
US10864299B2 (en) 2016-04-29 2020-12-15 Trustees Of Tufts College Artificial silk based innervated cornea
US11298443B2 (en) 2016-07-01 2022-04-12 Trustees Of Tufts College Innervated artificial skin
WO2018026853A1 (en) 2016-08-01 2018-02-08 Trustees Of Tufts College Biomimetic mechanical tension driven fabrication of nanofibrillar architecture
WO2018136754A1 (en) 2017-01-20 2018-07-26 Massachusetts Institute Of Technology Injectable polymer micro-depots for controlled local drug delivery
US11419947B2 (en) 2017-10-30 2022-08-23 Massachusetts Institute Of Technology Layer-by-layer nanoparticles for cytokine therapy in cancer treatment
WO2019094702A1 (en) 2017-11-10 2019-05-16 Cocoon Biotech Inc. Ocular applications of silk-based products
KR102075596B1 (ko) * 2017-12-04 2020-02-10 이일훈 덱스트란 또는 폴록사머를 포함하는 관절 질환 또는 결체조직 질환 치료용 조성물
WO2021002984A1 (en) 2019-05-30 2021-01-07 Massachusetts Institute Of Technology Peptide nucleic acid functionalized hydrogel microneedles for sampling and detection of interstitial fluid nucleic acids
US20240352079A1 (en) 2019-06-04 2024-10-24 Cocoon Biotech Inc. Silk-Based Products, Formulations, and Methods of Use
KR102172290B1 (ko) * 2020-02-04 2020-10-30 메디슨파크 주식회사 덱스트란 또는 폴록사머를 포함하는 관절 질환 또는 결체조직 질환 치료용 조성물
KR102316719B1 (ko) * 2020-02-04 2021-10-25 메디슨파크 주식회사 덱스트란 또는 폴록사머를 포함하는 관절 질환 또는 결체조직 질환 치료용 조성물
KR102468374B1 (ko) * 2020-10-26 2022-11-17 메디슨파크 주식회사 덱스트란 또는 폴록사머를 포함하는 관절 질환 또는 결체조직 질환 치료용 조성물

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4758429A (en) * 1985-11-04 1988-07-19 Gordon Robert T Method for the treatment of arthritis and inflammatory joint diseases
DK505488D0 (da) * 1987-12-21 1988-09-09 Bar Shalom Daniel Middel og anvendelse af samme
DK110188D0 (da) * 1988-03-02 1988-03-02 Claus Selch Larsen High molecular weight prodrug derivatives of antiinflammatory drugs
JP2788340B2 (ja) * 1989-12-21 1998-08-20 株式会社ニッショー 炎症治療剤
WO1992013541A1 (de) * 1991-01-30 1992-08-20 Hoechst Aktiengesellschaft Die verwendung substituierter polysaccharide zur behandlung von degenerativen gelenkerkrankungen
CA2060223C (en) * 1991-02-12 1999-07-20 Clarence C. Lee Injectable medical lubricating fluid composition and method of use

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002509890A (ja) 2002-04-02
CA2326510C (en) 2007-06-12
CA2326510A1 (en) 1999-10-07
ATE261308T1 (de) 2004-03-15
DE69915458D1 (de) 2004-04-15
EP1066044B1 (en) 2004-03-10
EP1066044A1 (en) 2001-01-10
US5902800A (en) 1999-05-11
AU2848299A (en) 1999-10-18
DE69915458T2 (de) 2005-02-24
ES2217741T3 (es) 2004-11-01
WO1999049874A1 (en) 1999-10-07
BR9909199A (pt) 2000-12-05
DK1066044T3 (da) 2004-07-12
AU753124B2 (en) 2002-10-10
MXPA00009159A (es) 2004-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4511031B2 (ja) 関節内注射用組成物及び注射可能水性組成物調合方法
KR100268660B1 (ko) 간질성방광염의치료및예방을위한제약학적조성물
JP2016185989A (ja) ヒアルロン酸を使用する急性及び過用性の捻挫及び筋違いの治療方法
ES2664951T5 (es) Composiciones que comprenden glicosaminoglicanos de baja viscosidad y uso de dicha composición en terapia de cistitis crónica
CA2426083A1 (en) Use of hyaluronic acid derivatives for inhibiting inflammatory arthritis
TWI516269B (zh) 使用於炎症性腸疾病(ibd)治療和預防之透明質酸混合物
WO2000054762A2 (en) Use of cross linked polysaccharides for the inhibition of angiogenesis
WO2000053194A1 (fr) Medicaments contre les affections articulaires
RU2433844C1 (ru) Способ лечения дегенеративно-дистрофических заболеваний опорно-двигательного аппарата и посттравматических болевых синдромов
JPH03215430A (ja) 関節腔抗凝固剤
JP4111537B2 (ja) マクロファージ浸潤に関連する病気あるいは容体、特に脳卒中、心筋梗塞を治療するための薬剤
JPH06503319A (ja) 細胞増殖マトリックス及びその用法
CN107840897A (zh) 一种用于治疗骨关节炎的透明质酸镁盐及其制备方法和应用
TWI727151B (zh) 關節疾患處置用組成物及含有該組成物的套組
JPH03236330A (ja) 炎症治療剤
JPH09176020A (ja) 安定なヒアルロン酸ナトリウム含有溶液
RU2299733C1 (ru) Способ лечения дегенеративно-дистрофических заболеваний опорно-двигательного аппарата и посттравматических спаечных процессов
JP2013515024A (ja) 変形性関節症の処置のための組み合わせ
WO2021076076A1 (en) Cystitis solution comprising hyaluronic acid and polyethylene glycol and production method thereof
US20070142480A1 (en) Alleviation of pain in osteoarthritis by means of intra-articular implantation of perfluorodecalin.
RU2241473C2 (ru) Гель для профилактики и лечения дегенеративно-дистрофических поражений суставного хряща и межпозвоночных дисков "стопартроз" и способ его получения
CZ288292B6 (en) Compound therapeutic preparations intended for treatment of diseases or states of tissues comprising insufficiently perfused tissues and pathological tissues of human being
AU2009200642A1 (en) Method using enoxaparin for reducing the risk of death in acutely ill medical patients

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090728

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100317

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100413

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100506

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees