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JP4510466B2 - 日焼け止め組成物ならびにジヒドロピリジンおよびジヒドロピラン - Google Patents

日焼け止め組成物ならびにジヒドロピリジンおよびジヒドロピラン Download PDF

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JP4510466B2 JP2003567367A JP2003567367A JP4510466B2 JP 4510466 B2 JP4510466 B2 JP 4510466B2 JP 2003567367 A JP2003567367 A JP 2003567367A JP 2003567367 A JP2003567367 A JP 2003567367A JP 4510466 B2 JP4510466 B2 JP 4510466B2
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Description

本発明は、新規1,4−ジヒドロピリジンおよび1,4−ジヒドロピラン誘導体、人間の皮膚および/または毛髪をUV放射、特に太陽放射から保護する上で有用な、特定の新規なおよび/または公知の1,4−ジヒドロピリジンもしくは1,4−ジヒドロピラン誘導体を含有する新規化粧用または皮膚用の日焼け止め組成物、ならびにそのような1,4−ジヒドロピリジンおよび/または1,4−ジヒドロピラン誘導体の、特に化粧用組成物および医薬組成物中でのUV−A遮蔽剤としての使用に関する。
さらに詳細には、本発明の一態様は、一般式Iの1,4−ジヒドロピリジン誘導体または一般式IIの1,4−ジヒドロピラン誘導体:
Figure 0004510466
(式中、
mは1または2であり;
1およびR2は同一または異なる電子吸引性基であるか、あるいはR1およびR2の一方は水素であり、そしてR1およびR2の他方は電子吸引性基であり;
3、R4、R5およびR6は独立に、水素、アルキル、シクロアルキル、またはアリールであり;
3とR5および/またはR4とR6はそれらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により1〜4個のアルキル、シクロアルキルまたはアルコキシ基で置換されている5員環または6員環を形成し;
Xは、mが1の場合は基R7であり;mが2の場合はアルキレンまたはポリ(オキシアルキレン)であり;そして
7は、水素、アルキル、シクロアルキル、アルコキシアルキルまたはアリールである)
を含んでなる新規な化粧用または皮膚用の日焼け止め組成物に関する。
本明細書中で使用される、用語「電子吸引性基」は、ニトリロ(−CN)基のような多重結合を含む基または−COOR8、−COR8もしくは−CON(R82基(ここで、R8は水素、アルキル、シクロアルキルまたはアリールである)を言及する。アルキルは、単独でおよびアルコキシと組み合わされて、炭素原子1〜21個、好ましくは1〜8個を含む飽和の直鎖または分枝鎖の炭化水素基、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、イソブチル、ペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、2−エチル−ヘキシル、およびオクチルを言及する。アルコキシは、単独でおよびアルキルと組み合わされて、酸素を通して結合されている、上記で定義されたアルキル基を言及する。
アリールは、芳香族の、場合により置換されている炭化水素基を意味し、例えば、フェニル基または1〜3個の炭素原子1〜6個のアルキルで、ハロゲンで、ヒドロキシで、もしくは炭素原子1〜6個のアルコキシで、もしくはこれらの混合物で置換されているフェニル基、あるいはナフチル残基を含む。
アルコキシアルキルは、酸素原子で中断された、先に定義されたようなアルキル基、例えばメトキシメチル、メトキシエチル、エトキシエチル、3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピル等を意味する。
アルキレンは、付加的な自由原子価結合を有する、上記で定義されたようなアルキル基、例えばメチレン、エチレン、1,3−プロピレン、1,2−プロピレン、1,4−ブチレン、1,5−ペンチレン、1,6−ヘキシレン、および1,8−オクチレンを意味する。
明細書中で使用される、用語ポリ(オキシアルキレン)は、ポリエーテル主鎖を含む化合物を意味する。ポリエーテル主鎖は、例えばプロピレンオキシド(PO)、エチレンオキシド(EO)または混合EO/POに基づくことができる。ポリ(オキシアルキレン)の例は、−(R9−O−R10x−O−(R11−O−R12y−(ここで、R9、R10、R11およびR12は、独立に、メチレン、エチレン、プロピレンまたはイソプロピレンであり、そしてxおよびyは独立に、1、2または3である)である。
上記の一般式IおよびIIの化合物は、当該技術で既知の手順に従って製造することができる。好ましくは、一般式IおよびIIの化合物は、一般式III:
Figure 0004510466
(式中、R1〜R6は前記で示された意味を有する)
の化合物を、一般式IV:
Figure 0004510466
(式中、R1およびR2は前記で示された意味を有する)
の化合物と反応させて、一般式IIの化合物を得て、必要であれば、式IIの化合物を一般式V:
Figure 0004510466
(式中、R7は前記で示された意味を有する)
の化合物と反応させて、一般式I(式中、mは1であり、そしてXはR7である)の化合物を得るか;あるいはα,ω−ジアミノ−アルカンと、またはα,ω−ジアミノ−ポリ(オキシアルキレン)、例えば一般式VI:
Figure 0004510466
(式中、R9、R10、R11、R12、xおよびyは前記で定義されたとおりである)
の化合物と反応させて、一般式I(式中、mは2であり、そしてXはアルキレンまたはポリ(オキシアルキレン)である)の化合物を得ることにより、製造することができる。
式IIIの化合物と式IVの化合物との縮合は、化合物を無水酢酸中で、還流まで加熱するような高い温度で反応させ、そして無水酢酸を除去し、残渣をエーテルで抽出し、クロマトグラフィーを行うことによる反応混合物の処理により、達成することができる。式IIの化合物は、適当なアミンVまたはVIと、高い温度、例えば反応混合物の還流温度で反応させることにより、式Iの化合物に変換することができる。式III、VおよびVIの出発化合物は公知であるか、あるいは公知化合物の種類に属し、そしてそれ自体既知のおよび/または以下に記載の方法により製造することができる。
上記の式IおよびIIは、それ自体も本発明の目的である、新規化合物を包含する。新規化合物として、R3およびR4がアルキルであるか、あるいはR3とR5および/またはR4とR6はそれらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により1〜4個のアルキルまたはアルコキシ基で置換されている5員環または6員環を形成している、式IおよびIIの化合物;ならびにmが2である式Iの化合物が挙げられる。
式Iにおいて、下記の意味が、独立に、集合的にまたは任意の組合せもしくは下位の組合せにおいて好ましい。
(a)R1およびR2は、独立に、基−CN、COOR8、COR8またはCON(R82(ここで、R8は水素、アルキル、シクロアルキルまたはアリールである)であり;例えばR1およびR2は基−CNであるか、またはR1は基−CNであり、そしてR2は基COOR8である。
(b)mは1または2である。
(c)R3およびR4は水素であり、そしてR5およびR6はアルキルまたはシクロアルキルである。
(d)R7はアルキル、シクロアルキルまたはアルコキシアルキルである。
(e)R2は基COOR8であり、そしてR8はアルキルである。
(f)Xは、基−(R9−O−R10x−O−(R11−O−R12y−(ここで、R9、R10、R11およびR12は、独立に、メチレン、エチレンまたはプロピレンであり、そしてxおよびyは独立に、1、2または3である)である。
式IIにおいて、下記の意味が、独立に、集合的にまたは任意の組合せもしくは下位の組合せにおいて好ましい。
(a)R1およびR2は、独立に、基−CN、COOR8、COR8またはCON(R82であり、例えばR1およびR2は基−CNであるか、またはR1は基−CNであり、そしてR2は基COOR8である。
(b)R3およびR4は水素であり、そしてR5およびR6はアルキルまたはシクロアルキルである。
(c)R3、R4、R5およびR6は、アルキルまたはシクロアルキルである。
本発明で使用される好ましい化合物は、式Iの化合物である。式Iの化合物から、mが1であり、そしてR1とR2の両方が基−CNであるか、あるいはR1が基―CNであり、そしてR2が基COOR8であり、R3およびR4が水素であり、R5およびR6がアルキルであり、そしてR7がアルキルまたはアルコキシアルキルであるものが好ましい。R8は好ましくはアルキルである。mが2である式Iの化合物から、R1およびR2が基−CNであり、そしてさらに、Xが−(R9−O−R10x−O−(R11−O−R12y−(ここで、R9、R10、R11およびR12、xおよびyは前記で定義されたとおりである)であるものが好ましい。
具体的に、本発明の範囲内に包含される新規化合物は、
2−{1−〔3−(2−{2−〔3−(4−ジシアノメチレン−2,6−ジメチル−4H−ピリジン−1−イル)−プロポキシ〕−エトキシ}−エトキシ)−プロピル〕−2,6−ジメチル−1H−ピリジン−4−イリデン}−マロノニトリル、
1−N−(2−エチルヘキシル)−4−ジシアノメチレン−2,6−ジメチル−1,4−ジヒドロピリジン、
1−N−ドデシル−4−ジシアノメチレン−2,6−ジメチル−1,4−ジヒドロピリジン、
1−N−〔3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピル〕−4−ジシアノメチレン−2,6−ジメチル−1,4−ジヒドロピリジン、
1−N−〔3,5,5−トリメチルヘキシル〕−4−ジシアノメチレン−2,6−ジメチル−1,4−ジヒドロピリジン、
(1−N−〔3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピル〕−2,6−ジメチル−1H−ピリジン−4−イリデン)シアノ酢酸2−エチルヘキシル、
(2,6−ジメチルピラン−4−イリデン)シアノ酢酸2−エチルヘキシル、
2−(2,6−ジエチル−3,5−ジメチルピラン−4−イリデン)マロノニトリル、および
2−(3,5−ジエチル−2,6−ジプロピルピラン−4−イリデン)マロノニトリル
である。
本発明はまた、好適な支持体または基材に配合された、式IまたはIIの化合物を含んでなる組成物に関する。典型的には、本発明の組成物は、紫外線、特に太陽放射線に感受性がある材料を保護するために採用され、そして式IまたはIIの化合物の少なくとも一つを光保護に有効な量含んでなる。本発明の一つの好ましい実施態様において、そのような組成物は、UV放射線の有害な効果に対して皮膚および/または毛髪を保護する上で好適である。この場合、本法名前に係る組成物は、担体として、局所適用可能な、化粧品として許容しうるビヒクルである、希釈剤を含んでなる化粧用組成物である。本発明の他の実施態様によれば、式IまたはIIの化合物は、プラスチック基材中に添合されうる。化合物Iおよび/またはIIはまた、局所配合物中の感光性成分、特に、着色剤、例えばFD&CおよびD&C着色剤、クルクミン、リボフラビン、ラクトフラビン、タルトラジン、キノリンイエロー、コチ二−ル、アゾルビン、アマラントス、ポンソー4R、エリトロシン、インジゴチン、クロロフィル、クロロフィリン、カラメル、Carbomedicinalis、カロチノイド、ビキシン、ノルビキシン、アナトー、オルレアン(orlean)、カプサンチン、カプソルビン(capsorubin)、リコピン、キサントフィル、フラボキサンチン、ルテイン、クリプトアキサンチン、ルビキサンチン、ビオラキサンチン、ロドキサンチン、カンタキサンチン、ベタニン、アントシアン、ビタミン類、例えばビタミンA、ビタミンK1、ビタミンCまたは他の活性成分を安定化するために用いることができる。
式IおよびIIの化合物は、UV−A領域に吸収極大を有する。光遮蔽剤、特に常用化粧料用の皮膚保護および日焼け止め配合物のような、皮膚および/または化粧用の調製のために、式IまたはIIの化合物が、そのような配合物に慣用される補助剤、例えば化粧品ベースに添合されうる。好都合な場合には、他の慣用のUV−Aおよび/またはUV−B遮蔽剤、好ましくは顔料を加えてもよい。UVフィルターとの組合せは、相乗効果を示しうる。その光遮蔽剤の調製は、この分野の当業者に周知である。UVフィルターの濃度は、広い範囲で変わる。例えば、式IまたはIIの化合物ならびに、場合により付加的な親水性および/または式IもしくはIIの化合物以外の親油性UV−AまたはUV−B遮蔽剤の量は、全組成物の0.5〜12重量%の範囲でありうる。これらの付加的な遮蔽剤は、それらに限定されることなく、以下に列挙される化合物から有利に選択される。
本発明の化合物と組合せることが考慮される、UV−B遮蔽剤、すなわち約290〜320nmの間に吸収極大を有する物質の例は、例えば以下の有機および無機化合物である:
アクリル酸エステル、例えば2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリル酸2−エチルヘキシル(オクトクリレン、PARSOL(登録商標)340)、2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリル酸エチルなど;
カンファー誘導体、例えば4−メチルベンジリデンカンファー(PARSOL(登録商標)5000)、3−ベンジリデンカンファー、カンファーベンザルコニウムメトスルファート、ポリアクリルアミドメチルベンジリデンカンファー、スルホベンジリデンカンファー、スルホメチルベンジリデンカンファー、テレフタリデンジカンファースルホン酸など;
シンナマート誘導体、例えばメトキシ桂皮酸オクチル(PARSOL(登録商標)MCX)、メトキシ桂皮酸エトキシエチル、メトキシ桂皮酸ジエタノールアミン(PARSOL(登録商標)Hydro)、メトキシ桂皮酸イソアミルなど、ならびにシロキサンに結合した桂皮酸誘導体;
p−アミノ安息香酸誘導体、例えばp−アミノ安息香酸、p−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、N−オキシプロピレン化p−アミノ安息香酸エチル、p−アミノ安息香酸グリセリル;
ベンゾフェノン類、例えばベンゾフェノン−3、ベンゾフェノン−4、2,2′,4,4′−テトラヒドロキシ−ベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノンなど;
ベンザルマロン酸のエステル類、例えば4−メトキシベンザルマロン酸ジ(2−エチルヘキシル)など;
2−(4−エトキシアニリノメチレン)プロパン二酸のエステル類、例えばEP895,776に記載の2−(4−エトキシアニリノメチレン)プロパン二酸ジエチルエステル;
EP358,584、EP538,431およびEP709,080に記載のベンズマロナート基を含有するオルガノシロキサン化合物;
ドロメトリゾールトリシロキサン(MEXORYL XL);
顔料、例えば微粒子化TiO2など(ここで、用語「微粒子化」とは、約5nm〜約200nm,特に約15nm〜約100nmの粒径を意味し、そのTiO2粒子は、例えば酸化アルミニウムまたは酸化ジルコニウム等の金属酸化物で、あるいは例えばポリオール、メチコーン、ステアリン酸アルミニウム、アルキルシラン等の有機コーティングでコーティングされていてもよい);
イミダゾール誘導体、例えば2−フェニルベンズイミダゾールスルホン酸およびその塩(PARSOL(登録商標)HS)など。2−フェニルベンズイミダゾールスルホン酸の塩は、例えばナトリウムまたはカリウム塩のようなアルカリ塩、アンモニウム塩、モルホリン塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩のような一級、二級および三級アミンの塩など;
サリチル酸誘導体、例えばサリチル酸イソプロピルベンジル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸ブチル、サリチル酸オクチル(NEO HELIOPAN OS)、サリチル酸イソオクチルまたはサリチル酸ホモメンチル(ホモサラート、HELIOPAN)など;
トリアジン誘導体、例えばオクチルトリアゾン(UVINUL T−150)、ジオクチルブタミドトリアゾン(UVSORB HEB)、ビスエトキシフェノールメトキシフェニルトリアジン(TINOSORB S)など;
カプセル化2−エチルヘキシル−4−メトキシシンナマート、例えばEusolex(登録商標)UV−pearls(商標)OMCなど。
本発明の化合物と組合せることが考慮される、UV−A遮蔽剤、すなわち約320〜400nmの間に吸収極大を有する物質の例は、例えば以下の有機および無機化合物である:
ジベンゾイルメタン誘導体、例えば4−tert−ブチル−4′−メトキシジベンゾイル−メタン(PARSOL(登録商標)1789)、ジメトキシジベンゾイルメタン、イソプロピルジベンゾイルメタンなど;
ベンゾトリアゾール誘導体、例えば2,2′−メチレン−ビス−(6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−フェノール(TINOSORB M)など;
フェニレン−1,4−ビス−ベンズイミダゾールスルホン酸または塩、例えば2,2−(1,4−フェニレン)ビス−(1H−ベンズイミダゾール−4,6−ジスルホン酸)(NEOHELIOPAN AP);
アミノ置換ヒドロキシベンゾフェノン、例えばEP1,046,391に記載の2−(4−ジエチルアミノ−2−ヒドロキシベンゾイル)−安息香酸ヘキシルエステル;
顔料、例えば微粒子化ZnOなど(ここで、用語「微粒子化」とは、約5nm〜約200nm,特に約15nm〜約100nmの粒径を意味し、そのZnO粒子は、例えば酸化アルミニウムまたは酸化ジルコニウム等の金属酸化物で、あるいは例えばポリオール、メチコーン、ステアリン酸アルミニウム、アルキルシラン等の有機コーティングでコーティングされていてもよい)。
ジベンゾイルメタン誘導体は限られた光安定性を有するので、これらのUV−A遮蔽剤を光安定化することが望ましいことがある。そこで、用語「慣用のUV−A遮蔽剤」とは、また、例えば、
EP514,491およびEP780,119に記載の3,3−ジフェニルアクリラート誘導体;
US5,605,680に記載のベンジリデンカンファー誘導体;
EP358,584、EP538,431およびEP709,080に記載のベンズマロナート基を含有するオルガノシロキサン
により安定化された、例えばPARSOL(登録商標)1789等のジベンゾイルメタン誘導体を意味する。
本発明の組成物はまた、通常の化粧品用の助剤および添加剤、例えば保存料/酸化防止剤、脂肪物質/油、水、有機溶媒、シリコーン、増粘剤、柔軟剤、乳化剤、付加的な日焼け止め、消泡剤、保湿剤、芳香剤、界面活性剤、充填剤、封鎖剤、アニオン性、カチオン性、非イオン性もしくは両性のポリマーまたはこれらの混合物、噴射剤、酸性化剤または塩基性化剤、染料、着色剤、顔料またはナノ顔料、特に紫外線照放射を物理的に阻止することにより付加的な光保護効果をもたらす上で好適なもの、あるいは化粧品、特に日焼け止め/抗日光組成物の製造用の化粧品に通常配合される他の任意の成分を含有しうる。化粧品用および皮膚用の助剤および添加剤の必要量は、所望の製品に基づいて、この分野の当業者が容易に選択しうるものであり、そして、これに限定されるものではないが、実施例中で例示される。
追加量の酸化防止剤/保存剤は、通常好ましい。通常化粧品に配合されるすべての公知の酸化防止剤を使用しうる。特に好ましいものは、アミノ酸(例えば、グリシン、ヒスチジン、チロシン、トリプトファン)およびそれらの誘導体、イミダゾール(例えば、ウロカニン酸)および誘導体、D,L−カルノシン、D−カルノシン、L−カルノシンおよび誘導体(例えば、アンセリン)等のペプチド、カロチノイド、カロチン(例えば、α−カロチン、β−カロチン、リコピン)および誘導体、クロロゲン酸および誘導体、リポン酸および誘導体(例えば、ジヒドロリポン酸)、アウロチオグルコース、プロピルチオウラシルおよび他のチオール(例えば、チオレドキシン、グルタチオン、システイン、シスチン、シスタミンおよびそのグリコシル−、N−アセチル−、メチル−、エチル−、プロピル−、アミル−、ブチル−およびラウリル−、パルミトイル−;オレイル−、γ−リノレイル−、コレステリル−およびグリセリルエステル)およびこれらの塩、ジラウリル−チオジプロピオナート、ジステアリルチオジプロピオナート、チオジプロピオン酸およびその誘導体(エステル、エーテル、ペプチド、脂質、ヌクレオチド、ヌクレオシドおよび塩)、ならびに非常に低い適合投与量(例えば、pmol/kg〜μmol/kg)でのスルホキシイミン化合物(例えば、ブチオニンスルホキシイミン、ホモシステインスルホキシイミン、ブチオニンスルホン、ペンタ−、ヘキサ−、ヘプタチオニンスルホキイシミン)、さらには、(金属)−キレート剤(例えば、α−ヒドロキシ脂肪酸、パルム酸、フィチン酸、ラクトフェリン)、α−ヒドロキシ酸(例えば、クエン酸、乳酸、リンゴ酸)、フミン酸、没食子酸、没食子エキス、ビリルビン、ビリベルジン、EDTA、EGTAおよびその誘導体、不飽和脂肪酸およびそれらの誘導体(例えば、γ−リノレン酸、リノール酸、オレイン酸)、葉酸およびその誘導体、ユビキノンおよびユビキノールおよびそれらの誘導体、ビタミンCおよび誘導体(例えば、アスコルビルパルミタートおよびアスコルビルテトライソパルミタート、Mg−アスコルビルホスファート、Na−アスコルビルホスファート、アスコルビルアセタート)、トコフェロールおよび誘導体(ビタミンEアセタート、天然ビタミンEおよびそれらの混合物)、ビタミンAおよび誘導体(ビタミンAパルミタートおよびアセタート)ならびにコニフェリルベンゾアート、ルチン酸および誘導体、α−グリコシルルチン、フェルラ酸、フルフリリデングルシトール、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、トリヒドロキシブチロフェノン、尿素およびその誘導体、マンノースおよび誘導体、亜鉛および誘導体(例えば、ZnO、ZnSO4)、セレンおよび誘導体(例えば、セレノメチオニン)、スチルベンおよび誘導体(例えば、スチルベンオキシド、トランス−スチルベンオキシド)および挙げられた活性成分の適当な誘導体(塩、エステル、エーテル、糖、ヌクレオチド、ヌクレオシド、ペプチドおよび脂質)よりなる群から選択される酸化防止剤である。1種以上の保存料/酸化防止剤が、本発明の組成物の全重量の約0.01重量%〜約10重量%の量で存在していてもよい。好ましくは、1種以上の保存料/酸化防止剤が、約0.1重量%〜約1重量%の量で存在する。
O/W、W/O、O/W/OまたはW/O/Wエマルション/マイクロエマルションを形成するために本発明において使用されうる乳化剤の例として、オレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、イソステアリン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、ポリグリセリル−3−ジイソステアラート、オレイン酸/イソステアリン酸のポリグリセリンエステル、ポリグリセリル−6ヘキサリシノラート、ポリグリセリル−4−オレアート、ポリグリセリル−4オレアート/PEG−8プロピレングリコールココアート、オレアミドDEA、ミリスチン酸TEA、ステアリン酸TEA、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸ナトリウム、ラウリン酸カリウム、リシノール酸カリウム、ココ酸ナトリウム、牛脂脂肪酸ナトリウム、カストル酸カリウム、オレイン酸ナトリウム、およびそれらの混合物が挙げられる。さらに好適な乳化剤は、リン酸エステルおよびそれらの塩、例えばリン酸セチル(Amphisol(登録商標)A)、リン酸セチルジエタノールアミン(Amphisol(登録商標))、リン酸セチルカリウム(Amphisol(登録商標)K)、リン酸オレイン酸グリセリルナトリウム、水素化植物性リン酸グリセリドおよびそれらの混合物である。さらに、1種以上の合成ポリマーを乳化剤として使用しうる。例えば、PVPエイコセンコポリマー、アクリラート/C10-30アクリル酸アルキルクロスポリマー、アクリラート/ステアレス−20メタクリラートコポリマー、PEG−22/ドデシルグリコールコポリマー、PEG−45/ドデシルグリコールコポリマー、およびそれらの混合物。好ましい乳化剤は、リン酸セチル(Amphisol(登録商標)A)、リン酸セチルジエタノールアミン(Amphisol(登録商標))、リン酸セチルカリウム(Amphisol(登録商標)K)、PVPエイコセンコポリマー、アクリラート/C10-30アクリル酸アルキルクロスポリマー、PEG−20ソルビタンイソステアラート、イソステアリン酸ソルビタン、およびそれらの混合物である。乳化剤は、本発明の組成物の全重量の約0.01重量%〜約20重量%の全体量で存在する。好ましくは、乳化剤約0.1重量%〜約10重量%が使用される。
脂質相は、有利には、鉱油および鉱物ロウ;カプリン酸またはカプリル酸のトリグリセリドのような油、好ましくはヒマシ油;油またはロウおよび他の天然油または合成油、好ましい実施態様における、脂肪酸とアルコール、例えばイソプロパノール、プロピレングリコール、グリセリンとのエステル、または脂肪アルコールと低級カルボン酸もしくは脂肪酸とのエステル;安息香酸アルキル;ジメチルポリシロキサン、ジエチルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、シクロメチコーンおよびそれらの混合物のようなシリコーン油から選択される。
本発明のエマルション、マイクロエマルション、オレオゲル、ヒドロ分散体またはリポ分散体の油相に添合されうる脂肪物質の例は、有利には、飽和および/または不飽和の、直鎖または分枝鎖の炭素原子3〜30個のアルキルカルボン酸と飽和および/または不飽和の、直鎖および/または分枝鎖の炭素原子3〜30個のアルコールとのエステル、ならびに芳香族カルボン酸と飽和および/または不飽和の、直鎖または分枝鎖の炭素原子3〜30個のアルコールのエステルから選択される。そのようなエステルは、有利には、パルミチン酸オクチル、ココ酸オクチル、イソステアリン酸オクチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソノナン酸セテアリール、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸イソプロピル、オレイン酸イソプロピル、ステアリン酸n−ブチル、ラウリン酸n−ヘキシル、オレイン酸n−デシル、ステアリン酸イソオクチル、ステアリン酸イソノニル、イソノナン酸イソノニル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ラウリン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−オクチルドデシル、ヘプタン酸ステアリル、オレイン酸オレイル、エルカ酸オレイル、オレイン酸エルシル、エルカ酸エルシル、ステアリン酸トリデシル、トリメリト酸トリデシル、およびそのようなエステルの合成、半合成または天然混合物、例えばホホバ油から選択されうる。
本発明の配合物中で使用する上で好適な他の脂肪成分として、レシチンおよび脂肪酸トリグリセリドのような極性油、すなわち飽和および/または不飽和の、直鎖または分枝鎖の炭素原子8〜24個、好ましくは炭素原子12〜18個のカルボン酸のトリグリセリンエステルであって、脂肪酸トリグリセリドは、好ましくは、合成、半合成または天然油(例えば、ココグリセリド、オリーブ油、ヒマワリ油、大豆油、ピーナッツ油、菜種油、スィートアーモンド油、パーム油、ココナッツ油、ヒマシ油、水素化ヒマシ油、小麦油、ブドウ種油、マカダミアナッツ油など);直鎖および/または分枝鎖の炭化水素およびロウのような非極性油、例えば鉱油、ワセリン(ペトロラタム);パラフィン、スクワランおよびスクワレン、ポリオレフィン、水素化ポリイソブテンならびにイソヘキサデカン(好ましいポリオレフィンはポリデセンである);ジカプリリルエーテルのようなジアルキルエーテル;直鎖または環状のシリコーン油、例えば好ましくはシクロメチコーン(オクタメチルシクロテトラシロキサン)、セチルジメチコーン、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、ポリジメチルシロキサン、ポリ(メチルフェニルシロキサン)およびそれらの混合物から選択される。
本発明の配合物に有利に添合されうるさらに他の脂肪成分として、イソエイコサン;ジヘプタン酸ネオペンチルグリコール;ジカプリル酸/ジカプリン酸プロピレングリコール;カプリル酸/カプリン酸/ジグリセリルスクシナート;カプリル酸/カプリン酸ブチレングリコール;C12-15酢酸アルキル;酒石酸ジ−C12-15アルキル;トリイソステアリン;ヘキサカプリル酸/ヘキサカプリン酸ジペンタエリトリチル;モノイソステアリン酸プロピレングリコール;トリカプリリン;ジメチルイソソルビドが挙げられる。特に有益なことは、C12-15安息香酸アルキルとイソステアリン酸2−エチルヘキシルの混合物、C12-15安息香酸アルキルとイソノナン酸イソトリデシルの混合物、ならびにC12-15安息香酸アルキル、イソステアリン酸2−エチルヘキシルおよびイソノナン酸イソトリデシルの混合物を使用することである。
本発明の配合物の油相はまた、天然の植物ロウまたは動物ロウ、例えば蜜ロウ、チャイナロウ、マルハナバチワックスおよび昆虫の他のロウ並びにシアバターおよびカカオバターを含みうる。
保湿剤を本発明の組成物に添合して、保湿あるいは皮膚を再加湿しうる。保護コーティングをもたらすことにより皮膚から水が蒸発することを防ぐ保湿剤は、皮膚軟化剤と呼ばれる。さらに、皮膚軟化剤は、皮膚表面に柔軟化または平滑化効果をもたらし、そして局所使用に対して一般的に安全であると考えられている。好ましい皮膚軟化剤として、鉱油、ラノリン、ペトロラタム、カプリン酸、カプリル酸トリグリセルアルデヒド、コレステロール、シリコーン、例えばジメチコーン、シクロメチコーン、アーモンド油、ホホバ油、アボカド油、ヒマシ油、ゴマ油、ヒマワリ油、ココナッツ油およびブドウ種油、カカオバター、オリーブ油アロエエキス、オレイン酸およびステアリン酸等の脂肪酸、セチルアルコールおよびヘキサデシルアルコール等の脂肪アルコール、アジピン酸ジイソプロピル、ヒドロキシ安息香酸エステル、C9-15−アルコールの安息香酸エステル、イソノナン酸イソノニル、ポリオキシプロピレンブチルエーテルおよびポリオキシプロピレンセチルエーテル等のエーテル、およびC12-15安息香酸アルキル、ならびにそれらの混合物が挙げられる。最も好ましい皮膚軟化剤は、ヒドロキシ安息香酸エステル、アロエベラ、C12-15安息香酸アルキル、ならびにそれらの混合物である。皮膚軟化剤は、組成物の全重量の約1重量%〜約20重量%の量で存在しうる。皮膚軟化剤の好ましい量は、約2重量%〜約15重量%、最も好ましくは、約4重量%〜約10重量%でありうる。
水を結合し、それにより皮膚表面にそれを保持する保湿剤は、湿潤剤と呼ばれる。好適な湿潤剤を、本発明の組成物に添合することができ、例えば、グリセリン、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、乳酸、ピロリドンカルボン酸、尿素、リン脂質、コラーゲン、エラスチン、セラミド、レシチン ソルビトール、PEG−4、およびそれらの混合物である。さらなる好適な保湿剤は、ヒアルロン酸、キトサンおよび/またはフコースに富む多糖のような水溶性および/または水膨潤性および/または水ゲル化多糖類のファミリーのポリマー保湿剤であり、例えばSOLABIA SによるFucogel(登録商標)1000(CAS番号178463−23−5)として入手可能である。1種以上の湿潤剤が、場合により、本発明の組成物中に、約0.5重量%〜約8重量%、好ましくは約1重量%〜約5重量%で存在する。
本発明の組成物の水相は、通常の化粧品用添加剤、例えばアルコール、特に低級アルコール、好ましくはエタノールおよび/またはイソプロパノール、低級ジオールまたはポリオールおよびそれらのエーテル、好ましくはプロピレングリコール、グリセリン、エチレングリコール、エチレングリコールモノエチル−またはモノブチル−エーテル、プロピレングリコールモノメチル−、モノエチル−またはモノブチル−エーテル、ジエチレングリコールモノメチル−またはモノエチル−エーテルおよび類縁の生成物、ポリマー、泡安定剤;電解質および特に、1種以上の増粘剤を含みうる。本発明の配合物中で使用されて生成物の粘度を適切にする上で手助けしうる増粘剤として、カルボマー、二酸化ケイ素、ケイ酸マグネシウムおよび/またはアルミニウム、蜜ロウ、ステアリン酸、ステアリルアルコール多糖類およびそれらの誘導体、例えばキサンタンガム、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリアクリルアミド、アクリラートクロスポリマー、好ましくはカーボポール、例えば980、981、1382、2984、5984型カーボポールの単独あるいはそれらの混合物が挙げられる。本発明の組成物中に含有されて、例えば乳化剤または泡形成剤/安定剤等の成分を中和しうる好適な中和剤として、限定されるものではないが、アルカリ水酸化物、例えば水酸化ナトリウムおよびカリウム;有機塩基、例えばジエタノールアミン(DEA)、トリエタノールアミン(TEA)、アミノメチルプロパノール、およびそれらの混合物;アミノ酸、例えばアルギニンおよびリジン、ならびに前出のすべてのものの任意の組合せが挙げられる。中和剤は、本発明の組成物中に、約0.01重量%〜約8重量%、好ましくは約1重量%〜約5重量%の量で存在しうる。
本発明の組成物への電解質の添加は、疎水性乳化剤の挙動を変えるために必要でありうる。そこで、本発明のエマルション/マイクロエマルションは、それらに限定されるものではないが、好ましくは、塩化物、硫酸塩、炭酸塩、ホウ酸塩またはアルミン酸塩のようなアニオンを包含する1種または数種の塩の電解質を含有しうる。他の好適な電解質は、それらに限定されるものではないが、乳酸塩、酢酸塩、安息香酸塩、プロピオン酸塩、酒石酸塩およびクエン酸塩のような有機アニオンに基づくものでありうる。カチオンとしては、好ましくは、アンモニア、アルキルアンモニア、アルカリまたはアルカリ土類金属、マグネシウム、鉄または亜鉛イオンが選択される。特に好ましい塩は、塩化カリウムおよびナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸亜鉛ならびにそれらの混合物である。電解質は、本発明の組成物中に、約0.01重量%〜約8重量%の量で存在する。
本発明の化粧用組成物は、紫外線照射の損傷効果から人間の表皮または毛髪を光保護するための組成物として、抗日光/日焼け止め組成物として、あるいはメーキャップ製品として有用である。そのような組成物は、特に、ローション、増粘ローション、ゲル、クリーム、乳液、軟膏、粉末または固体チューブスティックの形態で提供することができ、そして場合により、エアゾールとして包装されてもよく、またムース、フォームまたはスプレーの形態で提供してもよい。本発明に係る化粧用組成物が人間の表皮をUV照射から保護するために、あるいは抗日光/日焼け止め組成物として提供される場合には、溶媒もしくは脂肪物質中の懸濁液または分散液の形態、あるいはエマルションまたはマイクロエマルション(特に、O/WまたはW/O型、O/W/OまたはW/O/W型)、例えばクリームまたは乳液、小胞分散液の形態、軟膏、ゲル、固体チューブスティックまたはエアゾールムースの形態でありうる。エマルションはまた、アニオン性、非イオン性、カチオン性または両性界面活性剤を含有することができる。
本発明に係る化粧用組成物が毛髪を保護するために使用される場合、シャンプーの前または後に、毛染めまたは漂白の前または後に、パーマをかけるまたは髪をストレートにする操作の前、その間、または後に適用される、シャンプー、ローション、ゲルまたはリンス組成物、スタイリングもしくはトリートメントローションまたはゲル、ブロー乾燥もしくはヘアーセットローションまたはゲル、毛髪用ラッカー、あるいは毛髪にパーマをかける、毛髪をストレートにする、毛染めするまたは毛髪を漂白するための組成物の形態であってもよい。
本発明に係る化粧用組成物が、まつげ、眉毛、皮膚または毛髪のためのメーキャップ製品、例えば表皮トリートメントクリーム、ファンデーション、口紅チューブ、アイシャドウ、フェースパウダー、アイライナー、マスカラまたは着色ゲルとして使用される場合、それは固体またはペースト状で、無水のまたは水性形態で、例えばO/WもしくはW/Oエマルション、懸濁液またはゲルでありうる。
本発明はまた、式IおよびIIの化合物を、UV放射から遮蔽するための、特に人間の皮膚の色をコントロールするための作用剤として配合することを特徴とする。
本発明はまた、有効量の上記の化粧用組成物または式IもしくはIIの化合物を局所的に適用することを含んでなる、紫外線放射、特に日光放射から皮膚および/または毛髪を保護するための、非治療的体制(regime)/方式(regiimen)を特徴とする。
最後に、本発明はまた、有効量の上記の化粧用組成物または式IもしくはIIの化合物を皮膚に局所的に適用することを含んでなる、紫外線放射により引き起こされる皮膚の色の変化をコントロールするための、非治療的体制(regime)/方式(regimen)を特徴とする。
以下の実施例は、本発明の方法および組成物をさらに例示するために提供される。これらの実施例は例示するだけであって、本発明の範囲を一切限定するものではない。実施例中、FC.はフラッシュクロマトグラフィーを意味し、HVは高真空(0.1Pa以下)を意味する。
実施例1:(2,6−ジメチル−ピラン−4−イリデン)シアノ酢酸エチルの調製
無水酢酸9.45ml(100mmol)とシアノ酢酸エチル1.06ml(10mmol)の混合物に、1,4−ジメチル−γ−ピロン1.24g(10mmol)を加えた。反応混合物を155℃で20時間還流した。無水酢酸を蒸発させたのち、残渣をエーテル(2x50ml)で抽出した。続いて合わせた有機相を、水(3x30ml)および飽和NaCl溶液(1x30ml)で洗浄した。乾燥(Na2SO4)後に、溶媒を蒸発させ(HV)、そして粗生成物をFC(n−ヘキサン/EtOAc 7:3)で精製して、(2,6−ジメチル−ピラン−4−イリデン)シアノ酢酸エチル0.15g(7%)を固体として得た。
Figure 0004510466
実施例2:(2,6−ジメチル−ピラン−4−イリデン)シアノ酢酸2−エチルヘキシルの調製
2−エチル−1−ヘキサノール33ml中の(2,6−ジメチル−4H−ピラン−4−イリデン)マロンニトリル1.72g(10mmol)の懸濁液に、水3.3mlと濃HSO3.3mlを加えた。反応混合物を100℃で48時間還流した。水50mlを加えたのち、得られた溶液をエーテル(2x100ml)で抽出した。有機相を、水(2x50ml)および飽和NaCl溶液(1x50ml)で洗浄した。乾燥(Na2SO4)後に、溶媒を蒸発させ(HV)、そして粗生成物をFC(n−ヘキサン/EtOAc 85:15)で精製して、(2,6−ジメチル−ピラン−4−イリデン)シアノ酢酸2−エチルヘキシル1.71g(56%)を僅に黄色の固体として得た。
Figure 0004510466
実施例3:2−(2,6−ジエチル−3,5−ジメチルピラン−4−イリデン)マロノニトリルの調製
無水酢酸2.4ml(25mmol)中のマロノジニトリル0.33g(5mmol)の溶液に、2,6−ジエチル−3,5−ジプロピル−ピラン−4−オン(J. Chem. Soc (C), 1967,828-830に従って調製)1.20g(5mmol)を加えた。水150mlを加えたのち、得られた溶液をエーテル(50ml)で2回抽出した。合わせた有機相を、水(2x50ml)および飽和NaCl溶液(1x30ml)で洗浄した。乾燥(Na2SO4)後に、溶媒を蒸発させ(HV)、そして粗生成物をFC(n−ヘキサン/EtOAc 7:3)で精製して、2−(2,6−ジエチル−3,5−ジメチルピラン−4−イリデン)マロノニトリル0.54g(47%)を褐色固体として得た。
Figure 0004510466
実施例4:2−(3,5−ジエチル−2,6−ジプロピルピラン−4−イリデン)マロノニトリルの調製
2−(3,5−ジエチル−2,6−ジプロピルピラン−4−イリデン)マロノニトリルを、実施例3の手順と同様にして調製した。
Figure 0004510466
実施例5:1−N−(2−エチルヘキシル)−4−ジシアノメチレン−2,6−ジメチル−1,4−ジヒドロピリジンの調製
2−エチル−1−ヘキシルアミン7.6ml(6g、46.4mmol)中の(2,6−ジメチル−4H−ピラン−4−イリデン)マロノニトリル0.5g(2.9mmol)の溶液を窒素下で1時間還流した。過剰のエチル−1−ヘキシルアミンを減圧下で除去すると、固体が残り、それを15mlのEtOAc/MeOH 2/1から再結晶して、1−N−(2−エチルヘキシル)−4−ジシアノメチレン−2,6−ジメチル−1,4−ジヒドロピリジン0.45g(55%)を得た。
Figure 0004510466
実施例6:実施例1と同様にした化合物の製造
実施例1の手順と同様にして、以下の化合物を得た。
1−N−ドデシル−4−ジシアノメチレン−2,6−ジメチル−1,4−ジヒドロピリジン
Figure 0004510466
1−N−[3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピル]−4−ジシアノメチレン−2,6−ジメチル−1,4−ジヒドロピリジン
Figure 0004510466
1−N−[3,5,5−トリメチルヘキシル]−4−ジシアノメチレン−2,6−ジメチル−1,4−ジヒドロピリジン
Figure 0004510466
1−N−メチル−4−ジシアノメチレン−2,6−ジメチル−1,4−ジヒドロピリジン
Figure 0004510466
1−N−ブチル−4−ジシアノメチレン−2,6−ジメチル−1,4−ジヒドロピリジン
Figure 0004510466
実施例7:(1−N−ブチル−2,6−ジメチル−1H−ピリジン−4−イリデン)シアノ酢酸2−エチルヘキシルの調製
ブチルアミン4ml中の(2,6−ジメチル−ピラン−4−イリデン)シアノ酢酸2−エチルヘキシル(実施例1に記載されたように調製)0.30g(1mmol)の溶液を窒素下に、80℃で1時間還流した。過剰のブチルアミンを減圧下で除去すると、橙色の油状物が残り、それをFC(n−ヘキサン/EtOAc 1:1)で精製して、(1−N−ブチル−2,6−ジメチル−1H−ピリジン−4−イリデン)シアノ酢酸2−エチルヘキシル0.23g(64%)を僅かに黄色の固体として得た。
Figure 0004510466
実施例8:(1−N−[3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピル]−2,6−ジメチル−1H−ピリジン−4−イリデン)シアノ酢酸2−エチルヘキシルの調製
実施例11と同様にして、(1−N−[3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピル]−2,6−ジメチル−1H−ピリジン−4−イリデン)シアノ酢酸2−エチルヘキシルを得た。
Figure 0004510466
実施例9:2−{1−[3−(2−{2−[3−(4−ジシアノメチレン−2,6−ジメチル−4H−ピリジン−1−イル)−プロポキシ]−エトキシ}−エトキシ)−プロピル]−2,6−ジメチル−1H−ピリジン−4−イリデン}−マロノニトリルの調製
アセトニトリル6ml中の(2,6−ジメチル−4H−ピラン−4−イリデン)マロノニトリル0.52g(3mmol)および4,7,10−トリオキサ−1,13−トリデカンジアミン0.3ml(1.5mmol)の溶液を窒素下、90℃で70時間加熱した。アセトニトリルを除去すると、褐色の残渣が残り、それをメタノール25mlと酢酸エチル10mlから再結晶して、2−{1−[3−(2−{2−[3−(4−ジシアノメチレン−2,6−ジメチル−4H−ピリジン−1−イル)−プロポキシ]−エトキシ}−エトキシ)−プロピル]−2,6−ジメチル−1H−ピリジン−4−イリデン}−マロノニトリル0.68g(43%)を得た。
Figure 0004510466
実施例10:水中油型サンミルクの調製
水中油型サンミルクを、以下の成分で製造することができた。
Figure 0004510466
手順:攪拌しながら、パートA)とB)を85℃に加熱。均一になったとき、攪拌下にパートB)をA)に添加。攪拌しながら、約45℃に冷却。その後、パートC)を添加。11000rpmで均一化して、小粒径を達成。攪拌しながら、周囲温度に冷却。
実施例11:顔料を有する水中油型サンミルクの調製
顔料を有する水中油型サンミルクは、以下の成分で調製した。
Figure 0004510466
手順:攪拌しながら、パートA)とB)を85℃に加熱。均一になったとき、攪拌下にパートB)をA)に添加。攪拌しながら、約45℃に冷却。その後、パートC)を添加。11000rpmで均一化して、小粒径を達成。攪拌しながら、周囲温度に冷却。
実施例12:耐水性サンミルクの調製
耐水性サンミルクを、以下の成分で調製した。
Figure 0004510466
手順:攪拌しながら、パートA)とB)を85℃に加熱。均一になったとき、攪拌下にパートB)をA)に添加。攪拌しながら、約45℃に冷却。その後、パートC)を添加。11000rpmで均一化して、小粒径を達成。攪拌しながら、周囲温度に冷却。
実施例13:乳幼児や子供用サンミルクの調製
乳幼児や子供用サンミルクを、以下の成分で調製した。
Figure 0004510466
手順:攪拌しながら、パートA)とB)を85℃に加熱。均一になったとき、攪拌下にパートB)をA)に添加。攪拌しながら、約45℃に冷却。その後、パートC)を添加。11000rpmで均一化して、小粒径を達成。攪拌しながら、周囲温度に冷却。
実施例14:高保護性サンミルクの調製
高保護性サンミルクは、以下の成分で調製した。
Figure 0004510466
手順:攪拌しながら、パートA)とB)を85℃に加熱。均一になったとき、攪拌下にパートB)をA)に添加。攪拌しながら、約45℃に冷却。その後、パートC)を添加。11000rpmで均一化して、小粒径を達成。攪拌しながら、周囲温度に冷却。
実施例15:水を含有しないサンゲルの製造
水を含有しないサンゲルを、以下の成分で調製した。
Figure 0004510466
手順:攪拌しながら、パートA)を85℃に加熱。均一になったとき、攪拌下にパートB)をA)に添加。攪拌しながら、周囲温度に冷却。
実施例16:サンゲルの調製
サンゲルは、以下の成分で調製した。
Figure 0004510466
手順:攪拌しながら、パートA)とB)を85℃に加熱。均一になったとき、攪拌下にパートB)をA)に添加。攪拌しながら、約45℃に冷却。11000rpmで均一化して、小粒径を達成。攪拌しながら、周囲温度に冷却。その後、パートC)とD)を添加。
実施例17:高保護性油中水型サンミルクの調製
高保護性油中水型サンミルクは、以下の成分で調製した。
Figure 0004510466
手順:攪拌しながら、パートA)とB)を85℃に加熱。均一になったとき、攪拌下にパートB)をA)に添加。攪拌しながら、約45℃に冷却。その後、パートC)を添加。11000rpmで均一化して、小粒径を達成。攪拌しながら、周囲温度に冷却。
実施例18:顔料を有する油中水型ミルクの調製
顔料を有する油中水型ミルクは、以下の成分で調製することができた。
Figure 0004510466
手順:攪拌しながら、パートA)とB)を85℃に加熱。均一になったとき、攪拌下にパートB)をA)に添加。攪拌しながら、約45℃に冷却。その後、パートC)を添加。11000rpmで均一化して、小粒径を達成。攪拌しながら、周囲温度に冷却。
実施例19:ヘアーコンディショナーの調製
ヘアーコンディショナーを、以下の成分で調製することができた。
Figure 0004510466
手順:攪拌しながら、パートA)とB)を85℃に加熱。均一になったとき、攪拌下にパートB)をA)に添加。攪拌しながら、約45℃に冷却。パートC)を添加。11000rpmで均一化して、小粒径を達成。攪拌しながら、周囲温度に冷却。その後、パートD)とE)を添加。
実施例20:ビタミンCを有する保護デイクリームの調製
ビタミンCを有する保護デイクリームを、以下の成分で調製することができた。
Figure 0004510466
手順:攪拌しながら、パートA)とB)を85℃に加熱。均一になったとき、攪拌下にパートB)をA)に添加。攪拌しながら、約45℃に冷却。パートC)を添加。11000rpmで均一化して、小粒径を達成。攪拌しながら、周囲温度に冷却。その後、パートD)とE)を添加。
実施例21:真珠光沢シャンプーの調製
ParsolSLXとPhytantriolおよび以下の成分を有する真珠光沢シャンプーを、以下の成分で製造することができた。
Figure 0004510466
手順:パートA:全成分を添加し、ゆっくり攪拌しながら混合。パートAをパートBでpHが6.5に達するまで中和。パートC:全成分をABに添加し、ゆっくり攪拌しながら混合。パートDを一緒に混合し、それをABCに中程度に攪拌しながら添加。

Claims (11)

  1. 一般式IまたはII:
    Figure 0004510466
    (式中、
    mは1または2であり;
    1およびR2は同一または異なる電子吸引性基であるか、あるいはR1およびR2の一方は水素であり、そしてR1およびR2の他方は電子吸引性基であり、電子吸引性基は−CN、−COOR8、−COR8または−CON(R8であり、ここで、R8は水素、アルキル、シクロアルキルまたはアリールであり;
    3、R4、R5およびR6は独立に、水素、アルキル、シクロアルキルまたはアリールであり;
    3とR5および/またはR4とR6はそれらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により1〜4個のアルキル、シクロアルキルまたはアルコキシ基で置換されている5員環または6員環を形成し;
    Xは、mが1の場合は基R7であり;mが2の場合はアルキレンまたはポリ(オキシアルキレン)であり;そしてR7は、水素、アルキル、シクロアルキル、アルコキシアルキルまたはアリールである)
    の化合物を含んでなる、UV−A遮蔽組成物。
  2. 式Iの化合物が、
    1−N−(2−エチルヘキシル)−4−ジシアノメチレン−2,6−ジメチル−1,4−ジヒドロピリジン、
    1−N−ドデシル−4−ジシアノメチレン−2,6−ジメチル−1,4−ジヒドロピリジン、
    1−N−〔3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピル〕−4−ジシアノメチレン−2,6−ジメチル−1,4−ジヒドロピリジン、
    1−N−〔3,5,5−トリメチルヘキシル〕−4−ジシアノメチレン−2,6−ジメチル−1,4−ジヒドロピリジン、
    1−N−メチル−4−ジシアノメチレン−2,6−ジメチル−1,4−ジヒドロピリジン、
    1−N−ブチル−4−ジシアノメチレン−2,6−ジメチル−1,4−ジヒドロピリジン、
    (1−ブチル−2,6−ジメチル−1H−ピリジン−4−イリデン)シアノ酢酸2−エチルヘキシル、
    2−{1−〔3−(2−{2−〔3−(4−ジシアノメチレン−2,6−ジメチル−4H−ピリジン−1−イル)−プロポキシ〕−エトキシ}−エトキシ)−プロピル〕−2,6−ジメチル−1H−ピリジン−4−イリデン}−マロノニトリル、及び
    (1−N−〔3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピル〕−2,6−ジメチル−1H−ピリジン−4−イリデン)シアノ酢酸2−エチルヘキシル
    から選択される、請求項1に記載の組成物。
  3. 式IIの化合物が、
    (2,6−ジメチル−ピラン−4−イリデン)シアノ酢酸エチル、
    (2,6−ジメチル−ピラン−4−イリデン)シアノ酢酸2−エチルヘキシル、
    2−(2,6−ジエチル−3,5−ジメチルピラン−4−イリデン)マロノニトリル、および
    2−(3,5−ジエチル−2,6−ジプロピルピラン−4−イリデン)マロノニトリル
    から選択される、請求項1に記載の組成物。
  4. 一般式IまたはIIの化合物0.5重量%〜12重量%を含んでなる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. さらなるUV−A遮蔽剤および/またはUV−B遮蔽剤が付加的に存在する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 局所適用可能な、化粧品として許容しうる担体を含んでなる、人間の皮膚または毛髪を保護するための、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 局所適用可能な、化粧品として許容しうる担体中の光に不安定な成分を保護するための、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 式IまたはIIの化合物がプラスチック基材中に組み込まれた、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 人間の皮膚または毛髪を保護するためのUV−A遮蔽剤である、請求項1に記載の組成物。
  10. 一般式I:
    Figure 0004510466
    (式中、
    mは2であり;
    1およびR2は同一または異なる電子吸引性基であるか、あるいはR1およびR2の一方は水素であり、そしてR1およびR2の他方は電子吸引性基であり、電子吸引性基は−CN、−COOR8、−COR8または−CON(R8であり、ここで、R8は水素、アルキル、シクロアルキルまたはアリールであり;
    3、R4、R5およびR6は独立に、水素、アルキル、シクロアルキルまたはアリールであり;
    3とR5および/またはR4とR6はそれらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により1〜4個のアルキル、シクロアルキルまたはアルコキシ基で置換されている5員環または6員環を形成し;
    Xは、アルキレンまたはポリ(オキシアルキレン)であ)の化合物。
  11. 2−{1−〔3−(2−{2−〔3−(4−ジシアノメチレン−2,6−ジメチル−4H−ピリジン−1−イル)−プロポキシ〕−エトキシ}−エトキシ)−プロピル〕−2,6−ジメチル−1H−ピリジン−4−イリデン}−マロノニトリル;
    1−N−(2−エチルヘキシル)−4−ジシアノメチレン−2,6−ジメチル−1,4−ジヒドロピリジン;
    1−N−ドデシル−4−ジシアノメチレン−2,6−ジメチル−1,4−ジヒドロピリジン;
    1−N−〔3−(2−エチルヘキシオキシ)プロピル〕−4−ジシアノメチレン−2,6−ジメチル−1,4−ジヒドロピリジン;
    1−N−〔3,5,5−トリメチルヘキシル〕−4−ジシアノメチレン−2,6−ジメチル−1,4−ジヒドロピリジン;
    (2,6−ジメチル−ピラン−4−イリデン)シアノ酢酸2−エチルヘキシル;
    (1−N−〔3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロピル〕−2,6−ジメチル−1H−ピリジン−4−イリデン)シアノ酢酸2−エチルヘキシル;
    2−(2,6−ジエチル−3,5−ジメチルピラン−4−イリデン)マロノニトリル;および
    2−(3,5−ジエチル−2,6−ジプロピルピラン−4−イリデン)マロノニトリル
    から選択される、化合物。
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