JP4505313B2 - 光装置および光制御方法 - Google Patents
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Description
このような波長多重された光を波長毎に分離する波長分離フィルタの構成としては、例えば以下に示す特許文献1〜4に記載された、回折格子型波長分離フィルタと周辺光学系を組み合わせた構成のものものや、特許文献5,6に記載された、回折格子型波長分離フィルタと周辺光学系を組み合わせた構成のものがある。
ここで、波長分離フィルタをなす分波部500−1は、回折格子等を主要な部材として構成され、入力光4aを空間的に連続的なスペクトル4bに分離する。即ち、分波部500−1では、入力光4aについて、出射される位置に応じて波長成分が短波長から長波長へ順次分布したスペクトル4bに分波する。
さらには、上述の光素子7−1〜7−nを、受光した光について電気信号に変換する光電変換素子により構成することで、分波部500−1で波長分離された光についてモニタして、断線等の障害を検出することもできるようになる。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、波長分離された波長スペクトル成分について制御処理を施す光素子間の隙間の部分に当たる光を少なくし、波長チャンネルの帯域の狭まりを抑制することができるようにした、光装置および光制御方法を提供することを目的とする。
さらには、該波長スペクトル重畳部を、前記重畳される前記波長スペクトル部分をなす光を、空間的な間隔を設けられた複数の波長分離光として出力すべく構成する。
また、帯域一杯の光をロスなく光素子に入射させることができるので、従来技術の場合よりも帯域の波長に対する透過損失特性の平坦性を改善させることができる利点もある。
なお、上述の本願発明の目的のほか、他の技術的課題,その技術的課題を解決する手段及びその作用効果についても、以下の実施の形態による開示によって明らかとなるものである。
〔A〕第1実施形態の説明
〔A−1〕構成
図1は本発明の第1実施形態にかかる光装置を示す図である。この図1に示す光装置100は、光ファイバ60を通じて入力される波長多重光について波長分離するとともに、前述の図40に示すようなギャップを通過しないようにした波長分離光を出射することができる構成を有するものであって、光分割部1,レンズ61,光回折部2およびレンズ62をそなえて構成されている。以下、これらの各要素について詳述する。
光分割部1は、光ファイバ60を通じて入力される波長多重光について、波長スペクトルを分割し、互いに異なる波長スペクトル部分を有する、空間的に分離された複数(この場合においては2つ)の分割光3−1,3−2として出力しうるものであって、第1態様として、例えば図2(a),図2(b)に示すような光導波路デバイス1aにより構成することができる。尚、図2(a)は光導波路デバイス1aを示す平面図、図2(b)は光導波路デバイス1aを示す側面図である。尚、波長スペクトルとは、光を波長順に分布させたものをいう。
また、コアパターン(光導波路)21,22は、ともに長さがほぼ等しい光導波路を構成し、例えば光導波路21を図1に示す入力ポートiとして光ファイバ60が接続されるようになっている。更に、コアパターン(MMIカプラ)23は、上述の光導波路21,22と、長さが互いに異なる光導波路としてのコアパターン(枝導波路)24,25と、の間に介装された3dBカプラを構成するものである。同様に、コアパターン(MMIカプラ)26は、上述の光導波路24,25と、長さの等しい光導波路としてのコアパターン27,28と、の間に介装される3dBカプラを構成する。
たとえば、光ファイバ60を通じて、図4(a)に示すような連続スペクトル(短波長側からλ1,λ2,…,λ2n)を持つ光を光分割部1としての光導波路デバイス1aに入力すると、図1のs1ポートをなす光導波路28からは、図4(b)に示すような波長スペクトル部分(λ2,λ4,…,λ2n)を有する分割光3−2を出力するとともに、図1のs2ポートをなす光導波路27からは、図4(c)に示すような波長スペクトル部分(λ1,λ3,…,λ2n−1)を有する分割光3−1を出力することができる。
なお、上述の波長間隔I1については、光導波路デバイス1aにおける光導波路24,25で生成される光路差を調節することにより設定することができ、例えば0.8nm(FSR=100GHz)程度とすることができる。
また、図1に示す光分割部1としては、第2態様として、図3に示す光導波路デバイス上述の光導波路デバイス1aを変形して、光分割部1を図3(a),図3(b)に示す光導波路デバイス1dにより構成することもできる。ここで、図3(a)は光導波路デバイス1dの平面図、図3(b)は光導波路デバイス1dの側面図である。
〔A−12〕第1レンズ61,回折格子2および第2レンズ62について
また、第1レンズ61は、たとえばコリメートレンズにより構成され、光分割部1から出射された複数の分割光3−1,3−2についてそれぞれ平行光とするとともに、複数の分割光3−1,3−2ごとに設定された入射角度で後段の光回折部2へ導くものである。即ち、平行光とされた分割光3−1,3−2が光回折部2に入射される際の入射角度を、分割光3−1,3−2ごとに設定することができるようになっている。
図5(a),図5(b)はそれぞれ、図1の光分割部1で帯域分割された分割波長帯の光3−2,3−1のスペクトルを示すものであり、図5(c),図5(d)はそれぞれ、第2レンズ62を通じたこれら分割光3−2,3−1の集光位置Qでの空間分布を示すものである。集光位置空間的な位置は、図1中の矢印Pのに沿った空間的位置である。
換言すれば、波長スペクトル部分重畳部5をなす第1レンズ61および回折格子2の後段に配置された第2レンズ62により、波長スペクトル部分重畳部5で重畳された前記波長スペクトル部分をなす光の空間的な間隔を調整しうる間隔調整素子を構成する。
〔A−2〕作用効果
上述のごとく構成された、本発明の第1実施形態にかかる光装置100では、光ファイバ60を通じて、例えば図4(a)に示すような連続スペクトルを有する波長多重光が入力されると、光分割部1では、互いに異なる波長スペクトル部分が分布した2つの分割光3−1,3−2〔図4(b),図4(c)参照〕に分離して、第1レンズ61を通じて回折格子2へ出射する。
このように、本発明の第1実施形態にかかる光装置100によれば、光分割部1および波長スペクトル部分重畳部5をそなえているので、波長分離された波長スペクトル成分について制御処理を施す光素子を設けた場合の光素子間の隙間の部分に当たる光を少なくし、波長チャンネルの帯域の狭まりを抑制することができることができる利点がある。
〔A−3〕変形例
〔A−31〕光分割部1における分割光の数についての変形例
なお、上述の第1実施形態にかかる光装置100においては、光分割部1において互いに異なる波長スペクトル部分を有する2つの分割光3−1,3−2に分割しているが、本発明によればこれに限定されず、2本以上の任意の数の分割光に分割することとしてもよい。
チャンネル♯1に割り当てられた波長λ1の光について着目すると、図9(a)に示すように、光分割部1では、この波長λ1の光についてm個の波長スペクトル部分に分割し、それぞれm個の分割光として出力する。そして、波長スペクトル部分重畳部5をなす第1レンズ61,回折格子2および第2レンズ62を通じて図中最も下側位置から波長分離光6−1として出力される。
これにより、図9(d)に示すように、チャンネル♯1〜♯nに相当する波長帯λ1〜λnが波長多重された入力光Iを入力された場合には、互いに所定間隔を置いて波長分離光6−1〜6−nを出力することができるのである。尚、λ1の帯域4−1の最も長波長側の帯域(図中A参照)と、λ2の帯域4−2の最も短波長側の帯域(図中B参照)とで波長が連続し、他の隣接する帯域間においても同様である。
図11に示すように、光分割部1では、被分割波長帯域の入力光Iをm個(図11において4個)の帯域に分割し空間的に異なる位置s1〜s4に分割して分割光3−1〜3−4として出射する。そして、第1レンズ61において分割光3−1〜3−4を平行光に変換し、回折格子2で第1レンズ61からの光を回折し、同一光路をなす光ビーム4が回折光として出射される。
また、上述のごとき2つ以上の分割光、例えば4つの分割光3−1〜3−4を空間的に異なる位置から出力するものとして、図13に示すような光導波路デバイス1eや、図14に示すようなアレイ導波路格子1fがある。
図13に示す光導波路デバイス1eにおいては、前述の図2に示す光導波路デバイス1aと同様のマッハツェンダ干渉計の出力導波路27,28のそれぞれに、同様の構成のマッハツェンダ干渉計1b,1cを直列に連結するように構成されたものである。この光導波路デバイス1eによれば、比較的小型のデバイス規模で4つの分割光3−1〜3−nを出力すべく構成可能である。
たとえば、クラッド102をなすアンダークラッドとオーバークラッドの厚さを15μm程度、コア103の厚さを4.5μm程度、MMIカプラ23,26,33,36,43,46の分岐比を1対1程度とし、光導波路24の長さは光導波路25よりも光路長が0.75mm程度長くなるように、光導波路34の長さが光導波路35よりも光路長が0.75mm程度長くなるように、光導波路44の長さが光導波路45よりも光路長が0.75mm程度長くなるように、それぞれ調節することにより、1.6nm程度の帯域を4分割する光分割部を実現できる。
さらに、上述の波長スペクトル部分重畳部5の構成としては、上述の第1実施形態にかかる光装置100における第1レンズ61およびルールド回折格子2を用いた構成のほか、例えば図17(a)〜図17(c)に示す光導波路デバイス2bや、図19に示す光導波路デバイス2b´や、図20(a),図20(b)に示す光導波路デバイス2cにより構成することとしてもよい。
ここで、この図17(a)〜図17(c)に示す光導波路デバイス2bについても、回折格子2と同様に、光の入射方法とともに光波長に依存して回折方向が変化する光回折部を構成するものであるが、この光の入射方法として、光の入射位置に依存して回折方向が変化する入射位置依存光回折部として構成されたものである。
なお、図17(a)は光導波路デバイス2bの正面図、図17(b)は図17(a)に示す光導波路デバイス2bのV1矢視側面図、図17(c)は図17(a)に示す光導波路デバイス2bのV2矢視側面図である。又、図17(a)中、コア103のパターンについて実線で図示されているが、実際には図17(b),図17(c)に示すようにクラッド102によって覆われている。
ここで、入力導波路11b−1,11b−2は、光分割部1で空間的に分割された複数の(この場合においては2つの)分割光が導かれる端面位置にコア断面〔図17(c)のコア103の断面参照〕が露出した、分割光の数に対応して複数(2つ)形成されている。即ち、入力導波路11b−1,11b−2には、例えば図2に示す光分割部1としての光導波路デバイス1aの出力導波路28,27がそれぞれ接続されて、光導波路デバイス1aからの分割光がこの入力導波路11b−1,11b−2に導かれるようになっている。
また、入力スラブ12bは、入力導波路をなす各導波路11b−1,11b−2に一端が連続して形成され、導波路11b−1,11b−2からの光が回折して広がりながら自由伝搬しうるとともに、他端が、入力導波路11bと連続している箇所を中心とする円弧状のパターンを有するものである。チャネル導波路13bは、入力スラブ12bの他端に連続して、順次長さが変化するように並列配置された複数の導波パターンとしての導波路からなるものである。
図18(a)〜図18(c)を参照し、上述の光導波路デバイス2bによる波長スペクトル部分の重畳作用について説明する。
〔A−332〕光導波路デバイス2cについて
また、図20(a),図20(b)に示す光導波路デバイス2cも、図17(a)〜図17(c)に示す光導波路デバイス2bと同様、光の入射方法とともに光波長に依存して回折方向が変化する光回折部を構成するものであるが、この光の入射方法として、光の入射位置に依存して回折方向が変化する入射位置依存光回折部として構成されたものである。尚、図20(a)は光導波路デバイス2cの正面図、図20(b)は図20(a)のV3矢視側面図である。
さらに、入力スラブパターン部12cは、入力導波路11c−1,11c−2に一端が連続して形成され、入力導波路11c−1,11c−2からの光が回折して広がりながら自由伝搬しうるとともに、他端が円弧状のパターンを有するものである。
さらに、チャネル導波路13cは、入力スラブパターン部12cの円弧状パターン部分と、出力スラブパターン部17cの円弧状パターン部分とを繋ぐとともに、順次長さが変化するように並列配置された複数の導波路パターンからなるものである。
上述のごとく構成された光導波路デバイス2cにおける、分割光3−1,3−2の波長スペクトル部分の重畳動作について以下に説明する。
〔A−333〕その他
なお、上述の第1実施形態において、〔A−31〕で詳述したように、光分割部1を2以上の分割光を出力するように構成した場合においても、光導波路デバイス2b,2b´,2cの入力導波路の本数を分割光の数に対応して適宜変更することで、分割光についての波長スペクトル部分を重畳すべく構成することが可能である。又、出力導波路18cの本数についても、分割光あたりが含む波長スペクトル部分(分割波長帯域)の数に応じて適宜変更することも可能である。
〔B−11〕構成
図23および図24は本発明の第2実施形態にかかる光装置200を示す図である。第2実施形態にかかる光装置200は、これら図23,図24に示すように、前述の第1実施形態にかかる光装置100と同様の光分割部1,第1レンズ61,回折格子2および第2レンズ62をそなえるとともに、重畳された波長スペクトル部分をなす第2波長帯域の数、即ち波長分離光6−1〜6−nの数(n個)に対応した個数の光電変換素子7d−1〜7d−nをそなえて構成されている点が異なっている。
すなわち、第1実施形態の場合と同様に、第2レンズ62から出力される波長分離光6−1〜6−nには空間的な間隔Gが設けられているので、各波長分離光6−1〜6−nを受光する光電変換素子7d−1〜7d−nにおいては、それぞれ、回折格子2によって重畳されている帯域4−1〜4−nの波長分離光6−1〜6−n(図23参照)を受光することができるようになっている。
〔B−12〕作用効果
このように構成された光装置200においても、入力光Iとして波長多重光を光ファイバ60を通じて入力されると、第1レンズ61,回折格子2および第2レンズ62を通じて波長分離光6−1〜6−nが出力されるが、これらの波長分離光6−1〜6−nのうち、隣接する波長分離光6−1〜6−nには互いに空間的な間隔Gが設けられながら、各波長分離光6−1〜6−nの波長帯域4−1〜4−nは、光分割部1で分割された波長スペクトル部分が重畳されている。
具体的には、光電変換素子7d−1〜7d−nの開口幅が、波長分離光6−1〜6−nが占める空間的幅よりも広いものとすることができるので、この波長分離光6−1〜6−nをそれぞれ光電変換素子7d−1〜7d−nで光電変換すると、帯域の欠落が無い広帯域で平坦な帯域を持った光電変換が可能になり、波長の変動によるパワー誤差が小さい光パワーモニタが実現される効果が得られる。
なお、第1実施形態の場合と同様に、間隔調整素子としての第2レンズ62の焦点距離を設定することにより、波長分離光6−1〜6−nの間隔Gを可変することができるので、波長分離光6−1〜6−nを受光する光電変換素子7d−1〜7d−nのスケールにあわせて適宜焦点距離が設定された第2レンズ62を適用することで、光電変換素子7d−1〜7d−nにおける帯域の欠落を防止しながら装置規模の適正化を図ることができる。
〔B−21〕図25に示す光装置200Aについて
上述の第2実施形態においては、例えば図25に示す光装置200Aのように、図23,図24に示す光装置200における第2レンズ62と光電変換素子7d−1〜7d−nとの間に、第2レンズ62から出力された波長分離光6−1〜6−nについて光電変換素子7d−1〜7d−nに導く光導波路デバイス7cを介装することとしてもよい。
また、光電変換素子7d−1〜7d−nは、上述の光導波路71c−1〜71c−nの他端にそれぞれ接続固定されて、光導波路71c−1〜71c−nを伝搬し出力される波長分離光6−1〜6−nについて受光し、その受光パワーに応じた電気信号を出力する。
なお、上述の図25に示すような第2レンズ62の後段に光導波路デバイス7cを設ける態様については、前述の第1実施形態にかかる光装置100に適用することも勿論可能であり、このようにすれば、波長分離光6−1〜6−nのピッチを変換し、あるいは光の進む方向を変化させる等の光路の制御が容易になる効果を生ずる。
上述の第2実施形態にかかる光装置200においても、前述の第1実施形態における各種変形例を適宜適用することが可能である。
たとえば、前述の図20に示す光導波路デバイス2cを、波長スペクトル部分重畳部5として適用することとすれば、図26に示すように、光電変換素子7d−1〜7d−n(この場合にはn=7)を、それぞれ、出力導波路18cをなす7本の導波路18c−1〜18c−7の出射端部に接続固定することもできる。このようにすれば、波長スペクトル部分重畳部5に第1レンズ61及び回折格子2を用いた場合に比べ、第1レンズ61のみならず、回折格子2と光電変換素子7d−1〜7d−7との間に第2レンズ62を介装させる必要もなくなる。
また、上述の光導波路デバイス2cの導波路18c−1〜18c−7の間に、気体が存在する部分を形成することとしてもよく、このようにすれば、出力導波路18cをなすコア103の屈折率と、周囲の屈折率との差を確保することができるので、導波路18c−1〜18c−7への波長分離光の閉じ込め効果を増大させ、帯域の欠落を更に削減させることができる。
なお、空間19iは、熱処理温度によってその大きさが変化し、熱処理温度を高くするほど小さくなり、熱処理温度が一定以上になると消失する。そこで、例えばチップ2h´を高温で、チップ19i´を低温で熱処理すれば、空間19iが無いチップ2h´と空間19iを有するチップ19i´とを製造することができる。
また、上述の第2実施形態にかかる光装置200又は第2実施形態の変形例にかかる装置においても、前述の第1実施形態における〔A−3〕で詳述したものとほぼ同様の趣旨で適宜変形して実施することができる。
〔C〕第3実施形態の説明
〔C−11〕構成
図36は本発明の第3実施形態にかかる光装置300を示す図である。第3実施形態にかかる光装置300は、前述の第1実施形態にかかる光装置100と同様の光モジュール100´をそなえるとともに、重畳された波長スペクトル部分をなす第2波長帯域の数、即ち波長分離光6−1〜6−nの数(n個)に対応した個数の光素子としてのミラー7e−1〜7e−nおよび制御部90をそなえて構成されている点が異なっている。
〔C−12〕作用効果
このように構成された光装置300においても、入力光Iとして波長多重光を光ファイバ60を通じて入力されると、第1レンズ61,回折格子2および第2レンズ62を通じて波長分離光6−1〜6−nが出力されるが、これらの波長分離光6−1〜6−nのうち、隣接する波長分離光6−1〜6−nには互いに空間的な間隔Gが設けられながら、各波長分離光6−1〜6−nの波長帯域4−1〜4−nは、光分割部1で分割された波長スペクトル部分が重畳されている。
このように、本発明の第3実施形態にかかる光装置300によれば、光分割部1および波長スペクトル部分重畳部5をそなえるとともに、光電変換素子7d−1〜7d−nをそなえているので、波長の変動によるパワー誤差が小さい光パワー制御を行なうことができる利点がある。
図37は本発明の第3実施形態の変形例にかかる光装置300Aを示す図である。この図37に示す光装置300Aは、前述の第3実施形態にかかる光装置300と同様に、入力光の波長成分毎に光パワー制御を行なうことができる装置として構成されたものであるが、第3実施形態にかかる光装置300が反射型の装置であるのに対し、図37に示す光装置300Aは透過型の装置を構成する。
このように、本発明の第3実施形態の変形例にかかる光装置300Aによれば、光分割部1および波長スペクトル部分重畳部5をそなえるとともに、透過光量可変素子7f−1〜7f−nをそなえているので、前述の第3実施形態の場合と同様、波長の変動によるパワー誤差が小さい光パワー制御を行なうことができる利点がある。
〔C−3〕その他
また、上述の第3実施形態にかかる光装置300又は変形例にかかる装置300Aにおいても、光モジュール100´,100−1,100−2を、前述の第1実施形態における〔A−3〕で詳述したものとほぼ同様の趣旨で適宜変形して実施することができる。
〔D−1〕構成
図39は本発明の第4実施形態にかかる光装置400を示す図である。第4実施形態にかかる光装置400は、前述の第1実施形態における光装置100と同様の構成を有する光モジュール100−1〜100−3を並列配置されるとともに、各光モジュール100−3から出力される波長分離光の光路上に反射部材としてのミラー7gが、各光モジュール100−1〜100−3で出力される波長分離光6−1〜6−nの数(3n個)分だけ並列配置されたものである。
そして、光モジュール100−1〜100−3にはそれぞれ光ファイバ60−1〜60−3が接続されて、例えば光ファイバ60−2から入射した光について波長分離し、波長毎に光ファイバ60−1又は光ファイバ60−3に出力することができるようになっており、これにより、波長選択スイッチとしての機能を実現することができる。
そして、各ミラー7gは、図39中紙面に垂直な軸を中心に図39中紙面に平行な方向に回転可能な微小ミラーとして構成されて、一の光モジュール(図39の場合には光モジュール100−2)から出力される各波長分離光を、反射する面の傾斜角度を可変することにより、他の光モジュール(図39の場合には光モジュール100−1,100−3)をなす波長スペクトル部分重畳部5へ導くことができるようになっている。
また、回折格子2を例えば1μmピッチの透過型回折格子とし、第2レンズ62を焦点距離95mm程度の集光レンズとするともに、光分割部1−1〜1−3のポートs1,s2の間隔を14μm程度、第1レンズ61−1〜61−3の焦点距離を27mm程度とすると、光モジュール60−2から入射した光を0.8nm(100GHz)間隔で波長分離することができる。
〔D−2〕作用効果
上述のごとく構成された光装置400においては、例えば光ファイバ60−2を通じて入力された入力光としての波長多重光については、光モジュール100−2で波長分離されて、間隔が設けられた複数の波長分離光として出力することができる。又、ミラー7gは、光モジュール60−2から出力される波長分離光について、波長帯ごとに制御部90Bで設定された反射面の傾斜角度で反射することにより、波長分離光についての波長成分ごとに出力先の光ファイバ60−1,60−3を選択的に切り替える。
このように、本発明の第4実施形態にかかる光装置400によれば、光モジュール100−1〜100−3およびミラー7gをそなえているので、前述の第1実施形態の場合と同様の利点があるほか、波長成分についての損失特性が平坦な波長選択スイッチを実現させることができる利点がある。
〔E〕付記
(付記1) 入力光における波長スペクトルを分割し、互いに異なる波長スペクトル部分を有する、空間的に分離された複数の分割光として出力しうる光分割部と、
該光分割部からの前記複数の分割光についての波長スペクトル部分を空間的に重畳しうる波長スペクトル部分重畳部と、をそなえて構成されたことを特徴とする、光装置。
(付記3) 該平面光回路が、干渉する光の位相を定めるとともに長さが互いに異なる2本の枝導波路を有してなるマッハツェンダ型干渉回路により構成されたことを特徴とする、付記2記載の光装置。
(付記5) 該平面光回路が、アレイ導波路格子により構成されたことを特徴とする、付記2記載の光装置。
光の入射方法とともに光波長に依存して回折方向が変化する光回折部をそなえ、
該光回折部が、該光分割部からの前記複数の分割光について回折させることにより、各波長スペクトル部分が空間的に重畳された光を出射すべく構成されたことを特徴とする、付記1〜5のいずれか1項記載の光装置。
該入射角度依存光回折部における回折によって、該光分割部からの前記複数の分割光についての各波長スペクトル部分が重畳された光を出射すべく構成されたことを特徴とする、付記6記載の光装置。
ほぼ2つの主面を持つ平板状に構成され、入射光の波長が一定の時その主面に対する光の入射角に依存して回折方向が変化するような回折格子と、
該光分割部からの複数の分割光について、該複数の分割光ごとに設定された入射角度で該回折格子へ導くための第1レンズと、をそなえて構成されたことを特徴とする、付記7記載の光装置。
(付記10) 該波長スペクトル部分重畳部をなす該光回折部が、前記光の入射方法として、光の入射位置に依存して回折方向が変化する入射位置依存光回折部として構成され、
該入射位置依存光回折部における回折によって、該光分割部からの前記複数の分割光についての各波長スペクトル部分が重畳された光を出射すべく構成されたことを特徴とする、付記6記載の光装置。
平坦な基板をそなえるとともに、該基板上に形成されたクラッドと、該クラッドよりも高い屈折率を有するコアと、が形成された平面型光導波路デバイスにより構成され、
かつ、該コアのパターンが、
該光分割部で空間的に分割された複数の分割光が導かれる端面位置にコア断面が露出した、前記分割光の数に対応して形成された複数の導波パターンからなる入力導波路パターン部と、
該入力導波路パターン部に一端が連続して形成され、該入力導波路パターン部からの光が回折して広がりながら自由伝搬しうるとともに、他端が、該入力導波路パターン部と連続している箇所を中心とする円弧状のパターンを有する入力スラブパターン部と、
前記の入力スラブパターン部の他端に連続して、順次長さが変化するように並列配置された複数の導波パターンからなるチャネル導波路パターン部と、をそなえ、
かつ、該チャネル導波路パターン部における該入力スラブパターン部とは反対側の端部が、所定間隔を置いて直線状に配列されるとともにコア断面が露出して、該チャネル導波路パターン部における前記コア断面から、前記回折方向が変化した光を出射すべく構成されたことを特徴とする、付記10記載の光装置。
平坦な基板をそなえるとともに、該基板上に形成されたクラッドと、該クラッドよりも高い屈折率を有するコアと、が形成された平面型光導波デバイスにより構成され、
かつ、該コアのパターンが、
該光分割部で空間的に分割された複数の分割光が導かれる端面位置にコア断面が露出した、前記分割光の数に対応して形成された複数の導波パターンからなる入力導波路パターン部と、
該入力導波路パターン部に一端が連続して形成され、該入力導波路パターン部からの光が回折して広がりながら自由伝搬しうるとともに、他端が円弧状のパターンを有する入力スラブパターン部と、
コアの断面が出射端面において露出する複数の導波パターンからなる出力導波路パターン部と、
該出力導波路パターン部に一端が連続して形成され、該出力導波路パターン部からの光が回折して広がりながら自由伝搬しうるとともに、他端が円弧状のパターンを有する出力スラブパターン部と、
該入力スラブパターン部の円弧状パターン部分と、該出力スラブパターン部の円弧状パターン部分とを繋ぐとともに、順次長さが変化するように並列配置された複数の導波パターンからなるチャネル導波路パターン部と、をそなえ、
前記複数の分割光が該入力導波路パターン部に入力されるとともに、該出力導波路パターン部を通じて、該光分割部からの前記複数の分割光についての各波長スペクトル部分が重畳された光を出射すべく構成されたことを特徴とする、付記10記載の光装置。
(付記14) 該出力導波路パターン部を構成する複数の導波パターンの間に溝が形成されていることを特徴とする、付記13記載の光装置。
(付記15) 該出力導波路パターン部を構成する複数の導波パターンとしてのコアが露出していることを特徴とする、付記13記載の光装置。
(付記17) 該出力導波路パターン部を構成する部分が、前記平面光導波路デバイスをなす他の部分とは別体に構成されるとともに、該別体が、前記他の部分に接着接続されて構成されたことを特徴とする、付記12〜15のいずれか1項記載の光装置。
(付記19) 該波長スペクトル重畳部が、前記重畳される前記波長スペクトル部分をなす光を、空間的な間隔を設けられた複数の波長分離光として出力すべく構成されたことを特徴とする、付記18記載の光装置。
該光分割部からの前記複数の分割光についての波長スペクトル部分を重畳しうる波長スペクトル部分重畳部と、をそなえ、
前記各分割光をなす波長スペクトル部分は、第1波長帯域の間隔を置いて、第2波長帯域の帯域幅で複数有するとともに、前記の各分割光における第1波長帯域は、前記の複数の分割光における第2波長帯域によって割り当てられるとともに、
該波長スペクトル重畳部が、前記重畳される前記波長スペクトル部分をなす光を、第2波長帯域の数に応じて空間的な間隔を設けて出力すべく構成され、
かつ、該波長スペクトル部分重畳部で空間的に重畳された波長スペクトル部分をなす光について処理を行なう光素子が、前記重畳された波長スペクトル部分をなす該第2波長帯域の数に対応して複数設けられたことを特徴とする、光装置。
(付記22) 該間隔調整素子が、該波長スペクトル重畳部の後段に配置されたレンズにより構成されたことを特徴とする、付記21記載の光装置。
(付記24) 該光素子が、該波長スペクトル部分重畳部で重畳された波長スペクトル部分をなす光を反射しうるとともに、前記反射する面についての傾斜角度を可変しうる光反射素子により構成されたことを特徴とする、付記20〜23のいずれか1項記載の光装置。
(付記26) 該光素子が、該波長スペクトル重畳部で重畳された波長スペクトル部分をなす光について光電変換を行なう光電変換素子により構成されたことを特徴とする、付記20〜23のいずれか1項記載の光装置。
前記各分割光をなす波長スペクトル部分は、第1波長帯域の間隔を置いて、第2波長帯域の帯域幅で複数有するとともに、前記の各分割光における第1波長帯域は、前記の複数の分割光における第2波長帯域によって割り当てられるとともに、
該波長スペクトル部分重畳部で空間的に重畳された波長スペクトル部分をなす光について処理を行なう光素子が、前記重畳された波長スペクトル部分をなす該第2波長帯域の数に対応して、前記光学的に結合された波長スペクトル部分重畳部間の光路上に複数設けられたことを特徴とする、光装置。
前記各分割光をなす波長スペクトル部分は、第1波長帯域の間隔を置いて、第2波長帯域の帯域幅で複数有するとともに、前記の各分割光における第1波長帯域は、前記の複数の分割光における第2波長帯域によって割り当てられるとともに、
各光モジュールをなす波長スペクトル部分重畳部で空間的に重畳された波長スペクトル部分をなす光を、前記重畳された波長スペクトル部分をなす該第2波長帯域の数に対応して反射しうるとともに、前記反射する面の傾斜角度を可変しうる複数の反射部材をそなえ、
かつ、該複数の反射部材が、一の光モジュールをなす波長スペクトル部分重畳部からの波長スペクトル部分をなす光が、他の光モジュールをなす波長スペクトル部分重畳部に導かれるように、前記反射する面についての傾斜角度を可変すべく構成されたことを特徴とする、光装置。
前記複数の分割光についての各波長スペクトル部分を重畳して出力することを特徴とする、光制御方法。
1a,1d〜1f,1ff 光導波路デバイス(光分割部)
1b,1c カプラ
2 回折格子
2b,2b´,2c〜2i 光導波路デバイス
2h´,2i´,19h´,19i´ チップ
5 波長スペクトル部分重畳部
7 光制御部
7c 光導波路デバイス
7d−1〜7d−n 光電変換素子(光素子)
7e−1〜7e−n ミラー(反射部材,光素子)
11,11b−1,11b−2,11c−1,11c−2 入力導波路(コアパターン)
7f−1〜7f−n 透過光量可変素子(光素子)
7ff 液晶装置
7ff−1 偏光子
7ff−2 透明電極
7ff−3 液晶層
7ff−4 透明電極
7ff−5 検光子
7ff−6,7ff−7 開口部
7ff−5 12,12b,12c 入力スラブ(コアパターン)
13,13b,13c チャネル導波路(コアパターン)
15b,15c 端面
16b,16b´ 端部
17,17c 出力スラブ(コアパターン)
17e コアパターン
18,18c,18f 出力導波路(コアパターン)
18a 溝
18−1〜18−7,18c−1〜18c−7,18f−1〜18f−7 導波路(コアパターン)
19a,19g,19h 領域
19i 空間
21,22,24,25,27,28,31,34,35,37,38,42,44,45,47,48,71c−1〜71c−n,301,302,304,305,307,308,310,311 光導波路
23,26,33,36,43,46,303,306,309 カプラ
60,60−1〜60−3 光ファイバ
61,61−1〜61−3 第1レンズ
62,62−1〜62−3 第2レンズ
71c
90,90A 制御部
100,200,200A,300,400 光装置
100´,100−1〜100−3 光モジュール
101 基板
102 クラッド
103 コア
500−1 分波部
500−2 合波部
Claims (6)
- 入力光における波長スペクトルを分割し、互いに異なる波長スペクトル部分を有する、空間的に分離された複数の分割光として出力しうる光分割部と、
該光分割部からの前記複数の分割光についての波長スペクトル部分を空間的に重畳しうる波長スペクトル部分重畳部と、をそなえて構成され、
該波長スペクトル部分重畳部が、
前記光分割部からの前記複数の分割光を平行光にして出力する第1レンズと、
該第1レンズから出力された前記複数の分割光の入射角度および波長に依存して回折方向を変化させる入射角度依存光回折部を有し、
該入射角度依存光回折部における回折によって、該光分割部からの前記複数の分割光についての各波長スペクトル部分が重畳された光を出射する
ことを特徴とする、光装置。 - 前記各分割光をなす波長スペクトル部分は、第1波長帯域の間隔を置いて、第2波長帯域の帯域幅で複数有するとともに、前記の各分割光における第1波長帯域は、前記の複数の分割光における第2波長帯域によって割り当てられた
ことを特徴とする、請求項1記載の光装置。 - 該波長スペクトル重畳部が、前記重畳される前記波長スペクトル部分をなす光を、空間的な間隔を設けられた複数の波長分離光として出力すべく構成された
ことを特徴とする、請求項2記載の光装置。 - 該波長スペクトル部分重畳部で空間的に重畳された波長スペクトル部分をなす光について処理を行なう光素子が、前記重畳された波長スペクトル部分をなす該第2波長帯域の数に対応して複数設けられた
ことを特徴とする、請求項3記載の光装置。 - 入力光における波長スペクトルを分割し、互いに異なる波長スペクトル部分を有する、空間的に分離された複数の分割光として出力しうる光分割部と、該光分割部からの前記複数の分割光についての波長スペクトル部分を空間的に重畳しうる波長スペクトル部分重畳部と、をそれぞれそなえてなる第1および第2光モジュールが、該第1および該第2光モジュールのうちの一方の該波長スペクトル部分重畳部から出力される分割光が、他方の該波長スペクトル部分重畳部に光学的に結合されるように対向して配置され、
前記各分割光をなす波長スペクトル部分は、第1波長帯域の間隔を置いて、第2波長帯域の帯域幅で複数有するとともに、前記の各分割光における第1波長帯域は、前記の複数の分割光における第2波長帯域によって割り当てられるとともに、
該波長スペクトル部分重畳部で空間的に重畳された波長スペクトル部分をなす光について処理を行なう光素子が、前記重畳された波長スペクトル部分をなす該第2波長帯域の数に対応して、前記光学的に結合された波長スペクトル部分重畳部間の光路上に複数設けられ、
該波長スペクトル部分重畳部が、
前記光分割部からの前記複数の分割光を平行光にして出力する第1レンズと、
該第1レンズから出力された前記複数の分割光の入射角度および波長に依存して回折方向を変化させる入射角度依存光回折部とを有し、
該入射角度依存光回折部における回折によって、該光分割部からの前記複数の分割光についての各波長スペクトル部分が重畳された光を出射する
ことを特徴とする、光装置。 - 入力光における波長スペクトルを分割し、互いに異なる波長スペクトル部分を有する、空間的に分離された複数の分割光として出力しうる光分割部と、該光分割部からの前記複数の分割光についての波長スペクトル部分を空間的に重畳しうる波長スペクトル部分重畳部と、をそなえてなる光モジュールが複数配置され、
前記各分割光をなす波長スペクトル部分は、第1波長帯域の間隔を置いて、第2波長帯域の帯域幅で複数有するとともに、前記の各分割光における第1波長帯域は、前記の複数の分割光における第2波長帯域によって割り当てられるとともに、
各光モジュールをなす波長スペクトル部分重畳部で空間的に重畳された波長スペクトル部分をなす光を、前記重畳された波長スペクトル部分をなす該第2波長帯域の数に対応して反射しうるとともに、前記反射する面の傾斜角度を可変しうる複数の反射部材をそなえ、
かつ、該複数の反射部材が、一の光モジュールをなす波長スペクトル部分重畳部からの波長スペクトル部分をなす光が、他の光モジュールをなす波長スペクトル部分重畳部に導かれるように、前記反射する面についての傾斜角度を可変すべく構成され、
該波長スペクトル部分重畳部が、
前記光分割部からの前記複数の分割光を平行光にして出力する第1レンズと、
該第1レンズから出力された前記複数の分割光の入射角度および波長に依存して回折方向を変化させる入射角度依存光回折部を有し、
該入射角度依存光回折部における回折によって、該光分割部からの前記複数の分割光についての各波長スペクトル部分が重畳された光を出射する
ことを特徴とする、光装置。
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