JP4596449B2 - 日焼け止め化粧料 - Google Patents
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Description
しかしながら、使用後にはこれらの成分が残存してしまいシャワー等で洗浄し難くなってしまうといった課題があった。
そして、本願発明者等は、このようにして得られる(a)特定の微粒子酸化亜鉛粉末と、(b)揮発性シリコーンと、(c)C6〜C12のアルキルトリメチコンとを組み合わせると、化粧もち効果と同時に、洗浄容易性に極めて優れた日焼け止め化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
(g)不揮発性の非極性油及び/又は不揮発性のシリコーン油を実質的に含有していないか、含有している場合であっても、その配合量が日焼け止め化粧料全量に対して2質量%以下であり、下記成分(b)揮発性シリコーンの含有量に対して、成分(c)カプリリルメチコンが12.5〜40質量%であって、さらに下記疎水化処理酸化亜鉛粉末の吸油量が10〜40mL/100gであり、化粧料持ちと洗浄容易性に優れることを特徴とする油中水型乳化日焼け止め化粧料を提供するものである。
(a)酸化亜鉛粉末を溶媒中に分散させて、
一般式(1)で示されるパーフルオロアルキルを有するリン酸エステルと、
一般式(2)で示される、分子量が30,000〜300,000のアクリル酸2-エチルヘキシル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチルの共重合体とメチルポリシロキサンのメチル基の一部をヒドロキシプロピル基で置換したものとのエステルとにより表面処理を行って疎水化処理酸化亜鉛粉末を製造する方法において、
1次粒子径1μm以下の微粒子酸化亜鉛粉末を使用し、溶媒の使用量を該酸化亜鉛粉末に対して50〜90質量%の範囲で行うことにより製造される疎水化処理酸化亜鉛粉末。
(b)揮発性シリコーン
(c)カプリリルメチコン(但し全量に対して1〜10質量%)
(d)親油性活性剤
(e)水
疎水化処理酸化亜鉛粉末は、特許文献6に記載された方法において、表面処理される化粧料顔料の代りに、1次粒子径1μm以下の微粒子酸化亜鉛粉末を表面処理することにより製造される。好ましくは0.1μm以下の微粒子酸化亜鉛粉末が使用される。なお、1次粒子径とは1次粒子の平均粒子径のことである。
したがって、表面処理される微粒子酸化亜鉛粉末の比表面積がX(m2/g)の場合、一般式(1)のリン酸エステルと一般式(2)のエステルとの使用量の和は、該酸化亜鉛粉末に対してX/10〜X/5質量%の範囲で行われることが好ましい。
(1)まず、処理容器に、1次粒子径1μm以下の微粒子酸化亜鉛粉末、表面処理剤の一般式(1)のリン酸エステルと一般式(2)のエステル、溶媒とを添加する。添加の順は特に問われないが、粉末、処理剤(溶液)、溶媒の順で添加することが好ましい。
表面処理剤は、そのまま添加しても、予め溶媒に溶かした状態で添加しても良いが、製造効率上、予め溶媒に溶かした状態で添加することが好ましい。
表面処理剤を溶解する溶媒は制限されない。通常はイソプロピルアルコールなどの溶媒に30〜70%程度に溶解させた状態で添加するのが扱いやすい。
さらに加える溶媒量としては、処理剤を予め溶かすための溶媒との合計量が、被処理粉末量に対して50〜90質量%であることが好ましく、さらに好ましくは60〜80質量%である。50質量%未満では溶媒中に粉末が十分に分散しきれず凝集したまま被覆される(不完全な表面処理の)割合が高くなる。一方、90質量%より多い量では粉末は十分に分散されるものの、見掛けの比容積が下がりにくく、また被覆そのものは溶媒がほとんど除去されるタイミングで行われるため、その領域に達するまでの溶媒除去時間が長くなる。即ち溶媒が過剰で、かつ非効率的でもあるので好ましくない。
粉末を混合(分散)させる方法は特に限定されないが、通常は適当な混合(分散)機、例えば回転ボールミル、振動式ボールミル、遊星型ボールミル、サンドミル、アトライター、バグミル、ポニミキサー、プラネタリーミキサー、らいかい機、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー、ニーダー、媒体撹拌ミル(ビーズミル)等を用いて行う。
混合時間は制限されないが、通常0.1〜2hで行なう。
(2)次に溶媒除去を行う。溶媒除去は分散液を撹拌及び場合により適当に加熱をしながら行う。さらに効率的にはトラップを備えた真空ポンプで減圧状態を保つことで行うことができる。
(3)次に粉砕を行う。粉砕方法は特に限定されないが、高速回転粉砕機(ハンマーミル、ケージミル、ピンミル、ディスインテグレータ、スクリーンミル、ターボ型ミル、遠心分級ミル等)、ボールミル(転動ミル、振動ボールミル、遊星ミル)、撹拌ミル(タワーミル、撹拌槽型ミル、流通管型ミル、アニュラーミル)、ラボミル、ジェットミル、剪断ミル、圧縮摩粋型粉砕機、コロイドミル等により行う。
(4)最後に乾燥する。
乾燥は電熱式タイプの加熱乾燥機、あるいは加熱した気体を供給して行う乾燥機等を用いて行う。
乾燥時間は、特に限定されないが、1h〜250h、乾燥温度は50〜150℃の範囲で行うことが望ましい。これ以外で行うと、十分な乾燥が行われないか、あるいは処理剤の劣化が起こる恐れがある。
本発明に用いる微粒子酸化亜鉛粉末の好ましい吸油量は15〜40mL/100gである。
この吸油量は、JISK5101 21.に準じた方法、あるいは市販の吸油量測定機器を用いて測定される数値である。
また、本発明に用いる微粒子酸化亜鉛粉末の好ましい見掛けの比容積は0.5〜0.9mL/gである。
この見掛けの比容積は、JISK5101 20.2記載のタップ法に準じて測定される1g当たりの容積(mL)を表す数値(mL/g)である。
本発明の日焼け止め化粧において、(a)成分の疎水化粉末は、好ましくは0.1〜60質量%、より好ましくは1〜40質量%程度配合される。0.1質量%未満では、紫外線防御効果を十分に得ることができず、逆に60質量%を越えて配合すると、塗布部が白浮きしてしまう場合がある。また、粉っぽい使用性になることがある。
油中水型乳化化粧料の場合には1〜40質量%配合されることが好ましい。
本発明に使用する(b)成分の揮発性シリコーンは、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、メチルトリメチコン、デカメチルテトラシロキサンであり、単独または2種以上が目的に応じて組み合わせて配合される。
<配合量の説明>
配合量は適宜決定されるが、油中水型乳化組成物とする場合には10〜35重量%配合することが好ましい。10重量%未満の場合安定な油中水型乳化組成物を得るためには必然的に他の油分の配合量が多くなるためさっぱりした使用感触といった揮発性シリコーン配合のメリットが得られにくくなる。35重量%を越えると塗布中のなじみが遅くなり、使用感触が油っぽくなるため好ましくない。
本発明に使用される、アルキル基の炭素原子数が6〜12(C6〜C12)のアルキルトリメチコンは、下記一般式で表わされる。
例えば、カプリリルメチコン、ラウリリルメチコン等があげられる。
市販品としては、SS−3408(日本ユニカー株式会社社製)、SILCARE 41M10(Clariant社製)があげられる。
<配合量の説明>
配合量は日焼け止め化粧料全量に対して1〜10重量%配合することが好ましい。1重量%未満の配合量であると洗浄容易性の効果が得られず、10重量%を超えて配合しても洗浄容易性効果に差が認められず不経済である。
本発明においては、洗浄容易性を有しつつ良好な塗布感触を得るために、前記成分(b)揮発性シリコーンの含有量に対して、成分(c)C6〜C12のアルキルトリメチコンが12.5〜40質量%であることが好ましい。
12.5質量%未満では、塗布時に粉末のきしみを感じる場合があり、また40質量%を超えて配合すると、化粧料の肌へのなじみが悪くなる傾向がある。
(d)親油性活性剤としては、通常化粧料に用いられるものであれば限定されないが、好ましくは、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンが用いられる。ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンとしては、直鎖型のものであっても、分岐型のものであってもよく、市販品としては、シリコーンKF−6017、シリコーンKF−6028(信越化学工業社製)があげられる。
<配合量の説明>
配合量は日焼け止め化粧料全量に対して0.5〜4質量%が好ましい。0.5質量%以下では、油中水型乳化化粧料とした場合に乳化安定性が悪くなる場合がある。また、4質量%以上配合しても乳化安定性のさらなる向上は得られず、かえって皮膚への刺激やべたつきが生じる原因となる。
本発明の日焼け止め化粧料を、油中水型乳化日焼け止め化粧料して用いる場合には、水が1〜60質量%範囲で適宜配合される。
本発明に配合される(f)有機変性粘土鉱物は、乳化助剤として用いられものである。この有機変性粘土鉱物は、三層構造を有するコロイド性含水ケイ酸アルミニウムの一種で、一般に下記一般式(3)で表される粘土鉱物を第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤で変性したものである。
具体的にはモンモリロナイト、サポナイト、ヘクトライト等の天然または合成(この場合、式中の(OH)基がフッ素で置換されたもの)のモンモリロナイト群(市販品ではビーガム、クニピア、ラポナイト等がある。)およびナトリウムシリシックマイカやナトリウムまたはリチウムテニオライトの名で知られる合成雲母(市販品ではダイモナイト:トピー工業(株)等がある。)等の粘土鉱物を第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤で処理して得られる。
ここで用いられる第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤は、下記一般式(4)で表されるものである。
かかる第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤としては、例えばドデシルトリメチルアンモニウムクロリド、ミリスチルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド、アラキルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、ミリスチルジメチルエチルアンモニウムクロリド、セチルジメチルエチルアンモニウムクロリド、ステアリルジメチルエチルアンモニウムクロリド、アラキルジメチルエチルアンモニウムクロリド、ベヘニルジメチルエチルアンモニウムクロリド、ミリスチルジエチルメチルアンモニウムクロリド、セチルジエチルメチルアンモニウムクロリド、ステアリルジエチルメチルアンモニウムクロリド、アラキルジエチルメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルジエチルメチルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチルミリスチルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチルセチルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチルステアリルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチルベヘニルアンモニウムクロリド、ベンジルメチルエチルセチルアンモニウムクロリド、ベンジルメチルエチルステアリルアンモニウムクロリド、ジベヘニルジヒドロキシエチルアンモニウムクロリド、および相当するブロミド等、更にはジパルミチルプロピルエチルアンモニウムメチルサルフェート等が挙げられる。本発明の実施にあたっては、これらのうち一種または二種以上が任意に選択される。
有機変性粘土鉱物の代表的なものとしては、ジメチルアルキルアンモニウムヘクトライト、ベンジルジメチルステアリルアンモニウムヘクトライト、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム処理ケイ酸アルミニウムマグネシウム等が挙げられる。市販品としては、ベントン27(ベンジルジメチルステアリルアンモニウムクロライド処理ヘクトライト:ナショナルレッド社製)およびベントン38(ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド処理ヘクトライト:ナショナルレッド社製)が好ましい。
不揮発性の非極性油としては、例えば、スクワラン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン等の炭化水素系油分があげられる。
不揮発性のシリコーン油としては、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサンや、ポリエーテル、脂肪酸変性ポリシロキサン、高級アルコール変性ポリシロキサン、アミノ酸変性ポリシロキサン等があげられる。
「製造例1」
炭素数12の一般式(1)のパーフルオロアルキルリン酸エステル(Rf:炭素数10,n=2,1≦y≦2)を300g、及び一般式(2)のエステル(アクリルシリコーン共重合体:信越化学工業社製KP-544:一般式(2)で示される、分子量が30,000〜300,000のアクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチルの共重合体とメチルポリシロキサンのメチル基の一部をヒドロキシプロピル基で置換したものとのエステル)100g、IPA(溶媒)を3.5kg用意した。これらを用い、上記一般式(1)のリン酸エステルの50質量%溶液と上記一般式(2)のエステルの60質量%溶液を調製した。
20Lの高速撹拌混合機に、WO99/25654号公報(特願平11−525984号)記載の微粒子酸化亜鉛粉末(カーネーションの花びら状の外観を有するもの,比表面積(X)=60m2/g)5kgを入れ、上記一般式(1)のリン酸エステルの溶液と、上記一般式(2)のエステルの溶液入れた。さらに残りのIPAを入れ、全溶媒量となるトータルのIPA量を3.5kgとした。その後、60℃で1時間撹拌した後、120℃に加温し高速撹拌混合機内を減圧にして約2時間保ち、溶媒であるIPAを完全に除去した。
製造例1の製造方法における溶媒の使用量は該酸化亜鉛粉末に対して70質量%である。
また、一般式(1)のリン酸エステルと一般式(2)のエステルとの使用量の和は、8%であり、一般式(1)のリン酸エステル/一般式(2)のエステル=3である。
製造例1と同様にして製造した。すなわち、後述の製造処方の「表1」に従い、微粒子酸化亜鉛粉末、炭素数12の一般式(1)のパーフルオロアルキルリン酸エステル(Rf:炭素数10,n=2,1≦y≦2)、及び一般式(2)のエステル(アクリルシリコーン共重合体:信越化学工業社製KP-544:一般式(2)で示される、分子量が30,000〜300,000のアクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチルの共重合体とメチルポリシロキサンのメチル基の一部をヒドロキシプロピル基で置換したものとのエステル)、及びIPA(溶媒)を用意した。
20Lの高速撹拌混合機に、微粒子酸化亜鉛粉末5kgを入れ、次に予めIPAに溶解させた上記一般式(1)のリン酸エステルの50質量%溶液と上記一般式(2)のエステルの60質量%溶液を入れた。さらに全溶媒量となるトータルのIPA量を調整するためIPAを加えた。その後、60℃で1時間撹拌した後、120℃に加温し高速撹拌混合機内を減圧にして約2時間保ち、溶媒であるIPAを完全に除去し、表面被覆微粒子酸化亜鉛を得た。
また、製造例1と同様にして、得られた粉末の吸油量、見掛けの比容積、流動パラフィンに対する接触角を測定した。
*2)微粒子酸化亜鉛FINEX−50(堺化学社製、比表面積(X)=50m2/g)
10人の専門パネルに実際に使用してもらい、化粧もち効果について以下の基準で評価した。
◎:7〜10人が化粧もち(撥水性・撥油性)が良いと回答した。
○:4〜6人が化粧持ち(撥水性・撥油性)が良いと回答した。
△:2〜3人が化粧もち(撥水性・撥油性)が良いとと回答した。
×:0〜1人が化粧もち(撥水性・撥油性)が良いと回答した。
10人の専門パネルに実際に使用してもらい、洗浄容易性(落ちやすさ)について以下の基準で評価した。
◎:7〜10人が洗浄しやすいと回答した。
○:4〜6人が洗浄しやすいと回答した。
△:2〜3人が洗浄しやすいと回答した。
×:0〜1人が洗浄しやすいと回答した。
また、製造例2〜10の(a)疎水化処理酸化亜鉛粉末を配合した場合も同様の効果が得られる。
なお、本発明に使用する(a)微粒子酸化亜鉛粉末は、低吸油量でありながら、比表面積が比較的高いことから、緩やかに凝集した処理粉体と考えられる。これにより、一般的なW/O型製剤の連続相に配合しても製剤として低粘度のものが得られやすく、また、比表面積が維持されていることから、肌に塗布した時のシェアでほぐれて白浮きせずに効果的に長波長紫外部を防御することが可能となる。もちろん、撥水性・撥油性に優れ、かつ製剤に安定配合可能との効果も格別である。製造例の代りに、比較製造例の疎水化処理酸化亜鉛粉末を配合すると、低吸油量、見掛けの比容積が低いために、上記効果は十分に発揮されない。
カプリリルメチコン 7
デカメチルシクロペンタシロキサン 15
デカメチルテトラシロキサン 13
分岐型ポリエーテル変性シリコーン 1.5
(信越化学社製KF−6028)
1,3−ブチレングリコール 5
スクワラン 0.5
タルク 1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
酢酸トコフェロール 0.1
エデト酸三ナトリウム 0.05
パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル 5
製造例4で得られた酸化亜鉛 10
ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 0.5
球状ポリエチレン末 3
フェノキシエタノール 適量
エタノール 5
精製水 残余
香料 適量
Claims (2)
- 下記成分(a)〜(e)を含有することを特徴とする日焼け止め化粧料であって、
(g)不揮発性の非極性油及び/又は不揮発性のシリコーン油を実質的に含有していないか、含有している場合であっても、その配合量が日焼け止め化粧料全量に対して2質量%以下であり、下記成分(b)揮発性シリコーンの含有量に対して、成分(c)カプリリルメチコンが12.5〜40質量%であって、さらに下記疎水化処理酸化亜鉛粉末の吸油量が10〜40mL/100gであり、化粧料持ちと洗浄容易性に優れることを特徴とする油中水型乳化日焼け止め化粧料。
(a)酸化亜鉛粉末を溶媒中に分散させて、
一般式(1)で示されるパーフルオロアルキルを有するリン酸エステルと、
一般式(2)で示される、分子量が30,000〜300,000のアクリル酸2-エチルヘキシル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチルの共重合体とメチルポリシロキサンのメチル基の一部をヒドロキシプロピル基で置換したものとのエステルとにより表面処理を行って疎水化処理酸化亜鉛粉末を製造する方法において、
1次粒子径1μm以下の微粒子酸化亜鉛粉末を使用し、溶媒の使用量を該酸化亜鉛粉末に対して50〜90質量%の範囲で行うことにより製造される疎水化処理酸化亜鉛粉末。
(b)揮発性シリコーン
(c)カプリリルメチコン(但し全量に対して1〜10質量%)
(d)親油性活性剤
(e)水 - さらに、(f)有機変性粘土鉱物を含有する請求項1記載の油中水型乳化日焼け止め化粧料。
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