JP4592659B2 - 電力系統の連系システム - Google Patents
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Description
合計潮流=子連系線601の潮流 + 子連系線624の潮流 (1−2)
合計潮流=子連系線601の潮流 + 子連系線645の潮流 (1−3)
合計潮流=子連系線601の潮流 + 子連系線653の潮流 (1−4)
合計潮流=子連系線601の潮流 + 子連系線603の潮流 (1−5)
次に、子マイクログリッド52を起点とすると、遮断対象となる子連系線6の2つの組み合わせは、子連系線612に対し、子連系線624、子連系線645、子連系線653、子連系線603のうちのどれか一つである。よって、マイクログリッド51の場合と同様に、以下の4つの式の内、合計潮流の絶対値が最も小さくなる組み合わせがこの中では最適な組み合わせとなる。
合計潮流=子連系線612の潮流 + 子連系線645の潮流 (1−7)
合計潮流=子連系線612の潮流 + 子連系線653の潮流 (1−8)
合計潮流=子連系線612の潮流 + 子連系線603の潮流 (1−9)
同様に、子マイクログリッド54、子マイクログリッド55、子マイクログリッド53を起点とすると以下の組み合わせの式がある。
合計潮流=子連系線624の潮流 + 子連系線653の潮流 (1−11)
合計潮流=子連系線624の潮流 + 子連系線603の潮流 (1−12)
マイクログリッド55を起点とした場合は以下の式である。
合計潮流=子連系線645の潮流 + 子連系線603の潮流 (1−14)
マイクログリッド53を起点とした場合は以下の式である。
これらの関係をまとめたのが図5である。図5では、組み合わせ番号と、上述した式番号(関連式)、各子連系線6の番号と、組み合わされた連系線間に含まれる子マイクログリッドの数を示しており、2つの子連系線6の組み合わせは丸印により示している。
合計潮流=子連系線601の潮流 + 子連系線645の潮流 (1−3)再掲
合計潮流=子連系線601の潮流 + 子連系線653の潮流 (1−4)再掲
合計潮流=子連系線601の潮流 + 子連系線603の潮流 (1−5)再掲
合計潮流=子連系線612の潮流 + 子連系線624の潮流 (1−6)再掲
合計潮流=子連系線612の潮流 + 子連系線645の潮流 (1−7)再掲
合計潮流=子連系線612の潮流 + 子連系線653の潮流 (1−8)再掲
合計潮流=子連系線612の潮流 + 子連系線603の潮流 (1−9)再掲
上記関係をまとめたのが図6であり、子マイクログリッド52を含む上記8つの組み合わせについて、図6の右端欄に丸印を付している。この8つの組み合わせ式のうち、合計潮流の絶対値が最も小さくなる組み合わせが2つの遮断点の最適な組み合わせとなる。
指定された基準値とは、2つの連系線6の遮断後において、この間に含まれる子マイクログリッド5が、周波数や電圧の変化によって停電することなく、安定に運用されるようにあらかじめ設定される値である。この値は、子マイクログリッド5の電力需要と、子マイクログリッド5間の子連系線6の潮流、子マイクログリッド5内の分散電源の出力や容量等をもとに計算する。
通常、連系線潮流比率が大きいほど、遮断後の子マイクログリッド5における周波数や電圧の変動が大きく、これら変動が一定値以上となると、子マイクログリッド5内部の保護リレーシステムが動作する。このため、前記基準値は、保護リレーシステムが動作しない領域で設定することが望ましい。また、これら周波数や電圧の変動は、発電機の定数、制御系、負荷の電圧、周波数特性等の電力系統特性によっても変わるため、電力系統の動特性シミュレーションを用いることも多い。
であるため、式(1−4)の組み合わせによる2つの子連系線601,653の子連系線遮断器701,753を遮断するように選定する。
2 基幹電力系統
3 連系線
4 連系線遮断器
5 子小規模電力系統(子マイクログリッド)
6 子連系線
7 子連系線遮断器
8 制御システム
12 データ収集手段
13 遮断連系線計算手段
14 連系線遮断手段
Claims (11)
- 基幹電力系統と、基幹連系線遮断器を有する基幹連系線により連系する小規模電力系統を有し、前記小規模電力系統は、複数の子小規模電力系統が、それぞれ子連系線遮断器を有する子連系線により直列に連系され、これら直列連系された複数の子小規模電力系統の両端に位置する子小規模電力系統を、それぞれ子連系線遮断器を有する子連系線により前記基幹連系線との連系点に接続した電力系統の連系システムであって、
前記各子連系線に設けられ、対応する子連系線の潮流の大きさを検出する潮流検出装置と、
これら各潮流検出装置が検出した潮流の大きさを入力し、各子連系線について、互いに異なる2つの子連系線の潮流の和をそれぞれ算出し、この和の絶対値に基き、遮断される2つの子連系線の組み合わせを選定する遮断連系線計算手段と、
この遮断連系線計算手段により選定された2つの子連系線の子連系線遮断器を前記基幹連系線遮断器の遮断に伴い遮断させる連系線遮断手段と
を備えたことを特徴とする電力系統の連系システム。 - 遮断連系線計算手段には、予め特定の子小規模電力系統が設定されており、この特定の子小規模電力系統を含む2つの子連系線の組み合わせについて、それぞれ潮流の和を算出し、この和の絶対値に基き、遮断される2つの子連系線の組み合わせを選定することを特徴とする請求項1に記載の電力系統の連系システム。
- 遮断連系線計算手段は、それぞれ算出された2つの子連系線の潮流の和のうち、この和の絶対値が最小となる2つの子連系線の組み合わせを選定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電力系統の連系システム。
- 遮断連系線計算手段は、それぞれ算出された2つの子連系線の潮流の和のうち、この和の絶対値が、予め指定した基準値以下となる2つの子連系線の組み合わせを選定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電力系統の連系システム。
- 遮断連系線計算手段は、予め指定した基準値以下となる2つの子連系線の組み合わせが複数ある場合、各組み合わせによる2つの子連系線のうち、最も多くの子小規模電力系統が含まれる2つの子連系線の組み合わせを選定することを特徴とする請求項4に記載の電力系統の連系システム。
- 遮断連系線計算手段には、予め特定の子小規模電力系統が設定されており、この特定の子小規模電力系統を含む2つの子連系線の組み合わせについて、それぞれ潮流の和を算出し、それぞれ算出された2つの子連系線の潮流の和のうち、この和の絶対値が、予め指定した基準値以下となる2つの子連系線の組み合わせを選定し、前記基準値以下となる2つの子連系線の組み合わせがない場合は、2つの子連系線の組み合わせの全てにつき潮流の和を求め、これらの組み合わせのうち、和の絶対値が予め指定した基準値以下で、最も多くの子小規模電力系統が含まれる2つの子連系線の組み合わせを選定することを特徴とする請求項1に記載の電力系統の連系システム。
- 遮断連系線計算手段には、各子小規模電力系統の電力需要がそれぞれ入力されており、予め指定した基準値以下となる2つの子連系線の組み合わせが複数ある場合、これら複数の組み合わせのうち、2つの子連系線間に含まれる子小規模電力系統の需要電力の合計値がもっとも大きな2つの子連系線の組み合わせを選定することを特徴とする請求項4に記載の電力系統の連系システム。
- 遮断連系線計算手段には、予め特定の子小規模電力系統が設定されており、この特定の子小規模電力系統を含む2つの子連係系統の組み合わせについて、それぞれ潮流の和を算出し、それぞれ算出された2つの子連系線の潮流の和のうち、この和の絶対値が、予め指定した基準値以下となる2つの子連系線の組み合わせを選定し、前記基準値以下となる2つの子連系線の組み合わせがない場合は、2つの子連系線の組み合わせの全てにつき潮流の和を求め、これらの組み合わせのうち、和の絶対値が予め指定した基準値以下で、2つの子連系線間に含まれる子小規模電力系統の需要電力の合計値がもっとも大きな2つの子連系線の組み合わせを選定することを特徴とする請求項1に記載の電力系統の連系システム。
- 遮断連系線計算手段は、予め指定した基準値以下となる2つの子連系線の組み合わせが複数ある場合、各組み合わせによる2つの子連系線間に存在する子小規模電力系統が重複しない2つの子連系線の組み合わせを選定することを特徴とする請求項4に記載の電力系統の連系システム。
- 遮断連系線計算手段は、予め指定した基準値以下となる2つの子連系線の組み合わせが複数あり、かつこれら複数の組み合わせによる2つの子連系線間に存在する子小規模電力系統が重複する場合は、最も多くの子小規模電力系統が含まれる2つの子連系線の組み合わせを選定することを特徴とする請求項4に記載の電力系統の連系システム。
- 遮断連系線計算手段は、予め指定した基準値以下となる2つの子連系線の組み合わせが複数あり、かつこれら複数の組み合わせによる2つの子連系線間に存在する子小規模電力系統が重複する場合は、2つの子連系線間に含まれる子小規模電力系統の需要電力の合計値がもっとも大きな2つの子連系線の組み合わせを選定することを特徴とする請求項4に記載の電力系統の連系システム。
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