JP4577061B2 - Electrical junction box - Google Patents
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Description
本発明は、電気接続箱に関する。 The present invention relates to an electrical junction box.
一方の部材に設けられたロック片が、撓み変形しながら他方の部材に設けられたロック突起に乗り上げた後、弾性復帰してこのロック突起に係止するロック構造を備えた電気接続箱として、特許文献1に記載のものが知られている。この電気接続箱は、電気部品を装備する本体部をアッパーカバーとロアカバーとでカバーする構成とされ、アッパーカバーおよびロアカバーにはそれぞれ複数のロック片が、一方本体部にはこのロック片に対応する位置毎にロック突起が設けられている。そして、カバーの取り付けに伴ってロック片がロック突起に乗り上げつつ弾性変形した後、復帰してロック突起に係止されるようになっている。
ところで、カバーおよび本体部はともに合成樹脂製とされている。このため、成形時の寸法誤差などにより、カバーと本体部との間にわずかな隙間が生じる等、成形品の仕上がりにばらつきが生じることがある。すると、本体部にカバーを組み付ける際にカバーの位置がずれやすく、そのまま位置がずれた状態でカバーを組み付けてしまうことがある。 By the way, both the cover and the main body are made of synthetic resin. For this reason, due to dimensional errors at the time of molding, there may be variations in the finished product, such as a slight gap between the cover and the main body. Then, when the cover is assembled to the main body, the position of the cover is likely to be shifted, and the cover may be assembled with the position shifted as it is.
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、本体部に対しカバーを位置ずれすることなく組み付けることができる電気接続箱を提供することを目的とする。 This invention is completed based on the above situations, Comprising: It aims at providing the electrical-connection box which can be assembled | attached without shifting a cover with respect to a main-body part.
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、配電基板を収容するケース部と、このケース部の開口部を覆うカバー部とを備えるとともに、前記ケース部に設けられたロック突起と、前記カバー部に設けられて、前記ケース部とカバー部との組み付け途中で撓み変形して前記ロック突起に乗り上げ、前記ケース部と前記カバー部とが正規の組み付け状態となったときに弾性復元して前記ロック突起に係止するロック片とを備えた電気接続箱であって、前記カバー部の側壁は、前記ケース部と前記カバー部とが正規の組み付け状態となったときに前記ケース部の側壁を外方から覆うようになっており、前記ロック突起は、前記ケース部の側壁の外側面から外方に突出して設けられており、前記ロック片は、前記カバー部において前記ケース部との組み付け方向前方の端縁から切り込まれた一対のスリット間に形成される切り込み片であって、前記ケース部において前記スリットに対応する位置には、このスリットに進入することで前記ケース部と前記カバー部との位置合わせを行なう誘導リブが、前記ケース部の側壁の外側面から外方に突出して設けられているところに特徴を有する。
As a means for achieving the above object, the invention of
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記誘導リブにおいて前記スリットに対する進入方向の先端部が、先端に向けて幅が狭くなるテーパ部とされているところに特徴を有する。
The invention according to claim 2 is characterized in that, in the guide rib according to
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、ロック片が、他方の係合部材において一方の係合部材との組み付け方向前方の端縁から切り込まれた一対のスリット間に形成される切り込み片であって、一方の係合部材においてスリットに対応する位置にはこのスリットに進入することで一対の係合部材の位置合わせを行なう誘導リブが設けられている。このような構成によれば、切り込み部とこの切り込み部に進入する誘導リブによって組み付け時の位置決めが図られるから、一対の係合部材(ケース部及びカバー部)を位置ずれすることなく組み付けることができる。特に、撓み変形可能な切り込み片(ロック片)を形成するためのスリットを利用して位置決め構造が作られているから、全体の構造を複雑化することなく位置決めを図ることができる。
<Invention of
According to the invention of
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、誘導リブにおいてスリットに対する進入方向の先端部が、先端に向けて幅が狭くなるテーパ部とされている。このような構成によれば、組み付け初期においてスリットに対する誘導リブの位置が多少ずれたとしても、先端のテーパ部にスリットの開口縁が摺接されることで、誘導リブがスリットに誘い込まれ、円滑に進入するとともに、誘導リブのスリットに対する位置の矯正が行なわれる。これにより、両係合部材の組み付けが円滑に行なわれる。
<Invention of Claim 2>
According to the second aspect of the present invention, the leading end of the guide rib in the entry direction with respect to the slit is a tapered portion whose width becomes narrower toward the leading end. According to such a configuration, even if the position of the guide rib with respect to the slit is slightly shifted in the initial assembly, the guide rib is drawn into the slit by sliding the opening edge of the slit to the tapered portion at the tip, While entering smoothly, the position of the guide rib relative to the slit is corrected. Thereby, the assembly of both engaging members is performed smoothly.
以下、本発明の実施形態を図1〜図5によって説明する。
図1には、本実施形態の電気接続箱1の外観斜視図を、図2には、本実施形態における電気接続箱1の分解斜視図を示した。
以下、各構成部材において、図2の上側を上面、下側を下面、左下側を前方、右上側を後方とし、また右下側を右方、左上側を左方として説明する。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS.
FIG. 1 shows an external perspective view of the
In the following, each component will be described with the upper side in FIG. 2 as the upper surface, the lower side as the lower surface, the lower left side as the front, the upper right side as the rear, the lower right side as the right side, and the upper left side as the left side.
本実施形態の電気接続箱1は、配電基板10と、この配電基板10を収容するケース20(本発明のケース部に該当する)と、ケース20の開口部を覆うカバー30(本発明のカバー部に該当する)とを備えている。
The
配電基板10は、表裏両面に所定のパターンで導電路(図示せず)が形成された回路基板11の下面に、電力回路となる所定の導電路を形成するバスバー基板12を貼り付けたものである。回路基板11は長方形における左前端側の角を落としたような外形形状をなしている。また、バスバー基板12はこの回路基板11とほぼ整合した外形形状とされ、その後縁からは複数本のバスバー12Aが突設されている。なお、この配電基板10にはリレー等の電子部品13が実装されている。
The
また、配電基板10の前端側にはPCBコネクタ14が組み付けられている。このPCBコネクタ14は、横長で前面に開口した合成樹脂製のハウジング15を備えている。
A
配電基板10を収容するケース20は、配電基板10を包囲する形状をなす枠体21と、枠体21の下側に装着されている放熱板22とを備えている。そして、PCBコネクタ14が搭載された配電基板10は、この枠体21に対し上方から組み付けられている。
The
枠体21は合成樹脂等の絶縁材料からなり、配電基板10を内側にほぼ緊密に嵌めることができる形状の下枠部23を備えている。この下枠部23の上下方向中央位置には、その外周面に沿ってフランジ24が外方向に張り出し形成されている。また、下枠部23において配電基板10の左右両端縁に沿う左右下枠部23L、23Rの上面からは、その内縁に沿って側壁25が立ち上げられている。この側壁25は、下枠部23の壁厚に比べてほぼ半分の厚みをなし、下枠部23の上面において側壁25より外側の面は、側壁25に対し略直角をなす段差面23Aとなっている。また、左右両側壁25の外側面にはロック突起50が設けられ、このロック突起50は後述するカバー30のロック片40とともにロック構造を構成している。このロック構造については後ほど詳しく説明する。
The
枠体21の下側に装着されている放熱板22は、熱伝導率の高いアルミニウムなどの金属板により、枠体21の外形とほぼ同じ形状に形成されている。この放熱板22は枠体21に対しその下面側の開口を塞ぐように組み付けられているとともに、バスバー基板12の下面に絶縁性の接着剤を介して貼付されている。なお、放熱板22の後縁からは、取付片26が斜め下方に逃げた姿勢で形成されている。
The
そして、ケース20の上側には、このケース20の上側の開口を覆うようにしてカバー30が組み付けられている。図3には、カバー30を下方から視た斜視図を示した。このカバー30は合成樹脂製であって、全体として配電基板10とほぼ同じ形状をなすとともに配電基板10の上面側を覆う板状の蓋板部31と、この蓋板部31の左右両端縁に沿って垂下された側壁部32とを備え、全体として下面側に開口する浅皿状に形成されている。左右両側壁部32は、枠体21の側壁25を外方から覆うとともに、カバー30が枠体21に正規に組み付けられた状態では、側壁部32の下端面が下枠部23の段差面23Aに突き当たるようにされている(図1を併せて参照)。また、この左右両側壁部32には、先ほど述べた枠体21のロック突起50とともにロック構造を構成するロック片40が設けられている。そして、カバー30の下面には、樹脂成形時における「ひけ」や「そり」を防止するためのリブ33が全体として格子状に配されている。なお、カバー30の蓋板部31において前端側には、PCBコネクタ14の後面側を覆う高位部34が形成され、一方カバー30の後端側には後述のヒューズボックス35の一部を嵌めて逃がす嵌装凹部36が設けられている。また、カバー30の後端側の左右両端部には図示しないねじをねじ込むための装着凹部37が設けられており、カバー30はこの装着凹部37において上面側から枠体21にねじ止めされることで枠体21に固定されている。
A
回路基板11の後端縁に沿って配置されているヒューズボックス35は合成樹脂製であって、ケース20およびカバー30の後側を全長にわたって覆うとともに、その上側部分がカバー30よりも上側方向に突出する横長形状に形成されている。そして、このヒューズボックス35の内部にはバスバー12Aが前方から挿入されている。
The
このヒューズボックス35においてカバー30よりも上側に突出する部分には、前方からコネクタ38が組み付けられている。このコネクタ38は、ヒューズボックス35の長手方向に沿って延びる横長形状をなしている。
A
さて、前述したロック構造について詳しく説明する。このロック構造は、ケース20の枠体21に設けられたロック突起50とカバー30に設けられたロック片40とで構成される。図4には、ロック片40とロック突起50とが互いに係止した状態を表す部分拡大断面図を示した。このロック構造は、ロック片40が、ケース20とカバー30との組み付けの途中においては撓み変形してロック突起50に乗り上げ、ケース20とカバー30とが正規の組み付け状態となったときに弾性復元してロック突起50に係止するものである。
Now, the lock structure described above will be described in detail. This lock structure includes a
まず、カバー30に設けられたロック片40について説明する。ロック片40はカバー30の左右側壁部32において、高位部34の下方に対応する位置に左右1箇所ずつ、またこれら高位部34の下方に設けられたロック片40より後方位置に左右1箇所ずつの計4箇所に配されている(図3を併せて参照)。このロック片40は、側壁部32の下端から切り込まれた一対のスリット41間に形成された切り込み片であって、外方に弾性変形可能とされている。
First, the
このスリット41は、それぞれカバー30の側壁部32の下端縁(枠体21との組み付け方向前方の端縁)から上方に向けて細長く切り込まれたものであり、その切り込み高さは、側壁部32のうち高位部34の下方に対応する部分を除く部分の上下方向高さのほぼ半分とされている。また、スリット41の下端は後述する誘導リブ55が進入可能な開放端41Aとされ、この開放端41Aから上側に向かって立ち上げられている一対の面は互いに平行な誘導面42とされている。なお、スリット41の上端縁は、外方から見て上側に凹む略半円弧状をなしている。
Each of the
ロック片40の内側面には、外側方向に凹むとともに上下方向に開口する溝状の凹み部43が形成されている。これにより、ロック片40の前後方向中間部は、側壁部32の他の領域と比べて半分以下の壁厚とされた薄壁部44とされており、側壁部32における他の部分に比べ剛性が低くなっている。カバー30の蓋板部31においてこの凹み部43の上端に対応する部分には、透孔45が形成されている。この透孔45は蓋板部31の板厚方向に貫通するように開口され、この透孔45の周縁において薄壁部44側の辺を除く3辺をリブ33Aによって囲まれている。また、凹み部43の下端部には、その下縁に沿って内側に突出する爪部46が形成されている。この爪部46は、凹み部43の下縁に沿う方向の幅よりやや幅狭とされている。そして、この爪部46の下面は内方に向かって上る乗り上げ斜面47とされ、一方、爪部46の上面は、凹み部43の内側面と略直角をなす係止面48とされている。
On the inner side surface of the
次に、ケース20の枠体21に設けられたロック突起50について説明する。ロック突起50は、枠体21の左右両側壁25においてカバー30のロック片40に対応する位置に設けられており、左右両側壁25にそれぞれ2箇所ずつ、計4箇所に配されている。各ロック突起50は、側壁25の外側面において上下方向中央位置に配されているとともに、この外側面から外方に向けて突出形成されている。そして、ロック突起50の上面は外方へ向かって下る案内斜面51とされ、一方ロック突起50の下面は側壁25の外側面と略直角をなすとともに下枠部23の段差面23Aと対向する戻り止め面52とされている。この戻り止め面52と下枠部23の段差面23A間の上下方向の間隔は、カバー30の側壁部32に形成されたロック片40の爪部46の上下方向の高さとほぼ同じとされ、ロック突起50の下面である戻り止め面52と、爪部46の上面である係止面48とが当接するようにされている。また、ロック突起50の外側面は、枠体21の側壁25の外側面と略平行をなす頂面53とされ、この頂面53は下枠部23の外側面よりもやや内方に位置している。そして、ロック突起50の前後両端面54は、外側方向に向けて互いが近づく向きの傾斜をなしており、ロック突起50は側壁25の外側面との接続部分から頂面53に向かって幅が狭くなるようにされている(図5を併せて参照)。
Next, the
このロック突起50の前方および後方位置には一対の誘導リブ55が設けられている。この一対の誘導リブ55は、カバー30に形成された一対のスリット41と対応する位置に配され、それぞれスリット41に嵌合可能な細長い形状をなしている。各誘導リブ55は、下枠部23の段差面23Aから側壁25の外側面に沿って上方に立上げられるように形成され、その上端は誘導リブ55間に設けられているロック突起50の上縁よりもやや下方に位置している。また、誘導リブ55の外側面は下枠部23の外側面とほぼ面一とされている。そして、カバー30が枠体21に組み付けられ、スリット41に誘導リブ55が進入すると、誘導リブ55の外側面は、カバー30の側壁部32の外側面よりも内側に位置するようになっている。この誘導リブ55は、下端(下枠部23の段差面23Aとの接続位置)から上下方向中央位置、(ロック突起50の戻り止め面52とほぼ同じ高さ)までの部分は、その前後方向の幅がカバー30に形成されているスリット41の幅とほぼ同じ大きさをなす平行部56とされ、それよりも上部(スリット41に対する進入方向の先端部)は、先端に向けて前後方向幅がほぼ半減するテーパ部57とされている。
A pair of
次に、上記のように構成された本実施形態の作用および効果について説明する。図5(A)には、カバー30がケース20に組み付けられる前の状態を外方から見た部分拡大図を、(B)には、カバー30がケース20に組み付けられた状態を外方から見た部分拡大図を示した。
Next, the operation and effect of the present embodiment configured as described above will be described. 5A is a partially enlarged view of the state before the
ケース20の上側にカバー30を組み付けるには、まずカバー30の側壁部32の内側にケース20の側壁25が嵌まるようにしつつ、カバー30のスリット41とケース20の誘導リブ55とが整合するように、カバー30をケース20に対し位置合わせする。そして、カバー30を下方へ押し込むと、誘導リブ55の先端部が、スリット41の開放端41Aからスリット41内へ進入していく。ここで、誘導リブ55の先端部は先端に向けて前後方向幅がほぼ半減するテーパ部57とされており、その先端の前後方向幅はスリット41の入口である開放端41Aの開口幅に比べほぼ半分の大きさとされているから、誘導リブ55の先端幅に対し開放端41Aの開口幅に余裕があり、誘導リブ55がスリット41に進入しやすくなっている。また、組み付け初期にスリット41に対して誘導リブ55の位置が多少ずれ、誘導リブ55の先端部がスリット41の開放端41Aの隅の方から進入したとしても、開放端41Aの角にテーパ部57があたって摺り合わされ、誘導リブ55はスリット41に対し位置を矯正されながら誘い込まれていく。このように、誘導リブ55は、その先端部がスリット41に円滑に進入するとともに、その位置が多少ずれた状態であっても進入に伴って正しい位置に矯正されるようになっているから、カバー30の組み付けを円滑に行うことができる。
To assemble the
さらにカバー30を下方へ押し込むと、カバー30のロック片40に形成された爪部46の乗り上げ斜面47が枠体21のロック突起50の案内斜面51に案内されつつこの爪部46がロック突起50に乗り上げることでロック片40が外側に撓む。そして、ロック片40の下端がロック突起50の戻り止め面52とほぼ同じ位置に至ると、スリット41の開放端41Aは誘導リブ55のテーパ部57を過ぎて平行部56に達する。そして、平行部56の前後面をスリット41の誘導面42に摺接させつつ、カバー30はケース20に対し位置ずれすることなくさらに下方に押し込まれていく。このとき、誘導リブ55がスリット41に進入する様子を外から目視できるから、進入の確認が容易である。
When the
そして、カバー30がさらに押し込まれてロック片40がロック突起50を乗り越えると、図5(B)に示すように、誘導リブ55全体がスリット41に完全に収容された状態になるとともに、カバー30の側壁部32の下端が下枠部23の段差面23Aに突き当たって正規の組み付け状態になる。このとき、ロック片40は自身の弾性力により元の姿勢に復帰し、図4に示すように、ロック片40の係止面48にロック突起50の戻り止め面52が係止される。こうして、カバー30は枠体21に対し位置ずれすることなく組み付けられ、枠体21の開口部分を閉止した状態で抜止め状態に保持される。このように、誘導リブ55とスリット41とによってカバー30とケース20との位置決めが図られているから、例えば成形時の寸法誤差によってカバー30およびケース20の寸法にばらつきが生じていたとしても、カバー30がケース20に対し位置ずれすることなく組み付けられる。しかも、ロック片40を形成するために設けられたスリット41に誘導リブ55を進入させることによって位置決めを図る構造とされているから、位置決め構造としては新たに誘導リブ55を形成するだけでよく、全体の構造が複雑化しない。また、カバー30の組み付け後は、誘導リブ55がカバー30の外方に突出しないので、ワイヤーハーネス等、他の部材に干渉することがない。
When the
この後、カバー30は、後端部の装着凹部37にねじを取り付けることにより枠体21にねじ止めされる。ここで、カバー30は枠体21に対し位置ずれすることなく組み付けられているから、ねじ止め孔の芯がずれることがなく、ねじが斜めに挿入されるなどの不良が生じない。
Thereafter, the
以上説明したように本実施形態によれば、ロック片40が、カバー30の側壁部32の下端縁から切り込まれた一対のスリット41間に形成される切り込み片であって、ケース20の枠体21においてスリット41に対応する位置には、このスリット41に進入することで、カバー30とケース20との位置合わせを行なう誘導リブ55が設けられている。これにより、スリット41とこのスリット41に進入する誘導リブ55によって組み付け時の位置決めが図られるから、ケース20及びカバー30を位置ずれすることなく組み付けることができる。特に、撓み変形可能なロック片40を形成するためのスリット41を利用して位置決め構造が作られているから、全体の構造を複雑化することなく位置決めを図ることができる。
As described above, according to the present embodiment, the
また、誘導リブ55においてスリット41に対する進入方向の先端部が、先端に向けて幅が狭くなるテーパ部57とされている。これにより、組み付け初期においてスリット41に対する誘導リブ55の位置が多少ずれたとしても、先端のテーパ部57にスリット41の開放端41Aが摺接されることで、誘導リブ55がスリット41に誘い込まれ、円滑に進入するとともに、誘導リブ55のスリット41に対する位置の矯正が行なわれる。したがって、カバー30とおよびケース20の組み付けが円滑に行なわれる。特に本実施形態では、誘導リブ55が枠体21の外側面に形成されているので、誘導リブ55を視認しやすく、カバー30の組み付け時にスリット41を誘導リブ55に嵌入しやすい。
In addition, the leading end portion of the
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
<Other embodiments>
The present invention is not limited to the embodiments described with reference to the above description and drawings. For example, the following embodiments are also included in the technical scope of the present invention, and further, within the scope not departing from the gist of the invention other than the following. Various modifications can be made.
(1)本実施形態では、ロック突起50の戻り止め面52とロック片40に設けられた爪部46の係止面48とが当接することにより係止する構造とされているが、これに限らず、例えばロック片に設けられた係止孔がロック突起に係止する構造とされていてもよい。
( 1 ) In this embodiment, the
1…電気接続箱
10…配電基板
20…ケース(ケース部、係合部材)
30…カバー(カバー部、係合部材)
40…ロック片
41…スリット
50…ロック突起
55…誘導リブ
57…テーパ部
DESCRIPTION OF
30 ... Cover (cover part, engaging member)
40 ...
Claims (2)
前記ケース部に設けられたロック突起と、 A locking protrusion provided on the case portion;
前記カバー部に設けられて、前記ケース部とカバー部との組み付け途中で撓み変形して前記ロック突起に乗り上げ、前記ケース部と前記カバー部とが正規の組み付け状態となったときに弾性復元して前記ロック突起に係止するロック片とを備えた電気接続箱であって、 It is provided in the cover part, flexes and deforms in the middle of assembling the case part and the cover part, rides on the lock protrusion, and elastically recovers when the case part and the cover part are in a regular assembled state. And an electrical junction box provided with a locking piece to be engaged with the locking projection,
前記カバー部の側壁は、前記ケース部と前記カバー部とが正規の組み付け状態となったときに前記ケース部の側壁を外方から覆うようになっており、 The side wall of the cover part is adapted to cover the side wall of the case part from the outside when the case part and the cover part are properly assembled.
前記ロック突起は、前記ケース部の側壁の外側面から外方に突出して設けられており、 The lock protrusion is provided to protrude outward from the outer surface of the side wall of the case portion,
前記ロック片は、前記カバー部において前記ケース部との組み付け方向前方の端縁から切り込まれた一対のスリット間に形成される切り込み片であって、 The lock piece is a cut piece formed between a pair of slits cut from the front edge of the cover portion in the assembly direction with the case portion,
前記ケース部において前記スリットに対応する位置には、このスリットに進入することで前記ケース部と前記カバー部との位置合わせを行なう誘導リブが、前記ケース部の側壁の外側面から外方に突出して設けられていることを特徴とする電気接続箱。 In the case portion, a guide rib that aligns the case portion and the cover portion by entering the slit protrudes outward from the outer surface of the side wall of the case portion at a position corresponding to the slit. An electrical junction box characterized by being provided.
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