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JP4563441B2 - コネクタ - Google Patents

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

本発明は、携帯電話やノートパソコンやデジタルカメラ等に使用されるコネクタに関するもので、特にフレキシブルプリント基板(以下「FPC」という)やフレキシブルフラットケーブル(以下「FFC」という)にコンタクトを押しける機構に関するものである。
携帯電話やCCDカメラ等に使用されるコネクタは、狭ピッチで極薄(所謂軽薄短小)であり、主にハウジングとコンタクトとスライダーとから構成され、ハウジングとスライダーとでFPC又はFFCを挟持する構造である。ハウジングとスライダーとでFPC又はFFCを保持する方法には、色々考えられるが、中でもハウジングにFPC又はFFCを挿入した後にスライダーを挿入しFPC又はFFCをコンタクトに押しつける構造のものが多い。
ハウジングには、コンタクトが挿入される所要数の挿入孔が設けられるとともにFPC又はFFCが挿入される嵌合口が設けられている。
コンタクト64は図6のように略コ字形状をしており、主にFPC40又はFFCと接触する接触部22と基板等に接続する接続部24とハウジング62に固定される固定部42とから構成されている。このコンタクト64は、圧入等によってハウジング62に固定されている。
例えば、スライダー66は、図6のように略楔形状をしており、所要数のコンタクト64が配置されたハウジング62に、FPC40又はFFCを挿入した後に、前記スライダー66を挿入する。このようなスライダー66は、主にハウジング62に装着される装着部74とFPC40又はFFCをコンタクト64の接触部22に押圧する押圧部68とを備えている。FPC40又はFFCが挿入される以前は、スライダー66はハウジング62に仮装着された状態になっており、FPC40又はFFCが挿入された後にスライダー66を挿入すると、図6(B)のようにFPC40又はFFCと平行に前記スライダー66の押圧部68が挿入され、コンタクト64の接触部22にFPC40又はFFCが押圧されるようになる。
近年、この種のコネクタ60には、より低背位化の要求が強くなってきているが、上述した構造のコネクタ60では、図6(B)のように6層(ハウジング62の厚み方向両側の壁・コンタクト64の接触部22と受け部70の厚さ・スライダー66の押圧部68の厚さ・FPC40又はFFCの厚さ)構造になっている。低背位化を考えると、コンタクト64の受け部70を省略し、5層(ハウジング62の厚み方向両側の壁・コンタクト64の接触部22の厚さ・スライダー66の押圧部68の厚さ・FPC40又はFFCの厚さ)構造にすることはできるが、各部位の強度や仕様等からこれ以上低背位化が出来ないといった解決すべき課題があった。
また、上述のような構造のコネクタ60では、ハウジング62の嵌合口18側のみで、FPC40又はFFCの挿入とコンタクト64の接触部22をFPC40又はFFCに押しつける動作を行っているので、コネクタが小型化すればするほど作業性が悪いと言った問題点もある。
さらにまた、コネクタ60のピッチの狭小化が要求された場合、従来の構造のようにコンタクト64を一方向から挿入したのでは、コネクタの狭小化にも限界があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、各部位の強度や仕様等を損なうことなく、スライダー16でFPC40又はFFCを確実にコンタクト14の接触部22に押圧することができ、作業性がよく、ピッチの狭小化や低背位化が可能なコネクタを提供せんとするものである。
上記目的の低背位化は、FPC40又はFFCと着脱自在に嵌合するコネクタ10であって、該FPC40又は前記FFCと接触する接触部22、および基板に接続する接続部を有する所要数のコンタクト14と、該コンタクト14が保持・固定されるとともに前記FPC40又は前記FFCが挿入される嵌合口18を有するハウジング12と、前記FPC40又は前記FFC前記コンタクト14押圧するスライダー16とを備えるコネクタ10において、前記コンタクト14の前記接触部である第1接触部22と接続部24との間に弾性部34と支点部32とを設けるとともに前記第1接触部22と前記弾性部34と前記支点部32と前記接続部24とを略クランク形状に配置し、かつ、前記接続部24と対向する位置に前記弾性部34から延設された押受部20を設け、前記スライダー16には長手方向に連設した細長形状をした押圧部36を設けるとともに、所要数の前記コンタクト14の押受部20が入る係止孔30を別個独立に設け前記押圧部36が前記コンタクト14の接続部22と押受部20との間で回動自在に前記スライダー16を前記ハウジング12の嵌合口18とは反対側に装着し、前記スライダー16の押圧部36が前記コンタクト14の接続部24と押受部20との間で回動すると、前記押受部20が前記押圧部36によって押し上げられることで前記支点部32を支点にし、前記弾性部34が前記第1接触部22側に傾くことによって、前記第1接触部22が前記フレキシブルプリント基板(FPC)40又は前記フレキシブルフラットケーブル(FFC)側に押圧されることにより達成できる。
また、前記コンタクト14の押受部20の先端に膨れ防止手段、より好ましくは突出部26を設け、前記スライダー16の押圧部36が前記コンタクト14の接続部24方向へ移動しないようにすることが望ましい。このように前記膨れ防止手段26を設けることで、前記スライダー16の押圧部36を前記コンタクト14の押受部20と接続部24との間で回動させるとき前記スライダー16の回動に対する反発力が強い為に、前記スライダー16の中央部が図1(B)の矢印「ロ」方向に膨れてしまうことを防ぐことが出来る。
また、本発明では、前記スライダー16の押圧部36の形状を細長形状にする。例えば、前記細長形状は楕円形にすると良い。このように細長形状にすることで、前記スライダー16を回動した際に、確実に前記コンタクト14の押受部20を上方に押し上げ、前記接触部22を前記FPC40又は前記FFCに容易に接触させることができる。
さらに、本発明では、前記スライダー16には、所要数の前記コンタクト14押受部20が入る係止孔30を別個独立に設ける。このように前記係止孔30を別個独立に設けることで、前記スライダー16を強固で、確実に回動することができる。
また、本発明では、前記コンタクト14の前記接触部は、前記第1接触部22と、支点部32から前記第1接触部22(図2(B)では上側に位置する接触部でFPC40の表面と接触する部分)と同じ向きに延設した方向にも前記FPC40又は前記FFCと接触する第2接触部22(図2(B)では下側に位置する接触部でFPC40の裏面と接触する部分)との2個の接触部で構成することが好ましい。このように前記FPC40又は前記FFCの挿入方向に対して、直角方向両側にそれぞれ第1及び第2接触部22、22を設けることで、前記FPC40又はFFCを第1および第2接触部22、22で挟持することになり、確実に前記FPC40又は前記FFCと接触できるようになる
前記FPC40又はFFCが前記ハウジング12の嵌合口18内に挿入された後に、前記スライダー16の押圧部36が前記コンタクト14の接続部24と押受部36の間で回動すると、前記押受部20が前記押圧部36によって押し上げられることで前記コンタクト14の支点部32を支点にし、前記コンタクト14の弾性部34が前記第1接触部22側に傾くことによって、前記第1接触部22が前記FPC40又は前記FFC側に押圧される。
図1から図4に基づいて、本発明のコネクタの一実施例について説明する。
図1(A)はスライダーが開いた状態の嵌合口側からみた本発明のコネクタの斜視図であり、図1(B)はスライダーが開いた状態の接続部側からみた本発明のコネクタの斜視図である。図2(A)はスライダーが開いた状態のあるコンタクト部分で切断した本発明のコネクタの斜視図であり、図2(B)はFPCが挿入されスライダーが閉じた状態のあるコンタクト部分で切断した本発明のコネクタの斜視図である。図3はスライダーの斜視図である。図4(A)は2つの接触部を持ったコンタクトの斜視図であり、図4(B)は1つの接触部を持った別のコンタクトの斜視図である。
本発明のコネクタ10は、主にハウジング12とスライダー16とコンタクト14とを備えている。
図に基づいて本発明のコネクタの構成部品について説明する。
まず、本発明のポイントであるコンタクトについて説明する。コンタクトは金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記コンタクトの材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。
前記コンタクト14は、図4(A)のように略H字形状をしており、主に前記FPC40又は前記FFCと接触する第1接触部22と基板に接続する接続部24とハウジング12に固定する固定部42と前記第1接触部22と前記接続部24との間に設けられた弾性部34及び支点部32と前記接続部24と対向する位置に前記弾性部34から延設された押受部20と、前記支点部32から前記第1接触部22と同じ向きに延設した方向にも前記FPC40又は前記FFCと接触する第2接触部22とを備えている。上方側の前記第1接触部22(図2(A)の図面の上側)と前記弾性部34と前記支点部32と前記接続部24とは、略クランク形状に配置されている。前記第1および第2接触部22、22は、前記FPC40又は前記FFCと接触し易いように凸部形状にしており、前記接続部24は本実施例では図1のように表面実装タイプ(SMT)にしているが、ディップタイプでも良い。即ち、2つの前記第1および第2接触部22、22を設けて、前記FPC40又は前記FFCを挟持するようにする。前記FPC40又は前記FFCの挿入方向に対して、直角方向両側に前記第1及び第2接触部22、22を設けることで、前記FPC40又は前記FFCを2つの前記第1及び第2接触部22、22で挟持することになり、確実に前記FPC40又は前記FFCと接触できるようになる。
前記支点部32と前記弾性部34と前記押受部20とは、前記FPC40又は前記FFCが挿入された際に、次のような作用を果たすための部分である。前記FPC40又は前記FFCが前記ハウジング12の嵌合口18内に挿入された後に、前記スライダー16の押圧部36が前記コンタクト14の接続部24と押受部20との間で回動すると、前記押受部20が前記押圧部36によって押し上げられることで前記コンタクト14の支点部32を支点にし、前記コンタクト14の弾性部34が前記第1接触部22側に傾くことによって、前記第1接触部22が前記FPC40又は前記FFC側に押圧される。前記支点部32と前記弾性部34と前記押受部20の大きさや形状は、このような作用を果たすために、適宜設計されている。
また、前記コンタクト14の押受部20の先端に膨れ防止手段を設けることが好ましい。前記スライダー16の押圧部36を前記コンタクト14の押受部20と接続部24との間で回動させるとき、前記スライダー16の回動に対する反発力が強い為に、前記スライダー16の中央部が図1(B)の矢印「ロ」方向に膨れる傾向があるが、前記膨れ防止手段を設けることにより、かかる傾向を防ぐようにすることができるためである。さらに、前記膨れ防止手段として、前記押受部20の先端に突出部26を設けることがより好適である。前記突出部26の大きさは、上記役割を果たすことが出来れば如何なる大きさでもよく、前記スライダー16の押圧部36が引っ掛かる程度に適宜設計する。
図4(B)に基づいて、別のコンタクトについて説明する。ここでは、上述したコンタクト14との相違部分についてのみ説明する。コンタクト141の支点部32から延設した方向に設けた前記FPC40又は前記FFCとの第2接触部22を削除したものであり、形状を略逆h字形状にした。
次に、本発明のもう一つのポイントであるスライダーについて説明する。このスライダーは電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。該スライダー16は主に前記ハウジング12の嵌合口18とは反対側に回動可能に装着される軸28部分と前記コンタクト14の押受部20を押圧する押圧部36と前記コンタクト14の押受部20が入る係止孔30とを備えている。前記軸28は、前記スライダー16を回動するための支点であり、前記ハウジング12の長手方向両側に前記スライダー16が回動可能に適宜装着されている。また、長手方向両側には、前記コンタクト14の押受部20を押圧した際に前記スライダー16が高さ(図面の上)方向に持ち上がらないようにするために前記ハウジング12と係合するロック部が設けられている。ロック部の形状や大きさ等は、ハウジング12に係合できれば如何なるものでもよく、上述の役割やコネクタの大きさや強度等を考慮して適宜設計する。
前記押圧部36は、前記コンタクト14の押受部20に押し付ける部分であり、その形状としては細長形状にする。前記押圧部36の形状は、本実施例では楕円形状をしている。このように楕円形状にすることによって、図2(A)のように前記スライダー16を矢印「イ」方向に回動させ、前記コンタクト14の押受部20と接続部24との間で回転させることで、前記押圧部36の大きさの変化により前記コンタクト14の押受部20が持ち上げられ、前記FPC40又は前記FFCに前記コンタクト14の第1接触部22側押し付けている。前記押圧部36の形状としては、前記コンタクト14の押受部20と接続部24との間で回転でき、長軸と短軸といった大きさの違いにより前記コンタクト14の押受部20を押し上げられれば、如何なるものでもよい。
また、前記スライダー16を回動した際に、前記スライダー16の回動に対する反発力が強く、前記スライダー16の中央部が図1(B)の矢印「ロ」方向に膨れてしまうことを防ぐようにする為に、前記コンタクト14の押受部20が入る係止孔30が別個独立に設けられている。前記係止孔30を別個独立に設けることで、前記スライダー16の強度アップや回動時の変形を防止している。
最後に、ハウジングについて説明する。このハウジングは電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。
前記ハウジング12には、所要数の前記コンタクト14、141が装着される挿入溝38が設けられており、圧入や引っ掛け(ランス)や溶着等によって固定されている。また、長手方向両側には、前記スライダー16の軸28が回動可能に装着される軸受部が設けられている。前記軸受部の形状や大きさは、前記スライダー16の軸28が回動できるように装着されていれば如何なるものでもよく、この役割や前記ハウジング12の強度や大きさ等を考慮して適宜設計する。なお、長手方向両側には、前記スライダー16のロック部に対応した位置に係止部が設けられている。
以上の説明から明らかなように、本発明の前記コネクタ10によると、次のような優れた効果が得られる。
(1)前記スライダー16前記ハウジング12前記コンタクト14の接続部24側(嵌合口18とは反対側)で回動させることで、前記コンタクト14、141第1接触部22を前記FPC40又は前記FFCに接触させる構造にしているので、前記ハウジング12の嵌合口18に前記スライダー16を挿入することがなく、前記スライダー16の厚み分だけ前記コネクタ10の低背位化が可能になった。
)前記FPC40又はFFCが前記ハウジング12の嵌合口18内に挿入された後に、前記スライダー16の押圧部36が一方の前記コンタクト14の接続部24と押受部20との間で回動すると、前記押受部20が押圧部36によって押し上げられることで前記コンタクト14の支点部32を支点にし、前記コンタクト14の弾性部34が前記接触部22側に傾くことによって、前記接触部22が前記FPC40又はFFC側に押圧されるので、確実にコンタクト14の接触部22とFPC40又はFFCとを接続することができる。
前記コンタクト14の押受部20の先端に前記膨れ防止手段(突出部26)を設けているので、前記スライダー16の押圧部36を前記コンタクト14の押受部20と接続部24との間で回動させるとき前記スライダー16の回動に対する反発力が強くても、前記スライダー16の中央部が矢印「ロ」方向に膨れてしまうことを防ぐことが出来る。
)前記スライダー16の押圧部36の形状を細長形状(長軸と短軸がある)にしているので、前記スライダー16を回動した際に、確実に前記コンタクト14、141の押受部20を上方に押し上げ、前記第1接触部22を前記FPC40又は前記FFCに容易に接触させることができる。
)前記スライダー16には所要数の前記コンタクト14、141の押受部20が入る係止孔30を設け、該係止孔30を別個独立にしているので、前記スライダー16を強固で、確実に回動することができ、かつ、変形を生じない。
前記コンタクト14の支点部32から前記第1接触部と同じ向きに延設した方向にも前記FPC40又は前記FFCと接触する第2接触部22をさらに設けると、前記FPC40又は前記FFCの挿入方向に対して、直角方向両側に第1及び第2接触部22、22を設けることになり、前記FPC40又は前記FFCを第1及び第2接触部22、22で挟持することになるので、確実に前記FPC40又は前記FFCと接触できるようになる。
前記FPC40又は前記FFCを挿入する側は前記ハウジング12の嵌合口18で、前記コンタクト14、141第1接触部22を前記FPC40又は前記FFCに押しつける動作は前記コンタクト14、141の接続部24側で行っているので、前記コネクタ10が小型化しても作業性に影響がなく、容易に作業を行うことができる。
(A)スライダーが開いた状態の嵌合口側からみた本発明のコネクタの斜視図である。(B)スライダーが開いた状態の接続部側からみた本発明のコネクタの斜視図である。 (A)スライダーが開いた状態のあるコンタクト部分で切断した本発明のコネクタの斜視図である。(B)FPCが挿入されスライダーが閉じた状態のあるコンタクト部分で切断した本発明のコネクタの斜視図である。 スライダーの斜視図である。 (A)2つの接触部を持ったコンタクトの斜視図である。(B)1つの接触部を持った別のコンタクトの斜視図である。 スライダーが挿入される前の嵌合口側からみた従来のコネクタの斜視図である。 (A)スライダーが挿入される前のあるコンタクト部分で切断した従来のコネクタの斜視図である。(B)FPCが挿入されスライダーが挿入された状態のあるコンタクト部分で切断した従来のコネクタの斜視図である。
符号の説明
1060 コネクタ
1262 ハウジング
14、14164 コンタクト
1666 スライダー
18 嵌合口
20 押受部
22 第1および第2接触部
24 接続部
26 膨れ防止手段、突出部
28 軸
30 係止孔
32 支点部
34 弾性部
36、68 押圧部
38 挿入溝
40 FPC
42 固定部
70 受け部
72 スリット
74 装着部
76 固定具

Claims (7)

  1. フレキシブルプリント基板(FPC)又はフレキシブルフラットケーブル(FFC)と着脱自在に嵌合するコネクタであって、
    前記FPC又は前記FFCと接触する接触部、および基板に接続する接続部を有する所要数のコンタクトと、該コンタクトが保持されるとともに前記FPC又は前記FFCが挿入される嵌合口を有するハウジングと、前記嵌合口の反対側に、前記FPC又は前記FFCに前記コンタクトを押圧するスライダーとを備え、前記接触部が、前記FPC又は前記FFCの少なくとも上面と接触するコネクタにおいて、
    前記コンタクトの前記接触部である第1接触部と前記接続部との間に弾性部と支点部とを設けるとともに前記第1接触部と前記弾性部と前記支点部と前記接続部とを、前記支点部が前記弾性部の下端側に位置するよう略クランク形状に配置し、かつ、前記接続部と対向する位置に前記弾性部の上端から延設された押受部を設け、
    前記ハウジングには、前記スライダーが装着される側から嵌合口側に向かう方向に挿入溝が設けられ、前記コンタクトは前記挿入溝に挿入され、挿入された前記コンタクトの接続部が前記ハウジングに保持され、
    前記スライダーには長手方向に連設した細長形状をした押圧部を設けるとともに前記コンタクトの各々の押受部と対応して係合する複数の係止孔を別個独立に形成して、隣接するコンタクト間に仕切り壁を配設し、前記押圧部が前記コンタクトの接続部と押受部との間で回動自在に前記スライダーを前記ハウジングに装着し、前記スライダーの押圧部が前記コンタクトの接続部と押受部との間で回動すると、前記ハウジングに保持された前記コンタクトの接続部は変位せず、前記コンタクトの押受部のみが前記押圧部によって押し上げられ前記支点部を支点にし、前記弾性部が前記第1接触部側に傾くことによって、前記押圧部が前記FPC又は前記FFCを直に押圧することなく、前記第1接触部が前記FPC又は前記FFC側に下方変位して、前記FPC又は前記FFCと押圧接触することを特徴とするコネクタ。
  2. 前記挿入溝は、前記スライダーが装着される側から嵌合口側に向かう方向に貫通している請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記コンタクトの接続部は前記ハウジングに固定されている請求項1または2に記載のコネクタ。
  4. 前記コンタクトは、前記支点部から前記第1接触部と同じ方向に延設した延設部を有し、前記延設部は前記挿入溝に挿入されている請求項1、2または3に記載のコネクタ。
  5. 前記ハウジングは、前記スライダーの押圧部によって前記コンタクトの押受部が押し上げられて上方変位する際、前記押受部の上方変位を妨げることのないよう、全てのコンタクトに対応する、前記ハウジングを切り欠いた一つの切欠部を有する請求項1〜4のいずれか一項に記載のコネクタ。
  6. 前記コンタクトの押受部の先端に突出部を設け、前記スライダーの押圧部が前記コンタクトの接続部から外れる方向へ移動しないようにした請求項1〜5のいずれか一項に記載のコネクタ。
  7. 前記延設部の先端には、前記第1接触部と向き合うように、前記FPC又は前記FFCの下面と接触する第2接触部が設けられる請求項4、5または6に記載のコネクタ。
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JP2002042939A (ja) * 2000-07-28 2002-02-08 Jst Mfg Co Ltd フレキシブル基板用コネクタ

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