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JP4553630B2 - 成膜装置及び成膜方法 - Google Patents

成膜装置及び成膜方法 Download PDF

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JP4553630B2 JP2004145020A JP2004145020A JP4553630B2 JP 4553630 B2 JP4553630 B2 JP 4553630B2 JP 2004145020 A JP2004145020 A JP 2004145020A JP 2004145020 A JP2004145020 A JP 2004145020A JP 4553630 B2 JP4553630 B2 JP 4553630B2
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Description

本発明は、原料の粉体を基板に向けて噴射することにより、原料の組成材料を基板上に堆積させる成膜方法及び成膜装置に関する。
近年、微小電気機械システム(MEMS:micro electrical mechanical system)の分野では、圧電セラミックスを利用したセンサやアクチュエータ等をさらに集積化し、実用に供するために、成膜によってそれらの素子を作製することが検討されている。その1つとして、セラミックスや金属等の成膜技術として知られるエアロゾルデポジション法が注目されている。エアロゾルデポジション(aerosol deposition)法(以下、AD法ともいう)とは、原料の粉体(成膜粉)を含むエアロゾルを生成し、それをノズルから噴射して基板に吹き付けることにより成膜する方法である。ここで、エアロゾルとは、気体中に浮遊している固体や液体の微粒子のことをいう。なお、AD法は、噴射堆積法、又は、ガスデポジション法とも呼ばれている。
AD法においては、高速で噴射された原料の粉体が、基板や先に形成された堆積物等の下層に衝突して食い込むと共に破砕し、その際に生じた破砕面が下層に付着する。このような成膜メカニズムは、メカノケミカル反応と呼ばれており、この反応により、不純物を含まない、緻密で強固な膜を形成することが可能になる。そのため、このような特殊な成膜メカニズムを活かした新たな材料開発や、様々なアプリケーションへの適用が期待されている。
ところで、AD法を用いて基板上に所望の成膜パターンを形成するためには、例えば、高分子系のレジストやくり抜きマスクを用いることが考えられる。即ち、パターン作製面にレジスト等を配置して成膜を行い、その後で、レジスト等の除去を含む後処理を行う。しかしながら、このような方法は、プロセス数が多くなるので煩雑であると共に、基板や下層が平坦でない面や立体形状の表面には、フォトリソグラフィによるマスク形成はできない。
また、マスクを使用せずにAD法による成膜を行うために、メカニカルな機構を用いて成膜粉を遮蔽することが提案されている。即ち、エアロゾルを噴射するノズル付近にメカニカルなチョッパーを設け、成膜が不要な部分においては噴射された成膜粉をシャッティングする。例えば、特許文献1には、微粒子を含むエアロゾルをノズルから基材に向けて噴射させて衝突させ、該基材表面に微粒子の構成材料からなる構造物を形成させる複合構造物形成方法において、エアロゾルを遮断する遮断手段と、該遮断手段を移動せしめる移動手段とを設け、噴射されたエアロゾルが基材上の構造物を形成させない位置に衝突するように上記ノズル若しくは基材が移動したときには、上記エアロゾルを遮断する位置に遮断手段が移動されるように制御される複合構造物形成方法が開示されている。しかしながら、高速で噴射される成膜粉をメカニカルに制御するためには、粉塵環境下においても故障し難く、且つ、成膜粉の衝突に耐え得る頑強な機構のシャッターを用いる必要があり、そのような機構を有するシャッターを高速制御するのは困難であるため、精細な膜パターンを形成することはできないおそれがある。
或いは、エアロゾルの噴射ノズルへの供給を制御することにより、成膜が不要な部分においてはノズルから成膜粉が噴射されないようにすることも考えられる。しかしながら、特許文献2に開示されているように、エアロゾルの噴射を再開した直後には、エアロゾルの濃度や流速が不安定であり、そのような状態で成膜粉を基板に吹き付けると、不均一な堆積物や、脆弱な構造物が形成されてしまう。また、エアロゾルの気流条件が整うまでには、時間を要してしまう。
特開2003−117450号公報(第2頁、図1) 特開2003−119575号公報(第3頁)
また、従来のAD法においては、同時に1種類の原料しか使用することができない。そのため、組成の異なる複数種類の膜を含むパターンを形成するためには、原料の種類を変更しつつ、一連の成膜工程を複数回繰り返さなくてはならない。しかしながら、先にも述べたように、原料を交換する際に、ノズルからのエアロゾル噴射を停止させてしまうと、それを再開したときに、再び成膜が可能な状態になるまで時間を要するので効率が悪い。そのため、形成される膜に組成のバリエーションを持たせることは困難である。
そこで、上記の点に鑑み、本発明は、AD法により、複数種類の組成を含む膜パターンを効率良く形成することができる成膜装置及び成膜方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の1つの観点に係る成膜装置は、原料の粉体を基板に向けて噴射することにより、原料の組成材料を基板上に堆積させる成膜装置であって、成膜室と、成膜室に配置され、構造物が形成される基板を保持する可動ステージと、成膜室内の気体を外部へ排出する排気手段と、第1の容器に収納された第1の原料の粉体を含むエアロゾルを生成する第1のエアロゾル生成手段と、第2の容器に収納された第2の原料の粉体を含むエアロゾルを生成する第2のエアロゾル生成手段と、成膜室に配置され、第1のエアロゾル生成手段によって生成されたエアロゾルを基板に向けて噴射する第1の噴射ノズルと、成膜室に配置され、第2のエアロゾル生成手段によって生成されたエアロゾルを基板に向けて噴射する第2の噴射ノズルと、第1の噴射ノズルから噴射されたエアロゾルに対して気体を噴射又は吸引する第1のサイドノズルと、第1のサイドノズルに気体を供給し、又は、第1のサイドノズルから気体を吸引する第1のポンプと、第2の噴射ノズルから噴射されたエアロゾルに対して気体を噴射又は吸引する第2のサイドノズルと、第2のサイドノズルに気体を供給し、又は、第2のサイドノズルから気体を吸引する第2のポンプと、形成される膜のパターンに応じて、第1のエアロゾル生成手段によって生成されたエアロゾルを第1の噴射ノズルから基板に向けて噴射すると共に、第2のエアロゾル生成手段によって生成され、第2の噴射ノズルから噴射されたエアロゾルに対して気体を噴射又は吸引してエアロゾルを擾乱させることにより、第1の原料を基板に堆積させ、また、第2のエアロゾル生成手段によって生成されたエアロゾルを第2の噴射ノズルから基板に向けて噴射すると共に、第1のエアロゾル生成手段によって生成され、第1の噴射ノズルから噴射されたエアロゾルに対して気体を噴射又は吸引してエアロゾルを擾乱させることにより、第2の原料を基板に堆積させるように、第1及び第2のサイドノズルにおける気体の噴射又は吸引のオン/オフ、及び/又は、噴射又は吸引される気体の流速を制御する制御手段とを具備する。
また、本発明の1つの観点に係る成膜方法は、原料の粉体を基板に向けて噴射することにより、原料の組成材料を基板上に堆積させる成膜方法であって、第1の容器に収納された第1の原料の粉体を含むエアロゾルを生成する工程(a)と、第2の容器に収納され、第1の原料と組成が異なる第2の原料の粉体を含むエアロゾルを生成する工程(b)と、工程(a)において生成されたエアロゾルを噴射ノズルから基板に向けて噴射すると共に、工程(b)において生成され、噴射ノズルから噴射されたエアロゾルに対して気体を噴射又は吸引してエアロゾルを擾乱させることにより、第1の原料を基板に堆積させる工程(c)と、工程(b)において生成されたエアロゾルを噴射ノズルから基板に向けて噴射すると共に、工程(a)において生成され、噴射ノズルから噴射されたエアロゾルに対して気体を噴射又は吸引してエアロゾルを擾乱させることにより、第2の原料を基板に堆積させる工程(d)とを具備する。
本発明によれば、第1のエアロゾルビーム及び/又は第2のエアロゾルビームに気体を噴射又は吸引することによって成膜条件を崩すので、成膜のオン/オフや、それらの中間状態を高速に切り換えることができる。従って、組成の異なる複数種類の膜を含むパターンを効率良く形成することができる
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る成膜装置を示す模式図である。この成膜装置は、原料の粉体を含むエアロゾルを基板に吹き付けることによって原料を堆積させるエアロゾルデポジション(aerosol deposition:AD)法を用いた成膜装置である。
図1に示す成膜装置は、第1のエアロゾル生成室1a及び第2のエアロゾル生成室1bと、成膜チャンバ(成膜室)3と、第1のコンプレッサ(圧縮ポンプ)4a及び第2のコンプレッサ4bと、第1の制御弁a及び第2の制御弁bと、制御部7とを含んでいる。
エアロゾル生成室1a及び1bは、原料の微小な粉体(成膜粉)が配置される容器である。エアロゾル生成室1a及び1bには、ガスボンベ等の圧空ラインがそれぞれ接続されており、そこから窒素(N)、酸素(O)、ヘリウム(He)、アルゴン(Ar)、又は、乾燥空気等のキャリアガスが導入される。それにより、エアロゾル生成室1a及び1bにおいて、成膜粉が吹き上げられてエアロゾルが生成される。エアロゾル生成室1aにおいて生成されたエアロゾルは、エアロゾル搬送ライン2aを通って成膜チャンバ3に導入され、エアロゾル生成室1bにおいて生成されたエアロゾルは、エアロゾル搬送ライン2bを通って成膜チャンバ3に導入される。
成膜チャンバ3には、基板10が配置される基板ステージ11と、第1の噴射ノズル12a及び第2の噴射ノズル12bと、第1のサイドノズル(補助ノズル)13a及び第2のサイドノズル13bとが配置されている。噴射ノズル12a及び12b、並びに、サイドノズル13a及び13bは、ノズルガイド14によって保持されている。また、成膜チャンバ3の内部は、排気ポンプ8により、所定の真空度に維持されている。
基板ステージ11は、基板10を保持すると共に、制御部7の制御の下で3次元的に移動する可動ステージである。
噴射ノズル12aは、エアロゾル搬送ライン2aを介して供給されたエアロゾルを基板10に向けて噴射することにより、エアロゾルビームを形成する。また、噴射ノズル12bはエアロゾル搬送ライン2bを介して供給されたエアロゾルを基板10に向けて噴射することにより、エアロゾルビームを形成する。噴射ノズル12a及び12bの開口の向きは、それらのノズルから噴射されたエアロゾルビームが、基板10の成膜面において重なるように調節されている。以下において、2つの噴射ノズル12a及び12bからそれぞれ噴射されたエアロゾルビームが重なる領域のことを、エアロゾルビームの照射ポイントという。
サイドノズル13aは、噴射ノズル12aの開口付近に配置されており、噴射ノズル12aから噴射されたエアロゾルビームに向け、気体、例えば、エアを吹き付ける。また、噴射ノズル13bは、噴射ノズル12bの開口付近に配置されており、噴射ノズル12bから噴射されたエアロゾルビームに向けてエアを吹き付ける。
ここで、本実施形態において、エアロゾルビームにエアを吹き付ける理由について説明する。図2は、噴射ノズル12a〜ノズルガイド14をX方向から見た側面図である。
AD法による成膜を行うためには、成膜粉の種類、エアロゾルを噴射する際の圧力(成膜粉噴射圧力)、基板の硬さ等の基板条件、成膜温度の4つの条件がバランス良く満たされている必要がある。これらの条件の内の1つでも欠けてしまうと、形成された膜の性能が変化してしまったり、成膜速度が低下したり、或いは、成膜そのものがされなくなってしまう。そこで、成膜が不要な領域や成膜を控えたい領域においては、エアロゾルビームにエアを吹き付けることにより、エアロゾルの気流を擾乱させる。それにより、上記の4つの条件の内、成膜粉噴射圧力に関する条件が崩れるので、基板上に成膜粉が堆積できなくなったり、或いは、堆積可能な成膜粉の割合が減少する。反対に、エアの吹き付けを停止したり、エアの噴出量又は噴出速度を減らすことにより、成膜条件に適合する元の成膜粉噴射圧力が速やかに回復するので、成膜粉の堆積が再開され、或いは、堆積可能な成膜粉の割合が増加する。
サイドノズル13a及び13bから噴射されるエアの方向は、エアロゾルビームの進行方向に対して方向余弦を有する方向であることが望ましい。即ち、図2の(a)に示すように、エアロゾルビームの進行方向に対して、エアが負の速度成分を有している場合や、図2の(b)に示すように、エアロゾルビームの進行方向に対して、エアが正の速度成分を有している場合には、エアロゾルビームが有する基板方向への速度成分を変化させることができるので、上記の成膜粉噴射圧力に関する条件を効果的に崩すことができる。
再び、図1を参照すると、コンプレッサ4aは、エア供給ライン5aを介してサイドノズル13aにエアを圧送する。エア供給ライン5aには、制御部7の制御の下で動作する制御弁6aが設けられており、これにより、サイドノズル13aへのエアの供給が調節される。同様に、コンプレッサ4bは、制御弁6bが設けられたエア供給ライン5bを介してサイドノズル13bにエアを圧送する。
制御部7は、形成する膜パターンに応じて、基板ステージ11と噴射ノズル12a及び12bとの相対的位置を制御すると共に、制御弁6a及び6bの開閉を制御する。
次に、本発明の第1の実施形態に係る成膜方法について、図1、図3及び図4を参照しながら説明する。図3に示すように、本実施形態においては、互いに異なる組成を有する材料Aと材料Bとが基板10上に配置された膜パターン(成膜領域21〜24)を形成する。
まず、成膜チャンバ3の基板ステージ11に、シリコン(Si)、ガラス、又は、セラミックス等の材料によって形成された基板10を配置し、所定の温度に保つと共に、排気ポンプ8を用いて、成膜チャンバ3の内部を所定の真空度まで排気する。次に、材料Aの成膜粉をエアロゾル生成室1aに配置し、キャリアガスを導入することによりエアロゾルを生成する。同様に、材料Bの成膜粉をエアロゾル生成室1bに配置し、キャリアガスを導入することによりエアロゾルを生成する。
次に、制御弁6a及び6bを開いてサイドノズル13a及び13bからエアを噴出させると共に、エアロゾル生成室1a及び1bにおいて生成されたエアロゾルを噴射ノズル12a及び12bにそれぞれ導入して噴射させる。それにより、図4の(a)に示すように、噴射ノズル12aから噴射されたエアロゾルビーム20aと、噴射ノズル12bから噴射されたエアロゾルビーム20bとは、サイドノズル13a及び13bから噴出するエアによってそれぞれ擾乱される。
次に、図3に示す成膜領域21にエアロゾルビームの照射ポイントが重なるように基板ステージ11を移動させ、制御弁6aを閉じる。それにより、図4の(b)に示すように、サイドノズル13aからのエア噴出が停止し、エアロゾルビーム20aの噴射圧力が速やかに回復する。その結果、エアロゾルビーム20aのみが基板10に吹き付けられ、エアロゾルビーム20aに含まれる材料Aの成膜粉が基板10上に堆積する。さらに、エアロゾルビーム20aによって図3に示す成膜領域21を走査することにより、原料Aの組成を有する膜が形成される。
次に、制御弁6aを開き、制御弁6bを閉じる。それにより、図4の(c)に示すように、サイドノズル13aからエアが噴出してエアロゾルビーム20aが擾乱されると共に、サイドノズル13bからのエア噴出が停止し、エアロゾルビーム20bの噴射圧力が速やかに回復する。その結果、エアロゾルビーム20bのみが基板10に吹き付けられ、エアロゾルビーム20bに含まれる材料Bの成膜粉が基板10上に堆積する。さらに、エアロゾルビーム20bによって図3に示す成膜領域22を走査することにより、材料Bの組成を有する膜が形成される。
次に、制御弁6a及び6bの開閉を切り換え、図4の(b)に示すように、エアロゾルビーム20aにより材料Aの組成を有する膜を成膜領域23(図3)に形成する。さらに、制御弁6a及び6bの開閉を切り換え、図4の(c)に示すように、エアロゾルビーム20bにより材料Bの組成を有する膜を成膜領域24(図3)に形成する。このようにして、材料Aと材料Bとが交互に配置された膜パターンを形成することができる。なお、膜パターンにおいて、材料A及びBのいずれも堆積させない領域を形成する場合には、制御弁6a及び6bを開き、サイドノズル13a及び13bの両方からエアを噴出させれば良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、2つの制御弁の開閉を制御することにより、基板に吹き付けられるエアロゾルビームを切り換えるので、基板に吹き付けられる成膜材料を容易且つ高速に変更することができる。従って、異なる組成を有する2種類の材料を含む精密な膜パターンを、効率良く形成することが可能になる。
本実施形態においては、図3に示すように、材料Aの組成を有する膜と材料Bの組成を有する膜とが膜面(XY平面)内に配置された膜パターンを形成したが、図5に示すように、材料Aの組成を有する膜25と材料Bの組成を有する膜26とが積層された構造物を作製しても良い。
次に、本発明の第2の実施形態に係る成膜方法について説明する。
まず、図1に示す成膜装置において、第1の実施形態と同様に、基板10を配置し、成膜室内の真空度及び温度を調整すると共に、エアロゾル生成室1aにおいて材料Aを含むエアロゾルを生成し、エアロゾル生成室1bにおいて材料Bを含むエアロゾルを生成する。次に、制御弁6a及び6bを制御してサイドノズル13a及び13bから噴出されるエアの噴出量又は噴出速度を調整すると共に、噴射ノズル12a及び12bからエアロゾルビームをそれぞれ噴射させる。それにより、それらのエアロゾルビームの噴射圧力は、サイドノズル13a及び13bからそれぞれ噴出するエアの噴出量又は噴出速度に応じて変化する。そのように噴射圧力を調節された2種類のエアロゾルビームを基板10上の同一領域に同時に吹き付けることにより、材料Aと材料Bとが混合された膜を形成することができる。ここで、形成された膜における材料Aと材料Bとの混合割合は、2つのエアロゾルビームの噴射圧力の比に応じて変化する。そこで、制御弁6a及び6bの開閉量を制御してエアの噴出量又は噴出速度を調整することにより、材料Aと材料Bとを含む所望の組成を有する膜を容易に形成することができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る成膜方法について、図6及び図7を参照しながら説明する。図6に示すように、本実施形態においては、膜の組成が位置に応じて傾斜的に変化する傾斜機能材料を作製する。
まず、図1に示す成膜装置において、第1の実施形態と同様に、基板10を配置し、成膜室内の真空度及び温度を調整すると共に、エアロゾル生成室1aにおいて材料Aを含むエアロゾルを生成し、エアロゾル生成室1bにおいて材料Bを含むエアロゾルを生成する。
次に、制御弁6a及び6bを開いてサイドノズル13a及び13bからエアを噴出させ
、エアロゾル生成室1a及び1bにおいて生成されたエアロゾルを噴射ノズル12a及び12bにそれぞれ導入して噴射させる。
次に、図6に示す基板10上の成膜領域30の左端にエアロゾルビームの照射ポイントが重なるように基板ステージ11を移動させ、制御弁6aを閉じる。それにより、図7の(a)に示すように、サイドノズル13aから噴射したエアロゾルビーム20aにより、成膜が開始される。
次に、エアロゾルビームの照射ポイントに対して基板10が左向きに移動するように基板ステージ11を制御しながら、制御弁6aを徐々に開くと共に、制御弁6bを徐々に閉じる。それにより、図7の(b)に示すように、エアロゾルビーム20aの噴射圧力が次第に抑制され、反対に、エアロゾルビーム20bの噴射圧力が次第に回復する。その結果、エアロゾルビーム20a及び20bの噴射圧力の比に応じて、材料Aと材料Bとが混合されて堆積する。さらに、図7の(c)及び(d)に示すように、基板10を移動させながら、制御弁6a及び制御弁6bの開閉を制御することにより、エアロゾルビーム20a及び20bの噴射圧力の比を変化させる。その際に、制御弁6a及び6bの開閉量や開閉速度を制御することにより、形成された膜に含まれる材料Aと材料Bとの混合割合や、混合割合の変化率(組成の傾斜率)を調節することができる。このようにして、材料Aと材料Bとの混合割合が傾斜的に変化する膜パターンを形成することができる。
本実施形態においては、図6に示すように、膜面(XY平面)内において組成が変化する傾斜機能材料を作製したが、図8に示すように、膜の厚み方向(Z方向)に組成が変化する傾斜機能材料40を作製しても良い。その場合には、エアロゾルビーム20aとエアロゾルビーム20bとの噴射圧力の比を変化させながら、それらのエアロゾルビームにより成膜領域を繰り返し走査すればよい。
図8に示す傾斜機能材料は、例えば、異なる材料を積層する際の中間層として用いることができる。ここで、熱膨張係数の異なる2種類の材料を直接張り合わせると、温度変化により、張り合わせた材料が反ったり、剥がれたり、破損してしまう場合がある。しかしながら、それらの2種類の材料を含む傾斜機能材料を中間層として挿入することにより、両者の熱膨張係数の違いを緩和することができるので、材料の破損等を抑制し、製造歩留まりを向上させることが可能になる。
或いは、図8に示す傾斜機能材料を、超音波用探触子における音響整合層として用いても良い。音響整合層は、超音波を発生する圧電体の音響インピーダンスと、被検体である生体の音響インピーダンスとを整合させるために用いられており、通常、圧電体の音響インピーダンスと生体の音響インピーダンスとの間の音響インピーダンスを有する材料を複数積層することによって構成されている。そのような音響整合層として、圧電体の音響インピーダンスに近い材料と、生体の音響インピーダンスに近い材料とを含む傾斜機能材料を用いることにより、1層で効率良く音響インピーダンスを整合することができる。
さらに、本実施形態に係る成膜方法は、新規な機能材料を開発する際に用いられるコンビナトリアル手法において利用することができる。コンビナトリアル手法とは、領域ごとに組成を変化させた薄膜を基板に形成し、その薄膜の物性を評価することにより、所望の機能や特性を有する組成を探索する方法である。そのような薄膜を形成する際に、例えば、図6に示す傾斜機能材料を用いることにより、短期間に効率良く新規材料を創出することが可能になる。
以上説明した本発明の第1〜第3の実施形態においては、互いに異なる組成を有する2種類の材料を用いているが、3種類以上の材料を用いても構わない。その場合には、図1に示す成膜装置に、使用される材料の種類に応じて、エアロゾル生成室と、噴射ノズルと、コンプレッサ及び制御弁と、補助ノズルとを増設すれば良い。
また、本発明の第1〜第3の実施形態においては、エアロゾルビームにエアを吹き付けることにより、AD法における成膜条件の内の1つを制御したが、反対に、サイドノズルからエアロゾルを吸引することによっても同様の効果を得ることができる。その場合には、図1に示すコンプレッサ4a及び4bの替わりに排気ポンプを設ければよい。なお、サイドノズルは、必ずしも図1に示すように噴射ノズルの開口の直近に配置する必要はなく、例えば、基板の直前や、エアロゾル搬送ラインの途中に配置しても良い。
さらに、本発明の第1〜第3の実施形態においては、基板ステージを移動させることにより、基板とエアロゾルビームの照射ポイントとの相対位置を変化させているが、基板を固定し、噴射ノズル及びサイドノズル側を移動させても良いし、それらの双方を移動させても良い。また、サイドノズルのオン/オフやエアの流速等をオペレータが手動で調整することにより、基板上に所望の膜パターンを形成しても良い。
本発明は、原料の粉体を基板に向けて噴射することにより、原料の組成材料を基板上に堆積させる成膜方法、及び、それを用いた成膜装置において利用可能である。
本発明の一実施形態に係る成膜装置の構成を示す模式図である。 図1に示す噴射ノズル、サイドノズル、及び、ノズルガイドを示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る成膜方法によって作製される膜パターンを示す平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る成膜方法を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る成膜方法によって作製される膜パターンの別の例を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る成膜方法によって作製される膜パターン(傾斜機能材料)を示す平面図である。 本発明の第3の実施形態に係る成膜方法を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態に係る成膜方法によって作製される膜パターン(傾斜機能材料)の別の例を示す断面図である。
符号の説明
1a、1b エアロゾル生成室
2a、2b エアロゾル搬送ライン
3 成膜チャンバ
4a、4b コンプレッサ(圧縮ポンプ)
5a、5b エア供給ライン
6a、6b 制御弁
7 制御部
8 排気ポンプ
10 基板
11 基板ステージ
12a、12b 噴射ノズル
13a、13b サイドノズル(補助ノズル)
14 ノズルガイド
20a、20b エアロゾルビーム
21〜24、30 成膜領域(膜パターン)
25、26 膜
40 傾斜機能材料

Claims (2)

  1. 原料の粉体を基板に向けて噴射することにより、原料の組成材料を基板上に堆積させる成膜装置であって、
    成膜室と、
    前記成膜室に配置され、構造物が形成される基板を保持する可動ステージと、
    前記成膜室内の気体を外部へ排出する排気手段と、
    第1の容器に収納された第1の原料の粉体を含むエアロゾルを生成する第1のエアロゾル生成手段と、
    第2の容器に収納された第2の原料の粉体を含むエアロゾルを生成する第2のエアロゾル生成手段と、
    前記成膜室に配置され、前記第1のエアロゾル生成手段によって生成されたエアロゾルを基板に向けて噴射する第1の噴射ノズルと、
    前記成膜室に配置され、前記第2のエアロゾル生成手段によって生成されたエアロゾルを基板に向けて噴射する第2の噴射ノズルと、
    前記第1の噴射ノズルから噴射されたエアロゾルに対して気体を噴射又は吸引する第1のサイドノズルと、
    前記第1のサイドノズルに気体を供給し、又は、前記第1のサイドノズルから気体を吸引する第1のポンプと、
    前記第2の噴射ノズルから噴射されたエアロゾルに対して気体を噴射又は吸引する第2のサイドノズルと、
    前記第2のサイドノズルに気体を供給し、又は、前記第2のサイドノズルから気体を吸引する第2のポンプと、
    形成される膜のパターンに応じて、前記第1のエアロゾル生成手段によって生成されたエアロゾルを前記第1の噴射ノズルから基板に向けて噴射すると共に、前記第2のエアロゾル生成手段によって生成され、前記第2の噴射ノズルから噴射されたエアロゾルに対して気体を噴射又は吸引してエアロゾルを擾乱させることにより、前記第1の原料を基板に堆積させ、また、前記第2のエアロゾル生成手段によって生成されたエアロゾルを前記第2の噴射ノズルから基板に向けて噴射すると共に、前記第1のエアロゾル生成手段によって生成され、前記第1の噴射ノズルから噴射されたエアロゾルに対して気体を噴射又は吸引してエアロゾルを擾乱させることにより、前記第2の原料を基板に堆積させるように、前記第1及び第2のサイドノズルにおける気体の噴射又は吸引のオン/オフ、及び/又は、噴射又は吸引される気体の流速を制御する制御手段と、
    を具備する成膜装置。
  2. 原料の粉体を基板に向けて噴射することにより、原料の組成材料を基板上に堆積させる成膜方法であって、
    第1の容器に収納された第1の原料の粉体を含むエアロゾルを生成する工程(a)と、
    第2の容器に収納され、前記第1の原料と組成が異なる第2の原料の粉体を含むエアロゾルを生成する工程(b)と、
    工程(a)において生成されたエアロゾルを噴射ノズルから基板に向けて噴射すると共に、工程(b)において生成され、噴射ノズルから噴射されたエアロゾルに対して気体を噴射又は吸引してエアロゾルを擾乱させることにより、前記第1の原料を基板に堆積させる工程(c)と、
    工程(b)において生成されたエアロゾルを噴射ノズルから基板に向けて噴射すると共に、工程(a)において生成され、噴射ノズルから噴射されたエアロゾルに対して気体を噴射又は吸引してエアロゾルを擾乱させることにより、前記第2の原料を基板に堆積させる工程(d)と、
    を具備する成膜方法。
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