JP4553134B2 - 画像生成装置及びそのプログラム - Google Patents
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Description
また、デジタルカメラを直接プリンタに接続することにより、撮影した静止画を簡単にプリントアウトすることができる機能を備えるデジタルカメラも登場してきている。
このような技術の発展に伴い、動画のある特定のフレームから静止画を作成して記録するという技術が登場してきている。これにより、動画のある特定のフレームの画像を簡単にプリントアウトすることができる。
また、直接プリンタと接続し、動画のある特定のフレームから静止画を作成し、その静止画をプリンタに送ることにより該フレームの画像を印刷することができるデジタルカメラも登場してきている(特許文献1)。
また、フレームのある部分の画像を切り出すためには、該フレームを静止画ファイルとして記録するため、必要のないデータまで記録してしまい、メモリの有効活用ができないという問題点もあった。また、メモリの空き容量を確保するためには、該記録した必要のないデータをわざわざ消去しなければならず手間がかかり面倒であるという問題点もあった。
[第1の実施の形態]
A.デジタルカメラの構成
図1は、本発明の画像生成装置を実現するデジタルカメラ1の電気的な概略構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ1は、撮影レンズ2、レンズ駆動ブロック3、絞り兼用シャッタ4、CCD5、TG(timing generator)6、ユニット回路7、DRAM8、メモリ9、CPU10、フラッシュメモリ11、画像表示部12、キー入力部13、音声処理部14、ストロボ駆動部15、ストロボ発光部16を備えている。
絞りとは、撮影レンズ2から入ってくる光の量を制御する機構のことをいい、シャッタとは、CCD5に光を当てる時間を制御する機構のことをいい、CCD5に光を当てる時間は、シャッタの開閉の速度(シャッタ速度)によって変わってくる。露出は、この絞りとシャッタ速度によって定めることができる。
ユニット回路7は、CCD5から出力される撮像信号を相関二重サンプリングして保持するCDS(Correlated Double Sampling)回路、そのサンプリング後の撮像信号の自動利得調整を行うAGC(Automatic Gain Control)回路、その自動利得調整後のアナログの撮像信号をデジタル信号に変換するA/D変換器から構成されており、CCD5の撮像信号は、ユニット回路7を経てデジタル信号としてCPU10に送られる。
また、メモリ9には、トリミング枠の表示位置、サイズを示すデフォルト値(トリミング位置情報、トリミングサイズ情報)が格納されており、トリミング位置情報、トリミングサイズ情報を一時記憶するトリミング情報記憶領域も有する。このメモリ9は、本発明の第1の記憶手段、第2の記憶手段として機能する。
フラッシュメモリ11は、CCD5によって撮像された静止画データ、動画データ等の画像データなどを静止画ファイル、動画ファイル等の形態で保存しておく記録媒体である。フラッシュメモリ11は、本発明の記録手段に相当する。
キー入力部13は、シャッタボタン、ズーム連写キー、十字キー、SETキー、モード切替キー等の複数の操作キーを含み、ユーザのキー操作に応じた操作信号をCPU10に出力する。このキー入力部13は、本発明の第1のフレーム指定手段、第1のエリア指定手段、第2のフレーム指定手段、第2のエリア指定手段として機能する。
また、音声処理部14は、音声付画像の再生時には、各画像データに付属する音声データに基づく音声等を内蔵スピーカから放音する。
実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作を図2及び図3のフローチャートにしたがって説明する。
ユーザのキー入力部13のモード切替キーの操作により再生モードにされ、ユーザのキー入力部13の十字キーやSETキー等の操作によりフラッシュメモリ11に既に記録されている複数の動画ファイルの中から所望の動画ファイルが選択されると(ステップS1)、CPU10は、ユーザのキー入力部13の操作によりモーションプリントが選択されたか否かを判断する(ステップS2)。この判断は、モーションプリントの選択に対応する操作信号がキー入力部13から送られてきたか否かにより判断する。モーションプリントとは、動画ファイルの動画データから静止画データを生成することをいう。
ステップS3で、再生の指示が行われていないと判断するとステップS2に戻り、再生の指示が行われたと判断すると、CPU10は、該選択されている動画ファイルの再生処理へと移行する。
ステップS4で、1コマ切り出しが選択されたと判断すると、CPU10は該選択した動画ファイル(ステップS1で選択した動画ファイル)の最初のフレームを選択し(第1の選択手段)、該選択したフレームの画像を画像表示部12に表示させる(ステップS5)。
ステップS7で、十字キーの操作が行われていないと判断するとステップS6に戻り、ステップS7で、十字キーの操作が行なわれたと判断すると、CPU10は、ユーザの操作にしたがって(送られてきた操作信号にしたがって)、フレームを選択し(第1の選択手段)、該選択したフレームの画像を画像表示部12に表示させて(ステップS8)、ステップS6に戻る。この第1の選択手段により選択されたフレームを表示させる機能は、本発明の表示制御手段に相当する。
つまり、ユーザは、ステップS6〜ステップS8のループの間に、静止画ファイルの生成の基となるハイライトシーン、つまり、フレームを十字キーの操作により選択することができる。
最初は、1枚目のフレームの画像が表示されるが、十字キーの「↓」キー、若しくは、十字キーの「→」キーを操作していくと、選択されるフレーム、つまり、画像表示部12に表示される画像のフレームは、2枚目のフレームの画像、3枚目のフレームの画像、4枚目のフレーム画像というように、表示される画像のフレームが降順していく。また、ユーザが十字キーの「↑」キー、若しくは、十字キーの「←」キーを操作していくと、選択されるフレーム、つまり、画像表示部12に表示される画像のフレームは、5枚目のフレーム画像、4枚目のフレーム画像、3枚目のフレーム画像というように、表示される画像のフレームが昇順していく。
なお、1枚目のフレーム画像を表示している場合に、「↑」キー、若しくは、「←」キーを操作した場合には、それ以上、上のフレーム画像はないので、そのまま1枚目のフレーム画像を表示させるようにしてもよいし、最後のフレーム画像を表示させるようにしてもよい。
図5は、そのときの様子を示すものであり、5枚目のフレーム画像とともにトリミング枠20が表示されている。なお、トリミング枠20を表示させずにトリミング枠20内の画像を全画面表示させることによりトリミング指定範囲を示すようにしてもよい。
ステップS10で、トリミング位置の変更が行なわれたと判断すると、CPU10は、該変更されたトリミング位置をメモリ9のトリミング情報記憶領域に記憶させ(第1の記憶制御手段)、該記憶させたトリミング位置にトリミング枠20を表示させて(ステップS11)、ステップS12に進む。一方、ステップS10で、トリミング位置の変更が行なわれていないと判断すると、そのままステップS12に進む。
ステップS14で、現在トリミング情報記憶領域に記憶しているトリミング位置、トリミングサイズをトリミングエリアとして決定しないと判断すると、ステップS10に戻る。
例えば、図6(a)に示すような状態で、犬の画像を切り出したいと思う場合には、図6(b)に示すようにユーザは十字キーの操作によりトリミング枠20のトリミング位置を切り出したい犬の画像に合わせてから、図6(c)に示すようにズームキーの「T」キーを操作することにより、トリミング枠20のトリミングサイズを大きくさせて、トリミング枠20内に切り出したい犬の画像が納まるように調整することができる。
ここでは、図6(c)に示すような状態でユーザがSETキーの操作を行なったものとする。
これにより、簡単に撮影した動画ファイルの中の任意のフレームから静止画ファイルとして記録したい被写体の画像を切り出して記録することができる。
次いで、CPU10は、現在選択している(表示している)フレームをハイライトシーンとして決定するか否かの判断を行う(ステップS18)。
ステップS19で、十字キーの操作が行われていないと判断するとステップS18に戻り、ステップS19で、十字キーの操作が行われたと判断すると、CPU10は、ユーザの操作にしたがって(送られてきた操作信号にしたがって)、フレームを選択し(第1の選択手段)、該選択したフレームの画像を画像表示部12に表示させて(ステップS20)、ステップS18に戻る。
ステップS22で、トリミング位置の変更が行なわれたと判断すると、CPU10は、該変更されたトリミング位置をメモリ9のトリミング情報記憶領域に記憶させ(第1の記憶制御手段)、該記憶させたトリミング位置にトリミング枠20を表示させて(ステップS23)、ステップS24に進む。一方、ステップS22で、トリミング位置の変更が行なわれていないと判断すると、そのままステップS24に進む。
ステップS24で、トリミングサイズの変更が行なわれたと判断すると、CPU10は、該変更されたトリミングサイズをメモリ9のトリミング情報記憶領域に記憶させ(第1の記憶制御手段)、該記憶させたトリミングサイズにしたがってトリミング枠20を表示させて(ステップS25)、ステップS26に進む。一方、ステップS24で、トリミングサイズの変更が行なわれていないと判断すると、そのままステップS26に進む。
ステップS26で、現在トリミング情報記憶領域に記憶しているトリミング位置、トリミングサイズをトリミングエリアとして決定しないと判断すると、ステップS22に戻る。
このステップS22〜ステップS26のループ中にユーザはトリミング枠20を切り出したい画像に合わせることができる。
これにより、撮影した動画ファイルの中の任意のフレームからメインの被写体の画像が切り出された組画像データを生成することができ、洒落た写真としても楽しむことができ、ユーザの興趣を高めることができる。
また、表示されたトリミング枠20の表示位置、表示範囲をユーザが変更することができるので、ユーザが記録したい画像をトリミングして記録することができる。
次に第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態においては、9コマ切り出しの場合においては、決定したトリミングエリアで、ハイライトシーンとして決定したフレームの前後のフレームから画像を切り出すようにしたが、第2の実施の形態においては、ハイライトシーンとして決定したフレームから、決定したトリミングエリアの画像データを切り出し、該切り出した画像データの被写体を画像認識により認識し、ハイライトシーンとして決定したフレームの前後のそれぞれフレームから該認識した被写体がある位置の画像データを切り出すというものである。
第2の実施の形態も、図1に示したものと同様の構成を有するデジタルカメラ1を用いることにより本発明の画像生成装置を実現する。
以下、第2の実施の形態のデジタルカメラ1の9コマ切り出しが選択されたときの動作を図8のフローチャートにしたがって説明する。
次いで、CPU10は、該切り出した画像データの被写体(人物や動物、自動車などの被写体)を画像認識処理により認識する(ステップS52)。この機能は、本発明の第1の画像認識手段に相当する。
このフレーム毎に決定されたトリミング位置をメモリ9のトリミング情報記憶領域に記憶させる機能は、本発明の第2の記憶制御手段に相当する。
次いで、CPU10は、該切り出した9枚の画像データから1枚の組画像データを生成し、該生成した組画像データをフラッシュメモリ11に記録する(記録制御手段)(ステップS55)。
F.上記各実施の形態は以下のような変形例も可能である。
(1)上記第1、第2の実施の形態においては、図2のステップS5、図3のステップS17で、最初のフレームを選択して画像表示部12に表示させるようにしたが、動画ファイルのフレームの中から自動的にフレームを選択し、該選択したフレームの画像を画像表示部12に表示させるようにしてもよい。これにより、自動的に選択されたフレームに基づいてトリミング画像を生成したくないと思ったときに、ユーザが手動で所望するフレームを選択することができる。
なお、このフレームの自動選択は、例えば、動画ファイルのフレームの中で一番ブレ量の少ないフレームを自動的に選択するようにしたり、画像認識処理により一番被写体の動きなどの変化のあるフレームを自動的に選択するようにしたり、シャッタボタン操作の前後数秒間の動画を撮影記録する機能が備えられている場合にはシャッタボタン操作時点のフレームを特定する情報を動画ファイル内に記憶させておくことによりシャッタボタン操作時点のフレームを自動的に選択するようにしたり、動画撮影中に静止画撮影が実行された時点のフレームを特定する情報を動画ファイル内に記憶させておくことにより静止画撮影時点のフレームを自動的に選択するようにしたり、録画開始時のフレーム又は録画終了時のフレームを自動的に選択するようにする。
また、トリミングする位置のみ、又は、トリミングする大きさのみを手動で変更することができるようにしてもよい。
(8)また、図3のステップS27や、図8のステップS53及びステップS54では、ハイライトシーンとして決定したフレームと、その前後4枚のフレームとからそれぞれトリミング画像を生成するようにしたが、決定したフレームと、該決定したフレーム以外の8枚のフレームとからトリミング画像を生成するようにしてもよい。つまり、決定したフレームの前後4枚に限る必要はなく、例えば、決定したフレームの前2枚のフレームと、決定したフレームの後6枚のフレームであってもよい。
例えば、決定したトリミング位置を中心に前後のフレームのトリミング位置を徐々に右にしたり、左にしたり、上にしたり、下にしたりするようにしてもよい。また、決定したトリミングサイズを中心に前後のフレームのトリミングサイズを徐々に大きくしたり、小さくしたりするようにしてもよい。
2 撮影レンズ
3 レンズ駆動ブロック
4 絞り兼用シャッタ
5 CCD
6 TG
7 ユニット回路
8 DRAM
9 メモリ
10 CPU
11 フラッシュメモリ
12 画像表示部
13 キー入力部
14 音声処理部
15 ストロボ駆動部
16 ストロボ発光部
Claims (4)
- 動画データを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された動画データの中のフレームを選択する第1の選択手段と、
前記第1の選択手段により選択されたフレームから静止画ファイルを生成する生成手段と、
前記第1の選択手段により選択されたフレームのトリミングするエリアを示すトリミング情報を記憶する第1の記憶手段と、
前記取得手段により取得された動画データのうち、前記第1の選択手段により選択されたフレーム以外のフレームを選択する第2の選択手段と、
を備え、
前記生成手段は、
前記静止画ファイルを生成する前に、前記第1の記憶手段に記憶されているトリミング情報に基づいて、前記第1の選択手段により選択されたフレームからトリミング画像を生成すると共に、前記第1の記憶手段に記憶されているトリミング情報に基づいて、前記第2の選択手段により選択されたフレームからトリミング画像を生成する手段を含み、該生成されたトリミング画像の静止画ファイルを生成することを特徴とする画像生成装置。 - 動画データを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された動画データの中のフレームを選択する第1の選択手段と、
前記第1の選択手段により選択されたフレームから静止画ファイルを生成する生成手段と、
前記第1の選択手段により選択されたフレーム中の被写体を認識する第1の画像認識手段と、
前記取得手段により取得された動画データのうち、前記第1の選択手段により選択されたフレーム以外のフレームを選択する第2の選択手段と、
前記第2の選択手段により選択されたフレームのトリミングするエリアを示すトリミング情報を記憶する第2の記憶手段と、
前記第1の画像認識手段により認識された被写体の位置に基づいてトリミングエリアを決定して前記第2の記憶手段にトリミング情報を記憶させる第2の記憶制御手段と、
を備え、
前記生成手段は、
前記静止画ファイルを生成する前に、前記第1の画像認識手段により認識された被写体の位置に基づいて、前記第1の選択手段により選択されたフレームからトリミング画像を生成すると共に、前記第2の記憶手段に記憶されているトリミング情報に基づいて、前記第2の選択手段により選択されたフレームからトリミング画像を生成する手段を含み、該生成されたトリミング画像の静止画ファイルを生成することを特徴とする画像生成装置。 - 動画データを取得する取得処理と、
この取得処理により取得された動画データの中のフレームを選択する第1の選択処理と、
この第1の選択処理により選択されたフレームから静止画ファイルを生成する生成処理と、
前記第1の選択処理により選択されたフレームのトリミングするエリアを示すトリミング情報を記憶する第1の記憶処理と、
前記取得処理により取得された動画データのうち、前記第1の選択処理により選択されたフレーム以外のフレームを選択する第2の選択処理と、
を含み、
更に、前記生成処理は、
前記静止画ファイルを生成する前に、前記第1の記憶処理により記憶されているトリミング情報に基づいて、前記第1の選択処理により選択されたフレームからトリミング画像を生成すると共に、前記第1の記憶処理により記憶されているトリミング情報に基づいて、前記第2の選択処理により選択されたフレームからトリミング画像を生成し、該生成されたトリミング画像の静止画ファイルを生成する処理を含み、
上記各処理をコンピュータで実行させることを特徴とするプログラム。 - 動画データを取得する取得処理と、
この取得処理により取得された動画データの中のフレームを選択する第1の選択処理と、
この第1の選択処理により選択されたフレームから静止画ファイルを生成する生成処理と、
前記第1の選択処理により選択されたフレーム中の被写体を認識する第1の画像認識処理と、
前記取得処理により取得された動画データのうち、前記第1の選択処理により選択されたフレーム以外のフレームを選択する第2の選択処理と、
この第2の選択処理により選択されたフレームのトリミングするエリアを示すトリミング情報を、前記第1の画像認識処理により認識された被写体の位置に基づいて決定して記憶する第2の記憶処理と、
を含み、
更に、前記生成処理は、
前記静止画ファイルを生成する前に、前記第1の画像認識処理により認識された被写体の位置に基づいて、前記第1の選択処理により選択されたフレームからトリミング画像を生成すると共に、前記第2の記憶処理により記憶されているトリミング情報に基づいて、前記第2の選択処理により選択されたフレームからトリミング画像を生成し、該生成されたトリミング画像の静止画ファイルを生成する処理を含み、
上記各処理をコンピュータで実行させることを特徴とするプログラム。
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