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JP4552037B2 - ロボット - Google Patents

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JP4552037B2 JP2007318988A JP2007318988A JP4552037B2 JP 4552037 B2 JP4552037 B2 JP 4552037B2 JP 2007318988 A JP2007318988 A JP 2007318988A JP 2007318988 A JP2007318988 A JP 2007318988A JP 4552037 B2 JP4552037 B2 JP 4552037B2
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Description

本発明は基体から延設された複数の脚体の動作により自律的に移動可能なロボットに関する。
自律的に移動可能なロボットに搭載されているバッテリを充電する技術的手法が提案されている(特許文献1参照)。この技術によれば、充電ステーション側の案内部材により案内するようにロボットを移動させることにより、ロボットの基体に第1コネクタと、充電装置が有する第2コネクタとの接続の確実が図られている。
特開2007−245332号公報
ところで、第1コネクタと第2コネクタとを接続させる方法としては、ロボットを充電装置に対して動かす方法のほか、ロボットを立ち止まらせた状態で、充電装置が有する駆動装置により第2コネクタを第1コネクタに近づけるように駆動する方法が考えられる。
しかし、第2コネクタの位置、姿勢または位置および姿勢(以下、適宜「位置等」という。)が本来あるべき位置等からずれている、または、床が傾斜しているもしくは床に凹凸がある等の理由により、ロボットが指定位置に指定姿勢で立ち止まっている(または指定位置に指定姿勢で立ち止まっていると認識している)にもかかわらず、第1コネクタの位置等が、第2コネクタとの接続の観点から不適当となる可能性がある。この場合、ロボットを別の位置に移動させた上で指定位置に戻るように移動させ、この指定位置に指定姿勢で立ち止まらせたとしても、第1コネクタの位置等がやはり第2コネクタとの接続の観点からなおも不適当なままである可能性がある。また、この移動距離が長くなると、ロボットのエネルギー消費量節約の観点から好ましくない。
そこで、本発明は、対象物体との相互作用を伴う指定タスクを実行する観点から、基体の位置等をその場で適当に調節することができるロボットを提供することを解決課題とする。
本発明は、基体と、前記基体と第1脚関節機構を介して連結され、第2脚関節機構を有する複数の脚体と、制御装置とを備え、前記制御装置により前記第1脚関節機構および前記第2脚関節機構が含まれる脚関節機構群の動きが制御されることにより前記複数の脚体の離床および着床の繰り返しを伴って自律的に移動可能なロボットに関する。
第1発明のロボットは、前記制御装置が、前記ロボットが対象物体との相互作用を伴う指定タスクの実行エリアである第2指定エリアに立ち止まっている状態において、前記指定タスクの実行開始前に前記基体の位置および姿勢のそれぞれが、前記ロボットに前記指定タスクを実行させる観点から定義されている第2目標位置範囲および第2目標姿勢範囲のそれぞれに収まっているという第2位置・姿勢要件が満たされているか否かを判定する第1制御要素と、前記第1制御要素により前記第2位置・姿勢要件が満たされていないと判定されたことを要件として、前記複数の脚体を着床させたまま前記基体の位置、姿勢または位置および姿勢を変化させるように前記脚関節機構群の動きを制御する第2制御要素とを備えていることを特徴とする。
第1発明のロボットによれば「第2位置・姿勢要件」が満たされていないことを要件として、ロボットが各足部を着床状態に維持したまま、その場で第1脚関節機構および第2脚関節機構が含まれる脚関節機構群の動きが制御されることにより、基体の位置等が調節される。したがって、ロボットが指定タスクを実行するために第2指定エリアで立ち止まっているにもかかわらず、基体の位置等が指定タスク実行の観点から不適当である場合、ロボットは第2指定エリアにおいてその場で基体の位置等を修正した上で、指定タスクを実行することができる。なお、各関節機構の「動き」とは、直交座標系における3つの軸方向への並進および3つの軸まわりの回転のうち一部または全部により定義される動きを意味する。ロボットが「立ち止まる」とは、脚関節機構群に属するすべての脚関節機構の動きが停止されている状態を意味する。
第2発明のロボットは、第1発明のロボットにおいて、前記複数の脚体のそれぞれの端部にそれぞれ第3脚関節機構を介して接続された、前記複数の脚体の着床部分としての複数の足部を備え、前記第2制御要素が前記第1脚関節機構および前記第2脚関節機構に加えて前記第3脚関節機構が含まれる前記脚関節機構群の動きを制御することを特徴とする。
第2発明のロボットによれば、第1脚関節機構および第2脚関節機構に加えて第3脚関節機構を動かすことにより、基体の位置および姿勢の可変範囲を柔軟に拡張することができる。
第3発明のロボットは、第1または第2発明のロボットにおいて、前記第1制御要素が、前記ロボットが前記複数の脚体を着床させたまま前記脚関節機構群の動きにより、前記基体の位置および姿勢のそれぞれが、前記ロボットを安定に立たせる観点から定義されている可変位置範囲および可変姿勢範囲のそれぞれを超えないように補正されることにより前記第2位置・姿勢要件が満足されるという補正要件が満足されるか否かを判定し、前記第2制御要素が、前記第1制御要素により前記補正要件が満たされていると判定されたことをさらなる要件として、前記複数の脚体を着床させたまま前記基体の位置、姿勢または位置および姿勢を変化させるように前記脚関節機構群の動きを制御することを特徴とする。
第3発明のロボットによれば「補正要件」が満たされていると判定されたことを要件として、ロボットが各足部を着床させたまま、その場で脚関節機構群の動きを制御して基体の位置等を補正する。したがって、ロボットが立っている状態が不安定になる事態を回避しながら、各足部を着床させたまま第2指定エリアにおいて基体の位置等を指定タスク実行の観点から適当に補正することができる。
第4発明のロボットは、第3発明のロボットにおいて、前記第2制御要素が、前記第1制御要素により前記第2位置・姿勢要件および前記補正要件が満たされていないと判定されたことを要件として、前記ロボットが前記第2指定エリアに立ち止まっている状態から、前記第2指定エリアにおいて前記複数の脚体のうち一部または全部を離床かつ着床させた後、再び前記第2指定エリアに立ち止まるように前記脚関節機構群の動きを制御することを特徴とする。
第4発明のロボットによれば「補正要件」が満たされていない場合、すなわち、各足部を着床させたままその場で基体の位置等を補正すると、ロボットが立っている状態が不安定になる可能性がある場合、ロボットがその場で足踏みするように動作する。なお、該当脚体の離床および着床の回数は1回でも複数回でもよく、脚体ごとに異なっていてもよい。これにより、第2指定エリアにおける基体の位置等を補正要件が満たされるように変化させることができる。その上で、前記のようにロボットが立っている状態が不安定になる事態を回避しながら、かつ、指定タスク実行の観点から適当に、各足部を着床させたまま第2指定エリアで基体の位置等を補正することができる。
第5発明のロボットは、第3発明のロボットにおいて、前記第2制御要素が、前記第1制御要素により前記第2位置・姿勢要件および前記補正要件が満たされていないと判定されたことを要件として、前記ロボットが前記第2指定エリアから他のエリアに移動した後、前記第2指定エリアに移動した上で再び前記第2指定エリアに立ち止まるように前記脚関節機構群の動きを制御することを特徴とする。
第5発明のロボットによれば「補正要件」が満たされていない場合、ロボットが第2指定エリアから他のエリアにいったん移動した後、再び第2指定エリアに移動した上で立ち止まる。これにより、第2指定エリアにおける基体の位置等を補正要件が満たされるように変化させることができる。その上で、前記のようにロボットが立っている状態が不安定になる事態を回避しながら、かつ、指定タスク実行の観点から適当に、各足部を着床させたまま第2指定エリアで基体の位置等を補正することができる。
第6発明のロボットは、第1〜第5発明のうちいずれか1つのロボットにおいて、前記第1制御要素が、前記ロボットが前記第2指定エリアとは異なる第1指定エリアに立ち止まっている状態において前記基体の位置および姿勢のそれぞれが、前記第2指定エリアにおける前記基体の位置、姿勢または位置および姿勢の補正量を低減させるように前記第1指定エリアにおいて事前に前記基体の位置および姿勢のそれぞれを調整する観点から定義されている第1目標位置範囲および第1目標姿勢範囲のそれぞれに収まっているという第1位置・姿勢要件が満たされているか否かを判定し、前記第2制御要素が、前記第1制御要素により前記第1位置・姿勢要件が満たされていると判定されたことを要件として、前記ロボットが前記第1指定エリアから前記第2指定エリアに移動した上で立ち止まるように前記脚関節機構群の動きを制御することを特徴とする。
第6発明のロボットによれば「第1位置・姿勢要件」が満たされていることを要件として第1指定エリアから第2指定エリアに移動した上で立ち止まる。したがって、ロボットが第2指定エリアにおける基体の位置等の補正量を低減させて指定タスクを円滑に実行する観点から、第1指定エリアにおける基体の位置等を事前に適当に補正することができる。
第7発明のロボットは、第6発明のロボットにおいて、前記第2制御要素が、前記第1制御要素により前記第1位置・姿勢要件が満たされていないと判定されたことを要件として、前記ロボットが前記第1指定エリアに立ち止まっている状態から、前記第1指定エリアにおいて前記複数の脚体のうち一部または全部を離床かつ着床させた後、再び前記第1指定エリアに立ち止まるように前記脚関節機構群の動きを制御することを特徴とする。
第7発明のロボットによれば「第1位置・姿勢要件」が満たされていないと判定された場合、その場で足踏みするように動作する。なお、該当脚体の離床および着床の回数は1回でも複数回でもよく、脚体ごとに異なっていてもよい。これにより、ロボットが第1指定エリアにおける基体の位置等を第1位置・姿勢要件が満たされるように変化させることができる。したがって、ロボットが第1指定エリアから第2指定エリアに移動した際に基体の位置等の補正量を低減させて指定タスクを円滑に実行する観点から、第1指定エリアにおける基体の位置等を事前に適当に補正することができる。
第8発明のロボットは、第1〜第7発明のうちいずれか1つのロボットにおいて、バッテリと、第1コネクタとを備え、充電装置が有する駆動装置により駆動された前記対象物体としての第2コネクタを前記第1コネクタに接続させ、かつ、前記充電装置により前記バッテリを充電させるタスクを前記指定タスクとして実行することを特徴とする。
第8発明のロボットによれば、ロボットが第2指定エリアで立ち止まっているにもかかわらず、基体の位置等が不適当である場合、ロボットは第2指定エリアにおいてその場で基体の位置等を修正した上で、第2コネクタを第1コネクタに接続させ、かつ、充電装置によりバッテリを充電させるという指定タスクを実行することができる。
第9発明のロボットは、第8発明のロボットにおいて、前記第1コネクタと前記第2コネクタとが接続されている状態において、前記充電装置の前記駆動装置により前記第2コネクタを駆動させることにより、前記第2コネクタを前記第1コネクタから外すタスクを前記指定タスクとして実行することを特徴とする。
第9発明のロボットによれば、ロボットが第2指定エリアで立ち止まっているにもかかわらず、基体の位置等が不適当である場合、第2コネクタが第1コネクタから外れず、ロボットの基体の位置等が第2コネクタの動きに伴って変化し、ロボットが立っている状態が不安定になる可能性がある。しかるに、前記のようにロボットは第2指定エリアにおいてその場で基体の位置等を修正することができる。したがって、ロボットが、第2コネクタの動きによって立っている状態が不安定になる事態を回避しながら、第2コネクタを第1コネクタから外すという指定タスクを実行することができる。
第10発明のロボットは、第1〜第9発明のうちいずれか1つのロボットにおいて、前記基体に第1腕関節機構を介して連結され、第2腕関節機構において屈伸可能な腕体と、前記腕体の端部に第3腕関節を介して連結されている手部とを備え、前記ロボットが前記手部により前記対象物体を把持するタスクを前記指定タスクとして実行することを特徴とする。
第10発明のロボットによれば、ロボットが第2指定エリアで立ち止まっているにもかかわらず、基体の位置等が不適当である場合、ロボットは第2指定エリアにおいてその場で基体の位置等を修正した上で、腕体等を動かして手部により対象物体を把持するという指定タスクを実行することができる。
第11発明のロボットは、第10発明のロボットにおいて、前記手部により把持している前記対象物体を人間または他のロボットに渡すタスクを前記指定タスクとして実行することを特徴とする。
第11発明のロボットによれば、ロボットが第2指定エリアで立ち止まっているにもかかわらず、基体の位置等が不適当である場合、ロボットは第2指定エリアにおいてその場で基体の位置等を修正した上で、腕体等を動かして手部により把持している対象物体を人間または他のロボットに渡すという指定タスクを実行することができる。
本発明のロボットの実施形態について図面を用いて説明する。まず、ロボットの構成について説明する。
図1に示されているロボット1は脚式移動ロボットであり、人間と同様に、基体10と、基体10の上方に配置されたヘッド11と、基体10の上部に上部両側から延設された左右の腕体12と、左右の腕体12のそれぞれの先端に設けられている手部13と、基体10の下部から下方に延設された左右の脚体14とを備えている。ロボット1はその動作を制御する制御装置100と、バッテリ1100とを備えている。
基体10はヨー軸回りに相対的に回動しうるように上下に連結された上部および下部により構成されている。ヘッド11は基体10に対してヨー軸回りに回動する等、動くことができる。ヘッド11には、ロボット1の前方を撮像範囲とするCCDカメラ、赤外線カメラ等、種々の周波数帯域における光を感知しうる左右一対の頭カメラC1が搭載されている。基体10の下部には、ロボット1の前方下方に向けて発せられた近赤外レーザー光の物体による反射光を検知することによりこの物体の位置や方位等を測定するための腰カメラ(アクティブセンサ)C2が搭載されている。
腕体12は第1腕体リンク122と、第2腕体リンク124とを備えている。基体10と第1腕体リンク121とは肩関節機構(第1腕関節機構)121を介して連結され、第1腕体リンク122と第2腕体リンク124とは肘関節機構(第2腕関節機構)123を介して連結され、第2腕体リンク124と手部13とは手根関節機構(第3腕関節機構)125を介して連結されている。肩関節機構121はロール、ピッチおよびヨー軸回りの回動自由度を有し、肘関節機構123はピッチ軸回りの回動自由度を有し、手根関節機構125はロール、ピッチ、ヨー軸回りの回動自由度を有している。
手部13は、手掌部から延設され、人間の手の親指、人差指、中指、薬指および小指のそれぞれに相当する5つの指機構131〜135を備えている。第1指機構131と、横並びの4つの指機構132〜135とが対向して配置されている。第1指機構131は人間の手の第1中手骨、親指の基節および末節に相当する3つのリンク部材と、当該3つのリンク部材を覆う弾性カバーとを備えている。3つのリンク部材は手掌部から順に人間の手の第1中手骨の基部側の関節、親指の中手指節関節および指節間関節のそれぞれに相当する関節を介して連結されている。第1指機構131は、手掌部に収納されたモータから、減速機構等により構成される動力伝達機構を介して伝達される力に応じて各関節において曲がりうる。モータから第1指機構131に伝達される動力は制御装置100によって制御される。指機構132〜135は、たとえば特開2003−181787号公報に記載されている指機構と同様の構成とされ、また、それぞれがほぼ同様の構成とされている。たとえば、第5指機構135は、人間の手の小指の基節、中節および末節のそれぞれに相当する3つのリンク部材と、当該3つのリンク部材を覆う弾性カバーとを備えている。3つのリンク部材は手掌部から順に人間の手の小指の中手指節関節、近位指節間関節および遠位指節間関節のそれぞれに相当する関節を介して連結されている。第5指機構135は、動力源としてのモータ(図示略)から、動力伝達機構を介して伝達される動力に応じて、各関節において内側に曲がることができる。モータから第5指機構135に伝達される動力は、第1指機構131と同様に制御装置1000によって制御される。また、動力伝達機構は、前掲の特開2003−181787号公報に記載されているようにワイヤやプーリ等によって構成されてもよく、各指機構を屈伸運動させるようにモータの動力を伝達しうるあらゆる構成が採用されてもよい。
脚体14は第1脚体リンク142と、第2脚体リンク144と、足部15とを備えている。基体10と第1脚体リンク142とは股関節機構(第1脚関節機構)141を介して連結され、第1脚体リンク142と第2脚体リンク144とは膝関節機構(第2脚関節機構)143を介して連結され、第2脚体リンク144と足部15とは足関節機構(第3脚関節機構)145を介して連結されている。股関節機構141はロール、ピッチおよびロール軸回りの回動自由度を有し、膝関節機構143はピッチ軸回りの回動自由度を有し、足関節機構145はロールおよびピッチ軸回りの回動自由度を有している。股関節機構141、膝関節機構143および足関節機構145は「脚関節機構群」を構成する。なお、脚関節機構群に含まれる各関節機構の並進および回転自由度は適宜変更されてもよい。また、股関節機構141、膝関節機構143および足関節機構145のうち任意の1つの関節機構が省略された上で、残りの2つの関節機構の組み合わせにより脚関節機構群が構成されていてもよい。さらに、脚体14が膝関節とは別の第2脚関節機構を有する場合、当該第2脚関節機構が含まれるように脚関節機構群が構成されてもよい。足部15の底には着床時の衝撃緩和のため、特開2001−129774号公報に開示されているような弾性素材152が設けられている。
図2に示されているように基体10の背面側にはバッテリ1100を充電するための第1コネクタ1200が設けられている。図3および図4に示されているように第1コネクタ1200には第1充電用端子1220、第1信号用端子1240およびチューブ1260が並列に設けられている。チューブ1260の側壁が部分的に切り欠かれてガイド1270が形成されている。
ロボット1は図2に示されている充電装置2によりバッテリ1100を充電する等のタスクを実行する。充電装置2は充電用電源2100と、充電装置2の動作を制御等する充電制御装置200と、第2コネクタ2200と、コネクタ駆動機構2300とを備えている。また、充電装置2はロボット1のかかと部分に設けられた第1マークM1を赤外光等の光を利用して検知する第1センサ211と、ロボット1の基体10の背面に設けられた第2マークM2を赤外光等の光を利用して検知する第2センサ212とを備えている。
図4および図5に示されているように第2コネクタ2200には第2充電用端子2220、第2信号用端子2240およびロッド2260が並列に水平方向に突出して設けられている。ロッド2260の側壁には一対のピン2270が突設されている。ロッド2260はコンプライアンス機構によって径方向への動きまたはぶれが可能な状態で第2コネクタ2200に取り付けられている。
コネクタ駆動機構2300はシリンダ式の駆動機構である。図5に示されているようにコネクタ駆動機構2300は、基礎230と、先端部に第2コネクタ2200が取り付けられているスライダ2310と、スライダ2310を基礎230の上でスライド往復させるシリンダロッド2320と、シリンダロッド2320をその径方向への動きまたはぶれが可能な状態で保持するコンプライアンス機構2340と、ロッド2260を軸回りに回転駆動するロッド回転駆動機構2360とを備えている。第2コネクタ2200の位置はシリンダロッド2320によるスライダ2310の駆動量に基づいて測定される。なお、第2コネクタ2200は水平方向のほか、後退駆動時にロボット1に水平方向成分の力が作用するようなあらゆる方向に進退駆動されてもよい。
第1コネクタ1200および第2コネクタ2200の接続状態において、第1充電用端子1220および第2充電用端子2220が接続され、第1信号用端子1240および第2信号用端子2240が接続され、ロッド2260がチューブ1260に挿入され、かつ、ピン2270がガイド1270の終端部に係合している。一方、第1コネクタ1200から第2コネクタ2200が外れている状態において、第1充電用端子1220および第2充電用端子2220が離反され、第1信号用端子1240および第2信号用端子2240が離反され、ピン2270がガイド1270の終端部との係合が解除され、かつ、ロッド2260がチューブ1260から引き抜かれている。
図6に示されている制御装置100はCPU、ROM、RAM、I/O等によって構成され、センサ群102を構成する各センサからの出力信号に基づき、記憶装置に格納されている行動計画にしたがってアクチュエータ1000の動作を制御することによりロボット1の行動を制御する。「行動計画」はロボット1の目標位置の時系列的な変化態様を表わす「目標位置軌道」およびロボット1の目標姿勢の時系列的な変化態様を表わす「目標姿勢軌道」等により定義される。センサ群102には、頭カメラC1および腰カメラC2のほか、基体10の水平面に対する傾斜角度または姿勢に応じた信号を出力する傾斜角度センサ、ロボット1のヨー軸まわりの角速度に応じた信号を出力するヨーレートセンサ、ロボット1のロール軸方向およびピッチ軸方向等の加速度に応じた信号を出力する加速度センサ、各関節の角度に応じた信号を出力するロータリーエンコーダ等が含まれている。センサ群102を構成するセンサの出力に基づき、図1に示されているロボット座標系(XR,YR,ZR)の原点の、固定座標系またはグローバル座標系(X,Y,Z)における位置、または、固定座標系における当該位置への並進を表わす並進行列もしくはクォータニオンが基体10の位置として測定される。また、ロボット座標系の+ZR方向の固定座標系における方位角および仰角、または、固定座標系における当該方位角および仰角だけの回転を表わす回転行列もしくはクォータニオンが基体10の姿勢として測定される。
制御装置100は、後述の諸要件が満たされているか否かを判定する第1制御要素110と、第1制御要素110による判定結果に応じて後述のようにロボット1の動作を制御する第2制御要素120とを備えている。なお、制御装置100はロボット1の内部ネットワークを通じて接続された主制御ユニットおよび一または複数の副制御ユニットより構成される分散制御装置であってもよい。
前記構成のロボット1の機能について説明する。ロボット1の機能の概要を説明する。まず、ロボット1は図9(a)に示されているように充電装置2の前方にある第1指定エリアに向かって移動する。また、ロボット1は図9(b)に示されているように第1指定エリアにおいて充電装置2に背を向けて立ち止まる。さらに、ロボット1は図9(c)に示されているように第1指定エリアから後ろ向きに移動した上で、第2指定エリアで立ち止まる。そして、ロボット1は第2指定エリアで立ち止まって「第1指定タスク」および「第2指定タスク」を順に実行する。「第1指定タスク」は第1コネクタ1200に第2コネクタ2200を接続させた上で、充電装置2によりバッテリ1100を充電するというタスクである。「第2指定タスク」は第1コネクタ1200から第2コネクタ2200を外すというタスクである。
ロボット1の前記一連の動作機能について詳細に説明する。まず、ロボット1が第1指定エリアに向かって移動するとき、たとえば、腰カメラC2により撮像されたロボット1の周囲の画像に基づいてフロアマークFM1およびFM2のうち一方または両方の位置および姿勢が測定され、当該測定結果に基づいて行動計画が生成される。そして、ロボット1がこの行動計画にしたがって図9(a)に示されているように第1指定エリアに向かって移動し、図9(b)に示されているように第1指定エリアにおいて充電装置2に背を向けて立ち止まるように、脚関節機構群の動きを含むロボット1の動作が制御される(図7/S102)。ロボット1が立ち止まっているとき、脚関節機構群に含まれるすべての脚関節機構の動きが停止されている一方、図2に示されているように脚体14を膝関節機構143において軽く曲げて立っている状態が維持されるようにアクチュエータ1000には電力が供給されている。
ロボット1が第1指定エリアに立ち止まっている状態において第1制御要素110により「第1位置・姿勢要件」が満たされているか否かが判定される(図7/S104)。「第1位置・姿勢要件」とは、基体10の位置および姿勢のそれぞれが「第1目標位置範囲」および「第1目標姿勢範囲」のそれぞれに収まっているという要件である。「第1目標位置範囲」および「第1目標姿勢範囲」は第2指定エリアにおける基体10の位置等の補正量を低減させるように第1指定エリアにおいて事前に基体10の位置および姿勢のそれぞれを調整する観点から定義され、記憶装置に格納されている。このとき、第1フロアマークFM1に対する基体1の相対的な位置および姿勢のそれぞれが、基体1の位置および姿勢として測定される。第1フロアマークFM1に対する基体1の相対的な位置および姿勢は、腰カメラC2を通じて腰カメラC2に対する第1フロアマークFM1の位置および姿勢が測定され、かつ、この測定結果、および、記憶装置にあらかじめ格納されているロボット座標系における腰カメラC2(または腰カメラC2の受光素子)の位置および姿勢等に基づいて測定されうる。なお、基体10の位置および姿勢が、各関節機構の角度を表わすロータリーエンコーダからの出力信号と、記憶装置にあらかじめ格納されている各リンクの長さ等に基づき、逆動力学的または幾何学的計算モデルにしたがって測定される等、他のセンサからの出力に基づいて測定されてもよい。また、ロボット1が第1エリアに立ち止まっている状態で腰カメラC2を通じて測定された第1フロアマークFM1の位置および姿勢のそれぞれが、記憶装置に格納されている第1フロアマークFM1の目標位置および目標姿勢のそれぞれに一致するまたは所定誤差範囲にあるか否かに応じて第1位置・姿勢要件が満たされているか否かが判定されてもよい。
第1制御要素110により第1位置・姿勢要件が満たされていないと判定された場合(図7/S104‥NO)、ロボット1が第1指定エリアにおいて複数の脚体14のうち一部または全部を離床かつ着床させた後、再び第1指定エリアで立ち止まるように脚関節機構群の動きが制御される(図7/S108)。これにより、ロボット1がその場で足踏みをするようにしながら基体の位置等を補正することができる。
その一方、第1制御要素110により第1位置・姿勢要件が満たされていると判定された場合(図7/S104‥YES)、第2処理要素120により図9(c)に示されているようにロボット1が第1指定エリアから第2指定エリアに後ろ向きに移動し、かつ、第2指定エリアにおいて立ち止まるように脚関節機構群の動き等が制御される(図7/S106)。
ロボット1が第2指定エリアに立ち止まっている状態において第1制御要素110により「第2位置・姿勢要件」が満たされているか否かが判定される(図7/S110‥YES)。「第2位置・姿勢要件」とは、基体10の位置および姿勢のそれぞれが「第2目標位置範囲」および「第2目標姿勢範囲」のそれぞれに収まっているという要件である。「第2目標位置範囲」および「第2目標姿勢範囲」はロボット1に指定タスクを確実に実行させる観点から定義されている。このとき、第2フロアマークFM2に対する基体1の相対的な位置および姿勢のそれぞれが、基体1の位置および姿勢として測定される。第2フロアマークFM2に対する基体1の相対的な位置および姿勢は、腰カメラC2を通じて腰カメラC2に対する第2フロアマークFM2の位置および姿勢が測定され、かつ、この測定結果、および、記憶装置にあらかじめ格納されているロボット座標系における腰カメラC2の位置および姿勢等に基づいて測定されうる。なお、基体10の位置および姿勢が、各関節機構の角度を表わすロータリーエンコーダからの出力信号と、記憶装置にあらかじめ格納されている各リンクの長さ等に基づき、逆動力学的または幾何学的計算モデルにしたがって測定される等、他のセンサからの出力に基づいて測定されてもよい。また、ロボット1が第1エリアに立ち止まっている状態で腰カメラC2を通じて測定された第1フロアマークFM1の位置および姿勢のそれぞれが、記憶装置に格納されている第2フロアマークFM2の目標位置および目標姿勢のそれぞれに一致するまたは所定誤差範囲にあるか否かに応じて第2位置・姿勢要件が満たされているか否かが判定されてもよい。
第1制御要素110により第2位置・姿勢要件が満たされていないと判定された場合(図7/S110‥NO)、第1制御要素110により「補正要件」が満たされているか否かがさらに判定する(図7/S114)。「補正要件」とは、ロボット1が複数の脚体14または足部15を着床させたままその場で脚関節機構群の動きが調節されることにより、基体10の位置および姿勢のそれぞれが「可変位置範囲」および「可変姿勢範囲」のそれぞれを超えないように補正されることにより第2位置・姿勢要件が満足されるという要件である。「可変位置範囲」および「可変姿勢範囲」はZMPの位置が許容範囲から外れないように収める等、ロボット1が立っている状態を安定に維持する観点から定義されている。
第1制御要素110により補正要件が満たされていると判定された場合(図7/S114‥YES)、第2制御要素120によりロボット1が複数の足部15を着床させたままその場で基体10の位置等を変化させるように脚関節機構群の動きが制御される(図7/S116)。このとき、各関節機構の各軸まわりの目標関節角度の時系列的な変化態様を表わす目標関節角度軌道を含む行動計画が生成され、関節角度軌道がこの目標角度軌道に追従するように各関節機構の動きが制御される。これにより、図10(a)〜(c)のそれぞれに示されているように、足部15を着床させた状態で基体10の位置がXR軸(ロール軸)方向、YR軸(ピッチ軸)方向およびZR軸(ヨー軸)方向のそれぞれに矢印で示されているように変位されうる。また、図11(a)〜(c)のそれぞれに示されているように、足部15を着床させた状態で基体10の姿勢が、ロール軸、ピッチ軸およびヨー軸方向のそれぞれのまわりの矢印で示されている回転により補正されうる。
その一方、第1制御要素110により補正要件が満たされていないと判定された場合(図7/S114‥NO)、第2制御要素120によりロボット1が第1指定エリアに移動した後、適宜位置等を補正してから、第2指定エリアに移動した上で再び第2指定エリアに立ち止まるように脚関節機構群の動き等が制御される(図7/S102,S106,S108等参照)。なお、ロボット1が第2指定エリアと異なるエリアに移動した後、第2指定エリアに戻った上で立ち止まるように脚関節機構群の動き等が制御されてもよい。
そして、第1制御要素110により第2位置・姿勢要件が満たされていると判定された場合(図7/S110‥YES)、第2制御要素120により指定タスクの実行が終了しているか否かが判定される(図7/S112)。指定タスクの実行が終了していないと判定された場合(図7/S112‥NO)、制御装置100により指定タスクの実行が開始または継続されるようにロボット1の動作が制御される(図7/S118)。ロボット1が指定タスクの実行中も第1制御要素110により第2位置・姿勢要件が満たされているか否かが判定される(図7/S120)。そして、第1制御要素110により第2位置・姿勢要件が満たされていないと判定された場合(図7/S120‥NO)、第2制御要素120によりロボット1が足部15を着床させたまま脚関節機構群の動きが制御されることによりボディ10の位置等が補正され(図7/S122)、その上で第2制御要素120により指定タスクの実行が終了しているか否かが判定される(図7/S112)。第1制御要素110により第2位置・姿勢要件が満たされていると判定された場合(図7/S120‥YES)、第2制御要素120により指定タスクの実行が終了しているか否かが判定される(図7/S112)。指定タスクの実行が終了していると判定された場合(図7/S112‥YES)、前述の一連の処理が終了する。
ここで、ロボット1による指定タスクの実行方法について説明する。充電装置2において第1センサ211により第2指定エリアに立ち止まっているロボット1のかかと部分(足部15の後側)に付されている第1マークM1が検知されたか否かが判定され(図8/S202‥YES)、かつ、第2センサ212によりロボット1の基体10の背面に付されている第2マークM2が検知されたことを要件として(図8/S204‥YES)、コネクタ駆動機構2300により第2コネクタ2200が前進駆動または第1コネクタ1200に接近する方向に駆動される(図8/S206)。
その後、第2コネクタ2200が一定時間内に接続位置に到達したことを要件として(図8/S208‥YES)、コネクタロックが実行される(図8/S210)。第2コネクタ2200が当該接続位置にあるとき、ロッド2260の先端部がチューブ1260に挿入され、かつ、ピン2270がガイド1270の先端部に案内されている。コネクタロックは、ロッド回転駆動機構2360によりロッド2260が軸回りに一定方向に回転駆動されることにより実行される。このとき、第2コネクタ2200がコネクタロックの実現を補助するように前進駆動される。これにより、ロッド2260の側壁に突設されているピン2270がチューブ1260のガイド1270により案内されながら、ロッド2260がチューブ1260に徐々に挿入され、ピン2270がガイド1270の終端部にいたって係合してコネクタロックが実現される。コネクタロックの実現により第2コネクタ2200および第1コネクタ1200が接続状態になる。すなわち、第2充電用端子2220および第1充電用端子1220が接続され、かつ、第2信号用端子2240および第1信号用端子1240が接続される。
さらに、ロッド回転駆動機構2360によるロッド2260の回転角度に基づき、コネクタロックが終了したと判定された場合(図8/S212‥YES)、第2コネクタ2200の前進駆動が停止される(図8/S214)。また、充電制御装置200が第1信号用端子1240および第2信号用端子2240を介して制御装置100と通信することによりバッテリ1100の残容量等を認識しながら、充電用電源2100から第1充電用端子1220および第2充電用端子2220を介してバッテリ1100に充電用電流を供給する(図8/S216)。そして、充電制御装置200により制御装置100からの出力信号に基づき、バッテリ1100の充電が終了したと判定されたことを要件として(図8/S218‥YES)、充電用電源2100からバッテリ1100への電流供給が停止される(図8/S220)。この段階で、ロボット1は第1コネクタ1200に第2コネクタ2200を接続させた上で、充電装置2によりバッテリ1100を充電するという「第1指定タスク」を実行したことになる。
続いて、コネクタアンロックが実行される(図8/S222)。このとき、ロッド回転駆動機構2360によりロッド2260が軸回りにコネクタロック駆動時とは反対方向に回転駆動される。また、第2コネクタ2200がコネクタアンロックの実現を補助するために後退駆動されてもよい。これにより、ロッド2260の側壁に突設されているピン2270がチューブ1260のガイド1270により案内されながら、ロッド2260がチューブ1260から徐々に引き抜かれてコネクタアンロックが実現される。コネクタアンロックの実現により第1充電用端子1220および第2充電用端子2220が離れ、かつ、第1信号用端子1240および第2信号用端子2240が離れることにより、第2コネクタ2200が第1コネクタ1200から外れる。
また、ロッド回転駆動機構2360によるロッド2260の回転角度に基づき、コネクタアンロックが実現されたと判定されたことを要件として(図8/S224‥YES)、コネクタ駆動機構2300により第2コネクタ2200が後退駆動される(図8/S226)。そして、第2コネクタ2200が初期位置に復帰したと判定されたことを要件として(図8/S228‥YES)、第2コネクタ2200の後退駆動が停止される(図8/S230)。この段階でロボット1は第1コネクタ1200から第2コネクタ2200を外すという「第2指定タスク」を実行したことになる。
前記機能を発揮するロボット1によれば、第2指定エリアで立ち止まっている状態で「第2位置・姿勢要件」が満たされていないことを要件として、ロボット1が各足部15を着床させたまま、その場で脚関節機構群の動きが制御されることにより、基体10の位置等を調節することができる(図7/S110‥YES,S116,図10,図11参照)。したがって、ロボット1が第1指定タスクおよび第2指定タスク等の指定タスクを実行の観点から基体10の位置等が不適当である場合、ロボット1は第2指定エリアにおいてその場で基体10の位置等を適当に修正した上で、指定タスクを実行することができる(図7/S118参照)。なお、第2指定エリアで立ち止まっているときに第2位置・姿勢要件が満たされなくなる原因としては、ロボット1が立っている床の傾斜角度や凹凸の有無、ロボット1が第1指定エリアから第2指定エリアに移動する途中における床の傾斜角度、凹凸の有無、摩擦係数のばらつき、ロボット1の左右の足部15の弾性素材152の弾性特性等、ロボット1の動作特性の若干の非対称性等が挙げられる。
また、ロボット1が指定タスクを実行している間も第2位置・姿勢要件が満たされるように、各足部15を着床させた状態で脚関節機構群の動きが制御されることにより、第2指定エリアにおいて基体10の位置等を適宜補正することができる(図7/S120,S122参照)。したがって、指定タスク実行開始後において発生した外乱により、第2位置・姿勢要件が満たされなくなった場合でも前記のように基体10の位置等を補正して指定タスクを継続して実行することができる。
たとえば、ロボット1が第1指定タスクを実行している途中で、ロッド2260がチューブ1260にきちんと挿入されなかった等のため、図12(a)に示されているようにロボット1が第2コネクタ2200に前方に押されて姿勢が若干崩れた状況を考える。この状況において、ロボット1は第2指定エリアにおいて各足部15を着床させたまま脚関節機構群のうち一部または全部を微妙に動かすことにより基体10の位置等を修正することができる(図10,図11参照)。そして、第2コネクタ2200を第1コネクタ1200に接続させ、かつ、充電装置2によりバッテリ1100を充電させるという第1指定タスクを実行することができる。
また、ロボット1が第2指定タスクを実行している途中で、コネクタロックがうまくいったにもかかわらずロッド2260がチューブ1260に引っかかっている等のため、図12(b)に示されているようにロボット1が第2コネクタ2200に後方に引っ張られて姿勢が若干崩れた状況を考える。この状況において、ロボット1は第2指定エリアにおいて各足部15を着床させたまま脚関節機構群のうち一部または全部を微妙に動かすことにより基体10の位置等を修正することができる(図10,図11参照)。そして、充電装置2に第2コネクタ2200を駆動させることにより、第2コネクタ2200を第1コネクタ1200から外すという第2指定タスクを実行することができる。
さらに、第2位置・姿勢要件に加えて「補正要件」が満たされていると判定されたことを要件として、ロボット1が各足部を着床させたまま、その場で脚関節機構群の動きを制御して基体10の位置等を補正する(図7/S114‥YES,S116参照)。したがって、ロボット1が立っている状態が不安定になる事態を回避しながら、各足部15を着床させたまま第2指定エリアにおいて基体10の位置等を指定タスク実行の観点から適当に補正することができる。
また「補正要件」が満たされていないと判定された場合、すなわち、ロボット1が各足部15を着床させたままその場で基体10の位置等を補正すると、ロボット1が立っている状態が不安定になる可能性がある場合、ロボット1が第2指定エリアから第1指定エリア(他のエリア)にいったん移動し、適宜基体10の位置等を補正した後、再び第2指定エリアに移動した上で立ち止まる(図7/S114‥NO,S104,S106,S108,図9(b)(c)参照)。これにより、第2指定エリアにおける基体10の位置等を補正要件が満たされるように変化させることができる。その上で、ロボット1が各足部15を着床させたまま、立っている状態が不安定になる事態を回避しながら、指定タスク実行の観点から適当に、第2指定エリアで基体10の位置等を補正することができる(図7/S114‥YES,S116参照)。なお、ロボット1が第2指定エリアで立ち止まっている状態で「補正要件」が満たされていないと判定された場合、ロボット1が第2指定エリアで足踏みするようにその動作が制御されてもよい。この場合も、第2指定エリアにおける基体10の位置等を補正要件が満たされるように変化させることができる。
さらに「第1位置・姿勢要件」が満たされていることを要件として、ロボット1が第1指定エリアから第2指定エリアに移動した上で立ち止まる(図7/S104‥YES,S106参照)。したがって、ロボット1が第2指定エリアにおける基体10の位置等の補正量を低減させて指定タスクを円滑に実行する観点から、第1指定エリアにおける基体10の位置等を事前に適当に補正することができる。
また「第1位置・姿勢要件」が満たされていないと判定された場合、ロボット1がその場で足踏みするように動作する(図7/S104‥NO,S108参照)。これにより、ロボット1が第1指定エリアにおける基体10の位置等を第1位置・姿勢要件が満たされるように変化させることができる。したがって、ロボット1が第1指定エリアから第2指定エリアに移動した際に基体10の位置等の補正量を低減させて指定タスクを円滑に実行する観点から、第1指定エリアにおける基体10の位置等を事前に適当に補正することができる。
なお、ロボット1は前記の第1指定タスクおよび第2指定タスクとは異なるさまざまな指定タスクを実行してもよい。どのような指定タスクが実行されるにせよ、前記のようにロボット1は第2指定エリアにおいて各足部15を着床させたまま、基体10の位置等を適宜修正した上で、当該指定タスクを実行することができる。
たとえば、図13(a)に示されているように、ロボット1が第2指定エリアで立ち止まった状態で腕体12等を動かすことにより手部13でトレイ(対象物体)W1を把持するという指定タスクを実行してもよい。ロボット1は頭カメラC1を通じて得られたトレイW1の画像に基づき、トレイW1の位置および姿勢を認識した上で、トレイW1の位置および姿勢のそれぞれが記憶装置に記憶されている基準位置および基準姿勢のそれぞれに合致しているか否かに応じて第2位置・姿勢要件が満たされているか否かを判定する。また、図13(b)に示されているように、ロボット1が第2指定エリアで立ち止まった状態で、腕体12等を動かすことにより、台車W2のハンドル(対象物体)H等を把持するという指定タスクを実行してもよい。ロボット1は腰カメラC2を通じて得られた、台車W2の下方に付されているマークMの画像に基づき、台車W2の位置および姿勢を認識した上で、台車W2の位置および姿勢のそれぞれが記憶装置に記憶されている基準位置および基準姿勢のそれぞれに合致しているか否かに応じて第2位置・姿勢要件が満たされているか否かを判定する。この場合、第2指定エリアに立ち止まった段階で対象物体の位置等が本来あるべき位置等から若干ずれている、または、指定タスクの実行中に手部13が対象物体に接触したこと等により対象物体の位置等が本来あるべき位置等から若干ずれた等の状況が想定される。しかるに、当該状況下でも前記のようにロボット1は第2指定エリアにおいて各足部15を着床させたまま、対象物体に対する基体10の位置等を適宜修正した上で、当該指定タスクを実行することができる。
また、図13(c)に示されているように、ロボット1が第2指定エリアで立ち止まった状態で、腕体12等を動かすことにより手部13により把持しているトレイW1等の対象物体を人間または他のロボット1に渡すという指定タスクを実行してもよい。ロボット1は腰カメラC2を通じて得られたフロアマークFMの画像に基づき、フロアマークFMの位置および姿勢を認識した上で、トレイW1の位置および姿勢のそれぞれが記憶装置に記憶されている基準位置および基準姿勢のそれぞれに合致しているか否かに応じて第2位置・姿勢要件が満たされているか否かを判定する。この場合、第2指定エリアに立ち止まった段階で人間または他のロボット1の位置等が本来あるべき位置等から若干ずれている、または、ロボット1が対象物体を手部13で把持している状態で人間または他のロボット1が対象物体を引っ張ったことにより基体10の位置等が若干変化した等の状況が想定される。しかるに、当該状況下でも前記のようにロボット1は第2指定エリアにおいて各足部15を着床させたまま、人間または他のロボット1に対する基体10の位置等を適宜修正した上で、当該指定タスクを実行することができる。
本発明のロボットの構成説明図 本発明のロボットおよび指定タスク実行のための充電装置の構成説明図 第1コネクタの構成説明図 第1および第2コネクタの構成説明図 充電装置の構成説明図 本発明のロボットの制御装置の構成説明図 ロボットによる位置および姿勢制御方法の説明図 第1指定タスクおよび第2指定タスクの実行方法に関する説明図 本発明のロボットの動作に関する説明図 本発明のロボットの基体位置補正に関する説明図 本発明のロボットの基体姿勢補正に関する説明図 本発明のロボットの基体位置・姿勢の外乱に関する説明図 本発明のロボットの実行する指定タスクに関する説明図
符号の説明
1‥ロボット、2‥充電装置、10‥基体、11‥ヘッド、12‥腕体、13‥手部、14‥脚体、15‥足部、100‥制御装置、110‥第1制御要素、120‥第2制御要素、121‥肩関節機構(第1腕関節機構)、123‥肘関節機構(第2腕関節機構)、125‥手根関節機構(第3腕関節機構)、141‥股関節機構(第1脚関節機構)、143‥膝関節機構(第2脚関節機構)、145‥足関節機構(第3脚関節機構)、1000‥アクチュエータ、1100‥バッテリ、1200‥第1コネクタ、2200‥第2コネクタ

Claims (11)

  1. 基体と、前記基体と第1脚関節機構を介して連結され、第2脚関節機構を有する複数の脚体と、制御装置とを備え、前記制御装置により前記第1脚関節機構および前記第2脚関節機構が含まれる脚関節機構群の動きが制御されることにより前記複数の脚体の離床および着床の繰り返しを伴って自律的に移動可能なロボットであって、
    前記制御装置が、
    前記ロボットが対象物体との相互作用を伴う指定タスクの実行エリアである第2指定エリアに立ち止まっている状態において、前記指定タスクの実行開始前に前記基体の位置および姿勢のそれぞれが、前記ロボットに前記指定タスクを実行させる観点から定義されている第2目標位置範囲および第2目標姿勢範囲のそれぞれに収まっているという第2位置・姿勢要件が満たされているか否かを判定する第1制御要素と、
    前記第1制御要素により前記第2位置・姿勢要件が満たされていないと判定されたことを要件として、前記複数の脚体を着床させたまま前記基体の位置、姿勢または位置および姿勢を変化させるように前記脚関節機構群の動きを制御する第2制御要素とを備えていることを特徴とするロボット。
  2. 請求項1記載のロボットにおいて、
    前記複数の脚体のそれぞれの端部にそれぞれ第3脚関節機構を介して接続された、前記複数の脚体の着床部分としての複数の足部を備え、
    前記第2制御要素が前記第1脚関節機構および前記第2脚関節機構に加えて前記第3脚関節機構が含まれる前記脚関節機構群の動きを制御することを特徴とするロボット。
  3. 請求項1または2記載のロボットにおいて、
    前記第1制御要素が、前記ロボットが前記複数の脚体を着床させたまま前記脚関節機構群の動きにより、前記基体の位置および姿勢のそれぞれが、前記ロボットを安定に立たせる観点から定義されている可変位置範囲および可変姿勢範囲のそれぞれを超えないように補正されることにより前記第2位置・姿勢要件が満足されるという補正要件が満足されるか否かを判定し、
    前記第2制御要素が、前記第1制御要素により前記補正要件が満たされていると判定されたことをさらなる要件として、前記複数の脚体を着床させたまま前記基体の位置、姿勢または位置および姿勢を変化させるように前記脚関節機構群の動きを制御することを特徴とするロボット。
  4. 請求項3記載のロボットにおいて、
    前記第2制御要素が、前記第1制御要素により前記第2位置・姿勢要件および前記補正要件が満たされていないと判定されたことを要件として、前記ロボットが前記第2指定エリアに立ち止まっている状態から、前記第2指定エリアにおいて前記複数の脚体のうち一部または全部を離床かつ着床させた後、再び前記第2指定エリアに立ち止まるように前記脚関節機構群の動きを制御することを特徴とするロボット。
  5. 請求項3記載のロボットにおいて、
    前記第2制御要素が、前記第1制御要素により前記第2位置・姿勢要件および前記補正要件が満たされていないと判定されたことを要件として、前記ロボットが前記第2指定エリアから他のエリアに移動した後、前記第2指定エリアに移動した上で再び前記第2指定エリアに立ち止まるように前記脚関節機構群の動きを制御することを特徴とするロボット。
  6. 請求項1〜5のうちいずれか1つに記載のロボットにおいて、
    前記第1制御要素が、前記ロボットが前記第2指定エリアとは異なる第1指定エリアに立ち止まっている状態において前記基体の位置および姿勢のそれぞれが、前記第2指定エリアにおける前記基体の位置、姿勢または位置および姿勢の補正量を低減させるように前記第1指定エリアにおいて事前に前記基体の位置および姿勢のそれぞれを調整する観点から定義されている第1目標位置範囲および第1目標姿勢範囲のそれぞれに収まっているという第1位置・姿勢要件が満たされているか否かを判定し、
    前記第2制御要素が、前記第1制御要素により前記第1位置・姿勢要件が満たされていると判定されたことを要件として、前記ロボットが前記第1指定エリアから前記第2指定エリアに移動した上で立ち止まるように前記脚関節機構群の動きを制御することを特徴とするロボット。
  7. 請求項6記載のロボットにおいて、
    前記第2制御要素が、前記第1制御要素により前記第1位置・姿勢要件が満たされていないと判定されたことを要件として、前記ロボットが前記第1指定エリアに立ち止まっている状態から、前記第1指定エリアにおいて前記複数の脚体のうち一部または全部を離床かつ着床させた後、再び前記第1指定エリアに立ち止まるように前記脚関節機構群の動きを制御することを特徴とするロボット。
  8. 請求項1〜7のうちいずれか1つに記載のロボットにおいて、
    バッテリと、第1コネクタとを備え、充電装置が有する駆動装置により駆動された前記対象物体としての第2コネクタを前記第1コネクタに接続させ、かつ、前記充電装置により前記バッテリを充電させるタスクを前記指定タスクとして実行することを特徴とするロボット。
  9. 請求項8記載のロボットにおいて、
    前記第1コネクタと前記第2コネクタとが接続されている状態において、前記充電装置の前記駆動装置により前記第2コネクタを駆動させることにより、前記第2コネクタを前記第1コネクタから外すタスクを前記指定タスクとして実行することを特徴とするロボット。
  10. 請求項1〜9のうちいずれか1つに記載のロボットにおいて、
    前記基体に第1腕関節機構を介して連結され、第2腕関節機構において屈伸可能な腕体と、前記腕体の端部に第3腕関節を介して連結されている手部とを備え、前記ロボットが前記手部により前記対象物体を把持するタスクを前記指定タスクとして実行することを特徴とするロボット。
  11. 請求項10記載のロボットにおいて、
    前記手部により把持している前記対象物体を人間または他のロボットに渡すタスクを前記指定タスクとして実行することを特徴とするロボット。
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