JP4547837B2 - 電気素子 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、ハウジング付の電気素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気回路を実装するに際して、防湿、防塵や絶縁性確保のために合成樹脂製のハウジングに入れられたコンデンサなどの電気素子を組み込むようにしている。
【0003】
また、従来、回路基板を用いることなく、予めケース側に圧入などによって設けられたバスバーによって各種電気素子の配線をなして電気回路をケースに組み込むようにしたものが開発されている(特許第3090448号公報参照)。
【0004】
それは、バスバーによって電気回路の構成要素となる各電気素子を平面的に配線したものでしかなく、そのためバスバーのとり回しが複雑になるとともに、ケースに組み込まれる電気回路の占積率が悪いものになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、バスバー配線によって電気回路をケースに組み込むに際して、その電気回路の構成要素となる各電気素子が平面的に配置されるようにバスバーによって配線するのでは、バスバーのとり回しが複雑になるとともに、ケースに組み込まれる電気回路の占積率が悪くなってしまうことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ハウジング付の電気素子におけるハウジングの側壁部分の中途に他の電気素子の収納部を一体的に形成し、その収納部の下部にその他の電気素子を配設したものを、バスバーのベース部分が固定されたケース内に組み込んでバスバーによって配線することによって、前記ハウジングの収納部に収納された他の電気素子を介してケース内に階層をもって立体的に電気回路を形成できるようにしている。
【0007】
【実施例】
図1ないし図3は、バスバー配線によってケースに組み込まれた電気回路の一構成例を示している。
【0008】
ここでは、図9に示すHIDランプ起動回路の構成要素であるチョークコイルL、双方向性のツエナダイオードZD、抵抗R、ハウジング付のコンデンサC、スパークギャップSGおよびトランスTを、ケース1にバスバー配線によって組み込むようにしている。
【0009】
図中、11はケース1におけるトランスTの収入部を示しており、ケース1の裏側の開口部分からトランスTのユニットが圧入されている。12は、ケース1に組み込まれるHIDランプ起動回路の入力側の低圧端子Lo、高圧端子HiおよびGND端子が引き出されるコネクタ部を示している。
【0010】
このようなものにあって、特に本発明では、図5および図6に示すように、コンデンサCのハウジングの側壁部分の中途にツエナダイオードZDの収納部8を一体的に形成して、その下部に抵抗Rが階層をもって立体的に配置されるように、バスバー2によって配線するようにしている。
【0011】
図中、4はコンデンサCのリードであり、9,10はコンデンサCのハウジングをケース1側に設けられた位置決め用の孔部(図4参照)に差し込む突起である。また、収納部8にはそれに圧入されるツエナダイオードZDのリード引出し用の溝81が形成されている。
【0012】
図1ないし図3では抵抗Rが示されていないが、抵抗RがツエナダイオードZDの下部に配置されている。図中、4(R)は抵抗Rの両端のリード端子を示している。
【0013】
バスバー2は、図7および図8に示すような形状をもって構成されている。そして、図3および図4に示すように、バスバー2のベース部分21がケース1にインサート成形されて、HIDランプ起動回路の各電気素子が接続されるバスバー2の各先端部分22が同一方向に立ち上げられている。231〜233は、ケース1のコネクタ部12に引き出される低圧端子Lo、高圧端子HiおよびGND端子の部分である。
【0014】
バスバー2の立ち上げられた各先端部分22にはU字状(またはV字状,Y字状)の切溝3が設けられており、その切溝3にHIDランプ起動回路における各電気素子のリード4をそれぞれ圧入して溶接するようにしている。
【0015】
その際、バスバー2に立ち上げられている先端部分22の長さが異なり、同じ長さをもって立ち上げられている各一対の先端部分22にそれぞれ接続される各電気素子L,ZD,R,C,SGが階層をもって立体的に配置される。
【0016】
このように、回路基板を何ら用いることなく、バスバー2による配線だけでHIDランプ起動回路の各電気素子L,ZD,R,C,SGをケース1に階層をもって立体的に組み込むようにすることにより、立体空間におけるバスバー2のとり回しを自在に簡素に行うことができ、ケース1に組み込まれる起動回路の占積率が向上する。
【0017】
また、ケース1上に同一方向に立ち上げられているバスバー2の各先端部分22に設けられた切溝3に各電気素子のリード4をそれぞれ圧入して仮固定したうえで、上方からその各先端部分22にレーザを照射するなどして溶接することが可能になり、狭いスペースでの溶接を容易かつ確実に行わせることができるようになり、自動化に有利となる。
【0018】
その際、バスバー2の立ち上げられた各先端部分22の切溝3にリード4が圧入されている部分が重ならずに露出するようにバスバー2をとり回すようにすれば、ケース1にHIDランプ起動回路の全ての電気素子を仮固定した状態で、レーザ照射による溶接を順次に行わせることができるようになる。
【0019】
ケース1に組み付ける電気素子が密集して、立ち上げられた各先端部分22が重ならないようにバスバー2のとり回しが複雑になるような場合には、階層ごとに電気素子の仮固定をなしてレーザ溶接(またはハンダ付け)を行わせるようにする。
【0020】
ケース1には、図4に示すように、HIDランプ起動回路の各電気素子L,R,SGの収納部5(L),5(R),5(SG)が設けられており、その各収納部5に各電気素子L,R,SGを組み付けるようになっている。また、ケース1にはコンデンサCの位置決め用の段部6および孔部7が設けられており、その孔部7にコンデンサCの底部に設けられた突起9,10を差し込むとともに、段部6にコンデンサCを係止させることによって、コンデンサCをケース1に耐振性をもって組み付けるようになっている。
【0021】
【効果】
以上、本発明は、ハウジング付の電気素子におけるハウジングの側壁部分の中途に他の電気素子の収納部を一体的に形成し、その収納部の下部にその他の電気素子を配設したものを、バスバーのベース部分が固定されたケース内に組み込んでバスバーによって配線することによって、前記ハウジングの収納部に収納された他の電気素子を介してケース内に階層をもって立体的に電気回路を形成できるようにしたもので、バスバー配線によって電気回路をケースに組み込むに際して、一の電気素子のハウジングに設けられた収納部に他の電気素子を収納することにより、その他の電気素子を階造をもって立体的に配置できるようになり、バスバーのとり回しを自在に簡素に行って、ケースに組み込まれる電気回路の占積率を向上させることができるという利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】バスバー配線によってケースに組み込まれた電気回路の一構成例を示す斜視図である。
【図2】その電気回路が組み込まれたケースの平面図である。
【図3】その電気回路が組み込まれたケースの側面図である。
【図4】バスバーがインサート成形されたケースの平面図である。
【図5】本発明によるハウジングの側壁部分の中途に他の電気素子の収納部が一体的に形成された電気素子を示す平面図である。
【図6】その他の電気素子の収納部が一体的に形成された電気素子の正面図である。
【図7】ケースにインサート成形されるバスバーの平面図である。
【図8】そのバスバーの側面図である。
【図9】ケースに組み込まれる電気回路の一構成例を示す電気回路図である。
【符号の説明】
1 ケース
2 バスバー
8 コンデンサのハウジングに一体的に形成された収納部
Claims (1)
- ハウジング付の電気素子におけるハウジングの側壁部分の中途に他の電気素子の収納部を一体的に形成し、その収納部の下部にその他の電気素子を配設したものを、バスバーのベース部分が固定されたケース内に組み込んでバスバーによって配線することによって、前記ハウジングの収納部に収納された他の電気素子を介してケース内に階層をもって立体的に電気回路を形成できるようにしたことを特徴とする電気素子。
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JP2001220630A JP4547837B2 (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 電気素子 |
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ID=19054425
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Country Status (1)
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- 2001-06-15 JP JP2001220630A patent/JP4547837B2/ja not_active Expired - Lifetime
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