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JP4426042B2 - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

内燃機関用点火装置 Download PDF

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JP4426042B2
JP4426042B2 JP2000002647A JP2000002647A JP4426042B2 JP 4426042 B2 JP4426042 B2 JP 4426042B2 JP 2000002647 A JP2000002647 A JP 2000002647A JP 2000002647 A JP2000002647 A JP 2000002647A JP 4426042 B2 JP4426042 B2 JP 4426042B2
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成行 根田
龍雄 鳴瀬
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池田デンソー株式会社
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2サイクルエンジン等の内燃機関に使用される内燃機関用点火装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
2サイクルエンジン等に使用される内燃機関用点火装置としては、例えば、エンジン側のロータの回転により1次コイルに電圧を誘起し、その電圧を1次コイルと2次コイルとの間で昇圧して2次端子側に高電圧を発生させるようにしたものがある。
【0003】
この種の点火装置では、従来、特開平6−325954号公報、実開平7−27132号公報等に記載のように、1次コイルが巻装され且つ鉄心に外嵌する1次コイルボビンと、2次コイルが巻装され且つ1次コイルボビンに外嵌する2次コイルボビンとを開口部側からケース内に挿入すると共に、ケース内で1次コイルを1次端子に、2次コイルを2次端子に夫々接続して、その後にケース内に充填材を充填して各コイル等を封止している。
【0004】
そして、特開平6−325954号公報の点火装置では、1次コイルボビンの開口部側に1次端子及び2次端子を、反対側に1次コイル端接続部を設け、その1次端子に1次コイルの一端を、1次コイル端接続部に1次コイルの他端を接続している。2次コイルボビンには、ケースの開口部側と反対側との両端側に2次コイル端接続部を設け、この各2次コイル端接続部に2次コイルの両端を接続し、その開口部側の2次コイル端接続部を2次端子に、反対側の2次コイル端接続部を1次コイルボビンの1次コイル端接続部に接続している。
【0005】
また実開平7−27132号公報の点火装置では、ケースの開口部側から反対側に突出するように1次端子、2次端子を設けると共に、この両端子間に点火制御基板を配置し、1次コイル、2次コイルの両端から引き出したリード線を各端子、点火制御基板等の所要箇所に接続している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前者の点火装置では、1次端子及び2次端子が1次コイルボビンの開口部側端部にあるため、1次コイルボビンの開口部側端部、及びケースの開口部側が大きくなり、装置全体が大型化する欠点がある。また各コイルボビンの両端側にコイル端接続部があるため、1次コイルボビンと2次コイルボビンとを嵌合させて、開口部と反対側のコイル端接続部同士を半田付けで接続した後に、両コイルボビンをケース内に挿入して、その対応する接続部同士を開口部側で半田付けする必要がある。従って、コイルボビンをケースに挿入する前後で半田付け作業を行わなければならず、半田付け作業が面倒である。
【0007】
これに対し後者の点火装置は、各端子がケース側にあるため、前者の場合に比較して装置全体を容易に小型化でき、またコイルボビンをケースに挿入した後に、各コイルのリード線を端子、点火制御基板等に半田付けできる利点がある。
【0008】
しかし、この後者の点火装置では、各コイルの両端のリード線の引出しが困難であり、またそのリード線を引き出した後に各端子等に巻き付けて半田付けする必要があり、依然として作業性の点で問題があり、組み立て作業の能率化、自動化等が困難であり、製作コストがアップする欠点がある。
【0009】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、組み立て作業の能率化、自動化を容易に促進でき、低コストで容易に量産化できる内燃機関用点火装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、1次コイル9 が巻装され且つ鉄心8 に外嵌された1次コイルボビン15と、2次コイル10が巻装され且つ前記1次コイルボビン15に外嵌された2次コイルボビン16とを開口部6 側からケース7 内に挿入し、前記各コイル9,10を前記開口部6 反対側で前記ケース7 から外側に突出する1次端子11、アース端子12及び2次端子13に夫々接続した内燃機関用点火装置において、前記2次コイルボビン16における前記開口部6 側の端部に、前記2次コイル10の一端に接続され且つ該2次コイルボビン16を前記ケース7 に挿入したときに前記2次端子13に接続又は近接する2次コイル端接続部31と、前記2次コイル10の他端に接続された2次コイル端接続部32とを備え、前記1次コイルボビン15における前記2次コイルボビン16よりも前記開口部6 側の端部で且つ前記鉄心8 の両側に、前記1次コイル9 の各端部と接続された一対の接続金具39,40 を設け、一方の前記接続金具39を1次端子11に接続し、他方の前記接続金具40に、前記両コイルボビン15,16 を嵌合させたときに後者の2次コイル端接続部32に接触又は近接する2次コイル接続部50を設け、該他方の接続金具40を前記アース端子12に接続したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図7は本発明の第1の実施形態を例示する。図1において、1 はロータで、2サイクルエンジン等の回転軸2 に固定されたフライホイール等により構成されている。ロータ1 には、磁石3 と一対の磁極片4 とが取り付けられている。
【0012】
5 は点火ユニットで、ロータ1 に近接してクランクケース等の固定部材に固定されている。この点火ユニット5 は、ロータ1 側が開口部6 となった有底筒状のケース7 と、このケース7 の略中心を貫通し且つケース7 に固定された鉄心8 と、ケース7 内に配置され且つ鉄心8 に略同心状に外嵌された1次コイル9 及び2次コイル10を備えている。
【0013】
ケース7 には、外部接続端子である1次端子11、アース端子12及び2次端子13が、開口部6 の近傍側から反対側へとケース7 の軸心方向に突出するように固定されると共に、点火制御用の点火制御基板14が設けられている。1次コイル9 は1次コイルボビン15に、2次コイル10は2次コイルボビン16に夫々巻装され、ケース7 内に挿入されている(図4等参照)。そして、鉄心8 、各コイル9,10、各端子11〜13及び点火制御基板14は、ケース7 内で図2に示すように接続されている。
【0014】
鉄心8 は、図3〜図5等に示すように、内脚部17と外脚部18とを継鉄部19を介してU字状に一体に備え、その各脚部17,18 の先端がロータ1 の外周に近接するように、外脚部18及び継鉄部19の通孔等を介してクランクケース等に固定されている。
【0015】
ケース7 は、図3〜図6等に示すように、合成樹脂製の有底筒体により構成されており、このケース7 には、その底壁部20の外側に継鉄部19が、周壁部21の外側に外脚部18が夫々沿い、且つ内脚部17が底壁部20から開口部6 側へとケース7 の軸方向に貫通するように、鉄心8 が固定されている。ケース7 の周壁部21の外側には、鉄心8 の内脚部17に対して外脚部18と反対側に2次端子13用の端子取り付け部22が、外脚部18の両側に1次端子11及びアース端子12用の端子取り付け部23,24 が、この端子取り付け部23,24 間に点火制御基板14用の基板収納部25が夫々一体に形成されている。
【0016】
各端子取り付け部22〜24は、図3、図4及び図6に示すように、ケース7 の軸方向の中央よりも開口部6 側にあり、この各端子取り付け部22〜24には、ケース7 の周壁部21に沿って開口部6 と反対側に突出するように、1次端子11、アース端子12、2次端子13が夫々固定されている。各端子11〜13の基部側は、ケース7 から各端子取り付け部22〜24及び基板収納部25の外周に亘って一体に形成された包囲壁部26内に配置され、端子取り付け部22〜24から開口部7 側に若干突出している。基板収納部25は偏平状であって、開口部6 側から点火制御基板14が挿入されている。
【0017】
1次コイルボビン15は、その外周に1次コイル9 が巻装され、鉄心8 の内脚部17に外嵌するようにケース7 内に開口部6 側から挿入されている。また2次コイルボビン16は、その外周に2次コイル10が巻装され、1次コイルボビン15に外嵌するようにケース7 内に開口部6 側から挿入されている。
【0018】
2次コイルボビン16には、図7に示すように、そのボビン本体27の外周を軸方向に複数個の捲線区画28に区画する区画壁29が設けられている。ボビン本体27の両端の鍔部60,61 の内、開口部6 側の鍔部60には、その開口部6 側の端部に2個の2次コイル端接続部31,32 が略直径方向の反対側に固定され、また一方の2次コイル端接続部31の側方近傍に2次コイル端中継部33が設けられている。反対側の鍔部61には、この2次コイル端中継部33に対してボビン本体27の軸方向に相対応する2次コイル端中継部34が設けられている。
【0019】
ボビン本体27には、各捲線区画28毎に第1層から最終層まで捲線を施しながら、開口部6 側の捲線区画28が巻き始めとなり、反対側の捲線区画28が巻き終わりとなるように、2次コイル10が各捲線区画28に順次巻装されており、その2次コイル10から引き出された巻き始め端が2次コイル端接続部32に巻き付けられ、巻き終わり端35が2個の2次コイル端中継部33,34 を経て2次コイル端接続部31に巻き付けられている。
【0020】
2次コイル端接続部31は、その基部が鍔部60に固定され、先端が鍔部60から直径方向の外方に突設されており、2次コイルボビン16をケース7 内に挿入したときに、その先端側が2次端子13の基部側に開口部6 側から接触又は近接可能になっている。なお、ケース7 には、2次端子13に対応するように2次コイル端接続部31を位置決めする位置決め部36が、端子取り付け部22との間の周壁部21に凹入状に設けられている。2次コイル端接続部32は、中間が鍔部60に固定され、一端が鍔部60から外方に突出し、他端が鍔部60から起立している。
【0021】
1次コイルボビン15には、図3〜図7に示すように、2次コイルボビン16よりも開口部6 側の端部において、そのボビン本体37の鍔部38にモールド成型等により一対の接続金具39,40 が固定され、またこの接続金具39,40 の一端側の1次コイル端接続部41,42 間に一対の1次コイル端中継部43,44 が設けられている。各接続金具39,40 は1次コイルボビン15の鍔部38に沿って設けられた板状金具等により構成され、包囲壁部26の内側で鉄心8 の内脚部17側から各端子取り付け部23,24 側に延びるように内脚部17の両側に配置されている。
【0022】
各接続金具39,40 には、鉄心8 の外脚部18と反対の一端側に1次コイル端接続部41,42 が設けられ、他端側に端子接続部45,46 と基板接続部47,48 とが夫々設けられている。また接続金具40には、鉄心8 の内脚部17の側面近傍に鉄心接続部49が、2次コイル端接続部32の近傍に2次コイル接続部50が夫々設けられている。接続金具39,40 及びその各接続部41,42,45〜50は、接続すべき相手側に開口部6 側から対応するように設けられている。
【0023】
1次コイル端接続部41,42 には、1次コイル9 の巻き始め端及び巻き終わり端の両端が1次コイル端中継部43,44 を経て巻き付けられている。各端子接続部45,46 は、1次端子11、アース端子12の基部側が嵌合する開口状に形成され、2次コイルボビン16をケース7 内に挿入したときに、1次端子11、アース端子12の基部側に開口部6 側から嵌合して接触又は近接するようになっている。基板接続部47,48 は、端子接続部45,46 の内側に開口状に形成され、点火制御基板14の一対のリード線51が挿入されて接続されている。
【0024】
2次コイル接続部50も開口状に形成され、図に示すように両コイルボビン15,16 を嵌合させたときに、2次コイル端接続部32の起立部に開口部6 側から嵌合して接触又は近接するようになっている。鉄心接続部49には、内脚部17の側面の鉄心接続片52を屈曲させて、開口部6 側から接触又は近接するようになっている。
【0025】
なお、製作に際しては、コイルボビン15,16 をケース7 に挿入した状態で、各接続部31,32,41,42,45〜50をその相手側に半田付けし、その後、接続部31,32,41,42,45〜50等が埋入するように包囲壁部26側まで充填材を充填して封入する。
【0026】
組立に際しては、先ず1次コイルボビン15に1次コイル9 を巻装し、2次コイルボビン16に2次コイル10を巻装する。この場合、1次コイル9 の巻き始め端、巻き終わり端は1次コイル端中継部43,44 を経て各接続金具39,40 の1次コイル端接続部41,42 に巻き付けて、半田付けにより固定する。
【0027】
2次コイル10の巻き始め端は2次コイル端接続部32に、巻き終わり端35は2次コイル端中継部34から2次コイル端中継部33を経て2次コイル端接続部31に夫々巻き付ける。また点火制御基板14の各リード線51を各接続金具39,40 の基板接続部47,48 に挿入して、接続金具39,40 に点火制御基板14を取り付ける。なお、2次コイル10の両端は2次コイル端接続部31,32 に、点火制御基板14のリード線51を基板接続部47,48 に夫々半田付けにより固定しても良い。
【0028】
次に2次コイル端接続部31がケース7 側の2次端子13に対応するように、2次コイルボビン16を開口部6 側からケース7 内に挿入する。これによって位置決め部36により2次コイル端接続部31が位置決めされ、この2次コイル端接続部31がケース7 側の2次端子13の基部に開口部6 側から接触又は近接する。
【0029】
続いて接続金具39,40 の端子接続部45,46 がケース7 側の1次端子11、アース端子12に夫々対応し、点火制御基板14が基板収納部25に対応するように、1次コイルボビン15を開口部6 側から2次コイルボビン16内に嵌合させて、1次コイルボビン15をケース7 内に挿入する。
【0030】
この場合、接続金具39,40 が2次コイルボビン16よりも開口部6 側端にあるため、接続金具39,40 が2次コイルボビン16と干渉することもない。そして、1次コイルボビン15の挿入によって、点火制御基板14が基板収納部25に嵌合すると共に、各接続金具39,40 の端子接続部45,46 にケース7 側の1次端子11、アース端子12の基部側が、接続金具40の2次コイル接続部50に2次コイルボビン16の2次コイル端接続部32が夫々嵌合する。
【0031】
次に内脚部17の側面の鉄心接続片52を折り曲げて、その鉄心接続片52を鉄心接続部49に接触させた後、半田付け手段をケース7 の開口部6 側から入れて、接触又は近接状態にある各接続部31,32,41,42,45〜50等を半田付けにより相手側に夫々接続する。そして、最後にケース7 内に充填材を充填して、コイル9,10、接続部31,32,41,42,45〜50等を充填材で封止する。
【0032】
この実施形態では、ケース7 内に各コイルボビン15,16 を挿入して組み立てるに際し、先ず2次コイルボビン16を挿入し、次に1次コイルボビン15を挿入すれば良く、ケース7 に挿入前に各コイルボビン15,16 を嵌合させて1次コイル9 と2次コイル10との端部を接続しておく必要がない。
【0033】
また各コイルボビン15,16 を順次ケース7 に挿入すれば、2次コイルボビン16側の2次コイル端接続部31がケース7 側の2次端子13に、1次コイルボビン15側の各接続金具39,40 の端子接続部45,46 がケース7 側の1次端子11、アース端子12に、接続金具40の2次コイル接続部50が2次コイルボビン16側の2次コイル端接続部32に夫々接触又は近接するため、各コイルボビン15,16 からコイル端のリード線を開口部6 側に引き出す必要もない。
【0034】
そして、各コイルボビン15,16 をケース7 に挿入した後に、その接触又は近接状態にある各接続部31,32,41,42,45〜50を開口部6 側から半田付けできるので、各接続部31,32,41,42,45〜50を容易に半田付けできる。このため、各コイルボビン15,16 をケース7 への挿入の前後で夫々半田付け作業を行う必要がなく、半田付け作業を容易に行うことができる。
【0035】
従って、この実施形態では、これらが相俟って組み立て作業を容易且つ能率的に行うことができ、組み立て作業の能率化、自動化を容易に促進でき、低コストで容易に量産化を促進できる。
【0036】
2次コイル10は、開口部6 側の捲線区画28を巻き始めとして、反対側の捲線区画28が巻き終わりとなるように、各捲線区画28毎に第1層から最終層まで捲線しているため、線径の細い導線を使用しても、巻き崩れ等を防止できる。また開口部6 と反対側の捲線区画28から引き出した巻き終わり端35を、両端の鍔部60,61 に相対応して形成された2次コイル端中継部33,34 で中継して、開口部6 側の鍔部60の2次コイル端接続部31に接続しているため、2個の2次コイル端接続部31,32 が共に開口部6 側の鍔部60にあるにも拘わらず、その巻き終わり端35を2次コイル端接続部31に容易に接続でき、断線等の問題も生じ難くなる。
【0037】
図8及び図9は本発明の第2の実施形態を例示し、1次コイルボビン15側の各接続金具39,40 に、端子接続部45,46 に代えて1次端子11、アース端子12を夫々一体に設け、1次コイルボビン15をケース7 に挿入したときに、その1次端子11、アース端子12が端子取り付け部23,24 の端子挿通孔23a,24a から開口部6 と反対側に軸心方向に突出するようにしたものである。
【0038】
このように接続金具39,40 に1次端子11、アース端子12を一体に設けた場合にも、同様に実施可能であり、半田付け箇所を少なくできると共に、ケース7 側の構造の簡素化が可能である。
【0039】
以上、本発明の各実施形態について詳述したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。例えば、実施形態では、接続金具39,40 に孔を形成して端子接続部45,46 、基板接続部47,48 としているが、これらは突起等により構成しても良い。2次コイル端接続部31は、帯板状の導体により構成しても良い。鉄心8 は、その鉄心接続片52を介して鉄心接続部49と接続するように構成されているが、1次コイルボビン15をケース7 内に挿入したときに鉄心8 側と接触するように、接続金具40に鉄心接続部49を設けても良い。2次コイル10は、鍔部61側が巻き始めとなるように巻装しても良い。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、2次コイルボビン16における開口部6 側の端部に2次コイル10の一端に接続され且つ該2次コイルボビン16をケース7 に挿入したときに2次端子13に接続又は近接する2次コイル端接続部31と、2次コイル10の他端に接続された2次コイル端接続部32とを備え、1次コイルボビン15における2次コイルボビン16よりも開口部6 側の端部で且つ鉄心8 の両側に、1次コイル9 の各端部と接続された一対の接続金具39,40 を設け、一方の接続金具39を1次端子11に接続し、他方の接続金具40に、両コイルボビン15,16 を嵌合させたときに後者の2次コイル端接続部32に接触又は近接する2次コイル接続部50を設け、該他方の接続金具40をアース端子12に接続しているので、組み立て作業の能率化、自動化を容易に促進でき、低コストで容易に量産化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す取付状態の概略図である。
【図2】本発明の第1の実施形態示す回路図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す平面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す正面断面図である。
【図5】図3のX−X線断面図である。
【図6】図3のY−Y線断面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示す2次コイルボビンの一部破断正面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態を示す分解図である。
【図9】本発明の第2の実施形態を示す平面図である。
【符号の説明】
6 開口部
7 ケース
8 鉄心
9 1次コイル
10 2次コイル
11 1次端子
12 アース端子
13 2次端子
14 点火制御基板
15 1次コイルボビン
16 2次コイルボビン
25 基板収納部
27 ボビン本体
28 捲線区画
29 区画壁
31,32 2次コイル端接続部
33,34 2次コイル端中継部
35 2次コイル端
39,40 接続金具
41,42 1次コイル端接続部
45 1次端子接続部
46 アース端子接続部
47,48 基板接続部
49 鉄心接続部
50 2次コイル接続部
51 リード線
60,61 鍔部

Claims (5)

  1. 1次コイル(9) が巻装され且つ鉄心(8) に外嵌された1次コイルボビン(15)と、2次コイル(10)が巻装され且つ前記1次コイルボビン(15)に外嵌された2次コイルボビン(16)とを開口部(6) 側からケース(7) 内に挿入し、前記各コイル(9)(10) を前記開口部(6) 反対側で前記ケース(7) から外側に突出する1次端子(11)、アース端子(12)及び2次端子(13)に夫々接続した内燃機関用点火装置において、前記2次コイルボビン(16)における前記開口部(6) 側の端部に、前記2次コイル(10)の一端に接続され且つ該2次コイルボビン(16)を前記ケース(7) に挿入したときに前記2次端子(13)に接続又は近接する2次コイル端接続部(31)と、前記2次コイル(10)の他端に接続された2次コイル端接続部(32)とを備え、前記1次コイルボビン(15)における前記2次コイルボビン(16)よりも前記開口部(6) 側の端部で且つ前記鉄心(8) の両側に、前記1次コイル(9) の各端部と接続された一対の接続金具(39)(40)を設け、一方の前記接続金具(39)を1次端子(11)に接続し、他方の前記接続金具(40)に、前記両コイルボビン(15)(16)を嵌合させたときに後者の2次コイル端接続部(32)に接触又は近接する2次コイル接続部(50)を設け、該他方の接続金具(40)を前記アース端子(12)に接続したことを特徴とする内燃機関用点火装置。
  2. 前記一方の接続金具(39)に、前記1次コイルボビン(15)を前記ケース(7) に挿入したときに該ケース(7) 側の前記1次端子(11)に接触又は近接する1次端子接続部(45)を設け、前記他方の接続金具(40)に、前記1次コイルボビン(15)を前記ケース(7) に挿入したときに該ケース(7) 側の前記アース端子(12)に接触又は近接するアース端子接続部(46)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用点火装置。
  3. 前記1次コイルボビン(15)を前記ケース(7) に挿入したときに該ケース(7) から突出する前記1次端子(11)を前記一方の接続金具(39)に一体に設け、前記1次コイルボビン(15)を前記ケース(7) に挿入したときに該ケース(7) から突出する前記アース端子(12)を前記他方の接続金具(40)に一体に設けたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用点火装置。
  4. 前記1次端子(11)と前記アース端子(12)との間の前記ケース(7) 側に基板収納部(25)を設け、基板収納部(25)に収納される点火制御基板(14)のリード線(51)を前記1次端子(11)、前記アース端子(12)よりも内側で前記各接続金具(39)(40)に接続したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の内燃機関用点火装置。
  5. 前記2次コイルボビン(16)のボビン本体(27)の外周を軸方向に複数個の捲線区画(28)に区画する区画壁(29)を設け、前記ボビン本体(27)の外周に、その一端側の前記捲線区画(28)から他端側の前記捲線区画(28)へと順次前記2次コイル(10)を捲線し、前記ボビン本体(27)の軸方向の両端の鍔部(60)(61)に、前記開口部(6) と反対の前記捲線区画(28)側から引き出して前記2次コイル端接続部(31)に接続される2次コイル端(35)を中継するための2次コイル端中継部(33)(34)を設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の内燃機関用点火装置。
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