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JP4424960B2 - ガセット袋への線状部材取付け方法 - Google Patents

ガセット袋への線状部材取付け方法 Download PDF

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Description

本発明は、ガセット袋への線状部材取付け方法及びガセット袋に関し、特に前後一対の正面部と、これらの正面部の内側に折り込み可能な左右一対の側面折り込み部とを備えるガセット袋に塑性変形可能な線状部材を取り付けるための、ガセット袋への線状部材取付け方法及びガセット袋に関する。
ガセット袋は、一枚又は複数枚のシート材料から形成される、前後一対の正面部と、これらの正面部の内側にV字状に折り込み可能な左右一対の側面折り込み部とを備える袋であって、側面折り込み部を折り込んで平坦に折り畳まれている状態から、開口部付近の折り込み部分を開いて矩形形状の上端開口を形成し、この上端開口から内部に種々の収容物を収容できるようになっている。
また、ガセット袋は、これを構成するシート材料や当該ガセット袋の形態等を工夫することにより、その用途が拡大している。例えば粉状又は粒状の洗剤等を収容する袋容器として、上端開口を封止することにより収容物を封入した状態で製品化され、使用者は、上端の封止部分を切り取って上端開口を形成し、洗剤等を繰り返し取り出して使用できるようにしたガセット袋においては、封止部分を切り取った後に開口した上端開口を再び容易に閉塞できるようにする必要がある他、再度開口した上端開口から洗剤等を容易に取り出せるようにする必要がある。
一方、合成樹脂フィルムからなる袋の開封と閉塞の繰り返しを、輪ゴム等の別部材を用いることなく簡単に行えるようにしたものとして、可塑性金属線材や熱可塑性樹脂線材を、袋に一体とし取り付けた合成樹脂フィルム製袋や最封止性袋が開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。これらの袋は、合成樹脂フィルムと共に可塑性線材を曲折することによって、開封した後の袋の再閉塞や再開封を可能にするものである。そして可塑性線材は、接着性や熱融着性を有する2本の細い合成樹脂テープに挟み込まれるように封じ込まれて、これらの合成樹脂テープと共に熱融着などで袋に取り付けられたり、芯材樹脂と外層樹脂とからなる熱可塑性樹脂テープとして形成されて、熱融着などで袋に取り付けられている。
特開平2−242750号公報 特開2000−326996号公報
しかしながら、上記塑性変形可能な線状部材である可塑性金属線材や熱可塑性樹脂線材は、合成樹脂テープに挟み込まれたり、外層樹脂に覆われることによって、密封された状態で袋に取り付けられることになるが、これらの可塑性線材は、袋を形成するためのフィルム材料に融着等により予め取り付けられ、しかる後にこの可塑性線材が取り付けられたフィルム材料を用いて袋を融着等によって成形するものであったり、或いは袋を成形する際に同時に融着等によって取り付けられるものであるめ、塑性変形可能な線状部材を、例えば収容物を封入した状態で製品化されるガセット袋に対して、当該袋を所定の形状に予め成形した後に取り付けようとする際には、例えば袋の外周面に線状部材が融着されるべきシーラント層がない場合がある等、種々の不具合が生じることになる。
本発明は、ガセット袋に対する塑性変形可能な線状部材の取付け作業を、ガセット袋の成形後であってもスムーズ且つ安定した状態で行うことができると共に、特に成形後の袋の内側面にも塑性変形可能な線状部材を容易に取り付けて行くことのできるガセット袋への線状部材取付け方法及びガセット袋を提供することを目的とする。
本発明は、前後一対の正面部と、これらの正面部の内側に折り込み可能な左右一対の側面折り込み部とを備えるガセット袋に塑性変形可能な線状部材を取り付けるための線状部材取付け方法であって、前記線状部材を被覆樹脂で覆った被覆ワイヤーの少なくとも両端部を側方から覆うようにして、一方の面にシーラント層を有するフィルム材料をシール接合することによりフィルム付きワイヤーを形成し、該フィルム付きワイヤーを、前記フィルム材料を介して空気吸引吸着装置の吸着面に所定の形状で吸着保持し、該フィルム付きワイヤーを保持した前記空気吸引吸着装置の吸着面を、シーラント層を有するガセット袋の被融着面に押し付けてヒートシールすることにより、ガセット袋の所定の位置に前記塑性変形可能な線状部材を前記所定の形状で取り付けるガセット袋への線状部材取付け方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。
また、本発明は、塑性変形可能な線状部材を被覆樹脂で覆った被覆ワイヤーの少なくとも両端部を側方から覆うようにして、一方の面にシーラント層を有するフィルム材料をシール接合することによって形成されたフィルム付きワイヤーが、前記フィルム材料を介して内側面のシーラント層にヒートシールされることにより、当該内側面に前記塑性変形可能な線状部材が取り付けられているガセット袋を提供することにより、上記目的を達成したものである。
ここで、塑性変形可能な線状部材は、例えば金属製の針金や、板、細幅状板、メッシュ、リボン、或いは形状記憶合金、形状記憶樹脂等からなり、手の指の力で容易に折り曲げて変形させることができると共に、折り曲げ後の形状を容易に保持できる程度の塑性変形性を備える線状部材であり、且つ例えば取出し口部を折り返してガセット袋を閉塞した際に、取出し口部のシート材料の折り返し復元力に抵抗して、取出し口部の折り返し状態を安定して保持できる程度の塑性変形時の保形剛性を有するものである。また線状部材には、針金等の線形部材の他、ある程度の幅をもった例えば細長い帯板状の部材も含まれる。
また、塑性変形可能な線状部材を覆う被覆樹脂としては、フィルム材料のシーラント層との熱融着や超音波融着等によるシール接合が可能な、例えば低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン樹脂等を用いることができる。
さらに、ガセット袋に取り付けられる線状部材の所定の位置や所定の形状は、ガセット袋の形態、使用材料、使用目的、収容される収容物の種類等に応じて、ガセット袋の閉塞や収容物の取り出しを容易に行えるように適宜選定設計される位置や形状である。
本発明のガセット袋への線状部材取付け方法及びガセット袋によれば、ガセット袋に対する塑性変形可能な線状部材の取付け作業を、ガセット袋の成形後であってもスムーズ且つ安定した状態で行うことができると共に、特に成形後の袋の内側面にも塑性変形可能な線状部材を容易に取り付けて行くことができる。
本発明の一実施形態に係るガセット袋への線状部材取付け方法は、一例として、図1及び図2に示すような、例えば粉末状の洗剤を収容物として封入収容した洗剤製品を構成するガセット袋10に、塑性変形可能な線状部材12,13を、ガセット袋10の成形後に当該ガセット袋10の内側面に取り付ける際に採用されたものである。
ここで、本実施形態によれば、ガセット袋10は、予め設計された所定の形状に切断加工された1枚又は複数枚のシート材料に、公知の各種の折り曲げ加工や接合加工を施すことにより、矩形形状を有する底部15と、底部15の各辺部から立設する前後一対の正面部16及び左右一対の側面折り込み部14によって周囲を囲まれて、洗剤を収容する袋容器の本体部分を構成する胴部17と、この胴部17の上方部分に一体として連続配置され、当該ガセット袋10を閉塞する際に折り返される部分である取出し口部18とからなるガセット袋容器として成形されるものである。またガセット袋10は、上端取出し口19から収容物である粉末状の洗剤を予め設計された所定量投入した後に、左右一対の側面折り込み部14をV字状に内側に折り込むようにしながら上端取出し口19を例えばシール接合して封止することにより、投入された洗剤を内部に封入すると共に、洗剤の未収容部分である取出し口部18を例えば2重に折り返した状態で、洗剤製品として製品化されている。
さらに、本実施形態によれば、ガセット袋10を構成するシート材料として、例えばアルミ箔層を含む多層シートが用いられており、好ましくは、例えば最外層である第1層がポリエステル、第2層がポリエチレン、第3層がアルミ箔、第4層がポリエチレン、最内層である第5層がシーラント層からなる5層構造の多層シートが用いられている。なお、シート材料としてアルミ箔層を含む多層シートを用いることにより、再封(リシール)する際の折り曲げ作業を容易にすることができ、さらに、袋にしわ等が発生し難くなってガセット袋10の外観を良好に保持することが可能になる。また、最内層にシーラント層を備えることにより、後述するように、フィルム付きワイヤー11をヒートシールして、塑性変形可能な線状部材12,13をガセット袋10の内側面に取り付けることが可能になる。
そして、本実施形態の線状部材取付け方法は、上述のような前後一対の正面部16と、これらの正面部16の内側に折り込み可能な左右一対の側面折り込み部14とを備えるガセット袋10に塑性変形可能な線状部材12,13を取り付けるための方法であって、図3及び図4に示すように、線状部材12,13を被覆樹脂20で覆った被覆ワイヤー21(図4参照)の少なくとも両端部を側方から覆うようにして、一方の面にシーラント層22を有するフィルム材料23をシール接合することによりフィルム付きワイヤー11を形成し、このフィルム付きワイヤー11を、フィルム材料23を介して空気吸引吸着装置24の吸着面25に所定の形状で吸着保持し、このフィルム付きワイヤー11を保持した空気吸引吸着装置24の吸着面25を、シーラント層を有するガセット袋20の被融着面である例えば側面折り込み部14の内側面に押し付けてヒートシールすることにより、ガセット袋20の所定の位置に塑性変形可能な線状部材12,13を所定の形状で取り付けるものである。
また、本実施形態によれば、線状部材12,13が取り付けられるガセット袋10の所定の位置は、側面折り込み部14の略上半部分であり、線状部材12,13が取り付けられる所定の形状は、一対の縦方向線状部材12の一端部分に横方向線状部材13を介在させた3本の線状部材12,13からなるコの字形状となっている。
さらに、本実施形態によれば、フィルム付きワイヤー11を吸着面25にコの字形状に吸着保持した空気吸引吸着装置24を、予め成形されたガセット袋10の内部に挿入して、これの吸着面25を被融着面である側面折り込み部14の内側面に押し付けつつヒートシールするようになっている。
本実施形態によれば、被覆ワイヤー21の両端部にフィルム材料23が接合されたフィルム付きワイヤー11は、図3に示すように、例えば以下のような手順で容易に形成されることになる。すなわち、予め線状部材12,13を被覆樹脂20によって被覆しつつ例えば押し出し成形により連続形成され、巻取りリール26に巻き取られていた線状の被覆ワイヤー21を、巻取りリール26から繰り出して切断台27に案内すると共に、この切断台27において、カッター28を用いて、縦方向線状部材12及び横方向線状部材13の各長さに応じた長さで被覆ワイヤー21を順次切断して行く。
ここで、被覆ワイヤー21は、図4に示すように、線状部材12,13として例えば0.1〜5.0mm、好ましくは0.3〜1.0mmの太さの金属製の針金の周囲を、被覆樹脂20として例えば低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン樹脂等を用いて例えば0.05〜3.0mmの厚さで覆って形成されるものある。また被覆樹脂20は、幅広の平たい形状で線状部材12,13を覆うことが好ましく、これによって線状部材12,13のハンドリング性を向上させることが可能になると共に、ヒートシール等による融着面積を増大させて、フィルム材料23やガセット袋10との融着一体化をさらに効果的に行うことが可能になる。
一方、縦方向線状部材12及び横方向線状部材13の各長さに応じて切断された被覆ワイヤー21の両端部が配置されるように、各一対の帯状のフィルム材料23が、各々間隔をおいて平行に並べて配設される。そして、これらの一対の帯状のフィルム材料23のシーラント層22を有する側の面に、切断された各長さの複数の被覆ワイヤー21の両端部を各々配置しつつ、当該各長さの複数の被覆ワイヤー21を、帯状のフィルム材料23の延設方向に間隔をおいてこれと垂直に交差させて平行に並べて配設すると共に、各被覆ワイヤー21の各端部を、熱融着や超音波融着等によるシール接合によってフィルム材料23に接合する。
しかる後に、各一対の帯状のフィルム材料23を、間隔をおいて取り付けられた被覆ワイヤー21の間の間隔部分で切断することにより、被覆ワイヤー21の両端部を側方から覆うようにしてフィルム材料23が取り付けられた、縦方向線状部材12及び横方向線状部材13の各長さに対応する長さの復数のフィルム付きワイヤー11が、各々容易に形成されることになる。
なお、本実施形態によれば、一方の面にシーラント層を有するフィルム材料23として、上記ガセット袋10を構成するシート材料と同様の材質のフィルム材料(シート材料)が好ましく用いらる。
本実施形態によれば、次に、このようにして形成されたフィルム付きワイヤー11を、フィルム材料23のシーラント層22を上面側としつつ、空気吸引吸着装置24の吸着面25に所定のコの字形状に配置すると共に、配置したフィルム付きワイヤー11を、空気を吸引して吸着面25に強固に吸着保持させる。
ここで、本実施形態において用いる空気吸引吸着装置24は、例えば真空吸引装置と接続されて内部の空気室の空気を吸引することにより、当該空気室を負圧状態として、空気室と連通する多数の小孔が分散形成された吸着面25に、相当の吸着面積を有するフィルム材料23を介してフィルム付きワイヤー11を容易かつ安定した状態で吸着保持することができるものである。
そして、吸着面25にフィルム付きワイヤー11を所定のコの字形状に吸着保持した空気吸引吸着装置24を、例えば吸着面25を上方に向けた状態で、上端取出し口19を開口した状態に保持された成形後のガセット袋10の内部に挿入すると共に、これの吸着面15を、一方の側面折り込み部14の略上半部分の内側面に対向配置させる。しかる後に、空気吸引吸着装置24の吸着面25を当該内側面に押しつけてヒートシールし、被覆ワイヤー21の両端部を覆うフィルム材料23をガセット袋10の内側面に融着すると共に、空気の吸引を止めて空気吸引吸着装置24を引き離すことにより、ガセット袋10の所定の位置である側面折り込み部14の略上半部分の内側面に、塑性変形可能な線状部材12,13が、所定のコの字形状に安定した状態で取り付けられることになる。
また、上述のような工程の線状部材12,13の取り付け作業を、他方の側面折り込み部14に対しても同様にして行うことにより、被覆ワイヤー21の両端部にフィルム材料23をシール接合したフィルム付きワイヤー11を、内側面のシーラント層にヒートシールすることにより当該内側面に塑性変形可能な線状部材12,13がコに字形状に取り付けられた、図2に示すような本実施形態のガセット袋10が容易に形成されることになる。
ここで、このようにして形成された本実施形態のガセット袋10によれば、正面部16と側面折り込み部14とが連接する4箇所の立辺29に沿って、塑性変形可能な縦方向線状部材12が下方に折り返される部分である取出し口部18と洗剤を収容する本体部分である胴部17にかけて各々取り付けられることになるので、上端取出し口19を開封した後に、図5に示すように取出し口部18を折り返してガセット袋10を閉塞する際に、取出し口部18のシート材料による折り返し復元力に効果的に抵抗して、取出し口部18の折り返し状態を安定して保持できることになる。したがって、側面折り込み部14を内側に折り込みつつ上端取出し口19における一対の正面部16の上端を重ね合わて当該上端取出し口19を閉じながら、縦方向線状部材12と共に取出し口部18のシート材料を折り返し部30に沿って下方に折り返すだけの簡単な操作によって、ガセット袋10の上端取出し口部19を容易且つ確実に閉塞して洗剤を効果的に保存しつつ、当該洗剤を繰り返し取り出してゆくことが可能になる。
また、本実施形態のガセット袋10によれば、一対の縦方向線状部材12の上端部分の間に横方向線状部材13が各側面折り込み部14を横断するように設けられるので、上端取出し口19を開口する際に、横方向線状部材13を直線状に復元して支持させることにより、内側に折り込まれていた側面折り込み部14を延ばした状態として、矩形形状に拡がった上端取出し口19を容易に保持することが可能になり、これによって、収容した洗剤の取り出しをさらに容易且つ効率良く行うことが可能になる。
そして、上述のような構成を有する本実施形態の線状部材取付け方法及びガセット袋10によれば、当該ガセット袋10に対する塑性変形可能な線状部材12,13の取付け作業を、ガセット袋10の成形後であってもスムーズ且つ安定した状態で行うことができると共に、特に成形後の袋10の内側面にも塑性変形可能な線状部材12,13を容易に取り付けて行くことができる。すなわち、本実施形態によれば、線状部材12,13を被覆樹脂20で覆った被覆ワイヤー21の両端部にシーラント層22を有するフィルム材料23をシール接合したフィルム付きワイヤー11を空気吸引吸着装置23の吸着面25に吸着保持し、この吸着面25を被融着面であるにガセット袋10の内側面に押し付けてヒートシールすることにより、ガセット袋10の所定の位置である側面折り込み部14に線状部材12,13をコの字形状に取り付けるので、例えば成形されたガセット袋10の内側面のみにしか融着可能なシーラント層がない場合であっても、塑性変形可能な線状部材12,13を、安定した流れ作業によってガセット袋10にスムーズかつ容易に取り付けてゆくことが可能になる。
また、本実施形態によれば、被覆ワイヤー21の両端部を側方から覆うフィルム材料23が、当該両端部を挟み込むようにしてガセット袋10の内側面に融着されることにより、線状部材12,13の端面を露出させることなく強固に防護することができるので、線状部材12,13と収容物である洗剤との接触を確実に遮断して、当該内部の収容物との接触による錆の発生等による線状部材12,13の損傷を、効果的に回避することが可能になる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、ガセット袋に取り付けられる塑性変形可能な線状部材の所定の形状は、コの字形状である必要は必ずしもなく、V字形状等のその他の複数の直線を組み合わせた形状や、単純な一本の直線状の形状、或いは複数の直線や曲線が連続する形状であっても良い。また、線状部材が取り付けられるガセット袋の所定の位置は、側面折り込み部の他、正面部であっても良く、また内側面に限定されることなく袋の外側面に取り付けても良い。さらに、線状部材が取り付けられるガセット袋を構成するシート材料は、アルミ箔層を含む上記構成の多層シートである必要は必ずしもなく、アルミ箔層を含まないシート材料や単層のシート材料であっても良い。例えばポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂等のシート材料を用いることができる。さらにまた、ガセット袋に収容される収容物は、粉末状の洗剤である必要は必ずしもなく、シャンプーやリンス等の液体収容物や、菓子等の固体収容物等、その他の各種の収容物を収容する袋容器として使用することもできる。
また、被覆ワイヤーを側方から覆うようにして取り付けられるフィルム材料は、フィルム付きワイヤーの両端部のみに矩形形状に取り付けるものである必要は必ずしもなく、例えば円形のフィルム片を取り付けることができる他、図6(a),(b)に示すように、被覆ワイヤー21の全長に亘ってフィルム材料23を取り付けて、フィルム付きワイヤー11とすることもできる。なお、この際の被覆ワイヤー21とフィルム材料23との接合は、超音波シールによる点付け31によって行うことが好ましい。
本発明の一実施形態に係る線状部材取付け方法によって線状部材が取り付けられたガセット袋を用いた洗剤製品を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る線状部材取付け方法によって線状部材が取り付けられたガセット袋を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る線状部取付け方法の説明図である。 被覆ワイヤーの構成を説明する斜視図である。 取り出し口部を折り返した状態のガセット袋を示す斜視図である。 フィルム付きワイヤーの他の形態を例示する平面図である。
符号の説明
10 ガセット袋
11 フィルム付きワイヤー
12 縦方向線状部材
13 横方向線状部材
14 側面折り込み部
15 底部
16 正面部
17 胴部
18 取出し口部
19 上端取出し口
20 被覆樹脂
21 被覆ワイヤー
22 シーラント層
23 フィルム材料
24 空気吸引吸着装置
25 吸着面
25 帯状シール材
26 巻取りリール
28 カッター

Claims (5)

  1. 前後一対の正面部と、これらの正面部の内側に折り込み可能な左右一対の側面折り込み部とを備えるガセット袋に塑性変形可能な線状部材を取り付けるための線状部材取付け方法であって、
    前記線状部材を被覆樹脂で覆った被覆ワイヤーの少なくとも両端部を側方から覆うようにして、一方の面にシーラント層を有するフィルム材料をシール接合することによりフィルム付きワイヤーを形成し、
    該フィルム付きワイヤーを、前記フィルム材料を介して空気吸引吸着装置の吸着面に所定の形状で吸着保持し、
    該フィルム付きワイヤーを保持した前記空気吸引吸着装置の吸着面を、シーラント層を有するガセット袋の被融着面に押し付けてヒートシールすることにより、ガセット袋の所定の位置に前記塑性変形可能な線状部材を前記所定の形状で取り付けるガセット袋への線状部材取付け方法。
  2. 前記ガセット袋は、その内側面に前記被融着面となるシーラント層を有しており、前記空気吸引吸着装置を前記ガセット袋の内部に挿入して前記吸着面を前記内側面に押し付けつつヒートシールする請求項1記載のガセット袋への線状部材取付け方法。
  3. 前記線状部材が取り付けられる所定の位置は前記側面折り込み部であり、前記線状部材が取り付けられる所定の形状は、一対の縦方向線状部材の一端部分に横方向線状部材を介在させた3本の線状部材からなるコの字形状である請求項1又は2に記載のガセット袋への線状部材取付け方法。
  4. 請求項1記載のガセット袋への線状部材取付け方法によって塑性変形可能な線状部材が取り付けられたガセット袋であって、
    塑性変形可能な線状部材を被覆樹脂で覆った被覆ワイヤーの少なくとも両端部を側方から覆うようにして、一方の面にシーラント層を有するフィルム材料をシール接合することによって形成されたフィルム付きワイヤーが、前記フィルム材料を介して内側面のシーラント層にヒートシールされることにより、当該内側面に前記塑性変形可能な線状部材が取り付けられているガセット袋。
  5. 前記フィルム付きワイヤーは前記側面折り込み部にヒートシールされ、前記塑性変形可能な線状部材は、一対の縦方向線状部材の一端部分に横方向線状部材を介在させた3本の線状部材からなるコの字形状に取り付けられている請求項4記載のガセット袋。
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