JP4423083B2 - カップ部を有する衣類 - Google Patents
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Description
前記構成のブラジャー1は、縦方向に張力を有する当て布2が肩紐4に引っ張られ、主にバストの脇側部を面状的に引っぱり上げるため、局所的に圧迫することなくバスト全体を前中心上方に持ち上げて造形的に補整することができる。
前記構成のブラジャー5は、着用時にライナー7が肩紐8および背面布9に直接的に引っ張られてバストの下辺および脇側端縁に沿って固定され、バストを内方に寄せながらアップさせることができる。
前記分離カップの前記強パワー弾性部は、バストトップから前記カップ本体の下辺までの領域の上下方向の中間領域を通して脇側へ斜めに位置させ、前記強パワー弾性部の下辺は前記カップ本体と縫着せず遊離させ、該強パワー弾性部の前端縁および脇側端縁をカップ本体と縫着すると共に、脇側上端を肩紐に連結し、前記分離カップの強パワー弾性部でバスト下部の中間部分を引き上げることを特徴とするカップ部を有する衣類を提供している。
この観点から、本発明では、分離カップにバストアップに最も効果的な位置であるバストトップからバージスラインまでの領域(以下「バスト下部」という)の中間領域に配置する強パワー弾性部を設け、該強パワー弾性部を脇側上方、さらに肩紐にかけて斜上向きに配置して、効率的なバストアップを図るようにしている。
即ち、バスト下部の中間部を押し上げると共に前側へ寄せると、バストトップに近接する下部のバストの肉を効果的に寄せて上げさせ、バストトップを前向且つ上向きとして美麗なバストシルエットを形成することができる。一方、特に豊満なバストの場合は、バージスラインに沿ったバスト底部を持ち上げても肉が前方に逃げて必ずしもバストトップの上昇につながらない。むしろバスト底部の持ち上げはバスト全体を根元から持ち上げることになり大きな引き上げ力を要するため、肩に余分な負担をかけることになる。
従って、本発明では、強パワー弾性部の下辺はカップ本体に縫着せずに遊離させ、その前端縁および脇側端縁をカップ本体と縫着してバスト下部の中間部を重点的に肩側へ引き上げる構成としていることで、肩に負担を与えない少ない力で効率的なバストトップアップを実現することができる。
このように、強パワー弾性部の下辺をカップ本体から遊離させると、バスト全体の重力を受ける左右カップ本体から独立し、バスト重量全体が分離カップに負荷されず、該分離カップが持ち上げる部分の重力のみがかかるため、その弾性機能を十分に発揮させてバストトップアップを実現できる。かつ、分離カップに連結されて該分離カップを直接的に引き上げる肩紐の引っ張り力も低減でき、肩にかかる負担が軽減されて、快適な着用感を実現することができる。
上記のように分離カップをカップ本体と縫着して配置することにより、バストトップの下方から脇側上方にかけてバストトップを囲み込むように、分離カップを配置することができ、効果的にバストトップアップを行うことができる。また、分離カップをカップ本体の脇側上端よりも上方に突出させて肩紐と連結することにより、分離カップの上端位置がカップ本体の上端位置に位置決めされることなく、カップ本体から独立して分離カップの縦方向の弾性を自由に発揮させることができる。
乳腺が発達するとバスト下部が膨出してくるが、その中でも脇側部分が最もボリュームアップすることから、前記位置に強パワー弾性部を配置することにより、バスト下部の脇側のうち特に中央部を強パワーで寄せ上げて、最も効果的にバストトップの引き上げと、胸の谷間の形成を図ることができる。このように、バスト下部を前記のように三等分した中央の三分の一領域に強パワー弾性部を配置することにより、効果的なバストトップアップと引き上げ力の軽減とをバランスよく両立させて実現することができる。
即ち、分離カップをバストトップ近傍の下部からカップ本体の下辺まで広い範囲で取り付けた場合も、バストトップアップに有効な部分に強パワー弾性部を設けてパワーを強めて、バストトップの下部を持ち上げると共に前側へ寄せる一方、その他の部分は強パワー弾性部に追従して伸びるようにして、該分離カップに連結した肩紐に過剰な負荷がかからないようにしている。
該構成によれば、バストを寄せることができると共に、効率よくバストトップを寄せて上げることができ、しかも、肩紐にかかる負荷を低減できる。
かつ、前記分離カップにより主として前記中間領域を引き上げているため、バストトップアップを肩への負担を軽減しながら効果的に図ることができる。
図1乃至図4は、本発明の第一実施形態に係るブラジャー10を示し、左右のバストを覆う左右一対の肌側カップ布12と表側カップ布13とからなるカップ本体11、カップ本体11の外面に取り付ける分離カップ14、バージスラインに沿ってカップ本体11より下部を覆う左右一対の土台布16、左右一対の肩紐17、および左右一対の背面布18よりなる。
従って、肩紐17には、主にバスト下部中間領域A’を引き上げる力はかかるが、バスト底部B’を引き上げる力は主としてカップ本体11が受けるため、バストを根元から持ち上げ補整する場合に比して肩紐17にかかる引っ張り力を軽減することができる。
カップ本体11の外面側に取り付ける分離カップ140を、前記カップ下部中央部Aを通る位置に配置する強パワー弾性部140Aのみで形成している点で前記第一実施形態と相違するが、その他の点では第一実施形態と同一であるため同一符号を付して説明を省略する。
このように、パワーの強い分離カップ141をカップ本体11の内面側に取り付けた場合でも、該分離カップ141が、バスト底部B’からではなくバスト下部中間領域A’を押し上げて、肩への負担も少なく効率よくバストアップ補整することができるとともに、分離カップ141のラインがアウターに露出することを防止できる。
第一実施形態と同様な部分は同一符号を付す。
該構成とすると、分離カップを別途設ける必要がなく、ブラジャーの厚みが大とならず、かつ、コスト低減もはかれる。
11 カップ部
11a 下辺
14、140、141 分離カップ
14A、140A、141A 強パワー弾性部
14B 伸縮性部
15 パワーネット
17 肩紐
100 パワーが切り替えられている装飾布
A カップ下部中央部
B 下側部
A’ バスト下部中間領域
B’ バスト底部
Claims (7)
- バストを覆うカップ本体の内面あるいは外面に強パワー弾性部を有する分離カップを設け、
前記分離カップの前記強パワー弾性部は、バストトップから前記カップ本体の下辺までの領域の上下方向の中間領域を通して脇側へ斜めに位置させ、前記強パワー弾性部の下辺は前記カップ本体と縫着せず遊離させ、該強パワー弾性部の前端縁および脇側端縁をカップ本体と縫着すると共に、脇側上端を肩紐に連結し、前記分離カップの強パワー弾性部でバスト下部の中間部分を引き上げることを特徴とするカップ部を有する衣類。 - 前記分離カップの前端縁は前記カップ本体の前部正面側からバストトップの真下位置の下辺の間の領域で前記カップ本体に縫着すると共に、脇側端縁を前記カップ本体の脇側端縁と縫着し、かつ、分離カップの脇側上端を前記カップ本体の脇側上端よりも上向きに突出させて肩紐と連結している請求項1に記載のカップ部を有する衣類。
- 前記分離カップは、バストトップから下ろした垂線に対して脇側へ45°の間隔をあけて前記カップ本体の下辺に下ろしたライン上のバストトップからカップ本体の下辺までの寸法を3等分すると、少なくともその中間部を通る位置に前記強パワー弾性部を位置させている請求項1または請求項2に記載のカップ部を有する衣類。
- 前記分離カップの強パワー弾性部は、伸縮性素材からなる分離カップ本体にパワーの強い弾性布を当て布として取り付けて設け、あるいは分離カップ本体をパワーを切り替えて設け、該強パワー弾性部の下側部はパワーを持たせずに伸縮性部としている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のカップ部を有する衣類。
- 前記分離カップを前記カップ本体の外面に取り付けると共にストレッチレース布から形成し、該ストレッチレース布に強パワーのパワーネット等を当て布し、あるいは前記ストレッチレース布のデニールを切り替えて前記強パワー弾性部を形成し、該強パワー弾性部の下側部はパワーを持たせずに伸縮性部としている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のカップ部を有する衣類。
- 前記分離カップは、上記強パワー弾性部のみから形成している請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のカップ部を有する衣類。
- ブラジャーからなる請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のカップ部を有する衣類。
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