JP4401856B2 - Substrate processing equipment - Google Patents
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Description
本発明は、半導体基板、液晶表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等(以下、単に「基板」と称する)を隣接するユニット間で受け渡す際に、基板とともに当該基板に関する情報が格納された基板情報データを受け渡す基板処理装置に関するもので、特に、基板処理装置で使用される基板情報データ、レシピテーブル、第1のプロセステーブル、および第2のプロセステーブルのデータ構造に関する。 The present invention relates to a substrate together with a substrate when a semiconductor substrate, a glass substrate for a liquid crystal display device, a glass substrate for a photomask, an optical disk substrate or the like (hereinafter simply referred to as “substrate”) is transferred between adjacent units. The present invention relates to a substrate processing apparatus that transfers substrate information data in which information is stored, and particularly relates to the data structure of substrate information data, a recipe table, a first process table, and a second process table used in the substrate processing apparatus. .
従来より、角形基板(液晶用ガラス角形基板、フィルム液晶用フレキシブル基板、フォトマスク用基板、カラーフィルター用基板など)の表面にフォトレジストを塗布するレジスト塗布処理や、露光装置によってパターン露光が完了した基板を現像する処理等が施される基板処理装置では、例えば、測定部によって測定された基板の厚さに基づき、基板処理装置の各処理部の機械的な設定を変更することが行われている(例えば、特許文献1)。 Conventionally, pattern exposure has been completed using a resist coating process that applies photoresist to the surface of a square substrate (glass square substrate for liquid crystal, flexible substrate for film liquid crystal, photomask substrate, color filter substrate, etc.) and an exposure device. In a substrate processing apparatus that performs processing for developing a substrate, for example, the mechanical setting of each processing unit of the substrate processing apparatus is changed based on the thickness of the substrate measured by the measurement unit. (For example, Patent Document 1).
ところで、特許文献1の基板処理装置では、例えば、以下のような方法で各基板に対して処理が施されていたと考えられる。すなわち、特許文献1の基板処理装置において、処理対象となる基板は、それぞれ基板情報データ596(図13参照)を有しており、隣接する処理部の間で基板を受け渡す際に、受け渡し側の処理部から受け取り側の処理部に向けて基板とともに基板情報データ596も併せて受け渡される。
By the way, in the substrate processing apparatus of
また、各処理部で施される基板処理は、例えば、図13に示す基板情報データ596に格納されるレシピIDに基づいて定められていた。図14は、特許文献1のレシピテーブル591のデータ構造を説明するための図である。図14に示すように、レシピテーブル591の「レシピID」フィールド(すなわち、「レシピID」列)には、各レコード(各行)を一意に識別する識別子が格納される。また、レシピテーブル591の「レシピID」フィールド以外のフィールドには、洗浄部、塗布部およびプリベーク部等の各処理部にて施される処理を表した数値(「プロセスID」)が格納される。
Further, the substrate processing performed in each processing unit is determined based on, for example, a recipe ID stored in the
したがって、各処理部において各基板に施される処理は、基板情報データ596の「レシピID」に基づいて特定される「プロセスID」によって定められる。例えば、図13に示すように、基板情報データ596の「レシピID」に「2」が格納されている場合、レジスト塗布部では、「プロセスID」=「2」によって定められる処理が基板に施される。
Therefore, the processing performed on each substrate in each processing unit is determined by the “process ID” specified based on the “recipe ID” of the
図12は、特許文献1のプロセステーブル592のデータ構造を説明するための図であり、プロセステーブル592の一例としてレジスト塗布部のプロセステーブル592のデータ構造を示したものである。図12に示すように、プロセステーブル592の「プロセスID」フィールドには、各レコードを一意に識別する識別子が格納される。また、プロセステーブル592の「プロセスID」フィールド以外のフィールドのそれぞれには、レジスト塗布部で施されるレジスト塗布処理に関するプロセス制御要素(例えば、「レジスト温度」、「レジスト吐出量」、「スリットノズル移動速度」、「ノズル高さ」、「基板の吸着圧」等)が格納される。
FIG. 12 is a diagram for explaining the data structure of the process table 592 of
ここで、プロセステーブル592の「プロセスID」フィールド以外についてさらに説明すると、各フィールドは、(A)基板の物理的な性状に応じて定まるもの(例えば、「ノズル高さ」、「基板の吸着圧」等)と、(B)基板の物理的な性状によらず基板の処理内容に応じて定まるもの(例えば、「レジスト温度」、「レジスト吐出量」、「スリットノズル移動速度」等)とに分類することができる。すなわち、図12に示すプロセステーブル592の各レコードには、項目(A)のプロセス制御要素(以下「基板性状依存型のプロセス制御要素」ないしは「基板依存要素」)と項目(B)のプロセス制御要素(以下「基板性状非依存型のプロセス制御要素」ないしは「処理依存要素」)とが格納される。 Here, the fields other than the “process ID” field of the process table 592 will be described further. Each field is determined according to (A) the physical properties of the substrate (for example, “nozzle height”, “substrate adsorption pressure”). And (B) determined according to the processing content of the substrate regardless of the physical properties of the substrate (for example, “resist temperature”, “resist discharge amount”, “slit nozzle moving speed”, etc.) Can be classified. That is, each record of the process table 592 shown in FIG. 12 includes the item (A) process control element (hereinafter referred to as “substrate property dependent process control element” or “substrate dependent element”) and the item (B) process control. Elements (hereinafter referred to as “substrate property-independent type process control elements” or “process-dependent elements”) are stored.
しかし、処理対象となる基板種が増加し、種々の厚さの基板に対して処理を施す必要が生じた場合、増加した基板種の数に応じて、基板依存要素の数が増加することになる。そのため、図12に示すように、処理依存要素が重複して登録されてデータが冗長となり、その結果、プロセステーブル592で管理すべきレコードの数が増大するという問題が生ずる。 However, when the number of substrate types to be processed increases and it becomes necessary to perform processing on substrates of various thicknesses, the number of substrate-dependent elements increases according to the increased number of substrate types. Become. For this reason, as shown in FIG. 12, process dependent elements are registered redundantly and data becomes redundant. As a result, the number of records to be managed in the process table 592 increases.
さらに、プロセステーブル592で管理すべきレコードの数が増大すると、レシピテーブル591の各フィールドに格納すべき「プロセスID」の数も増大することになる。その結果、レシピテーブル591で管理すべきレコードの数が増大し、問題も生ずる。 Furthermore, when the number of records to be managed in the process table 592 increases, the number of “process IDs” to be stored in each field of the recipe table 591 also increases. As a result, the number of records to be managed in the recipe table 591 increases, causing a problem.
そこで、本発明では、処理対象となる基板種が増加した場合であっても、レシピテーブルおよびプロセステーブルのサイズの増大を低減することができる基板処理装置を提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a substrate processing apparatus that can reduce an increase in the size of a recipe table and a process table even when the number of substrate types to be processed increases.
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、複数の処理部を有しており、隣接する処理部の間で基板を受け渡す際に、受け渡し側の処理部から受け取り側の処理部に対して基板とともに基板情報データを受け渡す基板処理装置であって、前記基板情報データが、当該基板の基板属性を示す基板属性データと、当該基板に施すべき処理のレシピを識別するレシピIDと、を含んで形成され、前記基板処理装置が、複数のテーブル、すなわち、基板に対する一連の処理内容をプロセスIDを用いてそれぞれ記述した複数の処理レシピを、レシピIDによって互いに区別つつレシピデータとして登録するレシピテーブルと、前記複数の処理部のそれぞれに対応して設けられ、前記レシピテーブル中の処理の制御要素のうち基板属性に依存しない制御要素を、プロセスIDによって区別しつつ第1のプロセスデータとして登録する第1のプロセステーブルと、前記複数の処理部のうち少なくとも1つの処理部に対応して設けられ、前記レシピテーブル中の処理のうち基板属性に依存する制御要素を、基板属性によって区別しつつ第2のプロセスデータとして登録する第2のプロセステーブルと、を別個のテーブルとして保持する記憶部と、前記複数の処理部のそれぞれに設けられており、処理対象基板についての前記基板情報データ中のレシピIDと前記レシピテーブル中のレシピIDとを照合して処理対象基板についてのプロセスIDを特定し、当該プロセスIDを介して前記第1のプロセステーブルから前記第1のプロセスデータを選択する第1の選択部と、前記少なくとも1つの処理部に設けられており、処理対象基板について前記基板情報データ中に与えられた前記基板属性データと前記第2のプロセステーブル中の基板属性とを照合して、前記第2のプロセステーブルから前記第2のプロセスデータを選択する第2の選択部と、を備えることを特徴とする。
In order to solve the above-mentioned problem, the invention of
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の基板処理装置において、前記第2の選択部は、前記第2のプロセステーブル中の基板属性の値によって定められる数値範囲と、前記基板情報データに含まれる基板属性データの値とを照合して、前記第2のプロセスデータを選択することを特徴とする。 According to a second aspect of the present invention, in the substrate processing apparatus according to the first aspect, the second selection unit includes a numerical value range determined by a value of a substrate attribute in the second process table, and the substrate information. The second process data is selected by collating with the value of the substrate attribute data included in the data.
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の基板処理装置において、前記記憶部は、前記複数の処理部のそれぞれに設けられた第1の記憶部と、前記基板処理装置全体の稼動状況を制御する制御部に設けられた第2の記憶部と、を備えて構成されており、前記少なくとも1つの処理部が有する前記第1の記憶部には、対応する前記第2のプロセステーブルが保持されており、前記第2の記憶部のそれぞれには、前記第1のプロセステーブルと前記レシピテーブルとが保持されており、前記複数の処理部のそれぞれが起動する際に、前記レシピデータと、起動する処理部に対応する前記第1のプロセステーブルとが、前記第2の記憶部から前記起動する処理部の第1の記憶部に向けて送信されることを特徴とする。
The invention of
また、請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の基板処理装置において、前記基板属性は、基板の厚さを含むことを特徴とする。 According to a fourth aspect of the present invention, in the substrate processing apparatus according to any one of the first to third aspects, the substrate attribute includes a thickness of the substrate.
また、請求項5の発明は、請求項4に記載の基板処理装置において、前記第2のプロセスデータは、基板に対して処理液を供給するノズルの位置を含むことを特徴とする。 According to a fifth aspect of the present invention, in the substrate processing apparatus according to the fourth aspect, the second process data includes a position of a nozzle for supplying a processing liquid to the substrate.
また、請求項6の発明は、請求項4に記載の基板処理装置において、前記第2のプロセスデータは、前記複数の処理部に設けられた吸着部の吸着圧を含むことを特徴とする。 According to a sixth aspect of the present invention, in the substrate processing apparatus according to the fourth aspect, the second process data includes an adsorption pressure of an adsorption unit provided in the plurality of processing units.
請求項1から請求項6に記載の発明によれば、プロセスデータのうち、
(1)第1の選択部によって基板属性に影響を受けない処理を施す場合に使用される第1のプロセスデータ(基板性状非依存型のプロセス制御要素)と、
(2)第2の選択部によって基板属性に応じて定まる第2のプロセスデータ(基板性状依存型のプロセス制御要素)と、
を別個に管理し、第1と第2の選択部によってそれぞれを個別に選択することができる。
According to invention of Claim 1-6, Of process data,
(1) first process data (substrate property-independent type process control element) used when processing that is not affected by the substrate attribute is performed by the first selection unit;
(2) second process data (substrate property dependent process control element) determined according to the substrate attribute by the second selection unit;
Can be managed separately, and can be individually selected by the first and second selection units.
これにより、1つのプロセステーブルで第1および第2のプロセステーブルを管理する場合と比較して、管理すべきデータ数を減少させることができる。すなわち、1つのプロセステーブルによってプロセスデータを管理する場合、基板属性に影響を受けない処理を施すために使用される第1のプロセスデータがプロセステーブルに重複して登録される場合が生じ、データが冗長になるという問題が生ずるが、請求項1から請求項6に記載の発明によれば、このような問題は生じず、管理すべきデータ数を減少させることができる。
As a result, the number of data to be managed can be reduced as compared with the case where the first and second process tables are managed by one process table. That is, when process data is managed by one process table, there is a case where the first process data used for performing processing not affected by the substrate attribute is registered in the process table in duplicate. Although the problem of redundancy occurs, according to the inventions of
また、管理すべきプロセスデータの数が減少することにより、レシピテーブルでは、基板属性毎に、レシピデータを作成する必要がなく、レシピテーブルによって管理されるレシピデータの数を減少させることができる。 Further, by reducing the number of process data to be managed, it is not necessary to create recipe data for each substrate attribute in the recipe table, and the number of recipe data managed by the recipe table can be reduced.
そのため、記憶部に保持されるレシピデータおよびプロセスデータの量を低減することができ、記憶部を有効に利用することができる。 Therefore, the amount of recipe data and process data held in the storage unit can be reduced, and the storage unit can be used effectively.
また、請求項1から請求項6に記載の発明によれば、基板属性のみ異なる基板が処理対象基板として追加された場合、第2のプロセステーブルに第2のプロセステーブルを追加することによって、新たに追加された基板に対して処理を施すことが可能となる。すなわち、基板属性の異なる基板が処理対象として追加されたとしても、レシピテーブルおよび第1のプロセステーブルにデータを追加する必要がない。
Further, according to the invention described in
これにより、レシピテーブルや第1のプロセステーブルを再構築することなく、基板種の増加や処理部のハードウェア環境の変更に対して容易に対応することができる。そのため、処理対象となる基板種が増加した場合に必要となる工数を低減することができ、基板処理装置の生産性を向上させることができる。 Thereby, it is possible to easily cope with an increase in the substrate type and a change in the hardware environment of the processing unit without rebuilding the recipe table or the first process table. Therefore, the number of man-hours required when the number of substrate types to be processed increases can be reduced, and the productivity of the substrate processing apparatus can be improved.
特に、請求項2に記載の発明によれば、第2の選択部は、第2のプロセステーブル中の基板属性の値によって定められる数値範囲と、前記基板情報データに含まれる基板属性データの値とを照合して、第2のプロセスデータを選択することができる。これにより、処理対象となる基板毎に第2のプロセスデータを第2のプロセステーブルに登録する必要がない。そのため、記憶部に保持される第2のプロセスデータの量をさらに低減することができ、記憶部をさらに有効に利用することができる。 In particular, according to the second aspect of the present invention, the second selection unit includes the numerical value range defined by the value of the substrate attribute in the second process table and the value of the substrate attribute data included in the substrate information data. And the second process data can be selected. This eliminates the need to register the second process data in the second process table for each substrate to be processed. Therefore, the amount of the second process data held in the storage unit can be further reduced, and the storage unit can be used more effectively.
特に、請求項3に記載の発明によれば、少なくとも1つの処理部に固有のデータ群である第2のプロセステーブルを、当該少なくとも1つの処理部の第1の記憶部に保持して管理することができる。そのため、基板種が増加しても、少なくとも1つの処理部側だけで対応することができ、基板種の増加に容易に対応することができる。
In particular, according to the invention described in
特に、請求項4に記載の発明によれば、基板の厚さに基づく第2のプロセスデータを第2のプロセステーブルによって管理することができる。そのため、記憶部に保持されるレシピテーブルのデータサイズと、第1および第2のプロセステーブルのデータサイズとの合計サイズを低減することができ、記憶部を有効に利用することができる。 Particularly, according to the fourth aspect of the present invention, the second process data based on the thickness of the substrate can be managed by the second process table. Therefore, the total size of the data size of the recipe table held in the storage unit and the data size of the first and second process tables can be reduced, and the storage unit can be used effectively.
特に、請求項5に記載の発明によれば、第2のプロセスデータに含まれる「ノズルの位置」を第2のプロセステーブルによって管理することができる。そのため、記憶部に保持されるレシピテーブルのデータサイズと、第1および第2のプロセステーブルのデータサイズとの合計サイズを低減することができ、記憶部を有効に利用することができる。 In particular, according to the fifth aspect of the present invention, the “nozzle position” included in the second process data can be managed by the second process table. Therefore, the total size of the data size of the recipe table held in the storage unit and the data size of the first and second process tables can be reduced, and the storage unit can be used effectively.
特に、請求項6に記載の発明によれば、第2のプロセスデータに含まれる「吸着部の吸着圧」を第2のプロセステーブルによって管理することができる。そのため、記憶部に保持されるレシピテーブルのデータサイズと、第1および第2のプロセステーブルのデータサイズとの合計サイズを低減することができ、記憶部を有効に利用することができる。 In particular, according to the sixth aspect of the present invention, the “adsorption pressure of the adsorption unit” included in the second process data can be managed by the second process table. Therefore, the total size of the data size of the recipe table held in the storage unit and the data size of the first and second process tables can be reduced, and the storage unit can be used effectively.
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
<1.基板処理装置の全体構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る基板処理装置1の全体構成を示す平面図である。図2は、洗浄部210を示す断面図である。図3は、レジスト塗布部220を示す平面図である。図4は、基板処理装置のインデクサ部付近を示す平面図である。
<1. Overall configuration of substrate processing apparatus>
FIG. 1 is a plan view showing an overall configuration of a
基板処理装置1は、基板に対して所定の基板処理を施す装置であり、図1に示すように、インデクサ部10、洗浄部210、レジスト塗布部220、プリベーク部230、露光部240、現像部250、およびポストベーク部260(以下、「複数の処理部」とも呼ぶ。また、インデクサ部10、洗浄部210、レジスト塗布部220、プリベーク部230、露光部240、現像部250およびポストベーク部260のそれぞれを「処理部」とも呼ぶ)を備える。
The
なお、図1および以降の各図にはそれらの方向関係を明確にするため必要に応じてZ軸方向を鉛直方向とし、XY平面を水平平面とするXYZ直交座標系を付している。 1 and the subsequent drawings are attached with an XYZ orthogonal coordinate system in which the Z-axis direction is the vertical direction and the XY plane is the horizontal plane, as necessary, in order to clarify the directional relationship.
洗浄部210は、図1に示すように、インデクサ部10とレジスト塗布部220との間に配設されており、インデクサ部10から供給された基板Wに対して、吐出部212a、212b(図2参照)から純水や薬液(以下、「処理液」とも呼ぶ)を吐出しつつ搬送することによって基板Wの表面に付着した汚れなどを除去するユニットである。
As shown in FIG. 1, the
ここで、図2に示すように、洗浄部210において基板Wは、当該基板Wの下面側に配設された搬送ローラ213を駆動源(図示省略)によって回転させることにより、Y軸方向から所定の角度θだけ傾斜しつつ搬送させることができる。
Here, as shown in FIG. 2, in the
また、図2に示すように、洗浄部210は、搬送ローラ213によって基板Wを安定して搬送するため、基板Wを上方から押さえる上乗せローラ216と、基板Wを上下から挟み込んで支持する支持ローラ217とを備える。
Further, as shown in FIG. 2, the
さらに、搬送ローラ213、上乗せローラ216、支持ローラ217は、それぞれ基板と直接接触するローラ213a、213b、216a、216b、217a、217bを有する。
Further, the
したがって、良好な洗浄処理を施すためには、基板の厚さや基板の撓み量に応じて上乗せローラ216および支持ローラ217の高さ方向(Z軸方向)の位置を変更する必要がある。
Therefore, in order to perform a good cleaning process, it is necessary to change the height direction (Z-axis direction) positions of the
なお、洗浄部210は、特許文献1に開示されるように、回転チャックに保持された回転ブラシを回転させつつ基板Wの表面に当接させることによって基板表面を洗浄するユニットであってもよい。この場合、基板の厚さや基板の撓み量に応じて回転チャックの高さ方向(Z軸方向)の位置を変更する必要がある。
As disclosed in
また、洗浄部210には、図示を省略する乾燥手段が設けられているが、乾燥手段はこれに限定されるものでなく、例えば、洗浄部210とレジスト塗布部220との間に乾燥手段としてデハイド(脱水)ベーク部を設けても良い。
The
図3は、レジスト塗布部220の平面図を示す。レジスト塗布部220は、基板Wの表面にレジスト膜を形成するユニットであり、図1に示すように、洗浄部210とプリベーク部230との間に配設される。また、図3に示すように、レジスト塗布部220は、主として基板Wを載置する基板載置部223と、レジストを角型基板Wに向けて吐出するスリットノズル229と、基板載置部223に載置された基板Wを吸着する吸着部224とを備える。
FIG. 3 is a plan view of the resist
吸着部224は、図3に示すように、基板載置部223の上面側(基板の載置側)に設けられており、真空ポンプ(図示省略)を駆動することによって基板載置部223上に基板を吸着して保持する。ここで、基板Wを吸着部224に対して良好に吸着させるためには、基板の厚さや、基板の撓み量、および基板の大きさ等の基板属性に応じて吸着圧を調整する必要がある。
As shown in FIG. 3, the
スリット支持部226aには、スリットノズル229が取り付けられている。また、スリットノズル229は、レジストを供給する配管やレジスト用ポンプを含む吐出機構(図示省略)と接続される。
A
昇降機構226b、226cは、スリット支持部226aの両側に配設されており、図示を省略する駆動機構によってスリット支持部226aをZ軸正方向または負方向に昇降することができる。そのため、スリット支持部226aに取り付けられたスリットノズル229を上下方向に昇降させることができる。
The elevating
リニアモータ227a、227bは、スリット支持部226aを走行レール228に沿ってX軸正方向または負方向に移動させることができる。そのため、スリット支持部226aに取り付けられたスリットノズル229は、吸着部224に保持された基板Wの上方を進退運動することができる。
The
これにより、レジスト塗布部220では、スリットノズル229を基板Wの上方にてX軸正方向または負方向に移動させつつレジストを吐出することにより、基板W上にレジスト膜を形成することができる。
As a result, the resist
ここで、吸着部224に保持される基板の厚さや基板の撓み量が変更すると、スリットノズル229の下側端部から基板Wの上面までの距離が変化し、場合によっては、スリットノズル229と基板Wとが干渉する場合も生ずる。したがって、良好なレジスト塗布処理を施すためには、基板の厚さや基板の撓み量に応じて昇降機構226b、226cを調整することにより、スリットノズル229の高さ方向(Z軸方向)の位置を変更する必要がある。
Here, when the thickness of the substrate held by the
プリベーク部230は、複数の加熱部と冷却部(図示省略)とを備える熱処理ユニットであり、図1に示すように、レジスト塗布部220と露光部240との間に配設される。プリベーク部230は、レジスト塗布部220から受け渡される基板について、レジスト膜と基板との密着性を強固にするために、プリベークと呼ばれる加熱処理(露光前の焼きしめ処理)が施される。
The
なお、プリベーク部230の加熱部では、特許文献1に開示されるように、基板Wの破損を防止するため、基板の厚さや撓み量に応じて支持ピンの昇降速度を変更する必要がある。
In addition, in the heating part of the
露光部240は、図1に示すように、現像部250および乾燥部230と並設されており、乾燥処理が完了した基板Wのレジスト膜に対して配線等の微細パターンのパターン露光する。
As shown in FIG. 1, the
現像部250は、図1に示すように、露光部240とポストベーク部260との間に配設されており、パターン露光が完了した基板Wに現像液を供給することによって現像処理を施す。
As shown in FIG. 1, the developing
ポストベーク部260は、複数の加熱部と冷却部(図示省略)とを備える熱処理ユニットであり、図1に示すように、インデクサ部10と現像部250との間に配設される。ポストベーク部260は、レジストと基板Wの密着性を高めるための加熱処理を施すとともに、加熱処理が完了した基板Wをインデクサ部10に排出する。なお、ポストベーク部260の加熱部は、プリベーク部230の加熱部と同様に、基板Wの破損を防止するため、基板の厚さや撓み量に応じて支持ピンの昇降速度を変更する必要がある。
The
このように、インデクサ部10から洗浄部210に供給された基板Wは、洗浄部210、レジスト塗布部220、プリベーク部230、露光部240、現像部250、ポストベーク部260の順に、各部にて所定の基板処理が施される。
As described above, the substrate W supplied from the
インデクサ部10は、図1および図4に示すように、洗浄部210およびポストベーク部260と並設されており、主として、洗浄部210およびポストベーク部260との間で受渡しを行う搬送ロボット30と、複数のカセット21と、を備える。
As shown in FIGS. 1 and 4, the
載置台20上には複数(本実施の形態では4つ)のカセット21(21a〜21d)が載置される。カセット21は、複数の基板を収納可能に構成されている。カセット21に収納される基板Wのうち、まだ各処理部210〜260にて処理が施されていない基板(以下、「未処理基板」とも呼ぶ)Wは、搬送ロボット30によって洗浄部210に供給される。また、各処理部210〜260にて所定の処理が完了した基板(以下、「処理完了基板」)Wは、ポストベーク部260から排出されカセット21内に収納される。
A plurality (four in the present embodiment) of cassettes 21 (21a to 21d) are placed on the mounting table 20. The
搬送ロボット30は、基板Wをカセット21と洗浄部210およびポストベーク部260との間で搬送する搬送機構である。搬送ロボット30の基台31には図示を省略する水平移動機構が設けられている。これにより、搬送ロボット30は、Y軸方向に延伸する搬送路35に沿って水平方向に往復移動することができる。また、図4に示すように、基台31には基板Wを保持するアーム32が設けられている。アーム32は、図示を省略する昇降機構および旋回機構を有しており、基台31に対してアーム32は昇降かつ旋回可能に設けられている。また、アーム32は、図示を省略する駆動機構によりアーム32長手方向に伸縮自在に設けられている。
The
これにより、搬送ロボット30は、カセット21に収納されている未処理基板Wを洗浄部210に供給することができる。また、搬送ロボット30は、ポストベーク部260から排出される処理完了基板Wをカセット21に収納して回収することができる。
Thereby, the
なお、カセット21としては、基板Wの厚さや撓み量に応じた収納ピッチ(すなわち、カセット21内の隣接するスロット間距離)を有するものが使用される。したがって、基板Wをカセット21から取り出したり収納したりする場合、基板Wの厚さや撓み量に応じて搬送ロボット30のアーム32の高さ位置を変更する必要がある。
As the
図1に戻って、メインコンピュータ60は、いわゆるパーソナルコンピュータやワークステーションによって構成された制御装置であり、図5に示すように、プログラムや変数等を格納するメモリ61と、メモリ61に格納されるプログラムに従った制御を実行するCPU62と、大容量記憶部63と、タッチパネル65とを備える。また、メインコンピュータ60は、信号線80を介して複数の処理部のそれぞれと電気的に接続される。
Returning to FIG. 1, the
タッチパネル65は、基板処理装置1のオペレータ(以下、単に「オペレータ」と呼ぶ)の操作入力部および表示部として兼用され、図1および図5に示すように、メインコンピュータ60の外側に取りつけられる。オペレータは、タッチパネル65の表示にしたがって基板処理装置1に指示をすることができる。このように、メインコンピュータ60は基板処理装置1全体の稼動状況を制御する制御部として使用される。
The
大容量記憶部63は、シリコンディスクドライブやハードディスクドライブ等のようなメモリ61と比較して記憶容量の大きな素子によって構成される記憶部である。したがって、大容量記憶部63は、後述するレシピテーブル91(図8参照)およびプロセステーブル92(図9参照)等のようなサイズの大きなデータを複数保存することができる。そして、必要に応じてメモリ61との間でデータの授受を行う。
The large-
CPU62は、メモリ61に格納されるプログラムに従って、例えば、大容量記憶部63に保持されたレシピテーブル91(図8参照)およびプロセステーブル92(図9参照)を複数の処理部のそれぞれに向けてコピーする処理等を所定のタイミングで実行する。
The
ホストコンピュータ70は、メインコンピュータ60と同様に、いわゆるパーソナルコンピュータやワークステーションによって構成された制御装置である。図5に示すように、ホストコンピュータ70は、ネットワーク85を介してメインコンピュータ60と接続されており、主として、プログラムや変数等を格納するメモリ71と、メモリ71に格納されているプログラムに従った制御を実行するCPU72と、大容量記憶部73とを備える。
Similar to the
大容量記憶部73は、シリコンディスクドライブやハードディスクドライブ等のようなメモリ71と比較して記憶容量の大きな素子によって構成された記憶部である。CPU72は、メモリ71に格納されるプログラムに従って、大容量記憶部73に格納されたファイルのコピー等の処理を所定のタイミングで実行する。
The large-
<2.基板処理装置の制御系の構成>
図5は、基板処理装置の制御系の構成を示すブロック図である。ここでは、基板処理装置の制御系について説明する。図5に示すように、各処理部10、210〜260は、それぞれ制御部としてプログラムや変数等を格納するメモリ51(51a〜51g)と、メモリ51に格納されるプログラムに従った制御を実行するCPU52(52a〜52g)とを備える。また、隣接する処理部10、210〜260のそれぞれは、信号線87によって電気的に接続される。
<2. Configuration of control system of substrate processing apparatus>
FIG. 5 is a block diagram showing the configuration of the control system of the substrate processing apparatus. Here, a control system of the substrate processing apparatus will be described. As shown in FIG. 5, each processing
これにより、各処理部10、210〜260のCPU52(52a〜52g)は、対応するメモリ51(51a〜51g)に格納されるプログラムに従って、例えば、レジスト塗布部220のメモリ51bおよびCPU52bの場合、基板Wに向けて吐出するレジスト吐出量の制御等を所定のタイミングで実行することができる。すなわち、各処理部10、210〜260は、それぞれ独立して基板処理を施すことができる。そのため、メインコンピュータ60やホストコンピュータ70によって各処理部10、210〜260における基板Wの処理環境を制御する場合と比較して、メインコンピュータ60およびホストコンピュータ70の処理負担を軽減することができる。
Thereby, according to the program stored in the corresponding memory 51 (51a-51g), for example, in the case of the
なお、本実施の形態において処理対象となる基板Wが各処理部10、210〜260の間で受け渡される際、受け渡し側の処理部から受け取り側の処理部に向けて、基板Wとあわせて後述する基板情報データ96(例えば、「基板ID」、「カセットNO」、「スロットNO」、「レシピID」、「基板の厚さ」等:図7参照)が受け渡される。そして、受け渡された基板情報データ96は、受け取り側の処理部のメモリ51に格納される。
In addition, when the substrate W to be processed in the present embodiment is transferred between the processing
<3.各処理部の機能構成>
ここでは、本実施の形態における各処理部10、210〜260およびメインコンピュータ60の機能構成について説明する。なお、処理部10、210〜260のそれぞれにおいては、同様な手順によって基板処理が施される。そこで、以下では、特に、レジスト塗布部220における処理手順について説明する。
<3. Functional configuration of each processing unit>
Here, functional configurations of the
図6は、複数の処理部のうちレジスト塗布部220とメインコンピュータ60の機能構成を説明するための図である。まず、メインコンピュータ60の機能構成について説明する。送信部67は、大容量記憶部63に格納されるレシピテーブル91と、各処理部210〜260のぞれぞれに対応して設けられたプロセステーブル92を、各処理部10、210〜260に送信する。
FIG. 6 is a diagram for explaining functional configurations of the resist
すなわち、電源が投入される等によって各処理部10、210〜260が起動したことを送信部67が確認すると、送信部67は、処理部10、210〜260のそれぞれに向けてレシピテーブル91および対応するプロセステーブル92を送信する。そして、処理部10、210〜260のそれぞれが有するメモリ51(51a〜51g)には、レシピテーブル91およびプロセステーブル92が格納される。
That is, when the
次に、複数の処理部のうちレジスト塗布部220の機能構成について説明する。図6に示すように、レジスト塗布部220のメモリ51bには、基板属性テーブル95と、基板情報データ96と、メインコンピュータ60から送信されたレシピテーブル91およびプロセステーブル92とが格納される。ここで、各テーブル91、92、96および基板情報データ96のデータ構造について説明する。
Next, the functional configuration of the resist
図7は、インデクサ部10において生成される基板情報データ96の構造を説明するための図である。図7に示すように、基板情報データ96は、主として、「基板ID」、「カセットNO」、「スロットNO」、「レシピID」、および「基板の厚さ」の各フィールド(列)を有する。上述のように、各処理部10、210〜260のうち隣接する2つの処理部の間で基板Wが受け渡される際に、基板情報データ96は受渡し側の処理部から受け取り側の処理部に向けて基板Wとともに受け渡される。
FIG. 7 is a diagram for explaining the structure of the
「基板ID」には、各基板を一意に識別するための値が格納される。また、「スロットNO」、および「ロットNO」には、「基板ID」によって識別される基板のスロットおよびロットを特定するための値が格納される。また、「レシピID」には、後述するレシピテーブル91(図8参照)の「レシピID」フィールド(列)に格納された値のうちいずれかの値が格納される。 The “substrate ID” stores a value for uniquely identifying each substrate. In addition, “slot NO” and “lot NO” store values for specifying the slot and lot of the substrate identified by the “substrate ID”. In the “recipe ID”, one of the values stored in the “recipe ID” field (column) of the recipe table 91 (see FIG. 8) described later is stored.
「基板の厚さ」は、後述する基板属性テーブル95の「基板の厚さ」フィールドに対応するものであり、基板の物理的な性状に定まる基板属性データとして処理対象となる基板寸法のうち基板の厚さ値が格納される。なお、本実施の形態では、基板情報データ96の「基板の厚さ」には、基板の規格等によって予め定まる値を使用している。
“Substrate thickness” corresponds to a “Substrate thickness” field in a substrate attribute table 95 described later, and is a substrate attribute among substrate dimensions to be processed as substrate attribute data determined by the physical properties of the substrate. The thickness value of is stored. In this embodiment, the “substrate thickness” of the
ここで、上述のように、各処理部10、210〜260は、基板の厚さ等の基板属性データに応じたハードウェア環境に変更する段取り替えの作業が必要となる。すなわち、基板属性データに応じて、洗浄部210では上乗せローラ216の高さ位置または回転チャックの高さ位置を、レジスト塗布部220では吸着部224の吸着圧およびスリットノズル229の高さ位置を、プリベーク部230およびポストベーク部260では支持ピンの昇降速度を、さらにインデクサ部10では搬送ロボット30のアーム32の高さ位置を、それぞれ変更する段取り替えの作業が必要となる。そこで、本実施の形態では、プロセスデータのうち段取り替えに必要となる基板性状依存型のプロセス制御要素(基板依存要素)を基板属性テーブル95に格納する。
Here, as described above, the
基板属性テーブル95は、基板の処理環境を設定するために使用されるプロセスデータのうち基板属性データに応じて定まる部分としての基板依存要素を格納したデータベースであり、処理部10、210〜260のうち、基板属性に応じて処理環境を変更する必要があるような処理部について設けられる。すなわち、基板属性テーブル95は、処理部10、210〜260のうち、少なくとも1つの処理部に対応して設けられる。
The board attribute table 95 is a database that stores board dependent elements as parts determined according to board attribute data among process data used for setting the processing environment of the board. Among these, a processing unit is provided that needs to change the processing environment according to the substrate attribute. That is, the board attribute table 95 is provided corresponding to at least one processing unit among the processing
図10は、レジスト塗布部220に対応する基板属性テーブル95のデータ構造を示す図である。図10に示すように、基板属性テーブル95は、主として、「基板の厚さ」、「ノズル高さ」、および「吸着圧」の各フィールド(列)を有する。
FIG. 10 is a diagram illustrating a data structure of the substrate attribute table 95 corresponding to the resist
基板属性テーブル95の「基板の厚さ」フィールドは、処理対象となる基板の厚さ値が格納されており、基板属性テーブル95に含まれる各レコードを一意に識別するために使用される。「ノズル高さ」には、スリットノズル229(図3参照)のZ軸方向の高さ位置が格納される。また、「吸着圧」には、吸着部224に基板Wを吸着させる際の吸着圧の値が格納される(図3参照)。このように、「基板の厚さ」フィールド以外のフィールドには、基板の厚さ(基板属性データ)に応じて定まるデータとして、レジスト塗布部220のハードウェアの機構的な設定を変更するのに必要となる基板依存要素が格納される。
The “substrate thickness” field of the substrate attribute table 95 stores the thickness value of the substrate to be processed, and is used to uniquely identify each record included in the substrate attribute table 95. The “nozzle height” stores the height position of the slit nozzle 229 (see FIG. 3) in the Z-axis direction. The “adsorption pressure” stores the value of the adsorption pressure when adsorbing the substrate W to the adsorption unit 224 (see FIG. 3). Thus, in fields other than the “substrate thickness” field, the hardware mechanical setting of the resist
したがって、「基板の厚さ」フィールドをキーとして基板属性テーブル95を検索し、基板属性テーブル95から特定のレコードを抽出することにより、基板の厚さに応じたハードウェア環境、例えば、スリットノズル229の高さ位置や吸着部224の吸着圧をオペレータに負担をかけることなく自動的に構築することができる。
Therefore, by searching the board attribute table 95 using the “board thickness” field as a key and extracting a specific record from the board attribute table 95, a hardware environment corresponding to the board thickness, for example, the
なお、本実施の形態において、基板属性テーブル95は、レシピテーブル91およびプロセステーブル92のようにメインコンピュータ60からコピーされず、各処理部10、210〜260にて保守および管理されるが、これに限定されるものでなく、レシピテーブル91およびプロセステーブル92と同様に、各処理部10、210〜260が起動した際に、メインコンピュータ60からコピーしても良い。
In the present embodiment, the board attribute table 95 is not copied from the
プロセステーブル92は、基板の処理環境を設定するために使用されるプロセスデータのうち、基板の厚さ等の基板属性データに影響を受けないデータ部分としての処理依存要素を格納したデータベースであり、処理部10、210〜260のそれぞれに対応して設けられる。すなわち、本実施の形態の基板処理装置1は、合計7つのプロセステーブル92を有し、メインコンピュータ60の大容量記憶部63には、当該7つのプロセステーブル92が格納される。
The process table 92 is a database that stores process-dependent elements as data portions that are not affected by substrate attribute data such as the substrate thickness among the process data used for setting the substrate processing environment. It is provided corresponding to each of the
図9は、7つのプロセステーブル92のうち、レジスト塗布部220に対応するプロセステーブル92のデータ構造を示す図である。図9に示すように、プロセステーブル92は、主として、「プロセスID」、「レジスト液温」、「レジスト吐出量」、および「スリットノズル移動速度」の各フィールド(列)を有する。
FIG. 9 is a diagram illustrating a data structure of the process table 92 corresponding to the resist
プロセステーブル92の「プロセスID」フィールドは、プロセステーブル92に含まれる各レコード(各行)を一意に識別するための値が格納される。また、「レジスト液温」および「レジスト吐出量」のそれぞれには、スリットノズル229(図3参照)から基板Wに向けて吐出されるレジストの液温および単位時間当りの吐出量が格納される。さらに、「スリットノズル移動速度」には、走行レール228に沿って基板W上方をX軸方向に移動するスリットノズル229の速度が格納される。
The “process ID” field of the process table 92 stores a value for uniquely identifying each record (each row) included in the process table 92. Each of “resist liquid temperature” and “resist discharge amount” stores the resist liquid temperature discharged from the slit nozzle 229 (see FIG. 3) toward the substrate W and the discharge amount per unit time. . Further, the “slit nozzle moving speed” stores the speed of the
したがって、「プロセスID」フィールドをキーとしてプロセステーブル92を検索し、プロセステーブル92から特定のレコードを抽出することにより、基板Wに応じた処理環境をオペレータに負担をかけることなく自動的に構築することができる。 Therefore, by searching the process table 92 using the “process ID” field as a key and extracting a specific record from the process table 92, a processing environment corresponding to the substrate W is automatically constructed without imposing a burden on the operator. be able to.
レシピテーブル91は、各処理部10、210〜260で施される処理を特定するプロセスIDが格納されたデータベースである。処理部10、210〜260のそれぞれには、メインコンピュータ60から送信される1種類のレシピテーブル91が共通して使用される。図8に示すように、レシピテーブル91は、「レシピID」、「インデクサ部」、「洗浄部」、「塗布部」、「プリベーク部」、「露光部」、「現像部」、および「ポストベーク部」の各フィールドを有する。
The recipe table 91 is a database in which process IDs that specify processes performed by the
レシピテーブル91の「レシピID」は、レシピテーブル91に含まれる各レコード(各行)を一意に識別するための値が格納される。また、「インデクサ部」、「洗浄部」、「塗布部」、「プリベーク部」、「露光部」、「現像部」、および「ポストベーク部」の各フィールドには、対応する処理部10、210〜260のプロセスIDが格納される。
The “recipe ID” of the recipe table 91 stores a value for uniquely identifying each record (each row) included in the recipe table 91. In addition, in each field of “indexer part”, “cleaning part”, “application part”, “pre-bake part”, “exposure part”, “development part”, and “post-bake part”, the corresponding processing
したがって、「レシピID」フィールドをキーとし、レシピテーブル91を検索して所定のレコードを抽出することにより、各処理部10、210〜260にて実行される処理を設定することができる。例えば、「レシピID」=「2」となるレコードが抽出された場合、このレコードのうちの「塗布部」のフィールドには「2」が登録されているため、レジスト塗布部220では「プロセスID」=「2」で示される処理が実行される(図8参照)。具体的には、レジスト塗布部220のレジスト液温、レジスト吐出量、およびスリットノズル229の移動速度は、それぞれ、「20」、「X1」、および「Y3」値に設定されてレジスト塗布処理が施される(図9参照)。
Therefore, by using the “recipe ID” field as a key and searching the recipe table 91 to extract a predetermined record, it is possible to set the processing to be executed in each
なお、本実施の形態において、レシピテーブル91の各レコードに含まれる「プロセスID」のデータ群、すなわち、基板Wに対する一連の処理内容をプロセスIDを用いてそれぞれ記述した複数の処理レシピをレシピデータと呼ぶことにする。 In the present embodiment, the data group of “process ID” included in each record of the recipe table 91, that is, a plurality of processing recipes each describing a series of processing contents for the substrate W using the process ID is used as recipe data. I will call it.
図6に戻って、さらにレジスト塗布部220の機能構成について説明する。処理制御部225は、当該基板に関するプロセスデータのうち後述する第1選択部221によって選択される処理依存要素と、第2選択部222によって選択され、基板の性状に依存してハードウェア環境に関係する基板依存要素とに基づき、レジスト塗布部220の処理環境を設定しつつ基板Wに対してレジスト塗布処理を施す。
Returning to FIG. 6, the functional configuration of the resist
第1選択部221は、メモリ51bに保持される基板情報データ96およびレシピテーブル91に基づき、処理依存要素、つまり基板の厚さ等の基板属性データに影響を受けないデータを選択する。すなわち、第1選択部221では、まず、基板Wが洗浄部210からレジスト塗布部220に受け渡される際に、基板Wとともに受け渡されてメモリ51bに保持された基板情報データ96(図7参照)から「レシピID」に登録された値を抽出する。
Based on the
次に、レシピテーブル91(図8参照)の「レシピID」の値と基板情報データ96から抽出された「レシピID」の値とが等しくなるレコードをレシピテーブル91から取得し、当該レコードに含まれる「塗布部」フィールドの値(すなわち、「プロセスID」の値)を抽出する。
Next, a record in which the value of “recipe ID” in the recipe table 91 (see FIG. 8) is equal to the value of “recipe ID” extracted from the
続いて、プロセステーブル92の「プロセスID」と、レシピテーブル91から抽出された「プロセスID」の値とが等しくなるレコードをプロセステーブル92から取得し、「レジスト液温」、「レジスト吐出量」、および「スリットノズル移動速度」の各要素の値を抽出する。そして、抽出された「レジスト液温」、「レジスト吐出量」、および「スリットノズル移動速度」の各要素値を処理制御部225に送信する。
Subsequently, a record in which the “process ID” in the process table 92 is equal to the value of the “process ID” extracted from the recipe table 91 is acquired from the process table 92, and “resist liquid temperature” and “resist discharge amount” are acquired. , And the value of each element of “slit nozzle moving speed” is extracted. Then, the extracted element values of “resist liquid temperature”, “resist discharge amount”, and “slit nozzle moving speed” are transmitted to the
第2選択部222は、メモリ51bに保持される基板属性テーブル95に基づき、基板依存要素、すなわち基板の厚さに応じて定まるデータを選択する。すなわち、第2選択部222では、まず、メモリ51bに保持された基板情報データ96から「基板の厚さ」に格納される値を抽出する。
The
次に、基板属性テーブル95(図10)の「基板の厚さ」の値と、基板情報データ96から抽出された「基板の厚さ」の値とが等しくなるレコードを基板属性テーブル95から取得し、当該レコードに含まれる「ノズル高さ」および「吸着圧」の各値を抽出する。そして、抽出された「ノズル高さ」および「吸着圧」の各値を処理制御部225に送信する。
Next, a record in which the value of “substrate thickness” in the substrate attribute table 95 (FIG. 10) is equal to the value of “substrate thickness” extracted from the
図12は、本実施の形態との比較のために、プロセステーブル92および基板属性テーブル95に格納されるそれぞれのプロセス制御要素を1つにまとめた場合のプロセステーブル592のデータ構造を比較例として示す図である。本実施の形態のプロセステーブル92では、図9に示すように、「プロセスID」フィールドを含めて12個のデータが管理される。また、基板属性テーブル95では、図10に示すように、9個のデータが管理される。したがって、プロセステーブル92と基板属性テーブル95とでは、合計21個のデータが管理される。 FIG. 12 shows, as a comparative example, the data structure of the process table 592 when the process control elements stored in the process table 92 and the board attribute table 95 are combined into one for comparison with the present embodiment. FIG. In the process table 92 according to the present embodiment, as shown in FIG. 9, twelve pieces of data including the “process ID” field are managed. In the board attribute table 95, nine pieces of data are managed as shown in FIG. Therefore, a total of 21 pieces of data are managed in the process table 92 and the board attribute table 95.
これに対して、比較例のプロセステーブル592において、プロセステーブル92および基板属性テーブル95に格納されるプロセス制御要素を管理するためには、図12に示すように、「プロセスID」フィールドを含めて合計54個のデータ数が必要となる。 On the other hand, in the process table 592 of the comparative example, in order to manage the process control elements stored in the process table 92 and the board attribute table 95, as shown in FIG. A total of 54 data is required.
このように、本実施の形態では、基板の厚さ等の基板属性データに基づき、各処理部10、210〜260のハードウェア環境に関するプロセス制御要素(基板依存要素)以外のプロセス制御要素(処理依存要素)をプロセステーブル92に、ハードウェア環境に関するプロセス制御要素(基板依存要素)を基板属性テーブル95に、それぞれ分離して管理することができる。これにより、基板Wの処理環境に関する各種のプロセス制御要素を1つのデータベースで管理する場合と比較して管理すべきデータ数を減少させることができる。そのため、大容量記憶部63および各処理部10、210〜260のメモリ51を他のプログラムやデータのために有効に利用することができる。
As described above, in the present embodiment, process control elements (processes) other than the process control elements (substrate dependent elements) related to the hardware environment of the
また本実施の形態では、(1)基板種が増加することにともなって基板属性テーブル95にて管理するレコードの数が増加した場合や、(2)基板属性に応じて設定変更すべきプロセスデータの数が増加することにともなって基板属性テーブル95のフィールド数が増加した場合であっても、基板属性テーブル95にデータを追加するだけでよく、レシピテーブル91やプロセステーブル92にデータを追加する必要がない。そのため、処理対象となる基板種の増加やハードウェア環境の変更に対しても容易に対応することができる。 In the present embodiment, (1) when the number of records managed in the board attribute table 95 increases as the board type increases, or (2) process data whose settings should be changed according to the board attributes. Even if the number of fields in the substrate attribute table 95 increases with the increase in the number of data, it is only necessary to add data to the substrate attribute table 95, and data is added to the recipe table 91 and the process table 92. There is no need. Therefore, it is possible to easily cope with an increase in substrate types to be processed and a change in hardware environment.
また、本実施の形態では、基板情報データ96の「基板の厚さ」に格納される値が基板属性テーブル95の「基板の厚さ」フィールドに格納されるいずれの値とも異なる場合、例えば、本実施の形態の基板属性テーブル95のように基板属性テーブル95の「基板の厚さ」フィールドに、「0.5」、「0.6」、「0.7」の3種類の基板の厚さ値Thが格納されている場合において(図10参照)、基板情報データ96の「基板の厚さ」フィールドに「0.65」が格納されている場合(図7参照)、基板属性テーブル95の「基板の厚さ」フィールドの各値に基づき、以下のような方法によって「ノズル高さ」および「吸着圧」を選択する。
In the present embodiment, when the value stored in the “substrate thickness” of the
すなわち、基板情報データ96の「基板の厚さ」に格納される値が、
(1)0.5≦Th<0.6
(2)0.6≦Th<0.7
(3)Th≧0.7
のいずれの範囲に属するか判断し、(1)に属する場合には「基板の厚さ」=「0.5」となるレコードが、(2)に属する場合には「基板の厚さ」=「0.6」が、(3)に属する場合には「基板の厚さ」=「0.7」となるレコードが、それぞれ抽出される。そして、抽出されたレコードに含まれる「ノズル高さ」および「吸着圧」の各値が選択される。したがって、図7に示す基板情報データ96の場合、(2)に該当するため、基板属性テーブル95の「基板の厚さ」=「0.6」となるレコードに格納される「ノズル高さ」=「A2」、および「吸着圧」=「B1」の各値が選択される。
That is, the value stored in the “substrate thickness” of the
(1) 0.5 ≦ Th <0.6
(2) 0.6 ≦ Th <0.7
(3) Th ≧ 0.7
In the case of belonging to (1), a record in which “substrate thickness” = “0.5” is included, and in the case of (2), “substrate thickness” = When “0.6” belongs to (3), records with “substrate thickness” = “0.7” are extracted. Then, each value of “nozzle height” and “adsorption pressure” included in the extracted record is selected. Therefore, since the
このように、本実施の形態では、基板属性テーブル95の「基板の厚さ」フィールドに格納される値を閾値とし、これらの閾値によって定められる数値範囲(数値区間)と実際の処理対象基板についての基板の厚さ(一般には基板属性データの値)とを照合し、その基板の厚さを範囲内に含むようなフィールドを特定しすることによって、その処理対象基板に応じた制御要素(基板依存要素)を選択することができる。これにより、処理対象となる基板種が増加した場合であっても、基板属性テーブル95に新しいレコードを追加登録する必要がない。そのため、各処理部10、210〜260のメモリ51(51a〜51g)に保持される基板属性テーブル95のデータサイズを低減することができる。
As described above, in the present embodiment, values stored in the “substrate thickness” field of the substrate attribute table 95 are used as thresholds, and numerical ranges (numerical intervals) determined by these thresholds and actual processing target substrates. By comparing the thickness of the substrate (generally the value of the substrate attribute data) and specifying a field that includes the thickness of the substrate within the range, the control element (substrate Dependent elements) can be selected. This eliminates the need to additionally register a new record in the board attribute table 95 even when the number of board types to be processed increases. Therefore, it is possible to reduce the data size of the board attribute table 95 held in the memory 51 (51a to 51g) of each
<4.各処理部における処理手順>
ここでは、各処理部10、210〜260における基板Wの処理手順について説明する。なお、各処理部では、同様な方法で処理が施される。そこで、以下ではレジスト塗布部220における処理手順について説明する。
<4. Processing procedure in each processing unit>
Here, a processing procedure of the substrate W in each of the
図11は、レジスト塗布部220における処理手順を説明するためのフローチャートである。レジスト塗布部220では、まず、洗浄部210から基板Wとともに受け渡される基板情報データ96をメモリ51bに格納する(S101)。
FIG. 11 is a flowchart for explaining a processing procedure in the resist
次に、ステップS102では、第1選択部221(図6参照)によって基板の厚さ等の基板属性データに影響を受けない処理依存要素を選択する。すなわち、メモリ51bに保持された基板情報データ96の「レシピID」フィールドの値とレシピテーブル91とに基づき、プロセステーブル92の対応するレコードに格納された「レジスト液温」、「レジスト吐出量」、および「スリットノズル移動速度」の各処理依存要素の値を抽出して選択する。そして、第1選択部221は、選択された各処理依存要素の値を処理制御部225(図3参照)に送信する。
In step S102, the first selection unit 221 (see FIG. 6) selects process-dependent elements that are not affected by substrate attribute data such as the substrate thickness. That is, based on the value of the “recipe ID” field of the
また、ステップS102では、第2選択部222(図6参照)によって基板属性データに応じて定まる基板処理要素を選択する。すなわち、メモリ51bに保持された基板情報データ96の「基板の厚さ」に基づき、基板属性テーブル95の対応するレコードに格納された「ノズル高さ」、および「吸着圧」の各基板依存要素の値を抽出して選択する。そして、第2選択部222は、選択された各基板依存要素の値を、第1選択部221と同様に、処理制御部225に送信する。
In step S102, a substrate processing element determined according to the substrate attribute data is selected by the second selection unit 222 (see FIG. 6). That is, each board-dependent element of “nozzle height” and “adsorption pressure” stored in the corresponding record of the board attribute table 95 based on the “board thickness” of the
続いて、処理制御部225は、第2選択部222によって選択された値と現在のレジスト塗布部220のハードウェアの機構的な設定とを比較し、段取り替え作業が必要か否かを判断する(S103)。
Subsequently, the
そして、ステップS103において段取り替えが必要と判断された場合には、第2選択部222によって選択された各基板依存要素の値に基づき、スリットノズル229の高さ位置および/または、吸着部224の吸着圧を変更する。
If it is determined in step S103 that the setup change is necessary, the height position of the
続いて、第1選択部221によって選択された各処理依存要素の値に基づき、洗浄部210から受け渡された基板Wに対して処理を実行する(ステップS105)。そして、ステップS106において、レジスト塗布処理が完了した基板をレジスト塗布部220からプリベーク部230に受け渡す際に、あわせて基板情報データ96をプリベーク部230に受け渡す。これにより、特定の基板Wに対するレジスト塗布部220での処理が終了する。
Subsequently, based on the value of each process-dependent element selected by the
<5.本実施の形態の基板処理システムの利点>
以上のように、本実施の形態の基板処理装置1では、基板の性状に依存してハードウェア環境に関係する基板依存要素を基板属性テーブル95に、基板の性状に依存いない制御要素(処理依存要素)をプロセステーブル92に、それぞれ分離して管理することができる。これにより、プロセスデータに含まれる各プロセス制御要素の全体を1つのデータベースで管理する場合と比較して管理すべきデータ数を減少させることができる。そのため、大容量記憶部63および各処理部10、210〜260のメモリ51を有効に利用することができる。
<5. Advantages of the substrate processing system of the present embodiment>
As described above, in the
また、本実施の形態の基板処理装置1では、基板種が増加した場合であっても基板属性テーブル95にデータを追加するだけでよく、レシピテーブル91やプロセステーブル92にデータを追加する必要がない。そのため、処理対象となる基板種の増加やハードウェア環境の変更に対して容易に対応することができる。
Further, in the
<6.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記の例に限定されるものではない。
<6. Modification>
While the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to the above examples.
(1)本実施の形態では、基板情報データ96に格納される基板の厚さとして、予め基板の規格等によって定まる値が使用されているが、これに限定されるものでない。例えば、インデクサ部10等に基板の厚さを測定する測定部(図示省略)を設け、当該測定部によって測定された値を基板情報データ96に格納してもよい。
(1) In the present embodiment, as the thickness of the substrate stored in the
(2)また、本実施の形態において、各処理部210〜260は、基板情報データ96に格納される基板属性データ(基板の厚さ)に基づいて段取り替えを行っており、各基板が処理部に搬入された時点で段取り替えを行うこととしているが、これに限定されるものでない。例えば、同一ロットに含まれる各基板に対して処理を施す場合、当該同一ロットの最初の基板が各処理部に搬入される際に段取り替え作業を行い、以後の基板については、段取り替え作業を行わないように、すなわち、図11のステップS103およびS104の工程を行わないように各処理部を制御しても良い。
(2) In the present embodiment, each of the
(3)また、本実施の形態において、各処理部10、210〜260のメモリ51(51aから51g)にコピーされるレシピテーブル91およびプロセステーブル92は、メインコンピュータ60の大容量記憶部63に格納されているものが使用されるが、これに限定されるものでない。例えば、メインコンピュータ60のメモリ61に格納されているものであっても良いし、また、ホストコンピュータ70の大容量記憶部73やメモリ71に格納されているものであっても良い。
(3) In the present embodiment, the recipe table 91 and the process table 92 copied to the memory 51 (51a to 51g) of each
(4)また、本実施の形態の基板属性テーブル95および基板情報データ96では、基板属性データとして「基板の厚さ」を使用しているが、これに限定されるものでなく、例えば、基板の撓み量、基板サイズ(川幅方向)、基板自身の材質、基板の表面の材質等であっても良い。
(4) In the substrate attribute table 95 and the
(5)さらに、本実施の形態において、基板情報データ96はインデクサ部10で生成されているが、これに限定されるものでなく、例えば、メインコンピュータ60またはホストコンピュータ70で生成し、インデクサ部10に送信しても良い。
(5) Furthermore, in the present embodiment, the
1 基板処理装置
10 インデクサ部
51、61 メモリ
63 大容量記憶部
67 送信部
85 ネットワーク
91 レシピテーブル
92 プロセステーブル(第1のプロセステーブル)
95 基板属性テーブル(第2のプロセステーブル)
96 基板情報データ
210 洗浄部
220 レジスト塗布部
221 第1選択部
222 第2選択部
230 プリベーク部
240 露光部
250 現像部
260 ポストベーク部
W 基板
DESCRIPTION OF
95 Substrate attribute table (second process table)
96
Claims (6)
前記基板情報データが、
i) 当該基板の基板属性を示す基板属性データと、
ii) 当該基板に施すべき処理のレシピを識別するレシピIDと、
を含んで形成され、
前記基板処理装置が、
(a) 複数のテーブル、すなわち、
1) 基板に対する一連の処理内容をプロセスIDを用いてそれぞれ記述した複数の処理レシピを、レシピIDによって互いに区別つつレシピデータとして登録するレシピテーブルと、
2) 前記複数の処理部のそれぞれに対応して設けられ、前記レシピテーブル中の処理の制御要素のうち基板属性に依存しない制御要素を、プロセスIDによって区別しつつ第1のプロセスデータとして登録する第1のプロセステーブルと、
3) 前記複数の処理部のうち少なくとも1つの処理部に対応して設けられ、前記レシピテーブル中の処理のうち基板属性に依存する制御要素を、基板属性によって区別しつつ第2のプロセスデータとして登録する第2のプロセステーブルと、
を別個のテーブルとして保持する記憶部と、
(b) 前記複数の処理部のそれぞれに設けられており、処理対象基板についての前記基板情報データ中のレシピIDと前記レシピテーブル中のレシピIDとを照合して処理対象基板についてのプロセスIDを特定し、当該プロセスIDを介して前記第1のプロセステーブルから前記第1のプロセスデータを選択する第1の選択部と、
(c) 前記少なくとも1つの処理部に設けられており、処理対象基板について前記基板情報データ中に与えられた前記基板属性データと前記第2のプロセステーブル中の基板属性とを照合して、前記第2のプロセステーブルから前記第2のプロセスデータを選択する第2の選択部と、
を備えることを特徴とする基板処理装置。 A substrate processing apparatus that has a plurality of processing units and transfers substrate information data together with a substrate from a processing unit on a receiving side to a processing unit on a receiving side when the substrate is transferred between adjacent processing units. There,
The board information data is
i) board attribute data indicating the board attribute of the board;
ii) a recipe ID for identifying a recipe for processing to be performed on the substrate;
Formed, including
The substrate processing apparatus is
(a) Multiple tables, i.e.
1) A recipe table for registering a plurality of processing recipes each describing a series of processing contents for a substrate using a process ID as recipe data while distinguishing them from each other by a recipe ID;
2) A control element that is provided corresponding to each of the plurality of processing units and does not depend on the substrate attribute among the control elements of the process in the recipe table is registered as first process data while being distinguished by the process ID. A first process table;
3) As a second process data, a control element that is provided corresponding to at least one processing unit among the plurality of processing units and that depends on the substrate attribute among the processes in the recipe table is distinguished by the substrate attribute. A second process table to register;
A storage unit for storing the data as a separate table;
(b) It is provided in each of the plurality of processing units, and the process ID for the processing target substrate is checked by comparing the recipe ID in the substrate information data for the processing target substrate with the recipe ID in the recipe table. A first selection unit that identifies and selects the first process data from the first process table via the process ID;
(c) provided in the at least one processing unit, collating the substrate attribute data given in the substrate information data for the substrate to be processed with the substrate attribute in the second process table, A second selection unit for selecting the second process data from a second process table;
A substrate processing apparatus comprising:
前記第2の選択部は、前記第2のプロセステーブル中の基板属性の値によって定められる数値範囲と、前記基板情報データに含まれる基板属性データの値とを照合して、前記第2のプロセスデータを選択することを特徴とする基板処理装置。 The substrate processing apparatus according to claim 1,
The second selection unit compares the numerical value range defined by the value of the substrate attribute in the second process table with the value of the substrate attribute data included in the substrate information data, and performs the second process. A substrate processing apparatus, wherein data is selected.
前記記憶部は、
前記複数の処理部のそれぞれに設けられた第1の記憶部と、
前記基板処理装置全体の稼動状況を制御する制御部に設けられた第2の記憶部と、
を備えて構成されており、
前記少なくとも1つの処理部が有する前記第1の記憶部には、対応する前記第2のプロセステーブルが保持されており、
前記第2の記憶部のそれぞれには、前記第1のプロセステーブルと前記レシピテーブルとが保持されており、
前記複数の処理部のそれぞれが起動する際に、前記レシピデータと、起動する処理部に対応する前記第1のプロセステーブルとが、前記第2の記憶部から前記起動する処理部の第1の記憶部に向けて送信されることを特徴とする基板処理装置。 In the substrate processing apparatus of Claim 1 or Claim 2,
The storage unit
A first storage unit provided in each of the plurality of processing units;
A second storage unit provided in a control unit for controlling the operation status of the entire substrate processing apparatus;
Is configured with
The first storage unit included in the at least one processing unit holds the corresponding second process table,
Each of the second storage units holds the first process table and the recipe table,
When each of the plurality of processing units is activated, the recipe data and the first process table corresponding to the processing unit to be activated are stored in the first storage unit from the second storage unit. A substrate processing apparatus transmitted to a storage unit.
前記基板属性は、基板の厚さを含むことを特徴とする基板処理装置。 The substrate processing apparatus according to claim 1, wherein:
The substrate processing apparatus, wherein the substrate attribute includes a thickness of the substrate.
前記第2のプロセスデータは、基板に対して処理液を供給するノズルの位置を含むことを特徴とする基板処理装置。 The substrate processing apparatus according to claim 4,
The substrate processing apparatus, wherein the second process data includes a position of a nozzle for supplying a processing liquid to the substrate.
前記第2のプロセスデータは、前記複数の処理部に設けられた吸着部の吸着圧を含むことを特徴とする基板処理装置。 The substrate processing apparatus according to claim 4,
The substrate processing apparatus, wherein the second process data includes an adsorption pressure of an adsorption unit provided in the plurality of processing units.
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