JP4494228B2 - 模様付け材、模様付け具及び模様付け方法 - Google Patents
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Description
上記課題を解決するための本願第1発明の構成は、フィラメントの集束体であるファイバーをベース材の模様付け面に密生させた柾目模様付け用の模様付け材であって、前記模様付け面においては、模様付け面に対するファイバーの密生形態の相違に基づき、塗料吸収保持能の大きい高吸収帯と塗料吸収保持能の小さい低吸収帯とを交互にストライプ状に形成した、模様付け材である。
上記課題を解決するための本願第2発明の構成は、前記第1発明に係る高吸収帯と低吸収帯とにおけるファイバーの密生形態の相違が以下のいずれか1以上に該当する、模様付け材である。
(1)高吸収帯ではベース材の模様付け面の凸起部分にファイバーを密生させており、低吸収帯ではベース材の模様付け面の凹陥部分にファイバーを密生させている。
(2)高吸収帯では密生したファイバーが長毛であり、低吸収帯では密生したファイバーが短毛である。
(3)高吸収帯では密生したファイバーが柔軟な性状であり、低吸収帯では密生したファイバーが硬質な性状である。
上記課題を解決するための本願第3発明の構成は、前記第1発明又は第2発明に係るファイバーを、添毛又は植毛の手法により密生させている、模様付け材である。
上記課題を解決するための本願第4発明の構成は、前記第1発明〜第3発明のいずれかに係るファイバーがループ状に添毛又は植毛されている、模様付け材である。
上記課題を解決するための本願第5発明の構成は、柾目模様付け用の模様付け材であって、ベース材にフィラメントの集束体である長繊維からなる長繊維層を重ねて所定間隔の接合線P沿いに接合すると共に、接合線P間における一方の接合線Pに偏した切断線Py沿いに前記長繊維層を切断することにより、あるいは、接合線P間における一方の接合線Pに偏した切断線Py沿いに前記ベース材及び長繊維層を破線状態で間欠的に切断することにより、ベース材に長繊維層を重ねた側の模様付け面において、比較的長い長繊維が起毛して塗料吸収保持能の大きい高吸収帯と、比較的短い短繊維が起毛して塗料吸収保持能の小さい低吸収帯とを交互にストライプ状に形成した、模様付け材である。
上記課題を解決するための本願第6発明の構成は、前記第5発明に係るベース材と長繊維層とが、接合線Pに沿うベース材裏面側への折り込み部の形成によって接合されている、模様付け材である。
上記課題を解決するための本願第7発明の構成は、前記第5発明又は第6発明に係るベース材が弾性的に伸縮可能な材料あるいは収縮化処理が可能な材料からなり、かつ、前記模様付け材が以下の(1)又は(2)の工程を含んで形成されている、模様付け材である。
(1)ベース材が弾性的に伸縮可能な材料からなる場合において、ベース材を接合線Pに対する交差方向へ伸長させた状態において長繊維層を接合線P沿いに接合させ、その後、ベース材の伸長状態を解消させる。
(2)ベース材が収縮化処理が可能な材料からなる場合において、前記ベース材と長繊維層との接合後に、又は長繊維層の前記切断処理の後に、ベース材を収縮処理させる。
上記課題を解決するための本願第8発明の構成は、第5発明〜第7発明のいずれかに係る長繊維層が、捲縮長繊維層、トウから開繊された長繊維層、フラットヤーンの長繊維層あるいはスプリットヤーンの長繊維層である、模様付け材である。
上記課題を解決するための本願第9発明の構成は、柾目模様の模様付けを行うための模様付け具であって、第1発明〜第8発明のいずれかに係る模様付け材を、そのまま、手作業用具として用いるものである、模様付け具である。
上記課題を解決するための本願第10発明の構成は、柾目模様の模様付けを行うための模様付け具であって、把持部を備える模様付け具に第1発明〜第8発明のいずれかに係る模様付け材を設けたものである、模様付け具である。
上記課題を解決するための本願第11発明の構成は、柾目模様の模様付けを行うための模様付け具であって、第1発明〜第8発明のいずれかに係る模様付け材をベルト状に構成して回転ローラー間に張架した、模様付け具である。
上記課題を解決するための本願第12発明の構成は、被加工材に柾目模様を付与するための模様付け方法であって、少なくとも以下の工程を含む、模様付け方法である。
(1)被加工材に対して、ベースカラー塗料を塗布したもとで、又はベースカラー塗料を塗布することなく、木目付け塗料を一様にあるいは一定の部位に塗布する塗布工程。
(2)被加工材の上記塗料塗布面に対して第9発明〜第12発明のいずれかに係る模様付け具を軽く押しつけてほぼ直線的に摺動させることにより、柾目模様を形成する模様付け工程。
上記課題を解決するための本願第13発明の構成は、前記第12発明に係る模様付け工程の後に、柾目模様の乾燥を待って、透明塗料を塗布する後工程を行う、模様付け方法である。
上記課題を解決するための本願第14発明の構成は、第12発明又は第13発明に係る模様付け方法によって得られる柾目模様材であって、柾目の大模様の境界部がぼかし状態にあり、かつ、柾目の大模様を構成する色彩帯中に、微細な柾目小模様が更に表現された天然調の柾目模様を有する、柾目模様材である。
第1発明に係る模様付け材は、模様付け面に対するファイバーの密生形態の相違に基づき、塗料吸収保持能の大きい高吸収帯と塗料吸収保持能の小さい低吸収帯とをベース材の模様付け面に交互にストライプ状に形成したものである。従って、一定の要領で使用すれば、高吸収帯と低吸収帯との塗料吸収保持能の差異により、容易に柾目模様を表現できる。
高吸収帯と低吸収帯とにおける塗料吸収保持能の差異は、第2発明の(1)〜(3)のいずれか1以上の構成により実現することができる。(1)の構成による場合は、高吸収帯におけるファイバーが低吸収帯よりも高く突出した凸起部分より密生しているので、塗料との接触度合いが高く、よって塗料吸収保持能が大きい。(2)の構成による場合は、密生したファイバーが、高吸収帯では低吸収帯よりも長毛であるため、塗料との接触度合いが高く、かつ塗料の吸収容量が大きく、よって塗料吸収保持能が大きい。(3)の構成による場合は、密生したファイバーが、高吸収帯では低吸収帯よりも柔軟な性状であるため、塗料膨潤性に富み、よって塗料吸収保持能が大きい。
模様付け材のベース材に対してファイバーを密生させる方法は任意であるが、添毛又は植毛の手法により密生させるのが、より好ましい。
模様付け材に密生させるファイバーは、フィラメントの集束体である限りにおいて任意に構成することができるが、ループ状のファイバーであることが、ファイバーの塗料吸収保持能を増大させるために特に好ましい。
第5発明に係る模様付け材は、接合線P間の片側に偏った切断線Py沿いに所定の要領で切断された長繊維層により、比較的長い繊維が起毛した高吸収帯と、比較的短い繊維が起毛した低吸収帯とを、ベース材の模様付け面に交互にストライプ状に形成したものである。従って第1発明の模様付け材と同様に、高吸収帯と低吸収帯との塗料吸収保持能の差異により、容易に柾目模様を表現できる。
ベース材に対し接合線Pに沿って長繊維層を接合するに当たり、その接合方法は限定されないが、第6発明のように、ベース材裏面側への折り込み部の形成によって接合することが特に好ましい。長繊維層を接合部は柾目模様の形成に対して不適当な固形部を形成し易いが、第6発明の接合方法によって、この接合部が模様付け面に対する裏側面に位置することになるので、柾目模様の形成を阻害しない。更にこのような接合方法であると、長繊維層の切断により繊維が自然に起毛し易く、高吸収帯と低吸収帯との機能を高めると共に、模様付け材を繰り返し使用しても繊維の起毛状態が維持され易く、模様付け材の耐久性が優れる。
第7発明においては、(1)又は(2)のいずれの場合にも、結果的にベース材における接合線Pの間隔が縮むので、高吸収帯と低吸収帯との起毛した繊維が倒伏して起毛前の状態に戻ろうとしても、これが阻止される。従って、繊維の起毛状態が特に維持され易く、前記第6発明の効果が一層顕著に発揮される。
長繊維層の種類は限定されないが、例えば第8発明に規定するように、捲縮長繊維層、トウから開繊された長繊維層、フラットヤーンの長繊維層、スプリットヤーンの長繊維層等が好ましく例示される。
柾目模様の模様付けを行う模様付け具の最もシンプルな形態として、第1発明〜第8発明のいずれかに係る模様付け材をそのまま手作業用具として用いる場合を挙げることができる。
柾目模様の模様付けを行うための模様付け具の実用的な一形態として、把持部を備える模様付け具に第1発明〜第8発明のいずれかに係る模様付け材を設けたものを例示することができる。即ち、例えば前記従来の「木目刷毛」の如き道具において、その刷毛先の部分に上記の模様付け材を設けた構成である。
柾目模様の模様付けを行うための模様付け具の高効率な一形態として、第1発明〜第8発明のいずれかに係る模様付け材をベルト状に構成して、回転ローラー間に張架したものを例示することができる。この場合、模様付け材におけるストライプ状の高吸収帯と低吸収帯とは、ベルトの長手方向に沿って形成される。
第12発明の模様付け方法において、少なくとも木目付け塗料を一様にあるいは一定の部位に塗布した塗料塗布面に対して、模様付け具を軽く押しつけて、ほぼ直線的に摺動させると、模様付け具の高吸収帯では木目付け塗料が大きく吸収され、一方低吸収帯では木目付け塗料が余り吸収されないので、容易に柾目模様が形成される。
上記した第12発明の模様付け方法においては、模様付け工程の後に、柾目模様の乾燥を待って透明塗料を塗布する後工程を更に行うことが一層好ましい。
上記した第12発明又は第13発明の模様付け方法によって得られる柾目模様材は、柾目の大模様の境界部がぼかし状態にあり、かつ、柾目の大模様を構成する色彩帯中に微細な柾目小模様が更に表現された、柔らかく繊細な天然調の柾目模様を有するので、従来には見られない高付加価値の柾目模様材を安価に提供することができる。
本発明に係る第1の模様付け材は、柾目模様付け用であって、フィラメントの集束体であるファイバーをベース材の模様付け面に密生させ、かつ、この模様付け面においては、塗料吸収保持能の大きい高吸収帯と塗料吸収保持能の小さい低吸収帯とを交互にストライプ状に形成したものである。このような構成を備える限りにおいて、模様付け材の形状、構成、サイズ等は全く限定されない。
本発明に係る模様付け材の特徴点の一つは、その模様付け面において、塗料吸収保持能の大きい高吸収帯と、塗料吸収保持能の小さい低吸収帯とをストライプ状に、即ち交互にかつ略平行な帯状に形成した点である。
本発明に係る第2の模様付け材は、柾目模様付け用であって、ベース材にフィラメントの集束体である長繊維からなる長繊維層を重ねて所定間隔の接合線P沿いに接合すると共に、
(a)接合線P間における一方の接合線Pに偏した切断線Py沿いに前記長繊維層を切断することにより、あるいは、
(b)接合線P間における一方の接合線Pに偏した切断線Py沿いに前記ベース材及び長繊維層を破線状態で間欠的に切断することにより、
ベース材に長繊維層を重ねた側の模様付け面において、比較的長い長繊維が起毛して塗料吸収保持能の大きい高吸収帯と、比較的短い短繊維が起毛して塗料吸収保持能の小さい低吸収帯とを交互にストライプ状に形成したものである。このような構成を備える限りにおいて、模様付け材の形状、構成、サイズ等は全く限定されない。
本発明に係る模様付け具は、柾目模様の模様付けを行うためのものであって、上記の模様付け材を何らかの形態で利用する限りにおいて、模様付け具の形状、構成及びサイズ等は限定されない。
本発明に係る模様付け方法は、被加工材に柾目模様を付与する方法であって、少なくとも以下の塗布工程と模様付け工程とを含む。模様付け工程の後に、以下の後工程を行っても良い。
本発明に係る柾目模様材は、被加工材に対する上記模様付け方法の実施によって得られるものである点、柾目の大模様の境界部がぼかし状態にある点、柾目の大模様を構成する色彩帯中に、微細な柾目小模様が更に表現された天然調の柾目模様を有する点、等を特徴とする。
図1に斜視図を示し、図2にそのX−X断面の部分拡大図を示す模様付け材1は、図示省略の織組織を持つ柔軟なシート材2をベース材としている。このシート材2の平面形状はほぼ長方形であり、そのサイズは縦方向が約20cm、横方向が約10cmである。
上記の模様付け材1を用いて、以下の模様付け方法を実施した。即ち、柾目模様を付与するための被加工材として押出成形板を選び、まずその表面をワイヤーブラシにより清掃処理した後、下塗りとして反応硬化型の溶剤系プライマーを40〜60g/m2 となるように被加工材表面の全面に塗装した。
アクリルウレタン樹脂系の合成樹脂エマルション 70重量%
(固形分 50%)
顔料 20重量%
添加剤 10重量%
次に、塗布したベースカラー塗料を十分に乾燥させた後、濃色木質色彩で下記の組成を持つ木目付け塗料を被加工材表面の全面に、30〜50g/m2 となるように、ほぼ一様に塗布(配り塗り)した。「添加剤」は、湿潤剤、分散剤、消泡剤、造膜助剤及び防腐・防カビ剤である。
アクリルウレタン樹脂系の合成樹脂エマルション 96重量%
(固形分 50%)
顔料 1重量%
添加剤 3重量%
そして、上記の木目付け塗料の塗布後、木目付け塗料が十分な流動状態を保っているうちに、作業者が実施例1に係る模様付け材1を、植毛面を下側にした状態で手に持って被加工材表面に軽く押しつけ、前記した要領でほぼ直線的に摺動させた。
アクリルウレタン樹脂系の合成樹脂エマルション 93重量%
(固形分 50%)
顔料 5重量%
つや消し剤 2重量%
このようにして、柔らかく繊細な天然調の柾目模様を模様付けした柾目模様材6の写真を、図3に示す。
図4に示す第2の模様付け材7について、最初に、その製造工程の概要を図5に基づいて説明する。
図6に、第2の模様付け材14の要部(長繊維層の形態)を示す。この模様付け材14において、詳しく図示はしないが、前記の実施例3と同様に、ベース材(図示省略)に対して捲縮長繊維からなる長繊維層15を重ね、所定間隔の接合線P沿いに接合している。この例では、図4の場合と異なり、各接合線Pは平仮名の「く」の字状に屈曲して形成されている。
2 シート材
2a 凸起した部分
2b 凹陥した部分
3 ファイバー
4 高吸収帯
5 低吸収帯
6 柾目模様材
7 模様付け材
8 ベース材
9 長繊維層
11 折り込み部
12 高吸収帯
13 低吸収帯
14 模様付け材
15 長繊維層
16 高吸収帯
16a 高吸収帯刷毛単位
17 低吸収帯
17a 低吸収帯刷毛単位
18 非起毛部
Claims (13)
- フィラメントの集束体であるファイバーをベース材の模様付け面に密生させた柾目模様付け用の模様付け材であって、
前記模様付け面においては、模様付け面に対する以下の(1)〜(3)の内の少なくとも(1)及び/又は(2)を含む1以上に該当するファイバーの密生形態の相違に基づき、塗料吸収保持能の大きい高吸収帯と塗料吸収保持能の小さい低吸収帯とを交互にストライプ状に形成したことを特徴とする模様付け材。
(1)高吸収帯ではベース材の模様付け面の凸起部分にファイバーを密生させており、低吸収帯ではベース材の模様付け面の凹陥部分にファイバーを密生させている。
(2)高吸収帯では密生したファイバーが長毛であり、低吸収帯では密生したファイバーが短毛である。
(3)高吸収帯では密生したファイバーが柔軟な性状であり、低吸収帯では密生したファイバーが硬質な性状である。 - 前記(2)のファイバーの密生形態において、高吸収帯に密生させた長毛のファイバーは相対的により多数のフィラメントを集束した太いファイバーとし、低吸収帯に密生させた短毛のファイバーは相対的により少数のフィラメントを集束した細いファイバーとしたことを特徴とする請求項1に記載の模様付け材。
- 前記ファイバーを、添毛又は植毛の手法により密生させていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の模様付け材。
- 前記ファイバーがループ状に添毛又は植毛されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の模様付け材。
- 柾目模様付け用の模様付け材であって、ベース材にフィラメントの集束体である長繊維からなる長繊維層を重ねて所定間隔の接合線P沿いに接合すると共に、
接合線P間における一方の接合線Pに偏した切断線Py沿いに前記長繊維層を切断することにより、あるいは、接合線P間における一方の接合線Pに偏した切断線Py沿いに前記ベース材及び長繊維層を破線状態で間欠的に切断することにより、
ベース材に長繊維層を重ねた側の模様付け面において、比較的長い長繊維が起毛して塗料吸収保持能の大きい高吸収帯と、比較的短い短繊維が起毛して塗料吸収保持能の小さい低吸収帯とを交互にストライプ状に形成したことを特徴とする模様付け材。 - 前記ベース材と長繊維層とが、接合線Pに沿うベース材裏面側への折り込み部の形成によって接合されていることを特徴とする請求項5に記載の模様付け材。
- 前記ベース材が弾性的に伸縮可能な材料あるいは収縮化処理が可能な材料からなり、かつ、前記模様付け材が以下の(1)又は(2)の工程を含んで形成されていることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の模様付け材。
(1)ベース材が弾性的に伸縮可能な材料からなる場合において、ベース材を接合線Pに対する交差方向へ伸長させた状態において長繊維層を接合線P沿いに接合させ、その後、ベース材の伸長状態を解消させる。
(2)ベース材が収縮化処理が可能な材料からなる場合において、前記ベース材と長繊維層との接合後に、又は長繊維層の前記切断処理の後に、ベース材を収縮処理させる。 - 前記長繊維層が、捲縮長繊維層、トウから開繊された長繊維層、フラットヤーンの長繊維層あるいはスプリットヤーンの長繊維層であることを特徴とする請求項5〜請求項7のいずれかに記載の模様付け材。
- 柾目模様の模様付けを行うための模様付け具であって、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の模様付け材を、そのまま、手作業用具として用いるものであることを特徴とする模様付け具。
- 柾目模様の模様付けを行うための模様付け具であって、把持部を備える模様付け具に請求項1〜請求項8のいずれかに記載の模様付け材を設けたものであることを特徴とする模様付け具。
- 柾目模様の模様付けを行うための模様付け具であって、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の模様付け材をベルト状に構成して回転ローラー間に張架したことを特徴とする模様付け具。
- 被加工材に柾目模様を付与するための模様付け方法であって、少なくとも以下の工程を含むことを特徴とする模様付け方法。
(1)被加工材に対して、ベースカラー塗料を塗布したもとで、又はベースカラー塗料を塗布することなく、木目付け塗料を一様にあるいは一定の部位に塗布する塗布工程。
(2)被加工材の上記塗料塗布面に対して請求項9〜請求項11のいずれかに記載の模様付け具を軽く押しつけてほぼ直線的に摺動させることにより、柾目模様を形成する模様付け工程。 - 前記模様付け工程の後に、柾目模様の乾燥を待って、透明塗料を塗布する後工程を行うことを特徴とする請求項12に記載の模様付け方法。
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