JP4490710B2 - 杭基礎の構築装置および構築工法 - Google Patents
杭基礎の構築装置および構築工法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4490710B2 JP4490710B2 JP2004074523A JP2004074523A JP4490710B2 JP 4490710 B2 JP4490710 B2 JP 4490710B2 JP 2004074523 A JP2004074523 A JP 2004074523A JP 2004074523 A JP2004074523 A JP 2004074523A JP 4490710 B2 JP4490710 B2 JP 4490710B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pile
- hole
- solidified material
- flight
- solidified
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
Description
請求項1の発明は、前記構築装置の掘削装置には、中空な内外のロッド部材を同心円状に組み合わせて配置して、摺動可能に構成した二重のロッド部材を、回転と上下動作用を付与する駆動部材に対して各々を組み合わせて設け、
前記二重のロッド部材のうち、前記中ロッド部材の下端部に保持される掘削翼には、地盤を掘り下げるための掘削手段を、前記外ロッド部材の下端部にはスクリュー状のフライト部材をそれぞれ設け、
前記中ロッド部材の下端部に保持される掘削翼は、前記外ロッド部材の下端部のスクリュー状のフライト部材の下部に位置させて、前記外ロッド部材の下端部に設けるフライト部材は、上部が小径で下部が大径のスクリュー状の円錐形状のものとして構成して、前記掘削翼とフライト部材とを1つのスクリュー状の掘削・攪拌機構として作用させ得るとともに、各々の構成に基づいて個別に上下動させ得る機構のものとして構成し、
前記外ロッド部材の上端部に設ける中ヘッド部材と、吊下げ支持手段と駆動手段とを設けた上部装置の回転ヘッドとの間に、シリンダ装置を介して前記外ロッドを支持して、前記同心円状に組み合わせられる前記二重のロッド部材のうちの、中ロッド部材を下降させた位置に固定保持して、外ロッド部材のみを上昇させて、前記上下のフライト部材と掘削翼の間に形成される空間に固化材を充満させる動作に対応させるものとし、
前記外ロッド部材を上昇させる動作を行うことにより、掘削翼により掘削した土を孔壁に向けて押圧する作用を、前記フライト部材の上部で行わせるように構成したことを特徴とする。
前記下部の掘削翼に対して上部のフライト部材を上昇させるに際して、
前記下部に固定される掘削翼を基準として、上部のフライト部材を押し上げるように、前記2つの機構を個別に作用させる駆動手段を設けることを特徴とする。
前記杭基礎の構築装置を用いて地盤に垂直に杭孔を掘削し、前記掘り下げた杭孔の底面よりも上に所定の高さまで固化材を注入して固化材の柱状の構造体を形成するに際して、 前記掘削装置の下部の掘削翼と上部のフライト部材とを一体のものとして駆動して、
所定の深さの位置まで前記掘削装置により杭孔を掘り下げる間は、土を地表に排除せずに掘削するよう動作させる工程に続いて、
下部の掘削翼を孔の底部に停止させて保持した状態で、フライト部材を次第に引き上げながら、掘削翼の上部で中ロッドに設けている噴出孔から固化材を噴出させ、前記上下のフライト部材と掘削翼の間に形成される空間に固化材を充満させるようにしながら、設計した高さまで固化材の柱を構築する工程を順次施工して、所定の長さの固化材の柱を構築し、
前記固化材の柱が固化する前に、地中杭部材を所定の深さまで埋め込んで立設し、
前記地中杭部材の上部に、構造物の基礎を構築することを特徴とする。
前記固化材の柱の上部に立設する状態で、一体化した杭として構築する地中杭部材に対しては、柱状に構築されている固化材との一体化を助長するための補助手段を組合わせて設け、
前記補助手段は、掘削した杭孔と挿入して立設する地中杭の芯を合わせる作用を持たせることを特徴とする。
5 支柱部材、 6 ヘッドシーブ、 7 ミキサー装置、
8 供給パイプ、 10 上部装置、 11 回転ヘッド、
12 中ヘッド、 13 シリンダ装置、 14 掘削装置、
15 中ロッド、 16 掘削翼、 17 噴出孔、 18 外ロッド、
19 フライト部材、 20 掘削孔、 22 孔の土、
23 固化材充填柱、 24 柱、 30 パイプ柱、 31 下部鉄筋、
32 挿入部、 33 外側部材、 35 ケーシング部材、
40 昇降装置、 41 反力板、 42 下部装置、
45 シリンダ装置、 46 ロッド、 47 チャック部材。
Claims (4)
- 地盤に垂直に杭孔を掘削し、前記掘削した杭孔の下部の所定の深さまで固化材を打設して、固化材の柱を構築するための杭基礎の構築装置であって、
前記構築装置の掘削装置には、中空な内外のロッド部材を同心円状に組み合わせて配置して、摺動可能に構成した二重のロッド部材を、回転と上下動作用を付与する駆動部材に対して各々を組み合わせて設け、
前記二重のロッド部材のうち、前記中ロッド部材の下端部に保持される掘削翼には、地盤を掘り下げるための掘削手段を、前記外ロッド部材の下端部にはスクリュー状のフライト部材をそれぞれ設け、
前記中ロッド部材の下端部に保持される掘削翼は、前記外ロッド部材の下端部のスクリュー状のフライト部材の下部に位置させて、前記外ロッド部材の下端部に設けるフライト部材は、上部が小径で下部が大径のスクリュー状の円錐形状のものとして構成して、前記掘削翼とフライト部材とを1つのスクリュー状の掘削・攪拌機構として作用させ得るとともに、各々の構成に基づいて個別に上下動させ得る機構のものとして構成し、
前記外ロッド部材の上端部に設ける中ヘッド部材と、吊下げ支持手段と駆動手段とを設けた上部装置の回転ヘッドとの間に、シリンダ装置を介して前記外ロッドを支持して、前記同心円状に組み合わせられる前記二重のロッド部材のうちの、中ロッド部材を下降させた位置に固定保持して、外ロッド部材のみを上昇させて、前記上下のフライト部材と掘削翼の間に形成される空間に固化材を充満させる動作に対応させるものとし、
前記外ロッド部材を上昇させる動作を行うことにより、掘削翼により掘削した土を孔壁に向けて押圧する作用を、前記フライト部材の上部で行わせるように構成したことを特徴とする杭基礎の構築装置。 - 前記二重ロッド部材に対して、下部の掘削翼と上部のフライト部材とを各々組み合わせて設けた掘削装置を用いて、杭孔を掘削する工程に続いて、下部の掘削翼を孔の底部に固定保持して、フライト部材を次第に引き上げながら、固化材を噴出させる工程を行わせるとともに、
前記下部の掘削翼に対して上部のフライト部材を上昇させるに際して、
前記下部に固定される掘削翼を基準として、上部のフライト部材を押し上げるように、前記2つの機構を個別に作用させる駆動手段を設けることを特徴とする請求項1に記載の杭基礎の構築装置。 - 前記杭基礎の構築装置を用いて地盤に垂直に杭孔を掘削し、前記掘り下げた杭孔の底面よりも上に所定の高さまで固化材を注入して固化材の柱状の構造体を形成するに際して、 前記掘削装置の下部の掘削翼と上部のフライト部材とを一体のものとして駆動して、
所定の深さの位置まで前記掘削装置により杭孔を掘り下げる間は、土を地表に排除せずに掘削するよう動作させる工程に続いて、
下部の掘削翼を孔の底部に停止させて保持した状態で、フライト部材を次第に引き上げながら、掘削翼の上部で中ロッドに設けている噴出孔から固化材を噴出させ、前記上下のフライト部材と掘削翼の間に形成される空間に固化材を充満させるようにしながら、設計した高さまで固化材の柱を構築する工程を順次施工して、所定の長さの固化材の柱を構築し、
前記固化材の柱が固化する前に、地中杭部材を所定の深さまで埋め込んで立設し、
前記地中杭部材の上部に、構造物の基礎を構築することを特徴とする請求項1または2に記載の構築装置を用いた杭基礎の構築工法。 - 前記固化材の柱が固化する前に、前記杭孔の中に地中杭部材を立設して、前記地中杭部材の基部を前記固化した構造体の中に所定の深さに埋設するように一体化し、
前記固化材の柱の上部に立設する状態で、一体化した杭として構築する地中杭部材に対しては、柱状に構築されている固化材との一体化を助長するための補助手段を組合わせて設け、
前記補助手段は、掘削した杭孔と挿入して立設する地中杭の芯を合わせる作用を持たせることを特徴とする請求項3に記載の杭基礎の構築工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004074523A JP4490710B2 (ja) | 2004-03-16 | 2004-03-16 | 杭基礎の構築装置および構築工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004074523A JP4490710B2 (ja) | 2004-03-16 | 2004-03-16 | 杭基礎の構築装置および構築工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005264452A JP2005264452A (ja) | 2005-09-29 |
JP4490710B2 true JP4490710B2 (ja) | 2010-06-30 |
Family
ID=35089290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004074523A Expired - Fee Related JP4490710B2 (ja) | 2004-03-16 | 2004-03-16 | 杭基礎の構築装置および構築工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4490710B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6284119B2 (ja) * | 2013-11-15 | 2018-02-28 | 三谷セキサン株式会社 | 拡頭部を有する杭穴の掘削方法 |
CN104775435B (zh) * | 2015-03-25 | 2016-05-25 | 浙江水利水电学院 | 钻孔灌注桩一次清清孔装置及清孔方法 |
CN113818429A (zh) * | 2021-11-09 | 2021-12-21 | 樊军让 | 一种改变桩外土体的施工装置及其施工方法 |
CN116733367B (zh) * | 2023-08-15 | 2023-12-12 | 中启胶建集团有限公司 | 一种土地测量定位用挖方打桩设备 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5028082Y1 (ja) * | 1973-04-20 | 1975-08-20 | ||
JPS6123337U (ja) * | 1984-07-13 | 1986-02-12 | 三和機材株式会社 | 掘削装置 |
JPS62233329A (ja) * | 1986-04-02 | 1987-10-13 | Chiyoda Kenki Kk | 現場モルタル杭造成工法および杭打ち機 |
JPH07233528A (ja) * | 1994-02-24 | 1995-09-05 | Sekisui House Ltd | 鋼管杭の施工方法及びその構造 |
JPH0913372A (ja) * | 1995-06-29 | 1997-01-14 | Sun Tec:Kk | 杭工法 |
JP2002285539A (ja) * | 2001-03-26 | 2002-10-03 | Fumio Kinoshita | 改良土壌の締固方法及び改良土壌の締固装置及び柱状体 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3611735A (en) * | 1968-10-24 | 1971-10-12 | Tech Inc Const | Method of making concrete bodies |
-
2004
- 2004-03-16 JP JP2004074523A patent/JP4490710B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5028082Y1 (ja) * | 1973-04-20 | 1975-08-20 | ||
JPS6123337U (ja) * | 1984-07-13 | 1986-02-12 | 三和機材株式会社 | 掘削装置 |
JPS62233329A (ja) * | 1986-04-02 | 1987-10-13 | Chiyoda Kenki Kk | 現場モルタル杭造成工法および杭打ち機 |
JPH07233528A (ja) * | 1994-02-24 | 1995-09-05 | Sekisui House Ltd | 鋼管杭の施工方法及びその構造 |
JPH0913372A (ja) * | 1995-06-29 | 1997-01-14 | Sun Tec:Kk | 杭工法 |
JP2002285539A (ja) * | 2001-03-26 | 2002-10-03 | Fumio Kinoshita | 改良土壌の締固方法及び改良土壌の締固装置及び柱状体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005264452A (ja) | 2005-09-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8221034B2 (en) | Methods of providing a support column | |
WO2012067454A2 (ko) | 지중 확공부의 형상유지 기능을 갖는 천공경 확장드릴 및 그를 이용한 건설공사용 말뚝 및 인장부재 시공방법 | |
US9243379B2 (en) | Method of providing a support column | |
JP5707529B1 (ja) | 地盤改良工法、地盤改良工法に使用する掘削ロッド及び地盤改良装置 | |
JP4490710B2 (ja) | 杭基礎の構築装置および構築工法 | |
JP4811176B2 (ja) | 既製杭の施工方法 | |
KR20080112453A (ko) | 지반 개량장치를 이용한 지반 개량공법 | |
CN1504613A (zh) | 防水桩挡墙的成型方法及其使用的螺旋钻机 | |
WO2008072951A2 (en) | Drill head for the excavation in the ground of a pit, and a foundation system for the forming of a foundation pile in the ground | |
JP4872561B2 (ja) | 既製杭の施工方法 | |
JP2005188237A (ja) | 柱状地盤改良装置および柱状地盤改良工法 | |
JP2005282043A (ja) | 山留め壁の補強方法 | |
JP4341029B2 (ja) | 杭基礎工法 | |
EP4103785B1 (en) | Method for introducing a soil penetrating tool into a soil and underground construction device | |
CN108951621A (zh) | 一种钻孔植桩设备及其使用方法 | |
KR19980020441A (ko) | 파일 기초시공 방법 및 그 장치 | |
JP2002097639A (ja) | 杭の埋設方法及び治具 | |
KR101299643B1 (ko) | 기초공사용 파일공 천공장치 | |
JP4137172B1 (ja) | 場所打ち杭における鉄筋籠の建て込み工法 | |
JP3710222B2 (ja) | 基礎モルタル杭造成工法 | |
KR20220111990A (ko) | 착탈식 보조말뚝용 상부 phc말뚝 및 이를 적용한 phc 역타 기초파일의 시공 방법 | |
JP2005264454A (ja) | 杭基礎の構築工法および杭基礎の構築装置 | |
JP3815258B2 (ja) | 構真柱の建て込み方法 | |
JP2023150433A (ja) | 基礎構造の構築方法 | |
JPS63289115A (ja) | 基礎杭の施工法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060315 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080218 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080226 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080423 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080812 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081006 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100325 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100402 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |