JP4481191B2 - 生体認証装置、生体認証方法、ならびに、プログラム - Google Patents
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Description
また、指紋の画像の入力を受け付け、その特徴点の位置情報を抽出して出力する処理を一括して行う指紋認識モジュールや指紋認識デバイスも発売されている。
さらに、指紋以外の生体認識モジュールや生体認識デバイスとして、顔の形状や声紋、瞳の虹彩、掌紋、指の長さや位置、四肢の長さや位置、血管の形状などを画像や音声などの情報として取得し、その特徴点を用いるものも提案されている。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、生体の特徴点の抽出精度や照合精度が低い場合であってもできるだけ適切に認証を行うのに好適な生体認証装置、生体認証方法、これらをコンピュータにて実現するプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る生体認証装置は、記憶部、入力受付部、抽出部、照合部、認証部、更新部を備え、以下のように構成する。
典型的には、記憶部はハードディスク等の不揮発性の読み書き可能な記憶媒体によって構成され、各ユーザに割り当てられるユーザ番号やユーザ名等の識別符号と、当該ユーザについて過去に認証が成功した生体の特徴点の位置情報を1つまたは複数、履歴として対応付けて記憶する。
典型的には、識別符号の入力は、各種キーボードやテンキーなどによるほか、磁気カードやIC(Integrated Circuit)カードをカードリーダで読み取ったり、1次元や2次元のバーコードをスキャナで読み取った後にバーコードを認識することよって行われる。一方、指紋等の生体情報の入力は、ユーザの生体を読み取るスキャナやCCD(Charge-Coupled Device)カメラなどを用いて行われる。このほか、声紋を用いるのであればマイク等、生体情報に対応するデバイスを採用する。
上記のように、生体情報として指紋を用いる場合は、画像処理の技術によって、生体の特徴点となるような隆線の端点や分岐点の位置を、その種類とともに抽出する。声紋の場合には、声紋の周波数分布グラフの特徴点を抽出する等が考えられる。すでに安価な生体認識モジュールや生体認識デバイスが市場で提供されているので、これを用いるのが一般的である。
本発明では、照合対象として、過去に照合に成功した生体の特徴点の位置情報のそれぞれを用いる。すなわち、記憶部に履歴位置情報が10個記憶されていれば、抽出済位置情報と、その10個の履歴位置情報のそれぞれとを照合することとなる。照合の手法は、指紋の場合には、既存の生体抽出照合法で利用されるマニューシャ法と同様の手法を利用することができる。その他、生体情報の種類に対応する種々の手法を用いることができる。
したがって、10個の履歴位置情報と抽出済位置情報との照合を順に行う場合、途中で照合に成功したら、残りの照合を行う必要はない。その時点で認証が成功したこととなるのである。
この更新によって、今回認証に成功した生体の特徴点の位置情報が以降の生体認証の際には、履歴位置情報として利用されることとなる。
そして、照合対象として履歴位置情報と、基本位置情報の両方を用いるのである。
したがって、指紋を用いた場合は、基本位置情報が、従来のマニューシャ法における登録された生体の特徴点の位置情報に相当する。基本位置情報は、当該ユーザの基準となる位置情報であるため、精度の高い機器で生体情報を取得し、精度の高いアルゴリズムで特徴点の位置情報を抽出したものであることが望ましい。ただし、入力受付部や抽出部で用いるのと同じような比較的安価で精度の低いデバイスにより取得した位置情報を使用しても良い。
すなわち、入力受付部は、暗唱符号の入力をさらに受け付ける。
生体認証のみを用いるのではなく、暗唱番号などの入力を求めるものである。多くの人がキャッシュカードを利用しているため、暗唱番号の入力にはユーザの抵抗が少ない。そこで、生体認証の技術で、補助的に暗唱番号などの既存の技術を利用するのである。
当該判定処理は、一般的な暗唱番号やパスワード、パスフレーズを利用した認証と同様の技術を利用することができる。たとえば、各ユーザの暗唱符号を記憶部に記憶しておき、入力された暗唱符号と一致するか否かによって判定したり、当該ユーザの暗唱符号に所定の変換を施した結果を記憶部に記憶しておき、入力された暗唱符号に当該変換を施した結果が一致するかによって判定する等の手法である。
すなわち、本発明では、抽出済位置情報と履歴位置情報(および基本位置情報)の照合による認証が成功し、かつ、暗唱符号による認証が成功した場合に、全体として認証が成功することになるのである。
たとえば、当該所定の閾値を1とした場合には、最後に認証に成功したときの生体の特徴点の位置情報(および、基本位置情報)と、今回の位置情報とを照合することとなる。
本発明によれば、記憶部に記憶される履歴位置情報の量を制限することができるため、記憶部として利用するハードディスク等の領域を適切に振り分け、管理することができるようになる。
本発明は、履歴位置情報の個数を制限するための手法の一つである。一般に、人間の振舞いは、同じ機器を連続して用いることが多いこと、生体情報の取得や特徴点の抽出の技術は進歩しうることを考慮すると、古い方から優先して削除して、新しい位置情報を採用することは意味がある。
本発明は、履歴位置情報の個数を制限するための手法の一つである。生体認証デバイスや生体認証モジュールには個体差があることも多く、生じる誤差も同じ傾向を見せることが多い。したがって、過去に照合に成功した回数が多い履歴位置情報は、将来も照合に成功する可能性が高いと考えられるので、成功した回数が少ないものから削除して、新しい位置情報を履歴として採用することは意味がある。
本発明は、履歴位置情報の個数を制限するための手法の一つである。生体認証デバイスや生体認証モジュールには個体差があることも多く、生じる誤差も同じ傾向を見せることが多い。したがって、最新の位置情報に類似する履歴位置情報は、将来も照合に成功する可能性が高いと考えられるので、類似する度合が最も低いものから削除して、新しい位置情報を履歴として採用することは意味がある。
一方、抽出工程では、抽出部が、入力を受け付けられた生体情報から、特徴点の位置情報を抽出する。
さらに、照合工程では、照合部が、入力を受け付けられた識別符号に対応付けられて記憶部に記憶された履歴位置情報を照合対象として、抽出された生体の特徴点の位置情報(以下「抽出済位置情報」という。)を、当該照合対象のそれぞれと照合する。
一方、更新工程では、更新部が、認証が成功した場合、当該抽出済位置情報を、認証が成功した識別符号に対応付けられる生体の特徴点の位置情報の履歴に追加するように、記憶部を更新する。
また、本発明のプログラムは、コンパクトディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリ等のコンピュータ読取可能な情報記憶媒体に記録することができる。
上記プログラムは、プログラムが実行されるコンピュータとは独立して、コンピュータ通信網を介して配布・販売することができる。また、上記情報記憶媒体は、コンピュータとは独立して配布・販売することができる。
しかし、指紋を用いる技術においても、このほかの照合技術、たとえば、登録された指紋画像と入力された指紋画像とを直接比較・照合する画像マッチング法や、指紋画像をスライスした断面を波形とみなして波形スペクトル系列を特徴情報として利用し、最大相加を求めて照合を行う周波数解析法などを適用することができる。この場合、指紋画像そのものの情報も、指紋画像をスライスした断面の波形形状の情報も、「生体情報の特徴点の位置情報」の一種と考えることができる。
したがって、任意の生体照合技術を応用する実施形態も、本発明の範囲に含まれる。
本実施形態に係る指紋認証装置101は、記憶部102、入力受付部103、抽出部104、照合部105、判定部106、認証部107、更新部108を備え、以下のように構成する。
(a)当該ユーザの識別符号。いわゆるログインID(IDentifier)に相当するもので、数字のみで構成されるユーザ番号や主に英数字で構成されるログイン名、そのほかかなや漢字などの各国語の文字を用いたユーザの氏名やニックネーム等、各ユーザを識別することができるもの。
また、基本位置情報を利用しない場合には、初めて登録する際に抽出された特徴点の位置情報は、履歴位置情報として記憶部102に登録すれば良い。
典型的には、記憶部102はハードディスク等の不揮発性の読み書き可能な記憶媒体によって構成される。
(a)認証を行うべき識別符号。当該ユーザに割り当てられた識別符号である。
(b)当該ユーザの指紋画像。
(c)認証に用いるべき暗唱符号。いわゆる暗唱番号、パスワード、パスフレーズに相当するもので、当該ユーザの識別符号にあらかじめ対応付けられているものである。なお、暗唱符号の入力は、実施形態によっては省略することとしても良い。
図3は、マニューシャ法における特徴点の位置を示す説明図である。以下、本図を参照して説明する。
当該判定処理は、一般的な暗唱番号やパスワード、パスフレーズを利用した認証と同様の技術を利用することができる。たとえば、各ユーザの暗唱符号も記憶部102に記憶しておき、入力された暗唱符号と一致するか否かによって判定したり、当該ユーザの暗唱符号に所定の変換を施した結果を記憶部102に記憶しておき、入力された暗唱符号に当該変換を施した結果が一致するかによって判定する等の手法である。また、ワンタイムパスワード(使い棄てパスワード)などを採用することとしても良い。このほか、クレジットカードの認証などと同様に、判定部106が他の認証装置に問い合わせを行うこととしても良い。
今回認証に成功した指紋の特徴点の位置情報が以降の指紋認証の際には、履歴位置情報として利用されることとなるので、指紋の特徴点の抽出の精度が低かったり照合の精度が低い場合であっても、正規ユーザに対する認証が失敗してしまう可能性を低減させることができ、適切にユーザの認証を行うことができるようになる。
したがって、典型的には、当該指紋認証装置101を構成するコンピュータのCPUがハードディスク等と共働して、更新部108として機能することとなる。
このように、本実施形態では、指紋照合と、暗唱符号による照合の両方が成功したときに識別符号の認証が成功したこととしているが、判定部106を適宜省略して、暗唱符号による照合(ステップS208)は行わないこととしても良い。ただし、暗唱符号による認証を補助的に用いれば、他人の指紋の特徴点の位置情報等本来履歴に追加されるべきでないものが、指紋認証において誤差のために追加されてしまうことをできるだけ防止することができ、適切に指紋認証を行うことができるようになる。
したがって、典型的には、当該指紋認証装置101を構成するコンピュータのCPUが、認証部107として機能することとなる。
102 記憶部
103 入力受付部
104 抽出部
105 照合部
106 判定部
107 認証部
108 更新部
301 指紋画像
302 隆線
303 端点
304 分岐点
Claims (10)
- 識別符号と、過去に抽出された生体の特徴点の位置情報の履歴(以下、当該履歴に含まれる位置情報を「履歴位置情報」という。)と、を対応付けて記憶する記憶部、
認証を行うべき識別符号と、生体情報と、の入力を受け付ける入力受付部、
前記入力を受け付けられた生体情報から、特徴点の位置情報を抽出する抽出部、
前記入力を受け付けられた識別符号に対応付けられて前記記憶部に記憶された履歴位置情報を照合対象として、前記抽出された生体の特徴点の位置情報(以下「抽出済位置情報」という。)を、当該照合対象のそれぞれと照合する照合部、
当該抽出済位置情報と、当該照合対象の照合が成功したか否かに基づいて、当該識別符号の認証が成功したか否かを出力する認証部、
前記認証が成功した場合、当該抽出済位置情報を、前記認証が成功した識別符号に対応付けられる生体の特徴点の位置情報の履歴に追加し、前記認証が成功した識別符号に対応付けられて前記記憶部に記憶される履歴位置情報の個数が所定の閾値を超えないように、当該履歴位置情報からいずれかを削除することにより、前記記憶部を更新する更新部
を備え、
前記照合部による照合の結果、当該抽出済位置情報と、当該照合対象のいずれかと、の照合が成功した場合、
(a)当該抽出済位置情報と、当該照合対象のそれぞれと、の類似度の分散が、所定の範囲以下であれば、前記認証部は、当該識別符号の認証が成功した旨を出力し、
(b)上記(a)の条件が満たされない場合、前記入力受付部は、暗証符号の入力をさらに受け付け、当該入力を受け付けられた暗証符号が当該入力を受け付けられた識別符号にあらかじめ対応付けられたものであれば、前記認証部は、当該識別符号の認証が成功した旨を出力する
ことを特徴とする生体認証装置。 - 識別符号と、過去に抽出された生体の特徴点の位置情報の履歴(以下、当該履歴に含まれる位置情報を「履歴位置情報」という。)と、を対応付けて記憶する記憶部、
認証を行うべき識別符号と、生体情報と、の入力を受け付ける入力受付部、
前記入力を受け付けられた生体情報から、特徴点の位置情報を抽出する抽出部、
前記入力を受け付けられた識別符号に対応付けられて前記記憶部に記憶された履歴位置情報を照合対象として、前記抽出された生体の特徴点の位置情報(以下「抽出済位置情報」という。)を、当該照合対象のそれぞれと照合する照合部、
当該抽出済位置情報と、当該照合対象の照合が成功したか否かに基づいて、当該識別符号の認証が成功したか否かを出力する認証部、
前記認証が成功した場合、当該抽出済位置情報を、前記認証が成功した識別符号に対応付けられる生体の特徴点の位置情報の履歴に追加し、前記認証が成功した識別符号に対応付けられて前記記憶部に記憶される履歴位置情報の個数が所定の閾値を超えないように、当該履歴位置情報からいずれかを削除することにより、前記記憶部を更新する更新部
を備え、
前記照合部による照合の結果、当該抽出済位置情報と、当該照合対象のいずれかと、の照合が成功した場合、
(a)当該抽出済位置情報と、当該照合対象のそれぞれと、の類似度の平均が所定以上類似していることを示していれば、前記認証部は、当該識別符号の認証が成功した旨を出力し、
(b)上記(a)の条件が満たされない場合、前記入力受付部は、暗証符号の入力をさらに受け付け、当該入力を受け付けられた暗証符号が当該入力を受け付けられた識別符号にあらかじめ対応付けられたものであれば、前記認証部は、当該識別符号の認証が成功した旨を出力する
ことを特徴とする生体認証装置。 - 請求項1または2に記載の生体認証装置であって、
前記記憶部は、あらかじめ定められた生体の特徴点の位置情報(以下「基本位置情報」という。)を、さらに当該識別符号に対応付けて記憶し、
前記照合部は、前記入力を受け付けられた識別符号に対応付けられて前記記憶部に記憶された基本位置情報を、さらに照合対象とする
ことを特徴とする生体認証装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の生体認証装置であって、
前記更新部は、当該履歴位置情報からいずれかを削除する場合、当該記憶部に記憶された時期が古いものを削除する
ことを特徴とする生体認証装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の生体認証装置であって、
前記更新部は、当該履歴位置情報の履歴からいずれかを削除する場合、当該記憶部に記憶されてから以降にされた抽出済位置情報との照合に成功した回数が少ないものを削除する
ことを特徴とする生体認証装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の生体認証装置であって、
前記更新部は、当該履歴位置情報の履歴からいずれかを削除する場合、当該抽出済位置情報と当該履歴位置情報とをクラスタリング処理し、当該抽出済位置情報が属するクラスタに含まれる当該履歴位置情報のうち、当該抽出済位置情報とと最も類似しないものを削除する
ことを特徴とする生体認証装置。 - 記憶部、入力受付部、抽出部、照合部、認証部、更新部を有する生体認証装置にて実行される生体認証方法であって、
前記記憶部には、識別符号と、過去に抽出された生体の特徴点の位置情報の履歴(以下、当該履歴に含まれる位置情報を「履歴位置情報」という。)と、が対応付けて記憶され、
前記入力受付部が、認証を行うべき識別符号と、生体情報と、の入力を受け付ける入力受付工程、
前記抽出部が、前記入力を受け付けられた生体情報から、特徴点の位置情報を抽出する抽出工程、
前記照合部が、前記入力を受け付けられた識別符号に対応付けられて前記記憶部に記憶された履歴位置情報を照合対象として、前記抽出された生体の特徴点の位置情報(以下「抽出済位置情報」という。)を、当該照合対象のそれぞれと照合する照合工程、
前記認証部が、当該抽出済位置情報と、当該照合対象の照合が成功したか否かに基づいて、当該識別符号の認証が成功したか否かを出力する認証工程、
前記認証が成功した場合、前記更新部が、当該抽出済位置情報を、前記認証が成功した識別符号に対応付けられる生体の特徴点の位置情報の履歴に追加し、前記認証が成功した識別符号に対応付けられて前記記憶部に記憶される履歴位置情報の個数が所定の閾値を超えないように、当該履歴位置情報からいずれかを削除することにより、前記記憶部を更新する更新工程
を備え、
前記照合工程における照合の結果、当該抽出済位置情報と、当該照合対象のいずれかと、の照合が成功した場合、
(a)当該抽出済位置情報と、当該照合対象のそれぞれと、の類似度の分散が、所定の範囲以下であれば、前記認証工程では、当該識別符号の認証が成功した旨を出力し、
(b)上記(a)の条件が満たされない場合、前記入力受付部は、暗証符号の入力をさらに受け付け、当該入力を受け付けられた暗証符号が当該入力を受け付けられた識別符号にあらかじめ対応付けられたものであれば、前記認証工程では、当該識別符号の認証が成功した旨を出力する
ことを特徴とする生体認証方法。 - 記憶部、入力受付部、抽出部、照合部、認証部、更新部を有する生体認証装置にて実行される生体認証方法であって、
前記記憶部には、識別符号と、過去に抽出された生体の特徴点の位置情報の履歴(以下、当該履歴に含まれる位置情報を「履歴位置情報」という。)と、が対応付けて記憶され、
前記入力受付部が、認証を行うべき識別符号と、生体情報と、の入力を受け付ける入力受付工程、
前記抽出部が、前記入力を受け付けられた生体情報から、特徴点の位置情報を抽出する抽出工程、
前記照合部が、前記入力を受け付けられた識別符号に対応付けられて前記記憶部に記憶された履歴位置情報を照合対象として、前記抽出された生体の特徴点の位置情報(以下「抽出済位置情報」という。)を、当該照合対象のそれぞれと照合する照合工程、
前記認証部が、当該抽出済位置情報と、当該照合対象の照合が成功したか否かに基づいて、当該識別符号の認証が成功したか否かを出力する認証工程、
前記認証が成功した場合、前記更新部が、当該抽出済位置情報を、前記認証が成功した識別符号に対応付けられる生体の特徴点の位置情報の履歴に追加し、前記認証が成功した識別符号に対応付けられて前記記憶部に記憶される履歴位置情報の個数が所定の閾値を超えないように、当該履歴位置情報からいずれかを削除することにより、前記記憶部を更新する更新工程
を備え、
前記照合工程における照合の結果、当該抽出済位置情報と、当該照合対象のいずれかと、の照合が成功した場合、
(a)当該抽出済位置情報と、当該照合対象のそれぞれと、の類似度の平均が所定以上類似していることを示していれば、前記認証工程では、当該識別符号の認証が成功した旨を出力し、
(b)上記(a)の条件が満たされない場合、前記入力受付部は、暗証符号の入力をさらに受け付け、当該入力を受け付けられた暗証符号が当該入力を受け付けられた識別符号にあらかじめ対応付けられたものであれば、前記認証工程では、当該識別符号の認証が成功した旨を出力する
ことを特徴とする生体認証方法。 - コンピュータを、
識別符号と、過去に抽出された生体の特徴点の位置情報の履歴(以下、当該履歴に含まれる位置情報を「履歴位置情報」という。)と、を対応付けて記憶する記憶部、
認証を行うべき識別符号と、生体情報と、の入力を受け付ける入力受付部、
前記入力を受け付けられた生体情報から、特徴点の位置情報を抽出する抽出部、
前記入力を受け付けられた識別符号に対応付けられて前記記憶部に記憶された履歴位置情報を照合対象として、前記抽出された生体の特徴点の位置情報(以下「抽出済位置情報」という。)を、当該照合対象のそれぞれと照合する照合部、
当該抽出済位置情報と、当該照合対象の照合が成功したか否かに基づいて、当該識別符号の認証が成功したか否かを出力する認証部、
前記認証が成功した場合、当該抽出済位置情報を、前記認証が成功した識別符号に対応付けられる生体の特徴点の位置情報の履歴に追加し、前記認証が成功した識別符号に対応付けられて前記記憶部に記憶される履歴位置情報の個数が所定の閾値を超えないように、当該履歴位置情報からいずれかを削除することにより、前記記憶部を更新する更新部
として機能させ、
前記照合部による照合の結果、当該抽出済位置情報と、当該照合対象のいずれかと、の照合が成功した場合、
(a)当該抽出済位置情報と、当該照合対象のそれぞれと、の類似度の分散が、所定の範囲以下であれば、前記認証部は、当該識別符号の認証が成功した旨を出力し、
(b)上記(a)の条件が満たされない場合、前記入力受付部は、暗証符号の入力をさらに受け付け、当該入力を受け付けられた暗証符号が当該入力を受け付けられた識別符号にあらかじめ対応付けられたものであれば、前記認証部は、当該識別符号の認証が成功した旨を出力する
ように機能させることを特徴とするプログラム。 - コンピュータを、
識別符号と、過去に抽出された生体の特徴点の位置情報の履歴(以下、当該履歴に含まれる位置情報を「履歴位置情報」という。)と、を対応付けて記憶する記憶部、
認証を行うべき識別符号と、生体情報と、の入力を受け付ける入力受付部、
前記入力を受け付けられた生体情報から、特徴点の位置情報を抽出する抽出部、
前記入力を受け付けられた識別符号に対応付けられて前記記憶部に記憶された履歴位置情報を照合対象として、前記抽出された生体の特徴点の位置情報(以下「抽出済位置情報」という。)を、当該照合対象のそれぞれと照合する照合部、
当該抽出済位置情報と、当該照合対象の照合が成功したか否かに基づいて、当該識別符号の認証が成功したか否かを出力する認証部、
前記認証が成功した場合、当該抽出済位置情報を、前記認証が成功した識別符号に対応付けられる生体の特徴点の位置情報の履歴に追加し、前記認証が成功した識別符号に対応付けられて前記記憶部に記憶される履歴位置情報の個数が所定の閾値を超えないように、当該履歴位置情報からいずれかを削除することにより、前記記憶部を更新する更新部
として機能させ、
前記照合部による照合の結果、当該抽出済位置情報と、当該照合対象のいずれかと、の照合が成功した場合、
(a)当該抽出済位置情報と、当該照合対象のそれぞれと、の類似度の平均が、所定以上類似していることを示していれば、前記認証部は、当該識別符号の認証が成功した旨を出力し、
(b)上記(a)の条件が満たされない場合、前記入力受付部は、暗証符号の入力をさらに受け付け、当該入力を受け付けられた暗証符号が当該入力を受け付けられた識別符号にあらかじめ対応付けられたものであれば、前記認証部は、当該識別符号の認証が成功した旨を出力する
ように機能させることを特徴とするプログラム。
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