JP4464114B2 - 蓄熱装置及び蓄熱制御方法 - Google Patents
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Description
まず、図11を参照しながら、蓄熱運転時における蓄熱装置の制御動作について説明する。蓄熱運転時は、冷熱負荷(建物内の冷房)が停止している深夜の時間帯に行われる制御動作であり、電気料金の安価な夜間電力を利用して行われる。
次に、図12を参照しながら、放熱運転時における蓄熱装置の制御動作について説明する。放熱運転時は、空調機などの熱負荷(50)を使用する昼間の時間帯に行われ、夜間時に氷蓄熱槽(20)で蓄氷した冷熱を放熱して熱負荷に供給する低温槽(13)の保有する水を冷却することになる。
まず、図1を参照しながら、本発明にかかる蓄熱装置の構成について説明する。
まず、図2、図3を参照しながら、蓄熱運転時における蓄熱装置の制御動作について説明する。蓄熱運転時は、冷熱負荷(建物内の冷房)が停止している深夜の時間帯に行われる制御動作であり、電気料金の安価な夜間電力を利用して行われる。
次に、図4を参照しながら、放熱運転時における蓄熱装置の制御動作について説明する。放熱運転時は、空調機などの熱負荷(50)を使用する昼間の時間帯に行われ、夜間時に氷蓄熱槽(20)で氷として蓄えた冷熱を放熱して空調機などの熱負荷(50)に供給する低温槽(13)の保有する水を冷却することになる。
第1の実施例は、図1に示すように、氷蓄熱槽(20)の水を高温槽(11)に送水するための循環ポンプ(4)及び循環パイプ(400)を氷蓄熱槽(20)と高温槽(11)との間に新たに設け、氷蓄熱槽(20)の保有する15℃の水を循環パイプ(400)を通じて高温槽(11)へ送水し、低温槽(13)の保有する5℃の水を氷蓄熱槽(20)に流入させることで、氷蓄熱槽(20)の水を5℃の水に変換してから、氷蓄熱槽(20)において氷を生成することとしたが、第2の実施例は、放熱運転時に高温槽(11)の保有する15℃の水を氷蓄熱槽(20)に送水する循環ポンプ(2)及び循環パイプ(200)を用いて、蓄熱運転時に氷蓄熱槽(20)の保有する水を高温槽(11)に流入させることで、低温槽(13)の保有する5℃の水を氷蓄熱槽(20)に流入させることとする。以下、図5〜図7を参照しながら第2の実施例における蓄熱装置の制御動作について、蓄熱運転時と放熱運転時とに区分して説明する。
まず、図5、図6を参照しながら、第2の実施例における蓄熱運転時における蓄熱装置の制御動作について説明する。
次に、図7を参照しながら、放熱運転時における蓄熱装置の制御動作について説明する。
第1の実施例や、第2の実施例は、放熱運転時に、空調機などの熱負荷(50)を運転し、夜間等の蓄熱運転時に停止することとしたが、第3の実施例では、昼間の放熱運転時や、夜間の蓄熱運転時に関係なく、空調機などの熱負荷(50)を運転することとする。これは、事務所ビルなどでは、夜間に空調機などの熱負荷(50)を停止するが、工場などは、24時間運転を行うことが多いためである。また、水冷却機(40)も同様に、放熱運転時や、蓄熱運転時に関係なく運転することが可能である。また、水冷却機(40)の運転台数を夜間時に多く運転させ、昼間時に、少なく運転するように制御することも可能である。
10 冷水槽
11 高温槽
12 中間槽
13 低温槽
20 氷蓄熱槽
30 ブライン冷凍機
31 ブライン循環ポンプ
32 熱交換機
40 水冷却機
50 空調機などの熱負荷
60 水制御弁
61 冷水バイパス管
70、71 温度測定器
100、200、300、400 循環パイプ
Claims (8)
- 冷媒液を保有する冷媒液槽と蓄熱槽とを有し、前記冷媒液槽は高温槽と低温槽とに少なくとも区分されており、前記高温槽の保有する高温冷媒液の温度は前記低温槽の保有する低温冷媒液の温度よりも高い蓄熱装置であって、
蓄熱運転時は、
前記低温槽の保有する低温冷媒液を前記蓄熱槽に供給し、該供給した低温冷媒液を前記蓄熱槽内において冷却し凝固体を生成し、
放熱運転時は、
前記高温槽の保有する高温冷媒液を前記蓄熱槽に供給し、前記蓄熱槽内において生成した前記凝固体を溶かして低温冷媒液を生成し、該生成した低温冷媒液を前記低温槽に供給し、前記低温槽に供給された低温冷媒液を、冷熱需要側となる冷熱負荷に供給し熱交換を行い、熱交換によって生成された高温冷媒液を前記高温槽に供給する制御手段と、
前記蓄熱槽内に、前記蓄熱槽の保有する前記冷媒液の温度を検知する検知手段と、を有し、
前記制御手段は、
前記低温槽の保有する低温冷媒液を前記蓄熱槽に供給する処理を開始した後に、前記検知手段が検知した前記蓄熱槽内の前記冷媒液の温度が、前記低温冷媒液の温度になった場合に、前記蓄熱槽に供給された前記低温冷媒液を前記蓄熱槽内において冷却して凝固体を生成することを特徴とする蓄熱装置。 - 冷却機を有し、
前記制御手段は、
蓄熱運転時に前記冷却機を運転し、前記高温槽の保有する高温冷媒液を前記冷却機において冷却して低温冷媒液を生成し、該生成した低温冷媒液を前記低温槽に供給し、該供給された低温冷媒液を前記蓄熱槽に供給し、該供給した低温冷媒液を前記蓄熱槽内において冷却して凝固体を生成することを特徴とする請求項1記載の蓄熱装置。 - 前記蓄熱槽の保有する冷媒液を前記高温槽に供給する第1の供給手段と、
前記高温槽の保有する高温冷媒液を前記蓄熱槽に供給する第2の供給手段と、を有し、
前記制御手段は、
蓄熱運転時に、前記第1の供給手段により、前記蓄熱槽の保有する冷媒液を前記高温槽に供給し、前記低温槽の保有する低温冷媒液を前記蓄熱槽に供給し、該供給した低温冷媒液を前記蓄熱槽内において冷却して凝固体を生成し、
放熱運転時に、前記第2の供給手段により、前記高温槽の保有する高温冷媒液を前記蓄熱槽に供給し、前記蓄熱槽内において生成した前記凝固体を溶かして低温冷媒液を生成し、該生成した低温冷媒液を前記低温槽に供給することを特徴とする請求項1または2記載の蓄熱装置。 - 前記高温槽の保有する高温冷媒液を前記蓄熱槽に供給すること及び前記蓄熱槽の保有する冷媒液を前記高温槽に供給することの両方を行うことができる供給手段を有し、
前記制御手段は、
蓄熱運転時に、前記供給手段により、前記蓄熱槽の保有する冷媒液を前記高温槽に供給し、前記低温槽の低温冷媒液を前記蓄熱槽に供給し、該供給した低温冷媒液を前記蓄熱槽内において冷却して凝固体を生成し、
放熱運転時に、前記供給手段により、前記高温槽の保有する高温冷媒液を前記蓄熱槽に供給し、前記蓄熱槽内において生成した前記凝固体を溶かして低温冷媒液を生成し、該生成した低温冷媒液を前記低温槽に供給することを特徴とする請求項1または2記載の蓄熱装置。 - 前記冷媒液は水であることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の蓄熱装置。
- 冷媒液を保有する冷媒液槽と蓄熱槽とを有し、前記冷媒液槽は高温槽と低温槽とに少なくとも区分されており、前記高温槽の保有する高温冷媒液の温度は前記低温槽の保有する低温冷媒液の温度よりも高い蓄熱装置で行う蓄熱制御方法であって、
蓄熱運転時に、前記低温槽の保有する低温冷媒液を前記蓄熱槽に供給し、該供給した低温冷媒液を前記蓄熱槽内において冷却し凝固体を生成して冷熱を蓄積する蓄熱工程と、
放熱運転時に、前記高温槽の保有する高温冷媒液を前記蓄熱槽に供給し、前記蓄熱槽内において生成した前記凝固体を溶かして低温冷媒液を生成し、該生成した低温冷媒液を前記低温槽に供給し、前記低温槽に供給された低温冷媒液を、冷熱需要側となる冷熱負荷に供給し熱交換を行い、熱交換によって生成された高温冷媒液を前記高温槽に供給する放熱工程と、を有し、
前記蓄熱工程は、
前記低温槽の保有する低温冷媒液を前記蓄熱槽に供給する処理を開始した後に、前記蓄熱槽内の前記冷媒液の温度が、前記低温冷媒液の温度になった場合に、前記蓄熱槽に供給された前記低温冷媒液を前記蓄熱槽内において冷却して凝固体を生成することを特徴とする蓄熱制御方法。 - 前記蓄熱槽の保有する冷媒液を前記高温槽に供給する第1の供給手段と、
前記高温槽の保有する高温冷媒液を前記蓄熱槽に供給する第2の供給手段と、を有し、
前記蓄熱工程は、
前記第1の供給手段により、前記蓄熱槽の保有する冷媒液を前記高温槽に供給し、前記低温槽の保有する低温冷媒液を前記蓄熱槽に供給し、該供給した低温冷媒液を前記蓄熱槽内において冷却して凝固体を生成し、
前記放熱工程は、
前記第2の供給手段により、前記高温槽の保有する高温冷媒液を前記蓄熱槽に供給し、前記蓄熱槽内において生成した前記凝固体を溶かして低温冷媒液を生成し、該生成した低温冷媒液を前記低温槽に供給することを特徴とする請求項6記載の蓄熱制御方法。 - 前記高温槽の保有する高温冷媒液を前記蓄熱槽に供給すること及び前記蓄熱槽の保有する冷媒液を前記高温槽に供給することの両方を行うことができる供給手段を有し、
前記蓄熱工程は、
前記供給手段により、前記蓄熱槽の保有する冷媒液を前記高温槽に供給し、前記低温槽の低温冷媒液を前記蓄熱槽に供給し、該供給した低温冷媒液を前記蓄熱槽内において冷却して凝固体を生成し、
前記放熱工程は、
前記供給手段により、前記高温槽の保有する高温冷媒液を前記蓄熱槽に供給し、前記蓄熱槽内において生成した前記凝固体を溶かして低温冷媒液を生成し、該生成した低温冷媒液を前記低温槽に供給することを特徴とする請求項6記載の蓄熱制御方法。
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