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JP4449805B2 - 飲料供給装置の排水装置 - Google Patents

飲料供給装置の排水装置 Download PDF

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JP4449805B2 JP2005098926A JP2005098926A JP4449805B2 JP 4449805 B2 JP4449805 B2 JP 4449805B2 JP 2005098926 A JP2005098926 A JP 2005098926A JP 2005098926 A JP2005098926 A JP 2005098926A JP 4449805 B2 JP4449805 B2 JP 4449805B2
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Description

本発明は、飲料供給装置において機内の洗浄排水等を一時貯留する排水装置に関し、特に着脱自在な排水貯留容器と、その容器内に配設されその満水状態を検出する検出部を備えた飲料供給装置の排水装置に関する。
従来のこのような排水装置としては、特開平10−188126号公報に記載されるような装置が知られている。この装置は、カップに飲料を供給して販売する飲料自動販売機に設けられたもので、機内の洗浄排水、貯水タンクの余剰水(オーバーフロー水)、飲料をカップに注ぐときに零れた飲料等を集めて一時貯留する排水バケツ(排水容器)を備えている。そして、この排水バケツが満水状態になると、その内部に配設されたフロート(検出部)によりその満水時の水位が検出されることによりその満水状態が検出される。ここで、この満水状態が検出されたとき、管理者等は適時に排水バケツから手でフロートを取り出して、排水バケツを設置位置から取り外し、その内部の排水を廃棄するようにしている。また、空の排水バケツを元に戻す場合も、排水バケツを設置後に、手でフロートをその内部に戻す作業を行う。
特開平10−188126号公報
ところで、このように排水バケツにフロートを出し入れする操作を手作業で行うことは、煩雑であり、また手が汚れたりする。また、排水バケツを取り出す場合にフロートの取出し操作を忘れると、フロートが排水バケツに引っ掛かって破損する虞があり、また排水バケツを元に戻す場合にフロートの挿入操作を忘れると、排水バケツの満水状態が検出されずにその内部の汚れた排水が外に溢れ出る虞がある。
本発明は、このような問題を解決するため、排水バケツの着脱動作に連繋してフロートをその内部に確実に出し入れし、排水バケツの着脱作業を容易にするとともに、フロートの出入操作ミスによる装置の破損や、満水状態の検出モレを防止し、操作が容易で信頼性の高い飲料供給装置の排水装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、飲料をカップ等に注いで供給する飲料供給装置において、機内の洗浄排水や余剰水等を一時貯留する排水容器と、前記排水容器の水位を検出し、その検出水位により前記排水容器の満水状態を検出する満水検出装置とを備えた排水装置であって、前記排水容器は所定位置に着脱自在に設けられ、前記満水検出装置は、前記排水容器の前記所定位置への装着動作にともなって前記排水容器の水位を検出する検出部を前記排水容器の内部に移動し、かつ、前記排水容器の前記所定位置からの取外し動作にともなって前記検出部を前記排水容器の外部に移動するものである。
これによれば、前記排水容器の装着・取外しの動作に連繋して、前記検出部を手作業によらず前記排水容器の内部に確実に出し入れすることができるから、前記排水容器の着脱作業を容易にするとともに、前記検出部の前記排水容器に対する出入ミスによって起こる装置の破損や、満水状態の検出モレを防止することができる。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の飲料供給装置の排水装置において、前記満水検出装置は、前記排水容器の水位を検出するフロートと、前記フロートの検出水位により前記排水容器の満水状態を検出する満水検出手段と、前記フロートを紐部を介して垂下するとともに前記排水容器と当接する当接部とを備えた回動部材と、前記回動部材を回動自在に支持する支軸と、前記回動部材を前記支軸の廻りの一方に回動付勢する付勢手段と、前記回動部材を所定位置に係止する係止手段とを備え、前記排水容器を前記所定位置に装着するとき、前記当接部は前記排水容器に押圧され、これにより前記回動部材が前記支軸の廻りの他方に回動して前記フロートが前記排水容器の上方からその内部に下降し、かつ前記排水容器を前記所定位置から取り外すとき、前記回動部材が前記付勢手段により前記一方に回動して前記フロートが前記排水容器の内部からその上方に上昇するものである。これにより、前記排水装置を簡単な構成で提供することができる。
以上説明したように請求項1に係る発明によれば、排水容器内の排水を廃棄する場合等に、排水容器の着脱作業を容易にするとともに、従来において満水検出部の排水容器に対する出入ミスによって起こった装置の破損や、満水状態の検出モレを防止することができる。したがって、これにより装置の操作性や信頼性を向上させることができる。
また、請求項2に係る発明によれば、請求項1に記載の飲料供給装置の排水装置を簡単な構成で提供することができるから、故障が少なくコストが安い飲料供給装置の排水装置を提供することができる。
本発明に係る好適な実施例について図を参照して説明する。
図1は本発明を適用する飲料ディスペンサ(飲料供給装置)の飲料や排水の経路を示す配管系統図、図2は本発明を適用する飲料ディスペンサにおける排水装置の排水バケツ(排水容器)とフロート(検出部)の連繋状態を示す側面図で、(a)は排水バケツを設置位置に設定した状態、(b)は排水バケツを設置位置から取り外し方向に移動した状態を示す。
図1に示すように、この飲料ディスペンサは、飲料水を供給する飲料水供給手段2と、冷水供給部3と、温水供給部4と、飲料注出部5と、機内の排水を一時貯留する排水装置70等から構成されている。
飲料水供給手段2は、この飲料ディスペンサに着脱可能に設けられ、上水道等から飲料水を内部に補給して貯留するカセットタンク7と、カセットタンク7内の飲料水を後述の冷水コイル18、温水タンク9に送出する給水ポンプ10等を備えている。
冷水供給部3は、飲料水が通る冷水コイル18と、冷水コイル18内の飲料水を冷却する冷却水を貯留する冷水タンク8と、冷水タンク8内に氷を生成してその内部の冷却水を冷却する冷却装置12と、この氷の量を検出する蓄氷センサ27と、攪拌羽根により冷水タンク8内の冷却水を攪拌する攪拌手段52と、冷水の温度を計測する水温センサ15と、冷水タンク8内の水量を検出する水位検出フロート17と、冷水タンク8の上部に設けられ冷水タンク8内のオーバーフロー水を排出する冷水排出パイプ28と、冷水コイル18により冷却された飲料水を注出する冷水注出パイプ19と、冷水タンク8内の冷水を排出する冷水排出弁21を備えた冷水ドレンパイプ22と、給水ポンプ10により送出される飲料水を第一給水弁24を介して冷水コイル18に供給する給水パイプ25等を備えている。
温水供給部4は、飲料水を貯留する温水タンク9と、この温水タンク9内の飲料水を加温する加温ヒータ31と、温水タンク9内の温水の温度を計測する湯温センサ32と、温水タンク9内の湯量を検出する水位制御フロート33と、温水タンク9から溢れる温水を排出するための温水排出パイプ34と、温水を注出する温水抽出弁55を備えた温水注出パイプ35と、温水タンク9内の温水を排出する温水排出弁37を備えた温水ドレンパイプ38と、給水ポンプ10により送出される飲料水を第二給水弁41を介して温水タンク9に供給する給水パイプ43等を備えている。また、温水タンク8には温水タンク9内の温水の沸騰を防止する沸騰防止センサ45が配設されている。
飲料注出部5は、図示しない装置から供給される茶やコーヒー等の飲料原料と冷水または温水を攪拌混合して飲料を調理する飲料調理部47と、冷水を注出する冷水注出口19aと、温水を注出する温水注出口35aと、カップ48を載置するベンドステージ57等を備えている。そして、本発明を適用する飲料ディスペンサは、顧客が操作する図示しない商品選択ボタンに対応して上記の電磁弁24、41、55を開き、冷飲料、または温飲料をそれぞれカップ8注出する。
また、排水装置70は、機内の排水を一時的に貯留する排水バケツ71と、排水バケツ71内の排水の満水状態を検出する後述の満水検出装置80等を備えている。
満水検出装置80は、図2に示すように、排水バケツ71内の排水の水位を検出するフロート81と、一端にフロート81を連結して垂下する紐部82と、紐部82の他端が先端に連結されたアクチエータ85bと、このアクチエータ85bの揺動により動作するリミットスイッチ(満水検出手段)85と、リミットスイッチ85が取り付けられた回動板(回動部材)86と、回動板86を回動自在に支持する支軸87と、支軸87を挟んでリミットスイッチ85と対向する側に回動板86と結合して設けられた押圧部(当接部)88と、回動板86を待機位置(所定位置)に係止する係止部材(係止手段)89と、回動板86を一方に回動付勢するコイルスプリング(付勢手段)90と、回動板86が所定の設定位置に回動したことを検出する設定スイッチ91等を備えている。ここで、フロート81は紐部82を案内するガイドローラ92により、回動板86に対して常に所定の位置から垂下されるように構成されている。また、この満水検出装置80は、基台95を介して図示しない飲料ディスペンサの本体に取り付けられている。
このように構成される飲料ディスペンサにおいて、飲料を調理する飲料調理部47は必要に応じて自動洗浄され、その洗浄排水はベンドステージ57下部に設けられた集水トレイ58を介して排水バケツ71に一時貯留される。また、温水タンク9及び冷水タンク8から溢れる温水、冷水は、それぞれ温水排出パイプ34、冷水排出パイプ28を介して排水バケツ71に排水される。さらに、温水タンク9や冷水タンク8を点検、清掃する場合、これらのタンク8、9内の残留水は、それぞれ温水排出弁37、冷水排出弁21が開かれることにより、温水ドレンパイプ38、冷水ドレンパイプ22を経て排水バケツ71に排水される。
また、飲料調理部47からカップ48に飲料を注出する場合や、カップ48が顧客によりベンドステージ57から取り出される場合に、カップ48から飲料が零れてその周囲のベンドステージ57等を汚すことがある。この汚れたベンドステージ57等は、これを管理するサービスマンなどが、例えば温水ドレンパイプ38に温水排出弁37を介して接続された可撓性のホース38aを操作して洗浄する。そして、これによる洗浄排水もまた集水トレイ58を介して排水バケツ71に貯留される。
ところで、機内の所定の設置位置に設置された排水バケツ71(図2(a)参照)に上述のように排水が集められ、その内部に貯留される排水の水位が上昇し所定の水位に到達すると、図中に破線で示すように、その内部に紐部82により垂下されたフロート81が排水の水面上に浮かんで押し上げられ、アクチエータ85bの先端とフロート81を繋ぐ紐部82が緩む。即ち、アクチエータ85bの先端にフロート81の自重が作用しなくなり、これによりアクチエータ85bの先端が上方に回動してリミットスイッチ85が動作し、排水バケツ71の満水状態が検出される。さらに、リミットスイッチ85により満水状態が検出されると、図示しない制御手段によりこの飲料ディスペンサによる飲料の供給が停止される。
そして、飲料ディスペンサの排水バケツ71がこのような満水状態にあることを、サービスマンなどが確認すると、排水バケツ71が所定の設置位置から取り外されてその内部の排水が放出されて廃棄される。ここで、排水バケツ71を所定の設置位置から取り外す場合は、排水バケツの前端部(図2(a)、(b)に示す排水バケツの右側部)によって押圧されていた満水検出装置80の押圧部88が、排水バケツ71の取外し動作(図2(b)における排水バケツの矢印A方向への移動)にともなって、回動板86とともに支軸87を中心にコイルスプリング90の付勢する方向(排水バケツ71を取外す方向)に回動する。このとき、排水バケツ71の内部にあって紐部82を介して回動板86に繋がれたフロート81は、回動板86の回動に連繋して上方に引き上げられ排水バケツ71の外部に移動する。そして、回動板86が所定の位置まで回動すると係止部材89により係止され、その係止状態が保持される。
また、排水を放出した空の排水バケツ71を所定の設置位置に戻す場合は、排水バケツ71の装着動作(図2(b)における排水バケツの矢印B方向への移動)にともなって、押圧部88が排水バケツ71の前端部によって押圧され、回動板86とともに支軸87の廻りにコイルスプリング90の付勢に抗して回動する。このとき、排水バケツ71の上部にあって紐部82を介して回動板86に垂下されたフロート81は、回動板86の回動に連繋して下方に降下して移動し、排水バケツ71の内部にあって満水状態の水位が検出可能な所定の位置に垂下される。尚、排水バケツ71が所定の設置位置に装着されると、回動板86がそれに対応する所定の位置に回動し、この回動板86に設けられた設定ピン92が基台95に設けられたバケツ設定スイッチ91のアクチエータ91bを押してこのバケツ設定スイッチ91が動作し、排水バケツ71が設置位置に設定されたことが検出される。さらに、バケツ設定スイッチ91によって排水バケツ71の設置位置への設定が検出されると、図示しない制御手段により、この飲料ディスペンサは飲料の供給が可能な状態となる。
このように本実施例の飲料ディスペンサの排水装置70によれば、排水バケツ71の装着および取外しの動作に連繋して、フロート81を手作業によらずに排水バケツ71の内部に確実に出し入れすることができるから、排水バケツ71の着脱作業を容易にするとともに、フロート81の排水バケツ71に対する出入ミスによって起こる装置の破損や、満水状態の検出モレを防止することができる。したがって、装置の操作性や信頼性を向上させることができる。
また、満水検出装置80は、排水バケツ71の水位を検出するフロート81と、フロート81の検出水位により排水バケツ71の満水状態を検出するリミットスイッチ85と、支軸87に回動自在に支持され、紐部82を介して垂下されたフロート81および排水バケツ71が当接する押圧部88を備える回動板86と、回動板86を一方に回動付勢するコイルスプリング90と、回動板86を所定位置に係止する係止部材89を備えて、簡単に構成されるから、故障が少なくコストが安い飲料ディスペンサの排水装置70を提供することができる。
なお、本発明は本実施の形態に示す装置のみに限定されず、例えば、排水バケツ内の水位を検出することによりその満水状態を検出する満水検出手段は、リミットスイッチに限らず光や超音波、電極等を利用する方式のものであっても当然よい。また、押圧部88と当接して、これを押し圧する排水バケツ71の部分は、その前端部に限らず左右の側部や後部とすることもできる。すなわち、本発明の実施の形態は、その趣旨の包含する範囲で応用変更が可能である。
また、本発明の飲料供給装置の排水装置は、カップ式自動販売機や給茶機等に幅広く適用することができるものである。
本発明を適用する飲料ディスペンサの飲料や排水の経路を示す配管系統図である。 本発明を適用する飲料ディスペンサにおける排水装置の排水バケツとフロートの連繋状態を示す側面図で、(a)は排水バケツを設置位置に設定した状態、(b)は排水バケツを設置位置から取り外し方向に移動した状態を示す。
符号の説明
48 カップ
70 排水装置
71 排水バケツ(排水容器)
80 満水検出装置
81 フロート(検出部)
82 紐部
85 リミットスイッチ(満水検出手段)
86 回動板(回動部材)
87 支軸
88 押圧部(当接部)
89 係止部材(係止手段)
90 コイルスプリング(付勢手段)

Claims (2)

  1. 飲料をカップ等に注いで供給する飲料供給装置において、機内の洗浄排水や余剰水等を一時貯留する排水容器と、前記排水容器の水位を検出し、その検出水位により前記排水容器の満水状態を検出する満水検出装置とを備えた排水装置であって、前記排水容器は所定位置に着脱自在に設けられ、前記満水検出装置は、前記排水容器の前記所定位置への装着動作にともなって前記排水容器の水位を検出する検出部を前記排水容器の内部に移動し、かつ、前記排水容器の前記所定位置からの取外し動作にともなって前記検出部を前記排水容器の外部に移動することを特徴とする飲料供給装置の排水装置。
  2. 前記満水検出装置は、前記排水容器の水位を検出するフロートと、前記フロートの検出水位により前記排水容器の満水状態を検出する満水検出手段と、前記フロートを紐部を介して垂下するとともに前記排水容器と当接する当接部とを備えた回動部材と、前記回動部材を回動自在に支持する支軸と、前記回動部材を前記支軸の廻りの一方に回動付勢する付勢手段と、前記回動部材を所定位置に係止する係止手段とを備え、
    前記排水容器を前記所定位置に装着するとき、前記当接部は前記排水容器に押圧され、これにより前記回動部材が前記支軸の廻りの他方に回動して前記フロートが前記排水容器の上方からその内部に下降し、かつ前記排水容器を前記所定位置から取り外すとき、前記回動部材が前記付勢手段により前記一方に回動して前記フロートが前記排水容器の内部からその上方に上昇することを特徴とする請求項1に記載の飲料供給装置の排水装置。
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