JP4449484B2 - 導電性ペーストおよびそれを用いたプラズマディスプレイパネル用部材の製造方法 - Google Patents
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Description
Bi2O3 30〜70重量%
SiO2 5〜30重量%
B2O3 6〜20重量%
ZrO2 3〜10重量%
Al2O3 1〜 5重量%
の組成範囲からなるものを80重量%以上含有し、かつNa2O,K2O,Li2Oを実質的に含有しないアルカリフリーのガラスフリットであることが好ましい。この範囲であると、ガラス基板を用いる場合の好ましい焼き付け温度である550〜600℃で電極膜を基板上に強固に焼き付けできるガラスフリットが得られる。
K:定数、Vm:分子容量、γ:表面張力
表面張力は、次式(1)を用いて最大泡圧法で求めることができる。
ρ1:マノメーターの液体の密度
h :マノメーターの高さの差
g :重力定数
ρ1h1:圧力計により測定した値
ρ :測定溶剤の密度
h :毛管の先端と液面の距離
R :毛管の半径
さらに、溶解度パラメーターが8.6〜10.6の範囲内である有機溶剤(A)と溶解度パラメーターが7.4〜8.4の範囲内である有機溶剤(B)の比がA/B=95/5〜55/45の範囲内であることが好ましく、より好ましくは、A/B=93/7〜60/40の範囲である。A/Bの比がこの範囲内であることで、導電性ペースト中の導電性粉末の沈降を防止できる。溶解度パラメーターが7.4〜8.4の範囲内である有機溶剤(B)が5未満の場合、導電性粉末の沈降を防止できなくなり、また、溶解度パラメーターが7.4〜8.4の範囲内である有機溶剤(B)が45を越えると、バインダー樹脂の溶解性が不良となり、不均一な導電性ペーストとなる問題や粘度が高くなる問題があり、実用に供せない。
導電性粉末 :湿式還元法により製造されたもので平均粒径1.19μm、比表面積1.12m2/g、タップ密度4.8g/cm3のAg粉末を用いた。
フリットガラス:酸化ビスマス(48.1重量%)、二酸化ケイ素(27.5重量%)、酸化ホウ素(14.2重量%)、酸化亜鉛(2.6重量%)、酸化アルミニウム(2.8重量%)、酸化ジルコニウム(4.8重量%)の成分比を持ち、平均粒子径が0.9μm、ガラス転移点(Tg)が465℃、熱軟化点(Ts)が510℃のものを用いた。
バインダー樹脂(1):エチルセルロース(ハーキュリーズ社製)
バインダー樹脂(2):TR−2500(根上工業社製)
モノマー :ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
光重合開始剤 :ベンゾフェノン
有機溶剤(1) :ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート
有機溶剤(2) :ジエチレングリコールモノブチルエーテル
有機溶剤(3) :トリエチレングリコールモノブチルエーテル
有機溶剤(4) :ジプロピレングリコールn−プロピルエーテル
有機溶剤(5) :プロピレングリコールn−プロピルエーテル
有機溶剤(6) :トリプロピレングリコールメチルエーテル
有機溶剤(7) :プロピレングリコールフェニルエーテル
有機溶剤(8) :ジプロピレングリコールメチルエーテル
有機溶剤(9) :プロピレングリコールn−ブチルエーテル
有機溶剤(10) :2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート
有機溶剤(11) :2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールジイソブチレート
有機溶剤(12) :トリプロピレングリコールn−ブチルエーテル
有機溶剤(13) :シクロヘキサン
有機溶剤(14) :1,4−ジオキサン
(実施例1〜13、参考例1、2、比較例1〜2)
表1に示した組成、比率で各材料を計量後、混合し、3本ローラーで混練して17種類の導電性ペーストを得た(ペーストNo.1〜17)。
次に、書き込み電極として、340×260×2.8mmサイズのガラス基板(PD−200;旭硝子(株)製)を使用してAC(交流)型プラズマディスプレイパネルの背面板を形成した。
Claims (9)
- ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノ−2−エチルヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノ−2−エチルヘキシルエーテル、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、テルピネオール、プロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコール−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコール−n−プロピルエーテル、プロピレングリコール−n−ブチルエーテル、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールジアセテート、プロピレングリコールフェニルエーテルから選ばれる有機溶剤(A)と2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールジイソブチレート、ジプロピレングリコール−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコール−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテルから選ばれる有機溶剤(B)とを混合して用いることを特徴とする導電性ペースト。
- 前記有機溶剤(A)と前記有機溶剤(B)の比が下記に示される範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の導電性ペースト。
A/B=95/5〜55/45 - 前記有機溶剤(A)および前記有機溶剤(B)の分子量がいずれも90〜800の範囲内であることを特徴とする請求項1または2に記載の導電性ペースト。
- 前記有機溶剤(A)および前記有機溶剤(B)の沸点がいずれも150〜300℃の範囲内であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の導電性ペースト。
- 導電性ペーストが導電性粉末を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の導電性ペースト。
- 導電性粉末がAg、Au、Pd、Ni、Cu、AlおよびPtの群から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項5記載の導電性ペースト。
- 導電性ペーストが感光性有機成分を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の導電性ペースト。
- プラズマディスプレイパネル用部材のストライプ状電極の形成に用いられることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の導電性ペースト。
- 導電性ペーストを基板上に塗布して乾燥する工程を含む方法によりストライプ状電極を形成するプラズマディスプレイパネル用部材の製造方法であって、該導電性ペーストとして請求項1〜8のいずれかに記載の導電性ペーストを用いることを特徴とするプラズマディスプレイパネル用部材の製造方法。
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