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JP4443019B2 - 配送用帳票 - Google Patents

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JP4443019B2
JP4443019B2 JP2000320777A JP2000320777A JP4443019B2 JP 4443019 B2 JP4443019 B2 JP 4443019B2 JP 2000320777 A JP2000320777 A JP 2000320777A JP 2000320777 A JP2000320777 A JP 2000320777A JP 4443019 B2 JP4443019 B2 JP 4443019B2
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slip
postcard
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JP2000320777A
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小百合 久芳
雄二 清水
英之 板倉
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、百貨店業界、通信販売業界、ブライダル業界等で行われているカタログギフト用のカタログを配送する際に好適に利用される配送用帳票に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の配送用帳票として、例えば特開昭60−199695号公報に見られるように、贈答品のカタログと申込みハガキ等を一冊に綴じ合わせた形態のものが知られている。この帳票を利用することにより、被贈答者はカタログから商品を選定し、申込みハガキにて当該商品を申し込むことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術で述べた配送用帳票は、前述のようにカタログと申込みハガキ等が一冊に綴じ合わされた形態となっているが、カタログを送付する配送伝票は別に用意し、申込みハガキ等と配送伝票の印字情報をマッチングする必要があった。また、一冊に綴じ合わされた形態となっているため、印字情報については、店舗等で使用している汎用のカット紙プリンタでの出力ができないという問題点があった。
【0004】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、カット紙プリンタでの処理が可能で、マッチング作業の軽減を図ることができ、また必要に応じて帳票の各部分を剥離紙から容易に剥がすことができる配送用帳票を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明である配送用帳票は、配送伝票部とその配送伝票部との印字情報のマッチングが必要な通信シート部とを隣接して設けた上紙と、その上紙の裏面に擬似接着剤を介して貼り合わせられたタック紙とで構成した配送用帳票であって、配送伝票部と通信シート部の境界に、タック紙の剥離紙の上まで至るハーフカットを入れ、配送伝票部を、配達票、貼付票及び店舗控で構成し、それらの分割部にタック紙の上までのハーフカット又はハーフミシンを入れ、通信シート部に、申込みハガキ、申込み控、受付控を区画し、申込みハガキと申込み控とを合わせた部分が受付控の部分と二つ折りで重なるようにこれらを配置するとともに、受付控の下側に位置するタック紙の表面に申込みハガキの宛名を印刷し、タック紙から剥がす必要のある上紙の所定領域の裏面、すなわち配送伝票部における配達票、貼付票及び店舗控の裏面と通信シート部における受付控の裏面に剥離インキを印刷し、受付控と申込み控及び申込みハガキとの間に、タック紙における剥離紙の上までハーフミシンを入れ、申込み控と申込みハガキの間にタック紙の上までハーフカットを入れるとともに、タック紙における申込み控と申込みハガキとの間の境界線を受付控の部分まで伸ばした線上に、剥離紙の上までのハーフミシンを入れたことを特徴としている。
【0008】
請求項に記載の発明である配送用帳票は、請求項1に記載の配送用帳票において、上紙における所定領域を剥がすキッカケとなる角部分に、擬似接着剤を塗布しない糊抜き部分を残したことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る配送用帳票の一例を示す平面図であり、ここではカタログギフト向けの配送用帳票に適用した例を示している。また、図2は図1に示す配送用帳票を構成する上紙とその裏面に貼り合わせるタック紙とを分離状態で別々に示す平面図、図3は図1に示す配送用帳票の断面図である。
【0014】
上紙Aは、上質紙、インクジェット用紙、再生紙等の印字適性のある用紙1の裏面の所定領域に剥離インキ2を印刷したものであり、また、タック紙Bは、上質紙3の裏面に粘着剤4を介して剥離紙5を貼り合わせたものである。そして、図1の配送用帳票は、上紙Aの裏面に擬似接着剤6を介してタック紙Bが貼り合わされた層構成になっている。
【0015】
上紙Aには配送伝票部10と通信シート部20とが隣接して設けられており、配送伝票部10は配達票11と貼付票12と店舗控13に区画され、通信シート部20は受付控21と申込み控22と申込みハガキ23に区画されている。そして、配送伝票部10と通信シート部20の境界には、タック紙Bの剥離紙5の上まで至るハーフカットaが入れられている。
【0016】
また、図示の例では、上辺に帯部分30が設けられている。また、この帯部分30の境界線にはタック紙Bの剥離紙5の上まで至るハーフカットaが入れられている。このような帯部分は、帳票の四方、或いは少なくともプリンタの搬送方向に平行する一辺、或いは分割するために設けたハーフカットに対して直交する一辺に設けられていればよく、その幅は5〜10mm程度である。
【0017】
配送伝票部10の配達票11と貼付票12と店舗控13は使用時にそれぞれタック紙Bから剥がす必要があるので、その上紙Aの裏面には剥離インキ2を印刷している。また、通信シート部20の受付控21も使用時に剥がすので、その上紙Aの裏面に剥離インキ2を印刷している。図1及び図2において斜線で囲った部分は上紙Aの裏面に剥離インキ2を印刷した領域を示している。そして、図4に示すように、上紙Aにおけるそれらの所定領域を剥がすキッカケとなる角部分には、擬似接着剤6を塗布しない糊抜き部分14,15,24を残している。
【0018】
また、通信シート部20における受付控21の下側に位置するタック紙Bの表面に申込みハガキ23の宛名が印刷されている。
【0019】
また、受付控21と、申込み控22及び申込みハガキ23との間に、タック紙Bにおける剥離紙5の上までのハーフミシンαが入れられている。
【0020】
また、配送伝票部10の配達票11と貼付票12と店舗控13の分割部、及び申込み控22と申込みハガキ23の間に、タック紙Bの上までのハーフカットbが入れられている。
【0021】
また、タック紙Bには、申込み控22と申込みハガキ23との間の境界線を受付控21の部分まで伸ばした線上に、剥離紙5の上までのハーフミシンβが入れられている。
【0022】
上紙Aとタック紙Bを貼り合わせる擬似接着剤6としては、例えば、ウレタン系、アクリル系などの熱可塑性樹脂を使用することができ、フレキソ法、グラビア法などの公知の印刷法又はコーティング法によって、厚み0.1〜50μm程度に塗布し、貼り合わせ後に、必要に応じて乾燥させる。上紙Aとタック紙Bは、接着剤(又は樹脂)が乾燥していない状態で貼り合わせるウェット又はセミウェットラミネート方式、熱圧着方式や感圧方式によって貼り合わせる。
【0023】
剥離インキ2としては、上紙Aの所定領域がタック紙Bから容易に剥離できるような接着性の低い樹脂を使用することが好ましく、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン等のオレフィン系(共)重合体を用いることが最も好ましいが、他にも、ポリスチレン、ポリビニルブチラール、酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、セルロース樹脂等の熱可塑性樹脂が用いられる。また、所望に応じて、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、スリップ剤、帯電防止剤、防曇剤、着色剤、フィラー等が添加されていてもよい。剥離インキ2の塗布量・塗布厚は特に限定されないが、好ましくは、塗布量は0.1〜10μmである。
【0024】
粘着剤4としては、アクリル系粘着剤が最も好ましいが、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、シリコーンゴム系粘着剤等でもよい。粘着剤4の塗布量・塗布厚は特に限定されないが、好ましくは、塗布量は0.1〜50g/m2 であり、塗布厚は0.1〜50μmである。
【0025】
図5は上記構成からなる配送用帳票の使用方法を示すもので、以下にその具体的な使用手順について説明する。
【0026】
まず、図1に示す配送用帳票をノンインパクト方式或いはインクジェット方式のカット紙プリンタかけて、各欄に所定の事項を印字する。この場合、上辺に帯部分30が設けられているので、スムーズに印字を行うことができる。
【0027】
プリンタによる印字を終えた後、図5(A)に示すように、受付控21と申込み控22と申込みハガキ23とからなる通信シート部20の部分を剥離紙5より剥がす。そして、この剥がした通信シート20をハーフミシンαの部分で半分に折り曲げて粘着剤4同士を貼り合わせ、図5(B)に示す状態にする。
【0028】
次に、図5(C)に示すように、貼り合わせを行った受付控21と申込み控22と申込みハガキ23から、受付控21を作業現場で剥がして保管する。このように受付控21を剥がすと、その下面に申込みハガキ23の宛名面が印刷されており、所定の宛先に届くハガキとして使用できる。そして、申込み控22と申込みハガキ23は、送付するカタログと一緒に段ボールの中に梱包する。
【0029】
一方、配送用帳票に残っている配送伝票部10を剥離紙5から剥がして段ボール箱に貼付する。配送伝票部10の店舗控13は作業現場で剥がして保管し、配達票11は運送会社のドライバーが剥がして、搬送先にに受領印を貰った後、持ち帰って運送会社で保管する。
【0030】
配送先では、カタログから商品を選定し、申込みハガキ23に商品名等を記載し、申込みハガキ23と申込み控22をハーフミシンβにて切り離してから申込みハガキ23をポストに投函する。
【0031】
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明による配送用帳票は、上記実施の形態に何ら限定されるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは当然のことである。
【0032】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明である配送用帳票は、配送伝票部とその配送伝票部との印字情報のマッチングが必要な通信シート部とを隣接して設けた上紙と、その上紙の裏面に擬似接着剤を介して貼り合わせられたタック紙とで構成した配送用帳票であって、配送伝票部と通信シート部の境界に、タック紙の剥離紙の上まで至るハーフカットを入れ、配送伝票部を、配達票、貼付票及び店舗控で構成し、それらの分割部にタック紙の上までのハーフカット又はハーフミシンを入れ、通信シート部に、申込みハガキ、申込み控、受付控を区画し、申込みハガキと申込み控とを合わせた部分が受付控の部分と二つ折りで重なるようにこれらを配置するとともに、受付控の下側に位置するタック紙の表面に申込みハガキの宛名を印刷し、タック紙から剥がす必要のある上紙の所定領域の裏面、すなわち配送伝票部における配達票、貼付票及び店舗控の裏面と通信シート部における受付控の裏面に剥離インキを印刷し、受付控と申込み控及び申込みハガキとの間に、タック紙における剥離紙の上までハーフミシンを入れ、申込み控と申込みハガキの間にタック紙の上までハーフカットを入れるとともに、タック紙における申込み控と申込みハガキとの間の境界線を受付控の部分まで伸ばした線上に、剥離紙の上までのハーフミシンを入れたことを特徴としているので、カット紙プリンタでの印字が可能となり、マッチング作業の軽減を図ることができる。
【0033】
そして、配送伝票部と通信シート部の境界に、タック紙の剥離紙の上まで至るハーフカットを入れたことにより、剥離紙から容易に帳票の各部分を剥がすことができ、配送伝票部を、配達票、貼付票及び店舗控で構成し、それらの分割部にタック紙の上までのハーフカット又はハーフミシンを入れたことにより、それぞれの片を容易に剥離することができ、通信シート部に、申込みハガキ、申込み控、受付控を区画し、申込みハガキと申込み控とを合わせた部分が受付控の部分と二つ折りで重なるようにこれらを配置するとともに、受付控の下側に位置するタック紙の表面に申込みハガキの宛名を印刷したことにより、受付控を剥がすと申込みハガキの宛名面が印刷されていることから、そのまま宛先の決まったハガキとして使用でき、タック紙から剥がす必要のある上紙の所定領域の裏面に剥離インキを印刷したことにより、タック紙と貼り合わせた際の接着力を調整でき、またタック紙の表面にカラー絵柄で広告等の印刷も行え、受付控と申込み控及び申込みハガキとの間に、タック紙における剥離紙の上までハーフミシンを入れたことにより、剥離紙から通信シート部を一度に剥離した後に、これを容易に半分に折り曲げて粘着面同士を貼り合わせることができ、申込み控と申込みハガキの間にタック紙の上までハーフカットを入れるとともに、タック紙における申込み控と申込みハガキとの間の境界線を受付控の部分まで伸ばした線上に、剥離紙の上までのハーフミシンを入れたことにより、貼り合わせ後の申込み控と申込みハガキを切り取って分割することができる。
【0035】
請求項に記載の発明である配送用帳票は、請求項1に記載の配送用帳票において、上紙における所定領域を剥がすキッカケとなる角部分に、擬似接着剤を塗布しない糊抜き部分を残したことを特徴としているので、上記効果に加えて、キッカケがあることで所定領域を剥がすのが容易となる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配送用帳票の一例を示す平面図である。
【図2】図1に示す配送用帳票を構成する上紙とその裏面に貼り合わせるタック紙とを分離状態で別々に示す平面図である。
【図3】図1に示す配送用帳票の断面図である。
【図4】擬似接着剤を塗布状態を示す説明図である。
【図5】図1に示す配送用帳票の使用方法を示す説明図である。
【符号の説明】
A 上紙
B タック紙
1 用紙
2 剥離インキ
3 上質紙
4 粘着剤
5 剥離紙
6 擬似接着剤
10 配送伝票部
11 配達票
12 貼付票
13 店舗控
14,15 糊抜き部分
20 通信シート部
21 受付控
22 申込み控
23 申込みハガキ
24 糊抜き部分
a,b ハーフカット
α,β ハーフミシン

Claims (2)

  1. 配送伝票部とその配送伝票部との印字情報のマッチングが必要な通信シート部とを隣接して設けた上紙と、その上紙の裏面に擬似接着剤を介して貼り合わせられたタック紙とで構成した配送用帳票であって、配送伝票部と通信シート部の境界に、タック紙の剥離紙の上まで至るハーフカットを入れ、配送伝票部を、配達票、貼付票及び店舗控で構成し、それらの分割部にタック紙の上までのハーフカット又はハーフミシンを入れ、通信シート部に、申込みハガキ、申込み控、受付控を区画し、申込みハガキと申込み控とを合わせた部分が受付控の部分と二つ折りで重なるようにこれらを配置するとともに、受付控の下側に位置するタック紙の表面に申込みハガキの宛名を印刷し、タック紙から剥がす必要のある上紙の所定領域の裏面、すなわち配送伝票部における配達票、貼付票及び店舗控の裏面と通信シート部における受付控の裏面に剥離インキを印刷し、受付控と申込み控及び申込みハガキとの間に、タック紙における剥離紙の上までハーフミシンを入れ、申込み控と申込みハガキの間にタック紙の上までハーフカットを入れるとともに、タック紙における申込み控と申込みハガキとの間の境界線を受付控の部分まで伸ばした線上に、剥離紙の上までのハーフミシンを入れたことを特徴とする配送用帳票。
  2. 紙における所定領域を剥がすキッカケとなる角部分に、擬似接着剤を塗布しない糊抜き部分を残したことを特徴とする請求項1に記載の配送用帳票。
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