JP4335584B2 - エレベータかご室の鏡取付装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はエレベータのかご室の鏡取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のエレベータのかご室の鏡取付装置においては、フレームに保持されてかご室壁面に装着される鏡は、この鏡の裏面に対向して配置されかつ一端がかご室壁面にそれぞれ締結された第1金具及び第2金具によりフレームを介して支持され、さらにフレームの端面に挿通されて第2金具にねじ込まれた締結子によって保持されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実開昭58−134374号公報(第1図〜第4図、実用新案登録請求の範囲)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のエレベータのかご室の鏡取付装置にあっては、締結子が表面に突出しているため、見栄えが悪く、締結子の突出部や段差に物を引っ掛けたりすることがあった。また、露出した締結子は一般の利用者の手に触れることができるので、いたずら等で締結子が外されて鏡とフレームがぐらついたり、場合によっては落下することがあった。また、フレームとかご室壁面との間には第1金具、第2金具を介在するための隙間が発生し、物が挟まれたりすることがあった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、鏡板を取り付けるための取り付け用ねじ類をフレームの背面側に隠すことにより、意匠性を向上させるとともに、ねじに引っ掛けたり、ねじが外されたりすることのないエレベータのかご室の鏡取付装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベータのかご室の鏡取付装置は、かご室の側壁に周囲を口字状のフレームにより囲まれた鏡板を取り付けたものにおいて、両端部が斜めに切断され、この切断面を互いに突き合わせ接合されて鏡板の四端辺を包囲する口字状フレームを構成するそれぞれが断面コ字状に形成された左右両側部フレーム、上側部フレーム及び下側部フレームと、この突き合わせ接合された左右両側面部フレームの両端部と上側部フレーム及び下側部フレームの両端部との間に跨ってコ字状内でかつ鏡板の背面側にそれぞれ配置され、互いに隣接するフレーム同士を連結するフレーム連結具と、かご室側壁に設けたフレーム連結ねじ貫通穴を通して左右両側部フレーム、上側部フレーム及び下側部フレームの各両端部と各フレーム連結具の両端部とを締結するフレーム連結ねじと、左右両側部フレーム、上側部フレーム及び下側部フレームの背面側にそれぞれ設けられ、かご室側壁に設けられた複数のフレーム固定穴に挿入されたフレーム固定用養殖ねじと、かご室側壁の反対側からフレーム固定用養殖ねじに締め付け固定されたフレーム固定用ナットとを備え、フレーム連結ねじ貫通穴は、フレームのかご側壁への取付時にフレーム連結ねじの頭部が干渉しないようにかご室側壁に設けたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのかご室を縦断して示す透視図、図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータかご室の鏡取付装置の構造を示す拡大正面図、図3は同じく拡大側面図、図4は同じく拡大平面図、図5は図2のI部の拡大図、図6は図5のVI―VI線に沿った断面図、図7は図2のVII―VII線に沿った断面図である。
図において、エレベータのかご室は、かご室側壁1と、かご室上面の天井板2と、かご室の床面となる床板3とから構成されており、かご室側壁1の一側前面には周囲を口字状のフレーム4で囲まれた鏡板5が取り付けられている。口字状のフレーム4は断面コ字状に形成された左右の両側部フレーム4aと、同じく断面コ字状に形成された上側部フレーム4b及び下側部フレーム4cとから構成され、これら各フレーム4a、4b、4cにより鏡板5の左右端、上下端の四端辺が包囲されている。左右両側部フレーム4aの両端部と、上側部フレーム4b及び下側部フレーム4cの両端部は斜め45度に切断され、この切断面を互いに突き合わせ接合されている。この突き合わせ接合された左右両側部フレーム4aの両端部と、上側部フレーム4b及び下側部フレーム4cの両端部との間に跨ってフレーム連結金具6が配置されている。このフレーム連結金具6は口字状フレーム4の四隅の隅角部におけるコ字状部内でかつ鏡板5の背面側に配置されている。上記左右両側部フレーム4aの両端部と、上側部フレーム4b及び下側部フレーム4cの両端部とは、上記フレーム連結金具6の両端部とともに上記かご側壁1側方向からフレーム連結ねじ7によって締め付け固定することにより互いに連結され、全体として鏡板5の周囲を口字状のフレーム4で囲んだ構造体が構成される。かご室側壁1にはフレーム連結ねじ7の頭部が貫通するフレーム連結ねじ貫通穴8が設けられている。左右両側部フレーム4aの背面の上下4箇所にはフレーム固定用養殖ねじ9aが設けられている。また、上側部フレーム4b及び下側部フレーム4cの背面のほぼ中央の1箇所にはフレーム固定用養殖ねじ9b及び9cがそれぞれ設けられている。上記フレーム固定用養殖ねじ9a、9b、9cはかご室側壁1に設けられた複数のフレーム固定穴10に挿入され、かご室側壁1の反対側からフレーム固定用ナット11により締め付け固定されることにより、鏡板5がフレーム4を介してかご室側壁1に固定される。
なお、かご室側壁1にフレーム4をフレーム固定用養殖ねじ9a、9b、9cとフレーム固定用ナット11により締め付けていく際、かご室側壁1とフレーム連結ねじ7の頭部が互いに干渉しないようにかご室側壁1にフレーム連結ねじ貫通穴8が設けらる。また、鏡板5の背面周縁部には保護用緩衝材12が設けられる。
【0008】
この発明の実施の形態1によれば、フレーム連結ねじ7、フレーム固定用養殖ねじ9a、9b、9c、フレーム固定用ナット11をフレーム4の背面側に隠すことができるので、一般の利用者に見えることがなく意匠性が向上する。また一般の利用者がねじに触れることがないので、手や物をねじに引っ掛けることもなく、いたずら等でねじが外されて鏡とフレームがぐらついたり、落下することがない。また、かご室側壁1にフレーム4をフレーム固定用養殖ねじ9a、9b、9cとフレーム固定用ナット11により締め付けていく際、かご室側壁1とフレーム連結ねじ7の頭部が互いに干渉しないようにかご室側壁1にフレーム連結ねじ貫通穴8が設けられているので、かご室側壁1とフレーム4を完全に密着固定させることができ、一般利用者の手や物を挟み込むような隙間が発生しない。
【0009】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、両端部が斜めに切断され、この切断面を互いに突き合わせ接合されて鏡板の四端辺を包囲する口字状フレームを構成するそれぞれが断面コ字状に形成された左右両側部フレーム、上側部フレーム及び下側部フレームと、この突き合わせ接合された左右両側面部フレームの両端部と上側部フレーム及び下側部フレームの両端部との間に跨ってコ字状内でかつ鏡板の背面側にそれぞれ配置され、互いに隣接するフレーム同士を連結するフレーム連結具と、かご室側壁に設けたフレーム連結ねじ貫通穴を通して左右両側部フレーム、上側部フレーム及び下側部フレームの各両端部と各フレーム連結具の両端部とを締結するフレーム連結ねじと、左右両側部フレーム、上側部フレーム及び下側部フレームの背面側にそれぞれ設けられ、かご室側壁に設けられた複数のフレーム固定穴に挿入されたフレーム固定用養殖ねじと、かご室側壁の反対側からフレーム固定用養殖ねじに締め付け固定されたフレーム固定用ナットとを備え、フレーム連結ねじ貫通穴は、フレームのかご側壁への取付時にフレーム連結ねじの頭部が干渉しないようにかご室側壁に設けたので、鏡板を取り付けるための取り付け用ねじ類をフレームの背面側に隠すことができ、一般の利用者に見えることがなく意匠性が向上する。また一般の利用者がねじに触れることがないので、手や物をねじに引っ掛けることもなく、いたずら等でねじが外されて鏡とフレームがぐらついたり、落下することがない。また、かご室側壁とフレームを完全に密着固定させることができ、一般利用者の手や物を挟み込むような隙間が発生しないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1におけるエレベータのかご室を縦断して示す透視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1におけるエレベータかご室の鏡取付装置の構造を示す拡大正面図である。
【図3】 エレベータかご室の鏡取付装置の構造を示す拡大側面図である。
【図4】 エレベータかご室の鏡取付装置の構造を示す拡大平面図である。
【図5】 エレベータかご室の鏡取付装置の構造を示す図2のI部の拡大図である。
【図6】 エレベータかご室の鏡取付装置の構造を示す図5のVI―VI線に沿った断面図である。
【図7】 エレベータかご室の鏡取付装置の構造を示す図2のVII―VII線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 かご室側壁
2 天井板
3 床板
4 口字状のフレーム
4a 左右両側部フレーム
4b、4c 上側部フレーム及び下側部フレーム
5 鏡板
6 フレーム連結金具
7 フレーム連結ねじ
8 フレーム連結ねじ貫通穴
9a、9b、9c フレーム固定用養殖ねじ
10 フレーム固定穴
11 フレーム固定用ナット
12 保護用緩衝材
Claims (1)
- かご室の側壁に周囲を口字状のフレームにより囲まれた鏡板を取り付けたエレベータかご室の鏡取付装置において、両端部が斜めに切断され、この切断面を互いに突き合わせ接合されて前記鏡板の四端辺を包囲する口字状フレームを構成するそれぞれが断面コ字状に形成された左右両側部フレーム、上側部フレーム及び下側部フレームと、この突き合わせ接合された左右両側面部フレームの両端部と上側部フレーム及び下側部フレームの両端部との間に跨って前記コ字状内でかつ鏡板の背面側にそれぞれ配置され、互いに隣接するフレーム同士を連結するフレーム連結具と、前記かご室側壁に設けたフレーム連結ねじ貫通穴を通して前記左右両側部フレーム、上側部フレーム及び下側部フレームの各両端部と前記各フレーム連結具の両端部とを締結するフレーム連結ねじと、前記左右両側部フレーム、上側部フレーム及び下側部フレームの背面側にそれぞれ設けられ、前記かご室側壁に設けられた複数のフレーム固定穴に挿入されたフレーム固定用養殖ねじと、前記かご室側壁の反対側から前記フレーム固定用養殖ねじに締め付け固定されたフレーム固定用ナットとを備え、前記フレーム連結ねじ貫通穴は、フレームのかご側壁への取付時にフレーム連結ねじの頭部が干渉しないようにかご室側壁に設けたことを特徴とするエレベータかご室の鏡取付装置。
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