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JP4325463B2 - クレンジング化粧料 - Google Patents

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本発明は、油性メークアップ化粧料とのなじみが良好でありながら、水での洗い流しに優れ、しかも洗い流し時にはべたつかず、さっぱりとした使用感が得られ、かつ保湿性が持続し、臭気の経時安定性に優れたクレンジング化粧料に関する。
クレンジング化粧料は、メークアップ化粧料や皮脂などに起因する脂汚れを落とすために、広く使用されている。近年のメークアップ化粧料は、化粧持ちに優れたものが消費者に好まれていているが、一度の洗浄でこれら落ちにくい化粧料を完全に除去することできるクレンジング化粧料が望まれている。このような状況下で、従来市販されているクレンジング化粧料は、これらメークアップ化粧料や脂溶性成分を落とすことに注力しているため、W/O型エマルジョンや油性成分を高配合しているO/W型エマルジョンであるクレンジング化粧料が主体である。これらは、油性汚れに対して良好な洗浄性を有するものの、水によるすすぎによって皮膚から完全に除去することができず、皮膚に油性感やべたつき感が残るという問題があった。したがって、油性成分を含むものあるいはW/O型エマルジョンのクレンジング化粧料は、ティッシュペーパーやコットンなどで拭き取り、さらに洗顔料などで洗浄する必要があった。
べたつき感を改善する目的で、油性成分を含有しない、あるいは、油性成分を限定したクレンジング化粧料も開発されてきたが、これらは油性汚れに対する洗浄性に劣っていて、洗浄効果を高めようとすると、非イオン性界面活性剤の配合量を高めなければならず、経時的な安定性にも劣っていた。また、水で容易に洗い流すことができるタイプでは、使用後の肌に充分なうるおいが与えられていなかった。即ち、油性汚れに対して充分な洗浄効果があり、水での洗い流しが良好で、使用感がべたつかずに、さっぱりしていて、使用後に充分な保湿効果が得られ、かつ臭気の経時安定性に優れているクレンジング化粧料の開発が望まれていた。
このような状況下にあって、いくつかの解決手段が提案されている。
例えば、親水性非イオン性界面活性剤として、ポリオキシエチレンソルビトールラウリン酸エステル、ステアリン酸エステル、オレイン酸エステルといったポリオキシエチレンソルビトールの脂肪酸エステルが用いられている(例えば特許文献1)。また、ポリオキシエチレンソルビタンイソステアリン酸エステルといったポリオキシエチレンソルビタンの脂肪酸エステル、あるいは、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリン、ポリオキシエチレンオレイン酸グリセリン、ポリオキシエチレンステアリン酸グリセリン、ポリオキシエチレンイソステアリン酸グリセリンといったポリオキシエチレン脂肪酸グリセリン、あるいは、ポリエチレングリコールモノイソステアリン酸エステル、ジイソステアリン酸エステル、ジオレイン酸エステルといったポリエチレングリコールの脂肪酸エステルなどが用いられている(たとえば特許文献2、特許文献3、特許文献4)。
しかし、オレイン酸エステルでは、洗浄効果があるものの、使用感および臭気の経時安定性に劣り、ラウリン酸エステルでは洗浄性に優れているものの、皮膚刺激性がありつっぱり感が生じ、ステアリン酸エステルではハンドリングの面で劣るばかりか、さっぱりとした使用感が得られない。また、直鎖のポリエチレングリコール骨格を持つエステルでは充分な洗浄効果、保湿効果が得られない。グリセリン骨格を持つエステルでは、エステル化率によって、水での洗い流しが劣ったり、充分な保湿効果が得られない。また、ソルビタン骨格を持つエステルでは洗浄効果に劣るばかりか、べたつき感が生じてしまい、目的の効果が得られない。
特開平10−36221号公報 特開平8−301725号公報 特開平11−199438号公報 特開平8−92032号公報
このような状況において、本発明は、油性メークアップ化粧料や脂溶性成分とのなじみが良好で、水での洗い流しに優れ、べたつかず、さっぱりとした使用感であり、保湿性が持続し、かつ臭気の経時安定性に優れたクレンジング化粧料を提供することを課題とする。
すなわち本発明は、
(1) 下記式(I)で示されるポリオキシアルキレンポリオールイソステアリン酸エステルを含有することを特徴とする、クレンジング化粧料。
Z{O−[(EO)m(PO)n]−R} (I)
(式中、Zがソルビトール残基、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基、Rはイソステアリン酸残基あるいは水素原子で、エステル化率は15〜85%である。mおよびnはそれぞれオキシエチレン基、オキシプロピレン基の平均付加モル数で、n=0であり、1≦m+n≦10、m/(m+n)≧0.8を満たす。オキシエチレン基とオキシプロピレン基はブロック状に付加していてもランダム状に付加していてもよい。)
(2)油性成分を0.1〜80重量%含有する前記のクレンジング化粧料。
(3)保湿剤を0.1〜20重量%含有する前記のクレンジング料である。
本発明は、油性メークアップ化粧料とのなじみが良好でありながら、水での洗い流しに優れ、拭き取らなくても油分を洗い流すことができ、しかも洗い流し時にはべたつかず、さっぱりとした使用感が得られ、保湿性が持続し、長時間保管しても臭気の発生のない優れたクレンジング化粧料を提供することができる。
以下に更に詳細に発明の説明をする。
式(I)で示されるポリオキシアルキレンポリオールイソステアリン酸エステルにおいて、Zは炭素数5以上、水酸基を5個以上を持つ水酸基を除いた炭化水素残基であり、ペンチトール、キシリトール、マンニトール、ソルビトール、イノシトール、ガラクチトールなどの多価アルコールの残基が挙げられる。好ましくは炭素数5〜12、水酸基を5〜12個有する炭化水素残基であり、より好ましくはソルビトールである。グルコース、スクロース、のような糖では水酸基以外に酸素原子を含有するため、べたつき感が生じてしまい、直鎖のポリエチレングリコール、グリセリン、ソルビタンのような炭素数、または水酸基数が少ない多価アルコールでは充分な洗浄効果および保湿効果が得られない。
EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基である。
Rはイソステアリン酸残基あるいは水素原子で、多価アルコール残基が有する全水酸基に対してエステル化される個数の割合をエステル化率とすると、エステル化率は15〜85%であり、好ましくは、30〜70%である。85%より高いと、洗浄性には優れるが、水での洗い流しの際に皮膚に残存してしまい、保湿効果もえられない。15%より低いと、洗い流しは良好であるが、油性汚れに対する洗浄性に劣る。
イソステアリン酸としては、16−メチルへプタデカン酸、2−ヘプチルウンデカン酸、2−オクチルデカン酸など種々の部位に分岐構造を含有した炭素数18の脂肪酸であり、これらの混合物でもよい。
Rがイソステアリン酸以外の脂肪酸の残基、例えば、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸の残基である場合、べたつき感やつっぱり感が生じ、求める使用感が得られず、オレイン酸では洗浄力に優れているのの、臭気の経時安定性に欠ける。
mおよびnは存在する水酸基に付加されるオキシエチレン基、オキシプロピレン基の平均付加モル数で、1≦m+n≦10、m/(m+n)≧0.8で、好ましくは3≦m+n≦8、さらに好ましくは3≦m+n≦8でn=0である。m+nが1より少ない場合、または10より多い場合、目的の洗浄効果が得られない。また、m/(m+n)が0.8より小さいと油性が強く、水での洗い流しに劣る。オキシエチレン基とオキシプロピレン基はブロック状に付加していてもランダム状に付加していてもよい。
式(I)で示されるポリオキシアルキレンポリオールイソステアリン酸エステルはオキシアルキレン基の付加モル数およびエステル化率によりHLBを調整でき、HLBが低い場合はそれ自身も油性成分として機能する。
式(I)の化合物は通常はクレンジング化粧料に1〜60重量%含有され、好ましくは5〜40重量%である。1重量%より少ないと、油性成分を安定配合することができず、60重量%より多いと、洗い上がりの際にべたつき感が生じてしまう。式(I)の化合物は1種または2種以上の混合物であってもよい。
ポリオキシアルキレンポリオールイソステアリン酸エステルは、公知の方法で製造することができる。例えば、ポリオールにアルキレンオキシドを付加反応して得られたポリオキシアルキレンポリオールとイソステアリン酸とのエステル化反応や低級アルコールのイソステアリン酸エステルとのエステル交換反応により得ることができる。エステル化の割合を調整することにより任意の化合物を得ることができる。
本発明のクレンジング化粧料は、水洗可能なクレンジング料であるが、油性汚れの除去を増すためには、さらに油性成分を配合するのがよい。油性成分の配合量は、好ましくは0.1〜80重量%であり、より好ましくは10〜50重量%である。80重量%より多いと洗浄性に優れているが、さっぱり感が十分でない可能性もあり、好ましくない。油性成分としては、クレンジング料に通常使用される成分を含有することができる。このような任意成分としては、例えば、ワセリン、スクワラン、スクワレン、マイクロクリスタリンワックス、流動パラフィン、流動イソパラフィン、ポリイソブテン、セレシンなどの炭化水素;オクチルアルコール、ノニルアルコール、デシルアルコール、ウンデシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、セトステアリルアルコール、イソセチルアルコール、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、アラキルアルコール、べへニルアルコール、ホホバアルコール、オクチルドデカノール、ヘキシルデカノールなどの炭素数8以上の高級アルコール;カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、2−エチルヘキサン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ミリストレイン酸、ヤシ油脂肪酸、牛脂脂肪酸、パーム油脂肪酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキジン酸、べヘン酸、アラキドン酸、エルカ酸などの炭素数6以上の高級脂肪酸およびこれらのトリグリセリド;セバシン酸ジエチル、2−エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸イソセチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸2−ヘキシルデシル、イソステアリン酸イソステアリル、トリイソステアリン酸トリメチルプロパン、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソセチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸エチル、ピバリン酸イソステアリル、イソステアリン酸イソプロピル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸2−エチルヘキシル、イソノナン酸イソデシル、イソノナン酸イソトリデシル、ジデカン酸ネオペンチルグリコールなどのエステル油;オリーブ油、トウモロコシ油、落花生油、菜種油、ゴマ油、大豆油、ヤシ油、パーム油、パーム核油、ヒマシ油、アマニ油、ホホバ油、ひまわり油、マカダミアナッツ油、茶実油、綿実油、シソ油、サフワラー油、キョウニン油、牛脂、豚脂などの動植物油脂;直鎖および環状のジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーンなどのシリコーンなどが挙げられる。より好ましくは炭化水素、エステル油、油脂である。またこれらを1種または2種以上用いてもよい。
本発明のクレンジング化粧料は、洗浄後に肌にうるおいを与えるが、さらに保湿剤を加えることにより効果的であり、好ましくは0.1〜20重量%、より好ましくは5〜10重量%である。20重量%より多いとべたつき感がでてくることもあり、好ましくない。保湿剤としては、クレンジング料に通常使用される任意の成分を含有することができる。このような任意成分としては、例えば、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、1,3−ブチレングリコール、3−メチル−1、3−ブチレングリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グルコース、ポリプロピレングリコール、ソルビトール、キシリトール、トレハロース、マルチトール、マンニトール、キトサン、尿素、ヒアルロン酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、リボ核酸ナトリウム、アスパラギン酸、アルギン酸ナトリウム、アラニン、グリシン、シスチン、システイン、セリン、アルギニン、リシン、アシタバエキス、アルテアエキス、アロエエキス、オイスターエキス、海藻エキス、カリンエキス、キイチゴエキス、キュウリエキス、クインスシードエキス、ゼニアオイエキス、プラセンタエキス、ヘチマエキス、ユリエキス、リンゴエキス、ローヤルゼリー、ラクトフェリンなどが挙げられる。好ましくは、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコールであり、これらの1種または2種以上を用いることができる。
本発明のクレンジング化粧料おいてはさらに必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で、化粧品、医薬品などに一般的に用いられている各種成分、すなわち、ビタミン類、紫外線吸収剤、水溶性高分子、酸化防止剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤、金属イオン封鎖剤、エタノール、カーボポールなどの増粘剤、防腐剤、色素、粉体類などが例示できる。
本発明のクレンジング化粧料は、式(I)で示されるポリオキシアルキレンポリオールイソステアリン酸エステル、油性成分、保湿剤、その他の任意成分を配合することができるが、上記の配合量において、合計して100重量%を越えない範囲で配合することができる。
以下に本発明例と比較例を挙げて本発明を更に詳しく説明する。
本発明例1〜10、比較例1〜11
(a)成分として請求項1記載の化合物、(a’)成分として比較物質、(b)成分として任意の油性成分、(c)成分として任意の保湿剤を選定し、表1の配合組成(重量%)にて下記方法にてクレンジング化粧料を調製し、その官能使用感を下記評価基準に基づき評価した。
表1に評価結果も合わせて示す。
<合成例 テトライソステアリン酸POE(30)ソルビトールの合成例>
ソルビトール182gと触媒として水酸化カリウム4.5gをオートクレーブ中に仕込み、オートクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、撹拌しながら140℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置によりエチレンオキシド1320gを滴下させ、2時間撹拌した。その後オートクレーブから反応組成物を取り出し、リン酸で中和してポリオキシエチレン(30)ソルビトールを得た。水酸基価は225であった。
得られたポリオシエチレン(30)ソルビトール1500gとイソステアリン酸(EMERSOL873;コグニス社製)1140gを200℃にて6時間反応させ、テトライソステアリン酸POE(30)ソルビトールを得た。水酸基価45であることからエステル化率66.7%であった。
合成例に準じて本発明例のポリオキシアルキレンポリオールイソステアリン酸エステルを合成し、本発明例1〜10のクレンジング化粧料を調整し、比較例と合わせて評価を行なった。
<調製方法>
各成分を80℃に加熱し、撹拌して可溶化した後、40℃まで冷却後、メチルパラベン、香料を添加して、クレンジング化粧料を得た。
<評価方法および評価基準>
女性パネル10名の上腕内側部に口紅を直径3cmの円形に塗布した。30℃、相対湿度30〜40%の恒温恒湿室にて30分間経過した後、本発明品および比較品を用いて、10秒間指でなじませ、水道水で洗い流し、次の3項目について評価した。
(1)洗浄効果
水道水で洗い流した直後の状態を以下の基準で評価した。
5:洗浄性が非常に良い。
4:洗浄性が良い。
3:洗浄性が普通。
2:洗浄性が悪い。
1:洗浄性が非常に悪い。
10名の平均値から3.5以上の場合洗浄効果は十分である評価した。
(2)使用感(すすぎ性)
上記(1)の評価を行なった後、ティッシュペーパーで水分を除いた直後の状態を以下の基準で評価した。
5:油分が洗い流され、全くべたつかない。
4:油分が洗い流せるが、少々べたつく。
3:油分が若干残り、べたつく。
2:油分が残りべたつく。
1:油分がかなり残り、非常にべたつく。
10名の平均値から3.5以上を使用感に優れていると評価した。
(3)保湿性
上記(2)の評価を行なった後、30分間の状態を以下の基準で評価した。
5:非常に潤い、潤いが長続きする。
4:非常に潤うが長続きしない。
3:直後は潤うが、潤いが長続きしない。
2:若干潤う。
1:潤わない。
10名の平均値から3.5以上を保湿性に優れていると評価した。
<経時安定性>
40℃にて3ヶ月間放置し、その臭気の安定性を下記の基準で評価した。10名の官能評価から、○以上を経時安定性に優れていると評価した。
◎:10名中、8名以上が劣化臭がないと評価。
○:10名中、6〜7名が劣化臭がないと評価。
△:10名中、3〜5名が劣化臭がないと評価。
×:10名中、2名以下が劣化臭ないと評価。
Figure 0004325463
本発明のクレンジング化粧料を用いた本発明例は、すべての性能を満足していた。
これに対し、テトラオレイン酸POE(30)ソルビトールを配合した比較例1〜3は洗浄効果はあるものの経時安定性が悪い。モノラウリン酸POE(6)ソルビトール、テトラステアリン酸POE(60)ソルビトールを配合した比較例4、5では使用感(すすぎ性)に劣り、さらに比較例4では経時安定性に劣っていた。ソルビタン骨格を有するモノイソステアリン酸POE(20)ソルビタンを配合した比較例6では洗浄効果に劣るばかりか、保湿性にも劣っていた。直鎖のポリオキシエチレングリコール骨格を有するPEG1000ジイソステアレートを配合した比較例7では洗浄効果、保湿性、経時安定性に劣っていた。グリセリン骨格を有する非イオン性界面活性剤を配合した比較例8〜11では、保湿性に劣っていた。特に、比較例8では経時安定性が、比較例9では洗浄効果が、比較例10、11では使用感(すすぎ性)に劣っていた。
このように比較例のクレンジング化粧料は何れも、洗浄効果、使用感(すすぎ性)、保湿性、経時安定性をすべて満たすものではない。

Claims (3)

  1. 式(I)で示されるポリオキシアルキレンポリオールイソステアリン酸エステルを含有することを特徴とする、クレンジング化粧料。
    Z{O−[(EO)m(PO)n]−R} (I)
    (式中、Zがソルビトール残基、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基、Rはイソステアリン酸残基あるいは水素原子で、エステル化率は15〜85%である。mおよびnはそれぞれオキシエチレン基、オキシプロピレン基の平均付加モル数で、n=0であり、1≦m+n≦10、m/(m+n)≧0.8を満たす。オキシエチレン基とオキシプロピレン基はブロック状に付加していてもランダム状に付加していてもよい。)
  2. 油性成分を0.1〜80重量%含有する請求項1に記載のクレンジング化粧料。
  3. 保湿剤を0.1〜20重量%含有する請求項1〜2のいずれか1項に記載のクレンジング化粧料。
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