JP4311620B2 - バックラッシュ除去ナット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、測定器の測定機器、精密機械のテーブル、押し出し成型機の金型等を往復移動させるのに使用される直線往復移動装置を構成しているリードスクリュとナットとの間に生じるバックラッシュを除去したバックラッシュ除去ナットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、リードスクリュとナットとの間に生じるバックラッシュを除去した発明として、図9に示す、リードスクリュのバックラッシュ除去機構がある(特許文献1参照。)。
【0003】
このバックラッシュ除去機構は、リードスクリュ901に2つのナット902,903をピン904と孔905との係合によって回転方向で一体に回転するように螺合させて、2つのナット902,903の間に設けたばね906によってナット902,903同士を離間する方向に付勢することで、2つのナット902,903のバックラッシュを除去した構成になっている。
【0004】
【特許文献1】
実公平2−18378号公報(第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のバックラッシュ除去機構は、2つのナット902,903をリードスクリュ901から取り外すと、2つのナット902,903とばね906とが分離して、2つのナット902,903とばね906とのいずれかを紛失するおそれがあった。
【0006】
本発明は、1つのナットを2つに分割したナットを雄ねじから外しても、2つに分割したナットが分離しないようにすることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、例えば、図4乃至図8を参照して示すと、本発明のバックラッシュ除去ナット(111、211)は、共通の雄ねじ(116)に螺合可能な第1ナット(112,212)及び第2ナット(113)と、前記第1ナット(112,212)と前記第2ナット(113)との間隔を変える方向に付勢する付勢部材(114)と、前記第1ナット(112,212)に形成されて前記第2ナット(113)と前記付勢部材(114)とを受け入れる受け入れ部(122,222)と、前記第2ナット(113)に突設されて径方向外側を向いた突部(115)と、前記受け入れ部(122,222)に形成されて、前記受け入れ部(122,222)の端部から前記突部(115)を受け入れて前記第1及び第2ナット(112,212)(113)の回転方向で前記突部(115)に係合する溝(124,224)と、前記受け入れ部(122,222)に挿入された前記第2ナット(113)と前記付勢部材(114)とが前記受け入れ部(122,222)から抜け出るのを阻止する抜け止め部材(118)と、を備え、
前記溝(124,224)が、前記受け入れ部(122,222)の内周面と外周面との間を貫通して設けられ、かつ該溝の外周側開口部に、前記突部(115)の径方向外側端が臨むように配置されてなることを特徴とする。
【0010】
本発明のバックラッシュ除去ナット(211)における前記受け入れ部(222)は(例えば図8参照)、前記第1ナット(212)に近い側から前記第2ナット(113)、前記付勢部材(114)の順に受け入れる。
【0011】
本発明のバックラッシュ除去ナット(111,211)における前記受け入れ部(122)は(例えば図4乃至図7参照)、前記第1ナット(121)に近い側から前記付勢部材(114)、前記第2ナット(113)の順に受け入れる。
【0012】
本発明のバックラッシュ除去ナット(111,211)における前記抜け止め部材(118)は、前記受け入れ部(122,222)に着脱可能に弾性を備えている。
【0016】
以上の構成のバックラッシュ除去ナット(111、211)において、第1ナット(112,212)の受け入れ部(122,222)に第2ナット(113)と付勢部材(114)を挿入して、突部(115)を溝(124,224)に進入させ、最後に抜け止め部材(118)で第2ナット(113)と付勢部材(114)の抜け止めをして、第1ナット(112,212)、付勢部材(114)、第2ナット(113)が一体化される。この組み立てにおいて、突部(115)は、溝(124)の中を移動して、撓むことなく溝(24)に係合する。
【0017】
第1ナット(122,222)と第2ナット(113)とが一体化されて雄ねじ(116)にねじ込まれた状態で、仮に、第1ナット(122,222)を回転止めして、雄ねじ(116)を回転させると、第1ナット(122,222)が移動する。このとき、第2ナット(113)は、雄ねじ(116)と一体に回転しようとする。しかし、第2ナット(113)は、突部(115)と溝(124)との係合によって、第1ナット(122,222)に回転規制されて、雄ねじ(116)の回転力を受けても、雄ねじ(116)と一体に回転することなく、第1ナット(122,222)と一体に移動する。
【0018】
第1ナット(1222,222)と第2ナット(113)を付勢部材(114)によって、離間方向に付勢してあるため、雄ねじ(116)の回転方向を変えても、バックラッシュを生じることなく移動することができる。
【0019】
なお、上記括弧内の符号は、図面と対照するためのものであって、何ら本発明を限定するものではない。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態のバックラッシュ除去ナットを図に基づいて説明する。
【0021】
本実施形態のバックラッシュを除去することのできるナットとこのナットが螺合したリードスクリュは、例えば、直線往復移動装置を構成して使用されるようになっている。直線往復移動装置は、例えば、測定機器、精密機械、押し出し成型機等の測定機器等に組み込まれて、テーブル、金型等を往復移動させるようになっている。
【0022】
(第1実施形態のバックラッシュ除去ナット)
図1は、第1実施形態のバックラッシュ除去ナットとこのナットが螺合するリードスクリュとの正面図である。図1(a)は、リードスクリュにナットが螺合した状態の図である。図1(b)は、図1(a)の半断面図である。なお、該第1実施形態は、特許請求の範囲の構成から外れており、参考例ではあるが、便宜的に実施の形態として説明する。
【0023】
図2は、ナットの組み立て順序を説明するための図である。図2(a)は、ナットの分解図であり主動ナットと追従ナットは半断面図で示してある。図2(b)は、追従ナットにばねを組み込んだ状態の図である。図3は、主動ナットに追従ナットを組み込んでナットの組み立てを完了した状態の図である。
【0024】
構成を説明する。
【0025】
ナット11は、第1ナット(又は第2ナット)である例えば主動ナット12と、第2ナット(又は、第1ナット)である例えば追従ナット13と、付勢部材である例えばコイルばね14、突部である例えばピン15とで構成されている。
【0026】
主動ナット12と、追従ナット13は、共通の雄ねじ16である例えばリードスクリュ16にねじ込まれるようになっている。主動ナット12と追従ナット13には、雌ねじ21,31を形成してある。
【0027】
主動ナット12と追従ナット13は、金属製、或いは樹脂製である。リードスクリュ16も金属製、或いは樹脂製である。主動ナット12、追従ナット13、そしてリードスクリュ16は、樹脂製の場合、テフロン(登録商標)コーティングすることによって耐摩耗性を向上させることができる。なお、リードスクリュー16は、角の台形、三角形のどのようなねじ溝形でもよいが、ボールねじ用のねじ溝形が好ましく、また主動ナット12、追従ナット13は、上記ねじ溝に対応したねじ形からなる。
【0028】
主動ナット12には、リードスクリュ16を取り囲む筒部である例えば円筒部22とフランジ23とを形成してある。フランジ23は、上記不図示のテーブル、金型等に接続する部分である。
【0029】
追従ナット13には、円筒部22に挿入される円筒状の挿入部32とばね受け鍔33とを形成してある。挿入部32には、径方向の外方に向けてピン15を突設してある。ピン15は、挿入部32の円周方向に4本等間隔に突設してある。挿入部32には、コイルばね14を遊嵌してある。コイルばね14は、ピン15とばね受け鍔33との間に介在している。コイルばね14は、追従ナット13を主動ナット12に組み込んだとき、追従ナット13のばね受け鍔33と主動ナット12の円筒部22との間に介在する径を有している。なお、コイルばね14の代わりに、皿ばね、弾性を備えたゴム等の弾力のある物を使用してよい。
【0030】
円筒部22には、ピン15を円筒部22の端部から受け入れてナットの回転方向でピン15に係合する溝24を円周方向に4つ等間隔に形成してある。溝24は、スラスト方向に形成されてピン15を受け入れる直線部24aと、回転方向にピン15を案内する回転方向部24bと、この回転方向部24bに対して直交して直線部24aと平行で、回転方向でピン15に係合する終端部24cとで、ほぼ「し」字状、「J」字状、或いは「L」字状に形成されている。
【0031】
終端部24cは、主動ナット12と追従ナット13とがリードスクリュ16から外されてコイルばね14によって離間方向に付勢されている状態において、ピン15を受け止めるようになっている。
【0032】
組み立て順序を説明する。
【0033】
まず、図2(a)において、追従ナット13の挿入部32にコイルばね14を遊嵌して、ピン15を挿入部32の孔34に圧入する。これによって、図2(b)に示すように、追従ナット13とコイルばね14とピン15とが一体化される。その後、追従ナット13の挿入部32をコイルばね14に抗して主動ナット12の円筒部22に挿入する。そのとき、ピン15を溝24の直線部24aに挿入した後、追従ナット13を回転方向に回転してピン15を回転方向部24bに案内させて、ピン15が終端部24cに位置したとき、追従ナット13から手を離す。すると、追従ナット13がコイルばね14によって、主動ナット12から離れる方向に付勢されて、ピン15が終端部24cの底24dに当接し、主動ナット12と追従ナット13とが一体化される。これによって、図3に示すように、主動ナット12、追従ナット13、コイルばね14とが一体化されて、ナット11になる。この組み立てにおいて、突部(15)は、溝(24)の中を移動して、終端部(24c)に受け止められるので、撓むことなく溝(24)に係合する。
【0034】
このように、主動ナット12、追従ナット13、コイルばね14とが一体化されることによって、これらの部品の紛失を防止して、保管しやすくすることができる。
【0035】
その後、ナット11をリードスクリュ16にねじ込む。このとき、主動ナット12をリードスクリュ16にねじ込んでから、追従ナット13をコイルばね14に抗して主動ナット12側に押す。このとき、ピン15は、追従ナット13と一体に終端部24c内を主動ナット12側に移動して、終端部24cの底24dから離れて、底24dとの間に隙間Gが生じる。そして、追従ナット13を主動ナット12に接近させた状態でリードスクリュ16にねじ込む。
【0036】
図1に示すように、主動ナット12と追従ナット13は、ピン15が溝24の終端部24cの底24dから離れた状態で、かつコイルばね14によって互いに離間する方向に付勢されてリードスクリュ16にねじ込まれる。これによって、図1において、主動ナット12は左側に付勢され、追従ナット13は右側に付勢された状態でリードスクリュ16にねじ込まれていることになる。
【0037】
主動ナット12と追従ナット13とが一体化されてリードスクリュ16にねじ込まれた状態で、仮に、主動ナット12を回転止めして、リードスクリュ16を回転させると、主動ナット12が移動する。このとき、追従ナット13は、リードスクリュ16と一体に回転しようとする。しかし、追従ナット13は、ピン15と溝24との係合によって、主動ナット12に回転規制されて、リードスクリュ16の回転力を受けても、リードスクリュ16と一体に回転することなく、主動ナット12と一体に移動する。
【0038】
溝24の終端部24cとピン15は、ナットの回転方向でほとんど隙間が無いように係合しているので、リードスクリュ16の回転始動時に、主動ナット12と追従ナット13は、ほとんど同時に移動を開始することができて、主動ナット12と追従ナット13との間隔が変わるようなことがない。
【0039】
また、リードスクリュ16を逆転させたとき、主動ナット12と追従ナット13との間にほとんど回転ずれが生じることなく、主動ナット12と追従ナット13は、速やかに逆方向に移動することができる。しかも、主動ナット12と追従ナット13は、コイルばね14によって、互いに離間する方向に付勢されているため(与圧を与えられているため)、バックラッシュを完全に除去することができる。
【0040】
さらに、溝24を形成してある円筒部22とピン15は、主動ナットと追従ナット13との間で回転を伝達するとき撓むことのないだけの剛性を備えているので、主動ナット12と追従ナット13との間に回転ずれが生じることなく速やかに両方のナット12,13が逆方向に移動することができて、バックラッシュを完全に除去することができる。
【0041】
以上の構成において、ピン15と溝24は、1つ設けてあればよく、必ずしも4ずつ設ける必要はない。また、数は、4つに限定されるものではない。
【0042】
ピン15と溝24は、複数、等間隔に形成すると、主動ナット12と追従ナット13との間での回転伝達を円滑に行うことができる。
【0043】
また、ピン15と溝24を複数形成すると、主動ナット12と追従ナット13とをリードスクリュ16にねじ込むとき、主動ナット12と追従ナット13とに位相ずれがあるとき、ピン15と溝24との係合を変えることによって、ナット11としての全体の長さLをほとんど変えることなく、位相ずれを解消することができる。
【0044】
さらに、ピン15と溝24を複数形成すると、ピン15と溝24との係合を変えることによって、リードスクリュ16にねじ込んだときの主動ナット12と追従ナット13との間隔を調節できて、上記与圧を調節できるので、リードスクリュ16の負荷回転トルクを簡単に調節することができる。
【0045】
ピン15は、挿入部32に一体に形成されていてもよい。この場合、コイルばね14は、径方向に広げられながら挿入部32に組み込まれる。
【0046】
コイルばね14は、挿入部32の外周に遊嵌してあるが、筒部22内に収納して、筒部22の底22aと追従ナット13の左端(図2において、左端)との間に介在してもよい。
【0047】
ピン15は挿入部32に突設され、溝24は円筒部22に形成されているが、ピン15は円筒部22の内側に向けて突設され、溝24は挿入部32に形成されていてもよい。
【0048】
(第2実施形態のバックラッシュ除去ナット)
図4は、リードスクリュに第2実施形態のバックラッシュ除去ナットが螺合している状態の図である。図4(a)は正面図である。図4(b)は平面図である。図5は、ナットの分解図である。図5(a)は正面図であり、主動ナットと追従ナットは半断面図で示してある。図5(b)は平面図である。図6は、ナットをリードスクリュに組み込む動作説明用の図である。図6(a)は、主動ナットに追従ナットを組み込んでナットの組み立てを完了した状態の図である。図6(b)は、ナットをリードスクリュに組み込んだ状態の図であり、ナットは、断面図で示してある。図7はナットの分解斜視図である。
【0049】
構成を説明する。
【0050】
ナット111は、第1ナット(又は、第2ナット)である例えば主動ナット112と、第2ナット(又は、第1ナット)である例えば追従ナット113と、付勢部材である例えばコイルばね114、抜け止め部材である例えば抜け防止リング118とで構成されている。
【0051】
主動ナット112と、追従ナット113は、共通の雄ねじである例えばリードスクリュ116にねじ込まれるようになっている。主動ナット112と追従ナット113には、雌ねじ121,131を形成してある。
【0052】
主動ナット112と追従ナット113は、金属製、或いは樹脂製である。リードスクリュ116も金属製、或いは樹脂製である。主動ナット112、追従ナット113、そしてリードスクリュ116は、テフロン(登録商標)コーティングすることによって耐摩耗性を向上させることができる。
【0053】
主動ナット112には、リードスクリュ116を取り囲む受け入れ部である例えば円筒部122とフランジ123とを形成してある。フランジ123は、上記不図示のテーブル、金型等に接続する部分である。
【0054】
追従ナット113は、雌ねじ131を形成してあるねじ部132に、径方向の外方に向けて突片115を2つ180度間隔で突設してある。ねじ部132は、主動ナット112の円筒部122に収納されるようになっている。円筒部122には、突片115を円筒部122の端部からスラスト方向に真っ直ぐ受け入れて、追従ナット113の回転方向で突片115に係合する溝124を180度間隔で2つ形成してある。付勢部材であるコイルばね114も、円筒部122に収納されるようになっている。コイルばね114は、円筒部122内で、円筒部122の底部122aと追従ナット113のねじ部132の端部132aとの間に介在するようになっている。なお、コイルばね114の代わりに、皿ばね、弾性を備えたゴム等の弾力のある物を使用してよい。
【0055】
円筒部122のフランジ123を形成してある反対の端部の内側に抜け止めリング118を受け入れるリング係合溝135を主動ナット112の回転方向に沿って形成してある。抜け止めリング118は、弾性を有しており、弾性変形されてリング係合溝135に着脱されるようになっている。なお、抜け止めリング118の代わりに、弾性を有するC字状の止め輪を使用してもよい。
【0056】
抜け止めリング118は、主動ナット112と追従ナット113とがリードスクリュ116から外されてコイルばね114によって離間する方向に付勢されている状態において、追従ナット113を受け止めるようになっている。
【0057】
組み立て順序を説明する。
【0058】
まず、図5(a)において、主動ナット112の円筒部122にコイルばね114と追従ナット113のねじ部132を円筒部122に挿入し、かつ突片115を主動ナット112の溝124に挿入させる。その後、主動ナット112のリング係合溝135に抜け止めリング118を弾性変形させて装着する。
【0059】
図6(a)に示すように、追従ナット113は、コイルばね114に付勢されて主動ナット112から離れる方向に押されて、抜け止めリング118に受け止められる。これによって、主動ナット112、追従ナット113、コイルばね114、抜け止めリング118とが一体化される。この組み立てにおいて、突部(115)は、溝(124)の中を移動して、撓むことなく溝(24)に係合する。
【0060】
このように、主動ナット112、追従ナット113、コイルばね114、抜け止めリング118とが一体化されることによって、これらの部品の紛失を防止して、保管しやすくすることができる。
【0061】
その後、ナット111をリードスクリュ116にねじ込む。このとき、主動ナット112をリードスクリュ116にねじ込んでから、追従ナット113をコイルばね114に抗して主動ナット112側に押す。このとき、突片115は、追従ナット113と一体に終端部124c(図5(b)参照)内を主動ナット112側に移動して、従動ナット113が抜け止めリング118から離れて、抜け止めリング118との間に隙間G(図6(b)参照)が生じる。そして、追従ナット113を主動ナット112に接近させた状態でリードスクリュ116にねじ込む。
【0062】
図6(b)に示すように、主動ナット112と追従ナット113は、突片115が溝124の終端部124cの底124dと抜け止めリング118とから離れた状態で、かつコイルばね114によって互いに離間する方向に付勢されてリードスクリュ116にねじ込まれる。これによって、図6において、主動ナット112は左側に付勢され、追従ナット113は右側に付勢された状態でリードスクリュ116にねじ込まれていることになる。
【0063】
主動ナット122と従動ナット113とが一体化されてリードスクリュ116にねじ込まれた状態で、仮に、主動ナット122を回転止めして、リードスクリュ116を回転させると、主動ナット122が移動する。このとき、従動ナット113は、リードスクリュ116と一体に回転しようとする。しかし、従動ナット113は、突片115と溝124との係合によって、主動ナット122に回転規制されて、リードスクリュ116の回転力を受けても、リードスクリュ116と一体に回転することなく、主動ナット122と一体に移動する。
【0064】
溝124と突片115は、ナットの回転方向でほとんど隙間が無いように係合しているので、リードスクリュ116の回転始動時に、主動ナット112と追従ナット113は、ほとんど同時に移動を開始することができて、主動ナット112と追従ナット113との間隔が変わるようなことがない。
【0065】
また、リードスクリュ116を逆転させたとき、主動ナット112と追従ナット113との間にほとんど回転ずれが生じることなく、主動ナット112と追従ナット113は、速やかに逆方向に移動することができる。しかも、主動ナット112と追従ナット113は、コイルばね114によって、互いに離間する方向に付勢されているため(与圧を与えられているため)、バックラッシュを完全に除去することができる。
【0066】
さらに、溝124を形成してある円筒部122と突片115は、主動ナットと追従ナット113との間で回転を伝達するとき撓むことのないだけの剛性を備えているので、主動ナット112と追従ナット113との間に回転ずれが生じることなく速やかに両方のナット112,113が逆方向に移動することができて、バックラッシュを完全に除去することができる。
【0067】
以上の構成において、突片115と溝124は、1つ設けてあればよく、必ずしも2ずつ設ける必要はない。また、数は、2つに限定されるものではない。
【0068】
突片115と溝124は、複数、等間隔に形成すると、主動ナット112と追従ナット113との間での回転伝達を円滑に行うことができる。
【0069】
また、主動ナット112と追従ナット113とをリードスクリュ116にねじ込むとき、主動ナット112と追従ナット113とに位相ずれがあって、主動ナット112と追従ナット113との間隔を変えても、追従ナット113が主動ナット112のほぼ溝124の長さの範囲内において移動するようになっているので、ナット111としての全長を変えることなく、位相ずれを解消することができる。
【0070】
さらに、溝124を一直線状に形成してあるので、リードスクリュ116にねじ込むとき、主動ナット112と追従ナット113との間隔を調節できて、上記与圧を調節できるので、リードスクリュ116の負荷回転トルクを簡単に調節することができる。
【0072】
以上のナット111は、主動ナット112と追従ナット113との間にコイルばね114を介在して、両方のナット112,113を離間方向に付勢してバックラッシュを除去しているが、図8に示すナット211のように、第1ナット(又は第2ナット)である主動ナット212の溝224を、受け入れ部である例えば円筒部222に深く形成して追従ナット113を主動ナット212の円筒部122の奥深くまで入れて、追従ナット113と抜け止めリング118との間にコイルばね114を介在して、両方のナット212,113を接近する方向に付勢するようにしてもよい。
【0073】
このナット211は、追従ナット113とコイルばね114とを入れ替えて、図6(b)に示すような配列順序にすると、主動ナット212と追従ナット113とを離間する方向にコイルばね114の弾力を作用させて、主動ナット212と追従ナット113との間隔を広くすることができる。
【0074】
なお、上記実施の形態は、普通ねじに適用しているが、ボールねじにも同様に適用可能である。
【0075】
【発明の効果】
本発明に係るバックラッシュ除去ナットは、第1ナットと第2ナットを付勢部材によって、互いに離れる方向又は近づく方向に付勢してあるため、雄ねじの回転方向を変えても、バックラッシュを生じることなく移動することができる。
【0077】
バックラッシュ除去ナットは、第1ナットと第2ナットを雄ねじから外したとき、第2ナット及び付勢部材が抜け止め部材に受け止められて、第1ナットと第2ナットと付勢部材とを一体化することができて、部品の紛失を防止して、保管が容易であり、かつ雄ねじへの組付けも容易である。
【0078】
請求項1乃至4のバックラッシュ除去ナットは、突部を撓ませることなく、溝に係合するようになっているので、第1ナットと第2ナットとに回転力が加わっても、第1ナットと第2ナットとの相対位置にずれが生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のバックラッシュ除去ナットとこのナットが螺合するリードスクリュとの正面図である。
(a) リードスクリュにナットが螺合した状態の図である。
(b) (a)の半断面図である。
【図2】ナットの組み立て順序を説明するための図である。
(a) ナットの分解図であり主動ナットと追従ナットは半断面図で示してある。
(b) 追従ナットにばねを組み込んだ状態の図である。
【図3】主動ナットに追従ナットを組み込んでナットの組み立てを完了した状態の図である。
【図4】リードスクリュに第2実施形態のバックラッシュ除去ナットが螺合している状態の図である。
(a) 正面図である。
(b) 平面図である。
【図5】ナットの分解図である。
(a) 正面図であり、主動ナットと追従ナットは半断面図で示してある。
(b) 平面図である。
【図6】ナットをリードスクリュに組み込む動作の説明用の図である。
(a) 主動ナットに追従ナットを組み込んでナットの組み立てを完了した状態の図である。
(b) ナットをリードスクリュに組み込んだ状態の図であり、ナットは、断面図で示してある。
【図7】図7はナットの分解斜視図である。
【図8】第2実施形態のナットの他の形態のナットとリードスクリュの図である。
(a) 正面図でありナットの断面図である。
(b) (a)の平面図である。
【図9】従来のバックラッシュ除去ナットの正面断面図である。
【符号の説明】
L ナットの長さ
11 ナット
12 主動ナット(第1ナット又は第2ナット)
13 追従ナット(第2ナット又は第1ナット)
14 コイルばね(付勢部材)
15 ピン(突部)
16 リードスクリュ(雄ねじ)
17 雌ねじ
21 雌ねじ
22 円筒部(筒部)
24 溝
24a 直線部
24b 回転方向部
24c 終端部
24d 底
31 雌ねじ
32 挿入部
33 ばね受け鍔
34 孔
111 ナット
112 主動ナット(第1ナット又は第2ナット)
113 追従ナット(第2ナット又は第1ナット)
114 コイルばね(付勢部材)
115 突片(突部)
116 リードスクリュ(雄ねじ)
117 雌ねじ
118 抜け止めリング(抜け止め部材)
121 雌ねじ
122 円筒部(受け入れ部)
122a 底部
124 溝
124a 直線部
124b 回転方向部
124c 終端部
124d 底
131 雌ねじ
132 ねじ部
134 孔
135 リング係合溝
211 ナット
212 主動ナット(第1ナット又は第2ナット)
222 円筒部(受け入れ部)
224 溝
Claims (4)
- 共通の雄ねじに螺合可能な第1ナット及び第2ナットと、
前記第1ナットと前記第2ナットとの間隔を変える方向に付勢する付勢部材と、
前記第1ナットに形成されて前記第2ナットと前記付勢部材とを受け入れる受け入れ部と、
前記第2ナットに突設されて径方向外側を向いた突部と、
前記受け入れ部に形成されて、前記受け入れ部の端部から前記突部を受け入れて前記第1及び第2ナットの回転方向で前記突部に係合する溝と、
前記受け入れ部に挿入された前記第2ナットと前記付勢部材とが前記受け入れ部から抜け出るのを阻止する抜け止め部材と、を備え、
前記溝が、前記受け入れ部の内周面と外周面との間を貫通して設けられ、かつ該溝の外周側開口部に、前記突部の径方向外側端が臨むように配置されてなる、
ことを特徴とするバックラッシュ除去ナット。 - 前記受け入れ部は、前記第1ナットに近い側から前記第2ナット、前記付勢部材の順に受け入れてなることを特徴とする請求項1に記載のバックラッシュ除去ナット。
- 前記受け入れ部は、前記第1ナットに近い側から前記付勢部材、前記第2ナットの順に受け入れてなることを特徴とする請求項1記載のバックラッシュ除去ナット。
- 前記抜け止め部材は、前記受け入れ部に着脱可能に弾性を備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載のバックラッシュ除去ナット。
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