JP4309175B2 - Plastic cap - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラスチックキャップに関するものであり、より詳細には、炭酸飲料等の内圧の高い内容液を収容する容器に適用されるプラスチックキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プラスチックキャップには、所謂ライナーレスのものが知られており、このようなライナーレス型のキャップは、頂板部の内面に、インナーリングとアウターリングとが形成されている。即ち、キャップを閉じた状態で、容器口部壁の上端部分がインナーリングとアウターリングとの間に侵入し、両者の間に容器口部壁の上端部分を保持することにより、シールが形成される構造となっている。
【0003】
ところで、上記のようなライナーレス型のプラスチックキャップは、炭酸飲料等の内容液を収容した容器に適用した場合に、シール破壊を生じ易いという問題がある。即ち、このような内容液が収容されている容器では、容器内の圧力が高いため、この内圧によってキャップがドーム状に膨れ(ドーム変形)、同時にインナーリングやアウターリングの変形が生じ、インナーリングやアウターリングとその間に挿入されている容器口部の上端部分との密着性が損なわれてしまい、この結果としてシール破壊を生じてしまうという問題がある。
【0004】
このような問題を解決するために、本出願人は、先に、アウターリングを径方向内方に傾斜せしめ且つ頂板部のインナーリングの付け根部分に適当な幅の薄肉部を形成したプラスチックキャップ(合成樹脂製容器蓋)を提案した(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−109105号(図2乃至図6)
【0006】
即ち、上記先行技術のキャップは、特にアウターリングと容器口部壁との密着によりシールを形成せしめるとともに、容器内圧によるキャップのドーム変形をインナーリングの付け根部から積極的に生じせしめることにより、シールを形成しているアウターリングと容器口部壁との密着部分への応力集中を緩和することにより、シール破壊を防止しようというものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような先行技術のキャップは耐内圧性に優れており、容器内圧によるシール破壊が有効に抑制されるという利点を有しているものの、ラベル貼付性が悪いという欠点がある。即ち、炭酸飲料等の内容物が収容された容器に装着されるキャップの頂板部外面には、懸賞表示等のラベルを貼り付けることが多いが、キャップ頂板部のドーム変形により、ラベルの貼り付けが困難となったり、或いは貼り付けたラベルが剥がれてしまうという不都合が生じ易い。特に、容器内温度が40℃以上になると、容器内圧の上昇が著しく、ドーム変形が大きくなるため、ラベル貼付性の悪化を著しくなる。
【0008】
従って本発明の目的は、頂板部の内面に形成されたインナーリングとアウターリングとの間に容器口部壁が保持されてシール構造が形成されるプラスチックキャップにおいて、容器内圧によるシール破壊が有効に抑制されるとともに、キャップの頂板部外面のラベル貼付性が改善されたプラスチックキャップを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、頂板部と、頂板部周縁から降下したスカート状側壁とを備え、前記頂板部内面には、ほぼ鉛直方向に降下して延びかつ容器口部壁の内側に挿入されるインナーリングと、容器口部壁の外面に密着するアウターリングとが形成されているプラスチックキャップにおいて、前記頂板部のインナーリング内側部分は、インナーリングの付け根部分から半径方向内方にかけて形成されている薄肉環状領域と、前記薄肉環状領域の内側に形成されている厚肉円形領域とからなり、前記薄肉環状領域は前記頂板部の全領域において最も薄肉に形成され、前記薄肉環状領域と前記厚肉円形領域との境界部には、リング状凸部が形成されていることを特徴とするプラスチックキャップが提供される。
【0010】
本発明においては、
1.前記リング状凸部は、3.0乃至4.0mmの高さと、1.0乃至2.0mmの幅を有していること、
2.前記薄肉環状領域は、0.5乃至1.1mmの厚みと、0.5乃至5.0mmの幅とを有し、前記厚肉円形領域は、1.0乃至1.8mmの厚みを有していること、
が好ましい。
【0011】
本発明では、頂板部のインナーリングの付け根部分に形成されている薄肉環状領域がドーム変形の起点となり、この部分からドーム変形を生じるようになっているため、容器内圧が上昇した場合にも、アウターリングと容器口部上端部分との密着性が損なわれないと同時に、薄肉環状領域と厚肉円形領域との境界部(即ち薄肉環状領域の内側)には、リング状凸部が形成されているため、このリング状凸部によってドーム変形が適度に抑制される。従って、キャップの頂板部が必要以上に膨れることによるラベル貼付性の悪化が有効に回避でき、ラベルの貼付を確実に行うことができ、また貼り付けられたラベルが剥がれ易いという欠点も有効に回避できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明を、以下、本発明を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明のプラスチックキャップの一例を示す半断面側面図であり、
図2は、図1のキャップの底面図であり、
図3は、図1のキャップの要部を容器口部とともに示す拡大断面図であり、
図4は、本発明のプラスチックキャップの他の例を示す半断面側面図であり、
図5は、図4のキャップの底面図である。
【0013】
図1乃至図3を参照して、このキャップは、頂板部1と、頂板部1の周縁部から垂下しているスカート状側壁2とから成っており、スカート状側壁2の下端には、破断可能なブリッジ(例えばミシン目)3を介して開封履歴明示バンド(TEバンド)4が設けられている。
【0014】
頂板部1の内面には、スカート状側壁2とは間隔を置いて下方に延びているインナーリング5が形成されており、このインナーリング5の外側には、インナーリングよりも背の低いアウターリング7が設けられている。また、インナーリング5とアウターリング7との間の部分には、周状小突起9が形成されている。
【0015】
スカート状側壁2の内面には、螺条10が形成されており、この螺条10は、容器口部壁50の外面に形成されている螺条51と係合する。即ち、スカート状側壁2を閉栓方向に旋回し(即ち、巻き締め)、螺条10と容器口部壁50の外面の螺条51とを螺子係合することにより、このキャップは、容器口部50に装着される。尚、上記の螺条10には、軸方向に整合した位置に切欠きが形成されており、キャップを開栓する際に、容器内のガスを速やかに外部に排出できるようになっている。また、この切欠き部に位置して、軸方向溝10aを設けてもよい。この軸方向溝10aにより、更にガスの排出を速やかに行うことができる。
【0016】
スカート状側壁2の外面には、滑り止め用のローレット12が形成されており、キャップの閉栓方向及び開栓方向への旋回をスムーズに行い得るようになっている。
【0017】
TEバンド4の内面には、それ自体公知のフラップ片14が設けられており、容器口部壁50の顎部52と係止し得るようになっている。即ち、容器口部壁50に巻き締められたキャップを開栓したとき、このフラップ片14が上記顎部52に当接し、TEバンド2の上昇は制限される。一方、スカート状側壁2は、そのまま開栓方向に回転して上昇する。従って、スカート状側壁2の下端とTEバンド4を繋ぐブリッジ3が破断し、TEバンド4は、キャップから離脱する。かくして、TEバンド4がキャップから離脱していることにより、キャップが一度開栓され或いはシール破壊が生じたという事実を認識することが可能となるものである。
【0018】
特に図3に明瞭に示されているように、容器口部壁50にキャップが装着された状態において、容器口部壁50の上端部分は、インナーリング5とアウターリング7との間に入り込み、その上端面50aと外面50bとのコーナー部には、環状小突起9が当接する。即ち、アウターリング7及び環状小突起9により、或いはインナーリング5、アウターリング7及び環状小突起9との3点保持により、容器内部のシールが形成されるようになっている。
【0019】
本発明において、インナーリング5は、頂板部1の内面からほぼ鉛直方向に降下しているか或いは外周面に凸部が形成され、容器内面に密着している。アウターリング7は、その下端に向かって内方に傾斜しており、容器口部壁50の外面に食い込むように形成されている。さらに環状小突起9は、アウターリング7の付け根部分に形成され、容器口部壁50の上端面50aと外面50bとのコーナー部分に密着している。このように、アウターリング7と環状小突起9により、主たるシールを形成するようになっている。このため、炭酸飲料等の充填により内圧が高くなっている容器に対しても優れた耐圧性が確保されるようになっている。即ち、インナーリング5と容器口部壁50との密着により主たるシールが形成されるような場合には、容器内圧によるドーム変形(頂板部1の膨れ)によるインナーリング5の変形により容易にシール破壊が生じてしまうが、上記のようにアウターリング7により主たるシールを形成した場合には、アウターリング7が多少変形する程度であれば、シール破壊は生じない。
【0020】
本発明においては、頂板部1のインナーリング5よりも内側部分は、インナーリング5の付け根部分から半径方向内方にかけて形成されている薄肉環状領域30と、薄肉環状領域30の内側に形成されている厚肉円形領域32とからなっており、薄肉環状領域30と厚肉円形領域32との境界部には、リング状凸部34が形成されていることが重要である。
【0021】
即ち、インナーリング5の付け根部分に形成されている薄肉環状領域30によって、このキャップの耐圧性はさらに向上している。例えば、アウターリング7により主たるシールを形成しただけでは、炭酸飲料が充填された容器内が40℃以上の高温になったときには、容器内圧が著しく上昇してしまうため、ドーム変形の程度が大きくなり、容器口部壁50に密着しているアウターリング7に大きな応力が発生し、その変形も著しく、シール破壊を生じてしまう。しかるに、上記のように薄肉環状領域30を形成することにより、インナーリング5の付け根部分を起点として、頂板部1がドーム変形する(外方に膨れる)ため、容器内圧上昇が、このドーム変形により緩和され、特にアウターリング7への応力集中が抑制され、このような場合にもシール破壊を有効に防止することが可能となり、極めて優れた耐内圧性を確保することができるのである。
【0022】
また、薄肉環状領域30の内側に形成されている厚肉円形領域32及びリング状凸部34により、頂板部1のドーム変形の適度なものに調整することができ、これにより、上述した優れた耐内圧性を損なうことなく、ラベル貼付性を改善することができるのである。即ち、厚肉円形領域32とリング状凸部34との協働作用により、容器内圧が著しく上昇した場合にも、頂板部1の極端なドーム変形が抑制され、例えばその中心部分は比較的フラットに近い状態に保持される。この結果、頂板部1の外面へのラベルの貼付を容易に且つ確実に行うことができ、また貼り付けられたラベルが剥がれ落ちることもない。例えば、厚肉円形領域32及びリング状凸部34を形成しない時には、頂板部1のドーム変形の程度が大きいため(頂板部1が外側に大きく膨れる)、ラベルの周縁部分が頂板部1の外面から浮いた状態となってしまい、その貼り付けが困難となり、或いは貼付ができたとしても、周縁部が浮いているため、容易に剥がれてしまうのである。
【0023】
尚、本発明においては、厚肉円形領域32とリング状凸部34とによってドーム変形の程度を調整することが重要であり、例えばリング状凸部34を形成せず、薄肉環状領域30の厚み調整のみでは、ラベル貼付性を改善できたとしても、薄肉環状領域30(即ち、インナーリング5の付け根部分)を起点としてのドーム変形が抑制されてしまうため、アウターリング7への応力集中を緩和できず、耐内圧性が低下してしまい、容器内圧によるシール破壊を防止することが困難となってしまうからである。
【0024】
従って、本発明においては、上述したリング状凸部34の大きさ、薄肉環状部30の幅や厚み及び厚肉円形領域32の厚み等は、ラベル貼付性を確保できるが、耐内圧性を損なわない程度のドーム変形が生じるように設定されるべきである。例えば、キャップの大きさや材質によっても異なるが、通常は、前記リング状凸部34の高さH(頂板部1の外面から先端までの長さ)は、3.0乃至4.0mmの範囲にあり、且つその幅は、1.0乃至2.0mmの範囲にあることが好ましく、また、薄肉環状領域30は、0.5乃至1.0mmの厚みと、0.5乃至5.0mm、特に1.5乃至3.0mmの幅とを有し、厚肉円形領域32は、1.0乃至3.0mmの厚みを有していることが好適である。
【0025】
また、本発明においては、リング状凸部34に加え、厚肉円形領域32の部分に適当なリブを形成することにより、ドーム変形の程度を調整することもできる。図4及び5は、このようなリブ(40で示す)が形成されたキャップの半断面側面図及び底面図を示した。
【0026】
即ち、図4及び5のキャップでは、リング状凸部34から頂板部1の中心Oに向かってリブ40が、一定間隔で複数(図の例では8個)形成されており、このリブ40は、リング状凸部34側が高く且つ頂板部1の中心O側低く形成されている。このようなリブ40の形成により、さらに細かくドーム変形の程度を調整することができ、耐内圧性を損なうことなく、ラベル貼付性を有効に改善することができる。
【0027】
上述した本発明のキャップは、各種のプラスチック、例えば、低−、中−または高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、熱可塑性ポリエステル、ポリアミド、スチレン系樹脂、ΑΒS樹脂等を用いての射出成形、圧縮成形等の一体成形により製造することができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明のプラスチックキャップは、炭酸飲料等の飲料が充填され、内圧の高い容器に適用された場合にも、温度上昇によるさらなる内圧上昇によるシール破壊を防止できると同時に、頂板部外面のラベル貼付を有効に且つ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチックキャップの一例を示す半断面側面図。
【図2】図1のキャップの底面図。
【図3】図1のキャップの要部を容器口部とともに示す拡大断面図。
【図4】本発明のプラスチックキャップの他の例を示す半断面側面図。
【図5】図4のキャップの底面図本発明が適用された螺子キャップの一部断面側面図。
【符号の説明】
1:頂板部 2:スカート状側壁
5:インナーリング 7:アウターリング
9:環状小突起 30:薄肉環状領域
32:厚肉円形領域 34:リング状凸部
40:リブ 50:容器口部壁[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a plastic cap, and more particularly to a plastic cap that is applied to a container that contains a content liquid having a high internal pressure, such as a carbonated beverage.
[0002]
[Prior art]
A so-called linerless type cap is known as a plastic cap, and such a linerless type cap has an inner ring and an outer ring formed on the inner surface of the top plate portion. That is, with the cap closed, the upper end portion of the container mouth wall enters between the inner ring and the outer ring, and the seal is formed by holding the upper end portion of the container mouth wall between the two. It has a structure.
[0003]
By the way, the linerless type plastic cap as described above has a problem that when it is applied to a container containing a liquid content such as a carbonated beverage, the seal is liable to break. That is, in a container containing such content liquid, since the pressure in the container is high, the cap swells into a dome shape due to the internal pressure (dome deformation), and at the same time, deformation of the inner ring and the outer ring occurs. Further, there is a problem in that the adhesion between the outer ring and the upper end portion of the container mouth portion inserted between the outer ring and the outer ring is impaired, and as a result, the seal is broken.
[0004]
In order to solve such a problem, the present applicant firstly made a plastic cap in which an outer ring is inclined radially inward and a thin wall portion having an appropriate width is formed at the base portion of the inner ring of the top plate portion ( A synthetic resin container lid) was proposed (see Patent Document 1).
[0005]
[Patent Document 1]
JP 2000-109105 A (FIGS. 2 to 6)
[0006]
That is, the cap of the above-mentioned prior art is formed by the close contact between the outer ring and the container mouth wall, and the dome deformation of the cap due to the internal pressure of the container is positively generated from the base of the inner ring. This is intended to prevent seal breakage by alleviating the stress concentration on the close contact portion between the outer ring forming the container and the container mouth wall.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, the caps of the prior art as described above are excellent in internal pressure resistance and have the advantage that seal breakage due to the internal pressure of the container is effectively suppressed, but have the disadvantage of poor label stickability. That is, a label such as a prize display is often affixed to the outer surface of the top plate portion of the cap that is attached to a container containing contents such as carbonated beverages. Inconvenience, or the attached label tends to peel off. In particular, when the container internal temperature is 40 ° C. or higher, the container internal pressure is significantly increased, and the dome deformation becomes large, so that the label sticking property is significantly deteriorated.
[0008]
Accordingly, an object of the present invention is to effectively destroy a seal due to the internal pressure of a container in a plastic cap in which a container mouth wall is held between an inner ring and an outer ring formed on the inner surface of the top plate portion to form a seal structure. An object of the present invention is to provide a plastic cap that is suppressed and has an improved label sticking property on the outer surface of the top plate portion of the cap.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, the inner wall is provided with a top plate portion and a skirt-like side wall lowered from the periphery of the top plate portion. The inner surface of the top plate portion extends downward in a substantially vertical direction and is inserted inside the container mouth wall. In the plastic cap in which the ring and the outer ring that is in close contact with the outer surface of the container mouth wall are formed, the inner ring inner portion of the top plate portion is a thin wall formed from the root portion of the inner ring to the radially inner side. An annular region and a thick circular region formed inside the thin annular region, wherein the thin annular region is formed to be the thinnest in the entire region of the top plate portion, and the thin annular region and the thick circular region A plastic cap is provided in which a ring-shaped convex portion is formed at a boundary with the region.
[0010]
In the present invention,
1. The ring-shaped convex portion has a height of 3.0 to 4.0 mm and a width of 1.0 to 2.0 mm;
2. The thin annular region has a thickness of 0.5 to 1.1 mm and a width of 0.5 to 5.0 mm, and the thick circular region has a thickness of 1.0 to 1.8 mm. to have it,
Is preferred.
[0011]
In the present invention, since the thin annular region formed at the base portion of the inner ring of the top plate portion becomes the starting point of dome deformation, and the dome deformation is generated from this portion, even when the container internal pressure rises, The adhesion between the outer ring and the upper end of the container mouth is not impaired, and at the same time, a ring-shaped convex portion is formed at the boundary between the thin annular region and the thick circular region (that is, inside the thin annular region). Therefore, the dome deformation is moderately suppressed by the ring-shaped convex portion. Therefore, it is possible to effectively avoid deterioration of label sticking due to the cap's top plate swelling more than necessary, to reliably carry out label sticking, and to avoid the disadvantage that the attached label is easily peeled off. it can.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described below in detail with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is a half sectional side view showing an example of the plastic cap of the present invention,
FIG. 2 is a bottom view of the cap of FIG.
FIG. 3 is an enlarged sectional view showing the main part of the cap of FIG. 1 together with the container mouth part,
FIG. 4 is a half cross-sectional side view showing another example of the plastic cap of the present invention,
FIG. 5 is a bottom view of the cap of FIG.
[0013]
Referring to FIGS. 1 to 3, the cap includes a top plate portion 1 and a skirt-
[0014]
An inner ring 5 is formed on the inner surface of the top plate portion 1 so as to extend downward with a gap from the skirt-
[0015]
A
[0016]
An
[0017]
A known
[0018]
In particular, as clearly shown in FIG. 3, in the state where the cap is attached to the
[0019]
In the present invention, the inner ring 5 is substantially vertically lowered from the inner surface of the top plate portion 1 or has a convex portion formed on the outer peripheral surface thereof, and is in close contact with the inner surface of the container. The
[0020]
In the present invention, the inner portion of the top plate portion 1 than the inner ring 5 is formed inside the thin
[0021]
That is, the pressure resistance of the cap is further improved by the thin
[0022]
Further, the thick
[0023]
In the present invention, it is important to adjust the degree of dome deformation by the thick
[0024]
Therefore, in the present invention, the size of the ring-shaped
[0025]
In the present invention, the degree of dome deformation can be adjusted by forming an appropriate rib in the thick
[0026]
That is, in the cap of FIGS. 4 and 5, a plurality of ribs 40 (eight in the example shown in the figure) are formed from the ring-shaped
[0027]
The cap of the present invention described above is injected using various plastics such as low-, medium- or high-density polyethylene, linear low-density polyethylene, polypropylene, thermoplastic polyester, polyamide, styrenic resin, and S resin. It can be manufactured by integral molding such as molding and compression molding.
[0028]
【The invention's effect】
When the plastic cap of the present invention is filled with a beverage such as a carbonated beverage and is applied to a container having a high internal pressure, it can prevent a seal breakage due to a further increase in the internal pressure due to a temperature rise, and at the same time affix the label on the outer surface of the top plate portion. It can be performed effectively and reliably.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a half sectional side view showing an example of a plastic cap of the present invention.
2 is a bottom view of the cap of FIG. 1. FIG.
3 is an enlarged cross-sectional view showing a main part of the cap of FIG. 1 together with a container mouth part.
FIG. 4 is a half sectional side view showing another example of the plastic cap of the present invention.
5 is a partial cross-sectional side view of a screw cap to which the present invention is applied. FIG.
[Explanation of symbols]
1: Top plate part 2: Skirt-shaped side wall 5: Inner ring 7: Outer ring 9: Small annular protrusion 30: Thin annular area 32: Thick circular area 34: Ring-shaped convex part 40: Rib 50: Container mouth wall
Claims (3)
前記頂板部のインナーリング内側部分は、インナーリングの付け根部分から半径方向内方にかけて形成されている薄肉環状領域と、前記薄肉環状領域の内側に形成されている厚肉円形領域とからなり、前記薄肉環状領域は前記頂板部の全領域において最も薄肉に形成され、前記薄肉環状領域と前記厚肉円形領域との境界部には、リング状凸部が形成されていることを特徴とするプラスチックキャップ。A top plate portion, and a skirt-like side wall that descends from the periphery of the top plate portion, and an inner ring that extends downward in a substantially vertical direction and is inserted inside the container mouth wall, and a container mouth portion. In the plastic cap formed with the outer ring that adheres to the outer surface of the wall,
The inner ring inner portion of the top plate portion is composed of a thin annular region formed radially inward from a base portion of the inner ring, and a thick circular region formed inside the thin annular region, The thin-walled annular region is formed to be the thinnest in the entire region of the top plate portion, and a ring-shaped convex portion is formed at the boundary between the thin-walled annular region and the thick-walled circular region. .
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