JP4396138B2 - 記録装置、記録装置の制御方法、制御プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録装置、記録装置の制御方法、制御プログラムおよび記録媒体に係り、特にキャリッジの移動領域を覆うカバーを開いた場合のユーザの安全を確保するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、キャリッジモータによって駆動され、往復動作するキャリッジと、このキャリッジに搭載される記録ヘッドとを備え、この記録ヘッドを介してプラテン上に搬送されるシートに画像を記録する記録装置が知られている。
【0003】
この種の記録装置には、キャリッジなどのメンテナンスなどを行うために開閉可能に構成されたカバーと、このカバーの開閉を検出するセンサとを備え、カバーが開いたことを検出すると、ユーザの安全を確保すべく、キャリッジの動作速度(走査速度)を下げる減速装置を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−138947号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術によれば、カバーが開いた時点でキャリッジの動作速度を直ちに下げる構成であるため、印字乱れが発生してしまうという問題点があった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、ユーザの安全を確保するとともに、印字乱れの発生を抑制することが可能な記録装置、記録装置の制御方法、制御プログラムおよび記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述課題を解決するため、記録装置は、記録ヘッドと、前記記録ヘッドが載置され、主走査方向に往復駆動されるキャリッジと、前記キャリッジの移動領域を覆う開閉自在に設けられたカバーと、前記キャリッジの走査中に前記カバーが開状態になったか否かを判別する走査中状態判別部と、前記キャリッジの走査中に前記カバーが開状態になった場合に、前記キャリッジの移動速度がユーザが前記キャリッジに接触する前に当該走査方向における走査が完了可能な所定の移動継続速度を超えているか否かを判別する速度判別部と、前記キャリッジの移動速度が前記移動継続速度を超えている場合に、現在の前記キャリッジの走査方向における走査が完了するまで当該移動速度による走査を継続させ、前記移動継続速度を超えていない場合には、走査を停止する印字継続部と、を備えたことを特徴としている。
【0012】
上記構成によれば、走査中状態判別部は、ャリッジの走査中にカバーが開状態になったか否かを判別する。
【0013】
速度判別部は、キャリッジの走査中にカバーが開状態になった場合に、キャリッジの移動速度がユーザが前記キャリッジに接触する前に当該走査方向における走査が完了可能な所定の移動継続速度を超えているか否かを判別する。
【0014】
印字継続部は、キャリッジの移動速度が前記移動継続速度を超えている場合に、現在のキャリッジの走査方向における走査が完了するまで当該移動速度による走査を継続させ、移動継続速度を超えていない場合には、走査を停止する。
【0015】
この場合において、現在の前記キャリッジの走査方向における印字の完了後にカバーの開状態が継続している場合に、次回以降の前記キャリッジの移動速度を所定の安全速度以下に設定する開状態移動速度設定部を備えるようにしてもよい。
【0016】
また、前記キャリッジの走査中に前記カバーが開状態から閉状態に移行した場合に、次回の前記キャリッジの走査方向における当該キャリッジの移動速度を前記開状態移動速度設定部による移動速度設定前の移動速度に復帰させる移動速度復帰部を備えるようにしてもよい。
【0018】
また、記録ヘッドと、前記記録ヘッドが載置され、主走査方向に往復駆動されるキャリッジと、前記キャリッジの移動領域を覆う開閉自在に設けられたカバーと、を備えた記録装置の制御方法において、前記キャリッジの走査中に前記カバーが開状態になったか否かを判別する走査中状態判別過程と、前記キャリッジの走査中に前記カバーが開状態になった場合に、前記キャリッジの移動速度がユーザが前記キャリッジに接触する前に当該走査方向における走査が完了可能な所定の移動継続速度を超えているか否かを判別する速度判別過程と、前記キャリッジの移動速度が前記移動継続速度を超えている場合に、現在の前記キャリッジの走査方向における走査が完了するまで当該移動速度による走査を継続させ、前記移動継続速度を超えていない場合には、走査を停止する印字継続過程と、を備えたことを特徴としている。
【0020】
また、記録ヘッドと、前記記録ヘッドが載置され、主走査方向に往復駆動されるキャリッジと、前記キャリッジの移動領域を覆う開閉自在に設けられたカバーと、を備えた記録装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、前記キャリッジの走査中に前記カバーが開状態になったか否かを判別させ、前記キャリッジの走査中に前記カバーが開状態になった場合に、前記キャリッジの移動速度がユーザが前記キャリッジに接触する前に当該走査方向における走査が完了可能な所定の移動継続速度を超えているか否かを判別させ、前記キャリッジの移動速度が前記移動継続速度を超えている場合に、現在の前記キャリッジの走査方向における走査が完了するまで当該移動速度による走査を継続させ、前記移動継続速度を超えていない場合には、走査を停止させる、ことを特徴としている。
【0021】
この場合において、前記現在の前記キャリッジの走査方向における印字の完了後に前記カバーの開状態が継続している場合に、次回以降の前記キャリッジの移動速度を前記安全速度以下に設定させるようにしてもよい。
【0022】
また、前記キャリッジの走査中に前記カバーが開状態から閉状態に移行した場合に、当該キャリッジの移動速度を前記移動速度設定部による移動速度設定前の移動速度に復帰させるようにしてもよい。
【0023】
また、上記各制御プログラムを、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録するようにしてもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に図面を参照して本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0025】
図1は、実施形態の記録装置であるプリンタの側断面図である。
【0026】
また、図2は、図1のプリンタの外装カバーを外した状態を示す斜視図である。
【0027】
プリンタ10は、複数の記録ワイヤを選択的に打ち出す記録ヘッド20と、この記録ヘッド20が搭載されるキャリッジ30とを備え、記録ヘッド20から打ち出された記録ワイヤをシートに打ち付けることによって文字を含む画像を記録するドットインパクトプリンタである。なお、シートとしては、カットシート(葉書、複写紙を含む)、連続シート(複写紙を含む)等が用いられる。
【0028】
図1に示すように、プリンタ10は、大別すると、記録ユニットを構成するプリンタ本体12と、トラクタユニット13と、シートガイド14とを備え、これらが外装カバー11で覆って構成されている。
【0029】
プリンタ本体12は、記録ヘッド20やキャリッジ30等から構成される記録機構部22と、プラテン23やシート搬送ローラ24、25等から構成されるシート搬送機構部26とを備える。
【0030】
プリンタ本体12は、図1および図2に示すように、左サイドフレーム27Lと右サイドフレーム27Rとの間に、シート案内フレーム28、プラテン23、キャリッジガイド軸29及びローラ軸24a、25aを略平行に架け渡して構成されている。この右サイドフレーム27Rは、さらに、シート搬送モータ32及びキャリッジ駆動モータ31を支持し、このシート搬送モータ32が、輪列機構(不図示)を介してプラテン23及びローラ軸24a、25aを回転させる。これらプラテン23及びローラ軸24a、25aが回転することによって、シートがシートガイド14及びシート案内フレーム28に沿って搬送される。
【0031】
キャリッジガイド軸29は、キャリッジ30を軸方向に移動可能に支持する。キャリッジ30は、キャリッジ駆動ベルトに固定され、このキャリッジ駆動ベルトがキャリッジ駆動モータ31によって駆動されることにより、キャリッジガイド軸29の軸方向に往復動作(往復走行)する。
【0032】
記録ヘッド20は、このキャリッジ30に搭載され、キャリッジ30がキャリッジガイド軸29の軸方向に往復移動することにより、図2に示すように、主走査方向(矢印X方向)に往復移動する。この記録ヘッド20は、複数の記録ワイヤを、プラテン23に向けて打ち出す構成を備えている。
【0033】
プリンタ本体12には、図1に示すように、リボン巻き取り軸50が取り付けられ、このリボン巻き取り軸50は、モータ(不図示)で駆動されるリボンドライブユニット90に連結されている。そして、このリボン巻き取り軸50に対して、リボンカートリッジ(不図示)が着脱自在に装着され、このリボンカートリッジのインクリボンが、記録ヘッド20とプラテン23との間に配置される。これにより、記録ヘッド20は、キャリッジ30により主走査方向に移動する間に、記録ワイヤを突出させてインクリボンに打ち当て、プラテン23と記録ヘッド20との間に搬送されたシートに一行分の文字等の画像を記録する。
【0034】
トラクタユニット13は、トラクタベルト13Aの回転によりシートをシート案内フレーム28に向けて搬送する。ここで、外装カバー11は、プリンタ10のフロント側に開閉可能なカバー15を備えており、このカバー15を開くことにより、シートをトラクタユニット13上にセットすることができる。
【0035】
また、シートガイド14は、シートを手差し給紙する際の手差しトレイとして機能すると共に、上記トラクタユニット13により、シートがプリンタ10のフロントから給紙された場合(フロント給紙の場合)は、シートの排紙トレイとして機能する。
【0036】
以上の構成の下、記録ヘッド20による記録動作は、記録ヘッド20が、キャリッジ30により主走査方向(矢印X方向)に移動される間に、記録ヘッド20からの記録ワイヤの打ち出しにより一行分の記録がなされ、この一行分の記録がなされる度に、フロント給紙の場合は、トラクタユニット13及びシート搬送機構部26が、リア給紙(手差し給紙)の場合は、プラテン23が、シートを所定長(通常行間分)搬送させ、これらの動作が繰り返されることにより実施される。
【0037】
上述した記録ヘッド20、キャリッジ駆動モータ31及びシート搬送モータ32の制御は、制御基板部40(図1参照)が行う。
【0038】
図3は制御基板部40の概要構成ブロック図である。
【0039】
制御基板部40は、大別すると、コントローラ(制御手段)70、インターフェース(I/F)75、モータ駆動部80および記録ヘッド駆動部85を備えている。
【0040】
コントローラ70は、CPU(Central Processing Unit)71、ROM(Read Only Memory)72およびRAM(Random Access Memory)73などから構成され、ROM72に記憶されたプログラムに従ってプリンタ10の動作を中枢的に制御する。このROM(記憶手段)72は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)などの書き換え可能なROMが適用され、各種制御プログラム、データなどが記憶されている。また、RAM73は、CPU71が読み出したプログラムや印字データなどが一時的に格納されるメモリである。
【0041】
インターフェース75は、コントローラ70の制御の下、通信ケーブル76を介して接続されたパーソナルコンピュータ(PC)等の外部機器との間で印字データなどの各種データを送受信する。
【0042】
モータ駆動部80は、コントローラ70の制御の下、キャリッジ駆動モータ31及びシート搬送モータ32を駆動する。
【0043】
記録ヘッド駆動部85は、コントローラ70の制御の下、記録ヘッド20を駆動することにより、記録ワイヤを選択的に突出させる。
【0044】
ところで、このプリンタ10の外装カバー11は、図1に示すように、上記リボンカートリッジなどの交換やメンテナンスのために、キャリッジ30の移動範囲の上方を覆うカバー11aが開閉自在に構成され、カバー11aの開状態を検出するためのカバーセンサ(機械式スイッチ、光学式センサ、静電式センサなど)86が設けられ、このカバーセンサ86の出力信号がコントローラ70に入力されている。
【0045】
上記構成により、制御基板部40は、通信ケーブルを介して接続されたパーソナルコンピュータ等の外部機器との間で通信を行い、外部機器から印刷データを受信すると、この印刷データおよびカバーセンサ86の出力に基づくカバー11aの状態(開状態あるいは閉状態)に基づいて記録制御を行う。
【0046】
次にカバーの状態と記録制御との関係について説明する。
【0047】
図4は、カバーの状態を判別した後に記録速度を制御する場合の処理フローチャートである。
【0048】
図4においては、初期状態において、カバーが閉状態であるものとする。
【0049】
まず、コントローラ70は、カバーセンサ86の出力信号に基づいてカバーが開状態であるか否かを判別する(ステップS1)。
【0050】
ステップS1の判別において、カバーが閉状態のままである場合には(ステップS1;No)、コントローラ70は、現在設定されている記録速度(印字速度)に基づいて次回の印字を行うようにモータ駆動部80および記録ヘッド駆動部85を制御する通常設定印字の制御を行う(ステップS4)。この結果、モータ駆動部80は、キャリッジ駆動モータ31及びシート搬送モータ32を現在設定されている記録速度(印字速度)に対応させて駆動する。また、記録ヘッド駆動部85は、現在設定されている記録速度(印字速度)に対応させて記録ヘッド20を駆動することにより、記録ワイヤを記録速度(印字速度)に同期したタイミングで入力された印刷データに対応させて選択的に突出させる。
【0051】
ステップS1の判別において、カバーが開状態となった場合には(ステップS1;Yes)、コントローラ70は、現在設定されている記録速度(印字速度)において記録をそのまま継続した場合にユーザの安全を確保できるか否かを判別する(ステップS2)。
【0052】
すなわち、現在設定されている記録速度で、キャリッジ30、ひいては、記録ヘッドを走査した場合に、次回のキャリッジ30の移動速度がユーザの安全を確保できる所定の安全速度を超えることになるか否かを判別する。ここで、ユーザの安全を確保できる所定の安全速度とは、万が一ユーザがキャリッジ30に接触した場合でも、キャリッジ30の移動速度が当該ユーザに危険を及ぼすものではない速度をいう。
【0053】
ステップS2の判別において、現在設定されている記録速度で記録を行った場合に、ユーザの安全を確保できないと判別された場合には(ステップS2;No)、コントローラ70は、次回のキャリッジ30の移動速度を安全速度以下の速度に設定して記録(印字)を行う安全設定印字を行う(ステップS3)。この結果、モータ駆動部80は、キャリッジ駆動モータ31及びシート搬送モータ32を、例えば、キャリッジ30の移動速度が安全速度となるように駆動する。また、記録ヘッド駆動部85は、安全速度に対応させて記録ヘッド20を駆動することにより、記録ワイヤを安全速度に同期したタイミングで印刷データに対応させて選択的に突出させる。
【0054】
ステップS2の判別において、現在設定されている記録速度で記録を行った場合でもユーザの安全を確保することができると判別された場合には(ステップS2;Yes)、コントローラ70は、現在設定されている記録速度(印字速度)に基づいて次回の印字を行うようにモータ駆動部80および記録ヘッド駆動部85を制御する通常設定印字の制御を行う(ステップS4)。この結果、モータ駆動部80は、キャリッジ駆動モータ31及びシート搬送モータ32を現在設定されている記録速度(印字速度)に対応させて駆動する。また、記録ヘッド駆動部85は、現在設定されている記録速度(印字速度)に対応させて記録ヘッド20を駆動することにより、記録ワイヤを記録速度(印字速度)に同期したタイミングで入力された印刷データに対応させて選択的に突出させる。
【0055】
図5は、設定された記録速度における安全性を確認した後に、カバーの状態を判別して記録速度を制御する場合の処理フローチャートである。
【0056】
図5においては、初期状態において、カバーが閉状態であるものとする。
【0057】
まず、コントローラ70は、現在設定されている記録速度(印字速度)において記録をそのまま継続した場合にユーザの安全を確保できるか否かを判別する(ステップS11)。
【0058】
ステップS11の判別において、現在設定されている記録速度で記録を行った場合に、ユーザの安全を確保できないと判別された場合には(ステップS11;No)、コントローラ70は、カバーセンサ86の出力信号に基づいてカバーが開状態であるか否かを判別する(ステップS12)。
【0059】
ステップS12の判別において、カバーが閉状態のままである場合には(ステップS12;No)、コントローラ70は、現在設定されている記録速度(印字速度)に基づいて次回の印字を行うようにモータ駆動部80および記録ヘッド駆動部85を制御する通常設定印字の制御を行う(ステップS14)。この結果、モータ駆動部80は、キャリッジ駆動モータ31及びシート搬送モータ32を現在設定されている記録速度(印字速度)に対応させて駆動する。また、記録ヘッド駆動部85は、現在設定されている記録速度(印字速度)に対応させて記録ヘッド20を駆動することにより、記録ワイヤを記録速度(印字速度)に同期したタイミングで入力された印刷データに対応させて選択的に突出させる。
【0060】
ステップS12の判別において、カバーが開状態となった場合には(ステップS12;Yes)、コントローラ70は、次回のキャリッジ30の移動速度を安全速度以下の速度に設定して記録(印字)を行う安全設定印字を行う(ステップS13)。この結果、モータ駆動部80は、キャリッジ駆動モータ31及びシート搬送モータ32を、例えば、キャリッジ30の移動速度が安全速度となるように駆動する。また、記録ヘッド駆動部85は、安全速度に対応させて記録ヘッド20を駆動することにより、記録ワイヤを安全速度に同期したタイミングで印刷データに対応させて選択的に突出させる。
【0061】
ステップS11の判別において、現在設定されている記録速度で記録を行った場合でもユーザの安全を確保することができると判別された場合には(ステップS11;Yes)、コントローラ70は、現在設定されている記録速度(印字速度)に基づいて次回の印字を行うようにモータ駆動部80および記録ヘッド駆動部85を制御する通常設定印字の制御を行う(ステップS14)。この結果、モータ駆動部80は、キャリッジ駆動モータ31及びシート搬送モータ32を現在設定されている記録速度(印字速度)に対応させて駆動する。また、記録ヘッド駆動部85は、現在設定されている記録速度(印字速度)に対応させて記録ヘッド20を駆動することにより、記録ワイヤを記録速度(印字速度)に同期したタイミングで入力された印刷データに対応させて選択的に突出させる。
【0062】
図6は、カバーの状態を判別した後に記録速度を制御する場合の他の処理フローチャートである。
【0063】
図6においては、初期状態において、カバーが開状態であるものとする。
【0064】
まず、コントローラ70は、カバーセンサ86の出力信号に基づいてカバーが開状態であるか否かを判別する(ステップS21)。
【0065】
ステップS21の判別において、カバーが開状態のままである場合には(ステップS21;Yes)、コントローラ70は、現在設定されている記録速度(印字速度)、すなわち、所定の安全速度以下に設定されている記録速度に基づいて次回の印字を行うようにモータ駆動部80および記録ヘッド駆動部85を制御する通常設定印字の制御を行う(ステップS24)。この結果、モータ駆動部80は、キャリッジ駆動モータ31及びシート搬送モータ32を現在設定されている記録速度(印字速度)に対応させて駆動する。また、記録ヘッド駆動部85は、現在設定されている記録速度(印字速度)に対応させて記録ヘッド20を駆動することにより、記録ワイヤを記録速度(印字速度)に同期したタイミングで入力された印刷データに対応させて選択的に突出させる。
【0066】
ステップS21の判別において、カバーが閉状態となった場合には(ステップS21;No)、コントローラ70は、現在設定されている記録速度(印字速度)が本来の記録速度(印字速度)であるか否かを判別する(ステップS22)。すなわち、現在設定されている記録速度がユーザの安全を確保するために本来の記録速度よりも低く設定されているか否かを判別する。
【0067】
ステップS22の判別において、現在設定されている記録速度が本来設定されていた記録速度ではない場合には(ステップS22;No)、コントローラ70は、次回のキャリッジ30の移動速度を本来設定されていた記録速度に設定して記録(印字)を行う速度復帰印字を行う(ステップS23)。この結果、モータ駆動部80は、キャリッジ駆動モータ31及びシート搬送モータ32を、本来設定されていたキャリッジ30の移動速度となるように駆動する。また、記録ヘッド駆動部85は、本来設定されていた記録速度に対応させて記録ヘッド20を駆動することにより、記録ワイヤを安全速度に同期したタイミングで印刷データに対応させて選択的に突出させる。
【0068】
ステップS22の判別において、現在設定されている記録速度が本来設定されていた記録速度と同一であると判別された場合には(ステップS22;Yes)、コントローラ70は、現在設定されている記録速度(印字速度)に基づいて次回の印字を行うようにモータ駆動部80および記録ヘッド駆動部85を制御する通常設定印字の制御を行う(ステップS24)。この結果、モータ駆動部80は、キャリッジ駆動モータ31及びシート搬送モータ32を現在設定されている記録速度(印字速度)に対応させて駆動する。また、記録ヘッド駆動部85は、現在設定されている記録速度(印字速度)に対応させて記録ヘッド20を駆動することにより、記録ワイヤを記録速度(印字速度)に同期したタイミングで入力された印刷データに対応させて選択的に突出させる。
【0069】
図7は、安全性の確認後にカバーの状態を判別して記録速度を制御する場合の他の処理フローチャートである。
【0070】
図7においては、初期状態において、カバーが開状態であるものとする。
【0071】
まず、コントローラ70は、現在設定されている記録速度(印字速度)において記録をそのまま継続した場合にユーザの安全を確保できるか否かを判別する(ステップS31)。
【0072】
ステップS31の判別において、現在設定されている記録速度で記録を行った場合に、ユーザの安全を確保できないと判別された場合には(ステップS31;No)、コントローラ70は、カバーセンサ86の出力信号に基づいてカバーが開状態であるか否かを判別する(ステップS32)。
【0073】
ステップS32の判別において、カバーが閉状態となった場合には(ステップS32;No)、コントローラ70は、次回のキャリッジ30の移動速度を本来設定されていた記録速度に設定して記録(印字)を行う速度復帰印字を行う(ステップS33)。この結果、モータ駆動部80は、キャリッジ駆動モータ31及びシート搬送モータ32を、本来設定されていたキャリッジ30の移動速度となるように駆動する。また、記録ヘッド駆動部85は、本来設定されていた記録速度に対応させて記録ヘッド20を駆動することにより、記録ワイヤを安全速度に同期したタイミングで印刷データに対応させて選択的に突出させる。
【0074】
ステップS32の判別において、カバーが開状態のままである場合には(ステップS32;Yes)、コントローラ70は、現在設定されている記録速度が本来設定されていた記録速度と同一であるとして、コントローラ70は、現在設定されている記録速度(印字速度)に基づいて次回の印字を行うようにモータ駆動部80および記録ヘッド駆動部85を制御する通常設定印字の制御を行う(ステップS34)。この結果、モータ駆動部80は、キャリッジ駆動モータ31及びシート搬送モータ32を現在設定されている記録速度(印字速度)に対応させて駆動する。また、記録ヘッド駆動部85は、現在設定されている記録速度(印字速度)に対応させて記録ヘッド20を駆動することにより、記録ワイヤを記録速度(印字速度)に同期したタイミングで入力された印刷データに対応させて選択的に突出させる。
【0075】
図8は、印字中にカバーの状態を判別して記録速度を制御する場合の処理フローチャートである。
【0076】
図8においては、初期状態において、カバーが閉状態であるものとする。
【0077】
まず、コントローラ70は、カバーセンサ86の出力信号に基づいてカバーが開状態であるか否かを判別する(ステップS41)。
【0078】
ステップS41の判別において、カバーが閉状態のままである場合には(ステップS41;No)、コントローラ70は、現在設定されている記録速度(印字速度)に基づいて次回の印字を行うようにモータ駆動部80および記録ヘッド駆動部85を制御する通常設定印字の制御を行う(ステップS48)。この結果、モータ駆動部80は、キャリッジ駆動モータ31及びシート搬送モータ32を現在設定されている記録速度(印字速度)に対応させて駆動する。また、記録ヘッド駆動部85は、現在設定されている記録速度(印字速度)に対応させて記録ヘッド20を駆動することにより、記録ワイヤを記録速度(印字速度)に同期したタイミングで入力された印刷データに対応させて選択的に突出させる。
【0079】
ステップS41の判別において、カバーが開状態となった場合には(ステップS41;Yes)、コントローラ70は、現在設定されている記録速度(印字速度)が所定の移動継続速度を超過しているか否かを判別する(ステップS42)。すなわち、現在設定されている記録速度で、キャリッジ30、ひいては、記録ヘッドを現在の走査方向における走査を継続した場合に、当該キャリッジ30の移動がユーザの安全を確保できる状態にあるか否かを判別する。ここで、所定の移動継続速度とは、ユーザがカバーをあけた場合でも、ユーザがキャリッジ30に接触するまえに当該走査方向における印字処理が完了可能であり、当該ユーザに危険を及ぼすものではない十分に早い速度をいう。
【0080】
ステップS42の判別において、現在設定されている記録速度(印字速度)が所定の移動継続速度を超過している場合には、当該走査方向における印字を継続する(ステップS43)。
【0081】
そしてコントローラ70は、当該走査方向の印字が完了したか否かを判別する(ステップS44)。
【0082】
ステップS44の判別において、当該走査方向の印字が完了していない場合には(ステップS44;No)、処理を再びステップS43に移行し、印字を継続する。
【0083】
ステップS44の判別において、当該走査方向の印字が完了した場合には(ステップS44;Yes)、コントローラ70は、再びカバーセンサ86の出力信号に基づいてカバーが開状態であるか否かを判別する(ステップS45)。
【0084】
ステップS45の判別において、カバーが再び閉状態とされた場合には(ステップS45;No)、コントローラ70は、本来設定されている記録速度(印字速度)に基づいて次回の印字を行うようにモータ駆動部80および記録ヘッド駆動部85を制御する通常設定印字の制御を行う(ステップS48)。この結果、モータ駆動部80は、キャリッジ駆動モータ31及びシート搬送モータ32を現在設定されている記録速度(印字速度)に対応させて駆動する。また、記録ヘッド駆動部85は、現在設定されている記録速度(印字速度)に対応させて記録ヘッド20を駆動することにより、記録ワイヤを記録速度(印字速度)に同期したタイミングで入力された印刷データに対応させて選択的に突出させる。
【0085】
ステップS45の判別において、カバーが開状態のままである場合には(ステップS45;Yes)、コントローラ70は、次回のキャリッジ30の移動速度を安全速度以下の速度に設定して記録(印字)を行う安全設定印字を行う(ステップS46)。この結果、モータ駆動部80は、キャリッジ駆動モータ31及びシート搬送モータ32を、例えば、キャリッジ30の移動速度が安全速度となるように駆動する。また、記録ヘッド駆動部85は、安全速度に対応させて記録ヘッド20を駆動することにより、記録ワイヤを安全速度に同期したタイミングで印刷データに対応させて選択的に突出させる。
【0086】
ステップS42の判別において、現在設定されている記憶速度(印字速度)が所定の移動継続速度未満である場合には、印字を停止して処理を終了する(ステップS47)。
【0087】
以上の説明のように、本実施形態によれば、ユーザの安全を確保するとともに、印字乱れの発生を抑制することが可能となる。
【0088】
以上の説明においては、記録制御を行うための制御プログラムがあらかじめROMに格納されている場合であったが、ハードディスクや、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等のリムーバブル記録媒体や、ICカード(半導体記憶装置)等にあらかじめ制御プログラムを格納しておいて読み込んだり、インターネット、LANなどの通信ネットワークを介してダウンロードして制御プログラムを実行するように構成することも可能である。
【0089】
また、本発明を、ドットインパクトプリンタに適用する場合について述べたが、インクジェットプリンタ、ファクシミリなどの種々の記録装置に広く適用することが可能である。
【0090】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、ユーザの安全を確保するとともに、印字乱れの発生を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置の実施形態に係るプリンタの側断面図である。
【図2】同プリンタの外装カバーを外した状態を示す斜視図である。
【図3】制御基板部の概要構成ブロック図である。
【図4】カバーの状態を判別した後に記録速度を制御する場合の処理フローチャートである。
【図5】設定された記録速度における安全性を確認した後に、カバーの状態を判別して記録速度を制御する場合の処理フローチャートである。
【図6】カバーの状態を判別した後に記録速度を制御する場合の他の処理フローチャートである。
【図7】安全性の確認後にカバーの状態を判別して記録速度を制御する場合の他の処理フローチャートである。
【図8】印字中にカバーの状態を判別して記録速度を制御する場合の処理フローチャートである。
【符号の説明】
10 プリンタ
11 外装カバー
11a、15 カバー
12 プリンタ本体
13 トラクタユニット
14 シートガイド
20 記録ヘッド
23 プラテン
28 シート案内フレーム
30 キャリッジ
31 キャリッジモータ
32 シート搬送モータ
40 制御基板部
70 コントローラ(開始前状態判別部、次回速度判別部、移動速度設定部、走査中状態判別部、速度判別部、印字継続部)
86 カバーセンサ
Claims (8)
- 記録ヘッドと、
前記記録ヘッドが載置され、主走査方向に往復駆動されるキャリッジと、
前記キャリッジの移動領域を覆う開閉自在に設けられたカバーと、
前記キャリッジの走査中に前記カバーが開状態になったか否かを判別する走査中状態判別部と、
前記キャリッジの走査中に前記カバーが開状態になった場合に、前記キャリッジの移動速度がユーザが前記キャリッジに接触する前に当該走査方向における走査が完了可能な所定の移動継続速度を超えているか否かを判別する速度判別部と、
前記キャリッジの移動速度が前記移動継続速度を超えている場合に、現在の前記キャリッジの走査方向における走査が完了するまで当該移動速度による走査を継続させ、前記移動継続速度を超えていない場合には、走査を停止する印字継続部と、
を備えたことを特徴とする記録装置。 - 請求項1記載の記録装置において、
前記現在の前記キャリッジの走査方向における印字の完了後に前記カバーの開状態が継続している場合に、次回以降の前記キャリッジの移動速度を所定の安全速度以下に設定する開状態移動速度設定部を備えたことを特徴とする記録装置。 - 請求項2記載の記録装置において、
前記キャリッジの走査中に前記カバーが開状態から閉状態に移行した場合に、次回の前記キャリッジの走査方向における当該キャリッジの移動速度を前記開状態移動速度設定部による移動速度設定前の移動速度に復帰させる移動速度復帰部を備えたことを特徴とする記録装置。 - 記録ヘッドと、前記記録ヘッドが載置され、主走査方向に往復駆動されるキャリッジと、前記キャリッジの移動領域を覆う開閉自在に設けられたカバーと、を備えた記録装置の制御方法において、
前記キャリッジの走査中に前記カバーが開状態になったか否かを判別する走査中状態判別過程と、
前記キャリッジの走査中に前記カバーが開状態になった場合に、前記キャリッジの移動速度がユーザが前記キャリッジに接触する前に当該走査方向における走査が完了可能な所定の移動継続速度を超えているか否かを判別する速度判別過程と、
前記キャリッジの移動速度が前記移動継続速度を超えている場合に、現在の前記キャリッジの走査方向における走査が完了するまで当該移動速度による走査を継続させ、前記移動継続速度を超えていない場合には、走査を停止する印字継続過程と、
を備えたことを特徴とする記録装置の制御方法。 - 記録ヘッドと、前記記録ヘッドが載置され、主走査方向に往復駆動されるキャリッジと、前記キャリッジの移動領域を覆う開閉自在に設けられたカバーと、を備えた記録装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、
前記キャリッジの走査中に前記カバーが開状態になったか否かを判別させ、
前記キャリッジの走査中に前記カバーが開状態になった場合に、前記キャリッジの移動速度がユーザが前記キャリッジに接触する前に当該走査方向における走査が完了可能な所定の移動継続速度を超えているか否かを判別させ、
前記キャリッジの移動速度が前記移動継続速度を超えている場合に、現在の前記キャリッジの走査方向における走査が完了するまで当該移動速度による走査を継続させ、前記移動継続速度を超えていない場合には、走査を停止させる、
ことを特徴とする制御プログラム。 - 請求項5記載の制御プログラムにおいて、
前記現在の前記キャリッジの走査方向における印字の完了後に前記カバーの開状態が継続している場合に、次回以降の前記キャリッジの移動速度を前記安全速度以下に設定させることを特徴とする制御プログラム。 - 請求項5または請求項6に記載の制御プログラムにおいて、
前記キャリッジの走査中に前記カバーが開状態から閉状態に移行した場合に、次回の前記キャリッジの走査方向における当該キャリッジの移動速度を前記移動速度設定部による移動速度設定前の移動速度に復帰させることを特徴とする制御プログラム。 - 請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の制御プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
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