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JP4385714B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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JP4385714B2 JP2003348855A JP2003348855A JP4385714B2 JP 4385714 B2 JP4385714 B2 JP 4385714B2 JP 2003348855 A JP2003348855 A JP 2003348855A JP 2003348855 A JP2003348855 A JP 2003348855A JP 4385714 B2 JP4385714 B2 JP 4385714B2
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Description

本発明は、画像記録用のシートの両面に画像を記録することが可能な画像形成装置に関し、特に、シートの両面にそれぞれ形成した画像記録領域がシート面に垂直な方向から見た場合に一致させることが容易な画像形成装置に関する。
本発明は、電子写真方式の複写機、FAX(ファクシミリ)、プリンタ等の画像形成装置やインクジェット方式の画像形成装置等に適用することが可能である。
画像記録用のシートには種々のサイズが有る。前記シートの表面に画像を記録する際の画像記録可能な範囲は、各シートサイズ毎に異なっており、また、画像形成装置の種類毎に異なっている。
また、シートの両面に画像を記録可能な一般的な画像形成装置では、一面目に画像記録したシートを反転させてから2面目に画像を記録している。
前記シートの両面に画像を記録可能な一般的な画像形成装置としては、電子写真方式の画像形成装置が従来周知である。従来周知の前記電子写真方式の画像形成装置としては、次の構成要件(B01)〜(B06)を備えたものが知られている。
(B01)給紙トレイに収容されたシートをレジローラに搬送する給紙用シート搬送装置、
(B02)搬送されたシート前端部を一旦停止させてシート前端部にループを形成させてから、画像記録位置(転写位置)にシートを搬送する前記レジローラ、
(B03)前記画像記録位置(シート転写位置)に配置された回転する像担持体表面の幅方向の所定幅の画像記録領域にトナー像を形成するトナー像形成装置、
(B04)前記シート転写位置を通過するシートに、前記像担持体表面に形成されたトナー像を転写する転写装置、
(B05)前記トナー像が転写されたシートが定着領域を通過する際に前記シート上に転写されたトナー像を加熱定着する一対の定着用回転部材を有する定着装置、
(B06)1面目に画像記録されて前記定着領域を通過したシートを通常のシート搬送方向と直角方向に搬送して反転させるシート反転路を有し、シートの両面に画像記録を行う場合に、前記シート反転路で反転したシートを前記レジロールに再送する両面記録が可能なシート搬送装置。
前記両面記録用の画像形成装置において、シートの1面目にシート幅方向の1面目設定画像記録幅およびシート搬送方向の1面目設定画像記録長さを有する1面目画像記録領域に画像を形成し、シートの2面目に2面目設定画像記録幅および2面目設定画像記録長さを有する2面目画像記録領域に画像を形成する際、シート面に垂直な方向から見たときに前記1面目画像記録領域と2面目画像記録領域とを重なる位置に配置したい場合がある。
図9はシート両面の画像記録領域が重なるように画像記録する場合の説明図であり、図9AはA3SEFのシート(ショートエッジフィード、すなわち、A3シートの短辺が前端となって搬送されるシート)の上面図、図9Bは前記A3SEFのシートに転写領域を通過させながら画像記録を行う状態を示す図、図9Cは前記A3SEFのシートの一面目の画像記録領域に画像記録した状態を示す図、図9Dは前記図9Cのシートを表裏反転させた状態を示す図、図9Eは前記図9Dのシートに転写領域を通過させながら2面目に画像記録を行う状態を示す図、図9Fは前記図9Dのシートの2面目に画像記録が行われた状態を示す図、 図9GはシートSの1面目の画像記録領域S1と2面目との画像記録領域S2とがシートSの紙面に垂直な方向から見た場合にシート搬送方向に位置ずれして配置された状態を示す図、図9HはシートSの1面目の画像記録領域S1と2面目の画像記録領域S2とがシートSの紙面に垂直な方向から見た場合にシート幅方向に位置ずれして配置された状態を示す図、である。
図9Aに示すA3SEFのシートSを使用して両面画像記録を行う場合、最初に1面目に画像を記録するために前記シートSを、図9Bのシート転写領域(画像記録位置)Q4に搬送する。
図9Bにおいて、トナー像が形成された円筒状の像担持体PRの下側面には転写ローラ(図示せず)が圧接しており、圧接領域により転写領域Q4が形成されている。前記転写領域Q4をシートSが通過する際に、シートSの1面目の設定画像記録幅S1aを有する画像記録領域S1の範囲内に1面目の画像が記録される。
図9Cにおいて、前記転写領域Q4を通過したシートSの1面目の画像記録領域S1(設定画像記録幅S1a、設定画像記録長さS1b)には画像が記録されている。
図9Dにおいて、前記図9CのシートSを反転させたシートSの1面目は下側になっており、2面目が上側になっている。
図9Eにおいて、2面目が上側の反転シートSが転写領域(画像記録位置)Q4を通過する時に、像担持体PRの表面に形成された2面目の画像(トナー像)がシートSの2面目の画像記録領域S2に転写される。2面目の画像記録領域S2の画像記録幅S2aおよび画像記録長さS2bは前記1面目の設定画像記録幅S1aおよび画像記録長さS1bと同じ大きさに設定されている。
シートSが前記転写領域Q4(画像記録位置)を通過して2面目に画像が記録された状態を示す図9Fでは、1面目の画像記録領域S1と2面目の画像記録領域S2とが、シートSの紙面に垂直な方向から見た場合に重なる位置に配置されている。
図9Gおよび図9Hの場合には、前記シートSの画像記録領域S1,S2の外周に沿って枠状の画像を記録した場合、前記シートSが遮光性の小さいシートの場合には1面目および2面目の枠の位置が薄くずれて見えることがある。また、両面画像記録した複数のシートを綴じた場合に、見開きの頁の左右の頁において、画像枠の位置が上下方向にずれることがある。
なお、図9の説明では、円筒状の像担持体PR表面に形成されたトナー像をシートに転写する場合について説明したが、中間転写ベルトのバックアップロールが当接する側面と反対側面に形成されたトナー像を、前記バックアップロールに対向配置される2次転写ロールによりシートに転写する場合や、インクジェット記録ヘッドによりシートに画像を記録する場合についても、同様のことが言える。
図10は実際の画像記録装置を使用し、シートの幅方向の一端縁の向きが画像記録位置において一定となるように制御し且つシートの前後端を入れ替えるようにシートを反転してシート両面に画像記録する場合の従来技術の説明図であり、図10Aは給紙トレイに収容されているシートを示す図、図10Bは給紙トレイから取り出したシートを搬送する途中の状態を示す図、図10Cはシートガイドおよびレジローラを通過するシートの状態を示す図、図10Dはシートの1面目にトナー像が転写されながら転写領域(シートへの画像記録位置)を通過するシートの状態を示す図、図10Eは1面目のトナー像が転写されたシートが定着領域を通過する状態を示す図、図10Fは1面目のトナー像が転写、定着されたシートをシート搬送方向の前後端が入れ代わるように反転させた状態を示す図、図10Gは反転したシートがシートガイドおよびレジローラを通過する状態を示す図、図10Hは前記反転シートが2面目にトナー像を転写されながら転写領域(シートへの画像記録位置)を通過する状態を示す図、図10Iはシートの両面にトナー像が転写された状態を示す図である。
給紙トレイ(図示せず)に収容されたシートSを示す図10Aにおいて、A3SEFのシートを収容する給紙トレイに収容されたA3SEFの実際のシートS(図10Aの実線参照)のサイズは、理想的なA3SEFのシートS′(図10Aの1点鎖線参照)のサイズに比較して誤差を有している。すなわち、図10Aの場合、理想的なA3SEFのシートS′(1点鎖線参照)のシート幅(シート搬送方向に垂直な方向の幅)およびシート長(シート搬送方向の長さ)に比較して、給紙トレイに収容されたA3SEFの実際のシートS(実線参照)のシート幅およびシート長さは大きい。また、理想的なA3SEFのシートS′(1点鎖線参照)の形状は長方形であるが、給紙トレイに収容されたA3SEFの実際のシートS(実線参照)の形状は必ずしも長方形ではない。この図10Aに示すA3SEFの実際のシートS(実線参照)の形状はシート搬送方向前端縁が傾斜しているものとする。
すなわち、画像形成装置では、A3SEFのシートのシートサイズは、理想的なA3SEFのシートS′(1点鎖線参照)のシートサイズを記憶(認識)しているが、実際に使用されるA3SEFのシートS(実線参照)のサイズは、画像形成装置が認識しているシートサイズとは異なる(誤差を有する)。
前記A3SEFの実際のシートS(実線参照)は図10Aに示す位置(給紙トレイに収容されている位置)から取り出されて搬送される際、図10Bのように傾斜して搬送される場合が多い。
前記A3SEFの実際のシートS(実線参照)は、図10Cの位置決め用ガイドSGを通過する際、シートSの搬送方向に平行な両端縁の中の一方の端縁が位置決め用ガイドSGのガイド面に接触(図10Cの2点鎖線参照)して、位置決めされる。図10Cの2点鎖線で示すように位置決めされたシートSを下流側に搬送するレジローラRrは、その軸方向に移動可能に構成されている。前記レジローラRrは前記図10Cの2点鎖線で示したシートSを下流側のリードレジセンサSN1に搬送する際に、シート幅方向(レジローラRrの軸方向)に移動して前記シートSを2点鎖線の位置から一定距離だけシート幅方向に搬送する。
すなわち、シートSは、その先端がリードレジセンサSN1の位置(リードレジ位置)に到達した時には、シート幅方向において図10Cに示す実線の位置に移動している。前記図10CのシートSが、2点鎖線位置(シート一端縁がシートガイドSGに当接する位置)から実線位置に移動する際のシート幅方向の移動距離d0は設定された値であり、画像形成装置で記憶されている。なお、シートSをシートガイドSGに当接する位置から前記移動距離d0だけ離隔移動させる理由は、シートSをシートガイドSGに当接する位置で搬送方向に搬送すると、そのシートSが両面記録のために反転して再送されてきた時に、シートガイドSGのガイド壁の端部に衝突するのを防止するためである。
前記図10CのシートSはその先端がリードレジセンサSN1で検出された状態で一旦停止し、所定のタイミングでシート搬送方向下流側に搬送される。前記図10Cの実線の位置からシート搬送方向下流側に搬送されたシートSは、トナー像が形成されたロール状の像担持体PR(図10D参照)とその下側面に圧接する転写ローラ(図示せず)との、圧接領域である転写領域Q4に搬送される。
図10Dにおいて、前記転写領域Q4をシートSが通過する際に、シートSの1面目の設定画像記録幅S1aを有する画像記録領域S1の範囲内に1面目の画像が記録される。なお、図10Dには実際のシートSを実線で示し、理想的なシートS′を1点鎖線で示している。図10DのシートSの1面目の画像記録領域S1とシートSの一端縁との距離d1は設定された値であり、画像形成装置で記憶されている。図10Cおよび図10Dから分かるように、前記シートガイドSGと、シートSの1面目の画像記録領域S1との距離は(d0+d1)である。前記距離(d0+d1)は、画像形成装置により認識されている。
図10Eにおいて、シートSの前端縁から画像記録領域S1までの距離はe1であり、距離e1は設定された値である。A3SEFの実際のシートS(実線参照)のサイズが理想的なシートサイズである場合には、図10EのシートSの後端縁と画像記録領域S1との距離もe1となるように設定されている。しかし、この図10EのA3SEFの実際のシートS(実線参照)は、理想的なシートS′(1点鎖線参照)のシート搬送方向の長さよりも長いため、図10EのシートSの後端縁と画像記録領域S1との距離e1′は、前記e1よりも長くなっている。
図10Eにおいて、前記シートSの1面目に転写されたトナー像(画像)は、定着装置の加熱ロールFhおよびその下側に圧接する加圧ロール(図示せず)の圧接領域である定着領域を通過する際に加熱定着される。
図10Eの加熱ロールFhにより加熱定着されたシートSは、シート搬送方向の前端縁および後端縁が入れ代わるように反転されて、図10Fの状態となる。図10Fの状態ではシートSの1面目の画像領域S1は下側に配置されており、点線で示されている。
前記図10Fに示すシート(1面目の画像記録済のシート)Sは、前記図10Cで説明したのと同様に、図10Gの位置決め用ガイドSGを通過する際、シートSの搬送方向に平行な両端縁の中の一方の端縁が位置決め用ガイドSGのガイド面に接触(図10Gの2点鎖線参照)して、位置決めされる。図10Gの2点鎖線で示すように位置決めされたシートSを下流側に搬送するレジローラRrは、前記下流側のリードレジセンサSN1に搬送する際に、シート幅方向(レジローラRrの軸方向)に移動して前記シートSを2点鎖線の位置から一定距離だけシート幅方向に搬送する。
すなわち、シートSは、その先端がリードレジセンサSN1の位置(リードレジ位置)に到達した時には図10Gに示す実線の位置に移動している。前記図10GのシートSが、2点鎖線位置(シートSの一端縁(1面目と同一の端縁)がシートガイドSGに当接する位置)から実線位置に移動する際のシート幅方向の移動距離d0は設定された値であり、画像形成装置で記憶されている。
前記図10Gの実線の位置からシート搬送方向下流側に搬送されたシートSは、トナー像が形成されたロール状の像担持体PR(図10H参照)とその下側面に圧接する転写ローラ(図示せず)との、圧接領域である転写領域Q4に搬送される。
図10Hにおいて、前記転写領域Q4をシートSが通過する際に、シートSの2面目の設定画像記録幅S2aを有する画像記録領域S2の範囲内に2面目の画像が記録される。図10HのシートSの2面目の画像記録領域S2とシートSの一端縁との距離d2は設定された値であり、画像形成装置で記憶されている。図10Gおよび図10Hから分かるように、前記シートガイドSGと、シートSの2面目の画像記録領域S2との距離は(d0+d2)である。前記距離(d0+d2)は画像形成装置により認識されている。
図10の場合、1面目と2面目の画像記録時にシートガイドSGにガイドされるシートSの一端縁は同一の端縁であり、そのシートSの同一の一端縁はシートガイドSGから前記移動距離d0だけ離れた位置に移動している。また、前記d1とd2とは同じ値(d1=d2)に設定されているので、シートSの前記一端縁と2面目の画像記録領域S2との距離(d0+d2)は、シートSの前記一端縁と1面目の画像記録領域S1との距離(d0+d1)と等しい。すなわち、(d0+d2)=(d0+d1)である。
したがって、図10Iに示すように、A3SEFの実際のシートSの1面目と2面目の画像記録領域S1,S2は、シート面に垂直な方向から見て、シート幅方向では一致している。
図10Iにおいて、シートSの前端縁から画像記録領域S2までの距離はe2であり、距離e2は設定された値である。前記距離e2は前記距離e1と同一の値に設定されている。すなわち、e2=e1である。A3SEFの実際のシートS(実線参照)のサイズが理想的なシートサイズである場合には、図10IのシートSの後端縁と画像記録領域S2との距離e2′もe2′(=e1=e2)となるように設定されている。しかし、この図10IのA3SEFの実際のシートS(実線参照)は、理想的なシートS′(前記図10Eの1点鎖線参照)のシート搬送方向の長さよりも長いため、図10IのシートSの後端縁と画像記録領域S2との距離e2′は、前記e2(=e1)よりも長くなっている。すなわち、e2′>e2となっているので、e2<e1′(図10H参照)となっている。
したがって、図10Iに示すように、A3SEFの実際のシートSの1面目と2面目の画像記録領域S1とS2は、シート面に垂直な方向から見て、シート搬送方向では一致せず、位置ずれしている。
図10の説明から分かるように、A3SEFの実際のシートS(図10Aの実線参照)と、A3SEFの理想的なシートS′(図10Aの1点鎖線参照)との寸法に誤差が有る場合、シートSの前端および後端を入れ替える図10のシート反転方法では、1面目の画像記録領域S1と2面目の画像記録領域S2とは、シート搬送方向に位置ずれする。
なお、前記図10の説明では、円筒状の像担持体PR表面に形成されたトナー像をシートに転写する場合について説明したが、中間転写ベルトのバックアップロールが当接する側面と反対側面に形成されたトナー像を、前記バックアップロールに対向配置される2次転写ロールによりシートに転写する場合や、インクジェット記録ヘッドによりシートに画像を記録する場合についても、同様のことが言える。
図11は実際の画像記録装置を使用し、画像記録位置を通過するシートの搬送方向前端縁の向きが一定となるように且つシートの前後端を入れ替えるようにシートを反転してシート両面に画像記録する場合の従来技術の説明図であり、図11Aは給紙トレイに収容されているシートを示す図、図11Bは給紙トレイから取り出したシートを搬送する途中の状態を示す図、図11Cはレジローラでシートを一旦停止させてシート前端縁の向きをレジローラ軸方向に揃えてからレジローラ軸方向に移動させる状態を示す図、図11Dはシートの1面目にトナー像が転写されながら転写領域(シートへの画像記録位置)を通過するシートの状態を示す図、図11Eは1面目のトナー像が転写されたシートが定着領域を通過する状態を示す図、図11Fは1面目のトナー像が転写、定着されたシートをシート搬送方向の前後端が入れ代わるように反転させた状態を示す図、図11Gは反転したシートをレジローラで一旦停止させてシート前端縁の向きをレジローラ軸方向に揃えてからレジローラ軸方向に移動させる状態を示す図、図11Hは前記反転シートが2面目にトナー像を転写されながら転写領域(シートへの画像記録位置)を通過する状態を示す図、図11Iはシートの両面にトナー像が転写された状態を示す図である。
給紙トレイに収容されたシートを示す図11Aにおいて、図10と同様のシートS’が給紙トレイに収容されている。
前記A3SEFの実際のシートS(実線参照)は図11Aに示す位置(給紙トレイに収容されている位置)から取り出されて搬送される際、図11Bのように傾斜して搬送される場合が多い。
前記A3SEFの実際のシートS(実線参照)は、図11CのレジローラRrにシート前端が当接した状態で一旦停止されてシート前端が図11Cの2点鎖線で示すようにレジローラRrの軸方向に揃えられる(シート前端縁の傾斜であるスキューが補正される)。図11Cの2点鎖線で示す状態のシートSを下流側に搬送するレジローラRrは、その軸方向に移動可能に構成されている。前記レジローラRrは、前記図11Cの2点鎖線で示したシートSを下流側のリードレジセンサSN1に搬送する際に、シート幅方向(レジローラRrの軸方向)に移動して前記シートSを2点鎖線の位置から、シート一端縁がサイドレジセンサSN2に検出される位置(実線で示す位置)までシート幅方向に搬送する。
図11Cに実線で示す前記シートSは、前記シートSの一端縁が前記サイドレジセンサSN2で検出される状態で、シート幅方向の位置を制御されながら搬送される。そしてシートSの先端がリードレジセンサSN1の位置(リードレジ位置)に到達する。すなわち、シートSの先端がリードレジセンサSN1の位置(リードレジ位置)に到達した時点では、シートSの一端縁は前記サイドレジセンサSN2により検出されている。
シートSの先端がリードレジセンサSN1の位置(リードレジ位置)に到達した後は、レジローラRrはシート幅方向には移動せずシートS搬送のための回転のみが行われる。前記シート幅方向には移動せずに前記シート搬送のための回転のみを行うレジローラRrにより搬送されるシートSは、シートSの前端が傾斜している場合には傾斜した状態(姿勢)で、搬送方向下流側に搬送される。
前記傾斜した状態でレジローラRrにより搬送されるシートSは、1面目のトナー像が形成されたロール状の像担持体PR(図11D参照)とその下側面に圧接する転写ローラ(図示せず)との、圧接領域である転写領域Q4に搬送される。
図11Dにおいて、前記傾斜したシートSが転写領域Q4を通過する際に、シートSの1面目の設定画像記録幅S1aを有する画像記録領域S1の範囲内に1面目の画像が記録される。なお、図11Dには実際のシートSを実線で示し、理想的なシートS′を1点鎖線で示している。図11Dの傾斜した状態で搬送されるシートSの1面目の画像記録領域S1の前端は前記転写領域Q4に平行であり、画像記録領域S1のシート幅方向の両端は前記転写領域Q4に垂直である。
図11Eにおいて、シートSの前端縁から画像記録領域S1までの距離はe1であり、距離e1は設定された値である。A3SEFの実際のシートS(実線参照)のサイズが理想的なシートサイズである場合には、図11EのシートSの後端縁と画像記録領域S1との距離e1′はe1′=e1となるように設定されている。しかし、この図11EのA3SEFの実際のシートS(実線参照)は、理想的なシートS′(1点鎖線参照)のシート搬送方向の長さよりも長いため、図11EのシートSの後端縁と画像記録領域S1との距離e1′は、前記e1よりも長くなっている。すなわち、e1′>e1となっている。
また、図11Eから分かるように実際のシートSのシート幅は理想的なシートS′のシート幅よりも大きいので、シートSの一端縁と1面目の画像記録領域S1との距離d1に比較して、シートSの他端縁と1面目の画像記録領域S1との距離d1′は大きくなっている。
図11Eにおいて、前記シートSの1面目に転写されたトナー像(画像)は、定着装置の加熱ロールFhおよびその下側に圧接する加圧ロール(図示せず)の圧接領域である定着領域を通過する際に加熱定着される。
図11Eの加熱ロールFhにより加熱定着されたシートSは、シート搬送方向の前端縁および後端縁が入れ代わるように反転されて、図11Fの状態となる。図11Fの状態ではシートSの1面目の画像領域S1は下側に配置されており、点線で示されている。
前記図11Fに示すシート(1面目の画像記録済のシート)Sは、図11GのレジローラRrに搬送される。
図11Gにおいて、レジローラRrに搬送されたシートS(2点鎖線参照)は、その前端がレジローラRrに当接した状態で一旦停止されて、シート前端の向きがレジローラRrの軸方向に揃えられる(シート前端縁の傾斜であるスキューが補正される)。図11Gの2点鎖線で示す状態のシートSを下流側に搬送するレジローラRrは、前記図11Gの2点鎖線で示したシートSを下流側のリードレジセンサSN1に搬送する際に、シート幅方向(レジローラRrの軸方向)に移動して前記シートSを2点鎖線の位置から、シート一端縁がサイドレジセンサSN2に検出される位置(実線で示す位置)までシート幅方向に搬送する。
図11Gに実線で示す前記シートSは、前記シートSの幅方向の一端縁が前記サイドレジセンサSN2で検出される状態で、シート幅方向の位置を制御されながら搬送される。そしてシートSの先端がリードレジセンサSN1の位置(リードレジ位置)に到達する。すなわち、シートSの先端がリードレジセンサSN1の位置(リードレジ位置)に到達した時点では、シートSの一端縁は前記サイドレジセンサSN2により検出されている。
シートSの先端がリードレジセンサSN1の位置(リードレジ位置)に到達した後は、レジローラRrはシート幅方向には移動せずシートS搬送のための回転のみが行われる。前記シート幅方向には移動せずに前記シート搬送のための回転のみを行うレジローラRrにより搬送されるシートSは、シートSの前端が傾斜している場合には傾斜した状態(姿勢)で、搬送方向下流側に搬送される。
前記傾斜した状態でレジローラRrにより搬送されるシートSは、2面目のトナー像が形成されたロール状の像担持体PR(図11H参照)とその下側面に圧接する転写ローラ(図示せず)との、圧接領域である転写領域Q4に搬送される。
図11Hにおいて、前記傾斜したシートSが転写領域Q4を通過する際に、シートSの2面目の設定画像記録幅S2aを有する画像記録領域S2の範囲内に2面目の画像が記録される。図11Hの傾斜した状態で搬送されるシートSの2面目の画像記録領域S2の前端は前記転写領域Q4に平行であり、画像記録領域S2のシート幅方向の両端は前記転写領域Q4に垂直である。
2面目の画像が記録されたシートSは前記図11Eで説明したように加熱定着される。
前記2面目の画像が記録されたシートSを示す図11Iにおいて、シートSの前端縁から2面目の画像記録領域S2までの距離はe2であり、距離e2はe2=e1に設定されている値である。A3SEFの実際のシートS(実線参照)のサイズが理想的なシートサイズである場合には、図11IのシートSの後端縁と2面目の画像記録領域S2との距離もe2となるように設定されている。しかし、この図11IのA3SEFの実際のシートS(実線参照)は、理想的なシートS′(図11Aの1点鎖線参照)のシート搬送方向の長さよりも長いため、図11IのシートSの後端縁と2面目の画像記録領域S2との距離e2′は、e2′>e2となっている。
また、前記図11A、図11Eで説明したように実際のシートSのシート幅は理想的なシートS′のシート幅よりも大きいので、シートSの一端縁と2面目の画像記録領域S2との距離d2に比較して、シートSの他端縁と2面目の画像記録領域S2との距離d2′は大きくなっている。
図11Iにおいて、シートSの前端縁から画像記録領域S2までの距離はe2であり、e2=e1に設定されている。A3SEFの実際のシートS(実線参照)のサイズが理想的なシートサイズである場合には、図11IのシートSの後端縁と画像記録領域S2との距離e2′はe2′(=e2=e1)となるように設定されている。しかし、この図11IのA3SEFの実際のシートS(実線参照)は、理想的なシートS′(前記図11A、図11Eの1点鎖線参照)のシート長(シート搬送方向の長さ)よりも長いため、図11IのシートSの後端縁と画像記録領域S2との距離e2′は、e2′>e2となっている。また、前述したように、e1′>e1となっている。
なお、図11Iにおいてe1′,e1の位置は、e2,e2′の位置から下方にずれた位置に図示されているが、実際は図11Fから分かるようにe1′(図11F参照)はe2(図11I参照)と重なり、e1(図11F参照)はe2′(図11I参照)と重なっている。
したがって、図11Iに示すように、A3SEFの実際のシートSの1面目と2面目の画像記録領域S1,S2は、シート面に垂直な方向から見て、シート搬送方向では一致せず、位置ずれしている。
また、図11に示すように、シートSが長方形ではなく、シート前端縁が傾斜している場合、A3SEFの実際のシートSの1面目と2面目の画像記録領域S1,S2は、シート面に垂直な方向から見て、互いに交差するように傾斜している。
前記図11の説明から分かるように、図11の場合(画像記録位置においてシートの搬送方向前端縁の方向が一定となるように且つシートの前後端を入れ替えるようにシートを反転してシート両面に画像記録する場合)、シートの両面の画像記録領域S1,S2は、シート面に垂直な方向から見て一致しない。
なお、前記図11の説明では、円筒状の像担持体PR表面に形成されたトナー像をシートに転写する場合について説明したが、中間転写ベルトのバックアップロールが当接する側面と反対側面に形成されたトナー像を、前記バックアップロールに対向配置される2次転写ロールによりシートに転写する場合や、インクジェット記録ヘッドによりシートに画像を記録する場合についても、同様のことが言える。
前記図9〜図11の説明から分かるように、シートの側端を基準にしてシート位置を調節する側端基準方式(図10の場合)や、シートの前端を基準にしてシート位置を調節する前端基準方式(図11の場合)と、従来のシートの前後端を交換して反転させるシート反転方式では、実際のシートサイズのバラツキや形状のバラツキ(直角度のバラツキ)等により、シートの表裏の画像記録領域の位置合わせが困難であった。
本発明は、前述の事情に鑑み、次の記載内容(O01)を課題とする。
(O01)シートの両面に画像を記録する場合のシートの1面目の画像記録領域と2面目の画像記録領域とを、シート面に垂直な方向から見て重なるようにすること。
次に、前記課題を解決した本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。また、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
(本発明)
前記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、次の構成要件(A01)〜(A05)を備えたことを特徴とする。
(A01)給紙トレイ(TR1〜TR3)に収容されたシート(S)をレジローラ(Rr)に搬送する給紙用シート搬送装置(SH1+Rp+Rs+Ra)と、搬送されたシート前端部を一旦停止させてシート前端部にループを形成させてから、画像記録位置(Q4)にシート(S)を搬送する前記レジローラ(Rr)と、1面目に画像記録されたシート(S)を通常のシート搬送方向と直角方向に搬送して反転させるシート反転路(SH3)とを有し、シート(S)の両面に画像記録を行う場合に、前記シート反転路(SH3)で反転したシート(S)を前記レジローラ(Rr)に再送するシート搬送装置(SH)、
(A02)前記画像記録位置(Q4)を通過する前記シート(S)上のシート幅方向に設定された設定画像記録幅(S1a,S2a)およびシート搬送方向に設定された設定画像記録長さ(S1b,S2b)を有する設定画像領域(S1,S2)内に画像を記録する画像記録装置(UY〜UK+BM+T2)、
(A03)前記レジローラ(Rr)と前記画像記録位置(Q4)との間に配置され前記シート(S)の1面目に画像記録する際に前記シート(S)の幅方向の両端縁の中の一端縁の位置を検出する1面目サイドレジセンサ(SN2)と、前記シート(S)の2面目に画像記録する際に反転した前記シート(S)の幅方向の前記一端縁と同一の端縁の位置を検出する2面目サイドレジセンサ(SN3)とを有するサイドレジセンサ(SN2+SN3)、
(A04)前記シート(S)の1面目の画像記録時の前記一端縁の位置である1面目サイドレジ位置を前記1面目サイドレジセンサ(SN2)の検出信号に応じて検出する1面目サイドレジ位置検出手段と、反転した前記シート(S)の2面目の画像記録時の前記一端縁と同一端縁の位置である2面目サイドレジ位置を前記2面目サイドレジセンサ(SN3)の検出信号に応じて検出する2面目サイドレジ位置検出手段とを有するサイドレジ位置検出手段、
(A05)前記シート(S)の1面目の画像記録時に前記1面目サイドレジ位置からシート(S)の中央側に1面目設定距離d1だけ離れた位置の前記設定画像領域(S1)に1面目の画像を記録するとともに、前記シート(S)の2面目の画像記録時に前記2面目サイドレジ位置からシート(S)の中央側に前記1面目設定距離d1と等しい2面目設定距離d2だけ離れた位置の前記設定画像領域(S2)に2面目の画像を記録する前記画像記録装置(UY〜UK+BM+T2)。
(本発明の作用)
前記構成要件を備えた本発明の画像形成装置では、シート搬送装置(SH)の給紙用シート搬送装置(SH1+Rp+Rs+Ra)は、給紙トレイ(TR1〜TR3)に収容されたシート(S)をレジローラに搬送する。レジローラ(Rr)は、前記リードレジ位置に搬送されたシート前端部を一旦停止させてシート前端部にループを形成させてから、画像記録位置(転写位置)(Q4)にシート(S)を搬送する。
画像記録装置(UY〜UK+BM+T2)は、前記画像記録位置(Q4)を通過する前記シート(S)上のシート幅方向に設定された設定画像記録幅(S1a,S2a)およびシート搬送方向に設定された設定画像記録長さ(S1b,S2b)を有する設定画像領域(S1,S2)内に画像を記録する。
シート搬送装置(SH)は、1面目に画像記録されたシート(S)を通常のシート搬送方向と直角方向に搬送して反転させるシート反転路(SH3)を有し、シート(S)の両面に画像記録を行う場合に、前記シート反転路(SH3)で反転したシート(S)を前記レジローラ(Rr)に再送する。前記シート反転路(SH3)で反転したシート(S)はシート幅方向の両端縁の位置が交換される(入れ代わる)。
サイドレジセンサ(SN2+SN3)は、前記レジローラ(Rr)と前記画像記録位置(Q4)との間に配置された1面目サイドレジセンサ(SN2)および2面目サイドレジセンサ(SN3)を有しており、前記1面目サイドレジセンサ(SN2)は、前記シート(S)の1面目に画像記録する際の前記シート(S)の幅方向の両端縁の中の一端縁の位置を検出する。前記2面目サイドレジセンサ(SN3)は、前記シート(S)の2面目に画像記録する際の反転した前記シート(S)の幅方向の前記一端縁と同一の端縁の位置を検出する。
サイドレジ位置検出手段は、1面目サイドレジ位置検出手段および2面目サイドレジ位置検出手段を有しており、前記1面目サイドレジ位置検出手段は、前記シート(S)の1面目の画像記録時の前記一端縁の位置である1面目サイドレジ位置を前記1面目サイドレジセンサ(SN2)の検出信号に応じて検出する。2面目サイドレジ位置検出手段は、前記シート(S)の2面目の画像記録時の前記一端縁と同一端縁の位置である2面目サイドレジ位置を前記2面目サイドレジセンサ(SN3)の検出信号に応じて検出する。
前記画像記録装置(UY〜UK+BM+T2)は、前記シート(S)の1面目の画像記録時に前記1面目サイドレジ位置(1面目の画像記録時のシート(S)の一端縁の位置)からシート(S)の中央側に1面目設定距離d1だけ離れた位置の前記設定画像領域(S1)に1面目の画像を記録するとともに、前記シート(S)の2面目の画像記録時に前記2面目サイドレジ位置(2面目の画像記録時の前記一端縁と同一端縁の位置)からシート(S)の中央側に前記1面目設定距離d1と等しい2面目設定距離d2だけ離れた位置の前記設定画像領域(S2)に2面目の画像を記録する。
したがって、前記シート(S)上の1面目の設定画像領域(S1)と、2面目の設定画像領域(S2)とは、シート(S)のシート幅方向の同一の端縁からシート(S)の中央側に前記設定距離(d1,d2、但し、d1=d2)だけ離れた位置に配置される。このため、シート(S)の紙面に垂直な方向から見た場合に、1面目の設定画像領域(S1)と、2面目の設定画像領域(S2)とはシート幅方向で重なる位置に配置される。
また、シート(S)は、通常のシート搬送方向と直角方向に搬送して、シート(S)の幅方向の両端縁が交換される(入れ代わる)ように反転するので、1面目および2面目の画像記録時に、1面目画像記録領域(S1)の前端とシート前端との距離e1と、2面目画像記録領域(S2)の前端とシート前端との距離e2とを同一の値にする(e2=e1にする)ことが容易である。したがって、1面目の設定画像領域(S1)と2面目の設定画像領域(S2)とはシート搬送方向で、シート前端から同じ位置に形成するすることができるので、シート(S)の紙面に垂直な方向から見た場合に、1面目の設定画像領域(S1)と、2面目の設定画像領域(S2)とはシート搬送方向で重なる位置に配置することができる。
したがって、例えば、前記1面目および2面目の設定画像領域(S2)の外周縁に沿った枠を画像として記録する場合、シート(S)の紙面に垂直な方向から見た場合に、1面目の枠画像と2面目の枠画像とが重なった位置に形成することができる。
(本発明の形態1)
本発明の形態1の画像形成装置は、前記本発明の画像形成装置において次の構成要件(A06)を備えることが可能である。
(A06)前記1面目サイドレジセンサ(SN2)の配置位置とシート幅方向で同一位置に設定された前記1面目サイドレジ位置を前記シート(S)の一端縁が通過するように、前記1面目の画像記録時のシート(S)を搬送する前記シート搬送装置(SH)。
(本発明の形態1の作用)
前記構成要件(A06)を備えた本発明の形態1の画像形成装置では、前記シート搬送装置(SH)は、前記1面目サイドレジセンサ(SN2)の配置位置とシート幅方向で同一位置に設定された前記1面目サイドレジ位置を前記シート(S)の一端縁が通過するように、前記1面目の画像記録時のシート(S)を搬送する。
この場合、前記シート(S)の1面目の画像記録時に前記1面目サイドレジ位置からシート(S)の中央側に1面目設定距離d1だけ離れた前記設定画像領域(S1)は、前記1面目サイドレジセンサ(SN2)の位置からシート(S)の中央側に前記1面目設定距離d1だけ離れた位置に配置される。
したがって、前記画像記録装置(UY〜UK+BM+T2)は、前記シート(S)の1面目の画像記録時に前記1面目サイドレジセンサ(SN2)からシート(S)の中央側に1面目設定距離d1だけ離れた位置に前記設定画像領域(S1)が配置されるように1面目の画像を記録することになる。
(本発明の形態2)
本発明の形態2の画像形成装置は、前記本発明の画像形成装置において次の構成要件(A07)を備えたことを特徴とする。
(A07)前記1面目サイドレジセンサ(SN2)の配置位置からシート幅方向に距離d0だけ離れた位置に設定された前記1面目サイドレジ位置を前記シート(S)の一端縁が通過するように、前記1面目の画像記録時のシート(S)を搬送する前記シート搬送装置(SH)。
(本発明の形態2の作用)
前記構成要件(A07)を備えた本発明の形態2の画像形成装置では、前記シート搬送装置(SH)は、前記1面目サイドレジセンサ(SN2)の配置位置からシート幅方向に距離d0だけ離れた位置に設定された前記1面目サイドレジ位置を前記シート(S)の一端縁が通過するように、前記1面目の画像記録時のシート(S)を搬送する。
この場合、前記シート(S)の1面目の画像記録時に前記1面目サイドレジ位置からシート(S)の中央側に1面目設定距離d1だけ離れた前記設定画像領域(S1)は、前記1面目サイドレジセンサ(SN2)の位置からシート(S)の中央側に距離(d0+d1)だけ離れた位置に配置される。
したがって、前記画像記録装置(UY〜UK+BM+T2)は、前記シート(S)の1面目の画像記録時に前記1面目サイドレジセンサ(SN2)からシート(S)の中央側に距離(d0+d1)だけ離れた位置に前記設定画像領域(S1)が配置されるように1面目の画像を記録することになる。
(本発明の形態3)
本発明の形態3の画像形成装置は、前記本発明または本発明の形態1もしくは2の画像形成装置において次の構成要件(A08)を備えたことを特徴とする。
(A08)前記2面目サイドレジセンサ(SN3)の配置位置とシート幅方向で同一位置に設定された前記2面目サイドレジ位置を前記シート(S)の一端縁が通過するように、前記2面目の画像記録時のシート(S)を搬送する前記シート搬送装置(SH)。
(本発明の形態3の作用)
前記構成要件(A08)を備えた本発明の形態3の画像形成装置では、前記シート搬送装置(SH)は、前記2面目サイドレジセンサ(SN3)の配置位置とシート幅方向で同一位置に設定された前記2面目サイドレジ位置を前記シート(S)の一端縁が通過するように、前記2面目の画像記録時のシート(S)を搬送する。
この場合、前記シート(S)の2面目の画像記録時に前記2面目サイドレジ位置からシート(S)の中央側に2面目設定距離d2だけ離れた前記設定画像領域(S2)は、前記2面目サイドレジセンサ(SN3)の位置からシート(S)の中央側に前記2面目設定距離d2だけ離れた位置に配置される。
したがって、前記画像記録装置(UY〜UK+BM+T2)は、前記シート(S)の2面目の画像記録時に前記2面目サイドレジセンサ(SN3)からシート(S)の中央側に2面目設定距離d2だけ離れた位置に前記設定画像領域(S2)が配置されるように2面目の画像を記録することになる。
前記2面目設定距離d2を、前記1面目設定距離d1に対して、d2=d1に設定することにより、2面目設定画像領域(S2)と1面目の設定画像領域(S1)とをシート面に垂直な方向から見てシート幅方向に重ねることができる。
(本発明の形態4)
本発明の形態4の画像形成装置は、前記本発明または本発明の形態1もしくは2の画像形成装置において次の構成要件(A09)を備えたことを特徴とする。
(A09)前記2面目サイドレジセンサ(SN3)の配置位置からシート幅方向に距離d0だけ離れた位置に設定された前記2面目サイドレジ位置を前記シート(S)の一端縁が通過するように、前記2面目の画像記録時のシート(S)を搬送する前記シート搬送装置(SH)。
(本発明の形態4の作用)
前記構成要件(A09)を備えた本発明の形態4の画像形成装置では、前記シート搬送装置(SH)は、前記2面目サイドレジセンサ(SN3)の配置位置からシート幅方向に距離d0だけ離れた位置に設定された前記2面目サイドレジ位置を前記シート(S)の一端縁が通過するように、前記2面目の画像記録時のシート(S)を搬送する。
この場合、前記シート(S)の2面目の画像記録時に前記1面目サイドレジ位置からシート(S)の中央側に2面目設定距離d2だけ離れた前記設定画像領域(S2)は、前記2面目サイドレジセンサ(SN3)の位置からシート(S)の中央側に距離(d0+d2)だけ離れた位置に配置される。
したがって、前記画像記録装置(UY〜UK+BM+T2)は、前記シート(S)の2面目の画像記録時に前記2面目サイドレジセンサ(SN3)からシート(S)の中央側に距離(d0+d2)だけ離れた位置に前記設定画像領域(S2)が配置されるように2面目の画像を記録することになる。
前記2面目設定距離d2を、前記1面目設定距離d1に対して、d2=d1に設定することにより、2面目設定画像領域(S2)と1面目の設定画像領域(S1)とをシート面に垂直な方向から見てシート(S)幅方向に重ねることができる。
(本発明の形態5)
本発明の形態5の画像形成装置は、前記本発明または本発明の形態1もしくは4のいずれかの画像形成装置において次の構成要件(A010),(A011)を備えたことを特徴とする。
(A010)前記1面目サイドレジセンサ(SN2)および2面目サイドレジセンサ(SN3)により前記シート(S)の一端縁が検出されるように前記シート(S)をシート幅方向に搬送するシート幅方向搬送部材、
(A011)前記シート幅方向搬送部材の作動を制御して、前記シート(S)の1面目の前記設定画像領域(S1)と2面目の前記設定画像領域(S2)とが紙面に垂直な方向から見て一致するように、前記シート(S)のシート幅方向の位置を制御するシート幅方向位置制御手段。
(本発明の形態5の作用)
前記構成要件(A010),(A011)を備えた本発明の形態5の画像形成装置では、シート幅方向搬送部材は、前記1面目サイドレジセンサ(SN2)および2面目サイドレジセンサ(SN3)により前記シート(S)の一端縁が検出されるように前記シート(S)をシート幅方向に搬送する。
シート幅方向位置制御手段は、前記シート幅方向搬送部材の作動を制御して、前記シート(S)の1面目の前記設定画像領域(S1)と2面目の前記設定画像領域(S2)とが紙面に垂直な方向から見て一致するように、前記シート(S)のシート幅方向の位置を制御する。
(本発明の形態6)
本発明の形態6の画像形成装置は、前記本発明の形態5の画像形成装置において次の構成要件(A010′),(A011′)を備えたことを特徴とする。
(A010′)前記画像記録位置(Q4)でのシート(S)の幅方向の位置を調節するためにシート搬送中の前記レジローラ(Rr)をシート幅方向に移動させるレジローラ移動装置により構成された前記シート幅方向搬送部材、
(A011′)シート(S)の1面目の設定画像領域(S1)と2面目の設定画像領域(S2)とが紙面に垂直な方向から見て一致するように、前記レジローラ(Rr)をシート幅方向に移動させて前記画像記録位置(Q4)でのシート(S)の幅方向の位置を調節するレジローラ移動制御手段により構成された前記シート幅方向位置制御手段。
(本発明の形態6の作用)
前記構成要件(A010′),(A011′)を備えた本発明の形態6の画像形成装置では、レジローラ移動装置により構成された前記シート幅方向搬送部材は、前記画像記録位置(Q4)でのシート(S)の幅方向の位置を調節するためにシート搬送中の前記レジローラ(Rr)をシート幅方向に移動させる。
レジローラ移動制御手段により構成された前記シート幅方向位置制御手段は、シート(S)の1面目の設定画像領域(S1)と2面目の設定画像領域(S2)とが紙面に垂直な方向から見て一致するように、前記レジローラ(Rr)をシート幅方向に移動させて前記画像記録位置(Q4)でのシート(S)の幅方向の位置を調節する。
(本発明の形態7)
本発明の形態7の画像形成装置は、前記本発明または本発明の形態1もしくは4のいずれかの画像形成装置において次の構成要件(A012)を備えたことを特徴とする。
(A012)シート(S)の1面目の設定画像領域(S1)と2面目の設定画像領域(S2)とが紙面に垂直な方向から見て一致するように、前記1面目のシート幅方向の設定画像領域記録位置に対して、前記2面目のシート幅方向の設定画像領域記録位置を前記シート幅方向にシフトする前記画像記録装置(UY〜UK+BM+T2)。
(本発明の形態7の作用)
前記構成要件(A012)を備えた本発明の形態7の画像形成装置では、画像記録装置(UY〜UK+BM+T2)は、シート(S)の1面目の設定画像領域(S1)と2面目の設定画像領域(S2)とが紙面に垂直な方向から見て一致するように、前記1面目のシート幅方向の設定画像領域(S1)の記録位置に対して、前記2面目のシート幅方向の設定画像領域(S2)の記録位置を前記シート幅方向にシフトする。
(本発明の形態8)
本発明の形態8の画像形成装置は、前記本発明または本発明の形態1もしくは7のいずれかの画像形成装置において次の構成要件(A013)〜(A015)を備えたことを特徴とする。
(A013)前記画像記録に使用する定型サイズのシート(S)のシート幅を記憶する定型サイズシート幅記憶手段、
(A014)前記画像記録に使用するシート(S)が定型サイズシート(S)である場合に前記使用するシート(S)の定型サイズを検出する使用シート定型サイズ検出手段、
(A015)前記使用する定型サイズのシート幅以上前記シート幅方向に離れて配置された前記1面目サイドレジセンサ(SN2)および2面目サイドレジセンサ(SN3)。
(本発明の形態8の作用)
前記構成要件(A013)〜(A015)を備えた本発明の形態8の画像形成装置では、定型サイズシート幅記憶手段は、前記画像記録に使用する定型サイズのシート(S)のシート幅を記憶する。
使用シート定型サイズ検出手段は、前記画像記録に使用するシート(S)が定型サイズシート(S)である場合に前記使用するシート(S)の定型サイズを検出する。
前記1面目サイドレジセンサ(SN2)および2面目サイドレジセンサ(SN3)は、前記使用する定型サイズのシート幅以上前記シート幅方向に離れて配置される。この場合、前記使用する定型サイズのシート幅は、前記1面目サイドレジセンサ(SN2)および2面目サイドレジセンサ(SN3)間の距離以下である。したがって、前記シート(S)を、前記1面目サイドレジセンサ(SN2)および2面目サイドレジセンサ(SN3)間に配置した状態で搬送しながら前記シート(S)に1面目または2面目の画像を形成することができる。この場合のシート(S)のシート幅方向の位置調節および画像記録が行われる設定画像領域(S1,S2)のシート幅方向の位置調節は、前記1面目サイドレジセンサ(SN2)と2面目サイドレジセンサ(SN3)との間で調節することができる。
(本発明の形態9)
本発明の形態9の画像形成装置は、前記本発明または本発明の形態8の画像形成装置において次の構成要件(A016)を備えたことを特徴とする。
(A016)前記使用する定型サイズのシート幅だけ前記シート幅方向に離れて配置される前記1面目サイドレジセンサ(SN2)および2面目サイドレジセンサ(SN3)。
(本発明の形態9の作用)
前記構成要件(A016)を備えた本発明の形態9の画像形成装置では、前記1面目サイドレジセンサ(SN2)および2面目サイドレジセンサ(SN3)は、前記使用する定型サイズのシート幅だけ前記シート幅方向に離れて配置される。
この場合、1面目および2面目のシート搬送方法および設定画像領域(S1,S2)のシート幅方向の位置決めを次の(1),(2)のように行うことにより、1面目および2面目の設定画像領域(S2)をシート幅方向に重なる位置に容易に配置することができる。
(1)前記1面目サイドレジセンサ(SN2)の位置と画像記録位置(Q4)における前記1面目サイドレジ位置とがシート幅方向で同一位置となるようにシート(S)を搬送し且つ前記シート(S)の1面目の画像記録時に前記1面目サイドレジ位置からシート(S)の中央側に1面目設定距離d1だけ離れた位置に前記設定画像領域(S1)が配置されるように1面目の画像を記録する。
(2)前記2面目サイドレジセンサ(SN3)の位置と画像記録位置(Q4)における前記2面目サイドレジ位置とがシート幅方向で同一位置となるようにシート(S)を搬送し且つ前記シート(S)の2面目の画像記録時に前記2面目サイドレジ位置からシート(S)の中央側に2面目設定距離d2だけ離れた位置に前記設定画像領域(S2)が配置されるように2面目の画像を記録する。
(本発明の形態10)
本発明の形態10の画像形成装置は、前記本発明または本発明の形態1ないし9のいずれかの画像形成装置において次の構成要件(A017)を備えたことを特徴とする。
(A017)前記1面目サイドレジ位置と前記2面目サイドレジ位置との間で移動可能に配置されるとともに、前記1面目サイドレジ位置に移動をした状態では前記1面目サイドレジセンサ(SN2)として動作し、前記2面目サイドレジ位置に移動した状態では前記2面目サイドレジセンサ(SN3)として動作する1個の前記サイドレジセンサ。
(本発明の形態10の作用)
前記構成要件(A017)を備えた本発明の形態10の画像形成装置では、1個のサイドレジセンサを、前記1面目サイドレジ位置と前記2面目サイドレジ位置との間で移動可能に配置する。前記1個のサイドレジセンサは、前記1面目サイドレジ位置に移動をした状態では前記1面目サイドレジセンサ(SN2)として動作し、前記2面目サイドレジ位置に移動した状態では前記2面目サイドレジセンサ(SN3)として動作する。この場合、使用するサイドレジセンサは1個であるが、前記1個のサイドレジセンサを使用することにより、サイズの異なる種々のサイズのシート端縁を適切な位置で検出することができる。また、使用するサイドレジセンサが1個なので、使用するサイドレジセンサの個数を少なくすることができる。
(本発明の形態11)
本発明の形態11の画像形成装置は、前記本発明または本発明の形態1ないし9のいずれかの画像形成装置において次の構成要件(A018)を備えたことを特徴とする。
(A018)固定配置された1個の前記1面目サイドレジセンサ(SN2)および、使用する複数の定型サイズのシート幅に応じて複数位置に移動可能に配置された前記1面目サイドレジセンサ(SN2)とは異なる1個の前記2面目サイドレジセンサ(SN3)。
(本発明の形態11の作用)
前記構成要件(A018)を備えた本発明の形態11の画像形成装置では、固定配置された1個の前記1面目サイドレジセンサ(SN2)および、使用する複数の定型サイズのシート幅に応じて複数位置に移動可能に配置された前記1面目サイドレジセンサ(SN2)とは異なる1個の前記2面目サイドレジセンサ(SN3)が使用される。この場合、使用するサイドレジセンサは2個であるが、前記2個のサイドレジセンサを使用することにより、サイズの異なる種々のサイズのシート端縁を適切な位置で検出することができる。
(本発明の形態12)
本発明の形態12の画像形成装置は、前記本発明または本発明の形態1ないし9のいずれかの画像形成装置において次の構成要件(A019)を備えることができる。
(A019)固定配置された1個の前記1面目サイドレジセンサ(SN2)および、使用する複数の定型サイズのシート幅に応じてそれぞれ固定配置された複数の前記2面目サイドレジセンサ(SN3)。
(本発明の形態12の作用)
前記構成要件(A019)を備えた本発明の形態12の画像形成装置では、固定配置された1個の1面目サイドレジセンサ(SN2)と、使用する複数の定型サイズのシート幅に応じてそれぞれ固定配置された複数の2面目サイドレジセンサ(SN3)とが使用される。この場合、2面目のサイドレジセンサ(SN3)を移動させる機構を設ける必要がなくなる。
(本発明の形態13)
本発明の形態13の画像形成装置は、前記本発明または本発明の形態1ないし9のいずれかの画像形成装置において次の構成要件(A020)を備えたことを特徴とする。
(A020)固定配置された1個の前記1面目サイドレジセンサ(SN2)および、使用する複数の定型サイズの全てのシート(S)の前記一端縁と同一端縁を検出可能に固定配置された複数の受光素子を有する1個のラインセンサにより構成される前記2面目サイドレジセンサ(SN3)。
(本発明の形態13の作用)
前記構成要件(A020)を備えた本発明の形態13の画像形成装置では、固定配置された1個の1面目サイドレジセンサ(SN2)と、使用する複数の定型サイズの全てのシート(S)の前記一端縁と同一端縁を検出可能に固定配置された複数の受光素子を有する1個のラインセンサにより構成される2面目サイドレジセンサ(SN3)とが使用される。前記複数の受光素子を有する1個のラインセンサにより構成される2面目サイドレジセンサ(SN3)は、使用する複数の定型サイズの全てのシート(S)の前記一端縁と同一端縁を検出することができる。
(本発明の形態14)
本発明の形態14の画像形成装置は、前記本発明または本発明の形態1ないし13のいずれかの画像形成装置において次の構成要件(A021)〜(A023)を備えたことを特徴とする。
(A021)前記画像記録位置(Q4)に配置された回転する像担持体(Py,Pm,Pc,Pk)表面の幅方向の所定の設定画像記録幅(S1a,S1b)にトナー像を形成するトナー像形成装置(UY〜UK)と、前記画像記録位置(Q4)を通過するシート(S)に、前記像担持体(Py,Pm,Pc,Pk)表面に形成されたトナー像を転写する転写装置(BM+T2)とにより構成された前記画像記録装置(UY〜UK+BM+T2)、
(A022)互いに圧接する領域により定着領域(Q5)を形成する一対の定着用回転部材(Fh,Fp)を有し、前記定着領域(Q5)を通過するシート(S)上のトナー像を加熱定着する定着装置(F)、
(A023)前記トナー像が転写されたシート(S)を前記定着領域(Q5)に搬送する前記シート搬送装置(SH)。
(本発明の形態14の作用)
前記構成要件(A021)〜(A023)を備えた本発明の形態14の画像形成装置では、前記画像記録装置(UY〜UK+BM+T2)のトナー像形成装置(UY〜UK)は、前記画像記録位置(Q4)に配置された回転する像担持体(Py,Pm,Pc,Pk)表面の幅方向の所定の設定画像記録幅(S1a,S2a)にトナー像を形成する。転写装置(BM+T2)は、前記画像記録位置(Q4)を通過するシート(S)に、前記像担持体(Py,Pm,Pc,Pk)表面に形成されたトナー像を転写する。
互いに圧接する領域により定着領域(Q5)を形成する一対の定着用回転部材(Fh,Fp)を有する定着装置(F)は、前記定着領域(Q5)を通過するシート(S)上のトナー像を加熱定着する。前記シート搬送装置(SH)は、前記トナー像が転写されたシート(S)を前記定着領域(Q5)に搬送する。
すなわち、本発明の形態14の画像形成装置では、シート(S)の両面(1面目および2面目)に転写されて定着されたトナー像を形成することができるとともに、1面目および2面目の定着トナー像の画像記録領域(S1,S2)を、シート面に垂直な方向から見て重なるようにすることができる。
(本発明の形態15)
本発明の形態15の画像形成装置は、前記本発明または本発明の形態1ないし9のいずれかの画像形成装置において次の構成要件(A024)を備えたことを特徴とする。
(A024)固定配置された複数の受光素子を有する1個のラインセンサにより構成された前記1面目サイドレジセンサ(SN2)および、使用する複数の定型サイズの全てのシート(S)の前記一端縁と同一端縁を検出可能に固定配置された複数の受光素子を有する1個のラインセンサにより構成された前記2面目サイドレジセンサ(SN3)。
(本発明の形態15の作用)
前記構成要件(A024)を備えた本発明の形態15の画像形成装置では、固定配置された複数の受光素子を有する1個のラインセンサにより構成された1面目サイドレジセンサ(SN2)と、使用する複数の定型サイズの全てのシート(S)の前記一端縁と同一端縁を検出可能に固定配置された複数の受光素子を有する1個のラインセンサにより構成された2面目サイドレジセンサ(SN3)とが使用される。
前記複数の受光素子を有する1個のラインセンサにより構成される1面目サイドレジセンサ(SN2)は、使用するシート(S)の一端縁の位置を正確に検出することができる。また、前記複数の受光素子を有する1個のラインセンサにより構成される2面目サイドレジセンサ(SN3)は、使用する複数の定型サイズの全てのシート(S)の前記一端縁と同一端縁の位置を正確に検出することができる。
(本発明の形態16)
本発明の形態16の画像形成装置は、前記本発明または本発明の形態1ないし9のいずれかの画像形成装置において次の構成要件(A025)を備えたことを特徴とする。
(A025)使用可能な定型サイズの最大シート幅以上離れて固定配置された2個のサイドレジセンサ(SN2,SN3)により構成された前記1面目サイドレジセンサ(SN2)および2面目サイドレジセンサ(SN3)。
(本発明の形態16の作用)
前記構成要件(A025)を備えた本発明の形態16の画像形成装置では、前記1面目サイドレジセンサ(SN2)および2面目サイドレジセンサ(SN3)を構成する2個のサイドレジセンサ(SN2,SN3)は、使用可能な定型サイズの最大シート幅以上離れて固定配置される。この場合、前記使用する全てのシート(S)のシート幅は、前記1面目サイドレジセンサ(SN2)および2面目サイドレジセンサ(SN3)間の距離以下である。したがって、前記シート(S)を、前記1面目サイドレジセンサ(SN2)および2面目サイドレジセンサ(SN3)間に配置した状態で搬送しながら前記シート(S)に1面目または2面目の画像を形成することができる。この場合のシート(S)のシート幅方向の位置調節および画像記録が行われる設定画像領域(S1,S2)のシート幅方向の位置調節は、前記1面目サイドレジセンサ(SN2)と2面目サイドレジセンサ(SN3)との間で調節することができる。
(本発明の形態17)
本発明の形態17の画像形成装置は、前記本発明または本発明の形態1ないし9のいずれかの画像形成装置において次の構成要件(A026)を備えたことを特徴とする。
(A026)使用可能な定型サイズの最大シート幅だけ離れて固定配置された2個のサイドレジセンサ(SN2,SN3)により構成された前記1面目サイドレジセンサ(SN2)および2面目サイドレジセンサ(SN3)。
(本発明の形態17の作用)
前記構成要件(A026)を備えた本発明の形態17の画像形成装置では、前記1面目サイドレジセンサ(SN2)および2面目サイドレジセンサ(SN3)を構成する2個のサイドレジセンサは、使用可能な定型サイズの最大シート幅だけ離れて固定配置される。この場合、前記使用する全てのシート(S)のシート幅は、前記1面目サイドレジセンサ(SN2)および2面目サイドレジセンサ(SN3)間の距離以下である。したがって、前記シート(S)を、前記1面目サイドレジセンサ(SN2)および2面目サイドレジセンサ(SN3)間に配置した状態で搬送しながら前記シート(S)に1面目または2面目の画像を形成することができる。この場合のシート(S)のシート幅方向の位置調節および画像記録が行われる設定画像領域(S1,S2)のシート幅方向の位置調節は、前記1面目サイドレジセンサ(SN2)と2面目サイドレジセンサ(SN3)との間で調節することができる。
また、前記最大シート幅のシート(S)の両面に画像記録を行う場合には、1面目および2面目のシート搬送方法および設定画像領域(S1,S2)のシート幅方向の位置決めを次の(1),(2)のように行うことにより、1面目および2面目の設定画像領域(S2)をシート幅方向に重なる位置に容易に配置することができる。
(1)前記1面目サイドレジセンサ(SN2)の位置と画像記録位置(Q4)における前記1面目サイドレジ位置とがシート幅方向で同一位置となるようにシート(S)を搬送し且つ前記シート(S)の1面目の画像記録時に前記1面目サイドレジ位置からシート(S)の中央側に1面目設定距離d1だけ離れた位置に前記設定画像領域(S1)が配置されるように1面目の画像を記録する。
(2)前記2面目サイドレジセンサ(SN3)の位置と画像記録位置(Q4)における前記2面目サイドレジ位置とがシート幅方向で同一位置となるようにシート(S)を搬送し且つ前記シート(S)の2面目の画像記録時に前記2面目サイドレジ位置からシート(S)の中央側に2面目設定距離d2だけ離れた位置に前記設定画像領域(S2)が配置されるように2面目の画像を記録する。
前述の本発明の画像形成装置は、下記の効果(E01)を奏する。
(E01)シートの両面に画像を記録する場合のシートの1面目の画像記録領域と2面目の画像記録領域とを、シート面に垂直な方向から見て重なるようにすることができる。
次に図面を参照しながら、本発明の画像形成装置の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
図1は本発明の画像形成装置の実施例1の説明図である。
図1において、実施例1の画像形成装置(デジタル複写機)Uは、プリンタ(画像形成装置本体)U1、イメージスキャナU2、自動原稿搬送装置U3を有している。
前記自動原稿搬送装置U3は、イメージスキャナU2上面のプラテンガラスPG上に支持されている。
前記自動原稿搬送装置U3は、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて載置される原稿給紙トレイTG1を有している。前記原稿給紙トレイTG1に載置された複数の各原稿Giは順次プラテンガラスPG上の複写位置(プラテンロールGR1の圧接位置)を通過して原稿排出ロールGR2から原稿排紙トレイTG2に排出されるように構成されている。
前記自動原稿搬送装置U3は、その後端部に設けた左右方向に延びるヒンジ軸(図示せず)により前記プラテンガラスPG上面に対して回動可能であり、原稿Giを作業者が手でプラテンガラスPG上に置く場合に上方に回動される。
前記イメージスキャナU2は、ユーザがコピースタート等の作動指令信号を入力操作するUI(ユーザインタフェース)を有している。
前記透明なプラテンガラスPGの下方には原稿画像を読み取るための露光光学系Aが配置されている。
前記自動原稿搬送装置U3でプラテンガラスPG上面に搬送されて前記複写位置を通過する原稿または手動でプラテンガラスPG上に置かれた原稿(図示せず)からの反射光は、前記露光光学系Aを介して、CCD(固体撮像素子)で電気信号に変換される。
IPS(イメージプロセッシングシステム)は、CCDから入力されるR,G,B(レッド、グリーン、ブルー)の電気信号をY,M,C,K(イエロー、マゼンタ、シアン、黒)の画像データ(デジタルデータ)に変換して一時的に記憶し、前記画像データを所定のタイミングで潜像形成用の画像データとしてレーザ駆動回路DLに出力する。
レーザ駆動回路DLは、入力された画像データに応じてレーザ駆動信号をROS(潜像形成装置)のレーザダイオード(図示せず)に出力する。なお、前記UI(ユーザインタフェース)、IPSおよびレーザ駆動回路DLと、後述の現像ロールR0、転写ロールT1、2次転写ロール(シート転写部材)T2b等にバイアス電圧を印加する電源回路E等の動作はコントローラCにより制御される。
前記IPSが出力するYMCKの4色の画像データ(レーザ駆動データ)が入力されたレーザ駆動回路DLは、入力された前記各色の画像データに応じた各色のレーザ駆動信号を所定のタイミングで、各色のROS(潜像形成装置)に出力する。
各像担持体(感光体)Py,Pm,Pc,Pkはそれぞれの帯電ロール(帯電部材)CRにより一様に帯電された後、前記各色のROSy〜ROSk(潜像形成装置)の出力する光ビームによりその表面に静電潜像が形成される。前記像担持体Py,Pm,Pc,Pk表面の静電潜像はそれぞれ、各現像器Gy,Gm,Gc,Gkと対向する現像領域において各色YMCKのトナー像に現像される。なお、前記各現像器Gy,Gm,Gc,Gkは、各色のトナーを収容した現像容器と、前記現像容器に回転可能に支持され且つ前記像担持体Py,Pm,Pc,Pk表面の静電潜像にトナーを搬送してトナー像に現像する現像ロールR0を有している。なお、前記各色の現像器Gy,Gm,Gc,Gkの現像容器にはトナーカートリッジTy〜Tkから各色のトナーが補給されるように構成されている。
前記現像された各色YMCKのトナー像は、前記各像担持体Py,Pm,Pc,Pkとエンドレスの中間転写ベルト(像担持体)Bとが接触する1次転写位置Q3に搬送される。前記各1次転写位置Q3において中間転写ベルトBの裏面側に配置された1次転写ロールT1には、コントローラCにより制御される電源回路Eから所定のタイミングで現像剤の帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加される。前記各像担持体Py〜Pk上のトナー像は前記各1次転写ロールT1に対向する1次転写位置Q3において中間転写ベルトBに重ねて1次転写される。1次転写後の像担持体Py,Pm,Pc,Pk表面の残留トナーは、像担持体クリーナCLpで除去される。
前記各像担持体Py〜Pk、各色のROSy〜ROSk(潜像形成装置)、各色の現像器Gy〜Gkによって、前記各像担持体Py〜Pk上に各色のトナー像を形成する各色のトナー像形成装置UY(Py+ROSy+Gy),UM(Pm+ROSm+Gm),UC(Pc+ROSc+Gc),UK(Pk+ROSk+Gk)が構成される。
前記各色の像担持体Py,Pm,Pc,Pkの下方には左右一対のスライドレールSR,SRによりスライドフレームF1が前後方向(紙面に垂直な方向、すなわち、X軸方向)にスライド移動可能に支持されている。スライドフレームF1にはベルトモジュールBMのベルトフレームF2が上昇した動作位置(像担持体Py〜Pkに接触する位置)と下方に移動したメンテナンス位置(像担持体Py〜Pkから下方に離れた位置)との間で昇降可能に支持されている。前記ベルトモジュールBMが前記ベルトメンテナンス位置に下降した状態では、前記スライドフレームF1およびこれに支持されたベルトモジュールBMを、前記像担持体PRと摩擦接触させることなく、画像形成装置本体U1に対して出入させることができるように構成されている。
前記スライドフレームF1を前後移動させる構成およびベルトモジュールBMを昇降させる構成は、従来公知(例えば、特開平8−171248号公報参照)であり、従来公知の種々の構成を採用することが可能である。
前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBと、ベルト駆動ロールRd、テンションロールRt、ウォーキングロールRw、複数のアイドラロール(フリーロール)RfおよびバックアップロールT2aを含むベルト支持ロール(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)と、前記4個の1次転写ロールT1とを有している。そして、前記中間転写ベルトBは前記ベルト支持ロール(Rd,Rt,Rw,Rf,T2a)により矢印Ya方向に回転移動可能に支持されている。
前記バックアップロールT2aに接する中間転写ベルトBの表面に対向して2次転写ロール(シート転写部材)T2bが配置されており、中間転写ベルトBおよび2次転写ロールT2bの接触する位置により2次転写位置(トナー像をシートSに転写するシート転写位置、すなわち、画像をシートSに記録する画像記録位置)Q4が形成される。前記2次転写ロールT2bにはコントローラCにより制御される電源回路Eから所定のタイミングで現像剤の帯電極性と逆極性の2次転写電圧が印加される。前記2次転写ロールT2bに対向して配置された前記バックアップロールT2aはアース(接地)されており、前記2次転写ロールT2bに2次転写電圧が印加されたときには、前記2次転写ロールT2bおよびバックアップロールT2a間には2次転写電界が形成される。前記バックアップロールT2aおよび2次転写ロールT2bにより2次転写器T2が構成される。
前記4個の1次転写ロールT1および中間転写ベルトBを含むベルトモジュールBMと、2次転写器T2等により、トナー像形成装置(UY,UM,UC,UK)の像担持体Py〜Pk表面に形成されたトナー像を記録シートSに転写する転写装置(BM+T2)が構成されている。
前記トナー像形成装置UY〜UK、転写装置(BM+T2)によりシートS上に画像(トナー像)を記録する画像記録装置(UY〜UK+BM+T2)が構成されている。
前記画像記録装置(UY〜UK+BM+T2)は、前記各像担持体Py〜Pk表面に静電潜像を形成する際の静電潜像の軸方向の位置(静電潜像書込用のレーザビームの主走査方向の位置)を調節することにより、前記中間転写ベルトB上に形成されるトナー像の位置をベルト幅方向に制御する(シート幅方向にシフトする)ことができる。
プリンタ(画像形成装置本体)U1の下部には、シートSを収容したカセットトレイ(給紙トレイ)TR1〜TR3および給紙用シート搬送路SH1が設けられている。前記カセットトレイTR1〜TR3に収容されたシートSのシートサイズはカセットトレイ内部に設けられたシートサイズセンサにより検出され、検出されたシートサイズは画像形成装置の制御部分のメモリに記憶されている。
また、前記給紙用シート搬送路SH1には手差トレイ(給紙トレイ)TR4から給紙できるように構成されている。前記カセットトレイ(給紙トレイ)TR1〜TR3に収容されたシートSは、所定のタイミングでピックアップロールRpにより取り出され、さばきロールRsで1枚づつ分離されて、複数の搬送ロールRaによりレジローラRrに搬送される。また、手差トレイ(給紙トレイ)TR4から給紙されたシートは搬送ロールRaによりレジローラRrに搬送される。前記レジローラRrに搬送された記録シートSは、前記中間転写ベルトBに1次転写された多重トナー像または単色トナー像が前記2次転写位置Q4に移動するのにタイミングを合わせて、2次転写位置Q4に搬送される。
前記符号SH1、Rp、Rs、Ra等の要素により、レジローラRrにシートを給紙する給紙用シート搬送装置(SH1+Rp+Rs+Ra)が構成されている。
前記2次転写位置Q4を記録シートSが通過する際、2次転写ロールT2bに前記2次転写電圧が印加されるので、前記中間転写ベルトBに重ねて1次転写されたカラートナー像は、前記2次転写位置Q4において一括して記録シートSに2次転写される。
2次転写後の中間転写ベルトBはベルトクリーナCLbにより残留トナーが除去される。
トナー像が2次転写された前記記録シートSは、転写後シートガイドSG、シート搬送ベルトHBにより定着装置Fに搬送される。定着装置Fは一対の圧接する加熱ロールFhおよび加圧ロールFp(図2参照)を有しており、前記加熱ロールFhおよび加圧ロールFpの圧接領域により定着領域Q5が形成されている。前記記録シートS上のトナー像は前記定着領域Q5を通過する際に、加熱定着される。トナー像が定着された記録シートSは、搬送路切替ゲートGTにより排出用シート搬送路SH2または両面記録用シート搬送路SH3に搬送される。排出用シート搬送路SH2に搬送されたシートは記排紙トレイTRhに排出され、両面記録用シート搬送路SH3に搬送されたシートは表裏反転されてから前記レジローラRrに再送される。
前記符号Rp,Rs,Ra,Rr,SG,HB,SH1,SH2,SH3等で示された要素によりシート搬送装置SHが構成されている。
前記符号SH1,SH2,SH3で示された要素によりシート搬送路(SH1〜SH3)が構成されている。また、前記符号Rp,Rs,Ra,Rr,HB等で示された要素によりシート搬送部材(Rp,Rs,Ra,Rr,HB)が構成されている。
図2は両面シート搬送装置の説明図で、図2Aは前記図1のIIA−IIA線断面概略図、図2Bは前記図2AのIIB−IIB線断面図である。
図1、図2において、両面記録用シート搬送路SH3は、給紙トレイTR1の上側に配置された両面記録用上側シート搬送路SH3aと下側に配置された両面記録用下側シート搬送路SH3bとを有している。両面記録を行う場合、1面目に画像記録されたシートは定着装置Fを通過する際にシート1面目に記録されたトナー像が定着された後に切替ゲートGTにより両面記録用シート搬送路SH3の両面記録用上側シート搬送路SH3aに搬送される。両面記録用シート搬送路SH3には、複数の通常のシート搬送ローラRaと、幅方向搬送ローラRbとが配置されている。
前記シート搬送ローラRaおよび幅方向搬送ローラRbは、上下に配置された一対のローラ(駆動ローラおよび従動ローラ)により構成されており、通常時は前記シート搬送ローラRaの上下一対のローラが圧接しており、前記幅方向搬送ローラRbの上下一対のローラは離隔している。
前記両面記録用上側シート搬送路SH3aに搬送された1面目画像記録済のシートSは、両面記録用上側シート搬送路SH3aに配置された搬送ローラRaにより搬送される。このとき、前記幅方向搬送ローラRbの上下一対のローラは離隔している。両面記録用上側シート搬送路SH3aの下流側にはシートセンサSN4(図1参照)が配置されており、シートSの前端がシートセンサSN4により検出された時にシート搬送ローラRaが停止される。停止したシート搬送ローラRaの上下一対のローラは上下方向に離隔するとともに、前記上下に離隔していた複数の幅方向搬送ローラRbの一対のローラが前記シートSを挟んで圧接する。
前記シートSを挟んだ複数の幅方向搬送ローラRbの上下一対のローラが回転して前記シートSを幅方向に搬送する。このとき、両面記録用上側シート搬送路SH3aのシートSはシート幅方向に搬送され、図2Aに示す給紙トレイTR1に形成されたシート搬送用貫通孔TR1aを通って両面記録用下側シート搬送路SH3bに搬送される。
図2において、前記両面記録用下側シート搬送路SH3bにはシートセンサSN5(図2A参照)が配置されている。前記両面記録用下側シート搬送路SH3bに搬送された1面目の画像記録済のシートSの前端がシートセンサSN5により検出されると、前記複数の幅方向搬送ローラRbの回転が停止し、各幅方向搬送ローラRbの上下一対のローラが上下方向に離隔するとともに、前記上下に離隔していた複数の通常のシート搬送ローラRaの一対のローラが前記シートSを挟んで圧接する。
前記両面記録用下側シート搬送路SH3bに搬送された1面目画像記録済のシートSは、図1に示すように、両面記録用下側シート搬送路SH3bから前記給紙用シート搬送路SH1に搬送され、さらに、前記レジローラRrに再送される。
なお、本実施例1のレジローラRrは、その回転時にシート搬送方向に(軸方向に)移動可能(図3により後述する)であり、シートをシート搬送方向に搬送すると同時にシート幅方向に搬送することが可能である。このように、シートをシート搬送方向およびシート幅方向に搬送可能なシート搬送ローラは従来公知(特開平8−208098号公報参照)である。
なお、前記レジローラRrをその軸方向に移動させる装置によりレジローラ移動装置(図示せず)が構成されており、前記レジローラ移動装置の動作を制御して前記レジローラRrを軸方向に移動制御する手段(レジローラ移動制御手段)により、シートの幅方向の位置を制御する手段(シート幅方向位置制御手段、図示せず)が構成されている。
また、実施例1では、図1、及び後述する図3、図4等に示すようにレジローラRrの下流側にリードレジセンサSN1と、シートのシート幅方向の両端縁を検出する1面目サイドレジセンサSN2および2面目サイドレジセンサSN3が配置されている。
後述する図4Aにおいて、シートSの1面目の画像記録を行う際のシートSのシート幅方向の一端縁の位置を検出する1面目サイドレジセンサSN2は固定配置され、2面目の画像記録を行う際のシートSのシート幅方向の前記一端縁と同じ端縁の位置を検出する2面目サイドレジセンサSN3はシート幅方向に位置調節可能に配置されている。そして、画像記録を行う場合、2面目サイドレジセンサSN3は、画像記録に使用するシートのシート幅(画像形成装置が認識したシート幅)だけ前記1面目サイドレジセンサSN2から離れた位置に移動した状態で停止する。
そして、中間転写ベルトB上のトナー像形成領域(画像記録領域)S1aは、前記サイドレジセンサSN2およびSN3から内側に設定距離d1(=d2)だけ離れた位置に設定されている。
そして、シートSの1面目の画像記録時のシート幅方向の位置は、シートの一端縁を検出する1面目サイドレジセンサSN2の検出信号により制御し、シートSの2面目の画像記録時のシート幅方向の位置は、シートの前記一端縁と同じ端縁を検出する2面目サイドレジセンサSN3の検出信号により制御している。
(実施例1の作用)
図3は前記実施例1の画像形成装置を使用し、画像記録位置を通過するシートの搬送方向前端縁の向きが一定となるように且つシートのシート幅方向両端縁を入れ替えるようにシートを反転してシート両面に画像記録する場合の説明図であり、図3Aは給紙トレイに収容されているシートを示す図、図3Bは給紙トレイから取り出したシートを搬送する途中の状態を示す図、図3Cはレジローラでシートを一旦停止させてシート前端縁の向きをレジローラ軸方向に揃えてからレジローラ軸方向に移動させる状態を示す図、図3Dはシートの1面目にトナー像が転写されながら転写領域(シートへの画像記録位置)を通過するシートの状態を示す図、図3Eは1面目のトナー像が転写されたシートが定着領域を通過する状態を示す図、図3Fは1面目のトナー像が転写、定着されたシートをシート幅方向の両端縁が入れ代わるように反転させた反転シートを示す図、図3Gは反転シートをレジローラで一旦停止させてシート前端縁をレジローラ軸方向に揃えてからレジローラ軸方向に移動させる状態を示す図、図3Hは前記反転シートが2面目にトナー像を転写されながら転写領域(シートへの画像記録位置)を通過する状態を示す図、図3Iはシートの両面にトナー像が転写された状態を示す図である。
給紙トレイに収容されたシートを示す図3Aにおいて、A3SEFのシートを収容する給紙トレイに収容されたA3SEFの実際のシートS(図3Aの実線参照)のサイズは、理想的なA3SEFのシートS′(図3Aの1点鎖線参照)のサイズに比較して誤差を有している。すなわち、図3Aの場合、給紙トレイに収容されたA3SEFの実際のシートS(実線参照)のシート幅(シート搬送方向に垂直な方向の幅)およびシート長(シート搬送方向の長さ)は、理想的なA3SEFのシートS′(2点鎖線参照)のシート幅およびシート長に比較して、大きい。また、理想的なA3SEFのシートS′(1点鎖線参照)の形状は長方形であるが、給紙トレイに収容されたA3SEFの実際のシートS(実線参照)の形状は必ずしも長方形ではない。この図3Aに示すA3SEFの実際のシートS(実線参照)の形状はシート搬送方向前端縁が傾斜しているものとする。
すなわち、画像形成装置では、A3SEFのシートのシートサイズとしては、理想的なA3SEFのシートS′(2点鎖線参照)のシートサイズを記憶(認識)しているが、実際に使用されるA3SEFのシートS(実線参照)のサイズは、前記画像形成装置が認識しているシートサイズとは異なる(誤差を有する)。
前記A3SEFの実際のシートS(実線参照)は図3Aに示す位置(給紙トレイに収容されている位置)から取り出されて搬送される際、図3Bのように傾斜して搬送される場合が多い。
前記A3SEFの実際のシートS(実線参照)は、図3CのレジローラRrにシート前端が当接した状態で一旦停止されてシート前端の傾斜(向き)が図3Cの2点鎖線で示すようにレジローラRrの軸方向に揃えられる(シート前端縁の傾斜であるスキューが補正される)。図3Cの2点鎖線で示す状態のシートSを下流側に搬送するレジローラRrは、その軸方向に移動可能である。
前記レジローラRrにより前記図3Cの2点鎖線で示したシートSを下流側のリードレジセンサSN1に搬送する際に、レジローラRrをその軸方向(シート幅方向)に移動制御する手段(レジローラ移動制御手段)は、レジローラRrをシート幅方向(レジローラRrの軸方向)に移動させる。このとき、前記シートSは、2点鎖線の位置からシート一端縁が1面目サイドレジセンサSN2に検出される位置(実線で示す位置)までシート幅方向に搬送される。
図3Cに実線で示す前記シートSは、前記シートSの一端縁が前記1面目サイドレジセンサSN2で検出される状態で、シート幅方向の位置を制御されながら搬送される。そしてシートSの先端がリードレジセンサSN1の位置(リードレジ位置)に到達する。すなわち、シートSの先端がリードレジセンサSN1の位置(リードレジ位置)に到達した時点では、シートSの一端縁は前記1面目サイドレジセンサSN2により検出されている。
シートSの先端がリードレジセンサSN1の位置(リードレジ位置)に到達した後は、レジローラRrはシート幅方向には移動せずシートS搬送のための回転のみが行われる。前記シート搬送のための回転のみを行うレジローラRrにより搬送されるシートSは、シートSの前端が傾斜している場合には傾斜した状態(姿勢)で、搬送方向下流側に搬送される。
前記傾斜した状態でレジローラRrにより搬送されるシートSは、1面目のトナー像が形成され且つ上側面にバックアップロールT2a(図3D参照)が当接する中間転写ベルトB(図1参照、図3Dでは図示省略)とその下側面に圧接する2次転写ローラT2b(図1参照、図3では図示省略)との圧接領域である転写領域Q4に搬送される。
図3Dにおいて、前記傾斜したシートSが転写領域Q4を通過する際に、シートSの1面目の設定画像記録幅S1aを有する画像記録領域S1の範囲内に1面目の画像が記録される。なお、図3Dには実際のシートSを実線で示し、理想的な形状のシートS′を1点鎖線で示している。図3Dの傾斜した状態で搬送されるシートSの1面目の画像記録領域S1の前端は前記転写領域Q4に平行であり、画像記録領域S1のシート幅方向の両端は前記転写領域Q4に垂直で且つシートSの幅方向の端縁に対して傾斜している。
図3Eにおいて、シートSの前端縁から画像記録領域S1までの距離はe1であり、距離e1は設定された値である。A3SEFの実際のシートS(実線参照)のサイズが理想的なシートサイズである場合には、図3EのシートSの後端縁と画像記録領域S1との距離e1′もe1′=e1となるように設定されている。しかし、この図3EのA3SEFの実際のシートS(実線参照)は、理想的なシートS′(1点鎖線参照)のシート搬送方向の長さよりも長いため、図3EのシートSの後端縁と画像記録領域S1との距離e1′は、前記e1よりも長くなっている。すなわち、e1′>e1となっている。
また図3Cにおいて、この実施例1では、1面目サイドレジセンサSN2は固定配置されており、2面目サイドレジセンサSN3はシート幅方向に位置調節可能に配置されている。そして、前記2面目サイドレジセンサSN3は使用される定型シートサイズのシート幅だけ前記1面目サイドレジセンサSN2から離れた位置に移動した状態で停止される。例えば、A3SEFのシートSを使用する場合には、2面目サイドレジセンサSN3は、固定配置された1面目サイドレジセンサSN2から、理想的なA3SEFのシートS(図3Aの1点鎖線参照)の幅だけ離れた位置に移動して停止する。また例えば、A4SEFのシートSを使用する場合には、2面目サイドレジセンサSN3は、固定配置された1面目サイドレジセンサSN2から、理想的なA4SEFのシートS(図5Aの1点鎖線参照)の幅だけ離れた位置(図5AのSN3′参照)に移動して停止する。
そして、中間転写ベルトB上の幅方向の1面目および2面の画像記録領域S1およびS2は前記サイドレジセンサSN2とSN3の中間に配置され且つ、前記サイドレジセンサSN2とSN3から設定距離d1だけ内側に離れた位置に配置される。
図3Eから分かるように実際のシートSのシート幅が理想的なシートS′のシート幅よりも大きい場合、シートSの一端縁と1面目の画像記録領域S1の前端との距離d1に比較して、シートSの他端縁と1面目の画像記録領域S1の前端との距離d1′は大きくなっている。
図3Eにおいて、前記シートSの1面目に転写されたトナー像(画像)は、定着装置の加熱ロールFhおよびその下側に圧接する加圧ロール(図示せず)の圧接領域である定着領域を通過する際に加熱定着される。
図3Eの加熱ロールFhにより加熱定着されたシートSは、シート幅方向の一端縁および他端縁が入れ代わるように反転されて、図3Fの状態となる。図3Fの状態では反転シートSの1面目の画像領域S1は下側に配置されており、点線で示されている。
前記図3Fに示す反転シート(1面目の画像記録済のシート)Sは、図3GのレジローラRrに搬送される。
図3Gにおいて、レジローラRrに搬送された反転シートS(2点鎖線参照)は、その前端がレジローラRrに当接した状態で一旦停止されて、シートS前端の向きがレジローラRrの軸方向に揃えられる(シート前端縁の傾斜であるスキューが補正される)。図3Gの2点鎖線で示す状態の反転シートSを下流側に搬送するレジローラRrは、前記図3Gの2点鎖線で示した反転シートSを下流側のリードレジセンサSN1に搬送する際に、シート幅方向(レジローラRrの軸方向)に移動して前記反転シートSを2点鎖線の位置から、反転シートSの一端縁(1面目のトナー像転写後に前記他端縁と位置入れ代わった一端縁)が2面目サイドレジセンサSN3に検出される位置(実線で示す位置)までシート幅方向に搬送する。
図3Gに実線で示す前記反転シートSは、前記反転シートSの前記一端縁が前記2面目サイドレジセンサSN3で検出される状態で、シート幅方向の位置を制御されながら搬送される。そして反転シートSの先端がリードレジセンサSN1の位置(リードレジ位置)に到達する。すなわち、反転シートSの先端がリードレジセンサSN1の位置(リードレジ位置)に到達した時点では、反転シートSの前記一端縁は前記2面目サイドレジセンサSN3により検出されている。
反転シートSの先端がリードレジセンサSN1の位置(リードレジ位置)に到達した後は、レジローラRrはシート幅方向には移動せず反転シートSの搬送のための回転のみが行われる。前記シート搬送のための回転のみを行うレジローラRrにより搬送される反転シートSは、反転シートSの前端が傾斜している場合には傾斜した状態(姿勢)で、搬送方向下流側に搬送される。
前記傾斜した状態でレジローラRrにより搬送される反転シートSは、2面目のトナー像が形成され且つ上側面にバックアップロールT2a(図3H参照)が当接する中間転写ベルトB(図1参照、図3Hでは図示省略)とその下側面に圧接する2次転写ローラT2b(図1参照、図3では図示省略)との圧接領域である転写領域Q4に搬送される。
図3Hにおいて、前記傾斜したシートSが転写領域Q4を通過する際に、シートSの2面目の設定画像記録幅S2aを有する画像記録領域S2の範囲内に2面目の画像が記録される。図3Hの傾斜した状態で搬送されるシートSの2面目の画像記録領域S2の前端は前記転写領域Q4に平行であり、画像記録領域S2のシート幅方向の両端は前記転写領域Q4に垂直である。
2面目の画像が記録されたシートSは前記図3Eで説明したように加熱定着される。
前記2面目の画像が記録されたシートSを示す図3Iにおいて、シートSの前端縁から2面目の画像記録領域S2までの距離はe2であり、距離e2は前記1面目めの距離e1と同じ値に設定された値である。A3SEFの実際のシートS(実線参照)のサイズが理想的なシートサイズである場合には、図3IのシートSの後端縁と2面目の画像記録領域S2との距離も前記e2と同じ値となるように設定されている。しかし、この図3IのA3SEFの実際のシートS(実線参照)は、理想的なシートS′(図3Aの1点鎖線参照)のシート搬送方向の長さよりも長いため、図3IのシートSの後端縁と2面目の画像記録領域S2との距離e2′は、前記e2よりも長くなっている。すなわち、e2′>e2である。
この実施例1ではシートSの幅方向の端縁の位置が入れ代わる状態で反転されているので、1面目および2面目の画像記録時のシート前端縁は入れ代わっておらず、同じ端縁である。
図3Iにおいてe1′,e1の位置は、e2,e2′の位置から下方にずれた位置に図示されているが、実際は図3Fから分かるようにe1(図3F参照)はe2(図11I参照)と重なり、e1′(図3F参照)はe2′(図3I参照)と重なっている。また、図3Fおよび図3Hから分かるように、e2=e1、e1′=e2′である。
したがって、シートSの1面目の画像記録領域S1と2面目の画像記録領域S2とのシート搬送方向の位置は、シートSに垂直な方向から見て重なっている。
また、前記図3A、図3Eで説明したように実際のシートSのシート幅は理想的なシートS′のシート幅よりも大きいので、シートSの一端縁と2面目の画像記録領域S2との距離d2に比較して、シートSの他端縁と2面目の画像記録領域S2との距離d2′は大きくなっている。
前述したように、中間転写ベルトB上の幅方向の1面目および2面の画像記録領域S1およびS2は前記サイドレジセンサSN2とSN3の中間に配置され且つ、前記サイドレジセンサSN2とSN3から設定距離d1だけ内側に離れた位置に配置される。
そして、前記シートSの一端縁と2面目の画像記録領域S2との距離d2は前記d1と同じ値(d2=d1)に設定されている。
したがって、シートSの1面目の画像記録領域S1と2面目の画像記録領域S2とのシート幅方向の位置は、シートSに垂直な方向から見て重なる。
したがって、この実施例1では、シートSの1面目の画像記録領域S1と2面目の画像記録領域S2とのシート幅方向およびシート搬送方向の位置は、シートSに垂直な方向から見て重なる。
なお、前記図3の説明では、中間転写ベルトBのバックアップロールT2aが当接する側面と反対側面に形成されたトナー像を、前記バックアップロールT2aに対向配置される2次転写ロールT2bにより、シートSに転写する場合について説明したが、円筒状の像担持体表面に形成されたトナー像をシートに転写する場合や、インクジェット記録ヘッドによりシートに画像を記録する場合についても同様のことが言える。また、紙が理想よりも小さい場合も同様である。
(長方形のA3SEFのシートの両面に画像記録を行う場合の、中間転写ベルトB上のトナー像形成位置と、画像記録位置におけるシートのシート幅方向の位置との関係の説明)
図4は前記実施例1の画像形成装置のサイドレジセンサSN2およびSN3と、画像記録位置でのシート幅方向の画像記録領域の位置およびシートSの位置の説明図で、図4Aは画像形成装置が認識しているA3SEFのシートサイズS′と画像記録領域S1とサイドレジセンサSN2、SN3との位置関係を示す図、図4Bは画像形成装置が認識しているA3SEFのシートサイズS′および実際のシートサイズSとサイドレジセンサSN2、SN3と1面目の画像記録領域S1との位置関係を示す図、図4Cは前記図4Bのシートをシート幅方向の両端縁を入れ替えて反転させ且つシート一端縁を2面目サイドレジセンサSN3で検出される位置に移動した状態を示す図、図4Dは前記図4Cの反転シート上の2面目の画像記録領域S2を示す図である。
図4により、前記実施例1の画像形成装置を使用して理想的な長方形のA3SEFのシートS′よりもシート幅およびシート長が少し大きい長方形の実際のシートSの両面に画像記録を行う場合の、中間転写ベルトB上のトナー像形成位置と、画像記録位置におけるシートのシート幅方向の位置との関係を説明する。
図4において、1面目サイドレジセンサSN2の位置は固定であり、2面目サイドレジセンサSN3はシート幅方向に移動可能である。長方形のA3SEFのシートSの両面に画像記録を行う場合、2面目サイドレジセンサSN3は、1面目サイドレジセンサSN2との距離は画像形成装置が認識しているA3シートのSE(A3シートのショートエッジ)の長さと同じ距離に設定される。
図4Aにおいて、画像形成装置が認識しているA3SEFのシートサイズS′の外端縁と画像記録領域S1の外端縁とのシート搬送方向の設定距離はe1であり、シート幅方向の設定距離はd1である。画像記録領域S1のシート幅方向の設定画像記録幅はS1aであり、シート搬送方向の設定画像記録長さはS1bである。
本実施例1では、前記中間転写ベルトBに形成されるトナー像は、前記サイドレジセンサSN2およびSN3からそれぞれd1だけ内側よりの位置において、シート幅方向の設定画像記録幅S1aの領域内に形成される。
図4Bにおいて、画像形成装置で使用される実際のシートSのサイズはシート搬送方向の長さおよびシート幅方向の長さが理想的なシートサイズS′に比較して少し大きい長方形であるものとする。この実施例1では実際のシートSに1面目の画像記録を行う場合、1面目サイドレジセンサSN2でシートSの一端縁を検出した状態でシートSをシート幅方向には移動させずに画像記録位置Q4に搬送する。すなわち、画像記録位置Q4におけるシートSの一端縁(1面目サイドレジセンサSN2で検出される端縁)の幅方向の位置(シートSの画像記録位置における1面目サイドレジ位置)は、1面目サイドレジセンサSN2の配置されている位置と同じである。
この実際のシートSが前記画像記録位置Q4を通過する際に、シートSの前端からの距離e1、シートSの1面目サイドレジ位置(前記1面目サイドレジセンサSN2により検出されたシートSの一端縁の画像記録位置Q4での位置、すなわち、1面目サイドレジセンサSN2のシート幅方向の位置)からの距離d1の1面目の画像記録領域S1に画像が記録される。前記1面目の画像記録領域S1は、前記設定画像記録幅S1aおよび設定記録長さS1bであり、前記1面目の画像記録領域S1とシート他端縁との距離はd1′(>d1)となり、画像記録領域S1とシート後端との距離はe1′(e1′>e1)となる。
図4Cは前記図4BのシートSをシート幅方向の両端縁が入れ代わるように反転させ且つ前記シートの一端縁(1面目の画像記録時に前記図4Bに示す1面目サイドレジセンサSN2により検出されたシート端縁)を2面目サイドレジセンサSN3で検出される位置に移動させた状態を示している。
この実施例1で前記実際のシートSに2面目の画像記録を行う場合、2面目サイドレジセンサSN3でシートSの前記一端縁を検出した状態でシートSをシート幅方向には移動させずに画像記録位置Q4に搬送する。すなわち、画像記録位置Q4におけるシートSの一端縁(1面目および2面目サイドレジセンサSN2,SN3で検出された端縁)の幅方向の位置(シートSの画像記録位置における2面目サイドレジ位置)は、2面目サイドレジセンサSN3の配置されている位置と同じである。
この図4Cの状態のシートSの1面目の画像記録領域S1のシート幅方向の位置は前記図4Bと同じ位置である。
前述したように、前記中間転写ベルトBに形成されるトナー像は、前記サイドレジセンサSN2およびSN3からそれぞれd1だけ内側よりの位置において、シート幅方向の設定画像記録幅S1aの領域内に形成される。
図4Dは前記図4CのシートSに2面目の画像が記録された状態を示しており、2面目の画像記録領域S2は、シートSの1端縁から2面目設定距離d2だけ内側に離れた位置に配置される。2面目設定距離d2と前記1面目設定距離d1とはd2=d1に設定されている。また、2面目の設定画像記録幅S2aと前記1面目の設定画像記録幅S1aとはS2a=S1aに設定されている。したがって、シートSの1面目および2面目の画像記録領域S1およびS2のシート幅方向の位置が、シートSのシート面に垂直な方向から見た場合に一致する。
また、シートSの2面目の画像記録領域S2はシートS前端からe2の距離に配置されており、e2=e1に設定されている。このため、1面目および2面目の画像記録領域S1およびS2のシート搬送方向の位置が、シートSのシート面に垂直な方向から見た場合に一致する。
したがって、画像記録領域S1およびS2のシート搬送方向およびシート幅方向の位置が、シートSのシート面に垂直な方向から見た場合に一致する。
(B4SEFのシート両面に画像記録を行う場合の、中間転写ベルトB上のトナー像形成位置と、画像記録位置におけるシートのシート幅方向の位置との関係の説明)
図5は前記実施例1の画像形成装置のサイドレジセンサSN2およびSN3と、画像記録位置でのシート幅方向の画像記録領域の位置およびシートSの位置の説明図で、図5Aは画像形成装置が認識しているB4SEFのシートサイズS′と画像記録領域S1とサイドレジセンサSN2、SN3との位置関係を示す図、図5Bは画像形成装置が認識しているB4SEFのシートサイズS′および実際のシートサイズSとサイドレジセンサSN2、SN3と1面目の画像記録領域S1との位置関係を示す図、図5Cは前記図5Bのシートをシート幅方向の両端縁を入れ替えて反転させ且つシート一端縁を2面目サイドレジセンサSN3で検出される位置に移動した状態を示す図、図5Dは前記図5Cの反転シートの2面目の画像記録領域S2を示す図である。
図5により、前記実施例1の画像形成装置を使用して理想的な長方形のB4SEFのシートS′よりもシート幅およびシート長が少し大きい長方形の実際のシートSの両面に画像記録を行う場合の、中間転写ベルトB上のトナー像形成位置と、画像記録位置におけるシートのシート幅方向の位置との関係を説明する。
図5において、B4SEFのシートSの両面に画像記録を行う場合、2面目サイドレジセンサSN3の位置を前記図4の位置(図5の2点鎖線で示す位置)からシート幅方向に移動させて実線で示す位置に移動させる。この状態のサイドレジセンサSN2とSN3との距離は画像形成装置が認識しているB4シートのSE(B4シートのショートエッジ)の長さである。なお、d0は、A3シートのSE(A3ショートエッジ)の長さとB4シートのSE(B4ショートエッジ)の長さとの差である。
図5Aにおいて、画像形成装置が認識しているB4SEFのシートサイズS′の外端縁と画像記録領域S1の外端縁とのシート搬送方向の設定距離はe1であり、シート幅方向の設定距離はd1である。画像記録領域S1のシート幅方向の設定画像記録幅はS1aであり、シート搬送方向の設定画像記録長さはS1bである。
本実施例1では、前記中間転写ベルトBに形成されるトナー像は、前記サイドレジセンサSN2およびSN3からそれぞれd1だけ内側よりの位置において、シート幅方向の設定画像記録幅S1aの領域内に形成される。
図5Bにおいて、画像形成装置で使用される実際のシートSのサイズはシート搬送方向の長さおよびシート幅方向の長さが理想的なシートサイズS′に比較して少し大きい長方形であるものとする。この実際のシートSの前端からの距離e1、シートSの前記1面目サイドレジセンサSN2により検出される一端縁からの距離d1の位置に、前記設定画像記録幅S1aおよび設定記録長さS1bの1面目の画像記録領域S1に画像を記録する場合、画像記録領域S1とシート他端縁との距離はd1′(>d1)となり、画像記録領域S1とシート後端との距離はe1′(e1′>e1)となる。
図5Cは前記図5BのシートSをシート幅方向の両端縁が入れ代わるように反転させ且つ前記シートの一端縁(1面目の画像記録時に前記図5Bに示す1面目サイドレジセンサSN2により検出されたシート端縁)を2面目サイドレジセンサSN3で検出される位置に移動させた状態を示している。この図5Cの状態のシートSの1面目の画像記録領域S1のシート幅方向の位置は前記図5Bと同じ位置である。
前述したように、前記中間転写ベルトBに形成されるトナー像は、前記サイドレジセンサSN2およびSN3からそれぞれd1だけ内側よりの位置において、シート幅方向の設定画像記録幅S1aの領域内に形成される。
図5Dは前記図5CのシートSに2面目の画像が記録された状態を示しており、2面目画像のシート幅方向の画像記録幅S2aは前記設定画像記録幅S1aと重なる。したがって、シートSの1面目および2面目の画像記録領域S1およびS2のシート幅方向の位置が、シートSのシート面に垂直な方向から見た場合に一致する。
また、シートSの2面目の画像記録領域S2はシートS前端からe2の距離に配置されており、e2=e1に設定されている。このため、1面目および2面目の画像記録領域S1およびS2のシート搬送方向の位置が、シートSのシート面に垂直な方向から見た場合に一致する。
したがって、画像記録領域S1およびS2のシート搬送方向およびシート幅方向の位置が、シートSのシート面に垂直な方向から見た場合に一致する。
前記実施例1の画像形成装置では、使用するシートサイズが異なる毎に、画像形成装置が認識しているシート幅と同じ距離だけ前記1面目サイドレジセンサSN2から離れた位置に、前記2面目サイドレジセンサSN3の位置を移動させる。そして、1面目の画像記録領域S1および2面目の画像記録領域S2は、前記サイドレジセンサSN2およびSN3から内側に設定距離d1だけ離れた位置に設定する。
そして、シートSの1面目の画像記録時のシート幅方向の位置は、シートの一端縁を1面目サイドレジセンサSN2により位置決めし、シートSの2面目の画像記録時のシート幅方向の位置は、シートの一端縁を2面目サイドレジセンサSN3により位置決めすることにより、画像記録領域S1およびS2のシート搬送方向およびシート幅方向の位置を、シートSのシート面に垂直な方向から見た場合に一致させることができる。
図6は本発明の実施例2の画像形成装置のサイドレジセンサSN2およびSN3と、画像記録位置でのシート幅方向の画像記録領域の位置およびシートSの位置の説明図で、図6Aは画像形成装置が認識しているB4SEFのシートサイズS′と画像記録領域S1とサイドレジセンサSN2、SN3との位置関係を示す図、図6Bは画像形成装置が認識しているB4SEFのシートサイズS′および実際のシートサイズSとサイドレジセンサSN2、SN3と1面目の画像記録領域S1との位置関係を示す図、図6Cは前記図6Bのシートをシート幅方向の両端縁を入れ替えて反転させ且つシートの一端縁を2面目サイドレジセンサSN3で検出される位置に移動した状態を示す図、図6Dは前記図6Cの反転シートの2面目の画像記録領域S2およびその裏面に形成された1面目の画像記録領域S1を示す図、図6Eは前記図6Dの反転シートの2面目の画像記録領域S2を示す図である。
この実施例2の図6は前記実施例1の図5に相当する図である。この実施例2の画像形成装置は、2面目サイドレジセンサSN3が固定配置されている点で、前記2面目サイドレジセンサSN3が移動可能に配置された実施例1と相違している。また、この実施例2では、A3SE(A3シートのショートエッジ)の長さまたはA4LE(A4シートのロングエッジ)の長さよりもシート幅が小さいシートに両面画像記録を行う場合の2面目のシートの搬送方法が前記実施例1と少し異なる以外は、前記実施例1と同様である。
図6において、実線で示す2面目サイドレジセンサSN3の位置は1面目サイドレジセンサSN2から画像形成装置が認識しているA3シートのA3SE(A3ショートエッジ)の長さだけ離れている。なお、この図6に示す実施例2では、前記サイドレジセンサSN2およびSN3の位置は固定配置されている。すなわち、2面目サイドレジセンサSN3は図6の実線位置(1面目サイドレジセンサSN2から画像形成装置が認識しているA3シートのA3SE(A3ショートエッジ)の長さだけ離れた位置から移動することはない。したがって、この実施例2の2面目サイドレジセンサSN3は、図6の2点鎖線の位置(B4シートのB4SE(B4ショートエッジ)の長さだけ離れた位置)に移動することはない。
しかし図6において、A3SEの長さとB4SEの長さとの差d0すなわち、前記2面目サイドレジセンサSN3の実線位置と2点鎖線位置との距離d0は、画像形成装置が記憶(認識)しているシートサイズから算出可能である。また、図6ではA3SEの長さ(A4LEの長さ)とB4SEの長さ(B5LEの長さ)との差d0だけが図示されているが、実際は、A3SE(A4LE)の長さと、A4SE(A4ショートエッジ)、B5SE(B5ショートエッジ)等の長さとの差も画像形成装置が記憶(認識)しているシートサイズから算出可能である。
この実施例2では、A3SEFのシートに対する画像記録は前記実施例1の図4で説明した場合と同様に行われる。
この実施例2ではB4SEFのシートに対する画像記録は図6に示したように行う。
図6Aにおいて、画像形成装置が認識しているB4SEFのシートサイズS′の外端縁と画像記録領域S1の外端縁とのシート搬送方向の設定距離はe1であり、シート幅方向の設定距離はd1である。シートS上の画像記録領域S1のシート幅方向の設定画像記録幅はS1aであり、シート搬送方向の設定画像記録長さはS1bである。
本実施例2では、前記中間転写ベルトBに形成されるトナー像は、前記1面目サイドレジセンサSN2から内側へ(2面目サイドレジセンサSN3側へ)d1だけ内側の位置で且つ2面目サイドレジセンサSN3から(d0+d1)だけ内側(1面目サイドレジセンサSN2側)の位置において、シート幅方向の設定画像記録幅S1aの領域内に形成される。
図6Bにおいて、画像形成装置で使用される実際のシートSのサイズはシート搬送方向の長さおよびシート幅方向の長さが理想的なシートサイズS′に比較して少し大きい長方形であるものとする。この実際のシートSの前端からの距離e1、シートSの前記1面目サイドレジセンサSN2により検出される一端縁からの距離d1の位置に、前記設定画像記録幅S1aおよび設定記録長さS1bの1面目の画像記録領域S1に画像を記録する場合、画像記録領域S1とシート他端縁との距離はd1′(>d1)となり、画像記録領域S1とシート後端との距離はe1′(e1′>e1)となる。
図6Cは前記図6BのシートSをシート幅方向の両端縁が入れ代わるように反転させ且つ前記シートの一端縁(1面目の画像記録時に前記図6Bに示す1面目サイドレジセンサSN2により検出されたシート端縁)を2面目サイドレジセンサSN3で検出される位置に移動させた状態を示している。この図6Cの状態のシートS上の1面目の画像記録領域S1のシート幅方向の位置は前記図6Bの位置から2面目サイドレジセンサSN3側に距離d0だけ移動した位置である。
したがって、前記図6Cの位置からシートSを、1面目サイドレジセンサSN2側に距離d0だけ移動させると、シートS上の1面目の画像記録領域S1のシート幅方向の位置は、前記1面目の中間転写ベルトB上の画像記録領域と同一の位置となる。なお、前記図6Cの位置からシートSを、1面目サイドレジセンサSN2側に距離d0だけ移動させるには、レジローラRrをその軸方向(シート幅方向)に前記距離d0だけ移動させれば良い。
前述したように、前記中間転写ベルトBに形成されるトナー像は、前記1面目サイドレジセンサSN2からd1だけ内側(2面目サイドレジセンサSN3側)で且つ2面目サイドレジセンサSN3から(d0+d1)だけ内側(1面目サイドレジセンサSN2側)の位置において、シート幅方向の設定画像記録幅S1aの領域内に形成される。
図6Dは前記図6CのシートSに2面目の画像が記録された状態を示しており、2面目画像のシート幅方向の画像記録幅S2aは前記設定画像記録幅S1aと重なる。したがって、シートSの1面目および2面目の画像記録領域S1およびS2のシート幅方向の位置が、シートSのシート面に垂直な方向から見た場合に一致する。
また、シートSの2面目の画像記録領域S2はシートS前端からe2の距離に配置されており、e2=e1に設定されている。このため、1面目および2面目の画像記録領域S1およびS2のシート搬送方向の位置が、シートSのシート面に垂直な方向から見た場合に一致する。
したがって、画像記録領域S1およびS2のシート搬送方向およびシート幅方向の位置が、シートSのシート面に垂直な方向から見た場合に一致する。
前記実施例2の画像形成装置では、中間転写ベルトB上の1面目の画像記録領域S1および2面目の画像記録領域S2は、前記1面目サイドレジセンサSN2から内側に設定距離d1だけ離れた位置で且つ2面目サイドレジセンサSN3から内側に設定距離(d0+d1)だけ離れた位置に設定する。
そして、シートSの1面目の画像記録時のシート幅方向の位置は、シートの一端縁を1面目サイドレジセンサSN2により位置決めする。
また、シートSの2面目の画像記録時のシート幅方向の位置は、サイドレジセンサSN3で位置決め後、図6Cの状態から図6Dの状態に移る時に、使用するシートのシート幅方向のサイズとA3SEFのシートのシート幅方向のサイズとの差d0だけ、シートSを1面目サイドレジセンサSN2側に移動させる。このようにすることにより、前記画像記録領域S1およびS2のシート搬送方向およびシート幅方向の位置を、シートSのシート面に垂直な方向から見た場合に一致させることができる。
図7は実施例3の画像形成装置のサイドレジセンサSN2およびSN3と、画像記録位置でのシート幅方向の画像記録領域の位置およびシートSの位置の説明図で、図7Aは画像形成装置が認識しているB4SEFのシートサイズS′と画像記録領域S1とサイドレジセンサSN2、SN3との位置関係を示す図、図7Bは画像形成装置が認識しているB4SEFのシートサイズS′および実際のシートサイズSとサイドレジセンサSN2、SN3と1面目の画像記録領域S1との位置関係を示す図、図7Cは前記図7Bのシートをシート幅方向の両端縁を入れ替えて反転させ且つシート一端縁を2面目サイドレジセンサSN3で検出される位置に移動した状態を示す図、図7Dは前記図7Cの反転シートの2面目の画像記録領域S2を示す図である。
この実施例3の図7は前記実施例1の図5に相当する図である。この実施例3の画像形成装置は、2面目サイドレジセンサSN3が複数の受光素子を有するラインセンサにより構成されており、サイドセンサSN2に対して固定配置されている。画像形成装置によりA3SE(A3シートのショートエッジ)の長さまたはA4LE(A4シートのロングエッジ)の長さよりもシート幅が小さいシートの2面目に画像記録を行う場合に、シート幅方向の一端縁の位置を検出するために、前記実施例1では2面目サイドレジセンサSN3が移動可能に構成されていたが、この実施例3のラインセンサにより構成された2面目サイドレジセンサSN3は、固定配置された状態で、2面目に画像記録を行う場合のシート幅方向の一端縁の位置を検出する。
その他の点では、この実施例3の画像形成装置は、前記実施例1と同様である。
図8は実施例4の画像形成装置のサイドレジセンサSN2およびSN3と、画像記録位置でのシート幅方向の画像記録領域の位置およびシートSの位置の説明図で、図8Aは画像形成装置が認識しているB4SEFのシートサイズS′と画像記録領域S1とサイドレジセンサSN2、SN3との位置関係を示す図、図8Bは画像形成装置が認識しているB4SEFのシートサイズS′および実際のシートサイズSとサイドレジセンサSN2、SN3と1面目の画像記録領域S1との位置関係を示す図、図8Cは前記図8Bのシートをシート幅方向の両端縁を入れ替えて反転させ且つシート一端縁を2面目サイドレジセンサSN3で検出される位置に移動した状態を示す図、図8Dは前記図8Cの反転シートの2面目の画像記録領域S2を示す図である。
この実施例4の図8は前記実施例2の図6に相当する図である。この実施例4の画像形成装置は、A3SE(A3シートのショートエッジ)の長さまたはA4LE(A4シートのロングエッジ)の長さよりもシート幅が小さいシートに両面画像記録を行う場合の2面目のシートの搬送方法および中間転写ベルトB上の画像記録領域のシート幅方向の位置が前記実施例1と異なる以外は、前記実施例2と同様である。
この実施例4ではB4SEFのシート(A3SEFよりシート幅の小さいシート)に対する画像記録は図8に示したように行う。
図8において、B4SEFのシートSに対する1面目の画像記録を行って、そのシートをシート幅方向の両端縁が入れ代わるように反転させ、反転シートSの一端縁が前記2面目サイドレジセンサSN3で検出される位置まで反転シートSをシート幅方向に移動させた図8Cの状態とするまでの動作は前記図6Cの状態とする実施例2と同様である。
前記実施例2では前記図6Cの状態のシートSをシート幅方向に移動させて図6Dの状態にしてから、シートSに2面目の画像を記録しているが、この実施例4では、図8Cの状態のシートSをシート幅方向に移動させずに、シートS上に2面目の画像記録を行う。
すなわち、実施例4の画像形成装置ではA3SEの長さとB4SEの長さとの差をd0とした場合に、中間転写ベルトB上の1面目の画像記録領域S1は、前記1面目サイドレジセンサSN2から内側に設定距離d1だけ離れた位置で且つ前記2面目サイドレジセンサSN3から内側に設定距離(d0+d1)だけ離れた位置に形成する。
そして、シートSの1面目の画像記録時のシート幅方向の位置は、シートSの一端縁を1面目サイドレジセンサSN2により位置決めした状態で、そのシートSの一端縁から設定距離d1離れた1面目の画像記録領域S1に画像を記録する。この1面目の画像記録済のシートSをシート幅方向の両端縁が入れ代わるように反転させて、その反転シートSの前記一端縁を前記2面目サイドレジセンサSN3により位置決めした状態(図8Cの状態)で、2面目の画像記録領域S2に画像記録を行う。
この2面目の画像記録を行うときの、1面目の画像記録領域S1の位置は前記2面目サイドレジセンサSN3から設定距離d1だけ離れた位置となる。すなわち、シートS上の1面目の画像記録領域S1は、1面目の画像記録時に比較して、2面目の画像記録時には2面目サイドレジセンサSN3側に(d0+d1)−d1=d0だけ移動している。
したがって、中間転写ベルトB上の2面の画像記録領域は中間転写ベルトB上の1面目の画像記録領域に比較して、シート幅方向に2面目サイドレジセンサSN3に近づく側に距離d0だけ離れた位置に形成される。
この実施例4では、シートSの2面目の画像記録時のシート幅方向の位置は、シート一端縁が2面目サイドレジセンサSN3により検出される位置に制御して、中間転写ベルトB上の2面目の画像記録領域を1面目の位置から2面目サイドレジセンサSN3側にd0だけ移動させることにより、シートS上の前記画像記録領域S1およびS2のシート搬送方向およびシート幅方向の位置を、シートSのシート面に垂直な方向から見た場合に一致させることができる。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。
(H01)前記実施例1〜4では1面目サイドレジセンサSN2および2面目サイドレジセンサSN3をそれぞれ別個のサイドレジセンサにより構成したが、1面目サイドレジ位置と使用するシートサイズに応じた複数の2面目サイドレジ位置との間で移動可能な1個のサイドレジセンサにより構成することが可能である。
(H02)固定配置された1個の前記1面目サイドレジセンサSN2として、ラインセンサを使用することも可能である。
(H03)本発明は電子写真方式の画像形成装置以外のインクジェット記録式の画像形成装置や熱転写式の画像形成装置等にも適用することができる。
図1は本発明の画像形成装置の実施例1の説明図である。 図2は両面シート搬送装置の説明図で、図2Aは前記図1のIIA−IIA線断面概略図、図2Bは前記図2AのIIB−IIB線断面図である。 図3は前記実施例1の画像形成装置を使用し、画像記録位置を通過するシートの搬送方向前端縁の向きが一定となるように且つシートのシート幅方向両端縁を入れ替えるようにシートを反転してシート両面に画像記録する場合の従来技術の説明図であり、図3Aは給紙トレイに収容されているシートを示す図、図3Bは給紙トレイから取り出したシートを搬送する途中の状態を示す図、図3Cはレジローラでシートを一旦停止させてシート前端縁の向きをレジローラ軸方向に揃えてからレジローラ軸方向に移動させる状態を示す図、図3Dはシートの1面目にトナー像が転写されながら転写領域(シートへの画像記録位置)を通過するシートの状態を示す図、図3Eは1面目のトナー像が転写されたシートが定着領域を通過する状態を示す図、図3Fは1面目のトナー像が転写、定着されたシートをシート幅方向の両端縁が入れ代わるように反転させた反転シートを示す図、図3Gは反転シートをレジローラで一旦停止させてシート前端縁をレジローラ軸方向に揃えてからレジローラ軸方向に移動させる状態を示す図、図3Hは前記反転シートが2面目にトナー像を転写されながら転写領域(シートへの画像記録位置)を通過する状態を示す図、図3Iはシートの両面にトナー像が転写された状態を示す図である。 図4は前記実施例1の画像形成装置のサイドレジセンサSN2およびSN3と、画像記録位置でのシート幅方向の画像記録領域の位置およびシートSの位置の説明図で、図4Aは画像形成装置が認識しているA3SEFのシートサイズS′と画像記録領域S1とサイドレジセンサSN2、SN3との位置関係を示す図、図4Bは画像形成装置が認識しているA3SEFのシートサイズS′および実際のシートサイズSとサイドレジセンサSN2、SN3と1面目の画像記録領域S1との位置関係を示す図、図4Cは前記図4Bのシートをシート幅方向の両端縁を入れ替えて反転させ且つシート一端縁を2面目サイドレジセンサSN3で検出される位置に移動した状態を示す図、図4Dは前記図4Cの反転シート上の2面目の画像記録領域S2を示す図である。 図5は前記実施例1の画像形成装置のサイドレジセンサSN2およびSN3と、画像記録位置でのシート幅方向の画像記録領域の位置およびシートSの位置の説明図で、図5Aは画像形成装置が認識しているB4SEFのシートサイズS′と画像記録領域S1とサイドレジセンサSN2、SN3との位置関係を示す図、図5Bは画像形成装置が認識しているB4SEFのシートサイズS′および実際のシートサイズSとサイドレジセンサSN2、SN3と1面目の画像記録領域S1との位置関係を示す図、図5Cは前記図5Bのシートをシート幅方向の両端縁を入れ替えて反転させ且つシート一端縁を2面目サイドレジセンサSN3で検出される位置に移動した状態を示す図、図5Dは前記図5Cの反転シートの2面目の画像記録領域S2を示す図である。 図6は本発明の実施例2の画像形成装置のサイドレジセンサSN2およびSN3と、画像記録位置でのシート幅方向の画像記録領域の位置およびシートSの位置の説明図で、図6Aは画像形成装置が認識しているB4SEFのシートサイズS′と画像記録領域S1とサイドレジセンサSN2、SN3との位置関係を示す図、図6Bは画像形成装置が認識しているB4SEFのシートサイズS′および実際のシートサイズSとサイドレジセンサSN2、SN3と1面目の画像記録領域S1との位置関係を示す図、図6Cは前記図6Bのシートをシート幅方向の両端縁を入れ替えて反転させ且つシートの一端縁を2面目サイドレジセンサSN3で検出される位置に移動した状態を示す図、図6Dは前記図6Cの反転シートの2面目の画像記録領域S2およびその裏面に形成された1面目の画像記録領域S1を示す図、図6Eは前記図6Dの反転シートの2面目の画像記録領域S2を示す図である。 図7は実施例3の画像形成装置のサイドレジセンサSN2およびSN3と、画像記録位置でのシート幅方向の画像記録領域の位置およびシートSの位置の説明図で、図7Aは画像形成装置が認識しているB4SEFのシートサイズS′と画像記録領域S1とサイドレジセンサSN2、SN3との位置関係を示す図、図7Bは画像形成装置が認識しているB4SEFのシートサイズS′および実際のシートサイズSとサイドレジセンサSN2、SN3と1面目の画像記録領域S1との位置関係を示す図、図7Cは前記図7Bのシートをシート幅方向の両端縁を入れ替えて反転させ且つシート一端縁を2面目サイドレジセンサSN3で検出される位置に移動した状態を示す図、図7Dは前記図7Cの反転シートの2面目の画像記録領域S2を示す図である。 図8は実施例4の画像形成装置のサイドレジセンサSN2およびSN3と、画像記録位置でのシート幅方向の画像記録領域の位置およびシートSの位置の説明図で、図8Aは画像形成装置が認識しているB4SEFのシートサイズS′と画像記録領域S1とサイドレジセンサSN2、SN3との位置関係を示す図、図8Bは画像形成装置が認識しているB4SEFのシートサイズS′および実際のシートサイズSとサイドレジセンサSN2、SN3と1面目の画像記録領域S1との位置関係を示す図、図8Cは前記図8Bのシートをシート幅方向の両端縁を入れ替えて反転させ且つシート一端縁を2面目サイドレジセンサSN3で検出される位置に移動した状態を示す図、図8Dは前記図8Cの反転シートの2面目の画像記録領域S2を示す図である。 図9はシート両面の画像記録領域が重なるように画像記録する場合の説明図であり、図9AはA3SEFのシート(ショートエッジフィード、すなわち、A3シートの短辺が前端となって搬送されるシート)の上面図、図9Bは前記A3SEFのシートに転写領域を通過させながら画像記録を行う状態を示す図、図9Cは前記A3SEFのシートの一面目の画像記録領域に画像記録した状態を示す図、図9Dは前記図9Cのシートを表裏反転させた状態を示す図、図9Eは前記図9Dのシートに転写領域を通過させながら2面目に画像記録を行う状態を示す図、図9Fは前記図9Dのシートの2面目に画像記録が行われた状態を示す図、 図9GはシートSの1面目の画像記録領域S1と2面目との画像記録領域S2とがシートSの紙面に垂直な方向から見た場合にシート搬送方向に位置ずれして配置された状態を示す図、図9HはシートSの1面目の画像記録領域S1と2面目の画像記録領域S2とがシートSの紙面に垂直な方向から見た場合にシート幅方向に位置ずれして配置された状態を示す図、である。 図10は実際の画像記録装置を使用し、シートの幅方向の一端縁の向きが画像記録位置において一定となるように制御し且つシートの前後端を入れ替えるようにシートを反転してシート両面に画像記録する場合の従来技術の説明図であり、図10Aは給紙トレイに収容されているシートを示す図、図10Bは給紙トレイから取り出したシートを搬送する途中の状態を示す図、図10Cはシートガイドおよびレジローラを通過するシートの状態を示す図、図10Dはシートの1面目にトナー像が転写されながら転写領域(シートへの画像記録位置)を通過するシートの状態を示す図、図10Eは1面目のトナー像が転写されたシートが定着領域を通過する状態を示す図、図10Fは1面目のトナー像が転写、定着されたシートをシート幅方向の両端縁が入れ代わるように反転させた状態を示す図、図10Gは反転したシートがシートガイドおよびレジローラを通過する状態を示す図、図10Hは前記反転シートが2面目にトナー像を転写されながら転写領域(シートへの画像記録位置)を通過する状態を示す図、図10Iはシートの両面にトナー像が転写された状態を示す図である。 図11は実際の画像記録装置を使用し、画像記録位置を通過するシートの搬送方向前端縁の向きが一定となるように且つシートの前後端を入れ替えるようにシートを反転してシート両面に画像記録する場合の従来技術の説明図であり、図11Aは給紙トレイに収容されているシートを示す図、図11Bは給紙トレイから取り出したシートを搬送する途中の状態を示す図、図11Cはレジローラでシートを一旦停止させてシート前端縁の向きをレジローラ軸方向に揃えてからレジローラ軸方向に移動させる状態を示す図、図11Dはシートの1面目にトナー像が転写されながら転写領域(シートへの画像記録位置)を通過するシートの状態を示す図、図11Eは1面目のトナー像が転写されたシートが定着領域を通過する状態を示す図、図11Fは1面目のトナー像が転写、定着されたシートをシート幅方向の両端縁が入れ代わるように反転させた状態を示す図、図11Gは反転したシートをレジローラで一旦停止させてシート前端縁の向きをレジローラ軸方向に揃えてからレジローラ軸方向に移動させる状態を示す図、図11Hは前記反転シートが2面目にトナー像を転写されながら転写領域(シートへの画像記録位置)を通過する状態を示す図、図11Iはシートの両面にトナー像が転写された状態を示す図である。
符号の説明
d1…1面目設定距離、
d2…2面目設定距離、
F…定着装置、
Py,Pm,Pc,Pk…像担持体、
Q4…画像記録位置(転写位置)、
Q5…定着領域、
Rr…レジローラ、
S…シート、
S1,S2…設定画像領域、
S1…1面目設定画像領域、
S1a,S2a…設定画像記録幅、
S1b,S2b…設定画像記録長さ、
S2…2面目設定画像領域、
SH…シート搬送装置、
SH3…シート反転路、
SN2…1面目サイドレジセンサ、
SN3…2面目サイドレジセンサ、
TR1〜TR3…給紙トレイ、
UY〜UK…トナー像形成装置、
(BM+T2)…転写装置、
(Fh,Fp)…一対の定着用回転部材、
(SH1+Rp+Rs+Ra)…給紙用シート搬送装置、
(SN2+SN3)…サイドレジセンサ、
(UY〜UK+BM+T2)…画像記録装置、


Claims (8)

  1. 次の構成要件(A01)〜(A05)を備えた画像形成装置、
    (A01)給紙トレイに収容されたシートをレジローラに搬送する給紙用シート搬送装置と、搬送されたシート前端部を一旦停止させてシート前端部にループを形成させてから、画像記録位置にシートを搬送する前記レジローラと、1面目に画像記録されたシートを通常のシート搬送方向と直角方向に搬送して反転させるシート反転路とを有し、シートの両面に画像記録を行う場合に、前記シート反転路で反転したシートを前記レジローラに再送するシート搬送装置、
    (A02)前記画像記録位置を通過する前記シート上のシート幅方向に設定された設定画像記録幅およびシート搬送方向に設定された設定画像記録長さを有する設定画像領域内に画像を記録する画像記録装置、
    (A03)前記レジローラと前記画像記録位置との間に配置され前記シートの1面目に画像記録する際に前記シートの幅方向の両端縁の中の一端縁の位置を検出する1面目サイドレジセンサと、前記シートの2面目に画像記録する際に反転した前記シートの幅方向の前記一端縁と同一の端縁の位置を検出する2面目サイドレジセンサとを有するサイドレジセンサ、
    (A04)前記シートの1面目の画像記録時の前記一端縁の位置である1面目サイドレジ位置を前記1面目サイドレジセンサの検出信号に応じて検出する1面目サイドレジ位置検出手段と、前記シートの2面目の画像記録時の前記一端縁と同一端縁の位置である2面目サイドレジ位置を前記2面目サイドレジセンサの検出信号に応じて検出する2面目サイドレジ位置検出手段とを有するサイドレジ位置検出手段、
    (A05)前記シートの1面目の画像記録時に前記1面目サイドレジ位置からシートの中央側に1面目設定距離d1だけ離れた位置の前記設定画像領域に1面目の画像を記録するとともに、前記シートの2面目の画像記録時に前記2面目サイドレジ位置からシートの中央側に前記1面目設定距離d1と等しい2面目設定距離d2だけ離れた位置の前記設定画像領域に2面目の画像を記録する前記画像記録装置。
  2. 次の構成要件(A06)を備えた請求項1記載の画像形成装置、
    (A06)前記1面目サイドレジセンサの配置位置とシート幅方向で同一位置に設定された前記1面目サイドレジ位置を前記シートの一端縁が通過するように、前記1面目の画像記録時のシートを搬送する前記シート搬送装置。
  3. 次の構成要件(A07)を備えた請求項1記載の画像形成装置、
    (A07)前記1面目サイドレジセンサの配置位置からシート幅方向に距離d0だけ離れた位置に設定された前記1面目サイドレジ位置を前記シートの一端縁が通過するように、前記1面目の画像記録時のシートを搬送する前記シート搬送装置。
  4. 次の構成要件(A08)を備えた請求項1ないし3のいずれか記載の画像形成装置、
    (A08)前記2面目サイドレジセンサの配置位置とシート幅方向で同一位置に設定された前記2面目サイドレジ位置を前記シートの一端縁が通過するように、前記2面目の画像記録時のシートを搬送する前記シート搬送装置。
  5. 次の構成要件(A09)を備えた請求項1ないし3のいずれか記載の画像形成装置、
    (A09)前記2面目サイドレジセンサの配置位置からシート幅方向に距離d0だけ離れた位置に設定された前記2面目サイドレジ位置を前記シートの一端縁が通過するように、前記2面目の画像記録時のシートを搬送する前記シート搬送装置。
  6. 次の構成要件(A010),(A011)を備えた請求項1ないし5のいずれか記載の画像形成装置、
    (A010)前記1面目サイドレジセンサおよび2面目サイドレジセンサにより前記シートの一端縁が検出されるように前記シートをシート幅方向に搬送するシート幅方向搬送部材、
    (A011)前記シート幅方向搬送部材の作動を制御して、前記シートの1面目の前記設定画像領域と2面目の前記設定画像領域とが紙面に垂直な方向から見て一致するように、前記シートのシート幅方向の位置を制御するシート幅方向位置制御手段。
  7. 次の構成要件(A010′),(A011′)を備えた請求項6記載の画像形成装置、
    (A010′)前記画像記録位置でのシートの幅方向の位置を調節するためにシート搬送中の前記レジローラをシート幅方向に移動させるレジローラ移動装置により構成された前記シート幅方向搬送部材、
    (A011′)シートの1面目の設定画像領域と2面目の設定画像領域とが紙面に垂直な方向から見て一致するように、前記レジローラをシート幅方向に移動させて前記画像記録位置でのシートの幅方向の位置を調節するレジローラ移動制御手段により構成された前記シート幅方向位置制御手段。
  8. 次の構成要件(A012)を備えた請求項1ないし5のいずれか記載の画像形成装置、
    (A012)シートの1面目の設定画像領域と2面目の設定画像領域とが紙面に垂直な方向から見て一致するように、前記1面目のシート幅方向の設定画像領域記録位置に対して、前記2面目のシート幅方向の設定画像領域記録位置を前記シート幅方向にシフトする前記画像記録装置。


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