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JP4369066B2 - 有機エレクトロルミネッセントディスプレイの製造方法 - Google Patents

有機エレクトロルミネッセントディスプレイの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有機エレクトロルミネッセント(以下、有機ELと言う)ディスプレイに係り、特に、フルカラー表示可能な有機ELディスプレイの製造方法およびその製造方法によって製造された有機ELディスプレイに関する。
【0002】
【従来の技術】
発光層が有機化合物で構成される有機EL素子は、低電圧駆動の表示素子を実現するものとして大変注目されている。有機EL素子には、真空蒸着で成膜する低分子材料を用いるものと塗布により成膜する高分子材料を用いるものとがあり、特に、高分子材料を用いるものは、真空プロセスが不要なため産業的観点からも大いに期待されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
また、フルカラー表示の有機ELディスプレイを製造するには、赤・緑・青色の有機EL素子をパターニングして平面配列する必要がある。低分子材料を用いた有機EL素子においては、真空蒸着に際して、シャドウマスクのアライメントを行う必要があるが、アライメント精度に限界があるため、この方法で超高精細なフルカラー有機ELディスプレイを製造することは困難である。
【0004】
一方、有機EL素子のパターニングを半導体の製造で広く用いられているフォトリソグラフイーによって行うものとすると、有機EL素子がフォトリソグラフイーのパターニング工程に対して耐性がないため、この方法によって有機EL素を赤・緑・青に塗り分けることは非常に困難である。
【0005】
このため、従来の有機EL素子をパターニングする方法としては、インクジェット法(特開平10−12377号参照)、フォトブリーチング法(1997年春季、第44回応用物理学関係連合講演会講演予稿集、29p-NK-14 ,pp.1156)、および熱拡散法( Jpn. J. Appl. Phys. 38,(1999) pp.L1143-L1145 )などが発表されている。
【0006】
上記において、インクジェット法はカラープリンタなどでよく用いられている技術であるが、ノズルからのインク吐出量のばらつきに起因して画素の輝度むらが生じるという問題点がある。また、フォトブリーチング法は紫外線照射による光酸化作用を利用して発光色を変化させるものであるが、この方法によりフルカラー化のための色純度のよい赤・緑・青色を発光する発光素子を得ることはきわめて困難である。
【0007】
また、熱拡散法は、熱により色素を高分子に添加して発光色を調整するものであるが、1分30秒程度の長い加熱時間での熱の拡散によって生じる色素のにじみがあるために、この方法で高精細なパターニングを行うことは難しい。従って、以上説明した従来のいずれの方法も、それらを用いて輝度むらなく、かつ色純度の優れた高精細な有機ELディスプレイを製造することは困難である。
【0008】
本発明の目的は、赤・緑・青色の有機EL素子を高精度にパターニングして平面配列し、超高精細なフルカラー有機ELディスプレイの製造を可能にする有機ELディスプレイの製造方法およびその製造方法によって製造された有機ELディスプレイを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明による有機エレクトロルミネッセントディスプレイの製造方法は、(a)ガラス基板又はプラスチック基板上に透明電極及び第1のホスト有機材料を順に成膜した第1の媒体を生成するステップと、(b)前記基板上に第1の保護層、光吸収体及び第2の保護層を順に成膜し、さらに該第2の保護層上に色素をモル濃度で50%以上の高濃度に添加した第2のホスト有機材料を成膜した第2の媒体を生成するステップと、(c)前記第1のホスト有機材料と前記第2のホスト有機材料とを接触するように配置するステップと、(d)前記第2の媒体の上方に、所定のサイズの窓を有するフォトマスクを配置するステップと、(e)可視域のレーザ光を、前記フォトマスクの上方から前記フォトマスクの窓を通して前記第2の媒体に1秒程度の時間照射し、前記光吸収体を温度上昇させることにより、前記第2のホスト有機材料に添加されている色素を前記第1のホスト有機材料に分散させてドープするステップとを含み、前記レーザ光は可視光であり、前記光吸収体は該可視光を吸収し発熱し、前記フォトマスクは、前記基板に対して保護する前記第1の保護層、及び前記第2の媒体に対して保護する前記第2の保護層により挟み込まれた前記光吸収体について、前記可視域のレーザ光照射による平面方向の温度上昇エリアを制限することを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明による有機エレクトロルミネッセントディスプレイの製造方法において、前記レーザ光の波長は532nmであり、前記光吸収体はガーネット系酸化物、フェライト、シリコン(Si)又はアルミニウムガリウム批素(Al x Ga 1-x As)からなることを特徴とするものである。
【0011】
また、本発明による有機エレクトロルミネッセントディスプレイの製造方法において、前記レーザ光の波長は670nmであり、前記光吸収体は希土類−遷移金属アモルファス膜又は貴金属/コバルト多層膜・合金からなることを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照し、発明の実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明による有機ELディスプレイの製造方法により有機ELディスプレイを作製する第1の実施形態を示している。
図1において、まず、ガラス基板1上にスパッタ法を用い、電場発光に際して一方の電極となるITO透明電極2を成膜して被着し、さらに、その被着したITO透明電極2上に、ホスト有機材料(ここで、ホストとは、以下に説明するように、この有機材料が色素(ゲスト)を受け入れるとの意味である)として高分子のポリビニルカルバゾール(PVK)ポリマー3をスピンコーティング法により成膜して(以下、成膜された膜をPVK膜と言う)媒体Aを作製する。なお、上記ガラス基板1はプラスチック基板に代えてもよい。なお、これらガラス基板乃至プラスチック基板は、有機ELディスプレイが完成したとき、ディスプレイの表面板となるものである。
【0014】
次に、ガラス基板4上に窒化シリコン(SiN)保護層5、ディスプロシウムビスマスガリウム鉄ガーネット(DyBi2 GaFe412)層からなる光吸収体6、およびSiN保護層7を順次スパッタ法により成膜し、その最上層であるSiN保護層7上に、赤色発光を示す色素であるナイルレッドをモル濃度で50%以上の高濃度に添加したホスト有機材料(PVKポリマー)8をスピンコーティング法により成膜して媒体Bを作製する。
【0015】
以上により作製した媒体AとBを、それぞれPVK膜3と8が接触するように配置するとともに、媒体Bの上方には、0.5mm角の窓の空いたフォトマスク9を配置する。このような配置のもとに、フォトマスク9の上方から、レーザ源10で発生させた半導体励起のネオジウム添加イットリウムバナデイト(Nd:YVO4 )レーザの第2高調波の光(波長:532nm、強度:4W)を、例えば、1秒間照射することにより、光吸収体6を温度上昇させてPVK膜3と8を加熱し、媒体BのPVK膜8に高濃度に添加されているナイルレッドを媒体AのPVK膜3にドープする。なお、フォトマスク9は、光吸収体6のレーザ光照射による平面方向の温度上昇エリアを制限するためのものである。
【0016】
また、レーザ光の照射にあたっては、図1に示すように、スペイシャルフィルタ11と平凸レンズ12を用いてビーム径をわずかに拡げ、さらに、アパチヤ13を用いてフォトマスク9に入射するレーザー光の強度分布が一様になるように整形する。
なお、ドープする素子のサイズによっては、上記の光学系、照射時間等を変え、光吸収体の温度を任意に設定することができる。
【0017】
図2は、本発明の第1の実施形態で作製した媒体AのPVK膜と、レーザ光照射以前の、すなわち、媒体Aとして用意したPVK膜そのものと、従来のスピンコーティング法で作製したPVK膜の紫外線励起の発光特性の測定結果を、それぞれ曲線(a),(b),(c)にて示している。
図2の曲線(a)によって示されるように、本発明により、レーザ光を用いてナイルレッドをドープ(光ドーピング法)して得られたナイルレッド添加PVK膜は600nm近傍の赤色発光を示している。
【0018】
また、図2の曲線(b),(c)によってそれぞれ示されるように、ナイルレッドをドープする以前の媒体AのPVK膜は410nm付近の青色発光を示し、PVKとナイルレッドを溶液に溶かしてスピンコーティング法で作製(従来のPVK膜の作製方法)した色素濃度が1%程度の膜は、本発明によるナイルレッド添加PVK膜と同様、600nm近傍の赤色発光を示している。
【0019】
以上のことから、本発明によりナイルレッドをドープして得られたナイルレッド添加PVK膜は、ナイルレッドがPVK膜中にドープされて分散していることが裏付けられる。このとき、ドーピング濃度は、レーザパワー、レーザ光の照射時間、媒体Bの色素濃度、および光吸収を決定する媒体Bの光吸収体の組成、膜厚などによって制御することが可能である。以上の処理の後、ナイルレッドをドープした部分の表面に電場発光に際して他方の電極となるアルミニウム−リチウム(Al−Li)合金の金属電極を蒸着して、赤色発光の有機ELディスプレイを完成する。
【0020】
以上、赤色発光の有機ELディスプレイの作製について説明したが、媒体BのPVK膜8(図1参照)をナイルレッドに代えてクマリン6が高濃度に添加されたものとし、その添加されたクマリン6を媒体AのPVK膜3(図1参照)にドープすることにより緑色発光の有機ELディスプレイが得られる。
【0021】
同様に、媒体BのPVK膜8(図1参照)をナイルレッドに代えてテトラフェニルブタジエン(TPB)が高濃度に添加されたものとし、その添加されたTPBを媒体AのPVK膜3(図1参照)にドープすることにより青色発光の有機ELディスプレイが得られる。
【0022】
図3は、本発明の第1の実施形態で作製したフルカラー表示可能な有機ELディスプレイの構造を示している。
図3に示した有機ELディスプレイにおいては、図1に示すフォトマスク9の窓の、例えば、左端、左端から2番目および左端から3番目の各位置に対応して、それぞれナイルレッド、クマリン6およびTPBの各色素を媒体AのPVK膜にドープし、それらドープした表面にアルミニウム−リチウム(Al−Li)合金の金属電極を蒸着してフルカラー有機ELディスプレイを完成させている。なお、図3中の符号1,2および3は、図1中のガラス基板、ITO透明電極、PVK膜(ポリマー)にそれぞれ対応している。
【0023】
図4は、作製したフルカラー有機ELディスプレイのELスペクトルを示している。
同図から、作製したフルカラー有機ELディスプレイは、赤・緑・青それぞれの色の発光が可能であることが分かる。
【0024】
以上のように、本発明の第1の実施形態にによれば、フルカラー有機ELディスプレイを作製するにあたって、媒体Bの色素高濃度添加PVKポリマー8を異なる色素が添加されたものに交換し、レーザ光を用いてそれら色素を媒体AのPVK膜(PVKポリマー)3にドープすることにより、容易に赤・緑・青色発光の有機EL素子をパターニングすることができる。
【0025】
また、本発明の第1の実施形態にによれば、レーザ光照射時間が1秒程度であり、従来の熱拡散法で報告されているヒーティング時間(1分30秒程度)に比べてはるかに短いため、にじみによる平面方向の素子エリアの広がりを防ぐことができ、従って、高精細フルカラー有機ELディスプレイを作製することが可能となる。さらに、ドープする色素を変えることにより、色度の調整が可能となるという利点を有している。
【0026】
本発明の第1の実施形態の変形として、上記媒体Bに対して、ディスプロシウムビスマスガリウム鉄ガーネット以外の他の組成のガーネット系酸化物やフエライトを光吸収体として用い、波長が532nmの半導体レーザを用いても、高精細な画像表示を行うことのできるディスプレイを作製することができる。
【0027】
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。
ここでは、上述した本発明の第1の実施形態の媒体Bに対して、光吸収体(図1に符号6で示す)に、テルビウム鉄コバルト(TbFeCo)やガドリウム鉄コバルト(GdFeCo)などの希土類一遷移金属アモルファス膜を用い、これを温度上昇させるためのレーザ光として、発振波長が670nmの半導体レーザを用いて光ドープを行うことが可能である。
【0028】
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。
ここでは、上述した本発明の第1の実施形態の媒体Bに対して、光吸収体(図1に符号6で示す)に、白金/コバルト(Pt/Co)やバラジウム/コバルト(Pd/Co)などの貴金属/Co多層膜・合金を用い、これを温度上昇させるためのレーザ光として、発振波長が670nmの半導体レーザを用いて光ドープを行うことが可能である
【0029】
次に、本発明の第4の実施形態を説明する。
ここでは、上述した本発明の第1の実施形態の媒体Bに対して、光吸収体(図1に符号6で示す)に、シリコン(Si)やアルミニウムガリウム批素(AlxGa1-x As)などの半導体材料を用い、これを温度上昇させるためのレーザ光として、発振波長が532nmの半導体レーザを用いて光ドープを行うことが可能である。
【0030】
上述した実施形態1乃至4の実施形態において使用した各光吸収体(図1に符号6で示す)を用い、真空チヤンバ内でドライプロセスで成膜を行う低分子系の有機EL素子においても、光ドーピング法を用いてパターニングを行うことが可能である。これを、本発明の第5の実施形態として説明する。
本実施形態においいては、ITO付きガラス基板2,1(図1参照)上に正孔輸送性の材料であるトリフェニルアミン誘導体(TPD)を真空蒸着により成膜して媒体Aを作製する。また、色素としてナイルレッドを高濃度に添加したトリス(8−キノリノラト)アルミニウム(III)錯体(Alq)をSiN保護層5,7(図1参照)で挟んだ光吸収体6(図1参照)上に真空蒸着して媒体Bを作製する。
【0031】
次いで、真空中で、媒体Aと媒体Bの各膜面どうしを接触させ、媒体Bの膜面から媒体Aの膜面にナイルレッドのドープを行い、ドープした媒体Aに電子輸送層となるAlqを真空蒸着により成膜し、さらに、アルミニウム−リチウム(Al−Li)合金の金属電極を蒸着して赤色発光EL素子を作製する。この方法で、同様に、青、緑色発光の有機EL素子を作製することができ、従って、本実施形態(第5の実施形態)によれば、低分子系の有機EL素子に対しても、高精細にパターニングすることが可能である。
【0032】
最後に、レーザ光を用いて色素のドープを行うにあたって、表面に凹凸状に溝を形成したガラス基板(図1のガラス基板4に相当する)を媒体Bに用いて、フォトマスクを使用せずに有機ELディスプレイを製造する実施形態を本発明の第6の実施形態として説明する。
図5は、本実施形態による有機ELディスプレイの製造方法を示している。
【0033】
図5において、凹凸状に溝を形成したガラス基板14上に保護層15,17で挟まれた光吸収体層16をスパッタ法で成膜し、さらに、その上にナイルレッド等の色素を高濃度に添加したPVK18をスピンコーターあるいは真空蒸着の手段を用いて製膜することにより、製膜された膜面がガラス基板14の凹凸に習って凹凸になっている媒体Bを作製する。
【0034】
以後は、図1に示すのと全く同じ媒体Aを用い、それら両媒体の膜面どうしを接触させることにより色素の光ドープを行う。この場合、ガラス基板の凸の部分に相当する膜面しか接触しないから、接触しない部分についての光ドープは行われず、従って、図1に示すフォトマスク9が不要であることは明らかであろう。
また、本実施形態によっても、上述した第1から第5までの実施形態と同様、高精細なパターニングが可能である。
【0035】
【発明の効果】
本発明による有機ELディスプレイの製造方法を用い、赤・緑・青色発光の有機EL素子を製造することで、高精度なパターニングが可能となり、従って、本発明製造方法は、フルカラー表示可能な有機ELディスプレイを製造するのに特に適している。
また、本発明製造方法によって製造された有機ELディスプレイは色のにじみなどもなく、極めて高精細な画像を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による有機ELディスプレイの製造方法により有機ELディスプレイを作製する第1の実施形態を示している。
【図2】 本発明の第1の実施形態で作製した媒体AのPVK膜と、レーザ光照射以前の、すなわち、媒体Aとして用意したPVK膜そのものと、従来のスピンコーティング法で作製したPVK膜の紫外線励起の発光特性の測定結果を、それぞれ曲線(a),(b),(c)にて示している。
【図3】 本発明の第1の実施形態で作製したフルカラー表示可能な有機ELディスプレイの構造を示している。
【図4】 作製したフルカラー有機ELディスプレイのELスペクトルを示している。
【図5】 本発明の第6の実施形態による有機ELディスプレイの製造方法を示している。
【符号の説明】
1,4ガラス基板
2 ITO透明電極
3 ポリビニルカルバゾール(PVK)
5,7 SiN保護層
6 光吸収体
8 ナイルレッドを高濃度に添加したPVK
9 フォトマスク
10 レーザ源
11 スペイシャルフィルタ
12 平凸レンズ
13 アパーチャ
14 ガラス基板
15,17 保護層
16 光吸収体層
18 色素を高濃度に添加したPVK

Claims (3)

  1. 有機エレクトロルミネッセントディスプレイの製造方法であって、
    (a)ガラス基板又はプラスチック基板上に透明電極及び第1のホスト有機材料を順に成膜した第1の媒体を生成するステップと、
    (b)前記基板上に第1の保護層、光吸収体及び第2の保護層を順に成膜し、さらに該第2の保護層上に色素をモル濃度で50%以上の高濃度に添加した第2のホスト有機材料を成膜した第2の媒体を生成するステップと、
    (c)前記第1のホスト有機材料と前記第2のホスト有機材料とを接触するように配置するステップと、
    (d)前記第2の媒体の上方に、所定のサイズの窓を有するフォトマスクを配置するステップと、
    (e)可視域のレーザ光を、前記フォトマスクの上方から前記フォトマスクの窓を通して前記第2の媒体に1秒程度の時間照射し、前記光吸収体を温度上昇させることにより、前記第2のホスト有機材料に添加されている色素を前記第1のホスト有機材料に分散させてドープするステップとを含み、
    前記レーザ光は可視光であり、前記光吸収体は該可視光を吸収し発熱し、
    前記フォトマスクは、前記基板に対して保護する前記第1の保護層、及び前記第2の媒体に対して保護する前記第2の保護層により挟み込まれた前記光吸収体について、前記可視域のレーザ光照射による平面方向の温度上昇エリアを制限することを特徴とする有機エレクトロルミネッセントディスプレイの製造方法。
  2. 前記レーザ光の波長は532nmであり、前記光吸収体はガーネット系酸化物、フェライト、シリコン(Si)又はアルミニウムガリウム批素(AlGa1−xAs)からなることを特徴とする、請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセントディスプレイの製造方法。
  3. 前記レーザ光の波長は670nmであり、前記光吸収体は希土類−遷移金属アモルファス膜又は貴金属/コバルト多層膜・合金からなることを特徴とする、請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセントディスプレイの製造方法。
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