JP4366890B2 - テレビ番組録画システムおよびテレビ番組録画方法 - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを利用したテレビ番組録画システムおよびテレビ番組録画方法に関し、特に番組放送時刻の突然の変更や延長などに対応可能なテレビ番組録画システムおよびテレビ番組録画方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種のテレビ番組を録画するシステムとしては、特開２０００−９０５１０号公報に記載されているものがある。この公報の内容は、データ放送番組の受信を予約する場合、情報処理装置の指定する受信番組の予約情報を、ネットワークを通して受け取り番組予約記憶部に記憶すると共に、時計部の出力する日時情報と番組予約記憶部に記憶された受信番組の情報とを比較し、ネットワークを通して情報処理装置にデータ放送記憶の開始、終了を指示する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のテレビ番組録画システムにおいては、ネットワークを介して予約情報を受信した情報処理装置が、その予約情報に基づき番組録画を行うため、番組放送時刻の突然の変更や延長に対応できないという問題がある。
【０００４】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、ネットワークを利用してテレビ番組の予約録画を行う際に番組放送時刻の突然の変更や延長があっても予約した番組を的確に録画することができるテレビ番組録画システムおよびテレビ番組録画方法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のテレビ番組録画システムは、放送局のテレビ番組放送の電波を受信して録画および再生を行う録画／再生装置を有し、通信網を介して番組録画依頼を行い、この依頼に応じて前記通信網から送られてくる番組録画開始命令および番組録画終了命令に応じて前記録画／再生装置の録画および再生を制御する依頼元の情報処理装置と、前記放送局からの番組放送情報を随時リアルタイムで更新しながら記憶すると共に前記依頼元の情報処理装置から前記通信網を介して受信される前記番組録画依頼を示す番組予約情報を記憶する記憶手段と、前記記憶された前記番組放送情報に示される番組個々の放送開始又は直前時刻に、該当番組の前記番組予約情報が記憶されていればその番組予約情報に示される前記依頼元の情報処理装置へ前記通信網を介して前記番組録画開始命令を送信し、前記記憶された前記番組放送情報に示される同番組の終了時刻に前記依頼元の情報処理装置へ前記番組録画終了命令を送信する制御手段とを有するサーバ装置とを具備することを特徴としている。
【０００６】
また、インターネット通信機能によって前記通信網を介して前記番組録画依頼を行う携帯情報端末機を備え、前記情報処理装置が、前記携帯情報端末機での番組録画依頼によって前記通信網から送られてくる前記番組録画開始命令および前記番組録画終了命令に応じて前記録画／再生装置の録画および再生を制御することを特徴としている。
【０００７】
また、前記サーバ装置において、前記放送局における番組の放送時刻の変更に応じて前記記憶手段に記憶されている番組放送情報が更新された際に、前記制御手段が、当該番組の録画依頼元の前記携帯情報端末機に対して番組が変更されたことを示す情報を送信制御することを特徴としている。
【０００８】
また、前記情報処理装置は、前記番組録画依頼時に所望のコマーシャル情報のみの録画依頼が可能な機能を備え、前記サーバ装置は、前記コマーシャル情報のみの録画依頼が前記番組予約情報として前記記憶手段に記憶されている際、同記憶手段に記憶された前記番組放送情報に示されるコマーシャル放送時刻に同期して該当コマーシャル情報の録画開始／終了命令を依頼元の情報処理装置へ前記通信網を介して送信することを特徴としている。
【０００９】
また、本発明のテレビ番組録画方法は、放送局のテレビ番組放送の電波を受信して録画および再生を行う際に、通信網を介して番組録画依頼を行い、この依頼に応じて通信網から送られてくる番組録画開始命令および番組録画終了命令に応じて前記録画および再生を行うテレビ番組録画方法において、前記放送局からの番組放送情報を随時リアルタイムで更新しながら記憶すると共に前記通信網を介して受信される前記番組録画依頼を示す番組予約情報を記憶し、前記記憶された前記番組放送情報に示される番組個々の放送開始又は直前時刻に、該当番組の前記番組録画依頼の情報が記憶されていればその番組予約情報に示される依頼元へ前記通信網を介して前記番組録画開始命令を送信し、同番組の終了時刻に同依頼元へ前記番組録画終了命令を送信することを特徴としている。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【００１１】
図１は、本発明の第１の実施の形態に係るテレビ番組録画システムの構成を示すブロック図である。
【００１２】
この図１に示すテレビ番組録画システム１０は、テレビ番組の放送を行う放送局２５と、この放送局２５から送出された番組案内や番組関連情報等の番組放送情報について記憶する本実施の形態の特徴要素である番組情報センター２０と、ＶＴＲ３５の各種制御を行う情報処理装置３０と、番組情報センター２０及び情報処理装置３０を相互に接続するインターネット等の通信ネットワーク１００とを備えて構成されている。
【００１３】
番組情報センター２０は、図２に示すように送受信部２１と、記憶部２２と、制御部２３と、時計部２４とを備えたサーバ装置であり、送受信部２１で受信された放送局２５からの番組放送情報を随時リアルタイムで更新しながら記憶部２２に記憶すると共に、その番組放送情報を通信ネットワーク１００上に提供するものである。但し、番組放送情報は、放送局２５から送信される番組案内や番組関連情報だけでなく、番組本編の放送時間及び番組放送中に流れるコマーシャル放送時間を含むものとする。
【００１４】
また、番組情報センター２０は、情報処理装置３０から送信された番組録画依頼情報を、通信ネットワーク１００を介して送受信部２１で受信すると、当該テレビ番組の番組予約情報として記憶部２２に記憶する。
【００１５】
更に、番組情報センター２０は、制御部２３が、時計部２４の時刻と記憶部２２に記憶された番組放送情報に示される個々の番組の放送開始時刻（或いは直前）とを比較し、個々の番組の放送開始時刻（或いは直前）になったことを検出すると、該当番組に対する番組予約情報の有無を記憶部２２にアクセスすることにより確認し、番組予約情報が有る場合には、その番組予約情報に基づき、情報処理装置３０に対して番組録画開始命令を送出する。同様に、番組情報センター２０は、該当番組の放送終了時刻になると、番組予約情報に基づき、情報処理装置３０に対して番組録画終了命令を送出する。
【００１６】
情報処理装置３０は、通信ネットワーク１００に接続可能なパーソナルコンピュータ装置等である。情報処理装置３０は、番組情報センター２０が通信ネットワーク１００上に提供している番組放送情報にアクセスし、該番組情報として、例えば、番組名、内容、放送開始時間、放送終了時間、放送局名（チャネル）等の番組案内、番組関連情報を画面に表示する機能を備えている。
【００１７】
更に前記情報処理装置３０は、番組情報センター２０からの番組録画開始命令、或いは番組録画終了命令を受け取ると、接続しているＶＴＲ３５に対して番組録画開始、或いは番組録画終了等の各種制御を行う。
【００１８】
ＶＴＲ３５は、放送局等から送出されるテレビ番組放送の受信、録画および再生が可能な装置であり、例えばビデオテープレコーダー装置である。また、ＶＴＲ３５は、情報処理装置３０からの番組録画開始および番組録画終了等の各種制御命令を受け取って動作する。なお、本実施の形態では、情報処理装置３０とＶＴＲ３５とは別体として示したが、情報処理装置３０内に、テレビ番組放送の受信、録画および再生装置を一体として設けても良い。また、番組情報センター２０、即ちサーバ装置は放送局２５に設けられていてもよい。
【００１９】
次に、このような構成のテレビ番組録画システム１０の動作を、図３に示すフローチャートを参照して説明する。なお、以降の説明では、通信ネットワーク１００はインターネットであるとする。
【００２０】
まず、図３のステップＡ１に示すように、利用者は、自宅の情報処理装置３０から、番組情報センター２０がインターネット１００上に開設している番組情報ホームページ（ＨＰ）にアクセスする。この際、番組情報センター２０で利用者（ユーザーＩＤ）の認証を行っても良い。これに応答して、ステップＡ２に示すように、番組情報センター２０は番組情報を情報処理装置３０に送信する。
【００２１】
これによってステップＡ３に示すように、情報処理装置３０の画面には、番組情報として、例えば、番組名、内容、放送開始時間、放送終了時間、放送局名（チャネル）等の番組案内、番組関連情報等の番組放送情報が表示される。この番組放送情報としては、文字によるものだけでなく、動画（例えば、番組の概要を編集したもの、或いは予告編のようなもの）であっても良い。利用者は、その画面に表示された番組放送情報を見て、録画を行いたい番組を決定し、ステップＡ４に示すように、該当番組の録画依頼を行う旨を画面上で登録する。
【００２２】
但し、番組情報センター２０には、番組放送情報として、番組本編の放送時間及び番組中に流れるコマーシャル放送時間が記憶されており、利用者が、番組録画依頼のために情報処理装置３０を用いて番組情報センター２０にアクセスした際に、所望のコマーシャル情報のみの録画依頼を行うことができる。
【００２３】
ステップＡ４での該当番組の録画依頼登録によって、ステップＡ５に示すように、番組録画依頼情報がインターネット１００を介して番組情報センター２０へ送信される。その番組録画依頼情報は、録画したい番組の情報及び、ＶＴＲ３５の各種制御を行う情報処理装置３０の固有情報である情報処理装置指定情報（或いはユーザーＩＤ）を含むものとする。
【００２４】
ステップＡ６に示すように、番組情報センター２０は、その番組録画依頼情報を受信すると、当該テレビ番組の番組予約情報として記憶する。この際に、予約の状況等をＨＰ上で確認できたり、或いは予約の完了を示す情報を情報処理装置３０に通知するようにしても良い。
【００２５】
次に、番組情報センター２０は、個々の番組の放送開始時刻（或いは直前）になると、ステップＡ７に示すように、該当番組に対する番組予約情報の有無を確認し、番組予約情報が有る場合には、その番組予約情報に基づき、情報処理装置指定情報で指定された情報処理装置３０に対して番組録画開始命令を送信する。情報処理装置３０は、ステップＡ８に示すように、その番組録画開始命令を受信し、ステップＡ９に示すように、自装置３０に接続されているＶＴＲ３５を起動し、番組録画開始の制御を行う。
【００２６】
その後、番組情報センター２０は、該当番組の放送終了時刻になると、ステップＡ１０に示すように、番組予約情報に基づき、情報処理装置指定情報で指定された情報処理装置３０に対して番組録画終了命令送出する。情報処理装置３０は、ステップＡ１１に示すように、その番組録画終了命令を受信し、ステップＡ１２に示すように、ＶＴＲ３５に対して番組録画終了の制御を行う。
【００２７】
このように、第１の実施の形態のテレビ番組録画システムによれば、番組情報センター２０が、放送局２５から送出される番組放送情報を随時リアルタイムで更新しながら記憶し、この記憶された番組放送情報に基づいて番組録画依頼のあった番組の録画開始／終了命令を、通信ネットワーク１００を介して依頼元の情報処理装置３０へ送信することにより、情報処理装置３０がＶＴＲ３５の起動及び番組録画の制御を行うので、テレビ番組の突然の放送時間変更や、放送時間延長などに対しても確実に録画を行うことができる。
【００２８】
また、従来、テレビ番組の録画予約を行うには、新聞、雑誌を購入してその内容を確認する必要があったが、通信ネットワーク１００上に提供されている番組放送情報にアクセスすることでより手軽に（例えば、動画などにより）番組の内容を知ることができ、同時に録画の予約を行うことができる。
【００２９】
また、情報処理装置３０において、番組録画依頼時に所望のコマーシャル情報のみの録画依頼を行い、番組情報センター２０が、コマーシャル情報のみの録画依頼が番組予約情報として記憶されている際、同記憶された番組放送情報に示されるコマーシャル放送時刻に同期して該当コマーシャル情報の録画開始／終了命令を依頼元の情報処理装置３０へ送信することもできるので、利用者が所望のコマーシャルのみを録画することができる。
【００３０】
次に、第２の実施の形態を説明する。
【００３１】
図４は、本発明の第２の実施の形態に係るテレビ番組録画システムの構成を示すブロック図である。但し、この図４に示す第２の実施の形態において、図１に示す第１の実施の形態の各部に対応する部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【００３２】
この図２に示すテレビ番組録画システム４０が、図１に示したテレビ番組録画システム１０と異なる点は、携帯電話機等の携帯情報端末機５０が、インターネット機能によって通信ネットワーク１００を介して番組録画依頼を行うようにしたことにある。
【００３３】
このような構成のテレビ番組録画システム４０の動作を、図５に示すフローチャートを参照して説明する。なお、以降の説明では、通信ネットワーク１００はインターネットであるとする。
【００３４】
まず、図５のステップＢ１に示すように、利用者は、携帯情報端末機５０から、番組情報センター２０がインターネット１００上に開設している番組情報ホームページ（ＨＰ）にアクセスする。この際、番組情報センター２０で利用者（ユーザーＩＤ）の認証を行っても良い。これに応答して、ステップＢ２に示すように、番組情報センター２０は番組情報を携帯情報端末機５０に送信する。
【００３５】
これによってステップＢ３に示すように、携帯情報端末機５０の画面には、番組情報として、例えば、番組名、内容、放送開始時間、放送終了時間、放送局名（チャネル）等の番組案内、番組関連情報等の番組放送情報が表示される。この番組放送情報としては、文字によるものだけでなく、動画（例えば、番組の概要を編集したもの、或いは予告編のようなもの）であっても良い。利用者は、その画面に表示された番組放送情報を見て、録画を行いたい番組を決定し、ステップＢ４に示すように、該当番組の録画依頼を行う旨を画面上で登録する。
【００３６】
但し、番組情報センター２０には、番組放送情報として、番組本編の放送時間及び番組中に流れるコマーシャル放送時間が記憶されており、利用者が、番組録画依頼のために携帯情報端末機５０を用いて番組情報センター２０にアクセスした際に、所望のコマーシャル情報のみの録画依頼を行うことができる。
【００３７】
ステップＢ４での該当番組の録画依頼登録によって、ステップＢ５に示すように、番組録画依頼情報がインターネット１００を介して番組情報センター２０へ送信される。その番組録画依頼情報は、録画したい番組の情報及び、ＶＴＲ３５の各種制御を行う情報処理装置３０の固有情報である情報処理装置指定情報（或いはユーザーＩＤ）を含むものとする。
【００３８】
ステップＢ６に示すように、番組情報センター２０は、その番組録画依頼情報を受信すると、当該テレビ番組の番組予約情報として記憶する。この際に、予約の状況等をＨＰ上で確認できたり、或いは予約の完了を示す情報を携帯情報端末機５０に通知するようにしても良い。
【００３９】
次に、番組情報センター２０は、個々の番組の放送開始時刻（或いは直前）になると、ステップＢ７に示すように、該当番組に対する番組予約情報の有無を確認し、番組予約情報が有る場合には、その番組予約情報に基づき、情報処理装置指定情報で指定された情報処理装置３０に対して番組録画開始命令を送信する。情報処理装置３０は、ステップＢ８に示すように、その番組録画開始命令を受信し、ステップＢ９に示すように、自装置３０に接続されているＶＴＲ３５を起動し、番組録画開始の制御を行う。
【００４０】
その後、番組情報センター２０は、該当番組の放送終了時刻になると、ステップＢ１０に示すように、番組予約情報に基づき、情報処理装置指定情報で指定された情報処理装置３０に対して番組録画終了命令送出する。情報処理装置３０は、ステップＢ１１に示すように、その番組録画終了命令を受信し、ステップＢ１２に示すように、ＶＴＲ３５に対して番組録画終了の制御を行う。
【００４１】
このように、第２の実施の形態のテレビ番組録画システムによれば、携帯情報端末機５０で、そのインターネット機能によって通信ネットワーク１００を介して番組録画依頼を行うようにしたので、利用者は、外出先など自宅（ＶＴＲ３５のある場所）から離れた場所にいる場合や、録画予約をし忘れて外出した場合などでも容易に、かつ確実に希望するテレビ番組の録画を行うことができる。
【００４２】
次に、第３の実施の形態を説明する。
【００４３】
図６は、本発明の第３の実施の形態に係るテレビ番組録画システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【００４４】
第３の実施の形態において、テレビ番組録画システムの構成は図４に示したテレビ番組録画システム４０と基本的に同じであるが、放送局２５における番組の放送時刻の変更により、番組情報センター２０の記憶部２２に記憶されている番組放送情報が更新された際に、制御部２３が、当該番組の録画依頼をしている利用者の携帯情報端末機５０に対して、番組の放送時刻が変更されたことを送信する制御を行う点が異なる。
【００４５】
このような第３の実施の形態のテレビ番組録画システムの動作を、図６に示すフローチャートを参照して説明する。なお、以降の説明では、通信ネットワーク１００はインターネットであるとする。
【００４６】
まず、図６のステップＣ１に示すように、利用者は、携帯情報端末機５０から、番組情報センター２０がインターネット１００上に開設している番組情報ホームページ（ＨＰ）にアクセスする。この際、番組情報センター２０で利用者（ユーザーＩＤ）の認証を行っても良い。これに応答して、ステップＣ２に示すように、番組情報センター２０は番組情報を携帯情報端末機５０に送信する。
【００４７】
これによってステップＣ３に示すように、携帯情報端末機５０の画面には、番組情報として、例えば、番組名、内容、放送開始時間、放送終了時間、放送局名（チャネル）等の番組案内、番組関連情報等の番組放送情報が表示される。この番組放送情報としては、文字によるものだけでなく、動画（例えば、番組の概要を編集したもの、或いは予告編のようなもの）であっても良い。利用者は、その画面に表示された番組放送情報を見て、録画を行いたい番組を決定し、ステップＣ４に示すように、該当番組の録画依頼を行う旨を画面上で登録する。
【００４８】
但し、番組情報センター２０には、番組放送情報として、番組本編の放送時間及び番組中に流れるコマーシャル放送時間が記憶されており、利用者が、番組録画依頼のために携帯情報端末機５０を用いて番組情報センター２０にアクセスした際に、所望のコマーシャル情報のみの録画依頼を行うことができる。
【００４９】
ステップＣ４での該当番組の録画依頼登録によって、ステップＣ５に示すように、番組録画依頼情報がインターネット１００を介して番組情報センター２０へ送信される。その番組録画依頼情報は、録画したい番組の情報及び、ＶＴＲ３５の各種制御を行う情報処理装置３０の固有情報である情報処理装置指定情報（或いはユーザーＩＤ）を含むものとする。
【００５０】
ステップＣ６に示すように、番組情報センター２０は、その番組録画依頼情報を受信すると、当該テレビ番組の番組予約情報として記憶する。この際に、予約の状況等をＨＰ上で確認できたり、或いは予約の完了を示す情報を携帯情報端末機５０に通知するようにしても良い。
【００５１】
ここで、放送局２５において番組の放送時刻が変更されたとすると、番組情報センター２０に記憶されている番組放送情報が更新されるので、番組情報センター２０は、ステップＣ７に示すように、当該番組の録画依頼をしている利用者の携帯情報端末機５０に対して番組変更情報を送信する。この番組変更情報を受信した携帯情報端末機５０は、ステップＣ８に示すように番組変更情報を画面に表示する。これを見た利用者は、その放送時刻が変更された番組を録画するか否かを決定する。例えば録画することを決定したとすると、ステップＣ９に示すように、番組録画依頼情報が番組情報センター２０へ送信される。
【００５２】
次に、番組情報センター２０は、個々の番組の放送開始時刻（或いは直前）になると、ステップＣ１０に示すように、該当番組に対する番組予約情報の有無を確認し、番組予約情報が有る場合には、その番組予約情報に基づき、情報処理装置指定情報で指定された情報処理装置３０に対して番組録画開始命令を送信する。情報処理装置３０は、ステップＣ１１に示すように、その番組録画開始命令を受信し、ステップＣ１２に示すように、自装置３０に接続されているＶＴＲ３５を起動し、番組録画開始の制御を行う。
【００５３】
その後、番組情報センター２０は、該当番組の放送終了時刻になると、ステップＣ１３に示すように、番組予約情報に基づき、情報処理装置指定情報で指定された情報処理装置３０に対して番組録画終了命令送出する。情報処理装置３０は、ステップＣ１４に示すように、その番組録画終了命令を受信し、ステップＣ１５に示すように、ＶＴＲ３５に対して番組録画終了の制御を行う。
【００５４】
このように、第３の実施の形態のテレビ番組録画システムによれば、放送局２５における番組の放送時刻の変更により、番組情報センター２０に記憶されている番組放送情報が更新された際に、番組情報センター２０が、当該番組の録画依頼をしている利用者の携帯情報端末機５０に対して番組変更情報を送信する制御を行うようにした。
【００５５】
これによって、利用者は、番組放送時刻の突然の変更・延長などに際し、番組情報センター２０からその旨の連絡を受けることができ、他の番組放送との録画時間が重複する場合などどちらを優先するかを決めることができる。
【００５６】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、サーバ装置で、放送局から送出される番組放送情報を随時リアルタイムで更新しながら記憶し、この記憶された番組放送情報に基づいて番組録画依頼のあった番組の録画開始／終了命令を、通信網を介して依頼元へ送信することにより録画／再生装置の起動及び番組録画の制御を行うので、番組放送時刻の突然の変更や延長があっても予約した番組を的確に録画することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態に係るテレビ番組録画システムの構成を示すブロック図である。
【図２】上記テレビ番組録画システムにおける番組情報センターの構成を示すブロック図である。
【図３】本発明の第１の実施の形態に係るテレビ番組録画システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図４】本発明の第２の実施の形態に係るテレビ番組録画システムの構成を示すブロック図である。
【図５】本発明の第２の実施の形態に係るテレビ番組録画システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図６】本発明の第２の実施の形態に係るテレビ番組録画システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
１０，４０ テレビ番組録画システム
２０ 番組情報センター
２１ 送受信部
２２ 記憶部
２３ 制御部
２４ 時計部
２５ 放送局
３０ 情報処理装置
３５ ＶＴＲ
５０ 携帯情報端末機
１００ 通信ネットワーク

Claims (5)

1. 放送局のテレビ番組放送の電波を受信して録画および再生を行う録画／再生装置を有し、通信網を介して番組録画依頼を行い、この依頼に応じて前記通信網から送られてくる番組録画開始命令および番組録画終了命令に応じて前記録画／再生装置の録画および再生を制御する依頼元の情報処理装置と、
   前記放送局からの番組放送情報を随時リアルタイムで更新しながら記憶すると共に前記依頼元の情報処理装置から前記通信網を介して受信される前記番組録画依頼を示す番組予約情報を記憶する記憶手段と、前記記憶された前記番組放送情報に示される番組個々の放送開始又は直前時刻に、該当番組の前記番組予約情報が記憶されていればその番組予約情報に示される前記依頼元の情報処理装置へ前記通信網を介して前記番組録画開始命令を送信し、前記記憶された前記番組放送情報に示される同番組の終了時刻に前記依頼元の情報処理装置へ前記番組録画終了命令を送信する制御手段とを有するサーバ装置とを具備することを特徴とするテレビ番組録画システム。
2. インターネット通信機能によって前記通信網を介して前記番組録画依頼を行う携帯情報端末機を備え、
   前記情報処理装置が、前記携帯情報端末機での番組録画依頼によって前記通信網から送られてくる前記番組録画開始命令および前記番組録画終了命令に応じて前記録画／再生装置の録画および再生を制御することを特徴とする請求項１記載のテレビ番組録画システム。
3. 前記サーバ装置において、前記放送局における番組の放送時刻の変更に応じて前記記憶手段に記憶されている番組放送情報が更新された際に、前記制御手段が、当該番組の録画依頼元の前記携帯情報端末機に対して番組が変更されたことを示す情報を送信制御することを特徴とする請求項２記載のテレビ番組録画システム。
4. 前記情報処理装置は、前記番組録画依頼時に所望のコマーシャル情報のみの録画依頼が可能な機能を備え、
   前記サーバ装置は、前記コマーシャル情報のみの録画依頼が前記番組予約情報として前記記憶手段に記憶されている際、同記憶手段に記憶された前記番組放送情報に示されるコマーシャル放送時刻に同期して該当コマーシャル情報の録画開始／終了命令を依頼元の情報処理装置へ前記通信網を介して送信することを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載のテレビ番組録画システム。
5. 放送局のテレビ番組放送の電波を受信して録画および再生を行う際に、通信網を介して番組録画依頼を行い、この依頼に応じて通信網から送られてくる番組録画開始命令および番組録画終了命令に応じて前記録画および再生を行うテレビ番組録画方法において、
   前記放送局からの番組放送情報を随時リアルタイムで更新しながら記憶すると共に前記通信網を介して受信される前記番組録画依頼を示す番組予約情報を記憶し、前記記憶された前記番組放送情報に示される番組個々の放送開始又は直前時刻に、該当番組の前記番組録画依頼の情報が記憶されていればその番組予約情報に示される依頼元へ前記通信網を介して前記番組録画開始命令を送信し、同番組の終了時刻に同依頼元へ前記番組録画終了命令を送信することを特徴とするテレビ番組録画方法。

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