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JP4353221B2 - 複数機器における機能有効化のための装置、ネットワークシステム、方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

複数機器における機能有効化のための装置、ネットワークシステム、方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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JP4353221B2 JP2006235394A JP2006235394A JP4353221B2 JP 4353221 B2 JP4353221 B2 JP 4353221B2 JP 2006235394 A JP2006235394 A JP 2006235394A JP 2006235394 A JP2006235394 A JP 2006235394A JP 4353221 B2 JP4353221 B2 JP 4353221B2
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Description

本発明は、複数機器における機能有効化のための装置、ネットワークシステム、方法及びコンピュータプログラムに関する。
従来、機器にプログラムのフルセットを予めインストールしておき、使用時にライセンスキー等を入力することによって必要な機能のみを有効化する方法は、ソフトウエアの著作権保護やオプション機能を別売りする目的で行われている(例えば、特許文献1等)。
特開2002−163505号公報
しかし、ライセンスキーは通常、機器の固有情報(シリアルNo等)を基に生成するが、複数の機器が協調動作するようなシステムでは、各機器の有効な機能を共通化しておかないとシステムの誤動作を招く。それを防ぐためには、1台毎にラインセンスキーを発行し、それを機器に登録するという作業が必要となるが、キーの発行作業及びキーの入力作業が機器の数分だけ必要となり、煩雑となる。
そこで本発明は、複数の機器からなる装置であっても、一つのライセンスキーにより各機器における機能を簡単かつ確実に有効化させることにある。
第1発明に係る装置は、第1機器及び前記第1機器と協働動作する第2機器を含む装置において、キー入力手段と、キー変換手段と、前記第2機器の固有情報を取得する手段と、キー生成手段と、を備える。キー入力手段は、ライセンサーより発行され前記第1機器における所定機能を示す情報と前記第1機器の固有情報とを変換することにより生成された第1ライセンスキー入力を受け付ける。キー変換手段は、入力された前記第1ライセンスキーを、その生成時の前記変換とは逆に変換することにより、前記所定機能を示す情報を取り出す。キー生成手段は前記第1ライセンスキーと、取得した前記第2機器の前記固有情報と、取り出した前記所定機能を示す情報とを変換することにより、第2ライセンスキーを生成する。前記第1ライセンスキーにより、前記第1機器(11,211)における前記所定機能を有効化させ、前記第2ライセンスキーにより、前記第2機器において前記所定機能と同一の所定機能を有効化させる。
れにより、複数の機器からなる装置であっても、一つのライセンスキーにより各機器における機能を簡単かつ確実に有効化させることができる。
また、所定機能の情報に基づいて第2ライセンスキーを生成することができ、一つのライセンスキーにより各機器における機能を簡単かつ確実に有効化させることができる。
また、装置全体を効率的に運用し、かつ装置の設計変更に対する耐性を向上させることができる。更に、ユーザーとの間で機能毎の取引を安全かつ容易に行うことができる。
発明に係る装置は、第発明の装置であって、第1ライセンスキーは、前記第1機器の所定機能を示す情報と、前記第1機器の固有情報と、更に前記装置における前記第2機器の使用台数を示す情報とを変換して生成されている。キー変換手段は更に、逆変換により前記使用台数を示す情報を取り出す。また、キー生成手段は、前記第1ライセンスキーと、前記第2機器の前記固有情報と、前記所定機能を示す情報と、更に使用台数より1を減じた使用台数を示す情報とを変換して第2ライセンスキーを生成する。
これにより、第2ライセンスキーが生成される毎に使用台数を減じるため、無制限に第2ライセンスキーを生成することを防ぐことができる。
第3発明に係る装置は、第2発明の装置であって、前記第2機器は複数あり、前記キー生成手段は、前記使用台数が0になるまで、複数の前記第2ライセンスキーを生成し、前記第2ライセンスキーにより、前記複数の第2機器全てにおける前記所定機能を有効化させる。
第4発明に係る装置は、第1発明の装置であって、キー生成手段は、第2ライセンスキーを生成するために、ライセンサーにアクセスし認証情報を取得する。
これにより、無制限に第2ライセンスキーを生成することを防ぎ、かつ不正使用のセキュリティを向上させることができる
発明に係る装置は、第1又は第3発明の装置であって、所定機能は空調制御に関する機能である。
これにより、空調制御を効率的に管理し、かつ装置の設計変更に対する耐性を向上させることができる
発明に係る装置は、第1又は第3発明の装置であって、キー変換手段は第1機器に設けられ、キー生成手段は第1機器及び第2機器以外の機器に設けられてなる。
これにより、キー生成手段がキー変換手段と独立して設けられているため、セキュリティを向上させることができる。
発明に係る装置は、第1又は第3発明の装置であって、キー生成手段は、第2機器の固有情報を第1機器から取得する。
これにより、機器の固有情報を別の機器から取得するため、セキュリティを更に向上させることができる。
発明に係るネットワークシステムは、第1又は第3発明の装置と、同装置と通信可能であるライセンサーとを備える。同ネットワークシステムにおいては更に、キー生成手段が、第2ライセンスキーを生成するためにライセンサーにアクセスし、ライセンサーは、装置のユーザー情報を保持し、ユーザー情報に基づき認証情報をキー生成手段に送信する。ここで、ユーザー情報とは、ライセンサーが保有するユーザー特定情報、機器情報、機能情報等を含み、認証情報とは、アクセス内容とユーザー情報とを照合の上第2ライセンスキー生成が妥当かどうかの判定結果をいう。
これにより、複数の機器からなる装置であっても、一つのライセンスキーにより各機器における機能を簡単かつ確実に有効化させることができるとともに、無制限にライセンスキーを生成することを防ぎ、かつ不正使用のセキュリティを向上させることができる。
発明に係るネットワークシステムは、第発明のネットワークシステムであって、ライセンサーは空調管理センターであり、装置は複数の空調機を含む空調システムであり、第1機器及び第2機器は空調機である
これにより、空調制御を効率的かつ安全に管理することができる。
10発明に係る方法は、第1機器及び前記第1機器と協働動作する第2機器を含む装置により、前記第1及び第2機器において共通する所定機能を有効化させる方法において、キー入力ステップと、キー変換ステップと、前記第2機器の固有情報を取得する取得ステップと、キー生成ステップと、第1機器有効化ステップと、第2機器有効化ステップと、を備える。キー入力ステップにおいては、ライセンサーより発行され、前記第1機器における所定機能を示す情報と前記第1機器の固有情報とを変換することにより生成された第1ライセンスキーの入力を受け付ける。キー変換ステップにおいて、入力された前記第1ライセンスキーを、その生成時の前記変換とは逆に変換することにより、前記所定機能を示す情報を取り出す。キー生成ステップにおいて、前記第1ライセンスキーと、取得した前記第2機器の前記固有情報と、取り出した前記所定機能を示す情報とを変換することにより、第2ライセンスキーを生成する。第1機器有効化ステップにおいて、前記第1ライセンスキーにより、前記第1機器(11,211)における前記所定機能を有効化させる。第2機器有効化ステップにおいて、前記第2ライセンスキーにより、前記第2機器において前記所定機能と同一の所定機能を有効化させる。
これにより、複数の機器からなる装置であっても、一つのライセンスキーにより各機器における機能を簡単かつ確実に有効化させることができる。
11発明に係るコンピュータプログラムは、第1機器及び前記第1機器と協働動作する第2機器を含む装置において、前記第1及び第2機器において共通する所定機能を有効化させるプログラムであって、キー入力ステップと、キー変換ステップと、前記第2機器の固有情報を取得する取得ステップと、キー生成ステップと、第1機器有効化ステップと、第2機器有効化ステップと、を装置に実行させる。キー入力ステップにおいて、ライセンサーより発行され、前記第1機器における所定機能を示す情報と前記第1機器の固有情報とを変換することにより生成された第1ライセンスキーの入力を受け付ける。キー変換ステップにおいて、入力された前記第1ライセンスキーを、その生成時の前記変換とは逆に変換することにより、前記所定機能を示す情報を取り出す。キー生成ステップにおいて、前記第1ライセンスキーと、取得した前記第2機器の前記固有情報と、取り出した前記所定機能を示す情報とを変換することにより、第2ライセンスキーを生成する。第1機器有効化ステップにおいて、前記第1ライセンスキーにより、前記第1機器(11,211)における前記所定機能を有効化させる。第2機器有効化ステップにおいて、前記第2ライセンスキーにより、前記第2機器において前記所定機能と同一の所定機能を有効化させる。
これにより、複数の機器からなる装置であっても、一つのライセンスキーにより各機器における機能を簡単かつ確実に有効化させることができる。
第1発明に係る装置では、複数の機器からなる装置であっても、一つのライセンスキーにより各機器における機能を簡単かつ確実に有効化させることができる。また、所定機能の情報に基づいて第2ライセンスキーを生成することができ、一つのライセンスキーにより各機器における機能を簡単かつ確実に有効化させることができる。また、装置全体を効率的に運用し、かつ装置の設計変更に対する耐性を向上させることができる。更に、第1ライセンスキーは、所定機能毎に配布されるため、ユーザーとの間で機能毎の取引を安全かつ容易に行うことができる。
発明に係る装置では、第2ライセンスキーが生成される毎に使用台数を減じるため、無制限に第2ライセンスキーを生成することを防ぐことができる。
第4発明に係る装置では、第2ライセンスキーを生成するために認証情報を取得するため、無制限に第2ライセンスキーを生成することを防ぎ、かつ不正使用のセキュリティを向上させることができる
発明に係る装置では空調制御を効率的に管理し、かつ装置の設計変更に対する耐性を向上させることができる
発明に係る装置では、キー生成手段がキー変換手段と独立して設けられているため、セキュリティを向上させることができる。
発明に係る装置では、機器の固有情報を別の機器から取得するため、セキュリティを更に向上させることができる。
発明に係るネットワークシステムでは、複数の機器からなる装置であっても、一つのライセンスキーにより各機器における機能を簡単かつ確実に有効化させることができるとともに、無制限にライセンスキーを生成することを防ぎ、かつ不正使用のセキュリティを向上させることができる。
発明に係るネットワークシステムでは、空調制御を効率的かつ安全に管理することができる。
10発明に係る方法では、複数の機器からなる装置であっても、一つのライセンスキーにより各機器における機能を簡単かつ確実に有効化させることができる。
11発明に係るコンピュータプログラムでは、複数の機器からなる装置であっても、一つのライセンスキーにより各機器における機能を簡単かつ確実に有効化させることができる。
≪第1実施形態≫
図1は、本発明の第1実施形態に係るネットワークシステム1の全体的な構成を示す。
<ネットワークシステムの概略構成>
図1に示すように、ネットワークシステム1は、主に、複数機器からなり各機器において機能を有効化させるための装置10と、機能を有効化させるためのライセンスキーを配布するライセンサーであるセンター20とからなる。装置10はユーザーにより管理されており、センター20とインターネット等を介して通信可能に設置されている。ここで、機能を有効化させるとは、例えばプレインストールされたりコピーされたりしたソフトウエアを各機器(PC等)において使用可能な状態にすることである。
センター20においては、ユーザーより、機能の購入申込み(使用したい機能(以下、当該機能と呼ぶ)・マスター機器の固有情報・スレーブ機器の使用台数)を受けると、所定の認証手続き後に第1ライセンスキーを発行し、装置10のユーザーに所定の通信手段により配布する。第1ライセンスキーは、一機能毎に発行される。具体的には、第1ライセンスキーは、当該機能を特定する情報(以下、当該機能情報と呼ぶ)、マスター機器の固有情報、スレーブ機器の使用台数(本実施例では1台)から暗号化等の所定の方法により変換されて生成される。
<装置の概略構成>
装置10は、他の機器を制御するマスター機器11と、マスター機器11に制御されるスレーブ機器12と、第1ライセンスキーの入力部及び第2ライセンスキーの生成部を有するインターフェース機器13とを含む。各機器はLANを構成し互いに通信可能に設定されている。
マスター機器11は、取得した第1ライセンスキーを逆変換して、当該機能情報や使用台数の情報を取得する逆変換部11aを有する。マスター機器211はまた、スレーブ機器情報31を保持する。スレーブ機器情報31は、マスター機器11の制御対象となるスレーブ機器12のIPアドレスやMACアドレス等の情報を含む。
スレーブ機器12は、スレーブ機器固有情報32を保持し、インターフェース機器13の要求に対し同固有情報32を送信する。また、第2ライセンスキーをインターフェース機器13より受け取って同第2ライセンスキーにより当該機能を有効化にする。なお、スレーブ機器固有情報とは、例えば機器のシリアルナンバーやMACアドレス等である。
インターフェース機器13は、キー入力部13aとキー生成部13bとを有する。キー入力部13aはユーザー(若しくはユーザーに依頼されたサービスマン、以下同様)により第1ライセンスキーが入力される。キー生成部13bは、マスター機器11より取得した当該機能情報や使用台数、スレーブ機器12より取得した固有情報から新たなライセンスキーである第2ライセンスキーを生成し、スレーブ機器12のIPアドレス宛てに送信する。
<キー生成部の概略構成>
図2は、キー生成部13bの概略的な構成を示す。キー生成部13bは、マスター機器11より取得した当該機能情報と使用台数の情報、及びスレーブ機器12より取得したスレーブ機器固有情報から第2ライセンスキーを生成する。このとき、使用台数は−1を減じた情報が付加されるため、使用台数は0となる。
<ネットワークシステムの処理動作>
第1実施形態のネットワークシステム1による処理の流れを図3のフローチャートに沿って説明する。
S101ステップにおいて、ユーザーはセンター20へ当該機能の購入を申し込む。このとき、当該機能、マスター機器の固有情報、使用台数を伝える。S102ステップにおいて、センター20は当該機能、マスター機器11の固有情報、使用台数を変換して第1ライセンスキーを生成し、S103ステップにおいてユーザーに配布する。S104ステップにおいて、第1ライセンスキーはキー入力部13aを介してマスター機器11に入力される。これによりマスター機器11において当該機能が有効化される。
S105ステップにおいて、マスター機器11のキー逆変換部11aは第1ライセンスキーを逆変換し、当該機能情報と使用台数とを取得する。S106ステップにおいて、これらの情報は予めマスター機器11に保持されているスレーブ機器情報31とともにインターフェース機器13のキー生成部13bに送信される。S107ステップにおいて、インターフェース機器13はスレーブ機器12に問い合わせ、スレーブ機器固有情報32を取得する。S108ステップにおいて、キー生成部13bは、取得したスレーブ機器固有情報、機能情報、使用台数−1から第2ライセンスキーを生成する。このとき、使用台数は−1を減じた情報が付加されるため、使用台数は0となる。S109ステップにおいて、第2ライセンスキーはスレーブ機器12に入力され、スレーブ機器12における当該機能が有効化される。
次に、S110ステップにおいて、キー生成部13bは生成した第2ライセンスキーの使用台数が0になっているかどうかを判定する。本実施形態の場合、上記処理により使用台数は0になっているため、処理を終了する。もし、使用台数が0でない場合、すなわち装置10においてスレーブ機器が他にもある場合は、S107ステップからの処理に戻り、使用台数が0となるまで同処理が繰り返される。
以上の処理を行うことにより、マスター機器及びスレーブ機器における機能は全て共通化される。
<第1実施形態に係るネットワークシステムの特徴>
(1)
本実施形態に係るネットワークシステム1では、一つのライセンスキー(第1ライセンスキー)から、装置10内における複数の機器の機能をすべて簡単かつ確実に有効化させることができる。
(2)
本実施形態に係るネットワークシステム1では、センター20は一つのライセンスキー(第1ライセンスキー)を発行するだけで、装置10内における複数の機器の機能をすべて有効化できるため、ライセンスキーの発行や登録作業が簡単に行える。
(3)
本実施形態に係るネットワークシステム1では、第2ライセンスキーを生成する度に同第2ライセンスキーに含まれる使用台数を減じ、使用台数が0になると第2ライセンスキーの生成ができなくなるため、不正なライセンスキーの生成を防止することができる。
<第1実施形態の変形例>
本実施形態に係るネットワークシステムを空調制御システムに適用することもできる。この場合、センター20を空調管理センターとし、マスター機器、スレーブ機器及びインターフェース機器を空調制御機器として用いることができる。これにより、例えば新たな空調機の導入や空調設備の変更等に伴うソフトウエアのバージョンアップやデータ更新において、本実施形態の適用により各機能を簡単かつ確実に有効化させることができる。
≪第2実施形態≫
図4は、本発明の第2実施形態に係るネットワークシステム201の全体的な構成を示す。本実施形態と第1実施形態と主に異なる点は、第2ライセンスキーの生成のときセンターに認証を要求することと、スレーブ機器固有情報をマスター機器から取得することである。
<ネットワークシステムの概略構成>
図4に示すように、ネットワークシステム201の構成は、第1実施形態と同様に、主に複数機器からなり各機器において機能を有効化させるための装置210と、機能を有効化させるためのライセンスキーを配布するライセンサーであるセンター220とからなる。装置210はユーザーにより管理されており、センター220とインターネット等を介して通信可能に設置されている。
センター220においては、第1実施形態と同様に、ユーザーより機能の購入申込み(当該機能・マスター機器の固有情報)を受けると、所定の認証手続き後に第1ライセンスキーを発行し、装置210のユーザーに所定の通信手段により配布する。なお、スレーブ機器の使用台数の情報については、センター220に予め伝えられ保持されているものとする。
<装置の概略構成>
装置210は、第1実施形態と同様に、他の機器を制御するマスター機器211と、マスター機器211に制御されるスレーブ機器212と、第1ライセンスキーの入力部及び第2ライセンスキーの生成部を有するインターフェース機器213とを含む。各機器はLANを構成し互いに通信可能に設定される。
マスター機器211は、取得した第1ライセンスキーを逆変換して、機能情報を取得する逆変換部211aを有する。マスター機器211はまた、スレーブ機器情報231を保持する。
第1実施形態と異なり、スレーブ機器212はスレーブ機器固有情報32をインターフェース機器213に送信しない。
インターフェース機器213は、キー入力部213aとキー生成部213bとを有する。キー入力部213aはユーザーにより第1ライセンスキーが入力される。キー生成部213bは、マスター機器211より取得した機能情報及びスレーブ機器情報(スレーブ機器の固有情報)から新たなライセンスキーである第2ライセンスキーを生成する。
キー生成部213bはまた、第2ライセンスキーを生成するときにセンター220との間でユーザー認証を行う。ここで、ユーザー認証とは、例えばセンター220が保持するユーザー特定情報、ユーザーが有する機器の固有情報、購入された或いは購入希望のあった機能情報、使用台数の情報等のユーザー情報とアクセスする装置10からの情報とを照合し、第2ライセンスキーの生成の是非を判定する。
<キー生成部の概略構成>
図5は、キー生成部213bの概略的な構成を示す。キー生成部213bは、ユーザー認証が成功した場合は、マスター機器211より取得した機能情報及びスレーブ機器212の固有情報から第2ライセンスキーを生成する。
<ネットワークシステムの処理動作>
第2実施形態のネットワークシステム201による処理の流れを図6のフローチャートに沿って説明する。
S2101ステップにおいて、ユーザーはセンター220へ当該機能の購入を申し込む。このとき、当該機能及びマスター機器211の固有情報を伝える。S2102ステップにおいて、センター220は当該機能及びマスター機器211の固有情報を変換して第1ライセンスキーを生成し、S2103ステップにおいてユーザーに配布する。S2104ステップにおいて、第1ライセンスキーはキー入力部213aを介してマスター機器211に入力される。これによりマスター機器211において当該機能が有効化される。
S2105ステップにおいて、マスター機器211のキー逆変換部211aは第1ライセンスキーを逆変換し、当該機能情報を取得する。S2106ステップにおいて、当該機能情報は予めマスター機器211に保持されているスレーブ機器情報231(スレーブ機器固有情報を含む)とともにインターフェース機器213のキー生成部213bに送信される。S2107ステップにおいて、インターフェース機器213はセンター220にユーザー認証を要求する。S2108ステップにおいて、センター220からの返答によりユーザー認証が成功したかどうかを判定する。ユーザー認証が成功しなかった場合は処理を終了し、ユーザー認証が成功した場合はS2109ステップにおいて、キー生成部213bはスレーブ機器固有情報及び当該機能情報から第2ライセンスキーを生成する。S2110ステップにおいて、第2ライセンスキーはスレーブ機器212に入力され、スレーブ機器212における当該機能が有効化される。
次に、S2111ステップにおいて、キー生成部13bはその他にスレーブ機器があるかどうかを判定する。この判定は例えば、ユーザーが入力した情報やセンター220からの情報により判定してもよい。本実施形態においては、その他のスレーブ機器はないため、処理を終了する。もし、装置210においてスレーブ機器が他にもある場合は、S2106ステップからの処理に戻り、その他のスレーブ機器がなくなるまで同処理が繰り返される。
以上の処理を行うことにより、マスター機器及びスレーブ機器における機能は全て共通化される。
<第2実施形態に係るネットワークシステムの特徴>
(1)
本実施形態に係るネットワークシステム201では、第1実施形態による特徴に加え、第2ライセンスキーを生成する度にセンター220との間でユーザー認証を行うため、不正なライセンスキーの生成を防止することができるとともに、セキュリティを向上させることができる。
(2)
本実施形態に係るネットワークシステム201では、スレーブ機器212の固有情報はマスター機器211から取得するため、例えばスレーブ機器212が不正に追加された機器であった場合でも、より確実に第2ライセンスキーの生成を防ぐことができる。
本発明は、複数の機器からなるシステムであっても、一つのライセンスキーにより各機器における機能を簡単かつ確実に有効化させることができる装置、ネットワークシステム、方法及びコンピュータプログラムとして有用である。
本発明の第1実施形態に係るネットワークシステムの全体構成図。 本発明の第1実施形態に係るキー生成部の概略構成図。 本発明の第1実施形態に係るネットワークシステムの処理の流れを示すフローチャート。 本発明の第2実施形態に係るネットワークシステムの全体構成図。 本発明の第2実施形態に係るキー生成部の概略構成図。 本発明の第2実施形態に係るネットワークシステムの処理の流れを示すフローチャート。
符号の説明
1,201 ネットワークシステム
10,210 装置
11,211 マスター機器(第1機器)
11a,211a キー逆変換部(キー変換手段)
12,212 スレーブ機器(第2機器)
13,213 インターフェース機器(第3機器)
13a,213a キー入力部(キー入力手段)
13b,213b キー生成部(キー生成手段)
20,220 センター(ライセンサー)
31,231 スレーブ機器情報
32 スレーブ機器固有情報

Claims (1)

  1. 第1機器(11,211)及び前記第1機器と協働動作する第2機器(12,212)を含む装置(10,210)において、
    ライセンサー(20,220)より発行され、前記第1機器における所定機能を示す情報と前記第1機器の固有情報とを変換することにより生成された第1ライセンスキーの入力を受け付けるキー入力手段(13a,213a)と、
    入力された前記第1ライセンスキーを、その生成時の前記変換とは逆に変換することにより、前記所定機能を示す情報を取り出すキー変換手段(11a,211a)と、
    前記第2機器の固有情報を取得する手段と、
    取得した前記第2機器(12,212)の前記固有情報と、前記第1ライセンスキーを変換することにより取り出した前記所定機能を示す情報とを更に変換することにより、第2ライセンスキーを生成するキー生成手段(13b,213b)と、
    を備え、
    前記第1ライセンスキーにより、前記第1機器(11,211)における前記所定機能を有効化させ、
    前記第2ライセンスキーにより、前記第2機器において前記所定機能と同一の所定機能を有効化させる、
    装置。
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