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JP2013239098A - 情報処理システム、情報処理装置、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、及び情報処理プログラム Download PDF

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JP2013239098A JP2012112999A JP2012112999A JP2013239098A JP 2013239098 A JP2013239098 A JP 2013239098A JP 2012112999 A JP2012112999 A JP 2012112999A JP 2012112999 A JP2012112999 A JP 2012112999A JP 2013239098 A JP2013239098 A JP 2013239098A
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Abstract

【課題】ネットワークを介したソフトウェアのインストールの利便性を向上させること。
【解決手段】ソフトウェアのインストール先の電子機器及び電子機器にネットワークを介して接続される仲介装置との少なくともいずれか一方と、情報処理装置とを含む情報処理システムであって、情報処理装置は、電子機器又は仲介装置より、インストール対象のソフトウェアの識別情報と、電子機器の構成情報とを受信する受信部と、条件記憶部が記憶する、ソフトウェアをインストール可能な条件と、受信された構成情報とを照合して、ソフトウェアのインストールの可否を判定し、判定結果を電子機器又は仲介装置に返信する判定部と、インストールは不可能であるとする判定結果に応じて電子機器又は仲介装置より返信される、条件の無効化要求の受信に応じ、ソフトウェアの取得先の識別情報又はソフトウェアを返信する返信部とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置、及び情報処理プログラムに関する。
ネットワークを介して、画像形成装置にソフトウェアをインストールすることができるインストールシステムが既に知られている。例えば、ユーザがインストール対象のソフトウェアに対する識別情報を入力すると、画像形成装置は、ネットワークを介して当該識別情報に対応するソフトウェアをダウンロードし、インストールを実行する。このようなインストールシステムによれば、ユーザは、容易にソフトウェアのインストールを実行することができ、画像形成装置の機能拡張を図ることができる。
しかし、ユーザがソフトウェアを簡単にインストールできる反面、画像形成装置内におけるソフトウェアの組み合わせが不適切となることにより、画像形成装置の動作が不正となる可能性が有る。例えば、排他的な関係に有るソフトウェアがインストールされたり、或る機種には対応していないソフトウェアがインストールされたりすることにより、画像形成装置内におけるソフトウェアの組み合わせは不適切となる。
新たなソフトウェアのインストールによって画像形成装置の動作が不正となることを防止するために、例えば、ソフトウェアのダウンロード元(サーバ側)のコンピュータに各ソフトウェアの動作条件を設定しておくことが考えられる。動作条件とは、当該ソフトウェアをインストール可能な画像形成装置の構成情報や、当該ソフトウェアと同居可能なソフトウェアの一覧情報等である。インストール時に、インストール先の画像形成装置に関してインストール対象のソフトウェアの動作条件を充足しているか否かを判定し、当該動作条件が満たされている場合に限ってインストールを許可することで、新たなソフトウェアのインストールによる画像形成装置の動作不正を回避することができる。
しかしながら、予め設定される動作条件は、一般的に想定される動作条件に限定されてしまう。したがって、或るユーザに固有のカスタマイズが行われている画像形成装置や、或るユーザに固有のソフトウェアがインストールされている画像形成装置等に関しては、動作条件が満たされない場合が有る。
しかし、インストールシステムを利用した画像形成装置に対するソフトウェアのインストールは、画像形成装置の製造メーカから派遣されるサービスマンによって行われる場合もある。このような場合は、予めユーザが利用する画像形成装置と同様の環境が構築され、当該環境を利用して、ソフトウェアのインストール後の状態に関して動作確認が行われるのが一般的である。すなわち、動作条件を満たしていない画像形成装置であっても、正常に動作可能であることが事前に確認されている場合がある。
このような場合であっても、一般的な画像形成装置の構成に関して、画一的に設定された動作条件によって、インストールが許可されないのは、非常に不便である。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、ネットワークを介したソフトウェアのインストールの利便性を向上させることを目的とする。
そこで上記課題を解決するため、本発明は、ソフトウェアのインストール先の電子機器及び前記電子機器にネットワークを介して接続される仲介装置との少なくともいずれか一方と、情報処理装置とを含む情報処理システムであって、前記情報処理装置は、前記電子機器又は前記仲介装置より、インストール対象のソフトウェアの識別情報と、前記電子機器のソフトウェアの構成及びハードウェアの構成の少なくともいずれか一方を示す構成情報とを受信する受信部と、条件記憶部が記憶する、機器のソフトウェアの構成及びハードウェアの構成の少なくともいずれか一方に関して前記ソフトウェアをインストール可能な条件と、前記受信部によって受信された構成情報とを照合して、前記ソフトウェアのインストールの可否を判定し、判定結果を前記電子機器又は前記仲介装置に返信する判定部と、インストールは不可能であるとする前記判定結果に応じて前記電子機器又は前記仲介装置より返信される、前記条件の無効化要求の受信に応じ、前記ソフトウェアの取得先の識別情報又は前記ソフトウェアを返信する返信部とを有する。
ネットワークを介したソフトウェアのインストールの利便性を向上させることができる。
第一の実施の形態におけるインストール管理システムのシステム構成例を示す図である。 第一の実施の形態におけるインストール管理装置のハードウェア構成例を示す図である。 第一の実施の形態におけるインストール管理システムの機能構成例を示す図である。 第一の実施の形態において動作条件が満たされない場合のインストール処理の処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。 作業者が一般ユーザである場合のメッセージ画面の表示例を示す図である。 作業者がサービスマンである場合のメッセージ画面の第一の表示例を示す図である。 作業者がサービスマンである場合のメッセージ画面の第二の表示例を示す図である。 第一の実施の形態において動作条件が満たされる場合のインストール処理の処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。 第一の実施の形態のインストール判定処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 プロダクトキー情報記憶部の構成例を示す図である。 動作条件記憶部の構成例を示す図である。 インストール先の機器構成情報とインストール対象のソフトウェアの例を示す図である。 ソフトウェア情報記憶部の構成例を示す図である。 インストール実績記憶部の構成例を示す図である。 第二の実施の形態におけるインストール管理システムの機能構成例を示す図である。 第二の実施の形態におけるインストール管理システムの機能構成例を示す図である。 第二の実施の形態において動作条件が満たされない場合のインストール処理の処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。 第二の実施の形態におけるメッセージ画面の表示例を示す図である。 第二の実施の形態のインストール判定処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 動作条件の検索結果の一例を示す図である。 CSV形式の有効機器構成情報の例を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、第一の実施の形態におけるインストール管理システムのシステム構成例を示す図である。図1のライセンス管理システム1において、ユーザ環境E1は、ソフトウェアのインストール先の画像形成装置30のユーザに側のシステム環境である。インストール対象とされるソフトウェアは、必ずしも「プログラム」でなくてもよい。例えば、音声、画像、動画、又は文章等をコンテンツとする電子データがインストール対象とされてもよい。
ユーザ環境E1は、画像形成装置30a及び30b等、一台以上の画像形成装置30と、各画像形成装置30にLAN(Local Area Network)等のネットワークを介して接続される仲介装置20とを含む。
画像形成装置30は、例えば、プリンタ、ファクシミリ、又は複合機等である。
仲介装置20は、インストール管理装置10と画像形成装置30との情報交換の仲介等を実行するコンピュータである。但し、画像形成装置30とインストール管理装置10とが直接的に情報交換を行ってもよい。この場合、仲介装置20の機能が画像形成装置30に実装されればよい。
一方、ベンダ環境E2は、ソフトウェアの提供者側のシステム環境である。例えば、ベンダ環境E2は、画像形成装置30の製造メーカ等によって運営される。ベンダ環境E2には、インストール管理装置10が設置されている。
インストール管理装置10は、ユーザ環境E1における画像形成装置30へのソフトウェアのインストールの制御や、当該ソフトウェアのライセンスの管理等を行うコンピュータである。
図2は、第一の実施の形態におけるインストール管理装置のハードウェア構成例を示す図である。図2のインストール管理装置10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100、補助記憶装置102、メモリ装置103、CPU104、及びインタフェース装置105等を有する。
インストール管理装置10での処理を実現するプログラムは、CD−ROM等の記録媒体101によって提供される。プログラムを記憶した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従ってインストール管理装置10に係る機能を実行する。インタフェース装置105は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。
なお、仲介装置20や画像形成装置30も図1に示されるようなハードウェアを有していてもよい。但し、仲介装置20には、インストール作業者からの入力を受け付けるマウス及びキーボード等の入力装置や、インストール作業に関する情報を表示させる表示装置等が接続されていてもよい。画像形成装置30が操作対象とされる場合は、インストール作業者からの入力を受け付けるための入力装置や、インストール作業に関する情報を表示させるための表示装置等を含む操作パネルが画像形成装置30に設置されていてもよい。
図3は、第一の実施の形態におけるインストール管理システムの機能構成例を示す図である。
図3において、画像形成装置30は、機器構成情報提供部31及びインストール部32等を有する。これら各部は、画像形成装置30にインストールされたプログラムが、画像形成装置30のCPUに実行させる処理により実現される。
機器構成情報提供部31は、仲介装置20からの要求に応じ、画像形成装置30の現在の機器構成を示す情報(以下、「機器構成情報」という。)を返信する。機器構成情報は、画像形成装置30が有するソフトウェアの構成及びハードウェアの構成の少なくともいずれか一方を含む情報である。例えば、画像形成装置30の機種を示す情報、既にインストールされているソフトウェアの一覧情報、ファームウェア情報、及びオプションとして設置されているハードウェア(以下、単に「オプション」という。)を示す情報等が、機器構成情報に含まれる。
インストール部32は、ソフトウェアのインストーラを仲介装置20から受信し、ソフトウェアのインストールを実行する。インストーラとは、インストール対象のソフトウェアを含むファイルや、画像形成装置30にインストールを実行させるプログラム等を含むファイル群である。例えば、インストーラに含まれるファイル群は、書庫ファイルとして一つのファイルにまとめられていてもよい。
仲介装置20は、UI制御部21、認証部22、機器構成情報取得部23、ソフトウェア取得部24、動作条件無効化要求部25等を有する。これら各部は、仲介装置20にインストールされたプログラムが、仲介装置20のCPUに実行させる処理により実現される。仲介装置20は、また、ユーザ情報記憶部26を利用する。ユーザ情報記憶部26は、仲介装置20の補助記憶装置、又は仲介装置20にネットワークを介して接続される記憶装置等を用いて実現可能である。
UI制御部21は、インストール作業に必要なメッセージの表示や、当該メッセージに応じた作業者からの入力の検知等を行う。認証部22は、仲介装置20の操作者を認証することにより、インストール作業者を識別する。例えば、認証部22は、ユーザID及びパスワードを入力されるログイン画面を仲介装置20の表示装置に表示さる。認証部22は、入力されたユーザID及びパスワードを、ユーザ情報記憶部26に記憶されているユーザID及びパスワードと照合することにより、作業者の認証を実行する。ユーザ情報記憶部26は、ユーザIDごとに、パスワード及び権限情報等を記憶する。権限情報は、インストール作業に関する権限を示す情報である。本実施の形態では、権限は、「サービスマン」及び「一般ユーザ」に分類される。「サービスマン」は、例えば、ベンダ環境E2等より派遣され、インストール作業を行うサービスマンに与えられる権限である。一般ユーザは、「サービスマン」以外のユーザに与えられる権限である。
機器構成情報取得部23は、ソフトウェアのインストール先の画像形成装置30より機器構成情報取得する。ソフトウェア取得部24は、インストール対象のソフトウェアの取得要求をインストール管理装置10に送信する。ソフトウェアの取得要求には、インストール情報が指定される。インストール情報には、インストール対象のソフトウェアに対するプロダクトキー、及び機器構成情報取得部23によって取得された機器構成情報等が含まれる。ソフトウェア取得部24は、ソフトウェアの取得要求に対する応答として、インストーラ又はインストーラの位置情報等を受信する。位置情報とは、インストーラの保存場所を示す情報である。位置情報の一例として、URL(Uniform Resource Locator)等が挙げられる。
なお、プロダクトキーとは、ソフトウェアに対するライセンスの購入時に購入者に対して発行される識別情報である。プロダクトキーによって、ライセンス対象のソフトウェア及びライセンスの内容等が特定される。本実施の形態において、プロダクトキーは、インストール対象のソフトウェアの識別情報の一例である。本実施の形態において、ソフトウェアのライセンスの購入形態(すなわち、プロダクトキーの入手形態)については所定のものに限定されない。例えば、ベンダ環境E2が運営するライセンスの販売サイトを介してライセンスが購入され、当該ライセンスに対するプロダクトキーが、当該販売サイトにおいてユーザに提供されてもよい。
動作条件無効化要求部25は、動作条件の無効化要求を、インストール管理装置10に送信する。動作条件とは、例えば、動作確認が済んでいる画像形成装置30のハードウェア構成及びソフトウェア構成を示す情報である。動作条件の無効化要求とは、斯かる動作条件を考慮せずに、インストールの可否が判定されることの要求を意味する。
インストール管理装置10は、インストール情報受信部11、インストール判定部12、動作条件無効化部13、及びソフトウェア提供部14等を有する。これら各部は、インストール管理装置10にインストールされたプログラムが、CPU104に実行させる処理により実現される。インストール管理装置10は、また、プロダクトキー情報記憶部15、ソフトウェア情報記憶部16、動作条件記憶部17、及びインストール実績記憶部18等を利用する。これら各部は、補助記憶装置102、又はインストール管理装置10にネットワークを介して接続される記憶装置等を用いて実現可能である。
インストール情報受信部11は、インストール情報が指定されたソフトウェアの取得要求を仲介装置20より受信する。インストール判定部12は、インストール情報に含まれている機器構成情報と、動作条件記憶部17が記憶する動作条件とを比較又は照合することにより、インストール対象のソフトウェアのインストールの可否を判定する。動作条件記憶部17には、動作条件の一覧が記憶されている。
動作条件無効化部13は、動作条件の無効化要求を仲介装置20より受信し、インストール判定部12によるインストールの可否の判定処理において、動作条件が無効化されるような状態に、インストール管理装置10を設定する。
ソフトウェア提供部14は、インストール情報に含まれているプロダクトキーに対応するソフトウェアのインストーラ又はインストーラの位置情報を仲介装置20に返信する。
プロダクトキー情報記憶部15は、発行済みのプロダクトキーごとに、ライセンス対象のソフトウェアに関する情報やライセンスに関する情報等を記憶する。
ソフトウェア情報記憶部16は、各ソフトウェアのインストーラ、又は当該インストーラの位置情報等を記憶する。本実施の形態では、インストーラの位置情報が記憶されている。
インストール実績記憶部18は、動作条件が無効化されてインストールが許可された場合に、インストール先の画像形成装置30の機器構成情報を記憶する。
以下、インストール管理システム1において実行される処理手順について説明する。図4は、第一の実施の形態において動作条件が満たされない場合のインストール処理の処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。
ステップS101において、インストール作業者(以下、単に「作業者」という。)は、仲介装置20に対して、インストール先の画像形成装置30の識別情報と、インストール対象のソフトウェアに対するプロダクトキーとを入力する。すなわち、図4では、仲介装置20が操作対象とされる。インストール先の画像形成装置30の識別情報とは、例えば、当該画像形成装置30のホスト名又はIPアドレス等である。なお、ステップS101に前段階において、認証部22によって作業者の認証は行われている。例えば、仲介装置20へのログインユーザのユーザIDやログインユーザの権限情報が、仲介装置20のメモリ装置に記憶されている。
仲介装置20の機器構成情報取得部23は、インストール先の画像形成装置30に対して、機器構成情報の取得要求を送信する(S102)。画像形成装置30の機器構成情報提供部31は、機器構成情報の取得要求に応じ、当該画像形成装置30における機器構成情報を当該画像形成装置30の記憶装置等から収集する(S103)。例えば、当該画像形成装置30の機種ID、当該画像形成装置30のファームウェア情報、オプション情報、メモリ容量、及びインストール済みのソフトウェア情報等が収集される。続いて、機器構成情報提供部31は、収集された機器構成情報を仲介装置20に返信する(S104)。
続いて、仲介装置20のソフトウェア取得部24は、S101において入力されたプロダクトキーと、S104において取得された機器構成情報とが指定されたソフトウェアの取得要求をインストール管理装置10に送信する(S105)。
続いて、インストール管理装置10のインストール判定部12は、受信されたプロダクトキー及び機器構成情報と、動作条件記憶部17とを用いて、インストール判定処理を実行する(S106)。インストール判定処理は、インストール対象のソフトウェアに関して、インストール先の画像形成装置30へのインストールの可否を判定する処理である。インストール判定処理の詳細については後述される。
続いて、インストール判定部12は、インストール判定処理における判定結果を仲介装置20に返信する(S107)。ここでは、インストールは不可能であると判定されたこととする。
仲介装置20のUI制御部21は、インストールは不可能であることを示す判定結果の受信に応じ、ログインユーザ(すなわち、作業者)の権限情報に応じたメッセージ画面を表示させる。(S108)。
図5は、作業者が一般ユーザである場合のメッセージ画面の表示例を示す図である。メッセージ画面510には、インストールを中止する旨のメッセージが表示され、OKボタン511のみが配置されている。作業者によって、OKボタン511がクリックされると、仲介装置20は、インストール処理を中止する。すなわち、作業者が「一般ユーザ」である場合において、インストールが不可能であると判定されたときは、インストール処理は強制的に終了する。
一方、図6は、作業者がサービスマンである場合のメッセージ画面の第一の表示例を示す図である。メッセージ画面520には、インストールを続行するか否かの問い合わせを示すメッセージが表示され、ボタン521及び522が配置されている。作業者によって、ボタン521がクリックされた場合、仲介装置20は、その後の処理を実行する。作業者によって、ボタン522がクリックされた場合、仲介装置20は、インストール処理を中止する。すなわち、作業者が「サービスマン」である場合において、インストールが不可能であると判定されたときは、インストール処理を続行するか否かについて、作業者による選択が可能となる。
また、図7は、作業者がサービスマンである場合のメッセージ画面の第二の表示例を示す図である。メッセージ画面530には、インストールを続行するにはユーザID及びパスワードの入力が必要とされる旨のメッセージが表示されている。更に、メッセージ画画面530には、ユーザID入力領域531、パスワード入力領域532、ボタン533、及びボタン534等が配置されている。ユーザID入力領域531及びパスワード入力領域532に、ユーザID又はパスワードが入力され、ボタン533が入力されると、認証部22は、入力されたユーザID及びパスワードに関して、ユーザ情報記憶部26を参照して認証を行う。認証に成功し、当該ユーザIDに係る権限情報が「サービスマン」であれば、仲介装置20は、その後の処理を実行する。認証に成功し、当該ユーザIDに係る権限情報が「一般ユーザ」である場合、又は認証に失敗した場合、仲介装置20は、インストール処理を中止する。また、ボタン534がクリックされた場合、仲介装置20は、インストール処理を中止する。
ここでは、インストール処理が続行される場合について説明する。すなわち、作業者は「サービスマン」であり、ステップS109において、メッセージ画面520又は530に対して、インストールの続行を示す指示が入力された場合について説明する。
続いて、仲介装置20の動作条件無効化要求部25は、動作条件の無効化要求をインストール管理装置10に送信する(S110)。
インストール管理装置10の動作条件無効化部13は、動作条件の無効化要求の受信に応じ、動作条件の有効又は無効を示すパラメータ(以下、「動作条件有効フラグ」という。)の値を、「ON」から「OFF」に変更する。「ON」は、動作条件が有効であることを示し、「OFF」は、動作条件が無効であることを示す。動作条件有効フラグは、例えば、メモリ装置103において記憶されている変数でもよい。
続いて、インストール判定部12は、再びインストール判定処理を実行する(S111)。後述されるように、動作条件有効フラグが「OFF」である場合、動作条件に基づく判定は行われないため、動作条件に基づいてインストールが不可能であると判定されることは無い。
再度のインストール判定処理によって、インストールは可能であると判定されると、ソフトウェア提供部14は、インストール対象のソフトウェアのインストーラの位置情報を返信する(S113)。
仲介装置20のソフトウェア取得部24は、返信された位置情報に基づいて、インストーラをダウンロード(取得)する(S114)。インストーラのダウンロード元(ダウンロード要求の送信先)は、インストール管理装置10でもよいし、非図示のコンピュータであってもよい。なお、ステップS113においてインストーラ自体が返信される場合、ステップS114の実行は不要である。続いて、ソフトウェア取得部24は、取得されたインストーラを、インストール先の画像形成装置30に転送する(S115)。
画像形成装置30のインストール部32は、インストーラの受信に応じ、当該インストーラに含まれているソフトウェアを当該画像形成装置30にインストールする(S116)。
また、図8は、第一の実施の形態において動作条件が満たされる場合のインストール処理の処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。図8中、図4と同一ステップには同一ステップ番号を付し、その説明は省略する。
図8に示されるように、最初のインストール判定処理(S106)においていずれかの動作条件が満たされる場合、図4におけるステップS107〜S112は実行されずに、ステップS113以降が続けて実行される。
続いて、ステップS106及びS112の詳細について説明する。図9は、第一の実施の形態のインストール判定処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
ステップS201において、インストール判定部12は、図4のステップS105において受信されたプロダクトキー及び機器構成情報を取得する。取得されたプロダクトキー、機器構成情報のそれぞれを、以下、「対象プロダクトキー」、「対象機器構成情報」という。続いて、インストール判定部12は、対象プロダクトキーに対応するプロダクトキー情報を、プロダクトキー情報記憶部15より取得する(S202)。
図10は、プロダクトキー情報記憶部の構成例を示す図である。図10に示されるように、プロダクトキー情報記憶部15の一つのレコードは、プロダクトキー、ソフトウェア名、製品ID、ライセンスタイプ、利用権限、ライセンス数、及び残ライセンス数等を含む。プロダクトキー情報記憶部15には、ライセンスの販売に応じて、当該ライセンスに対応するレコードが登録される。
ソフトウェア名は、ライセンスの対象となるソフトウェアの名前である。製品IDは、当該ソフトウェアの識別情報である。製品IDは、ソフトウェアの個体を識別するものではなく、ソフトウェアの製品ごとの識別情報である。ライセンスタイプは、ライセンスの種別である。利用期限は、当該ライセンスの有効期限である。ライセンス数は、当該ライセンスを同時に使用可能な数である。残ライセンス数は、使用されていないライセンスの数である。ライセンスの販売時においては、残ライセンス数は、ライセンス数に一致する。
続いて、インストール判定部12は、取得されたプロダクトキー情報に基づいて、インストール対象のソフトウェアに関してライセンスの有無を判定する(S203)。例えば、本日が利用期限内であるか、また、残ライセンス数が1以上であるか否か等が判定される。ライセンスが無い場合(S204でNo)、インストール判定部12は、ライセンス不足を原因として、インストールは不可能であると判定する。この場合、図4のステップS107が実行される。
ライセンスが有る場合(S204でYes)、インストール判定部12は、動作条件有効フラグは「ON」であるか否かを判定する(S205)。動作条件有効フラグが「ON」である場合(S205でYes)、インストール判定部12は、対象機器構成情報が示す機器構成に、プロダクトキーによって特定されるソフトウェアが追加された場合の機器構成(すなわち、インストール後の機器構成)と、動作条件記憶部17が記憶する各動作条件とを比較又は照合する(S206)。
図11は、動作条件記憶部の構成例を示す図である。図11において、一行は、一つの動作条件に相当する。各動作条件は、機種ID、ファームウェア情報、オプション情報、メモリ容量、及びソフトウェア情報等を含む。
機種IDは、当該動作条件を満たす画像形成装置30の機種の識別情報である。ファームウェア情報は、当該動作条件を満たす画像形成装置30のファームウェアの製品ID及びバージョン等である。オプション情報は、当該動作条件を満たす画像形成装置30に設置されているオプションを示す情報である。メモリ容量は、当該動作条件を満たす画像形成装置30に搭載されているメモリの最小容量である。ソフトウェア情報は、当該動作条件を満たす画像形成装置30にインストールされているソフトウェアの製品ID及びバージョンである。ソフトウェア情報は、当該動作条件の機種ID、ファームウェア情報、オプション情報、及びメモリ容量を満たす画像形成装置30にインストール可能なソフトウェアの組み合わせを示す情報であるともいえる。その他の情報が、動作条件に追加されてもよい。
対象機器構成情報には、インストール先の画像形成装置30の機種ID、ファームウェア情報、オプション情報、メモリ容量、及びソフトウェア情報が含まれている。ステップS206において、インストール判定部12は、対象機器構成情報が示す機器構成に対して、対象プロダクトキーに対応するソフトウェアが追加された機器構成が、いずれかの動作条件を満たすか否かを判定する。本実施の形態において、動作条件を満たす機器構成とは、動作条件に過不足なく一致する機器構成をいう。但しメモリ容量は、動作条件におけるメモリ容量以上であってもよい。また、ファームウェア情報及びソフトウェア情報の各バージョンは、動作条件におけるバージョン以上であってもよい。
例えば、対象機器構成情報と、対象プロダクトキーに対応するソフトウェアの製品ID及びバージョンが、図12に示される通りであるとする。
図12は、インストール先の機器構成情報とインストール対象のソフトウェアの例を示す図である。
例えば、対象機器構成情報と、対象プロダクトキーに対応するインストール対象のソフトウェアの情報とが、(A)に示される通りであるとする。この場合、対象機器構成情報に当該ソフトウェアの情報を追加した情報は、図11の動作条件記憶部17における1行目の動作条件に合致する。ファームウェア情報のバージョンと、メモリ容量とは完全には一致していないが、対象機器構成情報のファームウェアのバージョンの方が当該動作条件におけるファームウェアのバージョンよりも新しく、対象機器構成情報のメモリ容量の方が、当該動作条件のメモリ容量よりも大きいため、当該動作条件は満たされると判定される。なお、(A)における対象機器構成情報が示す機器構成では、インストール先の画像形成装置30にはソフトウェアが一つもインストールされていないことが示されている。
一方、対象機器構成情報と、対象プロダクトキーに対応するインストール対象のソフトウェアの情報とが、(B)に示される通りであるとする。この場合、対象機器構成情報に当該ソフトウェアの情報を追加した情報は、図11の動作条件記憶部17におけるいずれの動作条件にも合致しない。すなわち、機種ID、ファームウェア情報、及びソフトウェア情報の組み合わせは、図11の4行目の動作条件に合致するが、オプション情報が、当該動作条件に合致しない。したがって、この場合、動作条件は満たされないと判定される。
なお、対象プロダクトキーに対応するソフトウェアのバージョンは、例えば、ソフトウェア情報記憶部16を参照して特定可能である。
図13は、ソフトウェア情報記憶部の構成例を示す図である。図13に示されるように、ソフトウェア情報記憶部16の一つのレコードは、ソフトウェア名、製品ID、バージョン、及び位置情報等を記憶する。
したがって、インストール判定部12は、ステップS201で取得されたプロダクトキーに対応する製品IDをプロダクトキー情報記憶部15を参照して特定し、当該製品IDに対応するバージョンを、ソフトウェア情報記憶部16を参照することで特定することができる。
インストール後の機器構成が、いずれの動作条件をも満たさない場合(S207でNo)、インストール判定部12は、機器構成の不適合を原因として、インストールは不可能であると判定する。この場合、図4のステップS107が実行される。
インストール後の機器構成が、いずれかの動作条件を満たす場合(S207でYes)、インストール判定部12は、対象プロダクトキーに対応する位置情報を、ソフトウェア情報記憶部16より取得する(S208)。ここで取得された位置情報が、図4又は図8のステップS113において、仲介装置20に返信される。
一方、動作条件有効フラグが「OFF」である場合(S205でNo)、インストール判定部12は、対象機器情報に、対象プロダクトキーに対応するソフトウェアの情報が追加された情報を、インストール実績記憶部18に記憶する(S209)。
図14は、インストール実績記憶部の構成例を示す図である。インストール実績記憶部18には、動作条件有効フラグが「OFF」である場合に、インストールが実行されたときのインストール先の機器構成情報及びインストール対象のソフトウェアの情報が記憶される。インストール実績記憶部18の構成は、動作条件記憶部17の構成と同様である。なお、図14は、対象機器情報及び対象プロダクトキーに対するソフトウェアの情報が、図12(B)に示される通りである場合の記憶内容を示す。
動作条件有効フラグが「OFF」である場合、すなわち、動作条件が満たされないにも拘わらずインストールが実行された場合に、インストール後の機器構成情報をインストール実績記憶部18に記憶しておくことにより、例えば、画像形成装置30の動作不正時における原因分析に役立てることができる。具体的には、動作不正となった画像形成装置30の機器構成情報が、インストール実績記憶部18に記憶されているいずれかの機器構成情報に合致する場合、当該画像形成装置30においては、動作条件が満たされないにも拘わらずインストールが実行されたことを迅速に特定することができる。この場合、動作条件が満たされないにも拘わらずインストールが実行されたことを一つの原因として疑うことができる。
ステップS209に続いて、インストール判定部12は、動作条件の判定は行わず、ステップS208を実行する。
なお、ステップS209は、図4のステップS112のインストール判定処理において実行されるステップである。
上述したように、第一の実施の形態によれば、インストール先の画像形成装置30に関して、インストール後の状態がいずれの動作条件を満たさない場合であっても、インストール対象のソフトウェアのインストールを実行することができる。したがって、ネットワークを介したソフトウェアのインストールの利便性を向上させることができる。
また、動作条件を無効化できる作業者は、特定の権限を有するユーザに限られる。具体的には、本実施の形態では、「サービスマン」としての権限を有するユーザのみに、動作条件の無効化の実行が許可される。したがって、動作条件の無効化の実行が許可されるユーザを、例えば、サービスマンのように、事前にインストール後の状態に関して動作確認を実行可能なユーザのみに限定することができる。そうすることで、動作条件が無効化されることによる、安全性の低下を補填することができる。
なお、各ユーザに固有の機器構成に対応した動作条件を、予め動作条件記憶部17に記憶しておくことも考えられる。しかしながら、ソフトウェアの増加につれ、動作条件の組み合わせ数が増大し、更に、ユーザに固有の機器構成が多数存在しうることを考慮すると、全ての機器構成に関して予め動作確認を実施するのは、実際問題として困難である。したがって、本実施における解決手段は、現実に鑑みて、妥当性の高い解決手段であるといえる。
なお、本実施の形態において、動作条件は、動作確認済みの機器構成を示す情報であった。しかしながら、他の構成を有する情報が動作条件として用いられてもよい。例えば、ソフトウェア間の排他関係や必須関係を示す情報が動作条件として用いられてもよい。
また、動作条件は、画像形成装置30のハードウェアの構成のみに関して規定されてもよいし、ソフトウェアの構成のみに関して規定されてもよい。ソフトウェア構成が影響しないソフトウェアの存在も考えられ、また、ハードウェア構成が影響しないソフトウェアの存在も考えられるからである。
次に、第二の実施の形態について説明する。第二の実施の形態では第一の実施の形態と異なる点について説明する。したがって、特に言及されない点については、第一の実施の形態と同様でもよい。
図15は、第二の実施の形態におけるインストール管理システムの機能構成例を示す図である。図15中、図1と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
図15に示されるインストール管理システム2は、仲介装置20を含まない。但し、仲介装置20が含まれないことが、第二の実施の形態の特徴ではない。第二の実施の形態においても仲介装置20が含まれてもよい。一方、上記したように、第一の実施の形態のインストール管理システム1において、仲介装置20が含まれなくてもよい。図15は、単に、インストール管理システム1に対してバリエーションを示したものである。
図16は、第二の実施の形態におけるインストール管理システムの機能構成例を示す図である。図16中、図3と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
図16において、画像形成装置30は、UI制御部33及びソフトウェア取得部34を更に有する。UI制御部33及びソフトウェア取得部34は、図3における仲介装置20のUI制御部21又はソフトウェア取得部24と同様の機能を、画像形成装置30において実現する。
図16において、インストール管理装置10は、有効機器構成通知部19を更に有し、動作条件無効化部13及びインストール実績記憶部18を有さない。有効機器構成通知部19は、インストール対象のソフトウェアがインストール可能な機器構成を示す機器構成情報を画像形成装置30に通知する。
以下、インストール管理システム2において実行される処理手順について説明する。図17は、第二の実施の形態において動作条件が満たされない場合のインストール処理の処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。
ステップS301において、作業者は、画像形成装置30に対して、インストール対象のソフトウェアに対するプロダクトキーを入力する。プロダクトキーの入力は、例えば、画像形成装置30が備える操作パネルを介して行われる。すなわち、図17では、インストール先の画像形成装置30が操作対象とされる。続いて、画像形成装置30の機器構成情報提供部31は、当該画像形成装置30における機器構成情報を収集する(S302)。続いて、画像形成装置30のソフトウェア取得部34は、S301において入力されたプロダクトキーと、S302において収集れた機器構成情報とが指定されたソフトウェアの取得要求をインストール管理装置10に送信する(S303)。
続いて、インストール管理装置10のインストール判定部12は、受信されたプロダクトキー及び機器構成情報と、動作条件記憶部17とを用いて、インストール判定処理を実行する(S304)。当該インストール判定処理の詳細については後述されるが、第二の実施の形態では、インストールが不可能であると判定された場合に、どのような機器構成であれば、インストール対象のソフトウェアのインストールが可能となるかを示す情報(以下、「有効機器構成情報」という。)が生成される。有効機器構成通知部19は、有効機器構成情報を含むエラー応答を、画像形成装置30に返信する(S305)。なお、有効機器構成情報と共に、ステップS303において受信された機器構成情報が返信されてもよい。
画像形成装置30においてエラー応答が受信されると、UI制御部33は、エラー応答に含まれる有効機器構成情報と、当該画像形成装置30の機器構成情報とを含むメッセージ画面を、例えば、画像形成装置30の操作パネルに表示させる(S306)。
図18は、第二の実施の形態におけるメッセージ画面の表示例を示す図である。図18において、メッセージ画面540は、現在機器構成表示領域541及び有効機器構成表示領域542等を含む。
現在機器構成表示領域541は、当該画像形成装置30の現在の機器構成情報が表示される領域である。有効機器構成表示領域542は、インストール対象のソフトウェアに関する有効機器構成情報の一覧が、動作保証済み機器構成の一覧として表示される領域である。なお、有効機器構成情報には、インストール対象のソフトウェアの情報は含まれない。有効機器構成情報は、インストール対象のソフトウェアの情報が追加された場合に、動作条件を満たす機器構成情報であり、インストール前の状態を示す機器構成情報であるからである。
作業者は、現在の機器構成情報と、有効機器構成情報の一覧とを比較することにより、インストール対象のソフトウェアをインストールするための対処方法を検討することができる。図18に示されるケースの場合、以下の対処方法が考えられる。
対処方法1として、製品IDが「Product−B」のソフトウェア及び製品IDが「Product−C」のソフトウェアをアンインストールすることが挙げられる。対処方法1によれば、インストール先の画像形成装置30の機器構成を、有効機器構成表示領域542の1行目の有効機器構成情報が示す機器構成に合致させることができる。
対処方法2として、製品IDが「Product−C」のソフトウェアをアンインストールすることが挙げられる。対処方法2によれば、インストール先の画像形成装置30の機器構成を、有効機器構成表示領域542の2行目の有効機器構成情報が示す機器構成に合致させることができる。
対処方法3として、インストール先の画像形成装置30に、オプション機器「Option1」を設置することが挙げられる。対処方法3によれば、インストール先の画像形成装置30の機器構成を、有効機器構成表示領域542の3行目の有効機器構成情報が示す機器構成に合致させることができる。
画像形成装置30の機器構成の変更が行われた後、作業者は、改めてプロダクトキーを画像形成装置30に入力する(S308)。プロダクトキーの入力に応じ、上記したステップS302〜S304と同じ処理手順が実行される(S309〜S311)。但し、ステップS310において送信される機器構成情報は、対象方法1〜3のいずれかの実施後の機器構成を示す情報である。また、対象方法1〜3のいずれかが実施されることにより、ステップS311では、インストールは可能であると判定される。そこで、ソフトウェア提供部14は、インストール対象のソフトウェアのインストーラの位置情報を返信する(S312)。
画像形成装置30のソフトウェア取得部34は、返信された位置情報に基づいて、インストーラをダウンロード(取得)する(S313)。なお、ステップS311においてインストーラ自体が返信される場合、ステップS313の実行は不要である。続いて、インストール部32は、取得されたインストーラに含まれているソフトウェアを当該画像形成装置30にインストールする(S314)。
続いて、ステップS304及びS311の詳細について説明する。図19は、第二の実施の形態のインストール判定処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。図19中、図9と同一ステップには同一ステップ番号を付し、その説明は省略する。
図19では、いずれの動作条件も満たされない場合に(S207でNo)、ステップS210及びS211が実行される。
ステップS210において、インストール判定部12は、インストール先の画像形成装置30の機種IDに対応する動作条件であって、インストール対象のソフトウェアを含む動作条件を動作条件記憶部17より検索する。
ここで、インストール先の画像形成装置30の機種IDは、「機種A」であり、インストール対象のソフトウェアの製品ID及びバージョンは、それぞれ「Product−A」、「1.1」であるとする。動作条件記憶部17の記憶内容が、図11に示される通りであるとすると、機種IDが「機種A」であって、「Product−A」及び「1.1」を含む動作条件の検索結果は、図20に示される通りとなる。
図20は、動作条件の検索結果の一例を示す図である。図20は、図11に示される動作条件記憶部17の1行目、2行目、及び4行目が抽出された結果である。
続いて、インストール判定部12は、ステップS210の検索結果に基づいて、有効機器構成情報を生成する(S211)。有効機器構成情報は、ステップS210の検索結果から、インストール対象のソフトウェアの情報を除去した結果となる。したがって、有効機器構成情報は、図18の有効機器構成表示領域542に示されるような情報となる。図17のS305では、ステップS211において生成された有効機器構成情報が、エラー応答に含まれて返信される。
なお、エラー応答に含まれる有効機器構成情報は、例えば、CSV(Comma Separated Values)形式によって表現されてもよい。
図21は、CSV形式の有効機器構成情報の例を示す図である。図21に示される有効機器構成情報では、図18の有効機器構成表示領域542に示される各行ごとに、各項目の値が、カンマによって区切られている。
なお、エラー応答に含まれる有効機器構成情報は、CSV形式以外の他の形式によって表現されてもよい。例えば、XML(eXtensible Markup Language)形式によって表現されてもよい。
上述したように、第二の実施の形態によれば、インストール先の画像形成装置30の機器構成がインストール対象のソフトウェアに適合しない場合、当該ソフトウェアに適合した機器構成を示す有効機器構成情報が提示される。したがって、作業者は、有効機器構成情報を参照して、インストール先の画像形成装置30の機器構成を、インストール対象のソフトウェアに適合した構成に変更することができる。変更後、作業者は、インストール対象のソフトウェアのインストールを成功させることができる。したがって、ネットワークを介したソフトウェアのインストールの利便性を向上させることができる。
なお、上記各実施の形態では、電子機器の一例として画像形成装置30を用いた例を示したが、本実施の形態は、ソフトウェアをインストール可能な電子機器であれば、画像形成装置30以外の電子機器に適用されてもよい。
なお、本実施の形態において、インストール管理装置10は、情報処理装置の一例である。インストール情報受信部11は、受信部の一例である。インストール判定部12は、判定部の一例である。認証部22は、操作者識別部の一例である。UI制御部21は、表示制御部の一例である。動作条件無効化要求部25は、無効化要求部の一例である。ソフトウェア提供部14は、返信部の一例である。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1、2 インストール管理システム
10 インストール管理装置
11 インストール情報受信部
12 インストール判定部
13 動作条件無効化部
14 ソフトウェア提供部
15 プロダクトキー情報記憶部
16 ソフトウェア情報記憶部
17 動作条件記憶部
18 インストール実績記憶部
19 有効機器構成通知部
20 仲介装置
21 UI制御部
22 認証部
23 機器構成情報取得部
24 ソフトウェア取得部
25 動作条件無効化要求部
26 ユーザ情報記憶部
30a、30b 画像形成装置
31 機器構成情報提供部
32 インストール部
33 UI制御部
34 ソフトウェア取得部
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 CPU
105 インタフェース装置
B バス
特開2011−164790号公報

Claims (5)

  1. ソフトウェアのインストール先の電子機器及び前記電子機器にネットワークを介して接続される仲介装置との少なくともいずれか一方と、情報処理装置とを含む情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記電子機器又は前記仲介装置より、インストール対象のソフトウェアの識別情報と、前記電子機器のソフトウェアの構成及びハードウェアの構成の少なくともいずれか一方を示す構成情報とを受信する受信部と、
    条件記憶部が記憶する、機器のソフトウェアの構成及びハードウェアの構成の少なくともいずれか一方に関して前記ソフトウェアをインストール可能な条件と、前記受信部によって受信された構成情報とを照合して、前記ソフトウェアのインストールの可否を判定し、判定結果を前記電子機器又は前記仲介装置に返信する判定部と、
    インストールは不可能であるとする前記判定結果に応じて前記電子機器又は前記仲介装置より返信される、前記条件の無効化要求の受信に応じ、前記ソフトウェアの取得先の識別情報又は前記ソフトウェアを返信する返信部とを有する情報処理システム。
  2. 前記仲介装置又は前記電子機器は、
    当該仲介装置又は当該電子機器の操作者を識別する操作者識別部と、
    前記操作者が特定の操作者である場合に、前記判定結果の受信に応じて、前記条件の無効化の要求を受け付ける画面を表示部に表示させる表示制御部と、
    前記画面において前記条件の無効化の要求が受け付けられた場合に、前記条件の無効化要求を前記情報処理装置に送信する無効化要求部とを有する請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記表示制御部は、前記条件の無効化の要求を受け付ける画面を介して操作者の識別情報を入力させ、
    前記無効化要求部は、前記特定の操作者の識別情報が入力された場合に、前記条件の無効化要求を前記情報処理装置に送信する請求項2記載の情報処理システム。
  4. ソフトウェアのインストール先の電子機器又は前記電子機器にネットワークを介して接続される仲介装置より、インストール対象のソフトウェアの識別情報と、前記電子機器のソフトウェアの構成及びハードウェアの構成の少なくともいずれか一方を示す構成情報とを受信する受信部と、
    条件記憶部が記憶する、機器のソフトウェアの構成及びハードウェアの構成の少なくともいずれか一方に関して前記ソフトウェアをインストール可能な条件と、前記受信部によって受信された構成情報とを照合して、前記ソフトウェアのインストールの可否を判定し、判定結果を前記電子機器又は前記仲介装置に返信する判定部と、
    インストールは不可能であるとする前記判定結果に応じて前記電子機器又は前記仲介装置より返信される、前記条件の無効化要求の受信に応じ、前記ソフトウェアの取得先の識別情報又は前記ソフトウェアを返信する返信部とを有する情報処理装置。
  5. コンピュータに、
    ソフトウェアのインストール先の電子機器又は前記電子機器にネットワークを介して接続される仲介装置より、インストール対象のソフトウェアの識別情報と、前記電子機器のソフトウェアの構成及びハードウェアの構成の少なくともいずれか一方を示す構成情報とを受信する受信手順と、
    条件記憶部が記憶する、機器のソフトウェアの構成及びハードウェアの構成の少なくともいずれか一方に関して前記ソフトウェアをインストール可能な条件と、前記受信手順において受信された構成情報とを照合して、前記ソフトウェアのインストールの可否を判定し、判定結果を前記電子機器又は前記仲介装置に返信する判定手順と、
    インストールは不可能であるとする前記判定結果に応じて前記電子機器又は前記仲介装置より返信される、前記条件の無効化要求の受信に応じ、前記ソフトウェアの取得先の識別情報又は前記ソフトウェアを返信する返信手順とを実行させる情報処理プログラム。
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