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JP4346677B2 - X線ct装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被検体の体軸方向に沿って螺旋状にスキャンを行い、これにより形成されたX線像を複数の検出器列で検出するマルチスライス用のX線CT装置に関する。
従来、被検体に対してX線を曝射するX線ビーム発生源と、このX線ビーム発生源に対して対向配置されX線の曝射により形成されたX線像を検出するX線検出器とを回転させながら寝台を被検体の体軸方向に移動させることにより被検体の断層像を得るヘリカルスキャンによるX線CT装置が種々提案されている。このようなヘリカルスキャンでは、X線ビーム発生源と検出器との中心点を回転中心として回転させながら、寝台を被検体の体軸方向に移動させる。このため、被検体を基準にすると、X線ビーム発生源と検出器とは螺線軌道を取ることになる。
ヘリカルスキャンによるX線CT装置では、シングルスライス(ファンビーム)CT装置と、マルチスライス(コーンビーム)CT装置が開発されている。シングルスライスCT装置は、ファン状のX線ビームを曝射するX線ビーム発生源と、扇状に複数チャンネル、例えば1000チャンネルを1列に並べた検出器とを有する。シングルスライスCTでは、このX線ビーム発生源と検出器を被検体の周囲に回転させ、1回転で例えば1000データ分を収集し(1回のデータ収集を1ビューと称する)、そのデータを基に360°補間法或いは対向ビーム補間法による補間処理により画像を再構成する。
また、マルチスライスCT装置は、円錐状のX線ビームを曝射するX線ビーム発生源と、Mチャンネルを円弧状に配列した検出器列をZ軸方向に並べた(Mチャンネル×N列)2次元検出器とを有する。マルチスライスCT装置では、このX線ビーム発生源と検出器を被検体の周囲に回転させ、1回転でM×Nデータ分を収集し、そのデータを基に隣接補間法により画像を再構成する。臨床では、ヘリカルピッチ(1回転当たりの寝台送り量)は、通常、スライス厚と同じとしている(これを基本ピッチと称する)。
ここで、従来のシングルスライスCT装置では、図14に示すように断層像と共に、被検者の名前(Name)、撮影ポジション(Position)、撮影の日付、管電圧及び1秒間の管電流(KV/mAs)、スキャン時間(例えば1.0s)、スキャン回数、再構成関数及びFOVサイズ等が表示され、これらの各パラメータに基づいて再スキャンを行い同じ断層像を得ることができるのであるが、マルチスライスCT装置では、オーバーサンプリングの考慮が必要なうえ、スライス方向のフィルタ処理のフィルタ幅及び基本スライス厚の考慮が必要なことから、シングルスライスCT装置と同じ前記各パラメータを表示しただけでは同じ画像を再スキャンして得ることができない問題がある。
すなわち、シングルスライスCT装置における断層像のスライス厚は、X線ビームのスライス方向の厚さにより一義的に決まるのであるが、マルチスライスCT装置のスライス厚は、X線検出器自体のスライス幅と再構成に使用する検出器列の列数で決まり、さらにヘリカルスキャンを行う場合には、これらに加えヘリカルピッチ及び再構成に用いるフィルタ幅の各パラメータの組み合わせによって決まる。
このため、表示画像として10mmスライス厚の断層像が表示されている場合でも、この断層像の取り込みを行った際のX線検出器のスライス幅が2mmである場合もあれば10mmである場合もある。また、同様に、再構成する人体のスライス部位に照射されるX線のX線照射量(mAs)は、スキャン時間(sec)と管電流(mA)との積を演算して表示するのであるが、スキャンモードによっては、所定の断面をオーバーラップしてスキャンする場合がある。そして、この場合、実際に表示される断層像に対応するX線照射量(mAs)は、前記オーバーラップの度合いによって変化するようになっている。
このようなことから、従来のマルチスライスCT装置は、シングルスライスCTと同様のパラメータを表示しただけでは、同じ画像を再スキャンして得ることができない問題があった。
また、従来のマルチスライスCT装置は、ヘリカルスキャンを行う際に、基本スライス厚、ピッチ、スキャン時間、スキャン回数等の「スキャンパラメータ」、ヘリカル補間方法、フィルタ幅、フィルタ形状等の「再構成パラメータ」、及び再構成関数、管電圧、管電流、FOVサイズ等の「その他のパラメータ」の入力が必要なのであるが、これらの各パラメータを全て手動で入力するのは大変面倒である。マルチスライスCT装置に全てのパラメータを自動設定させることも可能であるが、医師等が真に所望する断層像が得られるようにするには、例えば医師等が所望するパラメータの入力を行えば、他のパラメータが自動的に設定されるようなシ
ステムとすることが好ましく、また、このようなX線CT装置の開発が望まれている。
また、従来のマルチスライスCT装置は、ヘリカルスキャンを行う際に、被検体が載置された寝台を、「ヘッド・トゥ・フット」又は「フット・トゥ・ヘッド」の各スキャン方向に移動させながら断層像の撮影を行うのであるが、補間に用いる補間データや重み付けデータは各スキャン方向毎にそれぞれ異なる。このため、各スキャン方向に対応するためには、各スキャン方向に対応した2種類のハードウェア及びソフトウェアが必要となり、コスト的に高くなるうえ、構成的にも複雑となる問題があった。
さらに、従来のマルチスライスCT装置は、ヘリカルスキャンを行うと、断層像の再構成に用いることのない収集データに係る余計なX線の曝射を行うこととなり、被検体に対する余分な被曝量がシングルスライスCT装置に比べて大きくなる問題がある。
具体的には、被検体の目的領域の撮影を行う場合は、目的領域の前段から寝台を助走させると共にガントリに設けられたX線管及びX線検出器を回転させて寝台の移動速度が安定したタイミングでX線の曝射を開始し、目的領域にX線が曝射されその撮影が行われるように制御される。このとき、再構成を行う部位の外側のデータ収集を「助走期間」と称する。このような助走期間は、シングルスライスCT装置、被検体の体軸方向に広がりを有するX線ビームでX線像の撮影を行うコーンビームCT装置やマルチスライスCT装置が共に必要とするのであるが、シングルスライスCT装置の場合は、図15(a)に示すように再構成に用いられない収集データに係るX線の曝射範囲は無いのに対して、コーンビームCT装置やマルチスライスCT装置の場合は、同図(b)に示すように複数列の検出器列に対してX線を曝射することとなるため、前記助走期間における再構成に用いられない収集データに係るX線の曝射範囲が発生してしまう。このようなことから、従来のコーンビームCT装置やマルチスライスCT装置は、ヘリカルスキャンを行うと、被検体に対する余分な被曝量がシングルスライスCT装置に比べて大きくなる問題があった。
また、X線の曝射は、被検体の再構成を行う部位にのみ行われればよいのであるが、ヘリカルスキャンは、再構成を行う部位(スライス面)の前後のデータ補間することが必要なので、図15(b)に示すように全回転角度において前記補間のためのデータ収集が終了するまでスキャン(X線の曝射)が継続されることとなる。前述のように、コーンビームCT装置の場合は、X線ビームが被検体の体軸方向に広がりを持ち、また、マルチスライスCT装置の場合は、複数列の検出器列に対してX線を曝射することとなるため、スキャン終了時において、被検体の再構成を行う部位以外の部位に対するX線の曝射範囲がシングルスライスCT装置の場合と
比べて広くなり、被検体を余計に被曝させる問題があった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、過去の撮影と同じ条件の断層像を簡単に再撮影することができ、所望する一部のパラメータを入力しただけで他のパラメータが自動的に設定されて撮影を行うことができ、「ヘッド・トゥ・フット」又はフット・トゥ・ヘッド」の各スキャンに1種類のハードウェア及びソフトウェアで対応することができ、再構成に用いることのない収集データに係る余計なX線の曝射を低減して被検体の被曝量を低減することができるようなX線CT装置の提供を目的とする。
本発明に係るX線CT装置は、寝台に載置された被検体に対してX線を曝射するX線発生手段と、このX線の曝射により形成されたX線像を検出器列で検出するX線検出手段とを架台に対向配置し、前記寝台或いは架台を回転軸方向に相対的に移動制御すると共に、架台を回転させながらX線の曝射を行うことにより被検体の所望の部位の撮影を行うX線CT装置において、前記X線発生手段から曝射されるX線を遮蔽する遮蔽手段と、ヘリカルスキャンのスキャン開始時、及び/又は、スキャン終了時における一回転の際に、回転角度に応じて前記遮蔽手段を移動させて、画像再構成に用いられない領域のX線を遮蔽するように前記遮蔽手段を制御する制御手段とを有することを特徴とするX線CT装置である。
本発明に係るX線CT装置は、ヘリカルスキャン開始時及び終了時におけるの被検体に対する余計な被曝を低減することができる。
以下、本発明に係るX線CT装置の好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、本発明に係るX線CT装置は、寝台に載置された被検体の体軸方向に沿って螺旋状にスキャンを行い、これにより形成されたX線像を複数の検出器列で検出するマルチスライス用のX線CT装置(マルチスライスCT装置)である。
図1に、当該技術的思想を適用した第1の実施の形態のマルチスライスCT装置を示す。この第1の実施の形態のマルチスライスCT装置は、被検体が載置される寝台1と、架台2の内周に回転自在かつ相対向するように設けられたX線管3及びX線検出器4と、X線管3から曝射されるX線の線量等を制御するX線制御部5及び高電圧発生部6と、寝台1をX線管3及びX線検出器4の回転軸方向に沿って移動制御する架台・寝台制御部7及び寝台移動部8とを有している。
また、当該マルチスライスCT装置は、X線検出器4で収集された収集データの取り込みを行うデータ収集部9と、データ収集部9で収集された収集データに対して所定の補間処理を施す補間処理部10と、補間処理部により補間処理が施された収集データに基づいて、X線像を再構成する画像再構成部11と、画像再構成部11により再構成されたX線像を表示する表示部12と、例えばスライス厚、回転速度等のヘリカルスキャン条件の入力等を行うための操作部13と、当該マルチスライスCT装置全体のシステム制御を行うシステム制御部14とを有している。
X線検出器4は、複数(例えば1000チャンネル)のX線検出素子を前記回転軸方向に対して直交する方向(スライス方向)に沿って並設してなる検出器列を、前記回転軸方向に沿って例えば4列分並設して構成された、マルチスライス用のX線検出器となっている。
次に、このような構成を有する当該第1の実施の形態のマルチスライスCT装置の動作説明をする。
まず、操作者は、当該マルチスライスCT装置を用いてヘリカルスキャンによるX線像の撮影を行う前に、この撮影範囲を決めるために操作部13を操作してスキャノグラム像の撮影の指定を行う。
システム制御部14は、このスキャノグラム像の撮影が指定されると、寝台1に載置された被検体の上面から、静止した状態で(回転することなく)少ない線量のX線が連続的に曝射されるように、X線制御部5及び高電圧発生部6を介してX線管3を曝射制御すると共に、前記回転軸に沿って寝台1が移動するように架台・寝台制御部7及び寝台移動部8を介して寝台1を移動制御する。これにより、寝台の移動に応じて前記X線の曝射により形成されたX線像がX線検出器4で検出される。データ収集部9は、このX線検出器4で検出された各X線像の取り込みを行い、これらを補間処理部10を介して画像再構成部11に供給する。画像再構成部11は、各X線像を撮影順に並べることにより1枚の2次元的な透視画像であるスキャノグラム像を形成し、これを表示部12に供給する。これにより、表示部12にスキャノグラム像を表示することができる。
次に、操作者は、操作部13を操作して以下に説明するスキャンパラメータ、再構成パラメータ及び管電圧、管電流、視野サイズ等の入力を行う。
スキャンパラメータとしては、例えば0.5mm、1.0mm、2.0mm、3.0mm、5.0mm、10.0mm等の「基本スライス幅(Tmm)」、2.5、3.5、4.0、4.5等の「ピッチ(P)」、10秒、20秒等の任意の「スキャン時間(t)」、所望の撮影範囲に対してヘリカルスキャンを繰り返す回数である「スキャン回数」等の入力を行う。
再構成パラメータとしては、0、0.5、1.0、2.0、4.0等の「フィルタ幅(前記基本スライス幅Tで正規化したフィルタ幅Fn)」、フィルタの選択等の入力を行う。
前記フィルタとしては、図2(a)に示すようにフィルタ幅Fnが0〜+Fn/2まで、及び0〜−Fn/2までは所定の重み値を維持し、フィルタ幅Fnが+Fn/2或いは−Fn/2となったときに重み値が0まで急峻に立ち下がるフィルタ特性を有する第1のフィルタ(ZFC1)と、同図(b)に示すようにフィルタ幅Fnが0のときに最大の重み値を有し、フィルタ幅Fnが0〜+Fn/2及び0〜−Fn/2にそれぞれ移行するに連れてなだらかな放物線を描くように重み値が立ち下がるフィルタ特性を有する第2のフィルタ(ZFC2)とが設けられている。
また、前記フィルタとしては、図2(c)に示すようにフィルタ幅Fnが0のときに最大の重み値を有し、フィルタ幅Fnが0〜略+Fn/4及び0〜略−Fn/4にそれぞれ移行するに連れて所定のマイナス値まで重み値がリニアに立ち下がり、略+Fn/4〜+3Fn/8及び略−Fn/4〜−3Fn/8にそれぞれ移行するに連れて所定のプラス値まで重み値がリニアに立ち下がり、+3Fn/8〜+Fn/2及び−3Fn/8〜−Fn/2にそれぞれ移行するに連れてなだらかな放物線を描くように重み値が立ち下がるフィルタ特性を有する第3のフィルタ(ZFC3)と、同図(d)に示すようにこの第3のフィルタ(ZFC3)の重み値の立ち上がり量及び立ち下がり量を少なくしたフィルタ特性を有する第4のフィルタ(ZFC4)とが設けられている。
操作者は、再構成パラメータとして前記「フィルタ幅」と共に、これら第1〜第4のフィルタ(ZFC1〜ZFC4)の中から所望のフィルタを選択して入力を行う。
ここで、当該マルチスライスCT装置では、このスキャンパラメータ及び再構成パラメータ等の入力に対して、以下に説明する第1〜第3の3つの入力方法が設けられている。
まず、第1の入力方法は、操作者が操作部13を操作して前記各パラメータを全て手動で入力する方法である。システム制御部14は、手動で入力された各パラメータに基づいてスキャン時間やフィルタ幅等の設定を行うのであるが、この場合、全てのパラメータを操作者が所望する値に設定することができるため、操作者が所望する撮影画像を得ることができる利点がある。
なお、この場合操作者は、一部のパラメータの入力の省略が可能となっている。システム制御部14は、そのパラメータの入力が省略された場合は、これをデフォルト値に自動設定する。これにより、全てのパラメータの手動入力に掛かる手間を軽減することができる。
次に、第2の入力方法は、操作者が操作部13を操作して検査目的や、目的とする画像の特徴等を入力する方法である。この場合、操作者は、第1の条件として例えば0.5mm、1.0mm、2.0mm、3.0mm、10.0mm等の再構成画像の実効スライス厚IT(mm)の入力を行うと共に、第2の条件として以下の第1〜第3のモードの中から所望のモードを選択する。なお、前記実効スライス厚ITの入力は、操作者が所望する値を入力してもよいが、幾つかの実効スライス厚を表示し、この中から操作者が選択するようにしてもよい。
前記第2の条件として入力される各モードのうち、第1のモードは、部分容積効果によるアーチファクトが抑制された画像を得ることができる「パーシャルフリーモード」となっている。システム制御部14は、第2の条件としてこのパーシャルフリーモードが設定されると、基本スライス幅Tを再構成画像の実効スライス厚ITの略半分以下となるように自動設定する。この場合、スキャン時間tが多少長くなる場合がある。
第2のモードは、スキャン時間tを優先する「高速スキャンモード」となっている。システム制御部14は、第2の条件としてこの高速スキャンモードが設定されると、基本スライス幅Tを実効スライス厚ITの80%となるように自動設定する。この場合、部分容積効果が残る場合がある。
第3のモードは、前記パーシャルフリーモード及び高速スキャンモードの中間のモードである「標準スキャンモード」となっている。システム制御部14は、第2の条件としてこの標準スキャンモードが設定されると、スキャン時間tを15秒前後に、基本スライス幅Tを再構成画像の実効スライス厚ITの80%以下に自動設定する。
システム制御部14は、このような第1、第2の条件が選択されると、この選択された各条件に基づいて、スキャンパラメータ及び再構成パラメータを自動的に設定する。
具体的には、例えば前述の第1のモード(パーシャルフリーモード)を選択した場合を一例として操作手順の説明をすると、この場合まず操作者は、再構成画像の実効スライス厚ITの入力を行う。システム制御部14には、図4(a)に示すようにこの第1のモードにおいて入力された実効スライス厚ITに対応する基本スライス幅LTを演算するための計算式或いはテーブルが予め記憶されている。このため、システム制御部14は、実効スライス厚ITが入力されると、この実効スライス厚を「IT」、基本スライス幅を「T」として「IT/5≦T≦IT/2」の条件を満たすような基本スライス幅「LT」を検出する。
なお、この第1のモードにおいては、実効スライス厚ITは、その値が小さい程好ましい。また、この実効スライス厚ITが入力されなかった場合には、システム制御部14は、例えば「IT/2」をそのデフォルト値として自動的に設定するようになっている。
次に、操作者は、ヘリカルピッチP(ピッチP)の入力を行う。このヘリカルピッチPは、例えば2.5、3.5、4.5・・・の中から選択或いは所望の値の入力を行う。システム制御部14には、図4(b)に示すようにこの第1のモードにおいて入力される各ヘリカルピッチPを基本スライス幅Tで正規化した値である「ヘリカルピッチLP」を演算するための計算式或いはテーブルが予め記憶されている。このため、システム制御部14は、ヘリカルピッチPが入力されると前記計算式或いはテーブルに基づいて前記ヘリカルピッチLPを検出する。
なお、この第1のモードにおいては、ピッチPの値は小さい程好ましいものとなっている。また、この第1のモードにおいて、ヘリカルピッチPが入力されなかった場合は、システム制御部14は、例えば「2.5」をデフォルト値として自動的に設定するようになっている。
次に、操作者は、スキャン時間tの入力を行う。システム制御部14には、図4(c)に示すようにこの第1のモードにおいて入力される各スキャン時間tを正規化した値である「スキャン時間Lt」を演算するための計算式或いはテーブルが予め記憶されている。このため、システム制御部14は、スキャン時間tが入力されると前記計算式或いはテーブルに基づいて前記スキャン時間Ltを検出する。なお、この第1のモードにおけるスキャン時間tは、例えば「15秒」程度に設定することが好ましいものとなっている。このため、このスキャン時間tが入力されなかった場合には、システム制御部14は、例えば「15秒」をこのスキャン時間tのデフォルト値として自動的に設定するようになっている。
次に、操作者は、所望のスキャン回数の入力を行う。このスキャン回数は、操作者の所望の回数を入力するようになっている。この入力が省略された場合、システム制御部14は、例えば「1回」を、このスキャン回数のデフォルト値として自動的に設定するようになっている。
次に、このようにして基本スライス幅T、実効スライス厚IT及びヘリカルピッチPが入力されると、システム制御部14は、図5(a)又は同図(b)に示すように基本スライス幅T、実効スライス厚IT及びヘリカルピッチPに基づいて予め形成されたテーブル又は演算式からフィルタ幅Fnを求める。
次に、操作者は、図2(a)〜(d)を用いて前述した第1のフィルタZFC1〜第4のフィルタZFC4の中から所望のフィルタ形状のフィルタを選択し、その入力を行う。なお、この第1のモードにおいて、フィルタ形状の入力が省略された場合、システム制御部14は、例えば「第1のフィルタZFC1」を自動的に選択して処理するようになっている。
次に、システム制御部14は、図4(a)〜(c)に示すように基本スライス幅LT、ヘリカルピッチLP及びスキャン時間Ltを検出すると、以下の式に基づいて、C(T、P、t)が最大になる条件を検出する。なお、以下の式中「wT、wp、wt」は、基本スライス幅、ヘリカルピッチ及びスキャン時間の各条件の所定の重み付け値を示し、各条件はその重要度に応じて重み付けされるようになっている。
C(T、P、t)=wT×Lt+wp×Lp+wt×Lt
システム制御部14は、C(T、P、t)が最大になる条件を検出し、この条件に基づいて撮影画像の撮影を行うように各部を制御する。
次に、スキャンパラメータ及び再構成パラメータの第3の入力方法は、いわば前述の第1、第2の入力方法の中間の入力方法であり、操作者が固定したいパラメータだけを手動で入力或いは選択する入力方法である。
この第3の入力方法で各パラメータの入力を行う場合、操作者は、図1に示す操作部13を操作して、例えばスキャン時間tを10秒に、スキャン回数を3回に、実効スライス厚ITを5mmのスライス画像等のように所望のパラメータを入力する。システム制御部14は、このように操作者が所望するパラメータの入力が行われると、この入力された各パラメータ以外のパラメータを、前述の第2の入力方法と同様に自動的に設定し、この設定した条件に基づいて撮影画像の撮影を行うように各部を制御する。なお、前記第1〜第3のモード(パーシャルフリーモード〜標準スキャンモード)のうち所望のモードが設定されない場合には、システム制御部14は、第3のモード(標準スキャンモード)を自動的に選択するようになっている。
次に、操作者は、このようなスキャンパラメータ及び再構成パラメータ(及び管電圧、管電流、視野サイズ)の各パラメータの入力が終了すると、再構成範囲の指定を行う。この再構成範囲の指定は、いわゆるスキャノグラム像に基づいて行うようになっており、具体的には、操作者は、例えば図3に示すようなスキャノグラム像の取り込みを行い、このスキャノグラム像に基づいて操作部13を操作し、同図中太線で示すように画像再構成を行う範囲(再構成範囲)の指定を行う。
当該マルチスライスCT装置には、前記各スキャンモードに応じて、指定された再構成範囲と、これに対応して実際に設定されるスキャン範囲との関係が定式化されて記憶されている。具体的には、システム制御部14は、この再構成範囲の指定がなされると、図3に示すように指定された再構成範囲の前段及び後段に前記選択されたフィルタのフィルタ幅の略半分の幅に相当するスキャン範囲を加えると共に、架台2の1回転分のスキャン範囲を加え、これを全体で実際のスキャン範囲であるデータ収集範囲とする。システム制御部14は、このようにしてデータ収集範囲を決定すると、操作者により撮影の開始が指定されるまで待機状態となる。
なお、前記スキャン範囲の前段及び後段に付加される前記選択されたフィルタのフィルタ幅の略半分の幅に相当するスキャン範囲や、架台2の1回転分のスキャン範囲は、例えば5mm、10mm等の少範囲であるが、図3においては理解を容易とするために、これらの各範囲を広めに図示している。また、システム制御部14は、スキャン開始位置よりも前段で架台2の回転速度や寝台1の移動速度が一定速度となっていること等が必要な場合には、図3に点線で示すように前記データ収集範囲にこのための助走範囲も計算して付加するようになっている。
次に、操作者は、このようにして再構成範囲を指定した後に、操作部13を操作して撮影の開始を指定する。システム制御部14は、この撮影の開始が指定されると、図1に示す架台・寝台制御部7を介して架台2を所定の速度で回転制御し、寝台移動部8を介して被検体の載置された寝台1を架台2の回転軸方向に沿って被検体の頭側から足側にかけて移動制御(ヘッド・トゥ・フット)、或いは被検体の足側から頭側にかけて移動制御(フット・トゥ・ヘッド)すると共に、X線制御部5及び高電圧発生部6を介してX線管3を曝射制御する。これにより、いわゆるヘリカルスキャンにより、X線検出器4により被検体のX線像が螺旋状に取り込まれデータ収集部9に供給されることとなる。
具体的には、図6(a)、(b)にヘリカルピッチPが2.5ピッチ、3.5ピッチの場合におけるヘリカルスキャンの軌跡を、図7(a)、(b)にヘリカルピッチPが4.0ピッチ、4.5ピッチの場合におけるヘリカルスキャンの軌跡をそれぞれ示す。なお、この図6(a)、(b)及び図7(a)、(b)は、フィルタ幅F=基本スライス幅の場合を示し、また、X線検出器4の数字(1〜4)は、第1〜第4の検出器列を示すようになっている。
この図6(a)において、ヘリカルピッチが2.5ピッチの場合は、まず、1回転目で、図中細線の矢印で示すように前述のように決定されたスキャン範囲の開始位置から360°分の収集データが収集され、次に2回転目で、図中太線の矢印で示すように1回転目のスキャン開始位置から2.5ピッチ分離れた位置から360°分の収集データが収集され、以後同様に前記決定されたスキャン範囲の終了位置までに、スキャン開始位置を2.5ピッチずつずらしながら収集データの収集が行われる。この場合、前のスキャン位置の後半1.5ピッチ分が次のスキャン時にオーバースキャンされることとなる。
また、図6(b)において、ヘリカルピッチが3.5ピッチの場合は、まず、1回転目で、図中細線の矢印で示すように決定されたスキャン範囲の開始位置から360°分の収集データが収集され、次に2回転目で、図中太線の矢印で示すように1回転目のスキャン開始位置から3.5ピッチ分離れた位置から360°分の収集データが収集され、以後同様に前記決定されたスキャン範囲の終了位置までに、スキャン開始位置を3.5ピッチずつずらしながら収集データの収集が行われる。この場合、前のスキャン位置の後半0.5ピッチ分が次のスキャン時にオーバースキャンされることとなる。
また、図7(a)において、ヘリカルピッチが4.0ピッチの場合は、まず、1回転目で、図中細線の矢印で示すように決定されたスキャン範囲の開始位置から360°分の収集データが収集され、次に2回転目で、図中太線の矢印で示すように1回転目のスキャン終了位置から360°分の収集データが収集され、以後同様に前記決定されたスキャン範囲の終了位置までに、前のスキャン位置と今回のスキャン位置とがオーバースキャンされることなく収集データの収集が行われる。
また、図7(b)において、ヘリカルピッチが4.5ピッチの場合は、まず、1回転目で、図中細線の矢印で示すように決定されたスキャン範囲の開始位置から360°分の収集データが収集され、次に2回転目で、図中太線の矢印で示すように1回転目のスキャン終了位置から0.5ピッチ分離れた位置から360°分の収集データが収集され、以後同様に前記決定されたスキャン範囲の終了位置までに、前のスキャン終了位置から0.5ピッチずつずらしながら収集データの収集が行われる。
データ収集部9は、X線検出器4により取り込まれたX線像を収集し、これを収集データとして補間処理部10に供給する。
前述のようにX線検出器4は、例えば4列分の検出器列を有しており、操作者は、撮影を行う前に前記4列分の検出器列の中から、再構成に用いる収集データに対応するX線像の取り込みを行う検出器列を指定するようになっている。このため、システム制御部14は、補間処理部10に供給された各検出器列に対応する収集データのうち、操作者により指定された検出器列の収集データのみ所定の補間処理を施して出力するように補間処理部10を制御する。
補間処理部10は、例えばいわゆるフィルタ補間法(或いは360°補間法、対向ビーム補間法等)により所定の補間処理を前記収集データに施し、これを画像再構成部11に供給する。画像再構成部11は、前記スキャン範囲から得られた複数回転分の収集データに基づいて、操作者により指定された再構成範囲の断層像を形成(再構成)し、これを表示部12に供給する。これにより、表示部12に、ヘリカルスキャンにより撮影した被検体の所望の部位の断層像を表示することができる。
マルチスライスCT装置では、画像の撮影を行う際に、オーバーサンプリングの考慮、スライス方向のフィルタ処理のフィルタ幅の考慮及び基本スライス厚の考慮等が必要となるのであるが、当該第1の実施の形態のマルチスライスCT装置は、操作者により指定された再構成範囲と実際のスキャン範囲との相互関係が定式化されており、これをスキャンモード毎に検出するようになっている。このため、必要十分な被曝量及び撮影時間により画像の撮影を行うことができる。
ここで、システム制御部14は、断層像と共に、その断層像を撮影した際の再構成パラメータ及びスキャンパラメータを表示部12に表示制御するようになっている。
具体的には、図8に示すように被検者の名前(Name)、撮影ポジション(Position)、撮影の日付、管電圧及び1秒間の管電流(KV/mAs)、ヘリカルピッチ(P)、実効管電流及び管電流(mAse/mA)、実効スライス厚及び基本スライス厚(Te/T)、フィルタ形状及びフィルタ幅(FS/FW)、スキャン時間(例えば1.0s)、スキャン回数、再構成関数及びFOVサイズ等が表示される。
このように表示される各パラメータのうち、ヘリカルピッチ(P)、実効管電流及び管電流(mAse/mA)、実効スライス厚及び基本スライス厚(Te/T)、フィルタ形状及びフィルタ幅(FS/FW)がマルチスライスCT装置特有のパラメータとなっている。
なお、前述のようにX線検出器4は、4列の検出器列を有する。このため、システム制御部14は、実効管電流(mAse)を表示する際に、ヘリカルピッチを「P」、管電流を「mA」、回転速度を「s」として「mAse=4/P×mA×s」の演算式を用いて実効管電流を算出して表示するようになっている。
マルチスライスCT装置は、スキャンモードによっては、ある断面をオーバーラップしてスキャンする場合があり、実際の画像の実効管電流はオーバーラップの度合いに応じて変化する。このため、同じ撮影画像を再スキャンにより得ることは困難なのであるが、このように、撮影画像と共にその撮影画像のパラメータを表示することにより、再構成した画像を観察しながら画像の収集条件を知ることができ、他の画像との対応付けを容易とすることができると共に、観察中の画像と同じ条件での再スキャンを行うことを可能とすることができる。
次に、最初に指定した再構成範囲外の撮影画像を得たい場合がある。この場合、操作者は、操作部13を操作してその旨の指示を行う。この操作者の指示により指定された範囲が、最初に指定した再構成範囲外で、かつ、この最初に指定した再構成範囲にフィルタ幅の半分の幅を加えた範囲内であった場合、システム制御部14は、初期に指示された範囲外である旨のメッセージを表示部12に表示制御すると共に、フィルタ幅を薄くして再構成を行うか否かのメッセージを表示部12に表示制御する。
操作者は、フィルタ幅を薄くして再構成を行ってよい場合は、操作部13を操作して実行を指示する。システム制御部14は、操作者より実行の指示がなされると、フィルタ幅を薄くして前記再構成範囲外の画像の撮影を実行制御する。そして、これにより得られた補間データに基づいて画像を再構成し表示部12に表示制御すると共に、この画像はフィルタ幅が薄い旨を示すメッセージを表示部12に表示制御する(図6(a)、(b)、図7(a)、(b)参照)。
また、この操作者の指示により指定された範囲が、最初に指定した再構成範囲にフィルタ幅の半分の幅を加えた範囲外で、かつ、この範囲の前後に架台2の1回転分の範囲を加えた範囲内であった場合、システム制御部14は、初期に指示された範囲の大幅に外側である旨のメッセージを表示部12に表示制御すると共に、粗いピッチの収集データで再構成を行うか否かのメッセージを表示部12に表示制御する。
操作者は、粗いピッチの収集データで再構成を行ってよい場合は、操作部13を操作して実行を指示する。システム制御部14は、操作者より実行の指示がなされると、この近傍のデータを内挿或いは外挿で補間して補間データを得、これに基づいて画像を再構成し表示部12に表示制御すると共に、この画像は粗いピッチのデータで再構成した旨のメッセージを表示部12に表示制御する(図6(a)、(b)、図7(a)、(b)参照)。
これにより、予め設定した再構成範囲の外側や厚いフィルタ幅の場合でも最良の撮影画像を再構成することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態のX線CT装置の説明をする。
図12(b)を用いて説明したように、ヘリカルスキャンを行うと、スキャン開始時点と終了時点とで再構成に使うことができないデータを収集する余計な被曝があり、マルチスライスCT装置やコーンビームCT装置の場合、これがシングルスライスCT装置に比べ大きくなる。当該第2の実施の形態のX線CT装置は、この余計な被曝の低減を図ったものである。
なお、当該第2の実施の形態のX線CT装置は、この点のみが第1の実施の形態のマルチスライスCT装置と異なるため、以下、この差異のみ説明し重複説明を省略することとする。
すなわち、この第2の実施の形態のX線CT装置は、図9に示すようにX線管3から曝射されたX線を所定分遮蔽するプリコリメータ20を有している。このプリコリメータ20は、架台2の回転軸方向に開幅する第1、第2のプリコリメータ片20a、20bを有しており、各プリコリメータ片20a、20bは、それぞれ独立に開幅制御されるようになっている。
このようなX線CT装置は、非スキャン時にはシステム制御部14により前記各プリコリメータ片20a、20bが、図9(a)に示すようになっている。
スキャンが開始時されると、システム制御部14は、図9(a)に示すように架台2の1回転目の回転角が0°のときには、X線検出器4の第1の検出器列4aでのみX線像が取り込まれるように、第2のプリコリメータ片20bを開幅制御する。また、システム制御部14は、架台2の1回転目の回転角が90°のときは、図9(b)に示すようにX線検出器4の第1、第2の検出器列4a、4bでX線像が取り込まれるように、第2のプリコリメータ片20bを開幅制御する。また、システム制御部14は、架台2の1回転目の回転角が180°のときは、図9(c)に示すようにX線検出器4の第1〜第3の検出器列4a〜4cでX線像が取り込まれるように、第1、第2のプリコリメータ片20a、20bを開幅制御する。そして、システム制御部14は、架台2の1回転目の回転角270°以降は、図9(d)に示すようにX線検出器4の第1〜第4の検出器列4a〜4dでX線像が取り込まれるように、第1、第2のプリコリメータ片20a、20bを開幅制御する。以後、X線検出器4の第1〜第3の検出器列4a〜4cでX線像が取り込まれるように、第1、第2のプリコリメータ片20a、20bが開幅制御された状態で、画像再構成を行う部位のスキャンが行われる。
一方、システム制御部14は、スキャンが終了時における最後の回転時となると、図10(a)に示すようにそれまで全開に開幅制御していた各プリコリメータ片20a、20bを、架台2の最終回転目の回転角が180°のときには、X線検出器4の第1の検出器列4aに曝射されるX線が遮蔽されるように、第2のプリコリメータ片20bを閉幅制御する。また、システム制御部14は、架台2の最終回転目の回転角が270°のときは、図10(b)に示すようにX線検出器4の第1、第2の検出器列4a、4bに曝射されるX線が遮蔽されるように、第2のプリコリメータ片20bを閉幅制御する。また、システム制御部14は、架台2の最終回転目の回転角が360°(0°)のときは、図10(c)に示すようにX線検出器4の第1〜第3の検出器列4a〜4cに曝射されるX線が遮蔽されるように、第2のプリコリメータ片20bを閉幅制御する。
このように、当該第2の実施の形態のX線CT装置は、システム制御部14が、スキャン開始時においては、架台2の1回転目の回転角に応じて、被検体に対するX線の曝射範囲を徐々に広げるように各プリコリメータ片20a、20bを開幅制御し、スキャン終了時においては、架台2の最終回転目の回転角に応じて、被検体に対するX線の曝射範囲を徐々に狭めるように各プリコリメータ片20a、20bを閉幅制御する。これにより、図15(b)に示すスキャン開始時の助走期間及びスキャン終了時における被検体の無駄な被曝を低減することができる他、上述の第1の実施の形態のマルチスライスCT装置と同じ効果を得ることができる。
なお、図15(b)に示す無駄な被曝の領域は、スキャンパラメータ及び再構成パラメータに基づいてシステム制御部14が決定するようになっている。また、前述の粗いサンプリングによる補間を行わない場合には、操作者により指定された再構成範囲外のデータを全てカットするようにしてもよい。
次に、以上は、マルチスライスCT装置における余計なX線の遮蔽制御の説明であったが、このような遮蔽制御は、体軸方向(Z方向)に広がりを持ったX線の曝射を行うコーンビームCT装置においても同様に行うことができる。
この場合、システム制御部14は、図11に示すように1回転目〜4回転目におけるスキャンで被検体の画像再構成を行う部位の撮影を行うものとすると、最初の1回転目のスキャン時に、画像再構成に寄与しない部位に対するX線の曝射を第1のプリコリメータ片20aで遮蔽し、2回転目及び3回転目のスキャンでは各プリコリメータ片20a、20bを全開に開幅制御し、最終の4回転目のスキャン時に、画像再構成に寄与しない部位に対するX線の曝射を第2のプリコリメータ片20bで遮蔽するように該各プリコリメータ片20a、20bを開閉制御する。なお、図11中、点PはX線管の焦点を示す。
図12(a)〜(d)は、1回転目〜4回転目における各プリコリメータ片20a、20bの位置関係を示している。この図からわかるように、システム制御部14は、1回転目には第1のプリコリメータ片20aを閉幅制御して第2のプリコリメータ片20bを開幅制御する。また、2回転目及び3回転目には各プリコリメータ片20a、20bをそれぞれ開幅制御し、4回転目には第2のプリコリメータ片20bを閉幅制御する。これにより、コーンビームCT装置においても、上述と同様にスキャン開始時の助走期間及びスキャン終了時における被検体の無駄な被曝を低減することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態のマルチスライスCT装置の説明をする。
上述の第1の実施の形態のマルチスライスCT装置は、その収集データを収集した検出器列で定義することとしたが、この第3の実施の形態のマルチスライスCT装置は、その収集データを収集したときのビュー角度、焦点角度、レイ角度、検出器チャンネル番号、検出器列のZ座標で定義するようにしたものである。
すなわち、検出器列を列番号ではなくZ座標で定義するようにしたものであり、Z座標に基づいた論理によって補間するデータを選択し、その重みを決定するようになっている。
なお、当該第3の実施の形態のマルチスライスCT装置は、この点のみが第1の実施の形態のマルチスライスCT装置と異なるため、以下、この差異のみ説明し重複説明を省略することとする。
具体的には、当該第3の実施の形態のマルチスライスCT装置のシステム制御部14は、検出器列番号を「k」、正規化したヘリカルピッチを「P」、基本スライス幅を「T」、ビュー角度を「φ」として以下の演算式に基づいてZ座標(k、φ)を検出する。
Z(k、φ)=P×T×φ÷360+Z(k、0)
さらに具体的には、このZ座標の演算プログラムは、一例として以下のようになっており、ビュー角度毎及びレイ角度毎に実行するようになっている。
Z0:再構成面のZ座標
Z(k、φ):データDiのZ座標
doi=1、n
if(Z(k、φ)≧Z0)
if(Z(k、φ)≦The−other−data)Upper=Di
elseif(Z(k、φ)<Z0)
if(Z(k、φ)>The−other−data)Lower=Di
endif
end do
或いは、当該第3の実施の形態のマルチスライスCT装置のシステム制御部14は、ビュー角φのときの第N番目のデータのZ座標を「Z(N、φ)」、ビュー角φのときの第m番目の焦点のZ座標を「Zs(m、φ)」、第m回転を「m」、検出器列番号を「k」、正規化したヘリカルピッチを「P」、基本スライス幅を「T」、ビュー角度を「φ」として以下の演算式に基づいてZ座標(N、φ)を検出する。
Z(N、φ)=Z(k−1)×m+j、φ)
=P×T×φ÷360+Zs(m、φ)+「j−(k+1)/2」×T
(最大値は、検出器列数×スキャン回転数)このZ座標の演算プログラムは、一例として以下のようになっており、ビュー角度毎及びレイ角度毎に実行するようになっている。
Z0:再構成面のZ座標
Z(N、φ):第N番目のデータDiのZ座標
doi=1、n
if(Z(N、φ)≧Z0)
if(Z(N、φ)≦The−other−data)Upper=Di
elseif(Z(N、φ)<Z0)
if(Z(N、φ)>The−other−data)Lower=Di
endif
end do
このようにシステム制御部14は、データをデータ収集時のビュー角度(焦点角度)、レイ角度(検出器チャンネル番号)及びZ座標で定義する。そして、ファンビーム再構成のための補間では、この3条件に加えてデータの選択と補間の重み決定を行う。
また、コーンビーム再構成(3次元再構成)を行う場合には、データの定義にZ座標を加え、「データを収集したときのビュー角度或いは焦点角度、レイ角度或いは検出器チャンネル番号、(検出器列のZ座標と焦点のZ座標)或いは(焦点のZ座標と検出器列の相対的Z座標)」で定義し、前述と同様に補間に用いるデータを選択し、重みを決定する。
当該マルチスライスCT装置では、被検体の頭側から足側にかけて寝台1を移動制御して撮影を行うモード(ヘッド・トゥ・フット)と、被検体の足側から頭側にかけて寝台1を移動制御して撮影を行うモード(フット・トゥ・ヘッド)との2つの撮影モードを有するのであるが、このようにデータを、データ収集時のビュー角度(焦点角度)、レイ角度(検出器チャンネル番号)及びZ座標で定義することにより、前記各撮影モード毎の2種類のソフトウェア及びハードウェアを必要とすることなく、各撮影モード共1種類のソフトウェア及びハードウェアで対応することができ、寝台1の送り方向に拘わらず適切なデータ選択等を行うことができる他、上述の各実施の形態のマルチスライスCT装置と同じ効果を得ることができる。
次に、本発明の第4の実施の形態のマルチスライスCT装置の説明をする。
上述の第1の実施の形態のマルチスライスCT装置は、その収集データを収集した検出器列で定義することとしたが、この第4の実施の形態のマルチスライスCT装置は、スキャン開始側から何列目の検出器で収集データであるかでその収集データを定義するようにしたものである。すなわち、検出器列を絶対番号ではなく相対番号で番号付けしたものである。
なお、当該第4の実施の形態のマルチスライスCT装置は、この点のみが第1の実施の形態のマルチスライスCT装置と異なるため、以下、この差異のみ説明し重複説明を省略することとする。
ヘリカルスキャン時に前述のヘッド・トゥ・フットにより寝台1を移動制御した場合、図13(a)に示すようにスキャン開始位置から当該移動方向に並設されたX線検出器4の第1〜第4の検出器列4a〜4dにより順にデータの収集が行われるのであるが、フット・トゥ・ヘッドにより寝台1を移動制御した場合は、この逆に、同図(b)に示すようにスキャン開始位置から当該移動方向と反対の方向に並設されたX線検出器4の第4〜第1の検出器列4d〜4aにより順にデータの収集が行われるようになる。このため、そのデータを、収集した検出器列の絶対番号で定義すると、その処理のために2種類のソフトウェア及びハードウェアが必要となる。
このため、当該マルチスライスCT装置は、ヘッド・トゥ・フット或いはフット・トゥ・ヘッドのいずれの場合でも、システム制御部14が、スキャン開始位置の検出器列を第1の検出器列として相対番号で位置付けして処理を行う。
すなわち、図13(c)は、当該マルチスライスCT装置のフット・トゥ・ヘッドの場合を示しているのであるが、この場合、同図(b)と比較してわかるように、システム制御部14は、スキャン開始位置の第4の検出器列を第1の検出器列としてそのデータの処理を行う。
具体的には、システム制御部14は、図1に示す補間処理部10での補間の際に、そのデータに対してアクセスするためのデータアドレスとして、スライス位置に対応した相対番号を割り付ける。すなわち、再構成データは、図示しないハードディスク等の記憶手段に記憶されるのであるが、この記憶の際は、各検出器列4a〜4d順に記憶し、この読み出しの際に各データの相対番号でデータ処理を行う。
或いは、そのデータの収集位置とデータアドレスとを対応付ける変換テーブルを設け、補間プログラムは、収集位置に基づいて所望のデータを要求し、前記変換テーブルが該所望のデータのデータアドレスを発生し、これを記憶手段から読み込むようにしてもよい。
また、ヘッド・トゥ・フット又はフット・トゥ・ヘッドの寝台送り方向に応じた2種類の補間プログラムを設け、ヘリカルスキャン時の送り方向に対応した方の補間プログラムを選択して補間処理するようにしてもよい。
これにより、画像再構成部11のアドレス発生操作のみで、ヘッド・トゥ・フットによるデータ収集或いはフット・トゥ・ヘッドによるデータ収集のいずれにも1種類のソフトウェア及びハードウェアで対応することができると共に、データの高速処理を可能とすることができる。
次に、本発明の第5の実施の形態のマルチスライスCT装置の説明をする。
上述の第4の実施の形態のマルチスライスCT装置では、各検出器列の絶対番号のかたちで記憶手段に一旦記憶した再構成データを、読み出しの際に各検出器列の相対番号でデータ処理を行うものであったが、この第5の実施の形態のマルチスライスCT装置は、再構成データを記憶手段に記憶する段階で各検出器列の相対番号のかたちで記憶するようにしたものである。
すなわち、この第5の実施の形態のマルチスライスCT装置は、システム制御部14が、データの記憶時にスキャン開始側からスキャン終了側の検出器列で収集したデータの順番(アドレス)で該各データを記憶するように記憶手段を記憶制御する。
そして、この記憶手段に記憶されたデータを、スキャン開始側からスキャン終了側の検出器列で収集したデータの順番で出力する。
これにより、記憶手段へのデータ記憶時のアドレス発生操作のみで、ヘッド・トゥ・フットによるデータ収集或いはフット・トゥ・ヘッドによるデータ収集のいずれにも1種類のソフトウェア及びハードウェアで対応することができると共に、データの高速処理を可能とすることができる。
最後に、上述の各実施の形態は本発明のほんの一例である。このため、本発明は、上述の各実施の形態に限定されることはなく、例えばヘリカルスキャンを行う際に固定された架台2に対して寝台1が移動することとしたが、これは、固定された寝台1に対して架台2が移動するようにしてもよく、この他、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明に係るX線CT装置を適用した第1の実施の形態のマルチスライスCT装置のブロック図である。 前記第1の実施の形態のマルチスライスCT装置で選択可能なフィルタ形状を示す図である。 前記第1の実施の形態のマルチスライスCT装置で操作者により指定される再構成範囲と実際のスキャン範囲との関係を示す図である。 前記第1の実施の形態のマルチスライスCT装置で設定される各パラメータを示す図である。 前記第1の実施の形態のマルチスライスCT装置で設定される各パラメータを示す図である。 前記第1の実施の形態のマルチスライスCT装置のヘリカルピッチが2.5及び3.5の場合のスキャン状態を示す図である。 前記第1の実施の形態のマルチスライスCT装置のヘリカルピッチが4.0及び3.5の場合のスキャン状態を示す図である。 前記第1の実施の形態のマルチスライスCT装置において、表示部に表示されるマルチスライスCT装置特有のパラメータを示す図である。 本発明に係るX線CT装置を適用した第2の実施の形態のX線CT装置のスキャン開始時(助走期間)における被曝低減動作を説明するための図である。 前記第2の実施の形態のX線CT装置のスキャン終了時における被曝低減動作を説明するための図である。 コーンビームCT装置のスキャン開始時(助走期間)及びスキャン終了時における被曝低減動作を説明するための図である。 前記コーンビームCT装置の被曝低減動作における第1、第2のプリコリメータの位置関係を説明するための図である。 本発明に係るX線CT装置を適用した第3の実施の形態のマルチスライスCT装置における収集データの検出器列の相対番号でのデータ処理を説明するための図である。 シングルスライスCT装置の断層像と共に表示される各パラメータを示す図である。 シングルスライスCT装置とマルチスライスCT装置におけるヘリカルスキャン開始時の余計な被曝量の差を説明するための図である。
符号の説明
1…寝台、2…架台、3…X線管、4…マルチスライス用のX線検出器
5…X線制御部、6…高電圧発生部、7…架台・寝台制御部、8…寝台移動部
9…データ収集部、10…補間処置部、11…画像再構成部、12…表示部
13…操作部、14…システム制御部

Claims (5)

  1. 寝台に載置された被検体に対してX線を曝射するX線発生手段と、このX線の曝射により形成されたX線像を検出器列で検出するX線検出手段とを架台に対向配置し、前記寝台或いは架台を回転軸方向に相対的に移動制御すると共に、架台を回転させながらX線の曝射を行うことにより被検体の所望の部位の撮影を行うX線CT装置において、
    前記X線発生手段から曝射されるX線を遮蔽する遮蔽手段と、
    ヘリカルスキャンのスキャン開始時、及び/又は、スキャン終了時における一回転の際に、回転角度に応じて前記遮蔽手段を移動させて、画像再構成に用いられない領域のX線を遮蔽するように前記遮蔽手段を制御する制御手段とを有することを特徴とするX線CT装置。
  2. 前記遮蔽手段は、回転軸方向に沿った第1の方向に移動する第1の遮蔽片と、前記第1の方向と反対の第2の方向に移動する第2の遮蔽片とを有し、
    前記各遮蔽片は、前記制御手段によりそれぞれ独立に移動制御可能となっていることを特徴とする請求項1記載のX線CT装置。
  3. 前記制御手段は、スキャン開始時における画像再構成に用いられない領域、及び/又は、スキャン終了時における画像再構成に用いられない領域のX線を遮蔽するように前記遮蔽手段を制御することを特徴とする請求項2記載のX線CT装置。
  4. 前記制御手段は、ヘリカルスキャンのスキャン開始時には、スキャンに使用する検出器列のうち画像を再構成する範囲に近いほうの前記検出器列のみにX線が照射されるように前記遮蔽手段を制御し、その後の一回転の間に、スキャンに使用するすべての検出器列にX線が照射されるように前記遮蔽手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  5. 前記制御手段は、ヘリカルスキャンのスキャン終了の一回転前には、スキャンに使用するすべての検出器列にX線が照射されるように前記遮蔽手段を制御し、スキャン終了時にはスキャンに使用する検出器列のうち画像を再構成する範囲に近いほうの前記検出器列のみにX線が照射されるように前記遮蔽手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
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