JP4345722B2 - 動体追跡制御装置、動体追跡システム、動体追跡制御方法及びプログラム - Google Patents
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Description
また、発明の他の形態は、当該機能を実現する方法及びプログラムに関する。
撮像方向が固定の監視カメラでも、動体検知処理(例えば、C.Stuffer, W.E.L Grimson, ”Adaptive background mixture models for
real-time tracking”)の適用により、侵入者の検知と追跡を実現できる。
そこで、撮像方向を可動できる方式の監視システムが用いられる。可動式の監視システムは、旋回用の雲台上に監視カメラを搭載し、追跡範囲を撮像範囲以上に拡大する。すなわち、侵入者の移動に応じて監視カメラを旋回し、侵入者を継続的に撮像範囲内に収めることができる。
動体検出フェーズは、監視カメラを静止させた状態で前述した動体検知処理を実行し、追跡対象とする動体を検出する処理フェーズである。動体が検出されると、動体追跡フェーズに移行し、撮像カメラを旋回させながら動体を追跡する。動体追跡フェーズには、監視カメラの旋回中も動体を検知できる手法を用いる。そして、動体の追跡が終了すると撮像カメラを静止させ、再び動体検知フェーズに戻る。
1つの問題は、処理時間の問題である。この検知手法の場合、追跡対象だけでなくその周辺領域についても移動ベクトルを求める必要がある。しかも、追跡対象の面積が大きくなると、追跡対象の周辺により多くの移動ベクトルを求める必要があり、処理時間が増大する。
もう一つの問題は、図2に示すように追跡対象の近くに別の動体が存在した場合、決定処理が不安定になることである。
(A)技術1
(a1)撮像装置で撮像された画像上の動体領域を特定する処理機能
(a2)特定された動体領域上に複数個の計算点を配置する処理機能
(a3)計算点について一群の局所移動ベクトルを算出する処理機能
(a4)一群の局所移動ベクトルに基づいて動体移動ベクトルを導出する処理機能
(a5)動体移動ベクトルと同じ又は類似する局所移動ベクトルが得られた一群の計算点については、各計算点を動体移動ベクトルだけ移動した位置を局所移動ベクトルの計算用に継続使用し、動体移動ベクトルと異なる局所移動ベクトルが得られた計算点については、継続使用される計算点のいずれかの近傍位置に新たに再配置する処理機能
(a6)動体移動ベクトルに応じて、撮像装置を搭載する可動機構を制御する処理機能
(b1)撮像装置で撮像された画像上の動体領域又はサーバーから読み出された画像上の動体領域を特定する処理機能
(b2)特定された動体領域上に複数個の計算点を配置する処理機能
(b3)計算点について一群の局所移動ベクトルを算出する処理機能
(b4)一群の局所移動ベクトルに基づいて動体移動ベクトルを導出する処理機能
(b5)動体移動ベクトルと同じ又は類似する局所移動ベクトルが得られた一群の計算点については、各計算点を動体移動ベクトルだけ移動した位置を局所移動ベクトルの計算用に継続使用し、動体移動ベクトルと異なる局所移動ベクトルが得られた計算点については、継続使用される計算点のいずれかの近傍位置に新たに再配置する処理機能
(b6)動体移動ベクトルに応じて、画像から抽出する領域を移動制御する処理機能
また、局所移動ベクトルの計算は、動体領域上に配置された計算点についてのみ継続されるため、追跡中の動体の近傍に他の動体が接近した場合でも、他の動体の影響を受けずに局所移動ベクトルの計算を継続することができる。これにより、安定した動体の追跡処理を実現できる。
なお、本明細書で特に図示又は記載されない部分には、当該技術分野の周知又は公知技術を適用する。
また以下に説明する形態例は、発明の一つの形態例であって、これらに限定されるものではない。
(A−1)動体追跡システムの全体構成
図3に、発明に係る技術を適用する動体追跡システムの構成例を示す。この動体追跡システム1は、旋回台3に搭載した撮像装置5に動体追跡制御装置を内蔵するシステム例に対応する。なお、旋回台3と撮像装置5は一体構成でも、着脱可能な構成でも良い。
Semiconductor)センサ で構成される撮像素子と光学レンズその他で構成される。
なお、旋回台3は、搭載した撮像装置5の撮像方向を水平方向に駆動できる可動機構の一種である。
図4に、動体追跡制御装置9の機能構成例を示す。
動体追跡制御装置9は、動体検知部11、計算点配置部13、局所移動ベクトル算出部15、動体移動ベクトル導出部17、計算点更新部19、撮像方向駆動制御部21の各機能部で構成される。
動体検知部11は、撮像部5で撮像された画像上の動体領域を検出する処理機能である。この動体検知は、例えば撮像方向を固定した状態で撮像された2つの画像の比較により行う。動体検知部11は、特許請求の範囲における動体特定部の一例である。
図5に、計算点(黒丸で示す。)の配置例を示す。なお、図5は、動体が人の場合である。
一般には、動体領域上に配置された各算出点について算出される局所移動ベクトルは、ほぼ同じ値を採る。
そこで、動体移動ベクトル導出部17において、各算出点について算出された全ての局所移動ベクトルから動体全体の移動を表す動体移動ベクトルを導出する。
具体的には、動体移動ベクトルと同じ又は類似する局所移動ベクトルが得られた一群の計算点については、各計算点を前記動体移動ベクトルだけ移動した位置を計算点に更新する。ベクトルの類似判定には、既知の各種の手法を適用する。例えば、2つのベクトルの方向(ベクトル同士の間に生じる角度)で判定する。また例えば、2つのベクトルの方向と長さそれぞれについての乖離度で判定する。
ここでは図7を用い、計算点の再配置を説明する。なお、図7では、説明の都合上、計算点を2つだけ表している。
図7(A)は、ある時点に計算点P1、P2について算出された局所移動ベクトル例を示す。
図7(B)は、計算点P2を継続計算点P1の近傍位置に再配置する例を示す。この例では、説明の都合上、継続計算点P1の近傍に再配置するが、他に存在する継続計算点のいずれかの近傍に再配置すれば良い。図中破線で囲んだ領域は、継続計算点P1の近傍範囲を示す。
図8に、動体の移動に応じた撮像方向の追跡イメージを示す。
続いて、動体追跡制御装置9による追跡動作をプログラム制御の観点から説明する。勿論、動体追跡制御装置9の処理動作も同様の手順により実行される。
図9に、プログラムの制御手順例を示す。
プログラムは、まず動作フェーズを判定する(S1)。ここでは、動体検知フェーズか、動体追跡フェーズかを判定する。
なお、初期状態では動体検知フェーズが判定される。
動体検知処理が終了すると、プログラムは、動作フェーズを動体追跡フェーズに更新すると共に、検出された動体領域上に局所移動ベクトルを計算する計算点を配置する(S4、S5)。
続いて、プログラムは、算出された一群の局所移動ベクトルに基づいて動体移動ベクトルを導出する(S7)。前述したように、頻度分布や平均値として動体移動ベクトルを導出する。
図10に、表示例を示す。図10は、時点t1〜t4までの4つの撮像画面に対する局所移動ベクトルの算出の様子を示す。図中左側は、動体追跡が無い場合の撮像画面例である。図中右側は、動体追跡がある場合の撮像画面例である。
なお、終了判定は、撮像状態や機械的な限界だけでなく追跡時間に基づいて行うこともできる。例えば、動体追跡フェーズの開始から一定時間が経過した場合に追跡動作を終了する方法を用いても良い。また、前述した撮像状態や機械的な限界と追跡時間の両方の組み合わせ結果に基づいて追跡の継続か終了かを判定しても良い。
終了判定において肯定結果が得られた場合、プログラムは、動作フェーズを動体検知フェーズに移行して、再び動作フェーズを判定するステップに戻る(S11)。
以上のように、この形態例に係る動体追跡システムでは、動体検知フェーズ(撮像方向を固定した状態)で検知した動体領域上の計算点の位置を動体の移動に応じて更新する手法を採用したことにより、動体追跡フェーズ中も従来手法に比して少ない演算量で動体の追跡を実現することができる。
図11に、従来技術と形態例との演算量の違いを模式的に示す。図11は、時点t1〜t4までの4つの撮像画面に対する局所移動ベクトルの算出の様子を示す。
加えて、動体追跡手法では、算出点を繰り返し再利用するため、周囲に他の動体が存在する場合にもその影響を受け難くできる。
従来手法であれば、動体追跡中は、追跡対象の周辺領域についても局所移動ベクトルを算出する。このため、右側の人の動体移動ベクトルを算出する際、左側の人の局所移動ベクトルが影響する。
しかし、形態例に係る手法では、追跡動作中も右側の人の上に配置した計算点だけを用いて追跡処理を実行する。このため、追跡対象とする人の左側に他の人が近づいた場合にも、右側の人の追跡を安定して継続できる。
形態例1では、検出された動体移動ベクトルに基づいて撮像装置の旋回のみを制御する場合について説明した。
しかし、動体追跡システムを侵入者の監視に用いる場合、最初に動体を検出する場合(動体検知モード)では、広範囲を監視するために撮像装置のレンズを広角に設定する場合が多い。その一方で、検知した侵入者を追跡する場合には、侵入者の詳細を捉える必要がある。この場合、撮像装置のレンズをズームインさせ、侵入者をより大きく映す必要がある。
例えば、図13に示す場合である。図13は、時点t1〜t4の間に侵入者が画面奥方向に移動する場合の撮像画像の変化を示す。図中左側は、ズーム無しで撮像した侵入者の撮像画像である。時間の経過に伴って被写体の面積が小さくなっている。一方、図中右側は、ズーム調整後の侵入者の撮像画像である。ズーム調整により被写体の大きさに変化はない。
ズームの調整機能を搭載する撮像装置の場合、一群の計算点について算出される局所移動ベクトルには、平行移動成分だけで無く、拡大・縮小成分も発生する。そこで、この形態例では、動体追跡中のズーム調整に対応した動体移動ベクトル(局所移動ベクトル)を安定して算出できる仕組みについて説明する。
この形態例の場合も、動体追跡システムの基本構成は図3と同じである。この形態例に特有の構成は、動体追跡制御装置9にレンズのズームを調整する機能を搭載する点である。
図14に、動体追跡制御装置9の機能構成例を示す。なお図14には、図4との対応部分に同一符号を付して示す。
新規の構成部分は、動体移動ベクトル算出部23とズーム制御部25の2つである。なお、ズーム制御部25は、動体移動ベクトルのうち遠近方向に対するベクトル成分に応じて撮像装置5のズームレンズの駆動を制御する処理機能である。
この例の場合、動体移動ベクトル算出部23は、一群の局所移動ベクトルをアフィン変換又は射影変換して動体移動ベクトルを算出する。
アフィン変換で使用するアフィン変換係数の一例を示す。
x’=a・x+b・y+c
y’=d・x+e・y+f
ここで、局所移動ベクトルfx、fyで表すと、動体移動後の計算点の座標は、(x’,y’)=(x+fx,y+fy) で与えられる。
なお、6つのアフィン変換係数のうち、cとfが平行移動成分であり、a、b、d、eが拡大成分又は縮小成分である。すなわち、アフィン変換係数のうち、cとfが動体移動ベクトルである。
アフィン変換係数の算出方法としては、一群の局所移動ベクトルから最小二乗法などの近似手法を用いれば良い。最小二乗近似法の適用例には、例えば次のものがある。
n個の計算点を与える各々の座標を(x1,y1),(x2,y2),…,(xn,yn)とし、局所移動ベクトルを(fx1,fy1),(fx2,y2),…,(fxn,fyn)とする場合、動体移動後の計算点の座標は、(x1+fx1,y1+fy1),(x2+fx2,y2+fy2),…,(xn+fxn,yn+fyn)となる。
x1 x2 … xn
x1+fx1 x2+fx1 … xn+fxn
A= y1 y2 … yn
B= y1+fy1 y2+fy1 … yn+fyn
1 1 … 1
1
1 …
1
a b c
C= d e f
1 1 1
ここで、これら3つの行列式には、次式(1)の関係が成り立つ。
CA=B
(1)
C=BAT(AAT)-1
(2)
ここで、添え字T は転地行列、-1は逆行列を表す。行列A とB は既知であるので、式(2)を計算することで、行列C 、すなわちアフィン変換係数を求めることができる。
続いて、動体追跡制御装置9による追跡動作をプログラム制御の観点から説明する。勿論、動体追跡制御装置9の処理動作も同様の手順により実行される。
図15に、プログラムの制御手順例を示す。なお、図15には、図9との対応部分に同一符号を付して示す。基本的な動作手順は形態例1と同じである。
動作検知フェーズと判定された場合、プログラムは、撮像方向を固定した状態で動体の検知処理を実行する(S2)。次に、プログラムは、動体の検知処理が終了したか否かを判定する(S3)。動体の検知処理が終了していない間(否定結果が得られている間)、プログラムは、動体検知処理を繰り返し実行する。
動体検知処理が終了すると、プログラムは、動作フェーズを動体追跡フェーズに更新すると共に、検出された動体領域上に局所移動ベクトルを計算する計算点を配置する(S4、S5)。
続いて、プログラムは、算出された一群の局所移動ベクトルに基づいて動体移動ベクトルを導出する(S21)。この際、アフィン変換処理を実行し、動体移動ベクトルを導出する。
この複合動作を繰り返すことで、追跡対象とする動体を適当な大きさのまま画面中央に常に表示できる。
終了判定において否定結果が得られた場合、プログラムは、更新した計算点について局所移動ベクトルを算出する処理に移行する(S6)。
一方、終了判定において肯定結果が得られた場合、プログラムは、動作フェーズを動体検知フェーズに移行し、再び動作フェーズを判定するステップに戻る(S11)。
以上のように、この形態例に係る動体追跡システムでは、ズーム動作を伴う追跡動作中も、少ない計算量で安定した追跡動作を実現できる。
また、この動体追跡システムの場合も、追跡対象である動体の近くにある動体の影響を受けずに追跡動作を実行できる。
また、この動体追跡システムでは、ズーム機能により追跡動作中も被写体を適切な大きさで撮像することができる。
(a)前述の形態例においては、動体移動ベクトルと異なる局所移動ベクトルが計算された計算点については即座に再配置する場合について説明した。
しかし、再配置には一定の猶予期間を設けても良い。例えば個々の計算点にある係数(継続係数)を設定する。この継続係数は、計算点が新規に配置された場合や再配置された場合に予め定めた初期値に設定される。
形態例1や形態例2の場合には、時点t2(図16(B))の時点で、計算点P2は即座に再配置されるが、この例の場合には、時点t3(図16(C))の時点で計算点が再配置される。
また、継続係数には、任意の数値を適用できるが、例えば動体移動ベクトルと同じか類似すると判定された回数を用いても良い。
しかし、動体追跡制御部9は、必ずしも撮像装置5に内蔵される必要はない。図17に他のシステム例を示す。
図17(B)も、動体追跡制御部(装置)9を撮像装置5と分離する構成の動体追跡システム例33を示す。ただし、ネットワーク35経由で接続する例である。
しかし、撮像装置を画面の上下方向に旋回する構成としても良い。
(d)前述の形態例では、画面上の動体領域を既知の動体検知処理を用いて検出する場合について説明した。しかし、追跡対象とする動体の初期指定は、作業者がポインティングツールを用いて指定する手法を採用しても良い。
(e)前述の形態例では、動体追跡システムとして監視システムを例に説明したが、応用システムはこれに限らない。例えば講演の記録、授業の記録、説明会の記録その他の動体を自動的に追跡して記録又は配信するシステムに広く応用できる。
しかし、撮像装置の撮像方向は固定のまま、特定の動体を追跡して撮像画像の一部の領域を抽出する場合にも適用できる。
図18に、撮像画面の一部の領域を抽出する方式の動体追跡システムの構成例を示す。ない、図18には、図3との対応部分に同一符号を付して示している。
ところで、これらの動体追跡システムの場合、背景画像に移動ベクトル成分が含まれる場合と移動ベクトル成分が含まれない場合とがある。
以下、これらの動体追跡システムに使用する動体追跡制御部の構成例と処理手順例を簡単に説明する。
動体追跡制御装置45は、動体検知部11、計算点配置部13、局所移動ベクトル算出部15、動体移動ベクトル導出部17、計算点更新部19、抽出領域移動制御部51の各機能部で構成される。新規な構成は、抽出領域移動制御部51の部分である。この抽出領域移動制御部51は、動体が抽出されるように、画像から抽出する領域を動体移動ベクトルに応じて移動制御する処理機能に対応する。動体移動ベクトルに応じて抽出領域を移動する点が前例との違いである。
(h)前述の形態例には、発明の趣旨の範囲内で様々な変形例が考えられる。また、本明細書の記載に基づいて創作される又は組み合わせられる各種の変形例及び応用例も考えられる。
9、45 動体追跡制御部
11 動体検知部
13 計算点配置部
15 局所移動ベクトル算出部
17、23 動体移動ベクトル導出部
19 計算点更新部
21 撮像方向駆動制御部
25 ズーム制御部
47 領域抽出部
51 抽出領域移動制御部
Claims (20)
- 撮像装置で撮像された画像上の動体領域を特定する動体特定部と、
特定された動体領域上に複数個の計算点を配置する計算点配置部と、
前記計算点について一群の局所移動ベクトルを算出する局所移動ベクトル算出部と、
前記一群の局所移動ベクトルに基づいて動体移動ベクトルを導出する動体移動ベクトル導出部と、
前記動体移動ベクトルと同じ又は類似する局所移動ベクトルが得られた一群の計算点については、各計算点を前記動体移動ベクトルだけ移動した位置を局所移動ベクトルの計算用に継続使用し、前記動体移動ベクトルと異なる局所移動ベクトルが得られた計算点については、継続使用される計算点のいずれかの近傍位置に新たに再配置する計算点更新部と、
前記動体移動ベクトルに応じて、撮像装置を搭載する可動機構を制御する撮像方向駆動制御部と
を有することを特徴とする動体追跡制御装置。 - 請求項1に記載の動体追跡制御装置において、
前記計算点配置部は、前記計算点を動体領域全体にランダムに配置する
ことを特徴とする動体追跡制御装置。 - 請求項1に記載の動体追跡制御装置において、
前記計算点配置部は、前記計算点を動体領域に均等に配置する
ことを特徴とする動体追跡制御装置。 - 請求項1に記載の動体追跡制御装置において、
前記計算点配置部は、前記計算点を動体領域内の特徴点付近に配置する
ことを特徴とする動体追跡制御装置。 - 請求項1に記載の動体追跡制御装置において、
前記動体移動ベクトル導出部は、一群の局所移動ベクトルのうち最も頻度の高い値を動体移動ベクトルに決定する
ことを特徴とする動体追跡制御装置。 - 請求項1に記載の動体追跡制御装置において、
前記動体移動ベクトル導出部は、一群の局所移動ベクトルについて算出した近似演算値を動体移動ベクトルに決定する
ことを特徴とする動体追跡制御装置。 - 請求項1に記載の動体追跡制御装置において、
前記計算点更新部は、継続使用される任意の計算点の近傍位置に新たな計算点をランダムに再配置する
ことを特徴とする動体追跡制御装置。 - 請求項1に記載の動体追跡制御装置において、
前記計算点更新部は、継続使用される任意の計算点を中心とした確率分布に従って新たな計算点を再配置する
ことを特徴とする動体追跡制御装置。 - 請求項1に記載の動体追跡制御装置において、
前記計算点更新部は、継続使用される全ての計算点の重心に新たな計算点を再配置する
ことを特徴とする動体追跡制御装置。 - 請求項1に記載の動体追跡制御装置において、
前記計算点更新部は、前記継続使用又は再配置に際して個々の計算点に対応する継続係数を参照し、当該継続係数の値に応じて計算点の継続使用又は再配置を最終的に実行する
ことを特徴とする動体追跡制御装置。 - 請求項10に記載の動体追跡制御装置において、
前記継続係数は、計算点の新規配置時又は再配置時に初期値に設定され、計算点に対応する局所移動ベクトルが動体移動ベクトルと同じ又は類似する場合に第1の更新値が加算され、計算点に対応する局所移動ベクトルが動体移動ベクトルと異なる場合に第2の更新値が減算される
ことを特徴とする動体追跡制御装置。 - 請求項1に記載の動体追跡制御装置は、
動体領域の大きさに応じて撮像装置のズーム角度を制御するズーム制御部を
有することを特徴とする動体追跡制御装置。 - 撮像装置で撮像された画像上の動体領域又はサーバーから読み出された画像上の動体領域を特定する動体特定部と、
特定された動体領域上に複数個の計算点を配置する計算点配置部と、
前記計算点について一群の局所移動ベクトルを算出する局所移動ベクトル算出部と、
前記一群の局所移動ベクトルに基づいて動体移動ベクトルを導出する動体移動ベクトル導出部と、
前記動体移動ベクトルと同じ又は類似する局所移動ベクトルが得られた一群の計算点については、各計算点を前記動体移動ベクトルだけ移動した位置を局所移動ベクトルの計算用に継続使用し、前記動体移動ベクトルと異なる局所移動ベクトルが得られた計算点については、継続使用される計算点のいずれかの近傍位置に新たに再配置する計算点更新部と、
前記動体移動ベクトルに応じて、画像から抽出する領域を移動制御する抽出領域移動制御部と
を有することを特徴とする動体追跡制御装置。 - 可動機構に搭載された撮像装置と、
前記撮像装置で撮像された画像上の動体領域を特定する動体特定部と、
特定された動体領域上に複数個の計算点を配置する計算点配置部と、
前記計算点について一群の局所移動ベクトルを算出する局所移動ベクトル算出部と、
前記一群の局所移動ベクトルに基づいて動体移動ベクトルを導出する動体移動ベクトル導出部と、
前記動体移動ベクトルと同じ又は類似する局所移動ベクトルが得られた一群の計算点については、各計算点を前記動体移動ベクトルだけ移動した位置を局所移動ベクトルの計算用に継続使用し、前記動体移動ベクトルと異なる局所移動ベクトルが得られた計算点については、継続使用される計算点の近傍位置に新たに再配置する計算点更新部と、
前記動体移動ベクトルに応じて、前記可動機構を制御する撮像方向駆動制御部と
を有することを特徴とする動体追跡システム。 - 撮像装置と、
前記撮像装置で撮像された画像上の動体領域を特定する動体特定部と、
特定された動体領域上に複数個の計算点を配置する計算点配置部と、
前記計算点について一群の局所移動ベクトルを算出する局所移動ベクトル算出部と、
前記一群の局所移動ベクトルに基づいて動体移動ベクトルを導出する動体移動ベクトル導出部と、
前記動体移動ベクトルと同じ又は類似する局所移動ベクトルが得られた一群の計算点については、各計算点を前記動体移動ベクトルだけ移動した位置を局所移動ベクトルの計算用に継続使用し、前記動体移動ベクトルと異なる局所移動ベクトルが得られた計算点については、継続使用される計算点のいずれかの近傍位置に新たに再配置する計算点更新部と、
前記動体移動ベクトルに応じて、画像から抽出する領域を移動制御する抽出領域移動制御部と
を有することを特徴とする動体追跡システム。 - 画像データを格納するサーバーと、
サーバーから読み出された画像上の動体領域を特定する動体特定部と、
特定された動体領域上に複数個の計算点を配置する計算点配置部と、
前記計算点について一群の局所移動ベクトルを算出する局所移動ベクトル算出部と、
前記一群の局所移動ベクトルに基づいて動体移動ベクトルを導出する動体移動ベクトル導出部と、
前記動体移動ベクトルと同じ又は類似する局所移動ベクトルが得られた一群の計算点については、各計算点を前記動体移動ベクトルだけ移動した位置を局所移動ベクトルの計算用に継続使用し、前記動体移動ベクトルと異なる局所移動ベクトルが得られた計算点については、継続使用される計算点のいずれかの近傍位置に新たに再配置する計算点更新部と、
前記動体移動ベクトルに応じて、画像から抽出する領域を移動制御する抽出領域移動制御部と
を有することを特徴とする動体追跡システム。 - 撮像装置で撮像された画像上の動体領域を特定する処理と、
特定された動体領域上に複数個の計算点を配置する処理と、
前記計算点について一群の局所移動ベクトルを算出する処理と、
前記一群の局所移動ベクトルに基づいて動体移動ベクトルを導出する処理と、
前記動体移動ベクトルと同じ又は類似する局所移動ベクトルが得られた一群の計算点については、各計算点を前記動体移動ベクトルだけ移動した位置を局所移動ベクトルの計算用に継続使用し、前記動体移動ベクトルと異なる局所移動ベクトルが得られた計算点については、継続使用される計算点のいずれかの近傍位置に新たに再配置する処理と、
前記動体移動ベクトルに応じて、撮像装置を搭載する可動機構を制御する処理と
を有することを特徴とする動体追跡制御方法。 - 撮像装置で撮像された画像上の動体領域又はサーバーから読み出された画像上の動体領域を特定する処理と、
特定された動体領域上に複数個の計算点を配置する処理と、
前記計算点について一群の局所移動ベクトルを算出する処理と、
前記一群の局所移動ベクトルに基づいて動体移動ベクトルを導出する処理と、
前記動体移動ベクトルと同じ又は類似する局所移動ベクトルが得られた一群の計算点については、各計算点を前記動体移動ベクトルだけ移動した位置を局所移動ベクトルの計算用に継続使用し、前記動体移動ベクトルと異なる局所移動ベクトルが得られた計算点については、継続使用される計算点のいずれかの近傍位置に新たに再配置する処理と、
前記動体移動ベクトルに応じて、画像から抽出する領域を移動制御する処理と
を有することを特徴とする動体追跡制御方法。 - 撮像装置で撮像された画像上の動体領域を特定する処理と、
特定された動体領域上に複数個の計算点を配置する処理と、
前記計算点について一群の局所移動ベクトルを算出する処理と、
前記一群の局所移動ベクトルに基づいて動体移動ベクトルを導出する処理と、
前記動体移動ベクトルと同じ又は類似する局所移動ベクトルが得られた一群の計算点については、各計算点を前記動体移動ベクトルだけ移動した位置を局所移動ベクトルの計算用に継続使用し、前記動体移動ベクトルと異なる局所移動ベクトルが得られた計算点については、継続使用される計算点のいずれかの近傍位置に新たに再配置する処理と、
前記動体移動ベクトルに応じて、撮像装置を搭載する可動機構を制御する処理と
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - 撮像装置で撮像された画像上の動体領域又はサーバーから読み出された画像上の動体領域を特定する処理と、
特定された動体領域上に複数個の計算点を配置する処理と、
前記計算点について一群の局所移動ベクトルを算出する処理と、
前記一群の局所移動ベクトルに基づいて動体移動ベクトルを導出する処理と、
前記動体移動ベクトルと同じ又は類似する局所移動ベクトルが得られた一群の計算点については、各計算点を前記動体移動ベクトルだけ移動した位置を局所移動ベクトルの計算用に継続使用し、前記動体移動ベクトルと異なる局所移動ベクトルが得られた計算点については、継続使用される計算点のいずれかの近傍位置に新たに再配置する処理と、
前記動体移動ベクトルに応じて、画像から抽出する領域を移動制御する処理と
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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