JP4234803B2 - 薬物放出速度が制御された医薬組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はヒアルロン酸及び特定の高分子又は金属イオンから成るマトリックスを担体とした、薬物の放出速度が制御された医薬組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
医薬は標的部位に必要時間にわたって必要量だけ存在するものであることが、薬効の発揮、副作用等の点から好ましい。このため特定の物質を担体として薬物を担持させ必要な薬物量を必要な時間だけ放出するようなシステムが研究されている。
【0003】
ところで、ヒアルロン酸は生体内に存在する多糖体であり、薬理活性を持つとともに他の薬物の担体としても研究されている。これまでにヒアルロン酸を担体として利用した薬物放出システムとしては、ヒアルロン酸水溶液に生理活性ペプチドを含有させたもの(特開平2−213号公報)、ヒアルロン酸をエポキシ化合物、ジビニルスルホン、カルボジイミド等で架橋したもの(特開昭61−138601号公報、特開昭60−233101号公報、特開平5−140201号公報、特開平7−102002号公報)、ヒアルロン酸とアルギン酸の徐放性組成物(特開平6−100468号公報)、ヒアルロン酸とカチオン性ポリアクリル酸誘導体とのポリイオンコンプレックス(特開平7−33682号公報)、ヒアルロン酸誘導体を利用したもの(特開平5−255124号公報)等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら特開平2−213号公報、特開平6−100468号公報の技術では、薬物の放出速度を制御する効果が十分でなく、特開昭61−138601号公報、特開昭60−233101号公報、特開平5−140201号公報、特開平7−102002号公報の技術では、架橋させる物質の生体に対する適合性が低く、また生体内分解性を有さず、特開平7−33682号公報の技術では、カチオン性ポリアクリル酸誘導体が生体内分解性を有さず、更に特開平5−255124号公報の技術では、製剤の調製に時間を要し、また薬物の放出速度の制御が困難である等の問題点を有している。
【0005】
したがって本発明は、生体内分解性、生体適合性を有し、薬物の放出速度の制御が容易であり、かつ薬理効果を長期間持続的に発揮できる、ヒアルロン酸及び特定の高分子又は金属イオンから成るマトリックスを担体とした医薬組成物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究を行った結果、生体内分解性、生体適合性を有する高分子及び/又は多価金属イオンとヒアルロン酸により形成されるマトリックス中に薬物を含有せしめた医薬組成物が、生体適合性、生体内分解性であり、薬物の放出速度を自由に制御できることを見出し本発明を完成した。
【0007】
すなわち本発明は、次の成分(a)及び(b)
(a)生体内分解性及び生体適合性を有する高分子及び/又は多価金属イオン、
(b)ヒアルロン酸又はその塩、
により形成されるマトリックス中に、成分(c)薬物を含有せしめた薬物放出速度が制御された医薬組成物を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の医薬組成物には、生体内分解性、生体適合性を有する高分子及び/又は多価金属イオン(成分(a))が用いられる。これらは生体内で悪影響を与えることなく分解吸収される物質である。高分子としては、例えばポリペプチド、ポリアミノ酸、陽イオン性多糖類等が挙げられる。ポリペプチドとしては例えばゼラチン、カゼインナトリウム、アルブミン、塩化リゾチーム等が、ポリアミノ酸としては例えばポリL−リジン等が、陽イオン性多糖類としては例えばキトサン等が、多価金属イオンとしては例えばCa2+、Al3+、Fe3+等が、好ましく用いられる。これらは単独もしくは2種以上を組合わせて用いられる。これらを適宜選択することにより医薬組成物からの薬物の放出を任意に調節することができる。
Ca2+、Al3+、Fe3+を構成する化合物としては特に限定されず、所望の溶液とした場合実質的にイオンとなるものならよく、そのなかでもCaCl2 、AlCl3 、FeCl3 が好ましい。また、キトサンの種類は特に限定されないが脱アセチル化度30〜100%のものが好ましく用いられる。かかる成分(a)の、本発明の医薬組成物中の含有量は5〜75重量%、特に10〜50重量%であることが好ましい。5〜75重量%であれば薬物の放出速度の調整を容易に行うことができる。
【0009】
ヒアルロン酸又はその塩(成分(b))の粘度平均分子量は、60万〜200万であることが好ましく、100万〜200万であることが特に好ましい。60万〜200万であれば、薬物の放出速度の調整を容易に行うことができる。またヒアルロン酸又はその塩の、本発明の医薬組成物中の含有量は、5〜95重量%、特に10〜90重量%であることが好ましい。5〜95重量%であれば、薬物の放出速度の調整を容易に行うことができる。
【0010】
本発明においては、成分(a)及び(b)がマトリックスを形成する。ここでマトリックスとは薬物の放出速度を制御することができる基材をいう。
【0011】
本発明の医薬組成物に含有することのできる薬物は(成分(c))として、例えば抗炎症薬、抗てんかん薬、睡眠鎮静薬、解熱鎮痛薬、興奮薬、覚醒薬、鎮暈薬、中枢神経用薬、骨格筋弛緩薬、自律神経薬、自律神経遮断薬、末梢神経系用薬、眼科用薬、感覚器官用薬、強心薬、不整脈用薬、利尿薬、血圧降下薬、血管補強薬、血管収縮薬、血管拡張薬、動脈硬化用薬、循環器官用薬、呼吸促進薬、鎮咳去痰薬、呼吸器官用薬、消化性潰瘍用薬、健胃消化薬、制酸剤、下剤、利胆薬、消化器官用薬、ホルモン薬、尿路消毒剤、子宮収縮薬、泌尿生殖器官用薬、肛門用薬、ビタミン、滋養強壮薬、血液及び体液用薬、肝臓疾患用薬、解毒薬、習慣性中毒用薬、痛風治療薬、酵素製剤、糖尿病用薬、細胞賦活用薬、腫瘍用薬、抗生物質、化学療法薬、関節炎治療薬等が挙げられ、これらを1種又は2種以上組合わせて用いてもよい。また、ヒアルロン酸又はその塩を薬物として用いる場合、成分(b)がヒアルロン酸又はその塩であってもよい。この場合、ヒアルロン酸又はその塩は、成分(a)との間にマトリックスを形成し、このマトリックス中に担持されたヒアルロン酸の放出が制御される。ヒアルロン酸又はその塩を成分(b)として配合する場合のヒアルロン酸の配合量は、50〜90重量%、特に80〜90重量%であることが好ましい。
【0012】
かかる薬物の、本発明の医薬組成物中の含有量は、90重量%以下、特に50重量%以下であることが好ましい。90重量%以下であれば薬物の放出速度の調整を容易に行うことができる。
【0013】
本発明の医薬組成物の形状には特に制限はなく、例えば固形物、半固形物、ペレット、微粉体、マイクロカプセル等とすることができる。このうちマイクロカプセルが特に好ましい。マイクロカプセルであれば、人体に投与するときの投与剤型への調製が容易である。またマイクロカプセルとしたときの平均粒径は、30〜500μm、特に30〜150μmであることが好ましい。30〜500μmであれば、薬物の放出速度の制御を容易に行うことができる。ここでマイクロカプセルとは、薬物を担体(マトリックス)中に分散させた微小な容器である。
【0014】
本発明の医薬組成物の投与剤型としては特に制限はないが、例えば注射剤、経口剤、外用剤、坐剤、点眼剤又は埋め込み剤等として用いられ、特に注射剤として用いることが好ましい。注射剤として用いる場合は必要に応じて懸濁化剤、安定剤、緩衝剤、保存剤、増粘剤、等張化剤等と共に水性懸濁注射剤として用いることができる。投与部位は特に制限されないが、皮下、筋肉内、腹腔内、関節内投与等が好ましく挙げられる。経口剤として用いる場合は、錠剤、顆粒剤、散剤等に成型して用い、外用剤として用いる場合は軟膏剤、クリーム剤等に成型して用いることができる。
【0015】
本発明においては、本発明の効果を害さない範囲で、医薬組成物に一般的に用いられる、賦形剤、安定剤、保存剤、界面活性剤、緩衝剤等を含有することができる。
【0016】
本発明の医薬組成物は、例えば以下の液中硬化法により調製することができる。すなわち成分(b)含有溶液を、成分(a)含有溶液に攪拌しながら添加し、次いで成分(c)を添加し、攪拌して、固形物とする。この固形物を適宜濾取、洗浄、乾燥、粉砕等することにより医薬組成物を得ることができる。このとき成分(c)を予め成分(b)含有溶液に溶解・分散させてもよい。また成分(b)含有溶液はゲル状でもよく、その場合生成物は半固形物となる。これを成型して医薬組成物とすることができる。
【0017】
また上記固形物は、薬物の放出速度を容易に調整することができるように、成分(b)含有溶液と成分(a)含有溶液とを均一に混合して得られるマトリックス中に、成分(c)が均一に分散したものであることが好ましい。このため固形物を製造中は十分に攪拌を継続することが好ましい。
【0018】
また成分(a)含有溶液は、水溶液又は酢酸溶液であることが好ましい。特に成分(a)として、Ca2+、Al3+、Fe3+又は塩化リゾチームを用いる場合は水溶液として、ゼラチン、カゼインナトリウム、アルブミン、塩化リゾチーム、ポリL−リジン、キトサンを用いる場合は酢酸溶液とすることが好ましい。これにより成分(a)の溶解が容易となる。また成分(a)含有溶液中の成分(a)の含有量は、0.1〜50重量%であることが好ましい。0.1〜50重量%であれば医薬組成物からの薬物の放出速度を容易に調整することができる。特に多価金属イオンを用いる場合は高濃度で、またポリペプチド、ポリアミノ酸及びカチオン性多糖類を用いる場合には低濃度で用いることが好ましい。
【0019】
成分(b)含有溶液は水溶液であることが好ましい。また成分(b)含有溶液中の成分(b)の濃度は、3.0重量%以下、特に0.5〜1.5重量%であることが好ましい。これにより医薬組成物の調製を容易に行うことができるとともに、薬物の放出速度の調整を容易に行うことができる。
【0020】
また本発明の医薬組成物をマイクロカプセルとして調製する場合には、液中滴下硬化法又は乳化を利用した液中硬化法等により調製することができる。液中滴下硬化法は、例えば成分(b)含有溶液の微小滴を、成分(a)含有溶液に滴下、硬化させマイクロカプセルを生成させる。乳化を利用した液中硬化法は、成分(b)含有溶液を親油性溶媒に加え乳化させたのち、成分(a)含有溶液に攪拌しながら加え、室温で攪拌した後マイクロカプセルを生成させる。このマイクロカプセルを適宜濾取、洗浄、乾燥したのち、マイクロカプセル型製剤を得る。この場合成分(c)は、その物理化学的性質によっても異なるが、予め成分(a)及び/又は成分(b)含有溶液に添加しておく。
【0021】
【実施例】
次に実施例を示して本発明を更に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0022】
参考例1
リン酸デキサメタゾンナトリウム100mg、ヒアルロン酸ナトリウム700mgを68.6gの精製水に溶解し、この液を50%(W/W)塩化カルシウム水溶液70gに攪拌(1000rpm )しながら少しずつ加え、60分間攪拌したのち固形物を生成させた。この固形物を濾取し、エタノールで洗浄したのち乾燥後粉砕して、医薬組成物(リン酸デキサメタゾンナトリウム含量3.2%)を得た。
【0023】
参考例2〜6
表1に示す量の酢酸デキサメタゾン、ヒアルロン酸ナトリウムを精製水に溶解し、この液を50%(W/W)塩化カルシウム水溶液25gに攪拌(1000rpm )しながら少しずつ加え、60分間攪拌したのち固形物を生成させた。この固形物を濾取しエタノールで洗浄したのち乾燥後粉砕し、表1に示す薬物含量を有する医薬組成物を得た。
【0024】
【表1】
【0025】
参考例7〜11
表2に示す量の酢酸デキサメタゾン、ヒアルロン酸ナトリウムを精製水に溶解し、この液を、表2に示す量の精製ゼラチンを1%酢酸水溶液に溶解させた液に、攪拌(1000rpm )しながら少しずつ加え、60分間攪拌したのち固形物を生成させた。この固形物を濾取し精製水で洗浄したのち乾燥後粉砕し、表2に示す薬物含量を有する医薬組成物を得た。
【0026】
【表2】
【0027】
参考例12〜16
表3に示す量の酢酸デキサメタゾン、ヒアルロン酸ナトリウムを精製水に溶解し、この液を、表3に示す量のキトサンを1%酢酸水溶液に溶解させた液に攪拌(1000rpm )しながら少しずつ加え、60分間攪拌したのち固形物を生成させた。この固形物を濾取し、精製水で洗浄したのち乾燥後粉砕し、表3に示す薬物含量を有する医薬組成物を得た。
【0028】
【表3】
【0029】
参考例17〜21
表4に示す量のジクロフェナクナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウムを精製水に溶解し、この液を50%(W/W)塩化カルシウム水溶液25gに攪拌(1000rpm )しながら少しずつ加え、60分間攪拌したのち固形物を生成させた。この固形物を濾取し、エタノールで洗浄したのち乾燥後粉砕し、表4に示す薬物含量を持つ本発明の医薬組成物を得た。
【0030】
【表4】
【0031】
参考例22〜26
表5に示す量のジクロフェナクナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウムを精製水に溶解し、この液を、下記に示す量の精製ゼラチンを1%酢酸水溶液に溶解させた液に、攪拌(1000rpm )しながら少しずつ加え、60分間攪拌したのち固形物を生成させた。この固形物を濾取し、精製水で洗浄したのち乾燥後粉砕し、表5に示す薬物含量を有する医薬組成物を得た。
【0032】
【表5】
【0033】
参考例27〜31
表6に示す量のジクロフェナクナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウムを精製水に溶解し、この液を、表6に示す量のキトサンを1%酢酸水溶液に溶解させた液に、攪拌(1000rpm )しながら少しずつ加え、60分間攪拌したのち固形物を生成させた。この固形物を濾取し、精製水で洗浄したのち乾燥後粉砕し、下記に示す薬物含量を持つ本発明の医薬組成物を得た。
【0034】
【表6】
【0035】
試験例1
参考例2、4、7、9、12及び14で調製した医薬組成物について、水(37℃)を放出液とした場合の放出試験を行った。対照として酢酸デキサメタゾン原末を用いた。結果を図1に示す。図1より、マトリクスを形成させる物質の種類を変えることにより医薬組成物からの薬物の放出を任意に調節できることが確認された。
【0036】
参考例32
ヒアルロン酸ナトリウム(粘度平均分子量約100万)1000mgを精製水100mlに溶解し、この液を50%(W/W)塩化カルシウム水溶液500gに攪拌(1000rpm )しながら少しずつ加え、60分間攪拌したのち固形物を生成させた。この固形物を濾取し、エタノールで洗浄したのち乾燥後粉砕し、医薬組成物を得た。
【0037】
参考例33
ヒアルロン酸ナトリウム(粘度平均分子量約100万)1000mgを精製水100mlに溶解し、この液を精製ゼラチン1000mgを1%酢酸水溶液99gに溶解した液に、攪拌(1000rpm )しながら少しずつ加え、60分間攪拌したのち固形物を生成させた。この固形物を濾取し、精製水で洗浄したのち乾燥後粉砕し、医薬組成物を得た。
【0038】
参考例34
ヒアルロン酸ナトリウム(粘度平均分子量約100万)1000mgを精製水100mlに溶解し、この液をアルブミン1000mgを1%酢酸水溶液99gに溶解した液に、攪拌(1000rpm )しながら少しずつ加え、60分間攪拌したのち固形物を生成させた。この固形物を濾取し、精製水で洗浄したのち乾燥後粉砕し、医薬組成物を得た。
【0039】
参考例35
ヒアルロン酸ナトリウム(粘度平均分子量約100万)1000mgを精製水100mlに溶解し、この液を塩化第二鉄1000mgを精製水99gに溶解した液に、攪拌(1000rpm )しながら少しずつ加え、60分間攪拌したのち固形物を生成させた。この固形物を濾取し、精製水で洗浄したのち乾燥後粉砕し、医薬組成物を得た。
【0040】
参考例36
ヒアルロン酸ナトリウム(粘度平均分子量約100万)1000mgを精製水100mlに溶解し、この液をポリL−リジン1000mgを1%酢酸水溶液99gに溶解した液に、攪拌(1000rpm )しながら少しずつ加え、60分間攪拌したのち固形物を生成させた。この固形物を濾取し、精製水で洗浄したのち乾燥後粉砕し、医薬組成物を得た。
【0041】
参考例37
ヒアルロン酸ナトリウム(粘度平均分子量約100万)1000mgを精製水100mlに溶解し、この液をキトサン1000mgを1%酢酸水溶液99gに溶解した液に、攪拌(1000rpm )しながら少しずつ加え、60分間攪拌したのち固形物を生成させた。この固形物を濾取し、精製水で洗浄したのち乾燥後粉砕し、医薬組成物を得た。
【0042】
参考例38
ヒアルロン酸ナトリウム(粘度平均分子量約100万)1000mgを精製水100mlに溶解し、この液をカゼインナトリウム100mgを1%酢酸水溶液99.9gに溶解した液に、攪拌(1000rpm )しながら少しずつ加え、60分間攪拌したのち固形物を生成させた。この固形物を濾取し、精製水で洗浄したのち乾燥後粉砕し、医薬組成物を得た。
【0043】
試験例2
参考例32〜37で調製した医薬組成物について、水(37℃)を放出液とした場合の放出試験を行った。すなわち、精製水3ml中にヒアルロン酸2mg相当量の医薬組成物を加えて試験を行った。また対照としてヒアルロン酸ナトリウム原末を用いた。結果を図2に示す。図2より、マトリクスを形成させる物質の種類を変えることにより医薬組成物からのヒアルロン酸の放出を任意に調節できることが確認された。
【0044】
実施例1
ヒアルロン酸ナトリウム(粘度平均分子量約100万)1000mgを精製水100mlに溶解し、この液を中鎖脂肪酸トリグリセリド200gに加え、プロペラで攪拌して(2500rpm )乳化させた。この乳化液をプロペラで攪拌しながら(1200rpm )、50%(W/W)塩化カルシウム水溶液600mlに加え、60分間攪拌したのち微小球体を生成させた。この微小球体を濾取し、エタノールで洗浄したのち乾燥した。得られた微小球体は平均粒径78.4μm、ヒアルロン酸含量78.1%であった。
【0045】
参考例39
ヒアルロン酸ナトリウム(粘度平均分子量約100万)1000mgを精製水100mlに溶解し、この液を中鎖脂肪酸トリグリセリド200gに加え、プロペラで攪拌して(2500rpm )乳化させた。この乳化液をプロペラで攪拌しながら(1200rpm )、キトサン6000mgを1%酢酸水溶液594gに溶解した液に加え、60分間攪拌したのち微小球体を生成させた。この微小球体を濾取し、エタノールで洗浄したのち乾燥した。得られた微小球体は平均粒径63.4μm、ヒアルロン酸含量86.2%であった。
【0046】
参考例40
ヒアルロン酸ナトリウム(粘度平均分子量約60万)500mgを精製水100mlに溶解し、この液を中鎖脂肪酸トリグリセリド200gに加え、プロペラで攪拌して(3000rpm )乳化させた。この乳化液をプロペラで攪拌しながら(1200rpm )、キトサン6000mgを1%酢酸水溶液594gに溶解した液に加え、60分間攪拌したのち微小球体を生成させた。この微小球体を濾取し、エタノールで洗浄したのち乾燥した。得られた微小球体は平均粒径31.2μmであった。
【0047】
参考例41
ヒアルロン酸ナトリウム(粘度平均分子量約200万)2000mgを精製水100mlに溶解し、この液を中鎖脂肪酸トリグリセリド200gに加え、プロペラで攪拌して(2000rpm )乳化させた。この乳化液をプロペラで攪拌しながら(1200rpm )、キトサン6000mgを1%酢酸水溶液594gに溶解した液に加え、60分間攪拌したのち微小球体を生成させた。この微小球体を濾取し、エタノールで洗浄したのち乾燥した。得られた微小球体は平均粒径142.3μmであった。
【0048】
参考例42
ヒアルロン酸ナトリウム(粘度平均分子量約60万)500mgを精製水100mlに溶解し、この液をキトサン6000mgを1%酢酸水溶液594gに溶解した液に、注射針付き注射筒を用いて少しずつ滴下し、穏やかに60分間攪拌したのち微小球体を生成させた。この微小球体を濾取し、エタノールで洗浄したのち乾燥した。得られた微小球体は平均粒径495.5μmであった。
【0049】
試験例3
実施例1で調製した微小球体について、水(37℃)を放出液とした場合の放出試験を行った。すなわち、精製水3ml中にヒアルロン酸2mg相当量の微小球体を加えて試験を行った。また対照としてヒアルロン酸ナトリウム原末を用いた。結果を図3に示す。図3より、微小球体の放出はヒアルロン酸ナトリウム原末に比べて遅延していることが確認された。
【0050】
実施例2、実施例3
生体内に存在するヒアルロン酸ナトリウムと区別するため、蛍光物質(フルオレッセンアミン)を標識したヒアルロン酸ナトリウムを用いて実施例1同様の方法により微小球体を得た。ヒアルロン酸ナトリウムは粘度平均分子量約100万のものと約200万のものを用いた。分子量約100万のヒアルロン酸ナトリウムを用いた微小球体は、平均粒径68.7μm、蛍光標識ヒアルロン酸含量89.0%(実施例2)、分子量200万のヒアルロン酸ナトリウムを用いた微小球体は、平均粒径64.3μm、蛍光標識ヒアルロン酸含量82.4%(実施例3)であった。
【0051】
試験例4
実施例2及び実施例3で調製した微小球体について、試験例1と同様の方法により放出試験を行った結果を図4に示す。図4より、ヒアルロン酸分子量約200万のもの(実施例3)の方がヒアルロン酸分子量約100万のもの(実施例2)と比較して放出が遅延しており、ヒアルロン酸分子量約100万のものは蛍光標識していないヒアルロン酸を用いて調製した実施例1の検体(図3参照)とほぼ同様の放出を示した。
【0052】
試験例5
実施例2及び実施例3で調製した微小球体6mgを注射用分散媒(注射用水、等張化剤、懸濁化剤等)に懸濁させてウサギ膝関節内に投与し、経時的に膝関節内に残存する蛍光標識ヒアルロン酸を定量し、in vivo での薬物滞留性を測定した。対照として蛍光標識ヒアルロン酸水溶液(1%)3mgを投与した。結果を図5に示す。蛍光標識ヒアルロン酸水溶液に比べ蛍光標識ヒアルロン酸含有微小球体を投与した場合には、膝関節内での蛍光標識ヒアルロン酸量が長期にわたり持続している。従ってヒアルロン酸含有微小球体はヒアルロン酸の放出を制御してin vivo での持続期間を調節することができることが確認された。
【0053】
実施例4
ヒアルロン酸ナトリウム(粘度平均分子量約100万)900mgを精製水90mlに溶解し、次に酢酸デキサメタゾン100mgを加えよく分散させた。この液を中鎖脂肪酸トリグリセリド200gに加えプロペラで攪拌し(2500rpm )乳化させた。この乳化液をプロペラで攪拌しながら(1200rpm )50%(W/W)塩化カルシウム水溶液600mlに加え、60分間攪拌したのちマイクロカプセルを生成させた。これを濾取しエタノールで洗浄したのち乾燥させ、マイクロカプセルを得た。
【0054】
参考例43
ヒアルロン酸ナトリウム(粘度平均分子量約100万)900mgを精製水90mlに溶解し、次に酢酸デキサメタゾン100mgを加えよく分散させた。この液を中鎖脂肪酸トリグリセリド200gに加えプロペラで攪拌し(2500rpm )乳化させた。この乳化液をプロペラで攪拌しながら(1200rpm )キトサン6000mgを1%酢酸水溶液594gに溶解した液に加え、60分間攪拌したのちマイクロカプセルを生成させた。これを濾取しエタノールで洗浄したのち乾燥させ、マイクロカプセルを得た。
【0055】
【発明の効果】
本発明の高分子等及びヒアルロン酸等を薬物担体として利用した医薬組成物は、生体内分解性、生体適合性であり、かつ、薬物の放出が制御可能で、in vivoへ投与した場合、効果を目的とする期間発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 異なる種類の物質を用いて調製した、酢酸デキサメタゾン含有のヒアルロン酸を担体とする医薬品組成物の、水への放出曲線を示すグラフである。
【図2】 異なる種類の物質を用いて調製したヒアルロン酸含有医薬品組成物の、水への放出曲線を示すグラフである。
【図3】 塩化カルシウムを用いて調製したヒアルロン酸含有微小球体の、水への放出曲線を示すグラフである。
【図4】 塩化カルシウムを用いて調製した蛍光標識ヒアルロン酸含有微小球体の、水への放出曲線を示すグラフである。
【図5】 蛍光標識ヒアルロン酸水溶液及び蛍光標識ヒアルロン酸含有微小球体をウサギの膝関節に投与した場合の、膝関節内に残存する蛍光標識ヒアルロン酸量を示すグラフである。
Claims (7)
- 剤型がマイクロカプセルである医薬組成物であって、次の成分(a)及び(b)
(a)Ca2+、
(b)ヒアルロン酸又はその塩、
により形成されるマトリックス中に、成分(c)薬物を含有せしめた薬物放出速度が制御された医薬組成物。 - 成分(b)の粘度平均分子量が60万〜200万である請求項1記載の薬物放出速度が制御された医薬組成物。
- 成分(c)が抗炎症薬、抗てんかん薬、睡眠鎮静薬、解熱鎮痛薬、興奮薬、覚醒薬、鎮暈薬、中枢神経用薬、骨格筋弛緩薬、自律神経薬、自律神経遮断薬、末梢神経系用薬、眼科用薬、感覚器官用薬、強心薬、不整脈用薬、利尿薬、血圧降下薬、血管補強薬、血管収縮薬、血管拡張薬、動脈硬化用薬、循環器官用薬、呼吸促進薬、鎮咳去痰薬、呼吸器官用薬、消化性潰瘍用薬、健胃消化薬、制酸剤、下剤、利胆薬、消化器官用薬、ホルモン薬、尿路消毒剤、子宮収縮薬、泌尿生殖器官用薬、肛門用薬、ビタミン、滋養強壮薬、血液及び体液用薬、肝臓疾患用薬、解毒薬、習慣性中毒用薬、痛風治療薬、酵素製剤、糖尿病用薬、細胞賦活用薬、腫瘍用薬、抗生物質、化学療法薬、関節炎治療薬からなる群より選ばれる1種又は2種以上である請求項1又は2記載の薬物放出速度が制御された医薬組成物。
- 成分(c)の含有量が90重量%以下である請求項1〜3のいずれか1項記載の薬物放出速度が制御された医薬組成物。
- マイクロカプセルの平均粒径が30〜500μmである請求項1〜4のいずれか1項記載の薬物放出速度が制御された医薬組成物。
- 注射剤、経口剤、外用剤、坐剤、点眼剤又は埋め込み剤として用いるものである請求項1〜5のいずれか1項記載の薬物放出速度が制御された医薬組成物。
- 液中硬化法又は液中滴下硬化法により調製されるものである請求項1〜6のいずれか1項記載の薬物放出速度が制御された医薬組成物。
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