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JP4234692B2 - 柑橘類から精油を抽出する方法及び減圧蒸留精油抽出装置 - Google Patents

柑橘類から精油を抽出する方法及び減圧蒸留精油抽出装置 Download PDF

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JP4234692B2 JP2005112434A JP2005112434A JP4234692B2 JP 4234692 B2 JP4234692 B2 JP 4234692B2 JP 2005112434 A JP2005112434 A JP 2005112434A JP 2005112434 A JP2005112434 A JP 2005112434A JP 4234692 B2 JP4234692 B2 JP 4234692B2
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Description

本発明は、柑橘類から精油を抽出する方法と柑橘類から果汁を搾汁した後に残る残渣より柑橘類の精油を抽出する減圧蒸留精油抽出装置とに関する。
従来より、柚等の柑橘類は、その果汁が清涼飲料やポン酢等に広く利用されている。
ここで、柑橘類の果皮には、その外側のフラベドに精油を含む油胞があり、精油にはリモネン等の芳香成分が含まれている。芳香成分は果皮に多く含まれており、果汁に対して1%程度しか得られないが、強い香気を持っている。このように、全体からわずかしか抽出できない芳香成分を含む精油は、大変貴重なものである。
そこで、柑橘類の果皮から精油を抽出する方法として、例えば、特許文献1のように、いわゆる圧搾法が知られている。これは、果実に圧力をかけて果汁を絞り出し、種子や果皮等の残渣を除去して、絞り出した果汁に遠心分離処理を行い、精油を抽出する方法である。
また、他の方法として、特許文献2のように、いわゆる溶剤抽出法が知られている。これは、一定の有機溶剤に果皮を浸して精油を含む水性抽出液を得て、その後、この水性抽出液から溶剤を除去して精油を分離する方法である。
さらに、特許文献3のように、柑橘類から絞り出した果汁や繊維質等の搾り汁をふるいにかけ、果汁を分離した後にふるいの上に残ったものを振動篩残渣として、これを原料として減圧蒸留法により精油を得る方法が知られている。
特開2003−183690号公報 特開平5−276881号公報 特開2004−18737号公報
しかしながら、上記特許文献1のような圧搾法では、果汁を絞り出した後の残渣は、産業廃棄物として処理しなければならないという問題があった。また、上記特許文献2のような溶剤抽出法においては、有機溶剤を精油から完全に分離することが難しく、この有機溶剤は少しの量でも人の免疫機能の低下やアレルギーの原因となるので、安全性に問題があった。さらに、上記特許文献3のような方法では、振動篩残渣を原料にして精油を抽出するものであるため、精油を多く含む果皮を利用しておらず、精油がわずかしか抽出できないと共に、果皮等の残渣は産業廃棄物として処理しなければならないという問題があった。
本発明は、かかる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、柑橘類から果汁を搾汁した後に残る残渣より安全な精油を効率的に抽出すると共に、産業廃棄物として扱われていた残渣を資源として有効利用することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、柑橘類から果汁を搾汁した後に残る残渣を粉砕しながら減圧下で加熱し、水分及び精油を蒸留して、柑橘類から精油を得るようにした。
具体的には、第1の発明は、柑橘類から精油を抽出する方法を対象とし、柑橘類の果実を圧搾処理して果汁を絞り出し、果汁と残渣とを分離する圧搾工程と、残渣を刃物状の攪拌羽根により粉砕しながら攪拌すると共に減圧下で加熱して、残渣から水分及び精油を気化させる減圧蒸留工程と、気化した水分及び精油を冷却して凝縮液を得る凝縮工程と、凝縮液から精油を分離させる分離工程とを備える構成としている。
上記の構成によると、圧搾工程において果汁と分離された果皮を含む残渣は、減圧蒸留工程において、刃物状の攪拌羽根によって粉砕されることにより、果皮の油胞がつぶされて精油が飛び出し、攪拌しながら加熱されることで残渣の全体から水分及び精油が気化される。さらに、残渣が減圧下で加熱されて水分及び精油の沸点が低くなり、通常よりも低い温度で水分及び精油が気化される。この気化した水分及び精油は、凝縮工程において、冷却されて水分及び精油の凝縮液となる。最後に、分離工程において、上記凝縮液が水分と精油とに分離されることで、柑橘類から精油が抽出される。
第2の発明では、減圧蒸留工程において残渣から水分及び精油を気化させた後に残る被乾燥体を発酵させ、有機肥料とする発酵工程を備える構成としている。
上記の構成によると、産業廃棄物として処理しなければならなかった果皮等の残渣が、精油を抽出する原料となると共に、残った被乾燥体を発酵させることで有機肥料として利用される。
第3の発明は、柑橘類から果汁を搾汁した後に残る残渣より柑橘類の精油を抽出する減圧蒸留精油抽出装置を対象とする。
そして、上記減圧蒸留精油抽出装置は、残渣を投入する投入口、処理後の残渣を取り出す取出口及び第1吸引口を設けた密閉状のケーシングと、ケーシングの外周との間に設けた密閉状のジャケット部と、ジャケット部に加熱したオイルを循環させ、ケーシング内の温度を上昇させて、残渣から水分及び精油を気化させる加熱手段と、ケーシングの第1吸引口から吸引する気化した水分及び精油を冷却し凝縮して、その凝縮液を排出する凝縮器と、凝縮器の下方に設け、凝縮器からの凝縮液を貯蔵すると共に、第2吸引口を有する密閉状の貯蔵器と、貯蔵器の第2吸引口から空気を吸引して、ケーシング、凝縮器及び貯蔵器内を減圧する減圧手段と、ケーシングに設けられた軸挿通孔に密閉状に挿通された駆動軸を回転させる回転手段とを備え、駆動軸には、ケーシング内で残渣を粉砕しながら攪拌する刃物状の攪拌羽根を設ける構成とする。
上記の構成によると、まず、柑橘類から果汁を搾汁した後に残る果皮や種子等で構成される残渣が、投入口からケーシングに投入される。そして、密閉状態であるケーシング、凝縮器及び貯蔵器の内部は、貯蔵器の第2吸引口から減圧手段によって空気が吸引されることで減圧状態となる。さらに、ジャケット部に加熱されたオイルを循環させることで、ケーシングが外周全体から加熱されて、内部の温度が上昇する。
上記の状態で、回転手段によって駆動軸を回転させることで、この駆動軸に設けられた刃物状の攪拌羽根が回転し、ケーシング内で上記残渣が粉砕されながら攪拌される。このとき、ケーシング内は減圧状態にあるため、水分及び精油の沸点が低くなり、通常よりも低い温度で残渣から水分及び精油が気化される。ここで、精油は、残渣を構成する果皮の油胞に多く含まれているので、その油胞が刃物状の攪拌羽根によりつぶされると、精油が油胞から飛び出し、水分の分子の周りに付着した状態で気化していく。そして、残渣が攪拌羽根により攪拌されながら加熱されることにより、深部にある残渣からも水分及び精油が気化して、その気化が促進されると共に、刃物状の攪拌羽根により残渣が粉砕されて細かく砕かれ、個々の表面積が大きくなることで、水分及び精油の気化がさらに促進される。
この気化した水分及び精油は、ケーシング内の空気と共にケーシングの第1吸引口から吸引され、凝縮器内を通過する。この凝縮器を通過する過程で、水分及び精油は、冷却されることで凝縮されて凝縮液となり、この凝縮液は重力により凝縮器から貯蔵器へと落下していく。このようにして、凝縮した水分及び精油は貯蔵器に貯蔵される。そして、この凝縮液を取り出して、公知の遠心分離器等により水分及び精油を分離させることで、精油が得られる。最後に、残渣から水分及び精油を気化させた後に、ケーシング内に残る被乾燥体をケーシングの取出口から取り出す。
以上、説明したように、本発明によれば、精油が多く含まれた果皮を含む残渣から精油を水分と共に蒸留するため、精油を多く含む凝縮液が得られ、効率的に精油を抽出することができる。また、攪拌羽根を刃物状として、残渣を粉砕しながら攪拌しているため、攪拌羽根によって油胞をつぶして精油を油胞から取り出すことができると共に、残渣を細かく砕いて、その表面積を大きくすることで、水分及び精油の気化が促進され、効率よく精油を抽出することができる。また、残渣を攪拌しながら加熱しているため、深部にある残渣からも水分及び精油を気化させることができ、これらの気化が促進され、効率よく精油を抽出することができる。さらに、有機溶剤等の添加物を使用せずに精油を抽出しているため、安全な精油を抽出することができる。
上記第2の発明によれば、残渣から水分及び精油を気化させた後に残る被乾燥体を発酵させ、有機肥料として利用している。このため、従来、産業廃棄物として処理されていた果皮等で構成される残渣を、精油を抽出する原料として利用するだけでなく、有機肥料としても有効利用することができる。
上記第3の発明によれば、加熱手段によって、加熱されたオイルをジャケット部に循環させることにより、ケーシング内の温度をむらなく上げるようにしている。このため、ケーシング内の固形物である残渣を焦がすことがなく、ケーシングの外周全体から加熱することができ、水分及び精油の気化が促進され、効率よく品質の安定した精油を抽出することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る減圧蒸留精油抽出装置1を示し、この減圧蒸留精油抽出装置1は、柚、レモン、グレープフルーツ等の柑橘類から果汁を搾汁した後に残る残渣が減圧下で乾燥される乾燥装置3と、残渣から気化した水分と精油を冷却し凝縮させる凝縮器85と、凝縮した凝縮液を貯蔵する貯蔵器90とを備え、これらが台座2の上にそれぞれ配設されている。
なお、以下の説明では、図2において右側となる側を減圧蒸留精油抽出装置1の前側、左側となる側を後側、上側となる側を左側、下側となる側を右側とする。
図1に破線で示すように、上記乾燥装置3は、略円筒状で密閉状のケーシング6を備えている。このケーシング6の上壁7の後部には、残渣が投入される投入口8が開けられている。この投入口8からは上方に向かって後方に湾曲した投入管9が延び、投入管9の先端には、開口に向かって拡がったホッパ部10が設けられている。このホッパ部10には、その開口を密閉状に閉じる投入蓋11が備えられている。
また上記ケーシング6の上壁7の前部には、第1吸引口15が設けられている。この第1吸引口15からは、上方に向かって第1吸引管16が延びている。
なお、図2に示すように、上記ケーシング6の上壁7には、ケーシング内の残渣の様子を観察するための覗き窓17が2箇所設けられている。
図3に示すように、上記ケーシング6の側壁12下部の後端には、処理後の残渣を取り出す取出口20が開けられている。この取出口20には、左側のヒンジ部(図示せず)を中心に片開きする密閉蓋21が取り付けられ、この密閉蓋21の右端部には2つのハンドル部22が設けられている。減圧蒸留精油抽出装置1の作動の際は、ハンドル部22の回転によって密閉蓋21が取出口20に対して締め付けられて、取出口20は密閉状に閉ざされる。
図6に示すように、上記ケーシング6の上壁7の中央には軸挿通孔30が設けられている。この軸挿通孔30には上側駆動軸31が密閉状に挿入されていて、この軸挿通孔30の上方には、上側駆動軸31を収納する収納塔32が配設されている。この収納塔32の上側には、上側駆動軸31を回転させる回転手段としての電動モータ33が配設されている。収納塔32の上部には軸受34が収納され、この軸受34に上側駆動軸31が回転可能に支持されている。
図7は、上記軸挿通孔30への上側駆動軸31の挿入部の分解図である。上側駆動軸31にはその周囲に円盤状の上側挿入部36が固定されている。この上側挿入部36には、複数のボルト挿通孔37が開けられていて、その半径方向内側には、上側駆動軸31に沿って下方に突出した突出部38が設けられている。
また、上記軸挿通孔30には、円筒状の下側挿入部40が固定されていて、この下側挿入部40の上部中央には、シール収容部40aが凹設されている。このシール収容部40aを構成する壁部には、上記上側挿入部36のボルト挿通孔37に対応する位置に、雌ねじ部40bが設けられている。また、このシール収容部40aの下部中央には、上側駆動軸31が回転可能に挿入される挿入口41が開けられている。
そして、上記下側挿入部40の挿入口41に上側駆動軸31を挿入して、雌ねじ部40bとボルト挿通孔37とを位置合わせする。そして、ボルト挿通孔37の上からボルト43を挿入して、雌ねじ部40bにねじ込むことで、上側挿入部36が下側挿入部40に締結される。下側挿入部40のシール収容部40aには、4層のシリコンからなるシール部材42が嵌められていて、上側挿入部36の突出部38がシール部材42を上から押さえながら、上側挿入部36が下側挿入部40に締結される。このことによって、下側挿入部40と上側駆動軸31との間が、上側駆動軸31の回転が許容される程度にシール部材42によって密閉状に塞がれて、上側駆動軸31が軸挿通孔30に密閉状に挿入されている。
図6に示すように、上記ケーシング6内部の上側駆動軸31の下端には、連結部材50によって、下側駆動軸51が回転一体に連結されている。この下側駆動軸51の下部には、円状刃52と攪拌板53とを備えた2段の攪拌羽根54が回転一体に備えられている。この攪拌羽根54は、図5における時計回りに回転される。
上記下側駆動軸51の下部には、上下に2つのボス部60が下側駆動軸51と回転一体に固定されている。これらのボス部60には、それぞれ一対の板状の攪拌板53が対向する位置に回転一体に設けられている。上側のボス部60に設けられた攪拌板53は、攪拌羽根54の回転方向に向かうように下方へ傾斜している。下側のボス部60に設けられた攪拌板53は、その上部が垂直で、下部が攪拌羽根54の回転方向に向かうように下方へ傾斜している。その下部にはさらに、この傾斜に沿ってスライドする2枚のスライド板61が備えられ、その下端がケーシング6の底壁に接している。各ボス部60には、一対の攪拌板53に直交するように各2本の回転軸62が図示しない軸受等を介し、ボス部60に対して回転可能に設けられている。この回転軸62には、その軸方向全域にわたり、一定の間隔をあけて複数の円盤状の円状刃52の中心が回転一体に取り付けられている。この円状刃52の外周は鋭利な刃物状となっていて、上側の円状刃52と下側の円状刃52とが互い違いになるように取り付けられている。各回転軸62の先端には、ピニオン63が設けられている。一方、上記ケーシング6の内部には、このピニオン63に対応する位置に、上下に2つのラック64が、ケーシング6の取出口20が開けられた部分を除く全周にわたって設けられている。このラック64に回転軸62のピニオン63が係合するように載せられ、電動モータ33によって回転させられた下側駆動軸51により、回転軸62が下側駆動軸51を中心として回転され、ピニオン63がラック64を移動することで、円状刃52が回転軸62を中心に回転するようになっている。
上記ケーシング6の外周には密閉状のジャケット部70が設けられている。このジャケット部70は、ケーシング6とその側壁12及び底壁を所定の間隔を空けて覆う外壁71との間で構成されている。このジャケット部70内にはオイルが充満されている。なお、上記外壁71の周囲全体には、ケーシング6内の保温のための断熱材72が巻かれている。
図2及び図3に示すように、上記乾燥装置3の左方には、加熱手段75が配設されている。この加熱手段75はその下部に、オイルを流動させる油圧ポンプ76を備えている。この油圧ポンプ76には、上方に延びる流動管77が接続されている。この流動管77の内部には、オイルを加熱するヒーター78が備えられ、このヒーター78が流動管77内を流動するオイルを加熱する構成となっている。この流動管77の下部からは、オイル排出管79が延び、上記乾燥装置3の外壁71の下部左端に接続され、上記ジャケット部70内と通連している。また、流動管77の上部からは、オイル流入管80が延び、このオイル流入管80の上端には、加熱により体積が増大したオイルを蓄えるタンク部81が備えられている。さらに、このオイル流入管80は、上記乾燥装置3の外壁71の上部左端に接続され、ジャケット部70内と連通している。
図1に示すように、上記ケーシング6の第1吸引口15から延びる第1吸引管16の上端には、箱状の凝縮器85の後端が接続されている。この凝縮器85は前方に向かって下方に傾斜して配設され、その両側壁中央が上記台座2から延びる支持体86の上端にそれぞれ固定されることで、この凝縮器85が台座2に支持されている。図4にも示すように、凝縮器85の両側壁の前端には、凝縮器85内の複数の冷却チューブ(図示せず)に冷水を供給する冷却水給水管87がそれぞれ接続されている。これら冷却水給水管87は、凝縮器85の下方で1本に統合されて、図2に示すように、減圧蒸留精油抽出装置1の左側後端へと延びている。また、この凝縮器85の上部後端には、上記冷却水給水管87から冷却チューブに供給された水が排水される冷却水排水管88が接続されている。この冷却水排水管88は、冷却水給水管87と同様に、減圧蒸留精油抽出装置1の左側後端へと延びている。
上記凝縮器85の内部には、上記冷却チューブ間を通る複数の空気通路(図示せず)が設けられ、上記ケーシング6から延びる第1吸引管16に接続されている。
また、図1に示すように、上記凝縮器85の下方の台座2には貯蔵器90が配設されている。この貯蔵器90の上部前端と凝縮器85の下部前端とが連結管91により連結されている。この連結管91の上端は上記凝縮器85内の空気通路の前端に接続されている。
上記貯蔵器90は、その前後端が貯蔵蓋92により密閉状に閉じられている。図4に示すように、貯蔵器90の下部中央には貯蔵した凝縮液を取り出すドレン管93が接続され、このドレン管93は通常閉じられている。貯蔵器90の上部中央には第2吸引口94が設けられている。この第2吸引口94からは、第2吸引管95が延びて、貯蔵器90の左方に配設された減圧手段である真空ポンプ96(図2に示す)と密閉状に連続している。
こうして、上記乾燥装置3のケーシング6に設けられた投入口8の投入蓋11及び取出口20の密閉蓋21を閉じた状態では、ケーシング6、第1吸引管16、凝縮器85の空気通路、連結管91及び貯蔵器90は、それぞれ連続し、密閉状に保たれている。そして、上記真空ポンプ96が貯蔵器90の第2吸引口94から空気を吸引すると、貯蔵器90、凝縮器85の空気通路及びケーシング6内から順次、空気が吸引されるようになっている。この真空ポンプ96の左方には、図2に示すように、略円筒状の排気塔100が配設されている。この排気塔100と真空ポンプ96とは、連絡管101により密閉状に連結されている。排気塔100の上部からは、真空ポンプ96により吸引された空気を排出する排気管102が上方に向かって延びている。
減圧蒸留精油抽出装置1の前部左端には制御盤103が配設されている。この制御盤103によって、乾燥装置3のケーシング6内が一定の気圧となるように、真空ポンプ96の作動が制御されると共に、ケーシング6内が一定の温度となるように、ヒーター78及び油圧ポンプ76の作動が制御されるように構成されている。
−運転動作−
次に、上記減圧蒸留精油抽出装置1を作動させて、柑橘類から果汁を搾汁した後に残る残渣より、柑橘類の精油を抽出する方法について詳細に説明する。
まず、柑橘類の果実を圧搾処理して果汁を絞り出し、残った果皮や種子等で構成される残渣を得る。
そして、この残渣を乾燥装置3のケーシング6の投入口8から、攪拌羽根54が隠れる程度まで投入し、投入口8の投入蓋11を閉める。このとき、ケーシング6の取出口20は、密閉蓋21により閉じられ、ケーシング6内は密閉状態となっている。
次に、上記真空ポンプ96を作動させて、貯蔵器90の第2吸引口94から空気を吸引する。吸引された空気は、第2吸引管95を通りさらに、連絡管101を通って排気塔100の排気管102から排出される。そして、真空ポンプ96によって空気を吸引していくと、貯蔵器90、凝縮器85、ケーシング6内が順次減圧状態となる。この場合、ケーシング6内が約0.09気圧(約9117Pa)に保たれるように、制御盤103により真空ポンプ96の作動が制御される。
そして、上記ヒーター78により流動管77内のオイルを加熱し、油圧ポンプ76を作動させて、オイル流入管80から乾燥装置3のジャケット部70にこの加熱されたオイルを流入する。オイル流入管80から流入されたオイルは、ケーシング6をその外周全体から加熱する。そして、ケーシング6に熱を伝達して温度の下がったオイルは、ジャケット部70の下部に移動し、オイル排出管79から流動管77に排出され、再びヒーター78により加熱されてジャケット部70内を循環する。このとき、ジャケット部70を構成する外壁71が断熱材72に覆われているので、外壁71から外部へのオイルの熱の放出が抑制される。そして、オイルの熱によってケーシング6内の温度が約80度となるように、制御盤103によって、ヒーター78の加熱及び油圧ポンプ76により送り出されるオイルの流量が調整される。上記真空ポンプ96によって減圧状態となっているケーシング6内では、上記残渣の水分及び精油の沸点は通常よりも低いため、ケーシング6内の温度が約80度であれば、残渣から水分及び精油が気化する。したがって、加熱に要するエネルギを抑制することができる。
さらに、上記電動モータ33を作動させて、上側駆動軸31を回転させる。この上側駆動軸31が回転すると、これと連結部材50を介して回転一体に連結された下側駆動軸51も回転し、この下側駆動軸51に固定されたボス部60と共に、攪拌板53と回転軸62とが回転する。このとき、回転軸62は、ボス部60と共に回転しながら、ピニオン63とラック64とのかみ合いによって回転する。このことで、下側駆動軸51の回転によって、上下の攪拌板53が回転し、残渣をすくい上げるように、その深部及び中央部を攪拌する。これと共に、円状刃52が回転軸62を中心に回転し、残渣に含まれる果皮の油胞をつぶして、そこから精油を飛び出させながら、残渣を粉砕していく。このとき、円状刃52を多数、密に取り付けることで、残渣がその間隔の大きさよりも小さく切断され、上下の円状刃52が互い違いに配設されていることで、この部分を通過する残渣は、より細かく切断されて粉砕される。
上記残渣から気化した水分及び精油は、ケーシング6の第1吸引口15から、真空ポンプ96によって吸引される空気と共に吸引され、第1吸引管16を通って凝縮器85の空気通路に達する。
このとき、凝縮器85に連結された冷却水給水管87から給水された冷却水が、凝縮器85内の冷却チューブを通り、空気通路内を冷却する。このことによって、気化した水分及び精油は、空気通路を通過する過程で凝縮し、凝縮液となる。なお、冷却水給水管87から給水された冷却水は、空気通路内を冷却して温度が上昇し、冷却チューブを後方に向かって上昇していき、冷却水排水管88から排出される。
上記凝縮液は、凝縮器85の傾斜に沿って、空気通路内を前方に向かって流れ、連結管91を通って貯蔵器90内に落下し、貯蔵される。貯蔵器90に貯蔵された水分及び精油の凝縮液は、貯蔵器90のドレン管93から取り出されて、公知の遠心分離器等によって、水分と精油とに分離される。このようにして、柑橘類から果汁を搾汁した後に残る残渣より柑橘類の精油を抽出する。
また、上記貯蔵器90に凝縮液が貯蔵され、各装置の作動が停止されると、ケーシング6内には、残渣から水分及び精油が気化した被乾燥体が残る。この被乾燥体をケーシング6の取出口20の密閉蓋21を開いてケーシング6内から取り出す。そして、この被乾燥体に、酵素等を加えて発酵させることにより、有機肥料を生成する。
−実施形態の効果−
したがって、本実施形態においては、精油が多く含まれている果皮を含む残渣から精油を水分と共に抽出しているため、精油を多く含む凝縮液を得ることができ、効率的に精油を抽出することができる。
また、攪拌羽根54が円状刃52を有し、この円状刃52により残渣を粉砕しながら攪拌しているため、油胞をつぶして精油を油胞から取り出すことができると共に、残渣を細かく砕いて、その表面積を大きくすることで、水分及び精油の気化が促進され、効率よく精油を抽出することができる。
また、残渣を攪拌羽根54の攪拌板53により、攪拌しながら加熱しているため、深部にある残渣からも水分及び精油を気化させることができ、これらの気化が促進され、効率よく精油を抽出することができる。
また、有機溶剤等の添加物を使用せずに精油を抽出しているため、安全な精油を抽出することができる。
さらに、残渣から水分及び精油を気化させた後に残る被乾燥体を発酵させ、有機肥料として利用している。このため、従来、産業廃棄物として処理されていた残渣を、精油を抽出する原料として利用するだけでなく、有機肥料としても有効利用することができる。
また、ヒーター78によって、加熱されたオイルをジャケット部70に循環させることにより、ケーシング6内の温度をむらなく上げている。このため、ケーシング6内の固形物である残渣を焦がすことがなく、ケーシング6の外周全体から加熱することができ、水分及び精油の気化が促進され、効率よく品質の安定した精油を抽出することができる。
《その他の実施形態》
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、攪拌羽根54は、攪拌板53と円盤状の円状刃52とを有するものとしたが、円状刃52の形状は、これに限らず、回転しながら残渣を粉砕できる刃物状のものであればよい。例えば、車輪形の羽根のようなものであってもよい。
以上説明したように、本発明は、柚等の柑橘類から果汁を搾汁した後に残る残渣より、精油を抽出する方法及びこれに使用する減圧蒸留精油抽出装置について有用である。
本発明の実施形態に係る減圧蒸留精油抽出装置を右側から見た側面図である。 減圧蒸留精油抽出装置の平面図である。 減圧蒸留精油抽出装置を後方から見た背面図である。 減圧蒸留精油抽出装置を前方から見た正面図である。 図1のV−V線断面図である。 図5のVI−VI線断面図である。 軸挿通孔への上側駆動軸の挿入部を分解して示す断面図である。
符号の説明
1 減圧蒸留精油抽出装置
6 ケーシング
8 投入口
15 第1吸引口
20 取出口
30 軸挿通孔
31 上側駆動軸(駆動軸)
33 モータ(回転手段)
51 下側駆動軸(駆動軸)
52 円状刃(攪拌羽根)
70 ジャケット部
85 凝縮器
90 貯蔵器
94 第2吸引口
96 真空ポンプ(減圧手段)

Claims (3)

  1. 柑橘類から精油を抽出する方法であって、
    柑橘類の果実を圧搾処理して果汁を絞り出し、果汁と残渣とを分離する圧搾工程と、
    上記残渣を刃物状の攪拌羽根により粉砕しながら攪拌すると共に減圧下で加熱して、該残渣から水分及び精油を気化させる減圧蒸留工程と、
    上記気化した水分及び精油を冷却して凝縮液を得る凝縮工程と、
    上記凝縮液から精油を分離させる分離工程とを備えたことを特徴とする柑橘類から精油を抽出する方法。
  2. 請求項1の柑橘類から精油を抽出する方法において、
    上記減圧蒸留工程において上記残渣から水分及び精油を気化させた後に残る被乾燥体を発酵させ、有機肥料とする発酵工程を備えたことを特徴とする柑橘類から精油を抽出する方法。
  3. 柑橘類から果汁を搾汁した後に残る残渣より柑橘類の精油を抽出する減圧蒸留精油抽出装置であって、
    上記残渣が投入される投入口、処理後の残渣を取り出す取出口及び第1吸引口が設けられた密閉状のケーシングと、
    上記ケーシングの外周との間に設けられた密閉状のジャケット部と、
    上記ジャケット部に加熱されたオイルを循環させ、上記ケーシング内の温度を上昇させて、上記残渣から水分及び精油を気化させる加熱手段と、
    上記ケーシングの第1吸引口から吸引される気化した水分及び精油を冷却して凝縮させ、その凝縮液を排出する凝縮器と、
    上記凝縮器の下方に設けられ、該凝縮器からの凝縮液を貯蔵すると共に、第2吸引口を有する密閉状の貯蔵器と、
    上記貯蔵器の第2吸引口から空気を吸引して、上記ケーシング、凝縮器及び貯蔵器内を減圧する減圧手段と、
    上記ケーシングに設けられた軸挿通孔に密閉状に挿通された駆動軸を回転させる回転手段とを備え、
    上記駆動軸には、上記ケーシング内で上記残渣を粉砕しながら攪拌する刃物状の攪拌羽根が設けられていることを特徴とする減圧蒸留精油抽出装置。
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