JP4210794B2 - 電池の容量検出方法、電池パック及び電子機器システム - Google Patents
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Description
本発明は、例えば携帯型のパーソナルコンピュータ等の電子機器に装着して電源を供給するようなリチウムイオン2次電池等の電池の容量を検出する電池の容量検出方法、電池パック及び電子機器システムに関するものである。
背景技術
一般に、リチウムイオン2次電池のような2次電池の容量(残容量)を知るために、電池の端子電圧から残容量を推測したり、電流を積分して電池への流入、流出電流量を測定して残容量を推測することが行われている。
2次電池の容量(残容量)を検出する方法としては、電圧法と電流積算法が提案されている。電圧法は、2次電池の電圧を測定して2次電池の電圧と容量の相関性に基づいて2次電池の容量を算出する方法である。また、電流積算法は、2次電池の電流値を時間とともに積算して2次電池の容量を算出する方法である。
電圧法では、2次電池の電流が小さい時はその容量の算出精度が高く、電流積算法(クーロン法)では、2次電池の電流が大きい時に容量の算出精度が高い。また、電圧法では、電圧が基準となっているので直接誤差はあるが積算誤差はない。電流積算法では、基準に対し電流を積算して更新していくので、直接誤差が少なかったとしても積算誤差が大きい。
電圧法は、上述のように容量対2次電池の端子間電圧(セル電圧)の相関性から容量を算出する。電池(セル)には内部抵抗があるので流れる電流により端子電圧が変動するので、電流×電池内部抵抗で補正をかけるが、電流が大きくなると補正量が大きくなり誤差が増大する。
電流積算法は、電流を時間と共に積算し、すなわち時間積分し、電流量(電気量)Ahを出す。精度を出すためには電流測定精度を高くする必要があり、非常に高精度のオペアンプやA/D(アナログ/ディジタル)コンバータを使用している。それでも、長時間の充放電繰り返しや、微弱な電流では誤差が大きく、時々(満充電時など)校正するなどの工夫が必要であり、校正のタイミングを失ったときは大きな誤差に甘んじなければならない。
このように、これらの方法には、それぞれの方式の長所、短所があり、電池容量の検出精度が悪化する場合がある。
発明の開示
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、2次電池の電流の大きさに応じて、電圧法及び電流積算法を使い分けることにより、2次電池の容量(残容量)の算出精度を高めることができる電池の容量検出方法、電池パック及び電子機器システムを提供することを目的としている。
本発明に係る電池の容量検出方法は、上述したような問題点を解決するために、2次電池の電圧を測定して2次電池の電圧と容量の相関性に基づいて2次電池の容量を算出する電圧法と、2次電池の電流値を時間とともに積算して2次電池の容量を算出する電流積算法とを、切り換えポイントとなる予め設定された電流値を閾値として切り換えることにより、2次電池の容量を検出する。
また、本発明に係る電池の容量検出方法は、2次電池の電圧を測定して2次電池の電圧と容量の相関性に基づいて2次電池の容量を算出する電圧法と、2次電池の電流値を時間とともに積算して2次電池の容量を算出する電流積算法とを、切り換えポイントとなる予め設定された上記2次電池の内部抵抗に基づく電圧降下値を閾値として切り換えることにより、2次電池の容量を検出する。
本発明の電池の容量検出方法によれば、切り換えポイントとなる予め設定された電流値を閾値として、あるいは切り換えポイントとなる予め設定された2次電池の内部抵抗に基づく電圧降下値を閾値として、電圧法と電流積算法を切り換えることにより、2次電池の容量の算出精度を高めることができる。
次に、本発明に係る電池パックは、2次電池の電圧と容量の相関性に基づいて2次電池の容量を算出するために、2次電池の電圧を検出する電圧検出手段と、2次電池の電流値を時間とともに積算して2次電池の容量を算出するために、2次電池の電流値を検出する電流検出手段と、切り換えポイントとなる予め設定された電流値を閾値として、あるいは切り換えポイントとなる予め設定された2次電池の内部抵抗に基づく電圧降下値を閾値として、2次電池の電圧と容量の相関性に基づいて2次電池の容量を算出する動作と、2次電池の電流値を時間とともに積算して2次電池の容量を算出する動作を切り換える制御手段と、を備える。
本発明の2次電池のパックによれば、制御手段が、予め設定された電流値に応じて、あるいは予め設定された電圧降下値に応じて、2次電池の電圧と容量の相関性に基づいて2次電池の容量を算出する動作と、2次電池の電流値を時間とともに積算して2次電池の容量を算出する動作を切り換えることにより、容量算出の精度を高めることができる。
さらに、本発明に係る電子機器システムは、上述のような特徴を有する電池パックをパーソナルコンピュータ等のような電子機器に装着して成るものであり、電圧法と電流積算法を切り換えることにより、2次電池の容量の算出精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の実施の形態としての電池の容量検出方法を実現するための電池パックと対象物である電子機器の一例としてのパーソナルコンピュータとから成る電子機器システムを示す図である。
図2は、電圧法における2次電池のセル電圧と容量%の関係の例を示す図である。
図3は、電流積算法の一例を示す図である。
図4は、図3の電流積算法における現在容量の検出例を示す図である。
図5は、切り換えポイントとして電流値を設定した場合の例を示す図である。
図6は、切り換えポイントとして電圧降下値を設定した場合の例を示す図である。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
図1は、本発明の2次電池の容量検出方法を実施するためのバッテリパック(2次電池Eのパック)20、及びこのバッテリパック20が装着される電子機器の一例としてパーソナルコンピュータ30を示している。このパーソナルコンピュータ30は、例えば携帯型のパーソナルコンピュータであり、バッテリパック20が着脱可能に装着でき、このバッテリパック20から電源を供給することで、動作する。
例えば、パーソナルコンピュータ30は、メインのCPU(中央演算処理装置)のバスラインBUSに、各種周辺デバイス37や、ROM(Read Only Memory),RAM(Ramdom Access Memory)等のメモリ38、及び通信用LSI39等が接続されている。電源制御回路32には、電源スイッチ33が設けられ、電源オン/オフ制御が行われると共に、電源プラグ35からの商用交流電源がACアダプタ34を介し供給され、後述するバッテリ接続用の+端子12,−端子13を介して電池パック20からの電源が供給されるようになっており、また、各端子12,13を介して電池パック20への充電電流供給が行われるようになっている。
図1において、バッテリパック20の構成について説明すると、このバッテリパック(2次電池のパック)20は、電圧検出手段である電圧検出回路4、電流検出手段である電流検出回路3および制御手段1を有している。
制御手段1は、マイクロコンピュータ(マイコンともいう)11、記憶部5、読出し専用メモリ(以下ROM)10を有し、このマイクロコンピュータ11は通信端子9を備えている。
電圧検出手段である電圧検出回路4は、2次電池Eの電圧と容量との相関性に基づいて2次電池Eの容量を算出するために、2次電池Eの電圧を検出する。2次電池Eは、例えば4個のバッテリセル41a,41b,41c,41dから成り、これらのバッテリセル41a,41b,41c,41dの電圧を測定するために、電圧検出回路4内にはマルチプレクサ42及びオペアンプ43が設けられている。制御手段1内のマイクロコンピュータ11からのバッテリセル選択制御信号がマルチプレクサ42に送られることにより、マルチプレクサ42が4本のバッテリセル41a,41b,41c,41dを順次選択してその端子電圧をオペアンプ43に送る。このオペアンプ43からの電圧検出信号が制御手段1に送られ、制御手段1内で例えばA/D(アナログ/ディジタル)変換されてバッテリセル端子電圧がディジタル値としてマイクロコンピュータ11に取り込まれる。
電流検出手段である電流検出回路3は、2次電池Eの電流値を時間とともに積算して、2次電池Eの容量を算出するために、2次電池Eの電流値を検出する。この電流検出回路3は、2次電池Eの例えばマイナス側に挿入接続された電流測定用の抵抗44と、この抵抗44を流れる電流値に応じた電圧を検出するオペアンプ45とから成り、オペアンプ45からの電流検出信号が制御手段1に送られ、制御手段1内で例えばA/D(アナログ/ディジタル)変換され、測定された電流値がディジタル値としてマイクロコンピュータ11に取り込まれる。
これらのマルチプレクサ42及びオペアンプ43,45には、上記バッテリセル群のプラス側からパワーセーブ用のスイッチ46を介して電源供給がなされており、このスイッチ46は、マイクロコンピュータ11から供給されるパワーセーブ制御信号によりオン/オフ制御されるようになっている。
バッテリパック20の+端子(バッテリプラス端子)7と、2次電池Eのプラス側との間には、充放電のオン/オフ制御用のスイッチ2が挿入接続されている。このスイッチ2は、充電(Charge)用のスイッチング素子であるFET21と、放電(Discharge)用のスイッチング素子であるFET22とが直列に挿入接続されて成っており、これらのFET21,22にそれぞれ並列にダイオード23,34が接続されている。充電用のFET21はドライバ25によりオン/オフ制御され、このドライバ25はマイクロコンピュータ11から供給される制御信号により駆動されると共に、放電用のFET22はドライバ26によりオン/オフ制御され、このドライバ26は制御手段1のマイクロコンピュータ11から供給される制御信号により駆動される。
マイクロコンピュータ11を有する制御手段1は、例えば予め設定された電流値を閾値(切換ポイント)としてあるいは予め設定された電圧降下値を閾値(切換ポイント)として、2次電池Eの電圧と容量の関係性に基づいて2次電池Eの容量を算出する動作と、2次電池Eの電流値を時間とともに積算して2次電池Eの容量を算出する動作を切り換えるようになっている。
ここで、電圧検出回路4が検出するセル電圧と、2次電池Eの容量(%値)との関係の一例を図2に示す。図2においては、セル電圧CEが縦軸に設定され、全容量に対する現在の容量を%で表した容量%は横軸に設定されている。また、図2の点Aは、放電を開始する時点を示している。セル電圧CEがほぼ直線的に低下していくとともに2次電池Eの容量%もある相関性を以て低下していく。そしてセル電圧CEが急激に低下する電圧値CE1が存在する。
制御手段1、特にマイクロコンピュータ11は、図2のセル電圧CEと容量%との関係に基づいて、電圧検出回路4から得られるセル電圧CEの電圧検出値DEに基づいて、容量%を算出することができる。
バッテリパック20は、2次電池Eの状態(例えば、2次電池Eの電圧や充放電電流、残容量など)をモニタして、充電器(図示せず)や、パソコン30などの負荷との間でデータのやりとり(通信)を行うもので、例えば、電池監視制御用のマイコン(マイクロコンピュータ)11を有する制御手段1を内蔵している。このようなバッテリパック20によれば、マイクロコンピュータ11から通信端子9を介して送信されてくる2次電池Eの状態を、充電器あるいは負荷側のディスプレイなどに表示することで、ユーザに知らせることができる。
バッテリパック20が内蔵する2次電池Eは、例えば、リチウムイオン系の4本のバッテリセル41a,41b,41c,41dが直列に接続されてなるバッテリセル群から成っており、この2次電池Eの+端子は、上記スイッチ2を介してパック(バッテリパック20のパッケージ)の+端子7に接続され、また、2次電池Eの−端子は、電流検出回路3を介してパックの−端子(GND端子)8に接続されている。
このバッテリパック20は、例えばパーソナルコンピュータ30のバッテリ収納部(図示せず)内に装着されることにより、パック側の+端子7がパーソナルコンピュータ30側の+端子12に電気的に接続され、また、パック側の−端子8がパーソナルコンピュータ30側の−端子13に電気的に接続される。従って、2次電池Eの放電電流は、+端子7および−端子8を介して流れ、パーソナルコンピュータ30に対して、+端子12および−端子13を介して放電電流が供給される。なお、バッテリパック20が充電される場合も、充電電流は、+端子7および−端子8を介して流れる。
制御手段1のマイクロコンピュータ11は、例えばCPU中央処理装置であり、電流検出回路3または電圧検出回路4の出力を、周期的に受信し、これにより2次電池Eに流れる電流(放電電流および充電電流)または2次電池Eの電圧を、それぞれ認識するようになされている。そして、マイクロコンピュータ11は、その電圧や電流に基づいて、通常はオンになっているスイッチ2を制御してオフにさせ、電流(充電電流または放電電流)を遮断して、過充電や過放電や過電流を防止する。
マイクロコンピュータ11は、上述したようにして認識した2次電池Eの電圧に基づいて、2次電池Eの現在の残容量を求め検出された残容量(現在容量)、さらに、その現在容量に基づいて、充電容量についての積算容量を求める。
マイクロコンピュータ11は、パックの通信端子9に接続されており、この通信端子9は、パーソナルコンピュータ30にバッテリパック20を装着したときに、パーソナルコンピュータ30側の通信端子14と電気的に接続される。パーソナルコンピュータ30側の通信端子14は、通信用LSI39に接続されている。従って、バッテリパック20をパーソナルコンピュータ30に装着したときには、バッテリパック20側のマイクロコンピュータ11と、パーソナルコンピュータ30側の通信用LSI39との間で、通信端子9、14を介して、所定の通信手順に従って通信を行う。
すなわち、制御手段1、特にマイクロコンピュータ11は、パーソナルコンピュータ30側の通信端子14から通信端子9を介して送信されてくるデータ(コマンド等)に応じて、所定の処理を行い、あるいは、電池電圧、充放電電流、2次電池Eの残容量、積算容量などを、通信端子9を介してパーソナルコンピュータ30の通信端子14に送信する。
ここで、2次電池Eとしては例えばリチウムイオン2次電池を使用しており、その2次電池Eの電圧(オープン電圧、セル電圧という)と残容量との間には図2のような関連性があり、セル電圧がわかれば、残容量(例えば全容量に対する%で表す)を求めることができる。そこで、マイクロコンピュータ11は、リチウムイオン電池等の2次電池Eの残容量を、上述したように、そのセル電圧に基づいて求める。
図1のスイッチ2は、マイクロコンピュータ11の制御にしたがってスイッチングし、これにより、充電電流、放電電流をオン/オフする。電流検出回路3は、そこに流れる電流、即ち、2次電池Eの放電電流、および2次電池Eに対する充電電流を検出し、マイクロコンピュータ11に供給する。
記憶部5は、例えば、積算容量等の値を記憶するためのレジスタで構成されている。
表示部6(表示手段)は、例えば、液晶ディスプレイなどでなり、マイコン1の制御の下、積算容量その他の情報を表示する。
図1のROM(読み出し専用メモリ)10には、マイクロコンピュータ11の動作上必要なプログラムやデータが記憶されている。即ち、マイクロコンピュータ11は、このROM10に記憶されているデータを必要に応じて参照しながら、同じくROM10に記憶されているプログラムを実行することで各種の処理を行うようになされている。
バッテリパック20がパーソナルコンピュータ30に正常に装着されると、+端子7、−端子8及び通信端子9がパーソナルコンピュータ30の各端子12、13及び14とそれぞれ電気的に接続される。パーソナルコンピュータ30は、バッテリパック20を電源として動作し、2次電池Eの放電電流が、+端子7、12、パーソナルコンピュータ30、−端子13、8という経路で流れる。
バッテリパック20では、電流検出回路3または電圧検出回路4により、2次電池Eに流れる電流(放電電流、充電電流)またはその電池電圧がそれぞれ検出されており、その電流値および電圧値は、マイクロコンピュータ11において、周期的に受信される。そして、マイクロコンピュータ11は、この電流値、電圧値に基づいて、2次電池Eが過充電状態若しくは過放電状態または過電流状態にあるかどうかを判定し、2次電池Eが過充電状態若しくは過放電状態または過電流状態にあるときは、スイッチ2をオフにして、電流(充電電流、放電電流)を遮断する。
マイクロコンピュータ11は、2次電池Eのセル電圧に基づいて、現在容量(2次電池Eの残容量)を算出し、さらに、その現在容量に基づき、必要に応じて、レジスタ部5を参照しながら、積算容量を算出する。
マイクロコンピュータ11は、以上のようにして算出した積算容量や、電流検出回路3から供給される電流値、電圧検出回路4から供給される電圧値を、パーソナルコンピュータ30からの要求に応じて、通信端子9を介して送信する。また、マイクロコンピュータ11は、求めた積算容量を、表示部6に供給して表示させる。
次に、電流積算法の好ましい例について、図3と図4を参照して説明する。
電流積算法では、流れている電流を積算して、Ah(アンペア時間)を出すので、電流値を精度良く計測する必要がある。例えば、最大計測電流を10Aとして、最小計測可能電流を1mAとすると、10A/1mA=10000、すなわち1mAを最小単位としたときの10Aを表す値は10000となり、十進数での10000を表すには2進数で14ビット(214=16384)必要であることから、図1のマイクロコンピュータ11のCPU(中央演算処理装置)において計測値のデータを表すために必要とされるビット数は理論上14bitである。すなわち、例えば14bitのA/D(アナログ/ディジタル)変換器が必要とされる。
この14bitデータを積算して行くのであるが、その積算間隙を極端に小さくすると、積算に要するメモリー容量が大きくなってしまう。そこで、最小積算分解能を定めて、実用的な積算間隔を求める。
例えば、図4に示すように、1mAhを分解能(最小積算分解能)とすると、最大電流が10Aであるから、最小積算間隔は、
1[mAh]/10[A]
=3600[mAsec]/10000[mA]
=0.36[sec]
すなわち0.36秒である。2次電池の容量が4800mAhであったとすると、十進数での4800を表すには2進数で13ビット(213=8192)必要であることから、積算値データを表すために必要とされるビット数は14bit+13bit=27bitとなり、必要なメモリー量は実用レベルといえる。
電流積算法における電流積算値の測定のためにアナログ電流値をディジタル値に変換する別の例としては、図3の回路例に示すように、アナログ積分器100を併用する方法もある。
図3は電流積算法を行うための積分器と積算の概念を示す回路例である。図3の回路は、充電方向又は放電方向の内の一方向を示しているが、充電放電の両方向を行う場合にはこの回路が2組必要である。
アナログ積分器100には入力端子101とリセットスイッチ102が設けられ、アナログ積分器100の出力側は電圧コンパレータ103が接続されている。この電圧コンパレータ103の出力パルス(積算するパルス)104は、例えば1パルスが1mAhであり、リセットスイッチ102の操作に用いる。
この例の電流積算法は、最小積算分解能以下のダイナミックレンジを持つアナログ積分器100を用いて、図4に示すように、そのアナログ積分器100がオーバーフローする毎に(出力がレベルLに達する毎に)、図3の出力パルス104を出力して、その出力パルス104を積算して行う。すなわち、アナログ積分器100がオーバーフローするとき、あるいは、アナログ積分器100からの出力がレベルLに達するときが、1mAhを測定した時点に相当し、電圧コンパレータ104からのパルス数を積算することで、何mAhかの値を知ることができる。
積算は連続となるので、分解能というものは考えなくてもよい。しかし、アナログ積分器100にはオフセットやドリフトがあり、それにより演算精度の劣化を考慮する必要がある。
ところで、実用になっているA/D(アナログ/ディジタル)変換器では、前述の14bit程度の精度が得られているものがある。14bitのA/Dを使った例は理論上の話であり、実際の精度はこの例程は良くないのが実情である。
このような高精度な電流計測を行ったとしても、2次電池が1mAを下回る電流には対応できないし、2次電池が使用されていない様な場合、又は2次電池の自己放電等では電流計測されないものもある。
本発明の実施の形態では、この点を考慮して、微小電流領域では電流積算法は用いずに電圧法を用いるので、これほどの精度が不要であり、例えば10bitのA/D(アナログ/ディジタル)変換器等で実用レベルになる。
次に、図5および図6を参照して、あらかじめ設定されている切り換えポイントにより、電圧法および電流積算法の使用を切り換える例について説明する。
本発明の実施の形態においては、2次電池Eの容量を高精度に算出するために、2次電池Eの電流の大きな時には電流積算法を使い、2次電池Eの電流の小さい時には電圧法を使う。
これにより、電圧法および電流積算法を実施する場合の電圧検出回路4および電流検出回路3に用いられているデバイスの精度が余り良くなくても、2次電池Eの残容量の算出精度を高めることができる。
先ず、切り換えポイントとして、所定の電流値を閾値に設定する方式(図5参照)について説明する。
この場合、切り換えポイントとなる閾値を電流値そのもので設定しており、電流値(閾値)が固定なので、電流積算法の電流測定精度(誤差)を算出するのが容易である。
例えば2次電池Eの内部抵抗は、温度が低くなると大きくなり、−10℃では室温の場合に比べて、内部抵抗が数倍以上になることがある。例えば、内部抵抗が4倍変わるとして、室温で250mΩとし、400mAを切り換えポイントの電流値として設定したとすると、室温では2次電池Eの電圧降下は0.1Vであるが、低温では0.4Vにもなる。もし0.1Vでは良好であるが、0.4Vでは精度が厳しいとなると、切り換えポイントの電流値をもっと低い電流値(例えば100mA)に設定しなければならない。そうすると、電流測定精度が厳しくなる。
この方法では、図5において、2次電池Eの電流値が、切り換えポイントである閾値として設定された所定電流値を超える場合には、2次電池Eの容量の積算は電流積算法に切り換えるが、逆に2次電池Eの電流値が切り換えポイントである所定の電流値(閾値)よりも下回る場合には、電圧法に切り換える。
次に、この切り換えポイントとなる閾値として、2次電池Eの所定の電圧降下値を設定する場合(図6参照)について説明する。
切り換えポイントとして2次電池Eの所定の電圧降下価を閾値に設定する場合には、この電圧降下値(閾値)が一定であるので、電圧法にとっては精度条件が決めやすい。
例えば切り換えポイントとして電圧降下値を0.1Vに設定すると、室温では電流が400mAであり、低温では100mAとなる。
図6に示すように2次電池Eの電圧降下値が切り換えポイントとしての閾値(所定の電圧降下値、例えば0.1V)よりも大きくなると、電流が多く流れていることになるので、電流積算法を用いて2次電池Eの容量の検出を行うが、2次電池Eの電圧降下値が切り換えポイントの上記所定電圧降下値(閾値)よりも小さい場合には2次電池Eの容量の検出法として電圧法を用いる。
上述した切り換えポイントとしての電流値の値および電圧降下値の値は、単なる一例であるが、上述したような電流値あるいは電圧降下値の切り換えポイントにおいて、完全に電流積算法と電圧法を切り換えるのではなく、徐々に切換える方法や段階的に切換えることもできる。すなわち、上記切り換えのために予め設定される電流値あるいは電圧降下値に幅を持たせ、上記2次電池の電流が大きいときの上記電流積算法による電池容量検出と、電流が小さいときの上記電圧法による電池容量検出との間を徐々に切り換えるようにすればよい。また、予め設定される電流値あるいは電圧降下値として、複数の閾値を定めるようにし、上記電圧法による電池容量検出と、上記電流積算法による電池容量検出とを、複数の閾値に応じて段階的に切り換えてもよい。
また、急激な電流変化があったり、1つの閾値で切り換えたりすることによって、一気に電流積算法と電圧法の間で切り換わった場合には、容量積算値を徐々に変化させるなどの処理を得た方がよい。
電圧法および容量積算法ともに、精度誤差が0ならばこのようなことは考えなくてもよいが、両方式には、若干の差があるのでこのような処理を入れる。
電流積算法は流れた電流量(Ahまたはクーロン)を積算した値に基づいて電池容量が算出されるが、電圧法は図2のようにセル電圧に対して容量%をあらかじめ定めたテーブル等に基づいて電池容量が算出される。電流積算法で得られた電流量を2次電池E(セル)の満充電容量から減算して残容量を出すが、電圧法では得られた容量%に満充電容量を乗じて残容量を出す。従って、計算誤差や換算誤差およびテーブルの誤差等が影響する。なお電流積算法は電圧法で得られた容量値を基点として積算する。
すなわち、電圧法から電流積算法に切り換える場合には、電圧法で求められている現在の(切換時点の)電池容量を基点として、この現在の電池容量に、電流積算法により算出される電流量を積算して行くことにより、最終的な電池容量を求めるようにすればよい。これに対して、電流積算法から電圧法に切り換えた場合には、電流を積算することで求められた現在の(切換時点の)電池容量と、電圧と電池容量との相関性に基づいて求められた切換直後の電池容量とに誤差が生じていることがあり、これらの電池容量の間の誤差を考慮して、切換直前の電流積算法により検出された電池容量値から、切換直後の電圧法により検出された電池容量値に、徐々に変化させることが好ましい。
また、ある定めた電圧間のクーロン量等から満充電容量や劣化等を推測することや、充電時等一定電流で比較的電流値が大きい時に積算法で得られる精度の高い電流量の情報から電圧法のテーブルを構成することも可能である。
以上のように、電圧法は、リチウムイオン2次電池の電圧−容量特性を利用し、電池端子の電圧から容量%を推測する。電圧法は、電圧降下値が大きい場合(電流が大きいなど)は、いろいろな誤差が重なって2次電池Eの容量精度が悪い。これに対して電流積算法では、電流が小さいと積算誤差が大きく、リチウムイオン2次電池のように電圧変動の大きい場合には、容量の精度が悪いという性質がある。
本発明の実施の形態となる電池の容量検出方法によれば、これら電圧法と電流積算法をある切り換えポイントにおいて切り換えることにより、電圧法および電流積算法の両方の欠点を補って、2次電池Eの容量を高精度に検出することができる。切り換えポイントとしては上述したように電流値を設定したりあるいは電圧降下値を設定することができる。
また、本発明の実施の形態として、上述したような電池の容量検出方法が適用された電池パック(バッテリパック)や、該電池パックが装着される電子機器と電池パックとから成る電子機器システムを挙げることができることは勿論である。
以上説明したように、本発明に係る電池の容量検出方法、電池パック及び電子機器システムによれば、2次電池の電流の大きさに応じて、電圧法及び電流積算法を使い分けることにより、2次電池の容量(残容量)の算出精度を高めることができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能である。例えば、2次電池はリチウムイオン2次電池に限定されず、2次電池Eとしては例えばNiCd電池のような他の種類の電池を用いることも可能である。
Claims (28)
- 2次電池の容量を検出する電池の容量検出方法において、
上記2次電池の電圧を測定して該2次電池の電圧と容量との相関性に基づいて該2次電池の容量を算出する電圧法による電池容量検出と、
上記2次電池の電流値を時間とともに積算して該2次電池の容量を算出する電流積算法による電池容量検出とを行い、
切り換えポイントとなる予め設定された電流値を閾値として、上記電圧法と上記電流積算法とを切り換えることにより上記2次電池の容量を検出する電池の容量検出方法。 - 上記予め設定された電流値として、1つの閾値を定め、上記2次電池の電流が上記閾値よりも大きいときは上記電流積算法により、電流が上記閾値よりも小さいときは上記電圧法により、それぞれ上記2次電池の容量を検出する請求の範囲第1項記載の電池の容量検出方法。
- 上記予め設定された電流値に幅を持たせ、上記2次電池の電流が大きいときの上記電流積算法による電池容量検出と、電流が小さいときの上記電圧法による電池容量検出との間を徐々に切り換える請求の範囲第1項記載の電池の容量検出方法。
- 上記予め設定された電流値として、複数の閾値を定め、上記2次電池の電流が大きいときの上記電流積算法による電池容量検出と、電流が小さいときの上記電圧法による電池容量検出との間を段階的に切り換える請求の範囲第1項記載の電池の容量検出方法。
- 上記電圧法から上記電流積算法に切り換える際には、上記電圧法で検出された電池容量を基点として上記電流積算法により検出される電流量を積算して電池容量を求める請求の範囲第1項記載の電池の容量検出方法。
- 上記電流積算法から上記電圧法に切り換える際には、上記電流積算法で検出された電池容量と、上記電圧法により検出される電池容量との間を徐々に変化させて最終的な電池容量を求める請求の範囲第1項記載の電池の容量検出方法。
- 2次電池の容量を検出する電池の容量検出方法において、
上記2次電池の電圧を測定して該2次電池の電圧と容量との相関性に基づいて該2次電池の容量を算出する電圧法による電池容量検出と、
上記2次電池の電流値を時間とともに積算して該2次電池の容量を算出する電流積算法による電池容量検出とを行い、
切り換えポイントとなる予め設定された上記2次電池の内部抵抗に基づく電圧降下値を閾値として、上記電圧法と上記電流積算法とを切り換えることにより上記2次電池の容量を検出する電池の容量検出方法。 - 上記予め設定された電圧降下値として、1つの閾値を定め、上記2次電池の電圧降下値が上記閾値よりも大きいときは上記電流積算法により、電圧降下値が上記閾値よりも小さいときは上記電圧法により、それぞれ上記2次電池の容量を検出する請求の範囲第7項記載の電池の容量検出方法。
- 上記予め設定された電圧降下値に幅を持たせ、上記2次電池の電圧降下値が大きいときの上記電流積算法による電池容量検出と、電圧降下値が小さいときの上記電圧法による電池容量検出との間を徐々に切り換える請求の範囲第7項記載の電池の容量検出方法。
- 上記予め設定された電圧降下値として、複数の閾値を定め、上記2次電池の電圧降下値が大きいときの上記電流積算法による電池容量検出と、電圧降下値が小さいときの上記電圧法による電池容量検出との間を段階的に切り換える請求の範囲第7項記載の電池の容量検出方法。
- 上記電圧法から上記電流積算法に切り換える際には、上記電圧法で検出された電池容量を基点として上記電流積算法により検出される電流量を積算して電池容量を求める請求の範囲第7項記載の電池の容量検出方法。
- 上記電流積算法から上記電圧法に切り換える際には、上記電流積算法で検出された電池容量と、上記電圧法により検出される電池容量との間を徐々に変化させて最終的な電池容量を求める請求の範囲第7項記載の電池の容量検出方法。
- 2次電池の容量の検出機能を有する電池パックにおいて、
上記2次電池の電圧と容量との相関性に基づいて該2次電池の容量を算出するために、該2次電池の電圧を検出する電圧検出手段と、
上記2次電池の電流値を時間とともに積算して該2次電池の容量を算出するために、該2次電池の電流値を検出する電流検出手段と、
切り換えポイントとなる予め設定された電流値を閾値として、上記2次電池の電圧と容量との相関性に基づいて該2次電池の容量を算出する動作と、上記2次電池の電流値を時間とともに積算して該2次電池の容量を算出する動作を切り換える制御手段と
を備える電池パック。 - 上記予め設定された電流値として、1つの閾値を定め、上記2次電池の電流が上記閾値よりも大きいときは上記2次電池の電流値を時間とともに積算して該2次電池の容量を算出し、電流が上記閾値よりも小さいときは上記2次電池の電圧と容量との相関性に基づいて該2次電池の容量を算出する請求の範囲第13項記載の電池パック。
- 上記予め設定された電流値に幅を持たせ、上記2次電池の電流が大きいときの上記電流値を積算することによる電池容量検出と、電流が小さいときの上記電圧と容量との相関性に基づく電池容量検出との間を徐々に切り換える請求の範囲第13項記載の電池パック。
- 上記予め設定された電流値として、複数の閾値を定め、上記2次電池の電流が大きいときの上記電流値を積算することによる電池容量検出と、電流が小さいときの上記電圧と容量との相関性に基づく電池容量検出との間を段階的に切り換える請求の範囲第13項記載の電池パック。
- 上記電圧と容量との相関性に基づく電池容量検出から、上記電流値を積算することによる電池容量検出に切り換える際には、上記電圧と容量との相関性に基づいて検出された電池容量を基点として、上記電流値を積算することにより検出される電流量を積算して電池容量を求める請求の範囲第13項記載の電池パック。
- 上記電流値を積算することによる電池容量検出から、上記電圧と容量との相関性に基づく電池容量検出に切り換える際には、上記電流値を積算することで検出された電池容量と、上記電圧と容量との相関性に基づいて検出される電池容量との間を徐々に変化させて最終的な電池容量を求める請求の範囲第13項記載の電池パック。
- 2次電池の容量の検出機能を有する電池パックにおいて、
上記2次電池の電圧と容量との相関性に基づいて該2次電池の容量を算出するために、該2次電池の電圧を検出する電圧検出手段と、
上記2次電池の電流値を時間とともに積算して該2次電池の容量を算出するために、該2次電池の電流値を検出する電流検出手段と、
切り換えポイントとなる予め設定された2次電池の内部抵抗に基づく電圧降下値を閾値として、上記2次電池の電圧と容量との相関性に基づいて該2次電池の容量を算出する動作と、上記2次電池の電流値を時間とともに積算して該2次電池の容量を算出する動作を切り換える制御手段と
を備える電池パック。 - 上記予め設定された電圧降下値として、1つの閾値を定め、上記2次電池の電圧降下値が上記閾値よりも小さいときは上記2次電池の電流値を時間とともに積算して該2次電池の容量を算出し、電圧降下値が上記閾値よりも大きいときは上記2次電池の電圧と容量との相関性に基づいて該2次電池の容量を算出する請求の範囲第19項記載の電池パック。
- 上記予め設定された電圧降下値に幅を持たせ、上記2次電池の電圧降下値が大きいときの上記電流値を積算することによる電池容量検出と、電圧降下値が小さいときの上記電圧と容量との相関性に基づく電池容量検出との間を徐々に切り換える請求の範囲第19項記載の電池パック。
- 上記予め設定された電圧降下値として、複数の閾値を定め、上記2次電池の電圧降下値が大きいときの上記電流値を積算することによる電池容量検出と、電圧降下値が小さいときの上記電圧と容量との相関性に基づく電池容量検出との間を段階的に切り換える請求の範囲第19項記載の電池パック。
- 上記電圧と容量との相関性に基づく電池容量検出から、上記電流値を積算することによる電池容量検出に切り換える際には、上記電圧と容量との相関性に基づいて検出された電池容量を基点として、上記電流値を積算することにより検出される電流量を積算して電池容量を求める請求の範囲第19項記載の電池パック。
- 上記電流値を積算することによる電池容量検出から、上記電圧と容量との相関性に基づく電池容量検出に切り換える際には、上記電流値を積算することで検出された電池容量と、上記電圧と容量との相関性に基づいて検出される電池容量との間を徐々に変化させて最終的な電池容量を求める請求の範囲第19項記載の電池パック。
- 2次電池の容量の検出機能を有する電池パックと、該電池パックを電気的な接続部を介して着脱可能に装着することにより上記電池パックからの電源供給がなされる電子機器と、を有する電子機器システムにおいて、
上記電池パックは、
上記2次電池の電圧と容量との相関性に基づいて該2次電池の容量を算出するために、該2次電池の電圧を検出する電圧検出手段と、
上記2次電池の電流値を時間とともに積算して該2次電池の容量を算出するために、該2次電池の電流値を検出する電流検出手段と、
切り換えポイントとなる子め設定された電流値を閾値として、上記2次電池の電圧と容量との相関性に基づいて該2次電池の容量を算出する動作と、上記2次電池の電流値を時間とともに積算して該2次電池の容量を算出する動作を切り換える制御手段とを備える電子機器システム。 - 上記予め設定された電流値として、1つの閾値を定め、上記2次電池の電流が上記閾値よりも大きいときは上記2次電池の電流値を時間とともに積算して該2次電池の容量を算出し、電流が上記閾値よりも小さいときは上記2次電池の電圧と容量との相関性に基づいて該2次電池の容量を算出する請求の範囲第25項記載の電子機器システム。
- 2次電池の容量の検出機能を有する電池パックと、該電池パックを電気的な接続部を介して着脱可能に装着することにより上記電池パックからの電源供給がなされる電子機器と、を有する電子機器システムにおいて、
上記電池パックは、
上記2次電池の電圧と容量との相関性に基づいて該2次電池の容量を算出するために、該2次電池の電圧を検出する電圧検出手段と、
上記2次電池の電流値を時間とともに積算して該2次電池の容量を算出するために、該2次電池の電流値を検出する電流検出手段と、
切り換えポイントとなる予め設定された2次電池の内部抵抗に基づく電圧降下値を閾値として、上記2次電池の電圧と容量との相関性に基づいて該2次電池の容量を算出する動作と、上記2次電池の電流値を時間とともに積算して該2次電池の容量を算出する動作を切り換える制御手段とを備える電子機器システム。 - 上記予め設定された電圧降下値として、1つの閾値を定め、上記2次電池の電圧降下値が上記閾値よりも小さいときは上記2次電池の電流値を時間とともに積算して該2次電池の容量を算出し、電圧降下値が上記閾値よりも大きいときは上記2次電池の電圧と容量との相関性に基づいて該2次電池の容量を算出する請求の範囲第27項記載の電子機器システム。
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