JP4203509B2 - 光ディスク装置、ディスク判別方法 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載されたディスク種別判定装置は、光ディスク(CD、DVD)が有する反射層の位置、及びその反射層上に形成された透明基板の厚さの違いを利用して、比較ディスクのタイプを判別する。ディスク種別判定装置は、光ビームを集光する対物レンズをディスクに向けて移動しながら、光ディスクからの反射光ビームに応じた検出信号を検出する。この検出信号は、光ディスクが有する反射層の数及びその位置に応じて変化する。ディスク種別判定装置は、検出信号の変化、すなわちディスク表面の鏡面反射に伴うピークと、反射層からの反射に伴うピークが出現するまでの時間に基づいてディスクの種別を判別する。
図1は、本実施形態における光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
記録媒体としての光ディスク10は、スパイラル状のトラックが形成されており、ディスクモータ32によって回転駆動される。本実施形態における光ディスク装置では、光ディスク10として例えばCD(Compact Disk)とDVD(Digital Versatile Disk)、及びHD−DVD(High Definition DVD)の3種類が使用可能であるものとして説明する。CD系ディスクには、例えばCD−ROM、CD−R、CD−RW等が含まれる。DVD系ディスクには、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R、DVD−RW、DVD+R、DVD+RW等)が含まれる。
4分割されたフォトディテクタ11a,11b,11c,11dにより検出された信号A〜Dは、それぞれピックアップヘッド11内に設けられたI−V変換器11e,11f,11g,11hにより、所定の電圧値となるように電流電圧変換される。
図3は、光ディスク10に形成されたトラックとビームスポットのサイズの関係を示す図である。
まず、DVDとHD−DVDを判別するディスク判別処理について、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。図6のフローチャートに示すディスク判別処理では、異なるエリア(トラックA,B)のそれぞれにおいて検出されるトラッキングエラー信号の振幅値をもとにして、DVDとHD−DVDとを判別する。ここで、異なるエリアとしては、HD−DVDの内周側に設けられたシステムリードインエリア(トラックA)と、システムリードインエリアより外周側に設けられたデータエリア(トラックB)に相当するエリアとする。HD−DVDでは、図3(a)(b)に示すように、データエリアは、システムリードインエリアよりもトラックピッチが狭くなっている。
本実施形態における光ディスク装置は、3種類の光ディスク10を判別する場合、先に、CDについてDVD/HD−DVDとは基板厚が異なることを利用して判別し、CDではないと判別された場合にDVDとHD−DVDの何れであるかを判別する。
図13に示すディスク判別処理は、基本的には図8に示すディスク判別処理と同様にして実行される。すなわち、3種類の光ディスク10を判別する場合、先に、CDについてDVD/HD−DVDとは基板厚が異なることを利用して判別し、CDではないと判別された場合にDVDとHD−DVDの何れであるかを判別する。図8に示すディスク判別処理では、はじめにDVDレーザを用いているが、ここではCDレーザをはじめに用いる。これにより、CDについての判別を短時間にすることができる。
Claims (4)
- 少なくとも第1DVD又は前記第1DVDよりトラック幅が狭い第2DVDの光ディスクが装填可能な光ディスク装置において、
装填された光ディスクを回転するモータと、
対物レンズを通じて前記光ディスクに第1DVD用レーザ光又は第2DVD用レーザ光を照射し、前記光ディスクからの反射光を受信するピックアップヘッドと、
前記ピックアップヘッドを前記光ディスクの半径方向に移動する移動機構と、
前記ピックアップヘッドからの前記反射光を受けて、少なくともフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、加算信号を出力するヘッドアンプと、
前記フォーカスエラー信号および前記トラッキングエラー信号を用いて前記ピックアップヘッドを駆動し、フォーカスON制御およびトラック位置決め制御を行う駆動機構と、
前記モータ、前記ピックアップヘッド、前記移動機構、前記ヘッドアンプおよび前記駆動機構を制御するコントローラとを有し、
前記コントローラは、
前記ピックアップヘッドから前記第1DVD用レーザ光を回転する前記光ディスクのシステムリードインエリアに照射した時に前記光ディスクの少なくとも1回転される間に前記ヘッドアンプから出力される前記トラッキングエラー信号の複数の振幅値の平均値又はその正規化した値である第1の測定値を求め、
前記ピックアップヘッドの前記対物レンズを前記光ディスクのデータエリアにシフトし、
前記第1DVD用レーザ光を前記光ディスクのデータエリアに照射した時に前記光ディスクの少なくとも1回転される間に前記ヘッドアンプから出力される前記トラッキングエラー信号の複数の振幅値の平均値又はその正規化した値である第2の測定値を求め、
前記第1の測定値から前記第2の測定値を減算して評価値を求め、
前記評価値と予め定められた基準値とを比較し、
前記評価値が前記基準値より小さい場合前記装填された光ディスクを第1DVDと判定し、大きい場合は第2DVDと判定する
ことを特徴とする光ディスク装置。 - 少なくともCD、第1DVD、前記第1DVDよりトラック幅が狭い第2DVDのいずれか1つの光ディスクが装填可能な光ディスク装置において、
装填された光ディスクを回転するモータと、
対物レンズを通じて前記光ディスクにCD用レーザ光又は第1DVD用レーザ光又は第2DVD用レーザ光を照射し、前記光ディスクからの反射光を受信するピックアップヘッドと、
前記ピックアップヘッドを前記光ディスクの半径方向に移動する移動機構と、
前記ピックアップヘッドからの前記反射光を受けて、少なくともフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、加算信号を出力するヘッドアンプと、
前記フォーカスエラー信号および前記トラッキングエラー信号を用いて前記ピックアップヘッドを駆動し、フォーカスON制御およびトラック位置決め制御を行う駆動機構と、
前記モータ、前記ピックアップヘッド、前記移動機構、前記ヘッドアンプおよび前記駆動機構を制御するコントローラと、を有し、
前記コントローラは、
前記ピックアップヘッドから前記第1DVD用レーザ光を前記光ディスクのデータエリアに照射すると共に、前記駆動機構を制御して前記ピックアップヘッドの前記対物レンズを前記光ディスクの離れた位置から表面に向かってシフトし、
前記シフト中の前記ヘッドアンプから出力される前記加算信号が予め定められた基準値以上となった時にタイマーによる計時を開始し、
前記タイマーの計数時間が予め定められた基準時間以内に、前記シフト中の前記ヘッドアンプから出力される前記加算信号が前記基準値以上となった場合、前記第1DVD用レーザ光を前記データエリアに照射した時の前記光ディスクの少なくとも1回転される間に前記ヘッドアンプから出力される前記トラッキングエラー信号の複数の振幅値の最大値である測定値と求め、
前記第1の測定値と予め定められた基準値とを比較し、前記測定値が前記基準値より大きい場合は前記装填された光ディスクを第1DVDと判定し、小さい場合は第2DVDと判定し、
前記タイマーの計数時間が予め定められた基準時間以内に、前記シフト中の前記ヘッドアンプから出力される前記加算信号が前記基準値以上にならない場合は、前記ピックアップヘッドから前記CD用レーザ光を前記光ディスクの前記データエリアに照射すると共に、前記駆動機構を制御して前記ピックアップヘッドの前記対物レンズを前記光ディスクの離れた位置から表面に向かってシフトし、
前記シフト中の前記ヘッドアンプから出力される前記加算信号が予め定められた基準値以上となった時に前記タイマーによる計時を開始し、
前記タイマーの計数時間が予め定められた基準時間以内に、前記シフト中の前記ヘッドアンプから出力される前記加算信号が前記基準値以上となった場合、前記装填された光ディスクを前記第2DVDと判定し、
前記タイマーの計数時間が予め定められた基準時間を超え、前記シフト中の前記ヘッドアンプから出力される前記加算信号が前記基準値以上となった場合、前記装填された光ディスクを前記CDと判定する
ことを特徴とする光ディスク装置。 - 少なくとも第1DVD又は前記第1DVDよりトラック幅が狭い第2DVDの光ディスクが装填可能な光ディスク装置のディスク判定方法であって、
対物レンズを通じて前記光ディスクに第1DVD用レーザ光又は第2DVD用レーザ光を照射し前記光ディスクからの反射光を受信するピックアップヘッドを前記光ディスクのシステムリードインエリアとデータエリアの境界に位置づけし、
前記ピックアップヘッドの前記対物レンズから前記第1DVD用レーザ光を回転する前記光ディスクのシステムリードインエリアに照射し、
前記光ディスクの少なくとも1回転される間に前記システムリードインエリアからの前記反射光を受ける前記ヘッドアンプから出力されるトラッキングエラー信号の複数の振幅値の平均値又はその正規化した値である第1の測定値を求め、
前記ピックアップヘッドの前記対物レンズを前記光ディスクのデータエリアにシフトし、
前記ピックアップヘッドの前記対物レンズから前記第1DVD用レーザ光を回転する前記光ディスクの前記データエリアに照射し、
前記光ディスクの少なくとも1回転される間に前記データエリアからの前記反射光を受ける前記ヘッドアンプから出力されるトラッキングエラー信号の複数の振幅値の平均値又はその正規化した値である第2の測定値を求め、
前記第1の測定値から前記第2の測定値を減算して評価値を算出し、
前記評価値と予め定められた基準値とを比較し、
前記評価値が前記基準値より小さい場合前記装填された光ディスクを第1DVDと判定し、大きい場合は第2DVDと判定する
ことを特徴とするディスク判別方法。 - 少なくともCD、第1DVD、前記第1DVDよりトラック幅が狭い第2DVDのいずれか1つの光ディスクが装填可能な光ディスク装置のディスク判定方法であって、
対物レンズを通じて前記光ディスクにCD用レーザ光、又は第1DVD用レーザ光、又は第2DVD用レーザ光を照射し前記光ディスクからの反射光を受信するピックアップヘッドを前記光ディスクのデータエリアに位置づけし、
前記ピックアップヘッドの駆動機構により前記ピックアップヘッドの前記対物レンズを前記光ディスクの離れた位置からディスク表面に向かってシフトし、
前記シフト中に前記ピックアップヘッドから前記第1DVD用レーザ光を前記光ディスクの前記データエリアに照射し、
前記シフト中の前記データエリアからの反射光を受けるヘッドアンプから出力される加算信号が予め定められた基準値以上となった時にタイマーによる計時を開始し、
前記タイマーの計数時間が予め定められた基準時間以内に、前記シフト中の前記ヘッドアンプから出力される前記加算信号が前記基準値以上となった場合、前記第1DVD用レーザ光を前記データエリアに照射した時の前記光ディスクの少なくとも1回転される間に前記ヘッドアンプから出力される前記トラッキングエラー信号の複数の振幅値の最大値である測定値と求め、
前記第1の測定値と予め定められた基準値とを比較し、前記測定値が前記基準値より大きい場合は前記装填された光ディスクを第1DVDと判定し、小さい場合は第2DVDと判定し、
前記タイマーの計数時間が予め定められた基準時間以内に、前記シフト中の前記ヘッドアンプから出力される前記加算信号が前記基準値以上にならない場合は、前記ピックアップヘッドから前記CD用レーザ光を前記光ディスクの前記データエリアに照射すると共に、前記駆動機構を制御して前記ピックアップヘッドの前記対物レンズを前記光ディスクの離れた位置から表面に向かってシフトし、
前記シフト中の前記ヘッドアンプから出力される前記加算信号が予め定められた基準値以上となった時に前記タイマーによる計時を開始し、
前記タイマーの計数時間が予め定められた基準時間以内に、前記シフト中の前記ヘッドアンプから出力される前記加算信号が前記基準値以上となった場合、前記装填された光ディスクを前記第2DVDと判定し、
前記タイマーの計数時間が予め定められた基準時間を超え、前記シフト中の前記ヘッドアンプから出力される前記加算信号が前記基準値以上となった場合、前記装填された光ディスクを前記CDと判定する
ことを特徴とするディスク判別方法。
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