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JP4297757B2 - 遠心分離器固定用アダプタ - Google Patents

遠心分離器固定用アダプタ Download PDF

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JP4297757B2
JP4297757B2 JP2003310604A JP2003310604A JP4297757B2 JP 4297757 B2 JP4297757 B2 JP 4297757B2 JP 2003310604 A JP2003310604 A JP 2003310604A JP 2003310604 A JP2003310604 A JP 2003310604A JP 4297757 B2 JP4297757 B2 JP 4297757B2
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Description

本発明は、遠心分離器固定用アダプタに関するものである。
採血を行う場合、現在では、血液の有効利用および供血者の負担軽減などの理由から、採血血液を遠心分離などにより各血液成分に分離し、輸血者に必要な成分だけを採取し、その他の成分は供血者に返還する成分採血が行われている。
このような成分採血において、例えば血小板製剤を得る場合、供血者から採血した血液を血液成分分離回路に導入し、該血液成分分離回路に設置された遠心ボウルと呼ばれる遠心分離器により、血漿、白血球、血小板および赤血球の4成分に分離し、そのうちの血小板をバッグに回収して血小板製剤とし、残りの血漿、白血球および赤血球は、供血者に返血することが行われる。そして、目標とする血小板数を確保するために、上記採血、採血血液の遠心分離、血小板の回収および返血よりなる一連の血液処理工程が複数回行われる。
遠心ボウル(遠心分離器)は、血液の流入口と血液成分の排出口とを有するステーターと、内部に円環状の貯血空間を有し、ステーターに対し回転可能に支持された釣り鐘状(ベル状)のローター(回転する容器)とで構成されており、前記流入口より貯血空間内へ血液を供給しつつ、ローターを高速回転させることにより、前記貯血空間内の血液が遠心分離され、回転中心に近い側から血漿層、バフィーコート層および赤血球層に分離されるよう構成されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、遠心ボウルのローターは、回転駆動装置のターンテーブルに固定されて高速回転され、貯血空間内の血液が遠心分離される。ローター(ボウル52)のターンテーブル(ハウジング60)への固定機構としては、ターンテーブルの外周部に設けられた複数のグリップ用フィンガ(以下単に「フィンガ」と言う)112によりローターの底部外周部を掴む構成のものが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
この固定機構では、フィンガ112をその質量中心がフィンガ112の回動中心(枢動点:ピン123)よりも低い位置になるように設置することで、ターンテーブルが高速で回転したとき、その遠心力によりフィンガ112の上端126(ローターの底部外周部に係止する爪部)が回転中心方向に付勢され、ローターを挟む力(ローターの保持力)が増大するよう構成されている。そして、ターンテーブルの回転速度が増すほど、ローターの保持力は増大する(特許文献2の段落番号0007参照)。
この固定機構では、ターンテーブルが高速回転しているときはフィンガによるローターの保持力が高く、ローターは確実に固定されているが、ターンテーブルの回転が停止すると遠心力が失われるので、フィンガ112によりローターを挟む力は衰え、ローターは、フィンガ112を付勢している弱いバネ力によってのみ保持されることとなる。
そのため、この固定機構では、ターンテーブルの回転が停止しているかまたは比較的低速で回転しているときには、ローターがターンテーブルから容易に外れてしまうおそれがあるという欠点がある(特許文献2の段落番号0008参照)。
また、この固定機構は、複数のフィンガ112と、各フィンガ112を回動自在に支持する回動機構と、各グリップ用フィンガを回転中心方向に向けて付勢するバネ132とを備え、これらを組み立てた構造であるため、部品点数が多く、構造が複雑であるばかりでなく、装置の組み立ての際に、前述したように、フィンガ112の質量中心と回動中心の位置関係を適正に定めたり、ターンテーブル回転時にフィンガ112に作用する向心力との関係でバネ132の付勢力を微妙に調整したりしなければならず、そのため、組み立てが容易ではなく、また、固定機構としての性能、特に、ターンテーブルの回転速度の変化に対するローターの保持力にバラツキが生じ易く、信頼性に欠けるという問題もある。
特開平9−108594号公報 特開平9−164343号公報
本発明の目的は、簡単な構成で、遠心分離器の着脱操作を容易に行うことができ、また、遠心分離器を確実に固定することができる遠心分離器固定用アダプタを提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(10)の本発明により達成される。
) 内部に貯血空間を有する回転体形状の遠心分離器を回転駆動するターンテーブルに固定するための遠心分離器固定用アダプタであって、
前記ターンテーブルに固定可能な円盤状のアダプタ本体と、
前記アダプタ本体上に設けられ、前記遠心分離器の底部外周部に外方に向かって突出するように形成された複数の突部に対しそれぞれ係脱自在に係合する係合部と、
前記係合部に対する前記突部の係合状態を維持する係合維持手段とを有し、
前記係合維持手段は、前記突部に当接する当接位置と前記突部に当接しない退避位置とに変位可能な当接部材と、前記当接部材を退避位置へ変位させるように付勢する付勢部材とを備え、前記アダプタ本体を前記ターンテーブルに固定したとき、前記当接部材が前記付勢部材の付勢力に抗して前記当接位置へ変位するよう構成されており、
前記遠心分離器を前記アダプタ本体に対し所定方向に相対的に回転することにより、前記各突部と前記各係合部とを係合し固定することを特徴とする遠心分離器固定用アダプタ。
) 前記突部は、フランジ状の突片で構成される上記()に記載の遠心分離器固定用アダプタ。
) 前記係合部は、前記アダプタ本体の上面から所定距離離間した位置に前記上面とほぼ平行に配置されたガイド板と、前記上面とほぼ垂直に形成され、前記突部が当接して回転方向の移動を規制する回転規制部材とを備える上記()または()に記載の遠心分離器固定用アダプタ。
) 前記ガイド板は、前記アダプタ本体の外周部に沿って帯状に形成されており、前記回転規制部材は、前記ガイド板の端部に立設されている上記()に記載の遠心分離器固定用アダプタ。
) 前記回転規制部材は、前記係合部におけるターンテーブルの回転駆動方向の後方側に設けられている上記()または()に記載の遠心分離器固定用アダプタ。
) 前記当接部材は、ピンで構成され、当該ピンは、その一端部が前記アダプタ本体の上面に対し突出/没入し得るよう構成されている上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の遠心分離器固定用アダプタ。
) 前記ピンは、その一端部が前記アダプタ本体の上面より突出したとき、その他端部は前記ターンテーブルに対する固定面より没入し、その一端部が前記アダプタ本体の上面より没入したとき、その他端部は前記固定面より突出するよう構成されている上記()に記載の遠心分離器固定用アダプタ。
) 内部を負圧にすることにより遠心分離器固定用アダプタを前記ターンテーブルに固定する上記()ないし()のいずれかに記載の遠心分離器固定用アダプタ。
) 前記アダプタ本体に空気吸入口が形成されている上記()に記載の遠心分離器固定用アダプタ。
10) 前記遠心分離器は、血液の流入口と血液成分の排出口とを有するステーターと、内部に円環状の貯血空間を有し、前記ステーターに対し回転可能に支持された容器本体を備えるローターとで構成されている上記()ないし()のいずれかに記載の遠心分離器固定用アダプタ。
本発明によれば、簡単な構成で、遠心分離器の着脱操作を容易に行うことができるとともに、回転速度に係わらず、遠心分離器を一定の保持力で確実に固定することができる。
そのため、回転速度が低下したり回転が停止した状態でも、遠心分離器が離脱することが防止される。
以下、本発明の遠心分離器固定用アダプタにつき添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、遠心分離器(遠心ボウル)の固定台を備えた回転駆動装置の構成例を示す断面側面図、図2は、遠心分離器(遠心ボウル)の構成例を示す縦断面図、図3は、遠心分離器の固定台の構成例を示す斜視図である。また、図4は、図3中のA−A線断面図であり、係合部および係合維持手段の構成例を示す断面図である。なお、図3中では、遠心分離器(遠心ボウル)4は、それを構成するローター50のみが示され、ステーター40は図示が省略されている。
まず、図2に基づき、遠心分離器(遠心ボウル)の構成について説明する。以下の説明では、図1〜図4中の上側を「上」、「上部」または「上端」、下側を「下」、「下部」または「下端」と言う。
遠心分離器(遠心ボウル)4は、ステーター40と、ステーター40に対し回転可能なローター50とで構成されている。ステーター40の上部には、ボウルヘッド41が設けられ、該ボウルヘッド41には、互いに反対方向へ向けて突出する流入口43および流出口44が形成されている。ボウルヘッド41の長手方向中央部付近には、後述するシール機構48を収納するスカート状のカバー42が形成されている。
ボウルヘッド41の下端部には、下方へ向けて拡開する上部流出管45が液密に嵌入されている。また、ボウルヘッド41の内腔および上部流出管45の内腔には、下部流入管46が挿入されており、2重管構造をなしている。
下部流入管46の上端461は、流出口44より上方へ突出し、流入口43に連通している。また、下部流入管46の途中には、上部流出管45の下面に対面する形状のフランジ部462が形成されている。
上部流出管45とフランジ部462との間には、幅狭の流路463が形成され、この流路463は、ボウルヘッド41の内面と下部流入管46の外面との間に形成される流路464を介して、流出口44に連通している。
下部流入管46の下端には、鉛直方向に延出する直管状の流入管47が接続されている。流入管47の下端は、ローター50内の底部付近に位置している。
シール機構48は、ローター50の上端部を液密にシールするものであり、リング481と、内周縁部がボウルヘッド41に固着されたシール部材482と、シール部材482の外周縁部をリング481との間で挟持固定する押え部材483とで構成されている。
リング481は、ローター50の回転時に、ローター50側に固定された摺動部材58と接触して摺動する凸部484を有している。シール部材482は、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、シリコーンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ウレタンゴム等の各種ゴムや各種熱可塑性エラストマー等の弾性材料よりなる膜で構成されている。
一方、ローター50は、釣り鐘状(または俵状でもよい)をなす容器本体(ボウル本体)51と、容器本体51の下端開口を遮蔽する底板(板状の遮蔽部材)52と、容器本体51内に位置する釣り鐘状(ベル状)の外核53と、外核53の内側に嵌合された筒状の内核54とで構成され、これらを組み立てたものである。容器本体51および底板52は、いずれも回転体形状をなしており、底板52は、容器本体51に対し、融着または接着剤による接着により液密に固着されている。特に、融着が好ましい。この融着の方法は、熱融着、超音波融着、レーザ光の照射による融着などが挙げられるが、より均一な融着が可能で、融着強度が高いことから、レーザ光の照射による融着が特に好ましい。
この場合、照射するレーザ光の種類としては、特に限定されず、例えば、半導体レーザ、COレーザ、YAGレーザ、エキシマレーザ等が挙げられるが、その中でも特に、半導体レーザがエネルギー効率が良く、寿命が長いという理由で好ましい。また、照射するレーザ光の波長は、概ね、レーザ光の種類に依存するが、半導体レーザの場合、波長は、800〜1000nm程度であるのが好ましい。
内核54の内側には、前記流入管47が挿通され、ローター50は、流入管47の管軸(回転中心軸500)を中心として回転する。
ローター50の底部外周部には、外方に向かって突出するように形成された複数の突部505が形成されている。この突部505は、フランジ状(鍔状)の突片として構成されている。また、突部505は、周方向に沿って等間隔で形成されていても、等間隔でなくてもよいが、等間隔で形成されているのが好ましい。図3に示す例では、90°間隔で4個の突部505が形成されている。各突部505の厚さは、ほぼ等しい。また、各突部505の外周端は、回転中心軸500を中心とする円弧状をなしている。
なお、突部505は、底板52の外周縁が外方へ延長されて形成されたもの、容器本体51の下端部が外方へ向かって延長されて形成されたもの、それらの両方を融着または接着してなるもの、別部材を融着または接着したものなど、いかなるものでもよい。
また、突部505の下面には、後述する当接部材241の上端部242が挿入可能な凹部506が形成されている。この凹部506は、当接部材241の上端部242の形状(丸みを帯びた形状)に対応した形状とすることができ、例えば図示のように、円弧状に湾曲した形状をなしている。
容器本体51の側壁511の内周面と、外核53の外周面との間には、円環状の貯血空間(懸濁液貯留空間)55が形成されている。また、容器本体51の肩部内面と、外核53の上部外面との間には、貯血空間55の上部に連通し、そこからローター50の回転中心軸500方向に向かう幅狭の流路56が形成されている。
底板52は、ほぼ円板状の部材であり、その中心部には、流入管47を流下した血液を受ける凹部521が形成されている。また、内核54の下面と底板52の上面(内面)との間には、ほぼ円盤状の流路57が形成されている。この流路57の内周側は、凹部521および流入管47内に連通し、外周側は、貯血空間55の下部に連通している。
これにより、貯血空間55の下部は、流路57、流入管47の内腔および下部流入管46の内腔を介して、流入口43に連通し、貯血空間55の上部は、流路56、流路463および流路464を介して、流出口44に連通する。
容器本体51の上部には、縮径部515が形成されており、該縮径部515内に、前記上部流出管45およびフランジ部462が収納されている。また、縮径部515の上端部には、例えばセラミックスで構成されたリング状の摺動部材58が固定されている。
貯血空間55は、図2中上方へ向かってその内外径が漸減するような形状(テーパ状)をなしている。特に、貯血空間55の上部は、ローター50の回転中心軸500へ向かって湾曲し、幅狭の流路56に至っている。この湾曲部分を肩部59といい、流路56の最内周の部分をダム部60という。ダム部60は、遠心分離操作時に血液成分がこれを越える(回転中心軸500側へ移行する)と、縮径部515の内面に沿って流れ、さらに流路463、464を経て流出口44より流出し、これを越えなければローター50の回転数を下げること等により血液成分を貯血空間55内に戻すことが可能な境界部である。
また、このローター50において、貯血空間55の容積Vは、特に限定されないが、通常、50〜1000[ml]程度とするのが好ましく、100〜300[ml]程度とするのがより好ましい。
容器本体51、底板52、外核53および内核54は、それぞれ、硬質の樹脂材料で構成されている。この硬質の樹脂材料としては、例えば、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリスチレンが挙げられる。
また、容器本体51、底板52、外核53および内核54のうちの少なくとも容器本体51は、貯血空間55の視認性を確保するために、実質的に透明な材料で構成されているのが好ましい。特に、容器本体51と底板52とは、それらの融着部の融着強度を高めるために、同一または同種の材料、あるいは相溶性に優れる材料であるのが好ましい。
以上のようなローター50は、例えば図1に示すような回転駆動装置(遠心分離器駆動装置)1により、予め設定された所定の遠心条件(回転速度および回転時間)で回転される。この遠心条件により、ローター50内の血液の分離パターン(例えば、分離する血液成分数)を設定することができる。例えば、貯血空間55内で、血液が、内層より血漿層、バフィーコート層および赤血球層に分離されるように遠心条件を設定することができる。バフィーコート層は、血小板と白血球とを含んでいる。このバフィーコート層は、血漿層および赤血球層に比べて少量であるが、血漿を通すことにより沈降速度の違いを利用して、血小板と白血球とをより明確に分離することができる。
図1に示すように、回転駆動装置1は、遠心分離器4を収納するハウジング11と、脚部12と、駆動源であるモータ13と、遠心分離器4を保持(固定)する遠心分離器の固定台(以下単に「固定台」と言う)2とを備えている。ハウジング11は、脚部12の上部に載置、固定されている。
ハウジング11の下面には、ボルト16によりスペーサー17を介してモータ13が固定されている。モータ13の回転軸14は、上方に向かって突出しており、その先端部には、固定台2が回転軸14と同軸でかつ一体的に回転するように嵌入されている。すなわち、固定台2と回転軸14とは、回転力を伝達し得るような凹凸嵌合構造のカプラーにより好ましくは着脱自在に連結される。このような固定台2の上部には、後述する操作にて遠心分離器4のローター50が同軸で固定される。
また、遠心分離器4のステーター40は、その上部位置(ボウルヘッド41)において、図示しない固定部材によりハウジング11に対し固定されている。回転駆動装置1では、モータ13を駆動すると、固定台2およびそれに固定されたローター50が、予め設定された所定の遠心条件(例えば、回転数1000〜6000rpm)で回転する。この遠心条件により、ローター50内の血液の分離パターン(例えば、分離する血液成分数)を設定することができる。
固定台2は、モータ13により所定方向(図3中矢印方向)に回転駆動されるターンテーブル20と、ターンテーブル20上に設けられ、遠心分離器4の各突部505に対しそれぞれ係脱自在に係合する複数の係合部22と、各係合部22に対する突部505の係合状態を維持する係合維持手段24とで構成されている。
ターンテーブル20は、固定台2の本体を形成する円盤状の部材で構成されており、その上面201の外周部には、突部505に対応するように複数の係合部22が形成されている。図示の実施形態では、4つの係合部22が周方向にそって等間隔で、すなわち、90°間隔で形成されている。
また、ターンテーブル20のほぼ中心部には、凹部205が形成されている。この凹部205には、遠心分離器4の底板52の中心部に形成された凹部521を画成するための凸部が挿入、配置される。
以下、各係合部22および各係合維持手段24について説明するが、それぞれの構成は同一であるため、1つの係合部22および各係合維持手段24について説明する。
係合部22は、ターンテーブル20の上面201から所定距離離間した位置に上面201とほぼ平行に配置されたガイド板221と、上面201とほぼ垂直に形成され、突部505が当接して回転方向の移動を規制する回転規制部材222とを備えている。
ターンテーブル20の上面201とガイド板221との間には、突部(突片)505が挿入、収納される空間21が形成される。従って、ガイド板221の上面201に対する離間距離は、突部505が挿入されるのに必要かつ十分な距離とされる。
ガイド板221は、ターンテーブル20の外周部に沿って帯状に形成されており、回転規制部材222は、ガイド板221の一端部に空間21を閉じるように立設された小片で構成されている。また、ガイド板221の外縁とターンテーブル20の外縁とは、円弧状の外周壁223により連結(または一体化)され、空間21の外周側が閉じられている。このような構成により、空間21は、ターンテーブル20の回転中心側およびガイド板221の他端部側(回転規制部材222がない側)にのみ開放する空間となる。
ここで、回転規制部材222は、ガイド板221のいずれ側の端部に形成されていてもよいが、ターンテーブル20の回転駆動方向(図3中の矢印参照)との関係で、当該回転駆動方向の後方側に設けられているのが好ましい。これにより、ターンテーブル20が回転駆動するとき(回転加速時)に、遠心分離器4の慣性力により突部505が回転規制部材222に当接し付勢されるようになるため、ターンテーブル20に対する遠心分離器4の滑りを生じることなく確実な固定が維持される。
各係合部22には、ぞれぞれ、当該係合部22に係合する突部505の係合状態を維持する係合維持手段24が設けられている。図4に示すように、係合維持手段24は、突部505の下面に当接する当接部材241と、当接部材241を突部505に当接するように付勢する付勢部材245とを備えており、付勢部材245の付勢力により係合状態を維持するよう構成されている。
ターンテーブル20の係合部22の空間21の下部には、孔247が形成されており、この孔247内に当接部材241および付勢部材245が収納されている。
当接部材241は、ピンで構成され、その上端部242は、丸みを帯びた形状をなしている。また、当接部材241の途中には、鍔状のバネ座243が形成されている。付勢部材245は、孔247内に圧縮状態で収納されたコイル状のバネで構成されており、付勢部材(バネ)245の下端および上端は、それぞれ、孔247の底面および当接部材241のバネ座243に当接している。これにより、付勢部材245は、当接部材241を空間21に向けて上方に付勢する。
なお、孔247の上部は、バネ座243が通過できない程度に縮径した縮径部248を形成しており、この縮径部248の下面にバネ座243が当接することにより、当接部材241の上方への移動を規制し、上端部242が空間21内に過剰に突出することを防止している。
次に、遠心分離器4の固定台2への固定方法(装着方法)について説明する。
図3に示すように、遠心分離器4のローター50をターンテーブル20の上方に位置させ、それらの回転中心同士をほぼ合わせた状態で、遠心分離器4を下降させつつ、各突部505がそれぞれ隣り合う係合部22同士の間(4つの間隙)に挿入されるように位置合わせをする。
次に、ターンテーブル20を固定(回転停止)した状態で、ローター50を図3中時計回りに回転する。これにより、各突部505は、対応する係合部22の空間21内に(図4中矢印方向に)挿入されてゆき、突部505が回転規制部材222に当接したところで停止する。
なお、この操作は、ローター50を固定(回転停止)した状態で、ターンテーブル20を図3中反時計回りに回転することにより行ってもよい。
突部505が係合部22の空間21内に半分程度挿入したとき、突部505の縁が当接部材241の上端部242に当接し、付勢部材245の付勢力に抗して当接部材241を下方に押圧する。これにより、上端部242は、孔247内に引っ込む。その後、上端部242は、突部505の下面に当接しつつ摺動する。そして、突部505が回転規制部材222に当接したとき、突部505の下面に形成された凹部506が孔247のほぼ中心位置に一致するため、付勢部材245の付勢力により当接部材241が上方に移動し、上端部242が凹部506に挿入される。当接部材241の上端部242は、付勢部材245の付勢力により凹部506の湾曲凹面に圧着されているので、突部505が戻る方向(回転規制部材222から離れる方向)へ移動することが防止される。
以上により、各突部505の係合部22への係合が完了し、かつその係合状態が維持される。これにより、ローター50のターンテーブル20に対する固定(装着)状態が確実に維持される。固定台2がローター50を固定する力は、ターンテーブル20の回転速度に係わらず(回転が停止した状態においても)、実質的に一定である。
遠心分離作業の終了後、ローター50をターンテーブル20から取り外す際には、ローター50をターンテーブル20に対し図3中反時計回りに相対的に回転する。これにより、突部505の下面に形成された凹部506から当接部材241の上端部242が外れ、突部505が空間21から出て係合部22との係合が解除されるので、ローター50をターンテーブル20より簡単に取り外すことができる。
図5は、係合部および係合維持手段の他の構成例を示す断面図である。図5に示す係合維持手段は、図4に示す係合維持手段24の構成をより簡素にしたものである。
ローター50の外周部に形成された突部505には、前記と同様の凹部506が形成されている。
一方、係合維持手段25は、板バネで構成される付勢部材255と、その一端部に形成され、上方に向かって突出する突起状の当接部材251とで構成されている。本実施形態では、当接部材251と付勢部材255とが同一材料(例えば、硬質樹脂、金属材料)により一体形成されている。
付勢部材255は、その他端部がターンテーブル20に固定されており、これにより付勢部材255および当接部材251は、ターンテーブル20に対し片持ち支持されている。そして、付勢部材255の撓みにより、当接部材251が上下方向に変位することができる。当接部材251は、丸みを帯びた形状の突起で構成され、空間21に突部505が挿入されたとき、その下面に形成された凹部506に挿入する。
図5に示す構成の係合部および係合維持手段を有する固定台2の場合も、遠心分離器4の固定台2への固定方法(装着方法)は、前記とほぼ同様であるため、その説明は省略する。
図6は、本発明の遠心分離器固定用アダプタの実施形態を示す斜視図である。遠心分離器固定用アダプタ(以下単に「アダプタ」と言う)3は、遠心分離器4を回転駆動装置1のターンテーブル28に固定するためのアダプタであって、ターンテーブル28に固定可能な円盤状のアダプタ本体30と、アダプタ本体30上に設けられ、遠心分離器4の各突部505に対しそれぞれ係脱自在に係合する複数の係合部32と、各係合部32に対する突部505の係合状態を維持する係合維持手段34とで構成されている。
ターンテーブル28は、ほぼ円盤状の部材で構成され、その中心部には、空気吸入口281が形成されている。ターンテーブル28の下部には、図示しない空気吸入装置が設置され、この空気吸入装置の吸気管が空気吸入口281の下端部に接続されている。
また、ターンテーブル28の外周には、ほぼ垂直に立設したリング状の外周壁282が形成されている。
また、ターンテーブル28の底部上面であって、外周壁282の内側には、全周にわたって、リング状のパッキン(密着シート)283が設置されている。このパッキン283は、例えば前述したような各種ゴム材料、各種熱可塑性エラストマー、各種軟質樹脂等で構成することができる。なお、本発明において、このようなパッキンは、脚部302の下端面303側に設置されていてもよく、あるいはパッキン自体が存在しなくてもよい。
アダプタ本体30は、その下部外周に、全周に渡って円筒状(リング状)の脚部(スペーサー)302が形成されている。アダプタ3をターンテーブル28に固定(装着)する際には、脚部302の下端部がターンテーブル28の外周壁282の内側に嵌合され、さらに脚部302の下端面(固定面)303がパッキン283に密着する。
また、アダプタ本体30のほぼ中心部には、凹部305が形成されている。この凹部305には、遠心分離器4の底板52の中心部に形成された凹部521を画成するための凸部が挿入、配置される。
以下、各係合部32および各係合維持手段34について説明するが、それぞれの構成は同一であるため、1つの係合部32および各係合維持手段34について説明する。
係合部32は、アダプタ本体30の上面301から所定距離離間した位置に上面301とほぼ平行に配置されたガイド板321と、上面301とほぼ垂直に形成され、突部505が当接して回転方向の移動を規制する回転規制部材322とを備えている。
アダプタ本体30の上面301とガイド板321との間には、突部(突片)505が挿入、収納される空間31が形成される。従って、ガイド板321の上面301に対する離間距離は、突部505が挿入されるのに必要かつ十分な距離とされる。
ガイド板321は、アダプタ本体30の外周部に沿って帯状に形成されており、回転規制部材322は、ガイド板321の一端部に空間31を閉じるように立設された小片で構成されている。また、ガイド板321の外縁とアダプタ本体30の外縁とは、円弧状の外周壁323により連結(または一体化)され、空間31の外周側が閉じられている。このような構成により、空間31は、アダプタ本体30の回転中心側およびガイド板321の他端部側(回転規制部材322がない側)にのみ開放する空間となる。
ここで、回転規制部材322は、ガイド板321のいずれ側の端部に形成されていてもよいが、アダプタ本体30の回転駆動方向(図6中の矢印参照)との関係で、当該回転駆動方向の後方側に設けられているのが好ましい。これにより、アダプタ本体30が回転駆動するとき(回転加速時)に、遠心分離器4の慣性力により突部505が回転規制部材322に当接し付勢されるようになるため、アダプタ本体30に対する遠心分離器4の滑りを生じることなく確実な固定が維持される。
各係合部32には、ぞれぞれ、当該係合部32に係合する突部505の係合状態を維持する係合維持手段34が設けられている。この係合維持手段34は、前述した(図4に示す)係合維持手段24と同様のものを用いることができ、その構成および作用はほぼ同じであるため、その説明は省略する。また、アダプタ3においても、係合維持手段34に代えて、前述した(図5に示す)係合維持手段25と同様の係合維持手段35を用いることもでき、同様の作用・効果を生じる。
このようなアダプタ3は、以下のようにして用いられる。
図6に示すように、遠心分離器4のローター50をアダプタ本体30の上方に位置させ、それらの回転中心同士をほぼ合わせた状態で、遠心分離器4を下降させつつ、各突部505がそれぞれ隣り合う係合部32同士の間(4つの間隙)に挿入されるように位置合わせをする。
次に、アダプタ本体30に対しローター50を図6中時計回りに相対的に回転する。これにより、各突部505は、対応する係合部32の空間31内に挿入されてゆき、突部505が回転規制部材322に当接したところで停止する。このとき、前述した係合維持手段34の作用により、突部505が戻る方向(回転規制部材322から離れる方向)へ移動することが防止される。
以上により、各突部505の係合部32への係合が完了し、かつその係合状態が維持される。これにより、ローター50のアダプタ3に対する固定(装着)がなされる。
次に、ローター50が固定されたアダプタ3をターンテーブル28に装着する。まず、アダプタ3の脚部302の下端部をターンテーブル28の外周壁282の内側に嵌合する。このとき、脚部302の下端面303は、パッキン283に当接している。
次いで、前述した空気吸入装置を作動し、該装置の吸気管および空気吸入口281を介して吸気を行う。これにより、アダプタ3の内部空間(アダプタ3とターンテーブル28とで囲まれる空間)が負圧となり、アダプタ3がターンテーブル28に吸着、固定される。
このとき、アダプタ3に作用した吸着力により、脚部302の下端面303は、パッキン283に圧着される。パッキン283は、ゴムまたは軟質樹脂等の、密着性(気密性)を有し滑り難い材料で構成されているため、ターンテーブル28が高速で回転した場合でも、アダプタ3がターンテーブル28に対し滑りやズレを生じることはない。従って、アダプタ3に固定されているローター50も、ターンテーブル28に対し確実に固定されることとなる。
アダプタ3がローター50を固定する力は、ターンテーブル28の回転速度に係わらず、実質的に一定である。従って、ローター50は、ターンテーブル28に対しても、その回転速度に係わらず、確実に固定される。
図7および図8は、それぞれ、本発明における係合維持手段の構成例を示す断面図である。これらの図に示すように、係合維持手段36は、ローター50の突部505に当接する当接位置(図8に示す位置)と突部505に当接しない退避位置(図7に示す位置)とに変位可能な当接部材361と、当接部材361を退避位置へ変位させるように付勢する付勢部材366とを備えている。なお、突部505の下面には、前述したような凹部506は形成されていなくてもよい。
アダプタ本体30の(脚部302の)空間31の入口付近の下部には、孔367が形成されており、この孔367内に当接部材361および付勢部材366が収納されている。
当接部材361は、ピンで構成され、その上端部362および下端部363は、それぞれ、丸みを帯びた形状をなしている。当接部材361の長さは、脚部302の高さより長く、これにより、当接部材361の上端部362および下端部363の少なくとも一方がアダプタ本体30の上面301または下端面303より突出する。
また、当接部材361の途中には、鍔状のバネ座364が形成され、このバネ座364の外周には、Oリング365が設置されている。このOリング365は、当接部材361の図中上下方向の移動に伴って移動し、孔367の内周面に摺接する。
付勢部材366は、孔367内の上部に圧縮状態で収納されたコイル状のバネで構成されており、付勢部材(バネ)366の下端および上端は、それぞれ、当接部材361のバネ座364および縮径部368に当接している。これにより、付勢部材366は、当接部材361を下方に向けて、上端部362が空間31から退避するよう(上面301のより下方に没入するよう)に付勢する。
孔367の上端付近には、当接部材361の上端部362は通過するが付勢部材366は通過できない程度に縮径した縮径部368が形成されており、この縮径部368の下面に付勢部材366の上端が当接する。また、孔367の下部には、当接部材361が抜けるのを防止するためのリング状のブッシュ369が嵌入(または螺入)されている。このブッシュ369には、当接部材361の下端部363が通過する孔が形成され、ブッシュ369の上面に当接部材361のバネ座364が当接し、当接部材361がそれ以上下方へ移動できないように規制している。
アダプタ3が通常の状態(ターンテーブル28の固定されていない単独の状態)では、図7に示すように、当接部材361は、付勢部材366により下方に向かって付勢され、バネ座364がブッシュ369に当接した状態で静止している。これにより、当接部材361の上端部362はアダプタ本体30の上面301より孔367内に没入し、当接部材361の下端部363は脚部302の下端面(固定面)303より下方に突出している。
一方、アダプタ3をターンテーブル28に固定したときは、脚部302の下端面(固定面)303はターンテーブル28側のパッキン283に圧着される。これにより、図8に示すように、当接部材361の下端部363がパッキン283に当接して上方へ押され、当接部材361は、付勢部材366の付勢力に抗して上方へ移動する。この移動により、当接部材361の上端部362はアダプタ本体30の上面301より所定長さ突出し、当接部材361の下端部363は脚部302の下端面(固定面)303より孔367内に没入する。
このような係合維持手段36を備えたアダプタ3は、以下のようにして用いられる。
図6に示すように、遠心分離器4のローター50をアダプタ本体30の上方に位置させ、それらの回転中心同士をほぼ合わせた状態で、遠心分離器4を下降させつつ、各突部505がそれぞれ隣り合う係合部32同士の間(4つの間隙)に挿入されるように位置合わせをする。
次に、アダプタ本体30に対しローター50を図6中時計回りに相対的に回転する。前述したように、当接部材361は、突部505に当接しない退避位置にあり、すなわち、当接部材361の上端部362は、アダプタ本体30の上面301より孔367内に没入しているため(図7参照)、各突部505は、当接部材361に遮られることなく、対応する係合部32の空間31内に挿入されてゆき、突部505が回転規制部材322に当接したところで停止する。
次に、この状態を維持しつつ、アダプタ3をターンテーブル28に装着する。まず、アダプタ3の脚部302の下端部をターンテーブル28の外周壁282の内側に嵌合する。このとき、脚部302の下端面303は、パッキン283に当接し、上方へ押される。これにより、前述したように、当接部材361は、突部505に当接する当接位置へ移動する。すなわち、当接部材361の上端部362がアダプタ本体30の上面301より突出し、突部505の縁部に当接、係止する。よって、突部505の図8中矢印と反対方向への戻り(回転規制部材322から離れる方向への移動)が阻止され、係合部32に対する係合状態が維持される。
以上により、各突部505の係合部32への係合が完了し、かつその係合状態が維持され、これにより、ローター50のアダプタ3に対する固定(装着)がなされる。
次に、前述した空気吸入装置を作動し、該装置の吸気管および空気吸入口281を介して吸気を行う。これにより、アダプタ3の内部空間(アダプタ3とターンテーブル28とで囲まれる空間)が負圧となり、アダプタ3がターンテーブル28に吸着、固定される。
このとき、アダプタ3に作用した吸着力により、脚部302の下端面303は、パッキン283に圧着される。パッキン283は、ゴムまたは軟質樹脂等の、密着性(気密性)を有し滑り難い材料で構成されているため、ターンテーブル28が高速で回転した場合でも、アダプタ3がターンテーブル28に対し滑りやズレを生じることはない。従って、アダプタ3に固定されているローター50も、ターンテーブル28に対し確実に固定されることとなる。
アダプタ3がローター50を固定する力は、ターンテーブル28の回転速度に係わらず、実質的に一定である。従って、ローター50は、ターンテーブル28に対しても、その回転速度に係わらず、確実に固定される。
また、アダプタ3がターンテーブル28に対し確実に圧着固定されている限り、当接部材361は、突部505に当接する当接位置を保持するため、各突部505の各係合部32に対する係合も確実に維持される。
遠心分離作業の終了後、アダプタ3をターンテーブル28から取り外すと、当接部材361の下端部363のパッキン283による押圧が解除されるため、当接部材361は、付勢部材366の付勢力により、アダプタ本体30に対し下方へ移動し、自動的に退避位置へ戻る。これにより、ローター50をアダプタ本体30に対し図6中反時計回りに相対的に回転することにより、ローター50をアダプタ3より簡単に取り外すことができる。
以上、本発明を図示の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は、図示のものに限定されないことは言うまでもない。上述した固定台、アダプタおよび回転駆動装置の各部の構成は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができ、また任意の構成を付加することができる。特に、遠心分離器に形成された突部の形状、個数、配置や、突部に係合する係合部の構造、配置、さらには、係合維持手段の構造、配置等は、図示のものに限定されず、いかなるものでもよい。
また、アダプタ3のターンテーブル28への固定は、前述したような負圧を利用した構成のものに限定されず、たとえば、公知の挟持機構(把持機構)等を用いたものであってもよい。
また、上記では、遠心分離器としてローターとステーターを有する遠心ボウルを例にして説明したが、遠心分離器の種類、構造等は、これに限定されるものではない。
心分離器の固定台を備えた回転駆動装置の構成例を示す断面側面図である。 遠心分離器(遠心ボウル)の構成例を示す縦断面図である。 心分離器の固定台の実施形態を示す斜視図である。 図3中のA−A線断面図(係合部および係合維持手段の構成例を示す断面図)である。 合部および係合維持手段の他の構成例を示す断面図である。 本発明の遠心分離器固定用アダプタの実施形態を示す斜視図である。 本発明における係合維持手段の構成例(当接部材が退避位置にある状態)を示す断面図である。 本発明における係合維持手段の構成例(当接部材が当接位置にある状態)を示す断面図である。
符号の説明
1 回転駆動装置
11 ハウジング
12 脚部
13 モータ
14 回転軸
16 ボルト
17 スペーサー
2 固定台
20 ターンテーブル
201 上面
205 凹部
21 空間
22 係合部
221 ガイド板
222 回転規制部材
223 外周壁
24 係合維持手段
241 当接部材(ピン)
242 上端部
243 バネ座
245 付勢部材(バネ)
247 孔
248 縮径部
25 係合維持手段
251 当接部材(突起)
255 付勢部材(板バネ)
28 ターンテーブル
281 空気吸入口
282 外周壁
283 パッキン
3 アダプタ
30 アダプタ本体
301 上面
302 脚部
303 下端面(固定面)
305 凹部
31 空間
32 係合部
321 ガイド板
322 回転規制部材
323 外周壁
34、35 係合維持手段
36 係合維持手段
361 当接部材(ピン)
362 上端部
363 下端部
364 バネ座
365 Oリング
366 付勢部材(バネ)
367 孔
368 縮径部
369 ブッシュ
4 遠心分離器(遠心ボウル)
40 ステーター
41 ボウルヘッド
42 カバー
43 流入口
44 流出口
45 上部流出管
46 下部流入管
461 上端
462 フランジ部
463、464 流路
47 流入管
48 シール機構
481 リング
482 シール部材
483 押え部材
484 凸部
50 ローター
500 回転中心軸
501 凹凸嵌合部
502 凹部
503 凸部
505 突部(突片)
506 凹部
51 容器本体
511 側壁
513 下端面
515 縮径部
52 底板
521 凹部
522 内面(上面)
523 外面(下面)
53 外核
54 内核
55 貯血空間
56、57 流路
58 摺動部材
59 肩部
60 ダム部

Claims (5)

  1. 内部に貯血空間を有する回転体形状の遠心分離器を回転駆動するターンテーブルに固定するための遠心分離器固定用アダプタであって、
    前記ターンテーブルに固定可能な円盤状のアダプタ本体と、
    前記アダプタ本体上に設けられ、前記遠心分離器の底部外周部に外方に向かって突出するように形成された複数の突部に対しそれぞれ係脱自在に係合する係合部と、
    前記係合部に対する前記突部の係合状態を維持する係合維持手段とを有し、
    前記係合維持手段は、前記突部に当接する当接位置と前記突部に当接しない退避位置とに変位可能な当接部材と、前記当接部材を退避位置へ変位させるように付勢する付勢部材とを備え、前記アダプタ本体を前記ターンテーブルに固定したとき、前記当接部材が前記付勢部材の付勢力に抗して前記当接位置へ変位するよう構成されており、
    前記遠心分離器を前記アダプタ本体に対し所定方向に相対的に回転することにより、前記各突部と前記各係合部とを係合し固定することを特徴とする遠心分離器固定用アダプタ。
  2. 前記突部は、フランジ状の突片で構成される請求項1に記載の遠心分離器固定用アダプタ。
  3. 前記係合部は、前記アダプタ本体の上面から所定距離離間した位置に前記上面とほぼ平行に配置されたガイド板と、前記上面とほぼ垂直に形成され、前記突部が当接して回転方向の移動を規制する回転規制部材とを備える請求項1または2に記載の遠心分離器固定用アダプタ。
  4. 内部を負圧にすることにより遠心分離器固定用アダプタを前記ターンテーブルに固定する請求項1ないし3のいずれかに記載の遠心分離器固定用アダプタ。
  5. 前記遠心分離器は、血液の流入口と血液成分の排出口とを有するステーターと、内部に円環状の貯血空間を有し、前記ステーターに対し回転可能に支持された容器本体を備えるローターとで構成されている請求項1ないし4のいずれかに記載の遠心分離器固定用アダプタ。
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