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JP4290681B2 - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、画像処理プログラムを記録した機械読取可能な記録媒体および印刷物 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、画像処理プログラムを記録した機械読取可能な記録媒体および印刷物 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、画像処理プログラムを記録した機械読取可能な記録媒体および印刷物に関し、特に、画像に情報を埋込むための潜像を生成する画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、画像処理プログラムを記録した機械読取可能な記録媒体および印刷物に関する。
近年の複写機技術の発達により、容易に文書の複製または偽造が可能になっており、大きな社会問題となっている。このため、複写すると潜像が現出し、ひと目で複製物であることが分かる技術の1つとして潜像印刷技術が提案されている。
特許文献1では、潜像部分は細かい網点で印刷され、潜像の周囲は一様に見える粗い網点で印刷された印刷物が提供される。細かい網点は複写されにくいため、当該印刷物を複写すると潜像が明瞭に認識される。特許文献1の技術は、複写機の再現性能の限界を利用したものである。たとえば、住民票の写しなどにも同様の技術が利用された用紙が使用されているので、住民票の写しをコピーすると「複写」などの文字が現出するようになっている。
図23と図24を用いて潜像について説明する。図23には潜像の一例が示される。図23は粗いパターン21で潜像としての文字「A」の画像と、その周辺部画像は潜像と同じ濃度に見えるように細かいパターン22で構成されている。図23が印刷された用紙を複写機でコピーすると図24の複写物が出力される。図24の複写物においては、複写機の性能限界から細かいパターン22が消える、または、粗いパターン21と細かいパターン22の濃度差が発生することによって、潜像として埋込まれた「A」という文字が現出する。
図25(A)〜(D)を用いて、原稿を印刷する用紙に潜像技術を利用した場合について説明する。図25(B)のような潜像(文字「A」の画像)入り背景画像が印刷された用紙に対して、図25(A)に示した原稿画像を印刷すると、図25(C)のような結果になる。図25(C)の印刷物では、潜像はそのままでは周辺の背景と一体化し、背景画像は一様な模様を呈するため、図25(C)を見た人は一様な模様の上に原稿が印刷されているように見える。図25(C)の印刷物を複写すると上記で説明したとおり、複写物においては図25(D)のように潜像が現出する。そのため、たとえば潜像を「複写」という文字の画像にしておけば、印刷物は、複写したものであるか否かを簡単に判別することができる。
しかしながら、特許文献1の技術では、文書を印刷する前にあらかじめ潜像効果を有する用紙を作成し、必要な量を見込んで用意しておく必要があった。また、潜像のデザインを変更すると、用紙を作成しなおす必要がある。そのため、既に印刷した用紙が無駄になるなど、コストが掛かりすぎる。また、文書を印刷する度に潜像として埋込む文字を変えることはできなかった。
また、特許文献2には、デジタル複写機においてCCD(Charge Coupled Device)によって読取られた原稿画像に対して潜像入り背景画像を加算して記録する技術が開示されている。潜像入り背景画像と原稿画像はデジタル複写機内で画像処理によって重ね合わせられるため、あらかじめ潜像入り背景画像が印刷された用紙を印刷しておく必要はない。
図25(A)〜(D)を用いて原稿画像と潜像入り背景画像の重ね合わせについて説明する。特許文献1の技術では図25(B)の潜像入りの背景画像はあらかじめ別の用紙に印刷しておく必要があったが、特許文献2の技術では、原稿画像(図25(A)参照)と潜像入り背景画像(図25(B)参照)を画像処理で重ね合わせて図25(C)の画像を印刷出力するため、あらかじめ潜像入り背景画像を印刷した用紙を用意しておく必要はない。
特許文献1と特許文献2に記載された技術は、同一濃度に見える粗密のパターンを利用しているため、遠目には一様な模様に見えるが、近くで見ると粗密のパターンの境界が目立ってしまい、複写しなくても肉眼で潜像が容易に確認できてしまうという問題があった。
そこで、特許文献3のように、背景画像および潜像にまたがる白抜きのカムフラージュ模様を施す技術が提案された。粗密のパターンの境界よりもカムフラージュ模様の方が目立つため、潜像が肉眼では識別しにくくなるという効果を有する。また、別の模様をオーバープリントする技術と比較して、コストと手間をかけずに潜像をカムフラージュできるといった特徴も有している。
図23、図26および図27を用いてカムフラージュ模様について説明する。図23において、粗いパターン21と密な(細かい)パターン22は同じ濃度に見えるように印刷されているため、遠目には一様なパターンとして認識できるが、近くで見ると密度の違いからパターンの境界部分が目立ってしまい、潜像が肉眼で確認できてしまう。そこで図26のように、白抜きのカムフラージュ模様23を粗密のパターン21と22にまたがって施すことにより、パターンの境界よりもカムフラージュ模様の方が目立つため、潜像をカムフラージュできる。また、図27に示すように、カムフラージュ模様が施された潜像入り背景画像を複写しても、カムフラージュ模様を施さなかったときと同様に密なパターンは複写されず、潜像が現出するという効果は失われない。
一方、特許文献4には、1つのドットパターンに1つのシンボルを与え、ドットパターンを組合わせて配置することによって画像に情報を埋込む技術が開示されている。図28(A)と(B)ならびに図29を用いてドットパターンについて説明する。たとえば図28(A)のドットパターンには0、図28(B)のドットパターンには1のシンボルをそれぞれ与えたとする。このようなシンボルを組合わせて、組合わせたシンボルの並びに従い、図28(A)または図28(B)のドットパターンを並べることで、図29のような一様な背景模様のパターン30を構成することが可能である。このため、特許文献1と特許文献2の技術と組合わせ、背景模様の一部を同じ濃度に見える異なるパターンに置き換えることで、コピーすると現出する潜像を背景画像に入れることも可能である。
ところが、特許文献1と2と同様に、シンボルが与えられたドットパターンと置き換えられたパターンどうしの境界部分は視認されやすく、潜像が肉眼で見えるという課題が残る。特に、シンボルが与えられたドットパターンを並べたパターンは特有の模様を呈するので、すなわちユーザは特有の模様を視認することができるので、潜像と模様との境界がより目立ちやすい。
潜像が肉眼で見えるという課題を解決するため、特許文献3のカムフラージュ模様を用いた場合には、見た目には潜像は目立たなくなるが、カムフラージュ模様によってドットパターンが破壊されてしまい、画像に埋込んだ情報が読出せなくなるという問題があった。
特開昭54−74125号公報 特開平7−231384号公報 特開平4−170569号公報 特開2003−101762号公報
以上のように、潜像を構成する複数のパターンの少なくとも1つに情報を埋込む場合、特許文献1〜4を組合わせるだけでは、埋込んだ情報を欠落させることなく、潜像をカムフラージュして目立たなくすることができなかった。
それゆえに、本発明の目的は、潜像が目立たない潜像入り画像を生成する画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、画像処理プログラムを記録した機械読取可能な記録媒体および上記の画像処理装置で印刷された印刷物を提供することである。
本発明の他の目的は、潜像を構成するパターンに情報を埋込んだ場合でも、情報を欠落させることなく潜像が目立たない潜像入り画像を生成する画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、画像処理プログラムを記録した機械読取可能な記録媒体および上記の画像処理装置で印刷された印刷物を提供することである。
この発明のある局面に従うと、異なる種類のパターン画像を合成することで潜像入り画像を生成する画像処理装置は、与えられる第1のパターン画像に基づき、第1のパターン画像と実質的に同じ濃度を有する第2のパターン画像を生成するパターン生成手段と、与えられる潜像生成のためのマスク画像の各画素の値に従って、第1のパターン画像と生成された第2のパターン画像とを選択的に合成して潜像入り画像を生成する潜像生成手段とを備える。
好ましくは、第1のパターン画像は、異なる情報が埋め込まれた(割当てされた)複数の情報パターンからなる。
これにより、第1のパターン画像と実質的に同じ濃度を有する第2のパターン画像を第1のパターン画像に基づき生成して、第1のパターン画像と生成した第2のパターン画像とを潜像のためのマスク画像に従い選択的に合成して潜像入りの画像が生成される。
したがって、潜像入りの画像は均一濃度の画像に見えるので、肉眼で潜像を認識しにくくすることが可能になる。この結果、第1のパターン画像に情報が埋込まれていた場合でも、情報を秘匿しておくことができる。そのため、情報を秘匿するために潜像入り画像上にカムフラージュ模様を施さなくてもよくなって、第1のパターンに埋込まれた情報がカムフラージュ模様によって欠落する事態も回避できる。
好ましくは、与えられる第1のパターン画像に対して膨張処理し、膨張処理後の第1のパターン画像をパターン生成手段に出力する画像膨張手段をさらに備える。
したがって、第1のパターン画像は膨張処理された後に、第2のパターン画像を生成するために用いられる。それゆえに、膨張処理により第1のパターン画像における局所的な特徴が消え、大局的な特徴だけが残るため、第2のパターン画像の模様を第1のパターン画像のそれと同様にすることが可能となる。
好ましくは、異なる種類のパターン画像は同一の濃度に見える画像である。
好ましくは、パターン生成手段は、予め準備された基本パターン画像の各画素の値を、当該画素値と対応する第1のパターン画像の画素の値との論理積の値により置換することにより、基本パターンを第2のパターンに変換する。
したがって、論理演算を用いて簡単に第2のパターン画像を生成できる。
この発明の他の局面に従うと、異なる種類のパターン画像を合成することで潜像入り画像を生成する画像処理装置は、与えられるマスク画像に対して平滑化処理を行なう画像平滑化手段と、画像平滑化手段からの出力に従う混合比で、実質的に同じ濃度を有する第1のパターン画像と第2のパターン画像とを合成することにより、潜像入り画像を生成する潜像生成手段とを備える。
これにより、実質的に同じ濃度を有する第1のパターン画像と第2のパターン画像を用いてマスク画像をもとに生成される潜像入り画像は、潜像とその周囲画像との境界部分の濃度変化は滑らかになる。その結果、肉眼で潜像を認識しにくくすることが可能になる。特に、第1のパターン画像に情報が埋込まれていた場合、第1のパターン画像の上にカムフラージュ模様を施す必要はなくなって、情報がカムフラージュ模様によって欠落することはない。
好ましくは、与えられる第1のパターン画像に基づき、第1のパターン画像と実質的に同じ濃度を有する第2のパターン画像を生成するパターン生成手段をさらに備える。
好ましくは、第1のパターン画像は、異なる情報が割当てされた複数の情報パターンからなる。
好ましくは、与えられる第1のパターン画像に対して膨張処理を施し、膨張処理後の第1のパターン画像をパターン生成手段に出力する画像膨張手段をさらに備える。
好ましくは、潜像生成手段は、潜像が入れられるべき画像の各画素の値を、画像平滑化手段から出力された平滑化後のマスク画像の対応する画素の値に従った比で、第1のパターン画像と第2のパターンとの対応する画素値どうしを加算した結果で置換する。
この発明のさらに他の局面に従うと、異なる種類のパターン画像を合成することで潜像入り画像を生成する画像処理装置は、与えられるマスク画像の輪郭部分を網点化する輪郭網点化手段と、輪郭網点化手段によって輪郭部分が網点化されたマスク画像の各画素値に従って、実質的に同じ濃度を有する第1のパターン画像と第2のパターン画像を選択的に合成することで、潜像入り画像を生成する潜像生成手段とを備える。
したがって、実質的に同じ濃度を有する第1のパターン画像と第2のパターン画像を用いてマスク画像をもとに生成される潜像入り画像においては、潜像とその周囲画像との境界部分である輪郭部においても濃度の変化は滑らかとなる。そのため、肉眼による潜像の認識を難しくすることができる。第1のパターン画像に情報が埋込まれていた場合、情報を秘匿しておくために第1のパターン画像上にカムフラージュ模様を施す必要はないから、情報がカムフラージュ模様によって欠落するのを防止できる。また、第1のパターン画オ図と第2のパターン画像を選択的に合成するだけで潜像が生成できるため、高速に処理することが可能となる。
好ましくは、与えられる第1のパターン画像に基づき、第1のパターン画像と実質的に同じ濃度を有する第2のパターン画像を生成するパターン生成手段をさらに備える。
好ましくは、第1のパターン画像は、異なる情報が割当てされた複数の情報パターンからなる。
好ましくは、与えられる第1のパターン画像に対して膨張処理を施し、膨張処理後の第1のパターン画像をパターン生成手段に出力する画像膨張手段をさらに備える。
好ましくは、輪郭網点化手段は、輪郭部において、マスク画像の外側ほど網点密度が低くなるように処理する。
好ましくは、輪郭網点化手段は、輪郭部のドットをランダムに除去する。
好ましくは、輪郭網点化手段は、輪郭部のドットを均一に除去する。
好ましくは、与えられるマスク画像に対して膨張処理を行ない、膨張処理された後のマスク画像を輪郭網点化手段に出力する画像膨張手段をさらに備えて、画像膨張手段により膨張する画素数と、輪郭網点化手段の網点化による輪郭部における網点化の割合とは、輪郭部の平均画素値が階段状に変化するように予め決定される。
したがって、輪郭部においては網点化でドットが間引かれるので、ドット数がマスク画像の外側ほど少なくなる。そのため、マスク画像の画素値(ドット)に従い第1のパターン画像と第2のパターン画像とを選択的に合成することで、輪郭部での第1のパターン画像と第2のパターン画像との合成の割合を緩やかに変化させることができて、潜像の輪郭部の認識がより困難化することができる。
この発明のさらに他の局面に従うと、メモリと処理部とを有するコンピュータを用いて、異なる種類のパターン画像を合成することで潜像入り画像を生成する画像処理方法は、与えられる第1のパターン画像に基づき、第1のパターン画像と実質的に同じ濃度を有する第2のパターン画像を生成するパターン生成ステップと、処理部により、メモリから読出されたマスク画像の各画素の値に従って、第1のパターン画像と生成された第2のパターン画像とを選択的に合成することにより、潜像入り画像を生成する潜像生成ステップとを備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、メモリと処理部を有するコンピュータを用いて、異なる種類のパターン画像を合成することで潜像入り画像を生成する画像処理方法は、処理部により、メモリから読出されたマスク画像に対して平滑化処理を行なう画像平滑化ステップと、処理部により、画像平滑化ステップによる平滑化処理の出力に従う混合比で、実質的に同じ濃度を有する第1のパターン画像と第2のパターン画像とを合成することにより、潜像入り画像を生成する潜像生成ステップとを備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、メモリと処理部を有するコンピュータを用いて、異なる種類のパターン画像を合成することで潜像入り画像を生成する画像処理方法は、処理部により、メモリから読出されたマスク画像の輪郭部分を網点化する輪郭網点化ステップと、処理部により、輪郭網点化ステップによって輪郭部分が網点化された前記マスク画像の各画素値に従って、実質的に同じ濃度を有する第1のパターン画像と第2のパターン画像を選択的に合成することで、潜像入り画像を生成する潜像生成ステップとを備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、上述の画像処理方法をコンピュータに実行させるための画像処理プログラムが提供される。
この発明のさらに他の局面に従うと、上述の上述の画像処理方法をコンピュータに実行させるための画像処理プログラムを記録した機械読取可能な記録媒体が提供される。
この発明のさらに局面に従うと、上述の画像処理装置で生成された潜像入り画像が印刷された印刷物が提供される。
発明によれば、生成される潜像入りの画像は均一濃度の画像に見えるので、肉眼で潜像を認識しにくくすることが可能になる。この結果、第1のパターン画像に情報が埋込まれていた場合でも、情報を秘匿しておくことができる。そのため、情報を秘匿するために潜像入り画像上にカムフラージュ模様を施さなくてもよくなって、第1のパターンに埋込まれた情報がカムフラージュ模様によって欠落する事態も回避できる。
以下、発明の各実施の形態について図面を参照して説明する。
以下の説明では同一の部分には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
各実施の形態に係る画像処理装置における処理は、コンピュータまたはワークステーションなどのCPU(Central Processing Unit)上で実行されるソフトウェア(プログラムまたはデータ)によって実現される。なお、プリンタやプリンタ機能とスキャナ機能を兼備えた複写機などで、画像処理や制御を行なうCPU上で実行されるソフトウェアにより実現されてもよいし、専用のハードウェアとして実現されてもよい。
(装置の構成)
図1は各実施の形態に係るコンピュータ101のブロック構成図である。
図1を参照してコンピュータ101は、情報を表示するための液晶またはCRT(陰極線管)などからなる表示装置312、指示などの情報を外部から入力するために操作されるキー入力部1450、該コンピュータ自体を集中的に制御するためのCPU1412、ROM(Read Only Memory)またはRAM(Random Access Memory)を含んで構成されるメモリ1424、固定ディスク1426、FD(Flexible Disk)1432が着脱自在に装着されて、装着されたFD1432をアクセスするFD駆動装置1430、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)1442が着脱自在に装着されて、装着されたCD−ROM1442をアクセスするCD−ROM駆動装置1440、通信I/F(Interface)1480およびプリント部1481を含む。
通信I/F1480は通信路17と該コンピュータ101とを通信可能に接続する機能を有する。したがってコンピュータ101は図示しないプリンタと通信路17を介して相互にデータ通信できる。通信路17にはインターネットを含む各種ネットワークを適用できる。コンピュータ101ではCPU1412により印刷のために画像処理された後述の潜像入り画像データ4,7および9などを含む各種データはプリント部1481に与えられて、ここで用紙に印刷されて印刷物1483として出力される。または、これらデータを通信I/F1480と通信路17を経由して図示しないプリンタに送信して、プリンタで印刷し印刷物1483を出力するようにしてもよい。
図1のコンピュータ101には、カセット形式の磁気テープが着脱自在に装着されて磁気テープをアクセスする磁気テープ装置が設けられても良い。
図1のコンピュータ101に搭載されるソフトウェアはCD−ROM1442またはFD1432などの記録媒体に格納されて流通し、または通信路17を経由してデータ通信により配信される(流通する)。CPU1412は、CD−ROM駆動装置1440またはFD駆動装置1430に装着されたCD−ROM1442またはFD1432から読出したソフトウェアを、コンピュータ101またはワークステーションの所定記憶エリアに格納する。その後、所定記憶エリアからソフトウェアを読出し実行する。
各実施の形態では、「パターン」は複数のドットからなる画像であり、「密度」とはパターンの単位面積当たりの点(ドット)の数を指し、「濃度」とはパターンのドットにより呈される濃度(見た目の濃さ)を指す。密度と濃度は相関するが、同じ密度でもパターンを構成する点の濃さまたは大きさが違えば濃度は相違する。「模様」は、0または1の情報をそれぞれ割当てた基本パターンを並べたときに並べた複数の基本パターン自体により呈される「模様」を意味する。例えば、「/」「\」という基本パターンがあったとき、それぞれは斜めの線のパターンであるが、並べ方によっては図2のように菱形の「模様」が出現する。また所定の画像(パターン)をある画像に「埋込む」とは、所定画像とある画像とを合成することを指す。
本発明で利用している潜像印刷の基本原理は特許文献1に示される。つまり、見た目の濃さは同じ2種類のパターンを組合わせることで潜像を埋込む。2種類のパターンのうち一方のパターンは複写機で複写すると複写結果物に残るパターン(粗く且つ大きな点で構成されているパターン)であり、他方のパターンは複写すると消えるパターン(細かく且つ小さな点で構成されているパターン)である。この他方のパターンは必ずしも擬似濃淡パターンである必要はなく、一方のパターンと濃度が同じに見える中間調のパターンであってもよい。
さらに、潜像の原理は、パターンが網点ではなく、線の集合であってもかまわない。重要なのは「見た目の画像の濃さが同じ」で(実質的に同じ画像濃度を呈して)、かつ複写すると複写結果物において「消える」パターンと「残る」パターンを組合わせることで潜像を画像に埋込む点である。
(第1の実施の形態)
以下、この発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
(機能構成)
図3に本実施の形態に係る機能構成を示す。図3を参照して、本実施の形態に係る画像処理装置は、データ格納部39、膨張処理部40、AND演算部41を有するパターン生成部38および潜像入り画像生成部42を備える。データ格納部39にはドットパターンの画像データであるパターン1、ドットパターンの画像データである基本パターン2および潜像用マスク画像データ3が予め格納されており、さらにパターン生成部38で生成されたドットパターンの画像データであるパターン2ならびに潜像入り画像生成部42により生成された潜像入り画像データ4が格納される。データ格納部39は、メモリ1424または固定ディスク1426の所定領域に対応する。AND演算部41を有するパターン生成部38、膨張処理部40および潜像入り画像生成部42は、メモリ1424または固定ディスク1426に予め記憶されたプログラムの機能に対応し、CPU1412が当該プログラムを読出し実行することにより、各部の機能が実現される。または、専用の回路で構成されてもよい。
(処理手順について)
図4を参照して、本実施の形態に係る画像処理手順について説明する。
まず、膨張処理部40は、ステップ(以下、ステップをSと略す。)10にてデータ格納部39からパターン1を読出す。パターン1は例えばあらかじめ特許文献4に示された従来技術などによって特定のシンボルが割当てされた複数の基本パターンを並べることで情報が埋込まれたパターンである。S11にて膨張処理部40は公知の画像処理である膨張処理を、読出したパターン1に対して行ない、膨張後パターン1Aを出力する。S12とS13において、パターン生成部38はデータ格納部39から基本パターン2を読出し、膨張処理部40から膨張後パターン1Aを入力し、AND演算部41に演算を指示する。AND演算部41は、読出した基本パターン2と入力した膨張後パターン1AとをAND演算処理する。AND演算結果を示す演算結果パターン5はパターン2としてデータ格納部39に格納される。次の、S14とS15にて、潜像入り画像生成部42は、データ格納部39から潜像生成のための潜像用マスク画像データ3とパターン1と2とを読出して、読出したこれらデータを用いて潜像入り画像データ4を生成し、生成した潜像入り画像データ4をデータ格納部39に格納する。
図28(A)と(B)および図29を用いてパターン1について説明する。図28(A)と(B)を基本パターンとして、これら基本パターンのそれぞれに0と1のシンボルが割当てされていると想定する。これらの基本パターンを並べることで図29のように画像全体に0と1というシンボルの並びからなる情報を埋込んだパターンを生成とすることができる。このように生成された図29のようなパターンを、ここではパターン1として用いる。情報を埋込む際に、誤り訂正符号を用いる、または、情報を繰返し埋込んでおけば、パターン1の一部に潜像を埋込んでも正しく情報を読出すことが可能である。
パターン1の生成手順について、さらに説明する。パターン1の生成に際しては、まず、予め準備されたメモリ上に後ほど合成する文書画像と同じ大きさの空の画像領域を確保する。「空」の画像とは必ずしも「白」であるわけではなく、画素値が不定値の画像を指す。この空の画像に対して、0または1のシンボルの情報が割当てられた基本パターンをタイル状に並べる。「並べる」とは「基本パターンと同じサイズのメッシュに区切った領域」それぞれを「置換」もしくは「上書き」しながら基本パターンを「敷き詰める」という処理に相当する。
図5(A)と(B)を参照してS11の処理について説明する。図5(A)の画像は1マスが1画素を表している。図5(A)の画像に対して公知技術である膨張処理を行なうと、図5(B)の斜線部の通り、画像に隣接する白画素は黒画素に変換されるので、画像の周囲に黒画素が追加されることになる。図5(A)と(B)の膨張処理例では画像のある画素に注目した場合に、当該画素の左右および上下の画素を隣接画素とする4近傍距離を用いた処理であるが、斜め方向も隣接画素とする8近傍距離を用いても良い。
S11ではこの膨張処理をパターン1のパターン形状とドット密度に応じて数回程度繰返し行なう。なお、繰返し回数は、パターン1を生成するのに用いた基本パターンの形状または密度に応じて予め決められている。膨張させすぎると基本パターンの形状が損なわれるので、形状を維持する程度に膨張処理が繰返される。
図6には図29のパターン30に対してS11の膨張処理を繰返し行なった結果に対応のパターン31が示される。上述のように適切に設定された回数だけ膨張処理を繰返した結果、図6のパターン31では、パターン30における細かな隙間は塞がれつつも、基本パターンを情報に応じて並べたことに起因して呈されるおおまかな模様は保存される。このように膨張処理により、細かな隙間は除去されながら埋込まれた情報に応じた模様は維持することができる。言い換えると、膨張処理によりパターン31では、パターン30における局所的な特徴が消え、大局的な特徴だけを残すことができる。
(パターン2の生成)
図7を参照してパターン2について説明する。パターン2および基本パターン2Bは、パターン1とは異なり1または0などのシンボルからなる情報は割当てない。図4の処理手順を施した結果、パターン1と実質的に同じ濃度を有する(実質的に同じ濃度を呈する)ようにパターン生成部38により生成されてデータ格納部39に格納されたパターンである。ターゲットの複写機の複写能力に基づき、パターン1が当該複写機で複写した結果物において消える程度の細かく且つ密なパターン(点が小さく、間隔が狭いパターン)であれば当該複写機で複写した結果物においてはパターン2は残る程度の粗いパターン(点が大きく、間隔が広いパターン)となるような基本パターン2Bが格納されており、パターン1が複写した結果物において残る程度の粗いパターンであれば、パターン2は複写した結果において消える程度の細かく且つ密なパターンとなるような基本パターン2Bが格納されている。また、パターン2はパターン1と同じサイズであってもよいし、基本パターン2Bを繰返し参照するようにして生成されたものでもよい。図7のパターン2として示されるパターン32は、図29のパターン1として示されるパターン31と同じ濃度を呈するが、パターン31に比較して細かく且つ密なパターンである。
このように、本実施の形態では、潜像を生成したとき、潜像においてパターン2とパターン1の濃度の差がないように基本パターン2B(パターン2を生成するための基本パターンであってメモリ1424に予め格納されている)の濃度が設定されている。S13の処理はパターン2の濃度に影響を及ぼす。
パターン1と、S13の処理を行なうことで生成したパターン2とは同じ濃度を有する(実質的に同じ濃度を呈する)ように、あらかじめ基本パターン2Bの濃度は設定されている。ここでは説明を簡単にするために、基本パターン2Bはパターン1と同じサイズを有すると想定する。具体的には、S13の処理はメモリ1424から読出した基本パターン2Bの画像において、パターン1を膨張処理してできた膨張後パターン1Aに従って画素を消去する処理を指す。そのため、基本パターン2Bは、パターン1よりも濃い目のパターンとして予めメモリ1424に格納されている。
図6、図7および図8を参照してパターン生成部38のAND演算部41を用いたパターン2の生成(S13)について説明する。膨張後パターン1Aに対応の図6のパターン31と基本パターン2Bに対応の図7のパターン32とは同じサイズの画像であると想定する。図6と図7の画像の黒画素を1かつ白画素を0とした場合、図7のパターン32の画像の各画素の値を、図6のパターン31の画像の対応する画素の値とのANDの論理演算の結果値で置換する処理を行なうと、図7のパターン32は、AND演算結果パターン5を示す図8のパターン33に変換される。図8のパターン33は、図7のパターン32の画像において図6のパターン31の黒画素に対応する黒画素だけが残った画像である。このAND演算処理により、基本パターン2Bを図8のパターン33(パターン2)に変換できて、パターン2をパターン1(または膨張後パターン1A)と同じような模様(全く同一とはならないが)にすることができる。演算結果パターン5はパターン2としてデータ格納部39に格納される。
図9を参照してS14、S15の処理について説明する。図9には潜像として埋込まれる画像を示す潜像用マスク画像データ3が例示される。潜像入り画像生成部42は、データ格納部39から読出したパターン2とパターン1を、潜像用マスク画像データ3の各画素の値に従い選択的に合成することで、合成の結果としてマスク画像と同じ形状の潜像(文字「A」の画像)が入った画像データ4を生成することができる。生成したい潜像入り背景画像のサイズにより、潜像用マスク画像データ3、パターン1およびパターン2それぞれが小さい場合は繰返し参照するようし、逆に大きい場合は一部を参照するようにしてもよい。
潜像入り画像データ4の生成手順について、さらに説明する。潜像入り画像データ4の生成に際しては、まず、予めメモリ1424上に後ほど合成する文書画像と同じ大きさの背景画像のための空の画像領域が確保される。空の画像領域は、予めパターン1または2と同じサイズのメッシュに区切られた部分領域を有すると想定する。潜像入り画像生成部42は、潜像用マスク画像データ3のマスク画像の各画素毎の値に応じて、パターン1およびパターン2の一方を、空の画像領域の当該画素に対応する部分領域の画像データに上書きする。または、当該部分領域の画像データを、パターン1およびパターン2の一方で置換する。より具体的には、マスク画像の黒画素に対応する部分領域の画像データはパターン2で上書き(または置換)し、白画素に対応する部分領域の画像データはパターン1で上書き(または置換)する。このように、与えられるマスク画像の各画素の値に従ってパターン1とパターン2とを選択的に合成することにより、合成の結果としてマスク画像と同じ形状の潜像が入った画像データ4を生成することができる。
ここで、背景画像は文書画像とは独立している。S14とS15により生成された潜像入り背景画像のデータ4は図25(B)に相当する。文書画像は図25(A)に相当する。文書画像の背景部分は「透明」であると想定する。背景画像の上から文書画像を合成(重ね合わせ)することで、背景画像が潜像入り画像になった文書画像が生成される。
なお、パターン1と2は白と黒の2値画像としているが、2値画像に限定されない。たとえば、グレーの濃淡画像、またはマゼンダなどカラー画像であってもよい。パターン1と2が2値画像とは限らないので、背景画像も同様に2値画像に限定されない。潜像用マスク画像データ3は基本的に2値画像データであるが、後述の平滑化処理を行なう場合には、多値(各画素の値が0〜1の小数値)画像データとして扱われる。
図10と図11の潜像入り画像を用いて本実施の形態と従来技術との効果の違いについて説明する。図10の従来の潜像入り画像においては、潜像を構成するためのパターン32と、当該潜像の周囲のパターン30は密度が異なるため、両パターンが隣接する境界部分は肉眼ではっきりと確認されてしまうという問題があった。図11の本実施形態に従う潜像入り画像においては、潜像のパターン33と、当該潜像の周囲のパターン30とは大域的に同様の模様を呈しているため(ユーザには同様の模様に見えるため)、肉眼で見ても両パターンどうしの境界部分が目立ちにくいという効果を奏する。
(第2の実施の形態)
以下、この発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。
(機能構成)
図12に本実施の形態に係る機能構成を示す。図12を参照して、本実施の形態に係る画像処理装置は、データ格納部39、平滑化処理部43、擬似濃淡化処理部44、および潜像入り画像生成部45を備える。データ格納部39には予めパターン1およびパターン2A、ならびに潜像用マスク画像データ3が格納されて、さらに潜像入り画像生成部45により生成された潜像入り画像データ7が格納される。データ格納部39は、メモリ1424または固定ディスク1426の所定領域に対応する。平滑化処理部43、擬似濃淡化処理部44および潜像入り画像生成部45は、メモリ1424または固定ディスク1426に予め記憶されたプログラムの機能に対応し、CPU1412が当該プログラムを読出し実行することにより、各部の機能が実現される。または、専用の回路で構成されてもよい。
(処理手順について)
図13と図15のフローチャートを参照して、本実施の形態に係る画像処理装置で実行されるプログラムについて説明する。図15のフローチャートは、図13のフローチャートと比較して異なる点は、S32の処理を追加し、さらにS24の処理をS35の処理に代替した点である。図15のフローチャートの他の処理は、図13のそれと同じである。
図13を参照して、まず、平滑化処理部43は、S20にてデータ格納部39に記憶された潜像用マスク画像データ3を読出し、S21にて、読出した潜像用マスク画像データ3に対して平滑化の処理を行なう。潜像入り画像生成部45はS22とS23にて、データ格納部39からパターン1とパターン2Aをそれぞれ読出し、S24にて、潜像入りの画像データ7を生成し、生成した潜像入り画像データ7をデータ格納部39に格納する。
潜像用マスク画像データ3は第1の実施の形態の潜像用マスク画像データ3と同じであり、パターン1も第1の実施の形態と同じであると想定する。ただし、第1の実施の形態でのパターン2はパターン1を膨張させた画像をもとに生成されているのに対して、第2の実施形態のパターン2Aはパターン1と実質的に同じ濃度を有する任意の画像である。なお、本実施の形態のパターン2Aとして、第1の実施形態で生成したパターン2を利用しても構わない。
図14の平滑化フィルタの1例を参照して、S21の平滑化処理について説明する。図14の平滑化フィルタのデータは、メモリ1424などに予め格納されており、平滑化処理部43がメモリ1424から平滑化フィルタのデータを読出して、読出した平滑化フィルタデータを用いて平滑化処理を行なう。なお、平滑化処理自体については公知技術である。本実施の形態では潜像用マスク画像データ3に対して平滑化処理を行なうことにより、マスク画像の輪郭をぼかすことができる。
図14の平滑化フィルタを用いた平滑化処理は(式1)で示される。また、S24の潜像入り画像の生成処理は(式2)により示される。
Figure 0004290681
Figure 0004290681
画像が矩形形状を有するとした場合、(式1)と(式2)の、変数iとjは画像の横と縦の座標の値を指し、変数mは潜像用マスク画像データ3が示すマスク画像を指す。mi,jはマスク画像mの座標(i、j)の画素値を指す。同様に変数ri,jは平滑化処理がされたマスク画像データ3Bが指す画像rの座標(i、j)の画素値を指す。変数P1i,jと変数P2i,jはパターン1とパターン2Aの画像P1とP2の座標(i、j)の画素値を指す。また、変数Ii,jは潜像が埋込まれるべき背景画像Iの座標(i、j)の画素値を指す。(式2)で示すように、変数Ii,jで示される背景画像、および変数P1i,jとP2i,jで示されるパターン1とパターン2Aの画像は、同サイズの画像であると想定している。
マスク画像mが画素値mi,jの値域が0以上1以下の画像であれば正規化する必要はないが、値域の最大値が1より大きいときは(式1)の右辺をマスク画像の画素値mi,jの値域の最大値で割る(除する)ことでマスク画像mの座標(i、j)の画素値mi,jを0以上1以下の値に正規化できて、その結果、変数ri,jで示される平滑化処理したマスク画像r(平滑化マスク画像3Bに対応する)の座標(i、j)の画素値を得ることができる。
(式2)に示すように、潜像入り画像の生成処理は、背景画像Iの各画素値Ii,jを、平滑化処理を行なった潜像用マスク画像データ3が示すマスク画像rの対応の画素値ri,jに従う割合(比)に基づき、パターン1の対応の画素値P1i,jとパターン2の対応する画素の値P2i,jとを混合した(加算した)値で置換する処理を指す。この混合処理の結果を示す背景画像Iのデータは、潜像入り画像データ7を指す。
(擬似濃淡化処理の追加)
図15のように、擬似濃淡化処理部44による擬似濃淡化処理(S32)を追加して行なうことで、(式2)の計算を省略することができる。
図15において、S20とS21の処理が前述と同様に行なわれる。続くS32にて、擬似濃淡化処理部44は平滑化処理部43から入力した平滑化マスク画像データ3Bに対して擬似濃淡化処理を行なう。その後、潜像入り画像生成部45は、S22とS23にてデータ格納部39からパターン1とパターン2Aをそれぞれ読出し、S35にて潜像入りの画像データ7を生成し、データ格納部39に格納する。
擬似濃淡化処理部44による擬似濃淡化処理(S32)を行なうことで、比較的計算時間のかかる(式2)の計算を省略することができる。つまり、擬似濃淡化処理部44は、平滑化処理された潜像用マスク画像データ3Bを平滑化処理部43から入力して、入力した潜像用マスク画像データ3Bについて擬似濃淡化処理を行ない、擬似濃淡化された潜像用マスク画像データ3Cに変換する。これにより、(式2)の演算をしなくても、潜像入り画像生成部45は、擬似濃淡化された潜像用マスク画像データ3Cを参照してパターン1またはパターン2Aを選択的に合成するだけで同様の効果を得る潜像入り画像データ7を生成することができる。
S32の擬似濃淡化処理は例えばディザ処理や誤差拡散処理など、公知の技術を用いて行なう。この処理により、平滑化処理によって連続階調になった平滑化マスク画像データ3Bは2値画像データである潜像用マスク画像データ3Cに変換される。
ここで擬似濃淡化処理を、連続階調を擬似階調に変換する処理として、例えばディザ法を用いた場合について説明する。
変数ri,jの値域が0以上1以下であるとして、たとえば、図16のようなディザマトリックスDのデータを予めメモリ1424などに格納しおく。ディザマトリックスDの各行列の値の並びはこの通りでなくてもよい。擬似濃淡化処理部44は、メモリ1424からディザマトリックスDのデータを読出す。そして、読出したディザマトリックスDのデータと(式3)とを用いて、平滑化処理部43から入力した平滑化マスク画像データ3Bの変数ri,jが示す各画素値を、ディザマトリックスDの対応する画素の値と大小比較する。そして、比較結果に基づき各画素ri,jの値を画素値r’i,jに変換する。画素値r’i,jは0また1を示す。したがって、平滑化マスク画像データ3Bは2値化画像データである擬似濃淡化マスク画像データ3Cに変換される。
Figure 0004290681
S35の処理ではS15の処理と同様であるため説明は繰返さないが、潜像入り画像生成部45は、擬似濃淡化マスク画像データ3Cを参照してパターン1とパターン2Aを合成する。その結果得られた潜像入り画像データ7の画像が図17に示される。図17の画像では、パターン1に対応のパターン21と、パターン2Aに対応のパターン22との境界26があいまいになり、目立ちにくくなる。
以上のように、平滑化処理したマスク画像データ3Bの各画素値に従ってパターン1とパターン2Aを混合することで潜像入り画像データ7が生成されるので、パターン1とパターン2Aがなだらかに合成される。そのため、カムフラージュ模様を上から施さなくても境界部分が目立ちにくくなる。
また、平滑化処理したマスク画像データ3Bを擬似濃淡化処理した後に、潜像入り画像データ7の生成に用いることでも、簡易的に同様の効果を持たせることができる。
このため、例えばパターン1と2Aの少なくとも一方に情報を埋込んだ場合でも、パターン全体がカムフラージュ模様で壊されることがないため、情報の欠落を防ぎながら潜像を目立たなくすることができる。
(第3の実施の形態)
以下、この発明の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。
(機能構成)
図18に本実施の形態に係る機能構成を示す。図18を参照して、本実施の形態に係る画像処理装置は、データ格納部39、膨張処理部40、ドット除去部47、OR演算部48および潜像入り画像生成部49を備える。データ格納部39には予めパターン1およびパターン2A、ならびに潜像用マスク画像データ3が格納されて、さらに潜像入り画像生成部49により生成された潜像入り画像データ9が格納される。膨張処理部40、ドット除去部47、OR演算部48および潜像入り画像生成部49は、メモリ1424または固定ディスク1426に予め記憶されたプログラムの機能に対応し、CPU1412が当該プログラムを読出し実行することにより、各部の機能が実現される。または、専用の回路で構成されてもよい。
パターン1と2Aならびに潜像用マスク画像データ3は、第2の実施の形態のそれと同じである。
(処理手順について)
図19を参照して、本実施の形態に係る画像処理手順について説明する。
まず、膨張処理部40は、S40にてデータ格納部39から潜像用マスク画像データ3を読出し、S41にて、読出した潜像用マスク画像データ3に対して膨張処理を行ない、膨張後マスク画像データ3Aを得る。
S42にてドット除去部47は、膨張処理部40から入力した膨張後マスク画像データ3Aの画像からドットを除去し、ドット除去後マスク画像データ3Dを得る。続いて、S43にて、OR演算部48は、データ格納部39から読出した潜像用マスク画像データ3と、ドット除去部47から入力したドット除去後マスク画像データ3Dとを対応する画素どうし毎に値をOR演算で合成して演算結果パターン11を得る。そして、潜像入り画像生成部49は、S44とS45にてデータ格納部39からパターン1とパターン2Aをそれぞれ読出し、S46にて潜像入りの画像データ9を生成し、生成した潜像入り画像データ9をデータ格納部39に格納する。
図9と図20(A)を参照してS41とS42の処理について説明する。図9はマスク画像データ3の例である。S41にて図9のマスク画像データ3に対して膨張処理を数回行なったのち、S42にてドットを50%除去した後のマスク画像データ3Dが図20(A)に示される。膨張処理については第1の実施の形態に示すものであるので説明は繰返さない。
ドット除去部47は、例えば、膨張後のマスク画像データ3Aの画像から50%のドット(値が1の画素)を除去する(当該画素の値1を0に更新する)と想定する。ドット除去部47によるドットの除去はランダムに行なっても良いし、均等に行なっても良い。「ランダムの除去」とは、例えば膨張後のマスク画像データ3Aの画像のドット毎に0から99の乱数を発生させる。発生した乱数が50以上であれば当該画素を除去する(そうでなければ除去しない)という処理を行なえば、確率50%でドットを除去することができる。
また、「均等の除去」とは、すべてが値1の画素からなるドットマトリクスを想定した場合に、図20(B)のように、ドットマトリクスにおいて市松模様のように1画素おきにドットを除去することを意味する。
次に図9、図20(A)および図21を参照してOR演算部48によるOR演算処理(S43)について説明する。図20(A)に示したドット除去後のマスク画像データ3Dと図9に示した元のマスク画像データ3をOR演算することで図21に示すような演算結果パターンデータ11が得られる。演算結果パターンデータ11で示されるように、OR演算によって、マスク画像データ3の画像24の輪郭部分25を網点化することができる。
ここで、マスク画像の輪郭部分の網点化は上記の方法によらず、輪郭25を抽出し、輪郭25のみを網点化してもかまわない。
また、図22に示すように、マスク画像データ3の画像24の輪郭を多段階の網点28と29にしてもよい。つまり、6画素膨張させて67%のドットを除去したマスク画像データと、3画素膨張させて33%のドットを除去したマスク画像データと、元のマスク画像データ3とをOR演算で合成するなどしてもよい。図22ではマスク画像の輪郭部の外側ほど、すなわちマスク画像の背景の画像に位置する部分ほど網点密度が低くなる(網点化の割合が高い)ように処理されている。
第3の実施の形態は、第2の実施の形態と同様でパターン1と2Aの境界にグラデーションをかけることで境界を目立たなくすることが可能となる。第2の実施の形態が平滑化フィルタを使っているのに対し、第3の実施の形態は膨張処理とドットの除去処理を行なうことで、簡易的に処理できる。
このため、膨張する画素数と膨張後のマスク画像データからドットを除去する割合とは、マスク画像データ3平均画素値が図20(C)で示すように、なだらかな階段状に変化するように予め決定される。膨張させる画素が増えるとグラデーション範囲が広くなり、なだらかにパターン1とパターン2Aを合成できるが、増やしすぎると、マスク画像のエッジがぼけてしまい、潜像が不明瞭となる。
たとえば、n段(図20(C)の例は3段)階に網点化にするときは、第k段(ただし、1≦k<n)ではk/nのドットを除去すればよいことになる。
それぞれ、均等に除去するときは、33%除去であれば3ドットにつき1ドット、67%除去であれば、3ドットにつき2ドット除去すればよく、ランダムに除去するのであれば、1/3、2/3の確率でドットを除去する。
S46の処理はS15の処理と同様であるため説明は繰返さないが、擬似濃淡化されたマスク画像データ(演算結果パターン11)を参照してパターン1とパターン2Aを合成するため、図17のようにパターン1とパターン2Aの境界26があいまいになり、目立ちにくくなる。
以上のように、潜像入り画像生成部49は、輪郭を網点化したマスク画像データ(演算結果パターン11)に従ってパターン1とパターン2Aを合成することによって潜像入り画像データ9を生成するので、潜像入り画像データ9の画像ではパターン1とパターン2Aの境界26があいまいになり、カムフラージュ模様を上から施さなくても境界部分が目立ちにくくなる。
このため、例えばパターン1とパターン2Aの少なくとも一方に情報を埋込んだ場合でも、パターン全体がカムフラージュ模様で壊されることがないため、情報の欠落を防ぎながら潜像を目立たなくすることができる。
上述の各実施の形態では、実質的に同じ濃度を有する、すなわち実質的に同じ濃度を呈する(肉眼では同一の濃度に見える)パターンであって、かつ複写結果物において「消える」パターンと「残る」パターンとして、パターン1とパターン2(または2A)のそれぞれ1個を用いたが、「消える」パターンを複数種類または「残る」パターンを複数種類を組合わせた潜像を画像に埋込むようにしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の各実施の形態に係るコンピュータのブロック構成図である。 基本パターンを並べることで出現する模様の一例を示す図である。 第1の実施の形態に係る機能構成図である。 本発明の実施の形態1に係る画像処理装置で実行されるプログラムの制御手順を示すフローチャートである。 (A)と(B)は膨張処理を説明する図である。 画像を膨張処理した結果について説明する図である。 潜像を構成するために用いられる、シンボルが与えられたドットパターンではないパターンについて説明する図である。 パターンを論理積演算した結果の画像を説明する図である。 潜像として埋込むマスク画像を説明する図である。 パターンを組合わせて構成した潜像を説明する図である。 パターンを組合わせて構成した潜像を説明する図である。 第2の実施の形態に係る機能構成図である。 第2の実施の形態に係る画像処理装置で実行されるプログラムの制御手順を示すフローチャートである。 平滑化フィルタの例を説明する図である。 第2の実施の形態に係る画像処理装置において実行されるプログラムの他の制御手順を示すフローチャートである。 ディザマトリックスの一例を示す図である。 擬似濃淡化処理したマスク画像を用いたときの潜像の境界部分について説明した図である。 第3の実施の形態に係る機能構成図である。 第3の実施の形態に係る画像処理装置で実行されるプログラムの制御手順を示すフローチャートである。 (A)〜(C)は、膨張処理と網点化処理を説明する図である。 輪郭を網点化処理したマスク画像を説明する図である。 輪郭の外側ほど密度が低くなるように処理したマスク画像を説明する図である。 粗密のパターンで構成される潜像入り背景画像を説明する図である。 潜像入り背景画像を複写した際に現出する潜像を説明する図である。 (A)〜(D)は潜像入り背景画像と原稿画像を重ね合わせて複写した場合の効果について説明する図である。 カムフラージュ模様について説明する図である。 カムフラージュ模様が施された潜像入り背景画像を複写した際に現出する潜像を説明する図である。 (A)と(B)はシンボルが与えられたドットパターンについて説明する図である。 シンボルが与えられたドットパターンを並べた背景画像について説明する図である。
符号の説明
1,2,2A パターン、2B 基本パターン、3 潜像用マスク画像データ、4,7,9 潜像入り画像データ、38 パターン生成部、38 データ格納部、40 膨張処理部、42,45,49 潜像入り画像生成部、43 平滑化処理部、44 擬似濃淡化処理部、45 潜像入り画像生成部、47 ドット除去部、48 OR演算部、101 コンピュータ、17 通信路、CPU 1412、1442 CD−ROM、1432 FD。

Claims (5)

  1. 異なる種類のパターン画像を合成することで潜像入り画像を生成する画像処理装置であって、
    与えられる第1のパターン画像に対して膨張処理を施して第3のパターン画像を生成する画像膨張手段と、
    予め準備された基本パターン画像の各画素の値を、当該画素値と対応する前記第3のパターン画像の画素の値との論理積の値により置換することにより、前記基本パターンを第2のパターン画像に変換するパターン生成手段と、
    与えられる潜像生成のためのマスク画像の各画素の値に従って、前記第1のパターン画像と変換により得られた前記第2のパターン画像とを選択的に合成することにより、前記潜像入り画像を生成する潜像生成手段とを備え、
    前記第1のパターン画像は、異なる情報が割当てされた複数の情報パターンからなる、画像処理装置。
  2. メモリと処理部とを有するコンピュータを用いて、異なる種類のパターン画像を合成することで潜像入り画像を生成する画像処理方法であって、
    与えられる第1のパターン画像に対して膨張処理を施して第3のパターン画像を生成し、予め準備された基本パターン画像の各画素の値を、当該画素値と対応する前記第3のパターン画像の画素の値との論理積の値により置換することにより、前記基本パターンを第2のパターン画像に変換するパターン生成ステップと、
    前記処理部により、前記メモリから読出されたマスク画像の各画素の値に従って、前記第1のパターン画像と変換により得られた前記第2のパターン画像とを選択的に合成することにより、前記潜像入り画像を生成する潜像生成ステップとを備え、
    前記第1のパターン画像は、異なる情報が割当てされた複数の情報パターンからなる、画像処理方法。
  3. 請求項に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
  4. 請求項に記載の画像処理プログラムを記録した機械読取可能な記録媒体。
  5. 請求項1に記載の画像処理装置により生成された前記潜像入り画像が印刷された印刷物。
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