JP4286086B2 - 内視鏡装置 - Google Patents
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Description
撮像光学ユニットを外力から保護するために外装ケース内に収納して接着剤固定する際の
撮像素子カバーガラスと撮像素子芯出しガラスとの剥離の生じない内視鏡装置に関する。
直方向の観察部位を側視する側視型とがある。
対物レンズの結像位置に撮像素子を配置させて、観察部位画像信号を生成するようになっ
ている。または、対物レンズの出射端にプリズムを配置させ、そのプリズムの出射面に撮
像素子の撮像面を配置させて、内視鏡の挿入軸に対して撮像素子の撮像面が平行に配置さ
れるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
、その対物レンズの出射端に出射光を直角に変換するプリズムと、そのプリズムの出射端
に撮像素子を設けるようになっている。または、挿入部の細径化を図ることから、挿入部
の側面に設けられた観察光学入射開口にプリズムを配置し、そのプリズムの出射端に対物
レンズを挿入部の挿入軸と平行に配置させるようにしている(例えば、特許文献2参照)
。
鏡観察において、対物光学系と撮像素子の位置は一定の関係を維持することが求められる
ことから、対物光学系と撮像素子とは接着樹脂で挿入部先端内に固化固定されるようにな
っている。
が配置されて、挿入方向の被写体や障害物が容易に観察できるために、挿入部先端が被写
体や障害物と当接して外力が加わることは比較的少ないために、前記対物光学系と撮像素
子の位置関係の維持が可能となる。
部先端の挿入方向の視野は不十分であることから希に管腔内の壁面や障害物に当接したり
、内視鏡観察前に他の物品と当接したりすることがある。
視用の対物光学系と撮像素子との位置関係が維持できなくなったり、破損が生じる。この
ために、前記対物レンズ系と撮像素子とを剛性部材で形成した外装ケース内に収納し、接
着樹脂で固化固定させることが行われる。
されると共に、撮像素子も小型で高画素化された電荷結合素子(CCD)が開発実用化さ
れている。
を同一光軸上に配置させた側視型内視鏡において、外力による対物光学系と撮像素子の位
置関係を保持させるために剛性部材による外装ケース内に収納し、接着剤で固化固定する
際に、接着剤の固化収縮により前記対物光学系と撮像素子との位置関係が維持できなくな
ることがある。
撮像光学ユニットを前記剛性外装ケースに収納して、接着剤で固化固定する際に、前記接
着剤の固化収縮により前記撮像素子カバーガラスと撮像素子芯出しガラスとが剥離する張
力が生じることがある。
離面を透過する観察光が干渉して、撮像素子に入射される干渉観察光により撮像生成され
画像は見苦しく、不鮮明な画像となる。
信号ケーブルと接続されているために、可撓管部や信号ケーブルの振れにより外力が加わ
り、前述の撮像素子カバーガラスと撮像素子芯出しガラスとの剥離が生じることもあった
。
撮像素子を接着剤で固化固定する際に、接着剤の固化収縮による知張力で撮像素子のカバ
ーガラスと芯出しガラスの剥離を防止し、鮮明な内視鏡観察画像が得られる内視鏡装置を
提供することを目的としている。
同軸線上に配置し、撮像光学系を剛性外装ケースで外力から保護すると共に、外装ケース
内に前記撮像光学系を固化時の固定する際の接着剤の固化収縮による撮像光学系の剥離を
防止でき、鮮明な内視鏡観察画像が得られるようになった。
を外装ケースに収納配置して接着剤固化固定する際に、接着剤の固化収縮による撮像素子
のカバーガラスと芯出しガラスに加わる剥離張力を回避でき、被写体光干渉の生じない内
視鏡装置を提供できる。
る内視鏡装置の一実施形態の挿入部先端に設けられた撮像装置の構成を示す断面図、図2
は本発明に係る内視鏡装置が内蔵された内視鏡システムの全体構成を示すブロック図、図
3は本発明に係る内視鏡装置の一実施形態の挿入部先端に設けられた撮像光学ユニットと
外装ケースとの関係を示す断面図、図4は本発明に係る内視鏡装置の撮像光学ユニットに
用いるマスクの配置を説明する断面図、図5は本発明に係る内視鏡装置の対物光学ユニッ
トの構成を示す断面図、図6は本発明に係る内視鏡装置の撮像光学ユニットとケーブルの
関係を示す断面図、図7は本発明に係る内視鏡装置の撮像枠の構成を示す斜視図である。
する。
2に対してユニバーサルコード部9を介して照明光を供給する光源装置3と、電子内視鏡
2に対してスコープケーブル4を介して接続され、電子内視鏡2に内蔵された後述する撮
像装置24の駆動制御と映像信号処理を行うビデオプロセッサ5と、及びこのビデオプロ
セッサ5で生成された映像信号の基でカラー映像を表示するカラーモニタ6とからなって
いる。
入部7の基端側に設けられた操作部8と、この操作部から延出されたユニバーサル部9と
、及びこのユニバーサル部9の端部に設けられ、前記照明装置3に接続されるスコープコ
ネクタ部10からなっている。
コネクタ部10aには、前記スコープケーブル4の一端のコネクタ4aが接続される。前
記スコープケーブル4の他端は、コネクタ4bを介して前記ビデオプロセッサ5に接続さ
れるようになっている。
先端部11の基端側に形成された湾曲自在の湾曲部12と、及びこの湾曲部12の基端側
から前記操作部8までに至る長尺で細長な可撓管部13とからなっている。
部に設けられた複数のスイッチ14aを有するスイッチ部14、正面に設けられた送気・
送水制御を行う送気・送水制御部15と吸引制御を行う吸引制御部16、側面に設けられ
た前記挿入部7の湾曲部12を湾曲操作する湾曲ノブ17、前記送気・送水制御部15と
湾曲ノブ17の下側に設けられた把持部18、及び前記把持部18に下方側に設けられた
鉗子挿入口19b等からなっている。
の送気・送水管路は操作部8の送気・送水制御部15に接続され、かつ前記ユニバーサル
コード部9に内蔵された送気・送水管路を介して、前記スコープコネクタ部10へと連通
しており、光源装置3に内蔵されている送気・送水機構に接続されるようになっている。
操作部8の先端側付近で二つに分岐し、一方は鉗子挿入口19bに連通し、他方は吸引制
御部16を介してユニバーサルコード部9に内蔵された吸引管路と連通してスコープコネ
クタ部10の図示していない吸引口金に接続されている。
通している。この先端開口19aは、前記吸引制御部16から吸引駆動されると吸引孔と
なり、前記鉗子挿入孔19bから挿入された鉗子処置具が突出する鉗子挿通口となる。
いる。この照明窓20と観察窓21は、先端部11の挿入軸方向と直交する垂直方向に向
けて設けられている。
ライトガイドファイババンドルは、挿入部7、操作部8、及びユニバーサルコード部9に
内蔵され、入射端はスコープコネクタ部10に設けられている。つまり、光源装置3の照
明ランプから放射された照明光は、スコープコネクタ部10のライトガイドファイババン
ドルの入射端から入射され、ライトガイドファイババンドルで導光されて出射端が設けら
れた照明窓20から管腔内の観察部位である被写体へと投射されるようになっている。
た照明光で照明された被写体の撮像画像信号が生成されるようになっている。
直方向を観察するもので、いわゆる側視型電子内視鏡である。
成について、図1を用いて説明する。
6dが所定の位置に接着剤29で水密的に固定されている。この対物光学ユニット22の
最先端対物レンズ26aが前記観察窓21に配置される。この最先端対物レンズ26aの
出射面側には、マスクを介して第2の対物レンズ26bが配置されている。前記マスクを
介して、第2の対物レンズ26bに入射された被写体光は、第3の対物レンズ26cへと
投射される。この第3の対物レンズ26cは入射された被写体光を集光して、マスクを介
して第4の対物レンズ26dを構成する接合レンズへと投射される(以降、第4の対物レ
ンズ26d、または接合レンズ26dと称する)。この第4の対物レンズ26dで集光さ
れた被写体光は、後述する撮像光学ユニット23の撮像素子35に結像される。
隔環27が介在され、第3の対物レンズ26cと第4の対物レンズ26dの間の間隔と光
軸調整が行われるようになっている。
装着固定される筒状の撮像枠31と、この撮像枠31が装着固定された前記対物光学ユニ
ット22の焦点位置に配置されたCCD等の撮像素子35と、この撮像素子35の駆動制
御と、撮像生成された撮像画像信号を処理する機能を有する基板41からなっている。
、及びマスク32が光透過特性の優れた接着剤で密着接合されている。
された所定の視野内の被写体光を撮像素子35の撮像領域35aの範囲内に投射させるも
のである。
光学系ユニット22の光学的軸芯を一致させるものである。
るものである。
ぞれの面は光透過特性の優れた接着剤で密着接合されている。
2を介して、接着固定する突堤部31bが設けられている。
aがバンプ45bによって接続されている。
1aと、裏面に形成された裏面導電パターン41cとを有している。前記表面導電パター
ン41aには、前記撮像素子35を駆動制御する制御信号や、撮像素子35で光電変換生
成された撮像信号を取り出し増幅する撮像信号処理機能を有する電子部品42や集積回路
素子43などが搭載設置されている。前記裏面導電パターン41cは、前記撮像素子35
の裏面に沿って配置されて、前記インナーリード45aに接続されている。
a,51b、…等が接続されるようになっている。このケーブル51は、挿入部7、操作
部8、ユニバーサルコード部9、及びスコープコード4を介して、ビデオプロセッサ5に
接続されている。つまり、ビデオプロセッサ5からの撮像素子35の駆動制御信号や、撮
像素子35で撮像生成した撮像信号をケーブル51の信号線51a,51b、…等を介し
て送受するようになっている。
cが接続され、かつ、カバーガラス34と芯出しガラス33が接合された撮像素子35の
外周は、封止樹脂36aで封止固定されている。
された撮像枠31は、金属等の剛性部材で形成された外装ケース37内に嵌合収納される
。
枠収納部37aと、その有底筒状の円弧を一部切り欠き前記基板41の絶縁部材41bと
裏面銅箔パターン41cが挿通する開口を有し、その開口から前記基板41と平行に形成
された有底矩形状の基板収納部37bとからなる形状に一体形成されている。
この撮像枠31に設けられた撮像素子35に接続延出され、電子部品42と集積回路素子
43を搭載した基板41を基板収納部37bに収納配置されている。
ラス34、インナーリード45a、及び基板41の絶縁部材41bと裏面銅箔パターン4
1cを封止固定した封止樹脂36aの周囲と、前記基板41の周囲に接着剤36bを充填
固化させる。
充填固化させると前記撮像光学ユニット23を外装ケース37内に強固に固定でき、外力
が加わった際に外装ケース37により撮像光学ユニット23を保護することができる。
定した後、前記外装ケース23の撮像枠収納部37aと基板収納部37bの境界部分から
前記基板収納部37bとケーブル51を補強枠37cで覆い、かつ、その補強枠37cの
外周を熱収縮性チューブで被覆する。
、その充填接着剤36bが固化する過程で、接着剤36bの収縮により前記封止樹脂層3
6aで封止されている撮像素子35とカバーガラス34が外装ケース37の底面側に引っ
張られる。一方、前記芯出しガラス33は、前記カバーガラス34と接着剤で密着接合さ
れると共に、前記撮像枠31の内壁の突堤部31bに接着固定されている。
素子35とカバーガラス34が外装ケース37の底面方向へと引っ張られる張力により、
最も接合力の弱い前記カバーカラス34と芯出しガラス33の接合を剥離することがある
。
38を載置する。このシート38は、前記撮像光学ユニット23の封止樹脂36aと外装
ケース37の撮像枠収納部37aの底面との間の隙間tよりも薄い厚さt1(t>t1)
を有している。
学ユニット23を収納して、前記接着剤36bを充填すると、その充填された接着剤36
bは、前記撮像光学ユニット23の枠37aとシート38との間の隙間(t−t1=t2)に浸透充填するが、接着力が弱い。
る。
して接着力が弱いことから接着剤36bの固化収縮はシート38を接着剤36bから引き
離すことで吸収されて、前記カバーガラス34と芯出しガラス33の間を剥離することが
防止できる。よって、撮像光学ユニット23は、芯出しガラス33、カバーガラス34、
及び撮像素子35の撮像面が確実に密着接合された状態で、外装ケース37に接着剤36
bで固化固定することができる。
テフロン(R)シート以外に、前記撮像枠収納部37aの底面に接着剤36bが浸透しに
くい隙間を形成できる他の部材のシートを用いても良く、また、シート38に代えて、弾
性接着剤を塗布したり、あるいは、接着剤36bが接着されない、または接着力を低下さ
せる表面処理を施したりしても良い。
縮により生ずる張力を吸収して前記芯出しガラス33とカバーガラス34を剥離を防止す
る部材を用いたり、表面処理を施している。
は弾性接着剤、あるいは接着剤36bが接着されない処理に代えて、前記撮像光学ユニッ
ト23の前記撮像枠31の突堤部31bと芯出しカバー33の間を接着せず、または、接
着力の弱い接着剤で仮固定した状態で、前記外装ケース37に収納配置させて、接着剤3
6bを充填固化させると、その接着剤36bの固化収縮張力により、前記芯出しガラス3
3が突堤部31bから離れる方向で吸収できる。これにより、前記芯出しガラス33とカ
バーガラス34の接合剥離を回避することもできる。
固化固定することで、外力に対して撮像光学ユニット23が保護できると共に、外装ケー
ス37の収納固化固定する際の接着剤36bの固化収縮による芯出しガラス33とカバー
ガラス44の剥離も生じることなく、鮮明な被写体像の撮像が可能となった。
撮像エリア35aに被写体像が結像するように、前記対物光学ユニット22の対物レンズ
枠25を前記撮像光学ユニット23の撮像枠31の装着固定する。
像光学ユニット23を配置し、この撮像光学ユニット23を剛体の外装ケース37に収納
して充填した接着剤36bで固化固定させる際に、前記接着剤36bの固化過程に生じる
収縮張力を前記撮像光学ユニット23の光軸方向で吸収することで、撮像光学ユニット2
3の芯出しガラス33とカバーガラス34の剥離を防止可能とした。
が接続され、このケーブル51は湾曲部12と可撓管部13に内蔵されている。内視鏡観
察時には、可撓管部13は揺動し、内蔵されているケーブル51も揺動する。このケーブ
ル51の揺動が基板41を介して、撮像素子35に伝達される。つまり、撮像素子35に
ケーブル51が揺動したことによる外力が加わり、カバーガラス34と芯出しガラス33
を剥離することもあった。
素子35の撮像領域35aを包含し、撮像素子35の外形の四隅ははみ出す略円形状に形
成されている。つまり、撮像素子35の撮像領域35aの中心と、芯出しガラス33の形
状中心とが一致されるようにして接着面積を狭く設定している。この撮像素子35と、前
記芯出しガラス33の接着面積が狭いために、前述したケーブル51の揺動による撮像素
子35に加わる外力により、芯出しガラス33とカバーガラス34及び撮像素子35との
剥離が生じやすかった。
3の外形状は、撮像素子35の外形状を包含するように形成することで、撮像素子35と
芯出しガラス33の接着面積を拡大させる。
学中心を偏芯させている。即ち、芯出しガラス33の光学中心は、外装ケース37の基板
収納部37b側のカバーガラス34の外縁までの距離Aを、外装ケース37の先端側のカ
バーガラス34の外縁までの距離Bよりも大きく(A>B)なるように設定する。
51が設けられる側が大きくなり、前記ケーブル51の揺動による外力が加わった際に、
芯出しガラス33と撮像素子35の剥離を生じにくくしている。
中心を偏芯させることをしないで、カバーガラス34’のようにケーブル51の延出方向
に拡大する。もしくは、図3(d)のように、芯出しガラス33”のように、小判型にし
てケーブル51の延出方向に拡大することによって、同様の効果が得られる。
けられている。このマスク32は、対物光学ユニット22から出射された所定の視野内の
被写体光を撮像素子35の撮像領域35aの範囲内に投射させるもので、視野外の被写体
光は遮蔽する。
に、ある厚さを有するシート部材を用いて形成し、このマスク32’を前記芯出しガラス
33’の入射面に配置させている。
させる開口部の側面から入射される視野外の被写体光は遮蔽すべきであるが、マスク32
’の厚さにより開口部の側面で図中矢印L1’,L2’で示すように反射して、その反射
光が撮像素子35’の撮像領域35a’に入射される。このため、撮像素子35の撮像領
域35a’に撮像視野範囲外の不要な被写体光が入射され、撮像画像が不鮮明となる。
2aを形成し、そのマスク32aが形成された芯出しガラス33の出射面にカバーガラス
34を接着接合させる。なお、、芯出しガラス33やカバーガラス34の入射面・出射面
のいずれの面にマスク32aを蒸着により形成しても同様の効果が得られる。
に対して、入射された視野外の被写体光L1,L2は、反射されることなく、撮像素子3
5の撮像領域35aには、蒸着マスク32aで形成される開口部32bを透過した被写体
光のみが入射される。
状としている。
面の突堤部31bにマスク32を載置固定させ、その載置固定されたマスク32に対して
、芯出しガラス33を位置合わせしながら載置接着固定し、この芯出しガラス33に対し
て、撮像素子35の撮像面に接着接合されたカバーガラス34を載置接着固定している。
及び撮像素子35を収納配置すると、それぞれの光学中心軸がずれることが多々発生して
いる。
わせて事前接着接合させ、かつ、撮像素子35の撮像領域35aの中心と、マスク32を
内径の中心を合わせ芯出しガラス33の入射面に接着接合させる。
5を接合組立後、前記撮像枠31に収納配置させることで、光学中心軸が一致された撮像
光学ユニット23の生成が可能となる。
の前記芯出しガラス33、カバーガラス34、及び撮像素子35が収納配置される部分は
、図7aに示すように、軸方向に複数のスリットを設けて複数の円弧側壁31d,31e
,31fを形成する。
素子35が収納配置される円筒部分に、前記基板41から延出された絶縁材41bと裏面
銅箔パターン41cが挿通する開口スリット31cと、この開口スリット31cが設けら
れた以外の円筒部分に等間隔で複数のスリットにより分離した複数の円弧側壁31d,3
1e,31fを形成させる。
バーガラス34、及び撮像素子35を収納配置して封止樹脂36aで封止した後、前記外
装ケース37の撮像枠収納部37aに収納配置すると、図7(b)に示すように、外装ケ
ース37の撮像枠収納部37aの内周に前記円弧側壁31d,31e,31fが配置され
る。かつ、封止樹脂36aと前記円弧側壁31d,31e,31fの間の間隔A,B,C
は均等になるように配置する。
31d,31e,31fの間のスリットで吸収することできる。かつ、前記間隔A,B,
Cは、均等の為収縮のバランスが保てる為に、前記芯出しガラス33とカバーガラス34
の剥離も生じることもなく、撮像光学ユニット23を外装ケース37に収納固定すること
ができる。
筒状の対物レンズ枠25’に複数の対物レンズ26a’〜26d’が収納配置されている
。この対物レンズ枠25’の先端側から最先端対物レンズ26a’、マスク及び第2の対
物レンズ26b’が配置されている。この最先端対物レンズ26a’とマスク及び第2の
対物レンズ26b’により被写体光の入射範囲、つまり視野範囲を特定している。
5’aが設けられている。この突堤部25’aは、前記第2の対物レンズ26b’を保持
固定すると共に、出射される被写体光の範囲制限するマスク機能を有している。この第2
の対物レンズ26b’に対向して、突堤部25’aを挟んで第3の対物レンズ26c’と
間隔環27’と第4の対物レンズ26d’が配置されている。
は、間隔環27’で位置決め設置されている。
前記最先端対物レンズ26a’と第2の対物レンズ26b’の光軸とを同一光軸上とする
ために設けられていると共に、第3の対物レンズ26c’から第4の対物レンズ26d’
に出射される被写体光の範囲を制限するためのマスク機能も有している。
された接合レンズで、この第4の対物レンズ26d’で集光された被写体光が撮像素子3
5の撮像領域35aに投射されるようになっている。なお、第4の対物レンズ26d’は
、凸レンズ26d’1と凹レンズ26d’2とが入れ換えても良い。
されており、この第3の対物レンズ26c’と第4の対物レンズ26d’が収納される部
分の対物レンズ枠25’の内径l’1は、前記第3と第4の対物レンズ26c’,26d
’の外径と略同一形状に形成されている。
の対物レンズ枠25’の内径l’1は、光軸を一致させるために第3の対物レンズ26c
’と第4の対物レンズ26d’の外径よりも若干大きく形成され、第3と第4の対物レン
ズ26c’,26d’の外周と、対物レンズ枠25’の内周壁の間には若干の隙間が生じ
ている。
対物レンズ26b’の被写体光の入射範囲の外側、つまり視野外から入射された図中点線
矢印で示す視野外被写体光は、最先端、第2,及び第3の対物レンズ26a’,26b’
,26c’に順次入射される。この第3の対物レンズ26c’に入射された視野外被写体
光は、第3の対物レンズ26c’で集光透過されて対物レンズ枠26cの出射側球欠端面
へと出射される。この内壁に出射された視野外被写体光は、この第3の対物レンズ26c
’、間隔環27’、及び第4の対物レンズ26d’の外径と対物レンズ枠25’の内壁と
の間の隙間を介して、撮像素子35の撮像領域35aに入射される。
することで、不鮮明画像となっていた。
ズ26cが配置される対物レンズ枠25の内径l1より、間隔環27と第4の対物レンズ
26dが配置される部分の対物レンズ枠25の内径l2を大きくして(l1<l2)、段
差寸法l(l=l2−l1)を有する段差部28を設けている。
印で示す視野外被写体光は、第3の対物レンズ26cから対物レンズ枠25の内壁に沿っ
て、第4の対物レンズ26d側へと出射されるが、その視野外被写体光は、段差lの段差
部28へと出射されるために、第4の対物レンズ26dで集光されにくくなる。また、前
記間隔環27を遮光部材で形成することで、前記第3の対物レンズ26cから対物レンズ
枠25の内壁の段差lに出射された視野外被写体光は、段差部28に設けられた間隔環2
7で遮光されるために、第4の対物レンズ26dへの視野外被写体光の入射が防止できる
。
の対物レンズ26d’は、凸レンズ26d’1と凹レンズ26d’2とが接着接合させた
接合レンズが用いられている。
隔設定と光軸合わせが行われているが、この間隔環27’で位置決めされる凸レンズ26
d’1の外径は対物レンズ枠25’の内径と略同等にして対物レンズ枠25’の内壁に接
着固定されるようになっている。
の出射面側の外周を保持する凸状部を対物レンズ枠25の内壁からリング状に設けること
も行われている。
6d’1の外径より小さく、対物レンズ枠25’の内壁には接着固定されてなく、前記凸
レンズ26d’1の出射面にのみ接合されている。
りする。
接合レンズ26dは、間隔環27で位置決め軸芯合わせされる側である凸レンズ26d1
の外径は、対物レンズ枠25の段差部28の内径l2よりも小さく形成し、凸レンズ26
d1の出射面に接合される凹レンズ26d2の外径を段差部28の内径l2と同等にして
、凹レンズ26d2の外径を段差部28の内壁に接着固定させる。これにより、接合レン
ズ26dの接着固定時に接合レンズ26dの剥離や軸芯のズレが解消できる。
着固定を強固にするために、図示していないが、図5(a)の接合レンズ26dの光出射
側の凹レンズ26d2の出射面側の外周を保持する凸状部を対物レンズ枠25の内壁から
リング状に設けて、この凸状部と間隔環27で接合レンズ26dを挟持させるようにする
こともできる。
いるケーブル51の揺動し、その揺動が基板41を介して撮像素子35に伝達されてカバ
ーカラス34と芯出しガラス33の剥離と軸芯のズレが生じることもある。
線51a、51b、…は、前記外装ケース31、あるいは、この外装ケース31に収納固
定された前記撮像光学ユニット23、または前記撮像光学ユニット23に接続された基板
41の軸方向の中心線41’を基準にして、左右均等に振り分けて接続する。
機能の電子部品42や集積回路素子43等に接続される信号線51a〜51fが、基板4
1の軸方向の中心線から均等に配置接続されるように基板41に信号線接続ランドを形成
させる。
a〜51fの本数(偶数、奇数)や線種(単線、撚り線、シールド線等)及び線の太さな
どを考慮して設定する。
41’を挟んで配置した。また、高周波信号線51bと画像出力信号線51eは、高周波
信号線51bと画像出力信号線51eのクロストークによる影響を緩和する為に、中心4
1’を挟んで基板41の上で最も距離を取るように配置した。
1に与える外力が均等化されるために、前記撮像光学ユニット23への外力も均等化され
て撮像光学ユニット23の光軸ズレや芯出しガラス33のカバーガラス34の剥離などの
障害発生を抑制できる。
せる際に、充填された接着剤34が外装ケース37内で収縮状態が片寄らないように外装
ケース37と撮像光学ユニット34の間の隙間をなくすようにする。これにより充填接着
剤34の固化過程による撮像光学ユニット23に加わる張力も防止できる。
以上詳述した本発明の実施形態によれば、以下のごとき構成を得ることができる。
内視鏡装置において、
レンズ枠内に複数の対物レンズを収納配置した対物光学手段と、
この対物光学手段と同一光軸上に配置され、撮像素子、撮像素子カバーガラス、及び撮
像素子芯出しガラス等を撮像枠内に収納配置した撮像手段と、
この撮像手段を収納する剛体部材で形成された外装部材と、
この外装部材内に収納された前記撮像光学手段の周囲に接着剤を充填して固定する際に
、前記接着剤の固化時の収縮による前記撮像光学手段に加わる張力を吸収する張力吸収手
段と、
を具備したことを特徴とする内視鏡装置。
間に充填浸透する接着剤の接着力を薄弱化するための部材を介装させたことを特徴とする
付記1記載の内視鏡装置。
加工であることを特徴とする付記1記載の内視鏡装置。
スが、前記撮像枠内で接着剤の固化時の収縮に応じて光軸方向に摺動可能としたことを特
徴とする付記1記載の内視鏡装置。
含するように形成したことを特徴とする付記1乃至4のいずれかに記載の内視鏡装置。
が撮像素子からの信号線の引き出し側の面積を大きくするように形成したことを特徴とす
る付記1乃至5記載の内視鏡装置。
成したことを特徴とする付記1乃至6のいずれかに記載の内視鏡装置。
素子芯出しガラスを前記撮像素子の撮像領域の中心軸に合わせて接合後、前記撮像素子の
撮像領域に合わせて、前記撮像素子芯出しガラスにマスクを接合する付記1乃至7のいず
れかに記載の内視鏡装置。
学手段と外装ケース手段との間に形成される隙間空間の体積を略同一としたことを特徴と
する付記1乃至8のいずれかに記載の内視鏡装置。
像素子カバーガラス、撮像素子芯出しガラスとの間に複数のスリットを設けたことを特徴
とする付記1乃至9のいずれかに記載の内視鏡装置。
、その最終端対物レンズの入射側に配置される対物レンズの外径より大きく設定し、前記
レンズ枠内壁面に前記最終端対物レンズと、最終端対物レンズの入射側に配置された対物
レンズがそれぞれ収納配置される段差部を形成したことを特徴とする付記1記載の内視鏡
装置。
中心を設定する間隔環を配置したことを特徴とする付記11に記載の内視鏡装置。
載の内視鏡装置。
記レンズ枠の内壁に接合されていることを特徴とする付記11乃至13のいずれかに記載
の内視鏡装置。
対物レンズ枠内壁に設けたことを特徴とする付記13記載の内視鏡装置。
授受する複数の信号線を左右均等に配置したことを特徴とする付記1乃至15のいずれか
に記載の内視鏡装置。
間に、接着剤の固化収縮時に撮像光学手段に不要な張力が加わる隙間をなくしたことを特
徴とした内視鏡装置。
23…撮像光学ユニット
24…撮像装置
25…対物レンズ枠
26…対物レンズ
27…間隔環
31…撮像枠
32…マスク
33…芯出しガラス
34…カバーガラス
35…撮像素子
37…外装ケース
38…シート
41…基板
代理人 弁理士 伊 藤 進
Claims (3)
- 管腔内への挿入方向に対して、垂直方向の観察部位を撮像観察する側視型内視鏡装置において、
レンズ枠内に複数の対物レンズを収納配置した対物光学手段と、
この対物光学手段と同一光軸上に配置され、撮像素子、撮像素子カバーガラス、及び撮像素子芯出しガラス等を撮像枠内に収納配置した撮像手段と、
この撮像手段を収納する剛体部材で形成された外装部材と、
この外装部材内に収納された前記撮像手段の周囲に接着剤を充填して固定する際に、前記接着剤の固化時の収縮による前記撮像手段に加わる張力を吸収する張力吸収手段と、を具備し、
前記張力吸収手段は、前記撮像手段の底面と前記外装部材の底面内側との間に充填浸透する接着剤の接着力を薄弱化するための部材を介装させたことを特徴とする内視鏡装置。 - 管腔内への挿入方向に対して、垂直方向の観察部位を撮像観察する側視型内視鏡装置において、
レンズ枠内に複数の対物レンズを収納配置した対物光学手段と、
この対物光学手段と同一光軸上に配置され、撮像素子、撮像素子カバーガラス、及び撮像素子芯出しガラス等を撮像枠内に収納配置した撮像手段と、
この撮像手段を収納する剛体部材で形成された外装部材と、
この外装部材内に収納された前記撮像手段の周囲に接着剤を充填して固定する際に、前記接着剤の固化時の収縮による前記撮像手段に加わる張力を吸収する張力吸収手段と、を具備し、
前記張力吸収手段は、前記外装部材の底面内側に施された接着剤の不接着加工であることを特徴とする内視鏡装置。 - 管腔内への挿入方向に対して、垂直方向の観察部位を撮像観察する側視型内視鏡装置において、
レンズ枠内に複数の対物レンズを収納配置した対物光学手段と、
この対物光学手段と同一光軸上に配置され、撮像素子、撮像素子カバーガラス、及び撮像素子芯出しガラス等を撮像枠内に収納配置した撮像手段と、
この撮像手段を収納する剛体部材で形成された外装部材と、
この外装部材内に収納された前記撮像手段の周囲に接着剤を充填して固定する際に、前記接着剤の固化時の収縮による前記撮像手段に加わる張力を吸収する張力吸収手段と、を具備し、
前記張力吸収手段は、前記撮像手段の少なくとも撮像素子芯出しガラスが、前記撮像枠内で接着剤の固化時の収縮に応じて光軸方向に摺動可能としたことを特徴とする内視鏡装置。
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