[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP4273870B2 - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4273870B2
JP4273870B2 JP2003291794A JP2003291794A JP4273870B2 JP 4273870 B2 JP4273870 B2 JP 4273870B2 JP 2003291794 A JP2003291794 A JP 2003291794A JP 2003291794 A JP2003291794 A JP 2003291794A JP 4273870 B2 JP4273870 B2 JP 4273870B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
printing
printing paper
roller
roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003291794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005060016A (ja
Inventor
茂之 川村
宗之 松本
Original Assignee
神鋼電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 神鋼電機株式会社 filed Critical 神鋼電機株式会社
Priority to JP2003291794A priority Critical patent/JP4273870B2/ja
Publication of JP2005060016A publication Critical patent/JP2005060016A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4273870B2 publication Critical patent/JP4273870B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Description

本発明は、ロール紙の巻癖を除去する技術に関する。
熱転写式の印刷装置は、印字濃度を細かく変化させることが可能であり、他の方式では困難な、写真のような連続階調の表現が可能であることから、例えば、デジタルカメラで撮影した画像を印刷する印刷装置や、具備しているカメラで撮影した画像からシールプリントを作成する印刷装置などの業務用に広く用いられている。
このような業務用の熱転写式印刷装置においては、ロール紙が用いられているが、ロール紙には巻癖がついているため、印刷した後にもカールが残り、利用しにくいといった問題があった。そこで、このような問題を解決する機構として、例えば、ロール紙が巻かれていた方向とは逆の方向にロール紙を曲げることにより、カールを矯正する機構が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−338570号公報
ところで、業務用の熱転写式印刷装置においては、印刷用紙やインクリボン等の消耗品は、補充頻度が少なくて済むように、大容量のロール紙とインクリボンとが用いられる。ロール紙の大容量化を実現する方法としては、ロール紙の巻芯の直径を小さくする方法があるが、巻芯の直径を小さくすると、巻芯に近い部分には、強い巻癖がつくこととなる。特許文献1には、ロール紙の巻癖を矯正する技術が記載されているが、この技術は、巻癖とは逆の方向に曲げるということに止まるものであり、巻癖の度合いに応じて矯正度合いを調整することは行われていない。このため、特許文献1に記載の技術では、大容量のロール紙の巻癖を矯正することができなかった。
本発明は、上述した背景の下になされたものであり、印刷用紙が巻回されてなるロール紙の巻径に応じて、印刷用紙の巻癖の矯正度合いを調整する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係わる印刷装置は、供給軸に巻回された印刷用紙からなるロール紙を回転させ、該印刷用紙を繰り出す繰出し手段と、前記ロール紙の巻径を検知する検知手段と、前記印刷用紙に印刷を行う印刷部から見て前記印刷用紙の搬送方向の下流側であり、排紙口から見て前記印刷用紙の搬送方向の上流側に位置し、前記供給軸から繰り出された印刷用紙を搬送するローラと、
前記ローラの回転軸と平行な方向に延び、前記ローラとの間に前記印刷用紙を挟んで前記ローラと対向し、前記ローラを受け入れるように凹んだ溝と、前記溝の縁から前記印刷用紙の搬送方向の上流側へ突出して前記印刷用紙を前記溝へ案内する板状部とを有するペーパガイドと、前記供給軸から繰り出されて前記ローラより前記搬送方向の下流側に位置する印刷用紙が前記ローラより前記搬送方向の上流側にある印刷部へ送られて印刷が行われている時には、該印刷用紙が前記ペーパガイドの溝の縁に当たらないように前記ローラと前記ペーパガイトの溝との相対距離を制御し、該印刷用紙への印刷が終了した後には、印刷がされた前記印刷用紙を前記搬送方向下流側へ送りつつ前記ローラにより前記ペーパガイドの溝に向けて押すことにより、供給軸に巻回されたことによりついた巻癖をなくす方向に該印刷用紙を湾曲させる制御手段とを有し、前記制御手段は、前記検知手段が検知した巻径に応じて前記ローラと前記ペーパガイドの溝との相対距離を制御することを特徴とする。
の印刷装置によれば、印刷用紙がローラとペーパガイドの凹んだ溝により巻癖とは逆方向に湾曲させられ、湾曲度合は、印刷用紙の巻径に応じてローラの位置が制御されることにより制御される。
本発明によれば、印刷用紙が巻回されてなるロール紙の巻径に応じて、印刷用紙の巻癖の矯正度合いを調整するすることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
[A.構成]
図1は、本発明の実施形態に係わる熱転写式の印刷装置の構成を示す図である。なお、図1においては、図面が繁雑になるのを防ぐため、インクリボンおよびインクリボンを搬送する機構の図示を省略している。また、以下の説明においては、熱転写式の印刷装置を例に説明を行うが、印刷方式は熱転写方式に限定されず、他の印刷方式であってもよいのは勿論である。
供給軸10は、該供給軸10に巻回された印刷用紙1からなるロール紙5を回転させるための軸であり、図示を省略したモータにより回転駆動させられる。ガイドローラ20は印刷用紙の搬送方向を変えるためのものである。メインフィードローラ30は、供給軸10を回転させることに繰り出された印刷用紙1を図1中の矢印Aまたは矢印Bの方向へ搬送するものであり、図示を省略したモータにより回転させられる。サーマルヘッド50は、発熱体(図示略)を有しており、この印刷装置が具備する制御装置(図示略)によって、その発熱が制御される。プラテンローラ40は、印刷用紙1の搬送を行う。またプラテンローラ40は、図示を省略したインクリボンと印刷用紙1とをサーマルヘッド50へ圧接させる。制御装置がサーマルヘッド50の発熱体を制御し、プラテンローラ40により押圧されたインクリボンに熱を印加すると、熱を印加された部分のインクが印刷用紙1に溶着する。
フィードローラ60は、印刷用紙1を図1中の矢印Cまたは矢印Dの方向に搬送するものであり、図示を省略したモータにより回転させられる。第1ペーパガイド70は、フィードローラ60を介して搬送された印刷用紙1をカッター80へ導くものである。カッター80は印刷用紙1を切断するものであり、制御装置による制御の下、第1ペーパガイド70により導かれた印刷用紙1を所定の長さに切断する。排紙ローラ240は、印刷用紙1を搬送するものであり、フィードローラ60からギヤ(図示略)を介して伝達される動力により回転させられ、第2ペーパガイド250および第3ペーパガイド260により導かれた印刷用紙1を図1中の矢印Cの方向へ排出する。
次に、本実施形態に係わる印刷装置が具備している巻癖矯正機構について説明する。巻癖矯正機構は、モータ100、排紙ローラ240、第1レバー170、第2レバー180、第3ペーパガイド260により大略構成されている。図2に、この巻癖矯正機構の要部構成を示す。
モータ100のシャフトにはウォームギヤ120と、半径方向に複数のスリットが設けられたエンコードプレート110が装着されている。ウォームギヤ120には第1ギヤ130が係合されており、第1ギヤ130にはカール矯正カム駆動軸150に装着された第2ギヤ140が係合されている。モータ100が図示を省略した制御装置の制御により回転駆動されると、モータ100のシャフトの回転に伴いウォームギヤ120が回転する。この回転は第1ギヤ130および第2ギヤ140を介してカール矯正カム駆動軸150に伝達され、カール矯正カム駆動軸150に装着されているカール矯正カム160が回動する。
センサー115は、例えば、透過型フォトセンサーであり、光を発する発光素子と、光を受け取り電気信号を発する受光素子とを具備している。この透過型フォトセンサーは、発光素子が発した光が受光素子に入光している場合には、受光素子に光りが入光していることを示すオン信号を制御装置へ出力し、発光素子が発した光が受光素子に入光していない場合には、受光素子に光りが入光してないことを示すオフ信号を制御装置へ出力する。センサー115は、エンコードプレート110がこの発光素子と受光素子との間を通過するように配置されているので、モータ100のシャフトの回転に伴いエンコードプレート110が回転すると、エンコードプレート110に設けられているスリットにより、オン信号とオフ信号とが交互に出力されることとなる。制御装置は、例えば、センサー115から出力されるオン信号とオフ信号の回数をカウントすることによりモータ100の回転数をカウントし、この回転数から、モータ100により回動させられるカール矯正カム160の回動角度を計算してカール矯正カム160の回動制御を行う。
第1レバー170は、図3に示したように、その端部がカール矯正カム160に接するように配置されており、カール矯正カム160の回動に伴い、第1レバー支持軸270を中心に回動するようになっている。また、図3に示したように、第1レバー170のもう一方の端部は、軸受け280Cを具備し、排紙ローラ240を回転可能に支持する支持部175を具備している。
第2レバー180は、排紙ローラ240を回転可能に支持するものであり、端部に具備している軸受け280Aで排紙ローラ240を支持する。また、第2レバー180のもう一方の端部は、軸受け280Bを具備しており、第2レバー180は、この軸受け280Bに貫装されたピン290を中心にして回動するようになっている。
第1レバー170がカール矯正カム160の回動に伴い図4に示したように回動すると、これに伴い、排紙ローラ240が第3ペーパガイド260から離間する。また、第1レバー170がカール矯正カム160の回動に伴い図5に示したように回動すると、これに伴い、排紙ローラ240が第3ペーパガイド260に接近する。
第3レバー190に配置されている第1アイドルギヤ210は、同じく第3レバーに配置されている第2アイドルギヤ220と、排紙ローラ240に装着されたギヤ230とに係合されている。第2アイドルギヤ220は、フィードローラ60からギヤ(図示略)を介して伝達された回転により回転するようになっており、第2アイドルギヤ220が回転すると、この回転が第1アイドルギヤ210を介してギヤ230に伝達され、第2レバー180と第4レバー200とにより支持されている排紙ローラ240が回転する。
第3ペーパガイド260は、印刷用紙1についた巻癖を除去するものであり、長手方向に半円状の溝部が形成されている。
次に、本実施形態に係わる印刷装置が具備しているロール径検知機構について説明する。図6は、ロール検知機構の要部構成を例示する図である。
ロール径検知レバー300は、支軸310を中心に回動可能となっており、端部にローラ320を具備し、もう一方の端部に遮光部300aを具備している。ローラ320は、ロール径検知レバー300がロール紙5を傷つけることなくロール紙5の巻径に追従して回動するようにするためのものであり、ピン330により回転可能にロール径検知レバー300に取り付けられている。センサー340Aおよびセンサー340Bは、ロール紙5の巻径を検知するためのセンサーであり、図6に示すように、各々異なる角度で配置されている。センサー340Aおよびセンサー340Bは、センサー115と同様の透過型のフォトセンサーであり、ロール径検知レバー300の遮光部300aが発光素子と受光素子との間を通過するように配置されている。
ロール紙5の巻径が大の時、即ち遮光部300aが、センサー340Aの発光素子と受光素子との間にある場合、センサー340Aはオフ信号を出力する。印刷用紙1の使用が進み、ロール径検知レバー300が回動して遮光部300aが、センサー340Aおよびセンサー340Bのいずれの発光素子と受光素子との間にも位置しない場合、センサー340Aとセンサー340Bはいずれもオン信号を出力する。さらに印刷用紙1の使用が進み、ロール紙5の巻径が小となり、ロール径検知レバー300が回動して遮光部300aがセンサー340Bの発光素子と受光素子との間に位置する場合、センサー340Bはオフ信号を出力する。
次に、制御装置(図示略)がロール紙5の巻径に応じて行う制御について説明する。印刷用紙1の巻癖は、供給軸10から離れた部分は弱く、供給軸10に近いほど強くつく。このため制御装置は、センサー340Aおよびセンサー340Bから出力された信号からロール紙5の巻径を判断し、カール矯正カム160の回動制御を行い、印刷用紙1の湾曲度合を調整する。
具体的には、制御装置は、センサー340Aから出力された信号がオフ信号である場合、即ち、ロール紙5の巻径が大であり印刷用紙1の巻癖が弱い場合、モータ100を回転させ、図7に示す位置に排紙ローラ240が位置するように、カール矯正カム160、第1レバー170および第2レバー180を回動させる。図7に示したように、印刷用紙1は、排紙ローラ240と、第3ペーパガイドに形成されている半円状の溝とによりロール紙の巻癖がついている方向とは逆の方向へ湾曲させられ、巻癖が矯正される。
また制御装置は、センサー340Aおよびセンサー340Bから出力された信号がいずれもオン信号である場合、即ち、印刷用紙1の使用が進みロール紙5の巻径が新品時より小となった場合、モータ100を回転させ、図8に示す位置に排紙ローラ240が位置するように、カール矯正カム160、レバーAおよびレバーBを回動させる。印刷用紙1の使用が進みロール紙5の巻径が小さくなると、それにつれて印刷用紙1についている巻癖も強くなるので、図8に示したように、図7示したよりもさらに印刷用紙1を湾曲させ巻癖を矯正する。
また制御装置は、センサー340Bから出力された信号がオフ信号である場合、即ち、印刷用紙1の使用がさらに進み、巻径が小となった場合、モータ100を回転させ、図9に示す位置に排紙ローラ240が位置するように、カール矯正カム160、レバーAおよびレバーBを回動させる。印刷用紙1の巻癖は、供給軸10に近いほど強いので、図9に示したように、図8示したよりもさらに印刷用紙1を湾曲させ巻癖を矯正する。
[B.動作]
次に、本実施形態の動作について説明する。以下の説明では、まず、ロール紙5の巻径が大の時、即ち、ロール紙5の巻癖が弱い場合の動作について説明し、次に、印刷用紙1の使用が進み、ロール紙5の巻径が中となった時、およびロール紙5の巻径が小となった時の動作について説明する。
[1.ロール紙の巻径が大の時の動作]
印刷装置が利用者により操作され、印刷を行う旨の指示が入力されると、図示しない制御装置は、カール矯正カム160が図4に示した状態になるように、センサー115から出力される信号を利用してモータ100を回転させる。モータ100が駆動され、モータ100のシャフトに装着されているウォームギヤ120が回転すると、この回転が第1ギヤおよび第2ギヤを介してカール矯正カム駆動軸150に伝達されカール矯正カム160が回動する。カール矯正カム160が図4に示したように回動すると、カール矯正カム160に接している第1レバー170は、第1レバー支持軸270を中心として図2中の矢印A方向へ回動する。第1レバー170が図2中の矢印A方向へ回動すると、第2レバー180は、ピン290を中心にして、図2中の矢印C方向へ回動する。第2レバー180が矢印C方向へ回動すると、この回動に伴い、第2レバー180に支持されている排紙ローラ240が、図4に示したように第3ペーパガイド260から離間される。
制御装置は、排紙ローラ240を第3ペーパガイド260から離間させると、印刷を開始する。制御装置は、プラテンローラ40を制御し、印刷用紙1と図示しないインクリボンとをサーマルヘッドへ圧接させる。次に、制御装置は、供給軸10とメインフィードローラ30とを回転させ、印刷用紙1を図1中の矢印方向へ搬送させると共に、サーマルヘッド50を制御して、インクリボンのインクを印刷用紙1に溶着させる。制御装置は印刷が終了すると、ロール紙5の巻径を検知し、カール矯正カム160を回動させる。
ロール紙5の巻径が大の時、即ち、ロール径検知レバー300の遮光部300aが、センサー340Aの発光素子と受光素子との間にある場合、センサー340Aはオフ信号を出力する。図示しない制御装置は、センサー340Aから出力された信号がオフ信号である場合、図7に示す位置に排紙ローラ240が位置するようにモータ100の制御を行う。具体的には、モータ100が制御され、カール矯正カム160が回動させられ、第1レバー170が図2中の矢印B方向へ回動させられる。第1レバー170が矢印B方向へ回動させられると、第2レバー180が図2中の矢印D方向へ回動させられる。第2レバー180が矢印D方向へ回動させられると、第2レバー180に支持されている排紙ローラ240が、図7に示した位置まで移動させられる。
次に制御装置は、プラテンローラ40を制御して、印刷用紙1とインクリボンとをサーマルヘッド50から離間させた後、供給軸10とメインフィードローラ30と、排紙ローラ240とを回転させ、印刷が行われた印刷用紙1を、図1中の矢印C方向へ搬送する。印刷用紙1が図1中の矢印C方向へ搬送されると、巻癖がついている印刷用紙1は、図7に示したように、排紙ローラ240と第3ペーパガイド260とにより、巻癖とは逆方向へ湾曲されつつ搬送される。制御装置は、所定の長さの印刷用紙1を搬送すると、カッター80を制御し、印刷用紙1を切断する。制御装置は、印刷用紙1を切断すると、排紙ローラ240を回転させ、切断された印刷用紙1を排紙口カバー90から排出させる。
[2.ロール紙の巻径が中の時の動作]
次に、印刷用紙1の使用が進み、ロール紙5の巻径が中となった時の動作について説明する。なお、印刷開始から印刷終了までの動作は、上述したロール紙5の巻径が大の時の動作と同じであるため、その説明を省略する。
新品のロール紙5が装填された状態から印刷用紙1の使用が進み、ロール径検知レバー300の遮光部300aが、センサー340Aおよびセンサー340Bのいずれの発光素子と受光素子との間にもない場合、センサー340Aとセンサー340Bはいずれもオン信号を出力する。図示しない制御装置は、センサー340Aおよびセンサー340Bから出力された信号がいずれもオン信号である場合、図8に示す位置に排紙ローラ240が位置するように、モータ100の制御を行う。具体的には、モータ100が制御され、カール矯正カム160が回動させられ、第1レバー170が図2中の矢印B方向へ回動させられる。第1レバー170が矢印B方向へ回動させられると、第2レバー180が図2中の矢印D方向へ回動させられ、第2レバー180に支持されている排紙ローラ240が、図8に示した位置まで移動させられる。
次に制御装置は、プラテンローラ40を制御して、印刷用紙1とインクリボンとをサーマルヘッド50から離間させた後、供給軸10と、メインフィードローラ30と、排紙ローラ240とを回転させ、印刷が行われた印刷用紙1を、図1中の矢印C方向へ搬送する。印刷用紙1が図1中の矢印C方向へ搬送されると、巻癖がついている印刷用紙1は、図8に示したように、排紙ローラ240と第3ペーパガイド260とにより、図7に示した湾曲度より大きな湾曲度で巻癖とは逆方向へ湾曲されつつ搬送される。制御装置は、所定の長さの印刷用紙1を搬送すると、カッター80を制御し、印刷用紙1を切断する。制御装置は、印刷用紙1を切断すると、排紙ローラ240を回転させ、切断された印刷用紙1を排紙口カバー90から排出させる。
[3.ロール紙の巻径が小の時の動作]
次に、印刷用紙1の使用がさらに進み、ロール紙5の巻径が小となった時の動作について説明する。なお、印刷開始から印刷終了までの動作は、上述したロール紙5の巻径が大の時の動作と同じであるため、その説明を省略する。
印刷用紙1の使用が進んでロール紙5の巻径が小となり、ロール径検知レバー300の遮光部300aが、センサー340Bの発光素子と受光素子との間にある場合、センサー340Bはオフ信号を出力する。図示しない制御装置は、センサー340Bから出力された信号がオフ信号である場合、図9に示す位置に排紙ローラ240が位置するように、モータ100の制御を行う。具体的には、モータ100が制御され、カール矯正カム160が回動させられ、第1レバー170が図2中の矢印B方向へ回動させられる。第1レバー170が矢印B方向へ回動させられると、第2レバー180が図2中の矢印D方向へ回動させられ、第2レバー180に支持されている排紙ローラ240が、図9に示した位置まで移動させられる。
次に制御装置は、プラテンローラ40を制御して、印刷用紙1とインクリボンとをサーマルヘッド50から離間させた後、供給軸10と、メインフィードローラ30と、排紙ローラ240とを回転させ、印刷が行われた印刷用紙1を、図1中の矢印C方向へ搬送する。印刷用紙1が図1中の矢印C方向へ搬送されると、巻癖がついている印刷用紙1は、排紙ローラ240と第3ペーパガイド260とにより、図8に示した湾曲度より大きな湾曲度で巻癖とは逆に湾曲され排紙口へ導出される。制御装置は、所定の長さの印刷用紙1を搬送すると、カッター80を制御し、印刷用紙1を切断する。制御装置は、印刷用紙1を切断すると、排紙ローラ240を回転させ、切断された印刷用紙1を排紙口カバー90から排出させる。
以上説明したように本実施形態によれば、ロール紙を供給する供給ロールの巻径に応じて、ロール紙の巻癖の矯正度合いを調整することが可能となる。
また、本実施形態によれば、以下のような効果を得られる。図1中の矢印D方向へ印刷用紙1を搬送し印刷を行っている際、ロール紙が排紙ローラ240と第3ペーパガイドにより湾曲させられていると、印刷用紙1が排紙ローラ240から外れる際に印刷用紙1に作用している力が変動する。印刷中に印刷用紙1に作用している力が変動すると、印刷用紙1の搬送精度が低下し、印刷された画像にスジが入るなどの印刷不良を引き起こすこととなる。本実施形態では、印刷中には、排紙ローラ240を第3ペーパガイド260から離間させるようにしているため、このような問題を生じさせずに印刷を行うことができる。
[C.変形例]
本発明は、係る実施形態に限定されるものではない。以下、上述した実施形態の変形例について述べる。
(変形例1)
印刷装置は、紙の種類によって、ロール紙の巻径が同じ巻径であっても排紙ローラ240と第3ペーパガイドとの距離を異ならせ、印刷用紙1の湾曲度合を変えるようにしてもよい。また、印刷装置は、紙の種類を示す情報を受け取り、この受け取った情報が示す紙の種類と、センサー340Aとセンサー340Bにより検知したロール紙の巻径とに応じて、モータ100を制御し、排紙ローラ240と第3ペーパガイドとの距離を異ならせ、印刷用紙1の湾曲度合を変えるようにしてもよい。このような態様によれば、種類の異なる紙を装填しても、ロール紙の巻癖を矯正することが可能となる。
(変形例2)
上述した実施形態では、透過型のフォトセンサーを用いて、ロール紙5の巻径を検知するようにしているが、ロール紙5の巻径を検知する方法は、上述した実施形態の方法に限定されるものではない。例えば、角度センサーを用いてロール径検知レバー300の角度を検知し、これにより得た角度に応じて排紙ローラ240と第3ペーパガイド260との間の距離を制御するようにしてもよい。
(変形例3)
第3ペーパガイドに形成されている溝部の断面形状は、半円形に限定されるものでなく、例えば、凹形の形状であってもよい。
(変形例4)
上述した実施形態では、排紙ローラ240の位置を制御し、印刷用紙1の湾曲度合を制御しているが、第3ペーパガイド260の位置を制御して、印刷用紙1の湾曲度合を制御するようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る印刷装置の構成を例示する図である。 同実施形態に係わる巻癖矯正機構の構成を例示する図である。 同実施形態に係わる巻癖矯正機構の構成を例示する図である。 同巻癖矯正機構の動きを説明するための図である。 同巻癖矯正機構の動きを説明するための図である。 同実施形態に係わるロール径検知機構の構成を例示する図である。 排紙ローラ、ロール紙および第3ペーパガイド260との位置関係を示す図である。 排紙ローラ、ロール紙および第3ペーパガイド260との位置関係を示す図である。 排紙ローラ、ロール紙および第3ペーパガイド260との位置関係を示す図である。
符号の説明
1・・・印刷用紙、5・・・ロール紙、10・・・供給軸、20・・・ガイドローラ、30・・・メインフィードローラ、40・・・プラテンローラ、50・・・サーマルヘッド、60・・・フィードローラ、70・・・第1ペーパガイド、80・・・カッター、90・・・排紙口カバー、100・・・モータ、110・・・エンコードプレート、115・・・センサー、120・・・ウォームギヤ、130・・・第1ギヤ、140・・・第2ギヤ、150・・・カール矯正カム駆動軸、160・・・カール矯正カム、170・・・第1レバー、175・・・支持部、180・・・第2レバー、190・・・第3レバー、200・・・第4レバー、210・・・第1アイドルギヤ、220・・・第2アイドルギヤ、230・・・ギヤ、240・・・排紙ローラ、250・・・第2ペーパガイド、260・・・第3ペーパガイド、270・・・第1レバー支持軸、280A,280B,280C・・・軸受け、290・・・ピン、300・・・ロール径検知レバー、300a・・・遮光部、310・・・支軸、320・・・ローラ、330・・・ピン、340A,340B・・・センサー。

Claims (2)

  1. 供給軸に巻回された印刷用紙からなるロール紙を回転させ、該印刷用紙を繰り出す繰出し手段と、
    前記ロール紙の巻径を検知する検知手段と、
    前記印刷用紙に印刷を行う印刷部から見て前記印刷用紙の搬送方向の下流側であり、排紙口から見て前記印刷用紙の搬送方向の上流側に位置し、前記供給軸から繰り出された印刷用紙を搬送するローラと、
    前記ローラの回転軸と平行な方向に延び、前記ローラとの間に前記印刷用紙を挟んで前記ローラと対向し、前記ローラを受け入れるように凹んだ溝と、前記溝の縁から前記印刷用紙の搬送方向の上流側へ突出して前記印刷用紙を前記溝へ案内する板状部とを有するペーパガイドと、
    前記供給軸から繰り出されて前記ローラより前記搬送方向の下流側に位置する印刷用紙が前記ローラより前記搬送方向の上流側にある印刷部へ送られて印刷が行われている時には、該印刷用紙が前記ペーパガイドの溝の縁に当たらないように前記ローラと前記ペーパガイドの溝との相対距離を制御し、該印刷用紙への印刷が終了した後には、印刷がされた前記印刷用紙を前記搬送方向下流側へ送りつつ前記ローラにより前記ペーパガイドの溝に向けて押すことにより、供給軸に巻回されたことによりついた巻癖をなくす方向に該印刷用紙を湾曲させる制御手段と
    を有し、
    前記制御手段は、前記検知手段が検知した巻径に応じて前記ローラと前記ペーパガイドの溝との相対距離を制御すること
    を特徴とする印刷装置
  2. 前記制御手段は、前記印刷用紙の種類に応じて前記ローラの位置を異ならせることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置
JP2003291794A 2003-08-11 2003-08-11 印刷装置 Expired - Fee Related JP4273870B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003291794A JP4273870B2 (ja) 2003-08-11 2003-08-11 印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003291794A JP4273870B2 (ja) 2003-08-11 2003-08-11 印刷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005060016A JP2005060016A (ja) 2005-03-10
JP4273870B2 true JP4273870B2 (ja) 2009-06-03

Family

ID=34369362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003291794A Expired - Fee Related JP4273870B2 (ja) 2003-08-11 2003-08-11 印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4273870B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4840815B2 (ja) * 2006-11-30 2011-12-21 シチズンホールディングス株式会社 プリンタ
US8029202B2 (en) 2008-03-14 2011-10-04 Citizen Holdings Co., Ltd. Printer with recording paper leading edge storage unit
KR101435946B1 (ko) * 2008-12-04 2014-09-01 삼성전자 주식회사 광주사유닛 및 이를 구비하는 화상형성장치
JP5927869B2 (ja) * 2011-11-30 2016-06-01 東芝三菱電機産業システム株式会社 カッター設備装置
JP2020019609A (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 大日本印刷株式会社 印刷システム
CN109665348B (zh) * 2018-12-27 2020-07-28 武汉同力智能系统股份有限公司 用于包纸机的送纸机构

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0389045U (ja) * 1989-12-27 1991-09-11
JPH03239571A (ja) * 1990-02-15 1991-10-25 Eastman Kodatsuku Japan Kk カラーサーマルプリンタ
JP2977101B2 (ja) * 1991-06-20 1999-11-10 株式会社リコー デカール装置
JPH05341600A (ja) * 1992-06-04 1993-12-24 Canon Inc 画像形成装置
JP3249200B2 (ja) * 1992-09-16 2002-01-21 株式会社リコー カール矯正装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005060016A (ja) 2005-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4724603B2 (ja) シート搬送装置、画像形成装置及び画像読取装置
US20080252000A1 (en) Recording sheet curl correcting mechanism and recording sheet curl correcting method
EP2316765B1 (en) Method of correcting curl of sheet and recording apparatus
JP2009119686A (ja) ロール搬送装置及び画像形成装置
JP5665353B2 (ja) 支持装置、プリント装置、支持方法、および装填方法
EP2199092A1 (en) Printing apparatus
JP2007326342A (ja) 記録装置
CN108689205B (zh) 传送装置、记录装置以及传送方法
JP4273870B2 (ja) 印刷装置
JP4403891B2 (ja) プリンタ
JP2006130857A (ja) 記録装置
JP2004268514A (ja) 記録媒体の終端検出装置
JP5430279B2 (ja) 記録装置
US8824953B2 (en) Printing apparatus, sheet processing apparatus, and sheet winding device
JP2003292198A (ja) シート体搬送装置
US8475066B2 (en) Printing apparatus
JP2006264238A (ja) 画像形成方法および画像形成装置
JP2907581B2 (ja) 記録装置
JP2001158555A (ja) サーマルプリンタにおける用紙搬送機構
JP2005349744A (ja) プリンタ
JP2004182416A (ja) シート搬送装置
JP2001001485A (ja) 孔版用製版装置及び孔版用製版方法
JP4544108B2 (ja) 印刷装置
JP4389171B2 (ja) 画像形成装置
JP2002114404A (ja) シート搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060802

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080701

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081014

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090210

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090223

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140313

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees