JP4261815B2 - 撮像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像した画像データを記録媒体に格納する記録モードや、記録媒体に格納されている画像データを表示する再生モード等の、複数の動作モードを有する撮像装置の起動処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の撮像装置の中には、所望の動作モードに対応する起動スイッチをオン操作することで、装置の起動と動作モードの選択を同時に行えるものがある。
【0003】
また、省電力を目的として、非起動状態においては装置に通電せず、起動スイッチをオン操作した時点で装置に通電を開始するようになされたものがある。
【0004】
これらの撮像装置では、所望の動作モードで装置を起動する場合、希望する動作モードに対応する起動スイッチをオン操作することで通電が開始されると、BIOSが起動されて装置のハードウェア等の初期化を行った後、OSの起動を経て装置のシステムプログラムが実行され、システムプログラムの装置起動処理において、どの起動スイッチがオン操作されているかを判別することで起動後の動作モードを決定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の撮像装置においては、通電が開始されてからシステムプログラムで起動スイッチを判別して動作モードを決定するまでの間、起動スイッチをオン状態に保持しておく必要があり、ごく短時間に起動スイッチを操作した場合には撮像装置が起動されないことがあった。
【0006】
また、起動スイッチの機構の工夫や保持回路の付加により、起動スイッチをオン状態で保持することを不要としている撮像装置も存在するが、この場合、スイッチや保持回路に余分なコストがかかっていた。
【0007】
また、本発明は複数の動作モードを有する撮像装置の起動時において、希望する動作モードに対応する起動スイッチをごく短時間オン操作するだけで、簡単でかつ確実に所望の動作モードで起動する撮像装置を、余分なコストをかけることなく提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、撮像した画像データを記録媒体に格納する記録モードおよび記録媒体に格納されている画像データを表示する再生モードを含む複数の動作モードを有する撮像装置であって、前記複数の動作モードに各々対応する複数の起動スイッチと、前記複数の起動スイッチのいずれかがオン操作されたときに、一旦初期化され、初期化された後に、どの起動スイッチがオン操作されたのかを表す起動スイッチ情報を記憶するメモリと、前記メモリが前記起動スイッチ情報を記憶した後に前記メモリ以外の初期化動作を行い、前記初期化動作を行った後、前記メモリに記憶された前記起動スイッチ情報を読み出して、起動する動作モードを決定し、決定した動作モードにて起動処理を実行する起動処理手段とを有することを特徴とする。
【0009】
本発明は、撮像した画像データを記録媒体に格納する記録モードおよび記録媒体に格納されている画像データを表示する再生モードを含む複数の動作モードを有し、前記複数の動作モードに各々対応する複数の起動スイッチを備える撮像装置の制御方法であって、前記複数の起動スイッチのいずれかがオン操作されたときに、一旦初期化され、初期化された後に、どの起動スイッチがオン操作されたのかを表す起動スイッチ情報をメモリに記憶する記憶ステップと、前記メモリが前記起動スイッチ情報を記憶した後に前記メモリ以外の初期化動作を行い、前記初期化動作を行った後、前記メモリに記憶された前記起動スイッチ情報を読み出して、起動する動作モードを決定し、決定した動作モードにて起動処理を実行する起動処理ステップとを有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に沿って本発明の実施の形態を説明する。
【0011】
(第1の実施の形態)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0012】
図1は、本発明の実施の形態の構成を示す図である。
【0013】
図1において、100は撮像装置である。
【0014】
10は撮影レンズ、12は絞り機能を備えるシャッター、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子、16は撮像素子14のアナログ信号出力をディジタル信号に変換するA/D変換器である。
【0015】
18は撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
【0016】
20は画像処理回路であり、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
【0017】
また、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御手段40、測距制御手段42に対して制御を行う、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(閃光装置プリ発光)処理を行っている。
【0018】
さらに、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
【0019】
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。
【0020】
A/D変換器16のデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
【0021】
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はTFT LCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。
【0022】
画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダー機能を実現することが可能である。
【0023】
また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合には撮像装置100の電力消費を大幅に低減することが出来る。
【0024】
30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。
【0025】
これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。
【0026】
また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
【0027】
32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
【0028】
40は絞り機能を備えるシャッター12を制御する露光制御手段であり、閃光装置48と連携することにより閃光装置調光機能も有するものである。
【0029】
42は撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御手段、44は撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御手段、46はバリアである保護手段102の動作を制御するバリア制御手段である。
【0030】
48は閃光装置として用いるストロボであり、AF補助光の投光機能、閃光装置調光機能も有する。
【0031】
露光制御手段40、測距制御手段42はTTL方式を用いて制御されており、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御手段40、測距制御手段42に対して制御を行う。
【0032】
50は撮像装置100全体を制御するシステム制御回路、52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
【0033】
54はシステム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカー等の表示部であり、撮像装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。
【0034】
また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダー104内に設置されている。
【0035】
表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、動作モード表示、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、閃光装置表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示、レリーズ禁止表示等がある。
【0036】
また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダー104内に表示するものとしては、動作モード表示、合焦表示、手振れ警告表示、閃光装置充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、レリーズ禁止表示等がある。
【0037】
56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
【0038】
61〜64及び70は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
【0039】
ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。
【0040】
61は記録モード起動スイッチで、オン操作することで撮像した画像データを記録媒体に格納する記録モードで起動することができる。また、すでに他のモードで起動されている場合には、動作モードを記録モードに切り替えることができる。
63は再生モード起動スイッチで、オン操作することで記録媒体に格納されている画像データを表示する再生モードで起動することができる。また、すでに他のモードで起動されている場合には、動作モードを再生モードに切り替えることができる。
【0041】
62はシャッタースイッチSW1で、不図示のシャッターボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(閃光装置プリ発光)処理等の動作開始を指示する。
【0042】
64はシャッタースイッチSW2で、不図示のシャッターボタンの操作完了でONとなり、撮像素子12から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200或いは210に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
【0043】
70は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部で、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、閃光装置設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン、画像表示ON/OFFボタン、クイックレビューON/OFFボタン、レリーズ禁止解除ボタン等がある。
【0044】
80は電源制御手段で、電源検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、外部電源の接続の有無、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
【0045】
82はコネクタ、84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター、または外部バッテリ等からなる電源手段である。
【0046】
90及び94はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインターフェース、92及び96はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタ、98はコネクタ92及び或いは96に記録媒体200或いは210が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知手段である。
【0047】
なお、本実施の形態では記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明している。もちろん、記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタは、単数或いは複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインターフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。
【0048】
インターフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成して構わない。
【0049】
さらに、インターフェース90及び94、そしてコネクタ92及び96をPCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード、等の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことが出来る。
【0050】
102は、撮像装置100のレンズ10を含む撮像部を覆う事により、撮像部の汚れや破損を防止するバリアである保護手段である。
【0051】
104は光学ファインダーであり、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用すること無しに、光学ファインダーのみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダー104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、閃光装置充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、レリーズ禁止表示などが設置されている。
【0052】
110は通信手段で、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信、等の各種通信機能を有する。
【0053】
112は通信手段110により撮像装置100を他の機器と接続するコネクタ或いは無線通信の場合はアンテナである。
【0054】
200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。
【0055】
記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、撮像装置100とのインターフェース204、撮像装置100と接続を行うコネクタ206を備えている。
【0056】
210はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。
【0057】
記録媒体210は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部212、撮像装置100とのインターフェース214、撮像装置100と接続を行うコネクタ216を備えている。
【0058】
図2を参照して、本発明の実施の形態における撮像装置の動作を説明する。図2は本発明の実施の形態における撮像装置100の起動時のフローチャートを示す。
【0059】
記録モード起動スイッチ63もしくは再生モード起動スイッチ61がオン操作され、撮像装置100が通電されると、システム制御回路50は起動スイッチが接続されている不図示の入力ポートとメモリ52を初期化し(S101)、いずれの起動スイッチがオン操作されているかを起動スイッチ情報としてメモリ52に格納する(S102)。
【0060】
次に、システム制御回路50はBIOSを起動した後(S103)、OSを起動し(S104)、撮像装置のシステムプログラムを実行する(S105)。
【0061】
ここで、システム制御回路50はメモリ52に格納されている起動スイッチ情報を読み出し(S106)、読み出した起動スイッチ情報が記録モード起動スイッチであれば(S107)撮像装置100を記録モードで起動し(S108)、再生モード起動スイッチであれば(S107)撮像装置100を再生モードで起動する(S109)。
【0062】
このように、システム制御回路50は、起動スイッチのオン操作により通電された直後に、起動スイッチが接続されている入力ポートの初期化やメモリの初期化等、起動スイッチ情報を記憶するために必要最小限の初期化処理のみを行い、いずれの起動スイッチがオン操作されているかを起動スイッチ情報として記憶した後に起動処理を続行し、一連の起動処理中で動作モードを判定する際に通電直後に記憶した起動スイッチ情報を用いることにより、希望する動作モードに対応する起動スイッチをごく短時間オン操作するだけで、撮像装置100を所望の動作モードで起動することが可能となる。
【0063】
なお、実施の形態の説明に於いては、撮像装置の動作モードを2種類として説明したが、動作モードが3種類以上ある場合でも、それぞれの動作モードに対応する起動スイッチを備えるか、ひとつの起動スイッチに複数の動作モードを割り当て、ひとつの起動スイッチに割り当てられた動作モードの選択は別に設けた選択手段によって行うようにすることも可能である。
【0064】
また、実施の形態では起動スイッチ情報をメモリ55に格納するとして説明したが、起動スイッチ情報の記憶には別の記憶手段を用いても勿論構わない。
【0065】
また、BIOSの起動前に起動スイッチ情報を記憶するとして説明したが、起動スイッチ情報の記憶処理をBIOS内に組み込むことにより、BIOS起動時に起動スイッチ情報の記憶を行うようにしても構わない。
【0066】
さらには、撮像装置のシステムにBIOSやOSを使用しない場合であっても、通電直後に起動スイッチの入力ポートと起動スイッチ情報の記録手段の初期化等、起動スイッチ情報の記憶に必要な最小限の初期化処理のみを行って起動スイッチ情報を記憶し、その後、通常の初期化処理を行うことで、同等の機能を実現することが可能である。
【0067】
本発明は、一例として、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを、インターネットなどのネットワークを介して撮像装置に供給し、撮像装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによって達成できる。
【0068】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態のCPU50の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0069】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0070】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0071】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示にもとづき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
【0072】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードを格納することになるが、簡単に説明すると、本実施の形態の撮像装置に不可欠なモジュールを、記憶媒体に格納することになる。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数の動作モードを有する撮像装置の起動時において、希望する動作モードに対応する起動スイッチをごく短時間オン操作するだけで、簡単でかつ確実に所望の動作モードで起動する撮像装置を、余分なコストをかけることなく提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態における撮像装置の構成ブロック図。
【図2】 本発明の実施の形態における撮像装置の起動時のフローチャート。
【符号の説明】
61 再生モード起動スイッチ
62 シャッタースイッチSW1
63 記録モード起動スイッチ
64 シャッタースイッチSW2
Claims (4)
- 撮像した画像データを記録媒体に格納する記録モードおよび記録媒体に格納されている画像データを表示する再生モードを含む複数の動作モードを有する撮像装置であって、
前記複数の動作モードに各々対応する複数の起動スイッチと、
前記複数の起動スイッチのいずれかがオン操作されたときに、一旦初期化され、初期化された後に、どの起動スイッチがオン操作されたのかを表す起動スイッチ情報を記憶するメモリと、
前記メモリが前記起動スイッチ情報を記憶した後に前記メモリ以外の初期化動作を行い、前記初期化動作を行った後、前記メモリに記憶された前記起動スイッチ情報を読み出して、起動する動作モードを決定し、決定した動作モードにて起動処理を実行する起動処理手段とを有することを特徴とする撮像装置。 - 前記起動処理手段による初期化動作は前記撮像装置のBIOS起動処理であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記メモリが前記起動スイッチ情報を記憶する動作は前記起動処理手段による前記撮像装置のBIOS起動処理に組み込まれることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
- 撮像した画像データを記録媒体に格納する記録モードおよび記録媒体に格納されている画像データを表示する再生モードを含む複数の動作モードを有し、前記複数の動作モードに各々対応する複数の起動スイッチを備える撮像装置の制御方法であって、
前記複数の起動スイッチのいずれかがオン操作されたときに、一旦初期化され、初期化された後に、どの起動スイッチがオン操作されたのかを表す起動スイッチ情報をメモリに記憶する記憶ステップと、
前記メモリが前記起動スイッチ情報を記憶した後に前記メモリ以外の初期化動作を行い、前記初期化動作を行った後、前記メモリに記憶された前記起動スイッチ情報を読み出して、起動する動作モードを決定し、決定した動作モードにて起動処理を実行する起動処理ステップとを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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