JP4245101B2 - 跳ね上げ式扉におけるガスダンパ取付部の構造 - Google Patents
跳ね上げ式扉におけるガスダンパ取付部の構造 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、箱型ボディの後部又は側面に取付ける跳ね上げ式扉におけるガスダンパ取付部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
跳ね上げ式扉Aはたとえば図3に示す如く、箱型ボディの後部門構の上枠又は箱型ボディの上部枠Bに蝶番Cで上下方向開閉可能に取付けられている。そして同じく門構を構成する側枠Dの中間部に下端(ロッド端)を取付けたガスダンパEの反発力で開放される。又閉めるときは、扉Aの先端に取付けたロープF等を下方に引いて閉める構成となっている。
【0003】
このような跳ね上げ式扉Aを跳ね上げる動力となるガスダンパEは上に述べたように、門構を構成する側枠の中間部にロッド端を、そして、上部のシリンダ端を跳ね上げ式扉Aの側枠に取付ける。しかし、シリンダ端の取付けられる扉Aの側枠Gは図4に示すような構成となっている。ただし、図4の場合は、跳ね上げ式扉Aが大型の場合で、扉の両側に2本宛のガスダンパEが取付けられた例である。
【0004】
図5は扉Aの公知側枠の一例を示し、本体部aの片側にL型フランジbが、又L型フランジbの反対側に垂直フランジcが、そして一対のL型補強リブdが中央部内側に設けられている。
このような側枠は図4のごとく、ガスダンパEの頂部即ちシリンダ端を取付ける部分のL型補強リブdを全部切り欠き(約800mm)、この切り欠いた部分にブラケットE1と取付ブラケットE2を介し取付けている。この切り欠きにより、扉Aが下降し門構の側枠Dと平行に閉じられるとき、ガスダンパEと側枠GのL型リブd,dとが干渉しないようにしている。
【0005】
しかしこのように折角の補強リブdを切り欠いては(図の例では約800mm)それだけ強度的に問題となるばかりでなく、その加工に余分の手間を要するので、改善がのぞまれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
扉の側枠補強リブの切り欠き量を極力少なくして、補強効果を確保し、側枠をアルミ型材として扉全体を軽量化して、ガスダンパの能力を小さく設定可能にすることにより、操作力を増大することのないガスダンパ取付部の構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
門構を構成する側枠に取付けた左右2本宛のガスダンパによって開放される跳ね上げ式扉Aにおいて、該跳ね上げ式扉の側枠材Gをアルミ型材で構成し、側枠材Gに断面逆T字型リブ4を設け、該逆T字型リブ4の水平フランジ部4´の両側にL字型取付ブラケット5を介し、かつガスダンパEの上部を取付けるL字型取付ブラケット5の一辺を水平フランジ部4´の側縁4''より外側にずらして取付け、さらに前記水平フランジ部4´の両側にガスダンパEの下部を取付ける断面U字型ブラケット8との干渉を避け得る切欠部7を設けた。
また、跳ね上げ式扉のアルミ型材製側枠材Gがアルミ型材よりなり、該アルミ型材製側枠Gの本体部1の片側にL型フランジ2を、同じく反対側に垂直フランジ3を有し、これらフランジの中間に逆T字型リブ4を有している。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1と図2に基いて説明する。図1は図4と同様部位を同一方向からみた跳ね上げ式扉の側枠G及び、ガスダンパEの上部取付構造を示す図、図2は、側枠Gの縦断面図である。
【0009】
図2で側枠Gは、アルミ型材よりなり、その本体部1の片側に一体のL型リブ2、反対側に垂直リブ3が一体に形成されている。そして中間位置には、逆T字型リブ4がこれまた一体に設けられている。
このような側枠GにガスダンパEの上端を取付けるには、逆T字型リブ4の加工は、水平フランジ部4´の両側の符号7(図1)の部分をたとえば100mm切り欠くだけである。この切欠部7を形成することにより、扉が閉まったとき、ガスダンパEの下部ロッド端取付部の断面U字型ブラケット8が、この切欠部7の部分に嵌り干渉することなく納まることができる。そしてシリンダ上端はL字型ブラケット5を介し水平フランジ4´の側部に取付ける構造となっている。
【0010】
ブラケット5はL字型に形成されており、たとえばリベット6で水平フランジ4´に固定される。ロッド端は側枠D側に断面U字型ブラケット8を介し従来と同様に取付けられる。
【0011】
かくして、跳ね上げ式扉Aは図3と同様、先端のロープFを側方に引くと、扉AはガスダンパEの反発力が付与されて軽快に開放される。逆に閉めるときは、ロープFを下に引くと扉は閉じられ、門構の側枠Dと平行になるまで下る。このとき、シリンダEの上端はL字型ブラケット5に取付けられているが、このブラケット5が逆T型リブ4の水平フランジ4´の側縁4''よりさらに外に張り出しているので、扉Aの下降時にシリンダEの下端を取付ける断面U字型リブ4(水平フランジ4´)との干渉が避けられる。
【0012】
【発明の効果】
側枠をアルミ型材を使用し、軽量化した事により、ガスダンパEの能力を小さいものに設定できる。又、側枠Gの切欠部7が従来と比し非常に少くなり、また長手方向にわたって全部切落す必要がないので側枠Gの剛性アップと共に、加工工数の減少を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る取付部構成を備えた跳ね上げ式扉の部分斜視図。
【図2】扉の側枠の縦断面図。
【図3】公知跳ね上げ式扉の側面図。
【図4】従来型のガスダンパ取付部構造を示す部分斜視図。
【図5】従来型の扉の側枠材の縦断面図。
【符号の説明】
A 跳ね上げ式扉 B 門構の上枠
C 蝶番 D (門構を構成する)側枠
E (側枠材の)ガスダンパ F ロープ
G (扉の)側枠 1 本体部
2 L型リブ 3 垂直リブ
4 逆T字型リブ 4' 水平フランジ部
4'' 側縁 5 L字型ブラケット
6 リベット 7 切欠部
8 断面U字型ブラケット
Claims (2)
- 門構を構成する側枠に取付けた左右2本宛のガスダンパによって開放される跳ね上げ式扉(A)において、該跳ね上げ式扉の側枠材(G)をアルミ型材で構成し、側枠材(G)に断面逆T字型リブ(4)を設け、該逆T字型リブ(4)の水平フランジ部(4´)の両側にL字型取付ブラケット(5)を介し、かつガスダンパ(E)の上部を取付けるL字型取付ブラケット(5)の一辺を水平フランジ部(4´)の側縁(4'')より外側にずらして取付け、さらに前記水平フランジ部(4´)の両側にガスダンパ(E)の下部を取付ける断面U字型ブラケット(8)との干渉を避け得る切欠部(7)を設けたことを特徴とする跳ね上げ式扉におけるガスダンパ取付部の構造。
- 跳ね上げ式扉のアルミ型材製側枠材(G)がアルミ型材よりなり、該アルミ型材製側枠(G)の本体部(1)の片側にL型フランジ(2)を、同じく反対側に垂直フランジ(3)を有し、これらフランジの中間に逆T字型リブ(4)を有していることを特徴とする請求項1記載の跳ね上げ式扉におけるガスダンパ取付部の構造。
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1999
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