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JP4243103B2 - 過分泌可能なペプチドの製造、および、1またはそれ以上の他の所定のポリペプチドの輸送形態の同時改善のための方法における、過分泌可能なペプチドの使用 - Google Patents

過分泌可能なペプチドの製造、および、1またはそれ以上の他の所定のポリペプチドの輸送形態の同時改善のための方法における、過分泌可能なペプチドの使用 Download PDF

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Description

【0001】
経済上の実行可能性という観点において、薬学的に重要なタンパク質の製造方法は、生物学的に活性な産物を可能な最も高い純度で得られなければならない。このような重要なタンパク質の酵母での発現がここで広く用いられる。インスリン、GM−CSF(Leukine(R))およびヒルジン(Refludan(R))のようなタンパク質の製造は、特定のタンパク質またはその前駆体の酵母での合成に基づく遺伝子工学的方法の成功した開発の一例である。一般的に、酵母は、Hansenula polymorpha(Weydemann et al., Appl. Microbiol Biotechnol. 44: 377-385, 1995)またはPichia pastoris(Rosenfeld et al., Protein Expr. Purif:4, 476-82, 1996)を用いた場合、グラム規模での良好な収率で特にヒルジンを直接合成することができる。
【0002】
EP−A0324712は、N末端アミノ酸がロイシンであるヒルジン誘導体(Refludan(R))、Saccharomyces cerevisiae株Y79におけるその構成的発現を説明する。EP−A0347781は、ミニプロインスリンと、一例としてパン酵母でのその発現を説明する。Refludan(R)およびインスリンは、2つの別々な発現を実行することによって生産される。
【0003】
驚くべきことに、現在本発明者らは、前駆タンパク質を、分泌シグナルとして酵母に認識されるシグナルまたはリーダー配列に、塩基性ジペプチド(好ましくはLys−Arg)を介して融合し、そしてさらに、N末端ヒルジン誘導体とミニ−プロインスリン誘導体との間に酵母エンドプロテアーゼにより認識される切断部位を導入することによって、ヒルジン誘導体およびミニ−プロインスリン誘導体を共通の前駆タンパク質から得ることができることを見出した。これに関して、好ましくは、塩基性ジペプチドに、例えばLys−Argが提供される。発現後、Lys−Argにより伸長したヒルジン誘導体、および、インスリンB鎖の第一のアミノ酸で始まるミニ−プロインスリン誘導体が上清に見出される。驚くべきことに、ここで本発明者らは、直接のシグナル−ミニ−プロインスリン発現で達成される収率と比べて、このミニ−プロインスリンの収率が著しく改善されるが、それに反して、ヒルジン誘導体の収率はほとんど同じのままであることを見出した。従って、驚くべきことに、ヒルジンは、ミニ−プロインスリンの収率に関してある種のエンハンサーペプチドとして作用する。
【0004】
エンハンサータンパク質として作用し得るペプチドは、通常、比較的小さいペプチドであり、自然では例えば腺組織から短期間で大量に分泌される。このタイプのペプチドは、例えば、ヘビ毒またはエグリンCまたはTAP(ダニ類の抗凝血ペプチド)が挙げられ、これらは極端に優れた輸送適合性を特徴とする。本発明は、このようなタンパク質にも関連する。
【0005】
他の利点は、すでに医薬で用いられているヒルジンと同等な、または、それより優れた薬学的特性を有するヒルジン誘導体に起因する。この場合、全く同じ培養から2またはさらにそれ以上の医薬を生産することができるようになる。結果として、必要とされる培養能力が、より少なくなる。これは、製造コストに直接的に有利である。
【0006】
しかしながら、複数の産物の製造は随意的である。例えば、Refludanに必要な量はインスリンの量より少なく、これは、薬学的に関心のある物質のいずれか一つを捨てるような方法になる可能性がある。
【0007】
収率を改善するために、特許出願EP−A0200655で提案されたように、ヒルジン誘導体の前のN末端にLys−Argを介して、短いペプチド配列をシグナルまたはリーダー配列に対するリンカーとして置くことが可能である。また、シグナルまたはリーダー配列の選択が所定のタンパク質の収率に直接作用することも当業者に明白である。このような配列の選択は、さらなる最適化の主題である。発現カセットの3′末端に位置する配列もまた、mRNA安定性に影響を与えることにより収率に直接作用する。これに関して、前記配列が所定の各タンパク質を発現させるのに最適化可能であることは当業者に明白である。これは、誘導的または構成的に活性であり得る適切なプロモーターの選択に関しても同様である。ベクター系および宿主系の選択も同等に収率に関して重要である。従って、例えば用いられたパン酵母の代わりに、酵母のPichia pastoris、Hansenula polymorphaまたはK.lactisを、それぞれの場合において異なる生理学に関して最適化されたベクターまたは発現カセットと共に用いることも可能である。
【0008】
培地に分泌させることが可能な方法の他の利点は、所定のタンパク質の、より単純なタンパク質−化学的処理(workup)である。驚くべきことに、本発明者らは、10kDaより大きい分子量を有する分子の除去限界を有するメンブレンを通過させるろ過により、ヒルジン存在下でミニ−プロインスリンを濃縮することができることを見出した。残留物(retentate)中には、ほとんど上記分子のみが見出される。新規の分離技術および新規の方法工程の組み合わせの開発が常に精製方法の改善を可能にすることは当業者に明白である。これは直接的に収率に有利であり、それゆえに、製造コストにも有利である。
【0009】
従って、本発明は、式:
x−Sx−Bn−(ZR)−輸送ペプチド−(Z12)−タンパク質(Y)−(Z12)−タンパク質(Ym)−T;
のDNA分子(あるいは用語「発現カセット」)に関し、
式中、発現カセットは、輸送ペプチドをコードしており、該輸送ペプチドは配列Z12を介して第二のタンパク質に連結しており、該第二のタンパク質は順番にZ12を介してタンパク質Y1に連結しており、該タンパク質Y1はYに相当するかまたはYとは異なるかのいずれでもよく、該輸送ペプチドはYおよび/またはYmの分泌速度を改善し、ここで:
【0010】
xは、所定のタンパク質の最適な収率が得られるような方法で選択される任意のプロモーターDNA配列であり;
xは、それに応じて最適な収率を可能にする任意のシグナルまたはリーダー配列をコードする任意のDNAであり;
nは、1〜15個の遺伝学的にコードされたアミノ酸または化学結合であり;
Zは、LysおよびArgからなる群より選択されるアミノ酸のコドンであり;
1は、LysおよびArgからなる群より選択されるアミノ酸のコドンであり;
2は、LysおよびArgからなる群より選択されるアミノ酸のコドンであり;
Rは、Argコドンであり;
輸送ペプチドは、効率的に輸送され得る、かつ膜を通過し得るペプチド(例えばヒルジンまたはヒルジン誘導体)をコードするDNA配列であり、例えば;
タンパク質Yは、酵母により生産または分泌され得る任意のタンパク質をコードするDNA配列であり;
タンパク質Ymは、酵母により生産または分泌され得る任意のタンパク質をコードするDNA配列(m=1〜5)であるか、または、化学結合(m=0)であり;
Tは、発現に有利な翻訳されないDNA配列である。
【0011】
本発明の他の実施形態は、上述のDNA分子のいずれかでコードされる融合タンパク質である。
本発明のさらなる実施形態は、上述のDNA分子を含む多コピー型ベクターおよびプラスミドである。
本発明のさらなる実施形態は、上述のDNA分子、または、上述の多コピー型ベクターもしくは上述のプラスミドを、その染色体の一部として、ミニ染色体の一部として、もしくは染色体外に含む宿主細胞であって、ここで好ましくは、前記宿主細胞は酵母であり、特に、S.cerevisiae、K.lactis、H.polymorphaおよびP.pastorisからなる群より選択される酵母である。
【0012】
本発明の他の実施形態は、培養により上述のタンパク質を得る方法であり、当該方法において、
(a)上述のDNA分子、上述の多コピー型ベクター、または上述のプラスミドが、上述の宿主細胞で発現され、および、
(b)発現タンパク質が細胞培養物の上清から単離され、
ここで特に、培養が完了した後に、望まないタンパク質を沈殿させるためにpHを2.5〜3.5に調節し、その沈殿の上清から発現タンパク質を単離する。
本発明の他の実施形態は、上述の方法であり、当該方法において、宿主細胞からの培養上清を分離した後、宿主細胞を新しい培地で繰り返し培養し、放出された融合タンパク質を培養中に得られた各上清から単離する。
【0013】
本発明の他の実施形態は、上述の方法であり、当該方法において、沈殿後の上清中の発現タンパク質を濃縮する方法工程は、精密ろ過、疎水性相互作用クロマトグラフィーおよびイオン交換クロマトグラフィーからなる群より選択される。
【0014】
本発明のさらなる実施形態は、インスリンを調製する方法であり、当該方法において、
(a)プロインスリンは、上述の方法において上述の発現カセットにおけるタンパク質(Y)として発現され;
(b)工程(a)のプロインスリンは、単離され、トリプシンおよびカルボキシペプチダーゼBで処理され;および、
(c)インスリンは、工程(b)の反応混合物から単離され、
ここで特に、輸送ペプチドは、工程(a)または(b)の後に、破壊されるか、または生物学的に不活性化されるヒルジンまたはヒルジン誘導体である。
【0015】
本発明のさらなる実施形態は、タンパク質であり、当該タンパク質は、C末端に2つの塩基性アミノ酸残基を有するヒルジン誘導体である。
チスイビル属(Hirudo)型のヒルは、例えば、トロンビン阻害剤であるヒルジンの様々なアイソフォームを発達させてきた。ヒルジンは、例えばN末端アミノ酸の交換による人工的な分子の変異によって、薬学的な必要性に関して最適化されている(例えばEP0324712)。本発明は、ヒルジンおよびヒルジン変異体の使用を含む。本発明の特定の実施形態は、天然ヒルジンアイソフォーム(天然アイソフォームも総じて「ヒルジン」と示す)のいずれか1種を用いる。天然アイソフォームとしては、例えば、Val−Val−ヒルジンまたはIle−Thr−ヒルジンがある。本発明の他の実施形態は、天然ヒルジンアイソフォームの変異体を用いる。当該変異体は、天然ヒルジンアイソフォームから誘導されるが、例えば、天然アイソフォームに比べて、付加されたアミノ酸および/またはアミノ酸欠失および/またはアミノ酸置換を含む。ヒルジン変異体としては、天然ヒルジンアイソフォームの改変ペプチドセグメント、および、新規のアミノ酸を含む。ヒルジン変異体は既知であり、例えばDE3430556で説明されている。ヒルジン変異体は、タンパク質の形態で市販されている(Calbiochem Biochemicals, cat. no. 377-853,-950,-960)。用語「ヒルジン誘導体」とは、天然ヒルジンと少なくとも40%相同な配列を示す。
【0016】
発現カセットは、好ましくは、S.cerevisae、K.lactis、H.polymorphaまたはP.pastorisのような酵母に導入される。前記発現カセットは、安定して特定の酵母ゲノムに結合された1またはそれ以上のコピーを有してもよく、または、染色体外の多コピー型ベクターに存在してもよい。この技術が動物細胞培養物または植物細胞のような他の系にも適用できることは当業者に明白である。これもまた本発明の主題である。
【0017】
以下に説明した発現系を例として示す。発現カセットを前記選択された系に導入するために、適切な組換えDNA構築物を、選択された宿主系のタイプに応じて作製しなければならないことは、当業者に明白である。従って、産業的な培養は、選択された宿主/ベクター系に関して最適化することができる。従って、実施例は非制限的である。
【0018】
実施例1:ヒルジン(Refludan)−Lys−Arg−ミニ−プロインスリンをコードする酵母発現プラスミドの構築
出発原料は、プラスミドpK152(PCT/EP00/08537)、pSW3(EP−A0347781)、および、ウシインターロイキン2をコードした組換え酵母プラスミド誘導体(Price et al. Gene 55,1987)である。該酵母プラスミドは、αファクターのリーダー配列を酵母ADH2プロモーターの制御下に有することによって区別される。この配列は、KpnI制限酵素認識部位を介して連結されたウシインターロイキン2のcDNA配列が続き、当該cDNA配列は、このベクターに特有な翻訳されない3′末端にNcoI制限酵素認識部位を操作により含む。従って、cDNA配列は、KpnI/NcoI切断によりプラスミドから容易に取り除くことができる。良好な発現収率が報告されていることから、(Tのような)残存する3′インターロイキン2配列はmRNAに対して安定化効果を有し、従って除去したり酵母ターミネーター配列で置換したりする必要が無いと考えられる。プラスミドpK152は、Leu−ヒルジン(Refludan)をコードするDNA配列を有し、プラスミドpSW3は、ミニ−プロインスリンに関するDNA配列を有する。ヒルジン−Lys Arg−ミニ−プロインスリンをコードする遺伝子配列は、初めにPCR技術を用いて調製される。この目的のために、4種のプライマーがExpedite(R)DNA合成システムを用いて調製される:
【0019】
i.hir_insfkr(配列番号1、コードされたタンパク質セグメント:配列番号2)
【化1】
Figure 0004243103
ii.hir_insrevkr(配列番号3)
【化2】
Figure 0004243103
iii.hirf1(配列番号4、コードされたタンパク質セグメント:配列番号5)
【化3】
Figure 0004243103
iv.insco1rev(配列番号6)
【化4】
Figure 0004243103
【0020】
プライマーhir_insfkrは、ヒルジン(59〜65)とインスリン配列B1〜B7の末端アミノ酸に関するコドンの間に、Lys−Argリンカーを介した結合を示す。プライマーhir_insrevkrは、それらに100%相補的である。プライマーhirf1は、EP−A0324712に記載のKpnI切断部位まで伸長するヒルジン遺伝子の開始部位をコードする。
【0021】
プライマーinsncoirevは、EP−A0347781に従った合成ミニ−プロインスリンの3′末端を示す。プライマー対hirf1/hir_insrevkr(テンプレートとしてプラスミドpK152のDNAを用いる)およびhir_insfkr/insncoirev(テンプレートとしてプラスミドpSW3のDNAを用いる)を用いた、2種の標準的なポリメラーゼ連鎖反応を実行する。その反応を、それぞれの場合において、200nmolのプライマー、1μlのポリメラーゼおよび100ngのベクターを含むPCR緩衝液(100μl)中で実行する。工程1は、95℃で2分間のインキュベーションである。これに続いて、95℃で30秒、55℃で30秒、および、72℃で30秒を25サイクルを行う。最後のサイクルの後、72℃で3分間インキュベートし、その後反応を止める。
【0022】
プライマーhir_insrevkrおよびhir_insfkrが100%相補的であるため、2種の産物のDNA産物は前記配列に従ってオーバーラップしており、それにより、テンプレートとして第一の2つの反応の産物ならびにプライマーhirf1およびinsncoirevを用いた第三の反応において、DNA断片が形成され、そのDNA断片は、Lys−Argで仕切られたヒルジンおよびミニ−プロインスリンをコードする。PCR断片は酵素KpnIとNcoIとで消化され、続いてT4リガーゼ反応によりKpnI/NcoIで切断されたpαADH2ベクターに挿入される。続いて、EP−A0347781の実施例7と同様にして、コンピテントE.coliの株MM294細胞をライゲーション混合物で形質転換する。続いて、DNA配列分析により特徴付けるために、プラスミドDNAを2種のクローンから単離する。挿入されたDNA配列を確認した後、前記実施例に従って、プラスミド調製物のDNAを、パン酵母の株Y79の細胞を形質転換するのに用いる。しかしながら、pαADH2ベクターを用いる場合、前記実施例とは異なって、ベクターの導入の後に、trp1−1変異の相補性に関する選択を行う。他のコントロールに関して、プラスミドDNAを酵母形質転換体から再単離し、制限分析で分析する。構築された発現ベクターは、pADH2Hir_KR_Insと記載される。実施例4に従って発現を行う。
【0023】
実施例2:ヒルジン(Refludan)−Lys−Arg−インスリンB鎖−Lys−Arg−インスリンA鎖をコードする酵母発現プラスミドの構築
特許出願EP−A0195691は、ジペプチドXYを含み得るプロインスリン誘導体を説明しており、ここでXおよびYは、それぞれ、インスリンのB鎖とA鎖との間のリンカーとしてLysまたはArgのいずれかに相当する。以下の実施例は、この種のプロインスリン誘導体のための発現ベクターの調製を説明する。一例として、B鎖−Lys−Arg−A鎖の形態のプロインスリン誘導体をコードするDNA配列が選択され、それに応じて合成される。
遺伝子セグメントの合成は、実施例1に従って実行される。用いられたオリゴヌクレオチド配列は、hirf1およびinsncoirevである。オリゴヌクレオチドB_KR_Af1およびB_KR_Arev1がデノボ合成される。
【0024】
B_KR_Af1は、以下の配列:配列番号7を有し、
【化5】
Figure 0004243103
B_KR_Arev1は、以下の配列:配列番号8を有する。
【化6】
Figure 0004243103
【0025】
示された2種のプライマーで太字で示された部分は、部分的にオーバーラップする配列を示す。双方のプライマーは、6個の下線で示したヌクレオチド以外にも、EP−A0347781のミニ−プロインスリン遺伝子に関する配列と正確に対をなす。下線で示した部分は、LysおよびArgのコドンに相当する。実施例1に従って構築されたプラスミドpADH2Hir_KR_InsのDNAは、PCRでテンプレートとして提供される。
【0026】
実施例1で説明したように、プライマー対hirf1/B_KR_Arevおよびinsncoirev/B_KR_Af1を用いて2つのポリメラーゼ連鎖反応を実行する。それぞれの場合において、テンプレートは、実施例1で構築されたプラスミドpADH2Hir_KR_InsのDNAである。双方の反応産物は、プライマー対hirf1およびinsnco1を用いた第三のPCRでテンプレートとして提供される。PCR3の反応産物をNcoI/SalIで切断し、開いたpαADH2ベクターに挿入する。配列分析および制限分析の後、正しいプラスミドをpADHHirKR_B_KR_Aと称する。
【0027】
実施例3:ヒルジン−Lys−Arg−サルプロインスリンをコードする酵母プラスミドの構築
特許出願EP−A489780はプラスミドplNT90dを説明しており、当該プラスミドは、サルプロインスリンのcDNAを含む(Wetekam et al., Gene 19, p.179-183, 1982)。前記プラスミドのDNAおよびプラスミドpK152のDNAは、テンプレートとして提供される。実施例1で説明されたプライマーhirf1が用いられ、3種のさらなるプライマーが合成される。
【0028】
プライマーinsncorevは、plNT90dにクローニングされたインスリン遺伝子の3′領域に逆に結合し、以下の配列を有する。
【化7】
Figure 0004243103
下線で示された配列は、制限酵素NcoIの認識部位を示す。
プライマーhir_insfkrは、以下の配列を有する。
【化8】
Figure 0004243103
(配列番号10)
ここで、太字のヌクレオチドは、ヒルジンとプロインスリンとの間のLys−Argリンカーを示す。
プライマーhir_insrevkrは、プライマーhir_inskrと完全に相補的であり、以下の配列を有する。
【化9】
Figure 0004243103
(配列番号:11)
【0029】
実施例1に対応して、2つのポリメラーゼ連鎖反応が行われる。プライマー対hirf1/hir_insrevkrは、プラスミドpK152のDNAと反応し、プライマー対hir_insfkr/insncorevはプラスミドplNT91dのDNAと反応する。実施例1で説明したように、双方の反応産物は、プライマー対hirf1/insncorevを用いる第三のPCRでテンプレートとして提供される。この反応のDNA産物は、ヒルジン_Lys−Arg_プロインスリンに関する配列を含む。その後、該産物を酵素NcoIおよびKpnIを用いて切断し、実施例1に従って、プラスミドpαADH2に挿入する。従って、任意の天然プロインスリン誘導体のための発現ベクターを構築することができる。
【0030】
実施例4:組換え産物の発現
発現は2つのフェーズに分かれる。第一に、前培養を酵母最小培地で培養する。培地は、1リットル当たり以下の組成物である:
6.7g−酵母窒素ベース(アミノ酸を含まない)
5.0g−カザミノ酸(ビタミンを含まない)
0.008%−アデニン
0.008%−ウラシル
2%−グルコース。
メイン培養または発現培養に前培養のアリコートを接種させる。
メイン培地は、1リットル当たり以下を含む。
10g−酵母エキストラクト
20g−ペプトン
0.008%−アデニン
0.008%−ウラシル
4%−グルコース。
【0031】
説明された培地を用いて、以下の方法により振盪フラスコで発現を行う:一晩培養した0.3mlの前培養を80mlの予め温めた培地で希釈し、30℃で約24時間激しく振盪しながらインキュベートする。それぞれの場合において、次に、この方法で作製された培養物1mlを、光学密度を測定した後、遠心分離し、細胞を除去した後、上清を凍結乾燥し、SDS−PAGEで分析する。生物学的に活性なヒルジンの含有量は、トロンビン阻害分析を行うことにより測定される。
【0032】
ろ過または慎重な遠心分離により除去される細胞に対して、代替の培養方法が提供される。所定のタンパク質を培地から単離する際に、新しい予め温めたメイン培地(炭素源としてアルコールおよび0.5%以下のグルコースを含む)を細胞に供給し、それにより培養を中断することなく継続させる。この工程は5回まで繰り返すことができる。
【0033】
実施例5:トロンビン阻害試験
ヒルジン濃度は、Griessbach等(Thrombosis Research 37, pp. 347-350, 1985)の方法に従って測定される。この目的のため、校正曲線を確立するためにRefludan標準の特定量が測定に含まれ、その校正曲線からmg/lで収率を直接決定することができる。
【0034】
実施例6:P . pastoris系における、ヒルジン−Lys−Arg−ミニ−プロインスリン融合タンパク質のクローニングおよび発現
インビトロジェン(R)は、宿主系としてP.pastorisを用いた組換えタンパク質を調製するためのクローニングおよび発現キットを販売する。これに関して、所望の組換えタンパク質を製造するためのP.pastoris系の調製およびそれに続く発現に関する詳細な技術プロトコールが提供されており、そのため、前記プロトコールに従った場合、所望のタンパク質をコードする発現ベクターの構築のみが説明されなければならない。EasySelect(R)Pichia発現キット(カタログ番号:K1740−01)が用いられる。
【0035】
pPlCZαAベクターがキットの一部である。ベクターを制限酵素XhoIおよびSacIIで切断することにより、実施例1と同様に所定のタンパク質をαファクターのリーダー配列に付加し、上清への分泌に関して試験することができる。クローニングは、2つのプライマーを必要とする。プライマーpichia_H_lf1(配列番号12)は、以下の配列を有する。
【化10】
Figure 0004243103
【0036】
プライマーpichia_H_lrev2(配列番号13)は、以下の配列を有する。
【化11】
Figure 0004243103
【0037】
用いられたテンプレートは、プラスミドpADH2Hir_KR_InsのDNAである。双方のプライマーを用いた標準的なPCRにより、XhoIおよびSacII組み込み部位で伸長された、配列ヒルジン_Lys−Arg_ミニ−プロインスリンを含むDNA産物が生産される。DNA産物が適切に切断され、その断片が単離された場合、前記断片を、T4DNAリガーゼ反応において開いたベクターDNAに挿入することができる。製造者の使用説明書からの逸脱において、実施例1で説明されたE.coliのMM294株は、ライゲーション混合物で形質転換され、組換えコロニーがゼオシン選択プレートでスクリーニングされる。プラスミドDNAは、クローンから再単離され、続いて制限分析とDNA配列分析とで特徴付けられる。この方法で構築されたプラスミドを用いて、製造者の使用説明書に従いペプチド製造のためのP.pastoris発現クローンを次に調製する。
【0038】
実施例7:ミニ−プロインスリンおよびヒルジンの精製
精製は、初期段階で2種のタンパク質の分離が必要である。発現が完了した後、分析用RP−HPLCを用いて培地を分析する。酵母細胞の自発的な溶解または分泌のいずれかのために上清で見出される多くの他のポリペプチドとは異なって、2種のタンパク質、すなわちヒルジンおよびミニ−プロインスリンはpH2.5〜3では沈殿しない。それゆえに、培地は適切に酸性化され、続いて、沈殿が完了した後、沈殿物と細胞とを遠心分離で除去する。遠心分離の後、培地をpH3.5〜7に調節し、2種の成分、すなわちヒルジンおよびミニ−プロインスリンを、疎水性相互作用クロマトグラフィーで、例えばDiaion HP20(R)材料で充填したクロマトグラフィーカラムを用いて互いに分離する。続いて、ヒルジンを、EP−A0549915に従ってヒルジン含有分画から単離することができ、インスリンを、EP−A0347781に従ってミニ−プロインスリン含有分画から単離することができる。
【0039】
実施例8:ミニ−プロインスリンからのインスリン調製
発現期間の最後に、培養培地をpH6.8に調節し、続いて、最終濃度が4〜8mg/lになるようにトリプシンを撹拌しながら加える。約4時間インキュベートした後、この方法で処理された培養ブロスをpH2.5〜3に調節する。1〜6時間沈殿させた後、沈殿物を除去する。続いて、形成されたモノ−Arg−インスリンをイオン交換クロマトグラフィーで、一例としてS−Sepharose(R)で、50mM乳酸および30%イソプロパノール(pH3.5)の緩衝液中で単離する。NaCl勾配により0.05〜0.5Mの塩で、溶出を行う。産物含有分画をH2Oで1:1に希釈し、続いて、0.1%強度のZnCl2溶液が形成されるようにZnCl2を加える。モノ−Arg−インスリンをpH6.8で沈殿させ、一例として、EP−A0324712に従ってインスリンに変換する。
【0040】
実施例9:ろ過後のミニ−プロインスリンからのインスリンの調製
発現期間の最後に、細胞および上清成分を、pH2.5〜3で沈殿させることにより除去する。続いて、10kDaの除去限界を有するメンブレンを通過させるろ過により、培地を濃縮する。ヒルジン誘導体と同様に、残留物中に定量的にミニ−プロインスリンが見出され、続いて、実施例8に従ってインスリンに加工することができる。
【配列表】
Figure 0004243103
Figure 0004243103
Figure 0004243103
Figure 0004243103

Claims (13)

  1. 式:
    x−Sx−Bn−(ZR)−輸送ペプチド−(Z12)−タンパク質(Y)−(Z12)−タンパク質(Ym)−T;
    のDNA分子であって、
    式中、当該DNA分子は、輸送ペプチドをコードしており、該輸送ペプチドは配列Z12を介して第二のタンパク質(Y)に連結しており、該第二のタンパク質(Y)は順番にZ12を介してタンパク質(Ym)に連結しており、該タンパク質(Ym)はYに相当するかまたはYとは異なるかのいずれでもよく、該輸送ペプチドはYおよび/またはYmの分泌速度を改善し、ここで、
    xは、任意のプロモーターDNA配列であり;
    xは、任意のシグナルまたはリーダー配列をコードする任意のDNAであり;
    nは、1〜15個の遺伝学的にコード可能なアミノ酸または化学結合(n=0)であり;
    Zは、LysおよびArgからなる群より選択されるアミノ酸のコドンであり;
    1は、LysおよびArgからなる群より選択されるアミノ酸のコドンであり;
    2は、LysおよびArgからなる群より選択されるアミノ酸のコドンであり;
    タンパク質(Ym)は、プロインスリンまたはその誘導体をコードするDNA配列(m=1〜5)であるか、または、化学結合(m=0)であり;
    Rは、アルギニンコドンであり;
    輸送ペプチドは、ヒルジンまたはヒルジン誘導体をコードするDNA配列であり;
    タンパク質(Y)は、プロインスリンまたはその誘導体をコードするDNA配列であり、その生物活性は、Ymが化学結合ではない場合、塩基性ジペプチド伸長により損なわれないか、または、カルボキシペプチダーゼによる伸長の分解を可能にし;
    Tは、ターミネーター配列である、上記のDNA分子。
  2. 請求項1に記載のDNA分子のいずれかによりコードされるタンパク質。
  3. 請求項1に記載のDNA分子を含む多コピー型ベクター。
  4. 請求項1に記載のDNA分子を含むプラスミド。
  5. 請求項1に記載のDNA分子、請求項3に記載の多コピー型ベクター、および/または、請求項4に記載のプラスミドを、染色体の一部として、ミニ染色体の一部として、もしくは染色体外に含む酵母宿主細胞。
  6. S.cerevisiae、K.lactis、H.polymorphaおよびP.pastorisからなる群より選択される、請求項5に記載の宿主細胞。
  7. (a)請求項1に記載のDNA分子、請求項3に記載の多コピー型ベクター、または、請求項4に記載のプラスミドが、請求項5または6に記載の宿主細胞で発現され;そして、
    (b)発現タンパク質が細胞培養物の上清から単離される、
    請求項2に記載のタンパク質を培養により得る方法。
  8. 培養が完了した後に、望まないタンパク質を沈殿させるためにpHを2.5〜3.5に調節し、発現タンパク質を沈殿の上清から単離する、請求項7に記載の方法。
  9. 宿主細胞からの培養上清を分離した後、宿主細胞を新しい培地で繰り返し培養し、培養中に得られた各上清から放出された融合タンパク質を単離する、請求項8に記載の方法。
  10. 沈殿後の上清中の発現タンパク質を濃縮する工程が、精密ろ過、疎水性相互作用クロマトグラフィーおよびイオン交換クロマトグラフィーからなる群より選択される、請求項7〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. (a)請求項7または8に記載の方法において、プロインスリンは、請求項1に記載のDNA分子のタンパク質(Y)として発現され;
    (b)工程(a)のプロインスリンは、単離され、トリプシンおよびカルボキシペプチダーゼBで処理され;そして、
    (c)インスリンは、工程(b)の反応混合物から単離される、
    インスリンの調製方法。
  12. 輸送ペプチドが、工程(a)または(b)の後に、破壊されるか、または生物学的に不活性化されるヒルジンまたはヒルジン誘導体である、請求項11に記載の方法。
  13. 輸送ペプチドが、そのC末端に2つの塩基性アミノ酸残基を有するヒルジン誘導体である、請求項2に記載のタンパク質。
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