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JP4127178B2 - 複数画像のレイアウト処理 - Google Patents

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JP4127178B2 JP2003346909A JP2003346909A JP4127178B2 JP 4127178 B2 JP4127178 B2 JP 4127178B2 JP 2003346909 A JP2003346909 A JP 2003346909A JP 2003346909 A JP2003346909 A JP 2003346909A JP 4127178 B2 JP4127178 B2 JP 4127178B2
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Description

この発明は、複数の画像のレイアウト処理を行う技術に関する。
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ、スキャナなどの画像生成装置で撮影した画像は、モニタやプリンタなどの種々の画像出力装置で出力(表示や印刷)される。複数の画像を出力する場合には、写真を収めたアルバムと同様に1つのページに複数の画像を割り付けて、ページ単位で出力を行う方法がしばしば用いられている。また、このような画像の割付を、ページ内の画像の配置を予め定めたテンプレートに基づいて自動的に行う方法も用いられている(例えば、特許文献1〜4参照)。
特開平9−214654号公報 特開平9−214868号公報 特開平5−191725号公報 特開平7−200796号公報
ここで、出力の対象となる画像を単純に割り付けると、不自然な割り付け結果が得られる場合があった。そこで、自然な割り付け結果を得たいという要望があった。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、自然な割り付け結果を得ることができる技術を提供することを目的とする。
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の画像処理装置は、N個(Nは2以上の整数)の対象画像を表現するN個の対象画像データと、各対象画像データに関連付けられた生成記録情報と、を用いた画像処理を行う画像処理装置であって、1ページ分の台紙領域と、前記台紙領域上に配置された所定の優先順序を有する複数の単画像割付領域とを含むテンプレートを表すテンプレートデータを用いて、前記N個の対象画像を指定された順番に前記台紙領域上に割り付けるレイアウト処理を実行するレイアウト部と、i番目(iは2〜Nの整数)の対象画像データの生成記録情報と、(i−1)番目の対象画像データの生成記録情報との差異が、前記i番目の対象画像と前記(i−1)番目の対象画像とを区別するための区別条件を満たしているか否かを判定する判定部と、を備え、前記レイアウト部は、前記判定部による区別条件を満たしているとの判定が成立するときに、前記(i−1)番目の対象画像である区切前対象画像を割り付ける単画像割付領域を区切前単画像割付領域とし、また、前記i番目の対象画像である区切後対象画像を割り付ける単画像割付領域を区切後単画像割付領域として区別し、前記区切後単画像割付領域を、前記区切前単画像割付領域が配置されたページの次のページの単画像割付領域に割り付けるページ更新処理を実行する機能を有し、前記ページ更新処理において、前記区切後単画像割付領域を前記区切前単画像割付領域と同じページの単画像割付領域に割り付けた場合に、前記区切後対象画像以降の全ての対象画像、もしくは、前記区切後対象画像から次の順番の区切前対象画像までの全ての対象画像の、いずれかを、前記テンプレートに含まれる前記複数の単画像領域の数に基づいて同じページに割り付けることが可能である場合には、前記テンプレートに基づいて、前記区切後単画像割付領域を、前記区切前単画像割付領域と同じページの前記単画像割付領域に修正するページ併合処理を実行する機能を有する
この画像処理装置では、対象画像データの生成記録情報の差異に応じて決まる区切後対象画像を割り付ける区切後単画像割付領域として、優先順序に従った単画像割付領域とは異なる単画像割付領域を選択することができるので、自然な割り付け結果を得ることができる。
上記画像処理装置において、さらに、各対象画像データの生成記録情報に関連のある生成記録パラメータ値を算出する生成記録パラメータ算出部を備え、前記判定部は、前記i番目の対象画像データの生成記録パラメータ値が、前記(i−1)番目の対象画像データの生成記録パラメータ値から所定量以上変化していることを、前記区別条件として採用することが好ましい。
この構成によれば、生成記録パラメータ値が所定量以上変化している対象画像を区切後対象画像として選択するので、生成記録パラメータ値に応じた割り付け結果を得ることができる。
上記画像処理装置において、前記生成記録パラメータ値は、前記対象画像データをデジタルカメラで撮影して生成した際に前記対象画像データに付加された撮影日時情報を利用して得られる撮影日を含み、前記判定部は、前記撮影日に応じて前記判定を行う日付判定モードを有することが好ましい。
この構成によれば、撮影日に応じて、適切な判定を行うことができる。
上記各画像処理装置において、前記生成記録パラメータ値は、前記対象画像データをデジタルカメラで撮影して生成した際に前記対象画像データに付加された撮影日時情報を利用して得られる撮影日時を含み、前記判定部は、前記撮影日時に応じて前記判定を行う日時判定モードを有することが好ましい。
この構成によれば、撮影日時に応じて、適切な判定を行うことができる。
上記各画像処理装置において、前記生成記録パラメータ値は、前記対象画像データをデジタルカメラで撮影して生成した際に前記対象画像データに付加された撮影位置情報を利用して得られる撮影位置を含み、前記判定部は、前記撮影位置に応じて前記判定を行う位置判定モードを有することが好ましい。
この構成によれば、撮影位置に応じて、適切な判定を行うことができる。
上記各画像処理装置において、前記判定部は、(a)前記生成記録パラメータ算出部が、前記対象画像データをデジタルカメラで撮影して生成した際に前記対象画像データに付加された撮影日時情報を利用し、前記生成記録パラメータ値として算出した撮影日に応じて前記判定を行う日付判定モードと、(b)前記生成記録パラメータ算出部が、前記対象画像データをデジタルカメラで撮影して生成した際に前記対象画像データに付加された撮影日時情報を利用し、前記生成記録パラメータ値として算出した撮影日時に応じて前記判定を行う日時判定モードと、(c)前記生成記録パラメータ算出部が、前記対象画像データをデジタルカメラで撮影して生成した際に前記対象画像データに付加された撮影位置情報を利用し、前記生成記録パラメータ値として算出した撮影位置に応じて前記判定を行う位置判定モードと、の中の少なくとも2つの実行モードを含む複数の実行モードを有し、前記画像処理装置は、さらに、前記複数の実行モードの中から、前記判定部が使用する実行モードを選択することをユーザに許容する判定モード選択部を備えることが好ましい。
この構成によれば、ユーザの好みに応じた判定を行うことができる。
上記各画像処理装置において、前記レイアウト部は、前記間隔挿入処理において、前記区切後単画像割付領域として、前記区切前単画像割付領域が配置されたページの次のページの単画像割付領域を選択するページ更新処理を実行する機能を有することが好ましい。
この構成によれば、区切後対象画像が新しいページに割り付けられるので、生成記録情報の差異をページの違いで表す割り付け結果を得ることができる。
上記各画像処理装置において、前記レイアウト部は、前記ページ更新処理において、前記区切後単画像割付領域として前記区切前単画像割付領域と同じページの単画像割付領域を選択した場合に、前記区切後対象画像以降の全ての対象画像、もしくは、前記区切後対象画像から次の順番の区切前対象画像までの全ての対象画像の、いずれかを、同じページに割り付けることが可能である場合には、前記区切後単画像割付領域を、前記区切前単画像割付領域と同じページの前記単画像割付領域に修正するページ併合処理を実行する機能を有することが好ましい。
この構成によれば、複数のページを1つに併合することができるので、ページを節約することができる。
上記各画像処理装置において、前記レイアウト部は、前記単画像割付領域が前記優先順序に沿って複数の列を構成するように配置されたテンプレートを用いるとともに、前記区切後単画像割付領域、前記区切前単画像割付領域が配置された列の次の列の前記単画像割付領域に割り付ける列更新処理を実行する機能を有することが好ましい。
この構成によれば、区切後対象画像が新しい列に割り付けられるので、生成記録情報の差異を列の違いで表す割り付け結果を得ることができる。
上記各画像処理装置において、前記レイアウト部は、前記列更新処理において、前記区切後単画像割付領域前記区切前単画像割付領域と同じ列の単画像割付領域に割り付けた場合に、前記区切後対象画像以降の全ての対象画像、もしくは、前記区切後対象画像から次の順番の区切前対象画像までの全ての対象画像の、いずれかを、前記テンプレートによって表される前記列に含まれる前記単画像領域の数に基づいて同じ列に割り付けることが可能である場合には、前記テンプレートに基づいて、前記区切後単画像割付領域を、前記区切前単画像割付領域と同じ列の前記単画像割付領域に修正する列併合処理を実行する機能を有することが好ましい。
この構成によれば、複数の列を1つに併合することができるので、列を節約することができる。
上記各画像処理装置において、前記レイアウト部は、記区切前対象画像と前記区切後対象画像との間に、前記対象画像とは異なる所定の画像を挿入して前記単画像割付領域に割り付ける機能を有することが好ましい。
この構成によれば、区切後対象画像の前に所定の画像が割り付けられるので、生成記録情報の差異を所定の画像で表す割り付け結果を得ることができる。
上記各画像処理装置において、前記レイアウト部は、記区切前対象画像と前記区切後対象画像との間に、いずれの画像も表さないブランクを挿入して前記単画像割付領域に割り付ける機能を有することが好ましい。
この構成によれば、区切後対象画像の前にブランクの領域が設けられるので、生成記録情報の差異をブランクで表す割り付け結果を得ることができる。
上記各画像処理装置において、前記レイアウト部は、(a)前記区切後単画像割付領域、前記区切前単画像割付領域が配置されたページの次のページの単画像割付領域に割り付ける実行モードと、()前記単画像割付領域が前記優先順序に沿って複数の列を構成するように配置されたテンプレートを用いるとともに、前記区切後単画像割付領域、前記区切前単画像割付領域が配置された列の次の列の前記単画像割付領域に割り付ける実行モードと、()前記区切前対象画像と前記区切後対象画像との間に、前記対象画像とは異なる所定の画像を挿入して前記単画像割付領域に割り付ける実行モードと、()前記区切前対象画像と前記区切後対象画像との間に、いずれの画像も表さないブランクを挿入して前記単画像割付領域に割り付ける実行モードと、の中の少なくとも2つの実行モードを含む複数の実行モードを有し、前記画像処理装置は、さらに、前記複数の実行モードの中から、前記レイアウト部が使用する実行モードを選択することをユーザに許容する間隔挿入モード選択部を備えることが好ましい。
この構成によれば、ユーザの好みに応じた間隔挿入処理を行うことができる。
上記各画像処理装置において、さらに、各対象画像データの生成記録情報に関連のある修正用生成記録パラメータ値を算出する修正用生成記録パラメータ算出部を備え、前記レイアウト部は、区別するとの判定が成立する対象画像を途中に含まない、指定された順番が連続する複数の対象画像のセットが複数のページに割り付けられるとともに、前記複数のページ内に、いずれの画像も割り付けられない単画像割付領域が生じる場合に、前記対象画像セットの中のページの変わり目における前記修正用生成記録パラメータ値の変化が、前記対象画像セットを前記優先順序に沿って間隔をあけずに前記単画像割付領域に割り付けた場合と比べて、大きくなるように、前記複数のページのそれぞれに配分される前記対象画像の数を修正する配分数修正処理を実行することが好ましい。
この構成によれば、ページの変わり目における修正用生成記録パラメータ値の変化を大きくすることができるので、修正用生成記録パラメータ値が表す生成記録情報の差異をページの違いで表す割り付け結果を得ることができる。
上記各画像処理装置において、さらに、予め準備された複数の画像データの中から前記対象画像を選択する画像選択部を備え、前記画像選択部は、前記対象画像を選択するための条件を設定することをユーザに許容することが好ましい。
この構成によれば、ユーザの好みの画像を対象画像として用いることができる。
上記各画像処理装置において、さらに、前記レイアウト処理に使用されるテンプレートと、各ページにおける前記対象画像と前記単画像割付領域との対応関係と、を表すレイアウト情報と、前記対象画像データと、前記レイアウト処理で用いた前記テンプレートデータとを、前記対象画像を出力するための処理を行う所定の第1のデータ処理装置に送信するレイアウト送信部を備えることが好ましい。
この構成によれば、レイアウト情報と対象画像データとテンプレートデータとをデータ処理装置に送信することができるので、レイアウト部を備えないデータ処理装置でもレイアウト情報を利用した処理を実行することができる。
上記各画像処理装置において、さらに、前記複数の対象画像のそれぞれを前記レイアウト部の割付結果に応じて割り付けた割付画像を表現する割付画像データを生成する合成部を備えることが好ましい。
この構成によれば、レイアウト部の割り付け結果に応じて適切に対象画像を割り付けた割付画像データを生成することができる。
上記各画像処理装置において、さらに、前記合成部が生成した前記割付画像データを、前記対象画像を出力するための処理を行う所定の第2のデータ処理装置に送信する割付画像データ送信部を備えることが好ましい。
この構成によれば、割付画像データをデータ処理装置に送信することができるので、テンプレート選択部やレイアウト部や合成部を備えないデータ処理装置でも、割付画像データを利用した処理を実行することができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、画像処理方法および画像処理装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
B.第2実施例:
C.第3実施例:
D.第4実施例:
E.第5実施例:
F.第6実施例:
G.第7実施例:
H.第8実施例:
I.第9実施例:
J.変形例:
A.第1実施例:
A1.装置の構成:
図1は、本発明の一実施例としての画像出力システムの構成を示す説明図である。このシステムは、デジタルカメラ100と、コンピュータ200と、プリンタ300とを含んでいる。デジタルカメラ100は画像生成装置として機能し、コンピュータ200は画像処理装置として機能し、プリンタ300は画像出力装置として機能する。
コンピュータ200は、画像選択部270と、レイアウト部210と、合成部220と、印刷データ生成部230と、データ送信部240と、テンプレート格納部250と、テンプレート選択部260と、生成記録パラメータ算出部280と、区別判定部282とを備えている。これらの各部の機能については、後述する。
図2は、テンプレート格納部250に格納されているテンプレートデータの一例を示す説明図である。このテンプレートデータTDは、1ページ分の台紙領域PAと、台紙領域PA上に配置された9つの単画像割付領域Fとを含んでいる。本実施例では、台紙領域PAは1つのページを表している。また、単画像割付領域Fは、1つの対象画像を割り付けることが可能な領域を表している。このテンプレートデータTDでは、9つの単画像割付領域Fは、横3行に一定の間隔をあけて並ぶという規則に従って台紙領域PA上に配置されている。
また、これらの単画像割付領域Fには、画像優先順序(四角内の数字で表されている)が設定されている。画像優先順序は、対象画像を割り付ける優先順序を示している。対象画像を割り付ける際には、この画像優先順序の順番に対象画像が割り付けられる。さらに、テンプレートデータTDは、台紙領域PAを装飾する装飾画像DIを表す装飾画像データを含んでいる。テンプレートとしては、装飾画像の模様や、単画像割付領域の数や配置の規則がこれとは異なる種々のデザインのものが予め準備されているが、ここでは図示を省略する。
A2.アルバム作成処理:
図3は、コンピュータ200(図1)によるアルバム作成処理の手順を示すフローチャートである。このアルバム作成処理では、テンプレートに基づいて対象画像を台紙領域に割り付けた画像を表す画像データが作成される。
ステップS100では、アルバム作成処理に使用されるテンプレートが選択される。ユーザは、テンプレート選択部260(図1)を介して使用するテンプレートを指定することができる。次のステップS110では、アルバム作成処理に使用される対象画像データが選択される。ユーザは、画像選択部270を介して使用する対象画像データを選択するための条件を設定することができる。
図4は、テンプレートと対象画像データとを指定するための設定画面を示す説明図である。この設定画面中の画像選択条件設定エリアICAには、デジタルカメラ100(図1)から受け取った画像データの中から対象画像データを選択するための条件が示されている。本実施例では、画像選択条件として、ディレクトリと撮影日の範囲とを設定することができる。本実施例のコンピュータ200では、画像データを格納する画像データファイルが、階層的に構築されたディレクトリに関連付けられて管理されている。画像選択部270(図1)は、図4の設定画面で設定されたディレクトリに含まれている画像データの中の、撮影日の条件を満たすものを、対象画像データとして選択する。
ところで、画像生成装置(例えば、デジタルカメラ)の中には、画像データと、画像データに関連する種々の情報(以下、「画像データ関連情報」と呼ぶ)とを格納する画像データファイルを生成するものがある。画像データ関連情報としては、撮影日時に関する情報(以下、「撮影日時情報」と呼ぶ)がある。画像選択部270は、このような撮影日時情報を解析することによって、各画像データが撮影された撮影日を取得することができる。また、このような撮影日時情報を利用できない場合には、画像データを格納する画像データファイルの生成日時を撮影日時情報として利用してもよい。なお、このような画像データ関連情報を格納するファイル形式としては、例えば、Exifファイル形式がある。
また、図4の設定画面中のテンプレート設定エリアTAには、利用可能なテンプレートの一覧が表示されている。ユーザは、このテンプレート設定エリアTAを操作することによって、テンプレートを選択することができる。図4の例では、選択されたテンプレートは点線で囲まれている。
ユーザが、アルバム生成ボタンACBを操作すると、レイアウト部210(図1)は、画像選択部270で選択された対象画像データと、テンプレート選択部260で選択されたテンプレートとを用いて、対象画像を台紙領域上に割り付けるレイアウト処理を実行する(図3のステップS120)。
図5は、レイアウト処理の手順を示すフローチャートである。ステップS500では、レイアウト部210(図1)が、1つ前の順番の対象画像と区別するとの判定が成立する区切後対象画像の選択を行う。この判定は、区別判定部282が対象画像データの生成記録情報に基づいて実行する(詳細は後述する)。ここで、「生成記録情報」とは、対象画像データの生成に関する情報であり、例えば、対象画像の撮影日情報や撮影日時情報、撮影位置情報等が挙げられる。
図6は、レイアウト処理の一例を示す説明図である。図6(a)には、対象画像の一例が示されている。図中の四角は対象画像を表している。四角の中の数字は、撮影日時の順番に沿った通し番号を示している。この例では、7月5日には7枚の対象画像が撮影され、さらに、6日には14枚、7日には6枚の対象画像が、それぞれ、撮影されている。
図6(b)は、区別判定部282(図1)による判定(以下、「区別判定」と呼ぶ)の区別条件を示す説明図である。本実施例では、以下の条件aを満たす場合に、対象画像を1つ前の順番の対象画像と区別すると判定する。
条件a:時系列に沿った順番が1つ前の対象画像との間で対象画像の撮影日が変化している。
レイアウト部210は、条件aを満たすとの判定が成立した対象画像を、区切後対象画像として選択する。図6(a)の例では、撮影日が変化した後の8番と22番との対象画像が、区切後対象画像として選択されている。
なお、区別判定部282は、生成記録パラメータ算出部280が撮影日時情報を解析することによって算出した撮影日を利用して判定を行う。すなわち、生成記録パラメータ算出部280が算出する撮影日は、本発明における生成記録パラメータ値に相当する。また、区別判定部282の判定処理は、本発明における「日付判定モード」での処理に相当する。
次に、ステップS510(図5)では、レイアウト部210(図1)は、対象画像をテンプレートの単画像割付領域に割り付ける処理を実行する。具体的には、レイアウト部210は、単画像割付領域の画像優先順序(図2)に従って、時系列に沿った順番に対象画像が並ぶように、対象画像を単画像割付領域に割り付ける。すなわち、本実施例では、撮影日時によって対象画像を割り付ける順番が指定される。また、対象画像の数が1つのページに割り付け可能な画像の数よりも多い場合には、全ての対象画像を割り付けることができるように、複数のページを設定する。ここで、レイアウト部210は、上述のステップS500で選択した区切後対象画像の前でページを改める、すなわち、区切後対象画像を新しいページに割り付ける。
図6(c)は、図6(a)に示す対象画像と、テンプレートデータTD(図2)とを用いた場合のレイアウト処理の結果の一例を示す説明図である。図6(c)の例では、2つの区切後対象画像(8番と22番)の前でページが改められている。その結果、1ページ目には、7月5日に撮影された対象画像のみが割り付けられ、さらに、2ページ目と3ページ目とには6日に撮影された対象画像のみが、4ページ目には7日に撮影された対象画像のみが、それぞれ、割り付けられている。
このように、区切後対象画像を新しいページに割り付けることによって、撮影日に応じてページを分けたレイアウト処理を行うことができる。なお、レイアウト部210の、区切後対象画像を新しいページに割り付ける処理は、本発明における「ページ更新処理」に相当する。
レイアウト処理が終了すると、レイアウト部210(図1)は、使用されるテンプレートと、各対象画像と単画像割付領域との対応関係とを表すレイアウトデータを生成し、合成部220に送出する。
次に、ステップS130(図3)では、合成部220は、レイアウト部210から受け取ったレイアウトデータと、対象画像データと、テンプレートデータとを用いて割付画像データを生成する。割付画像データは、レイアウト処理の結果に応じて対象画像が割り付けられた画像(以下、「割付画像」と呼ぶ)を表す画像データである。
図7は、合成部220がコンピュータ200に接続されたモニタ(図示せず)上に表示する、割付画像の確認画面である。ユーザはこの確認画面を介して、生成された割付画像を確認することができる。なお、図示されているように、本実施例では、合成部220は、割付画像の各ページの左上に、そのページの対象画像の撮影日を記し、右上にページ番号を記している。
ユーザが印刷ボタンPBを操作すると、印刷データ生成部230は、合成部220によって生成された割付画像データに応じて印刷データを生成する。本実施例では、印刷データ生成部230は、割付画像データの各画素の画素値からプリンタ300が利用可能な複数のインクの量に相当する多階調データへの変換処理を実行し、得られた多階調データに対してハーフトーン処理を行うことによって、印刷データを生成する。生成された印刷データは、データ送信部240によってプリンタ300に送信される。データの送信方法としては、ケーブルを介する方法や、ネットワークを介する方法、無線通信を用いる方法等、種々の方法を用いることができる。プリンタ300は、受け取った印刷データに応じて印刷を実行する。
なお、上述のようなコンピュータ200内の各構成要素の一部または全部の機能は、例えばコンピュータプログラムによって実現される。これらコンピュータプログラムは、フレキシブルディスクやCD−ROM等の、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で提供することが可能である。
以上のように、第1実施例では、区別条件を満たすと判定される区切後対象画像が、指定された順番が1つ前の対象画像(以下、「区切前対象画像」と呼ぶ)の次のページ、すなわち、新しいページに割り付けられるので、ユーザは、自然な割り付け結果を得ることができる。特に、本実施例では撮影日の変化に応じてページが改められるので、撮影日の変化がわかりやすい割り付け結果を得ることができる。また、本実施例では、各ページに撮影日が記されるので、ユーザは、容易に撮影日を確認することができる。
B.第2実施例:
図8は、第2実施例におけるレイアウト処理の概要を示す説明図である。図6に示す実施例との差異は、生成記録パラメータ値として撮影日の代わりに撮影日時が用いられている点である。
図8(a)は、対象画像の一例を示す説明図である。図8(a)には、18枚の対象画像と、それぞれの撮影日時との対応関係が示されている。1番から6番までの対象画像は、7月5日から7月6日まで日付をまたいで連続する行事を撮影した画像である。さらに、7番から11番までの対象画像は7日の行事を、12番から18番までの対象画像は8日の行事を、それぞれ、撮影した画像である。また、図8(a)には、時系列に沿った順に隣り合う2つの対象画像間での撮影日時の差分(以下、「時間差ΔT」と呼ぶ)が「時:分」の表記で示されている。
図8(a)の例では、4番と5番との間で撮影日が変わっている。ところが、4番と5番との間の時間差ΔTは、1番から4番までの時間差ΔTと同程度の大きさである。このように、時間差ΔTが小さい場合には、撮影日が異なる場合であっても、2つの対象画像は同じ行事を撮影したものである可能性が高い。そこで、第2実施例では、区別判定部282(図1)は、時間差ΔTに応じて区別判定を行う。図8(b)は、区別判定の区別条件を示す説明図である。区別判定部282は、以下の条件bを満たす場合に、対象画像を1つ前の順番の対象画像と区別すると判定する。
条件b:時系列に沿った順番が1つ前の対象画像との間での撮影日時の差分(時間差ΔT)が所定の時間差しきい値以上である。
図8(a)には、区切後対象画像の一例が2重線の四角で示されている。ここでは、条件bの時間差しきい値が12時間であるものとしている。その結果、7番と12番の対象画像が、区切後対象画像として選択されている。
図8(c)は、図8(a)に示す対象画像と、テンプレートデータTD(図2)とを用いた場合のレイアウト処理の結果の一例を示す説明図である。レイアウト部210は、図6の例と同様に、区切後対象画像の前でページを改める。図8(c)の例では、2つの区切後対象画像(7番と12番)の前でページが改められている。日付をまたいで連続する行事を撮影した1番から6番までの対象画像は、同じページに割り付けられている。
このように、第2実施例では、撮影日時の変化に応じてページが改められるので、連続する行事を撮影した複数の対象画像の途中でページを改めることを抑制することができる。その結果、行事の変わり目がわかりやすい割り付け結果を得ることができる。
なお、条件bにおける時間差しきい値としては、12時間とは異なる値を用いてもよい。より小さな値とすれば、区別判定部282(図1)は、より細かな行事の変化、すなわち、生成記録情報の変化を検出することができる。逆に、より大きな値とすれば、生成記録情報の変化を過剰に細かく検出することを抑制することができる。また、区別判定部282が、時間差しきい値を設定することをユーザに許容してもよい。こうすれば、ユーザの好みを反映したレイアウト処理を行うことができる。
また、第2実施例では、区別判定部282(図1)は、生成記録パラメータ算出部280が撮影日時情報を解析することによって算出した撮影日時を利用して判定を行う。また、区別判定部282の判定処理は、本発明における「日時判定モード」での処理に相当する。
C.第3実施例:
図9は、第3実施例におけるレイアウト処理の概要を示す説明図である。図6、8に示す実施例との差異は、生成記録パラメータ値として撮影日や撮影日時の代わりに撮影位置が用いられている点である。
図9(a)は、対象画像の一例を示す説明図である。図9(a)には、地図MPと、時系列に沿った順に並んだ18枚の対象画像と、それぞれの撮影位置との対応関係とが示されている。1番から7番までの対象画像は砂浜で撮影された画像である。さらに、8番から13番までの対象画像は岬で撮影された画像であり、14番から18番までの対象画像は公園で撮影された画像である。また、図9(a)には、時系列に沿った順に隣り合う2つの対象画像間での撮影位置の差分(以下、「距離D」と呼ぶ)がkm単位で示されている。
ところで、画像生成装置(例えば、デジタルカメラ)の中には、GPS(Global Positioning System)を利用して撮影時の地理的な位置(撮影位置)を測定し、測定した撮影位置に関する撮影位置情報を画像データファイルに格納するものがある。生成記録パラメータ算出部280(図1)は、このような撮影位置情報を解析することによって、各対象画像データが撮影された撮影位置を算出することができる。
図9(b)は、区別判定部282(図1)による区別判定の区別条件を示す説明図である。第3実施例では、区別判定部282は、以下の条件cを満たす場合に、対象画像を1つ前の順番の対象画像と区別すると判定する。
条件c:時系列に沿った順番が1つ前の対象画像との間での撮影位置の差分(距離D)が所定の距離しきい値以上である。
区別判定部282は、生成記録パラメータ算出部280が算出した撮影位置を利用して距離Dを算出し、得られた距離Dに基づいて判定を実行する。図9(a)には、区切後対象画像の一例が示されている。ここでは、条件cの距離しきい値が10kmであるものとしている。その結果、8番と14番の対象画像が、区切後対象画像として選択されている。
図9(c)は、図9(a)に示す対象画像と、テンプレートデータTD(図2)とを用いた場合のレイアウト処理の結果の一例を示す説明図である。レイアウト部210は、図6の例と同様に、区切後対象画像の前でページを改める。図9(c)の例では、2つの区切後対象画像(8番と14番)の前でページが改められている。その結果、1ページ目には砂浜で撮影された1番から7番までの対象画像が割り付けられ、2ページ目には岬で撮影された8番から13番までの対象画像が、3ページ目には、公園で撮影された14番から18番までの対象画像が、それぞれ、割り付けられている。
このように、第3実施例では、撮影位置の変化に応じてページが改められるので、撮影位置の変化がわかりやすい割り付け結果を得ることができる。
なお、条件cにおける距離しきい値としては、10kmとは異なる値を用いてもよい。より小さな値とすれば、区別判定部282(図1)は、より細かな撮影位置の変化、すなわち、生成記録情報の変化を検出することができる。逆に、より大きな値とすれば、生成記録情報の変化を過剰に細かく検出することを抑制することができる。また、区別判定部282が、距離しきい値を設定することをユーザに許容してもよい。こうすれば、ユーザの好みを反映したレイアウト処理を行うことができる。
また、第3実施例における区別判定部282(図1)の判定処理は、本発明における「位置判定モード」での処理に相当する。
D.第4実施例:
図10は、第4実施例における、コンピュータ200(図1)によるアルバム作成処理の手順を示すフローチャートである。図3に示すアルバム作成処理との差異は、レイアウト処理(ステップS220)に加えて再レイアウト処理(ステップS230)を有している点である。
ステップS200、S210は、図3に示すステップS100、S110と同じ処理である。これらのステップによって、アルバム作成処理に使用されるテンプレートと対象画像とが選択される。
次の、ステップS220は、図3に示すステップS120と同じ処理である。レイアウト部210(図1)は、図5に示す手順に従って対象画像を単画像割付領域に割り付ける処理を実行する。
図11は、レイアウト処理の一例を示す説明図である。図11(a)には、対象画像の一例が示されている。この例では、7月5日には3枚の対象画像が撮影され、さらに、6日には4枚、12日には14枚、13日には8枚の対象画像が、それぞれ、撮影されている。
本実施例では、区別判定部282(図1)は、図6の例と同様に「日付判定モード」での処理を実行することとしている。その結果、図11(a)の例では、4番と、8番と、22番の対象画像が、区切後対象画像として選択されている。
図11(b)は、図11(a)に示す対象画像と、テンプレートデータTD(図2)とを用いた場合のレイアウト処理(図10:ステップS220)の結果の一例を示す説明図である。本実施例では、レイアウト部210は、図6の例と同様に「ページ更新処理」を実行することとしている。その結果、4番と、8番と、22番の対象画像が新しいページに割り付けられている。
次に、ステップS230(図10)では、レイアウト部210(図1)は、対象画像の再レイアウト処理を実行する。図12は、再レイアウト処理の一例を示すフローチャートである。この再レイアウト処理では、レイアウト処理(図10:ステップS220)で設定されたページの中の、割り付けられた画像の数が少ない連続する複数のページが1つに併合される。
ステップS300(図12)では、レイアウト部210(図1)は、着目しているページ(以下、「着目ページP」と呼ぶ)を1ページに初期化する。
次のステップS310では、着目ページPが、レイアウト処理(図10:ステップS220)で設定されたページの中の最後のページであるか否かの判定を行う。最後のページである場合には(ステップS310:Yes)、レイアウト部210(図1)は、再レイアウト処理を終了する。
着目ページPが最後のページでない場合(ステップS310:No)には、レイアウト部210は、ステップS320で、着目ページPと次のページ(以下、「次着目ページ」と呼ぶ)との2つのページを併合できるか否かの判定を行う。本実施例では、2つのページに割り付けられている画像の総数が、1つのページに割り付けることが可能な画像の数と比べて少ない場合に、併合可能であると判定する。
図11(c)は、図11(b)に示されたレイアウト処理(図10:ステップS220)の結果に対して再レイアウト処理を行った場合の割付結果の一例を示している。図11(b)の例では、1ページ目に3枚、2ページ目に4枚の対象画像が、それぞれ、割り付けられている。これらの対象画像の総数(7枚)は、1ページに割り付け可能な画像数(9枚)と比べて少ないので、レイアウト部210は、1ページ目と2ページ目とを「併合可能」と判定する。
「併合可能」との判定が成立した場合(図12:ステップS320:Yes)には、レイアウト部210は、着目ページと次着目ページとの2つのページを併合する。具体的には、2つのページに割り付けられている画像を、1つのページの単画像割付領域に配置し直す。図11(b)(c)の例では、1番から3番までの対象画像と、4番から7番までの対象画像とが、1ページ目に配置し直されている。すなわち、区切後対象画像(この例では、4番)を割り付ける単画像割付領域が、区切前対象画像(この例では、3番)と同じページの単画像割付領域に修正されている。
次に、ステップS340では、レイアウト部210は、次着目ページより後ろのページのページ番号を1つずつ繰り上げる処理を実行する。図11(b)(c)の例では、3〜5ページが、2〜4ページに繰り上げられている。
ステップS340の処理が終了すると、レイアウト部210は、着目ページPを変更せずに、再び、ステップS310を実行する。着目ページPが最後のページでない場合(ステップS310:No)には、さらに、併合できるか否かの判定を行う(ステップS320)。
「併合不可能」である場合(ステップS320:No)には、次のステップS350で、着目ページPを1つだけ後ろに繰り下げて、再び、ステップS310に戻る。以後、全てのページに対して、上述のステップを繰り返し実行する。
図12の処理が終了すると、レイアウト部210(図1)は、使用されるテンプレートと、各対象画像と単画像割付領域との対応関係とを表すレイアウトデータを生成し、合成部220に送出する。
次に、ステップS240(図10)では、合成部220は、レイアウト部210から受け取ったレイアウトデータと、対象画像データと、テンプレートデータとを用いて割付画像データを生成する。
このように、本実施例では、割り付けられた画像の数が少ない複数のページが併合されるので、画像数が過剰に少ないページが多くなることを抑制することができる。また、区切後対象画像から次の順番の区切前対象画像までの途中でページが改められないように併合処理が行われるので、生成記録情報の変化がわかりやすい割付結果を得ることができる。
E.第5実施例:
図13は、再レイアウト処理(図10:ステップS230)の別の例を示す説明図である。本実施例では、レイアウト部210(図1)は、区別するとの判定が成立する対象画像を途中に含まない、指定された順番が連続する複数の対象画像のセット(以下、「同類対象画像セット」と呼ぶ)が、複数のページに割り付けられている場合に、各ページに配分される対象画像の数を修正する再レイアウト処理を実行する。
図13(a)は、レイアウト処理(図10:ステップS220)の結果の一例を示す説明図である。本実施例では、図11の例と同様に、撮影日の変化に応じてページを改める処理を行うものとしている。図13(a)には、図11(b)に示す実施例の3ページ目と4ページ目とが示されている。これらのページには、8番から21番までの対象画像が割り付けられている。8番は変更後対象画像であり、21番は、次の順番の変更前後対象画像である。すなわち、これらの対象画像の途中には、区別するとの判定が成立する対象画像が含まれていない。図13(a)の例では、これらの対象画像は、全て、撮影日が同じである。
図13(a)の例では、4ページ目に、いずれの画像も割り付けられない単画像割付領域(以下、「ブランク領域」と呼ぶ)が4つ生じている(図13では点線の四角BAで示されている)。従って、レイアウト部210は、3ページ目の対象画像の一部(1枚〜4枚)を4ページ目に配分し直すことができる。換言すれば、レイアウト部210は、12番から17番までの対象画像の間のいずれかにおいて、ページを改めることができる。
図13(b)は、12番から17番までの対象画像と、それぞれの撮影日時DTとの対応関係を示す説明図である。また、図13(b)には、撮影日時DTの差分(時間差ΔT)も示されている。レイアウト部210は、時間差ΔTが最も大きい画像間でページを改める。図13(b)の例では、15番と16番との間で時間差ΔTが最も大きくなっている。そこで、レイアウト部210は、16番以降の対象画像を4ページ目に割り付ける。図13(c)は、再レイアウト処理の結果を示す説明図である。上述したように、16番以降の対象画像が4ページ目に割り付けられている。
このように、撮影日時の変化が大きいところでページを改める再レイアウト処理を実行すれば、撮影日時の差異をページの違いで表す割り付け結果を得ることができる。その結果、割り付け結果をより自然なものとすることができる。
また、再レイアウト処理の結果、同類対象画像セットの途中に、対象画像が割り付けられない単画像割付領域(以下、「対象画像無領域」と呼ぶ)が生じる場合がある。このような場合には、その対象画像無領域に所定の画像を割り付けることが好ましい。図13(c)の例では、3ページ目の対象画像無領域NSAには、予め準備された挿絵ILが割り付けられている。こうすることによって、ページの変わり目で対象画像を区別していないことがわかりやすい割り付け結果を得ることができる。なお、このような挿絵を割り付ける場合には、レイアウト部210は、レイアウトデータに加えて、挿絵を表す挿絵データを合成部220に送出する。
なお、本実施例においては、区別判定部282(図1)は、図11の例と同様に、生成記録パラメータ算出部280が算出した撮影日を利用して判定を行う。すなわち、撮影日が判定用の生成記録パラメータ値に相当する。また、レイアウト部210は、生成記録パラメータ算出部280が算出した撮影日時を利用して、対象画像の配分数を修正する。すなわち、撮影日時が本発明における修正用生成記録パラメータ値に相当し、さらに、生成記録パラメータ算出部280が、本発明における修正用生成記録パラメータ算出部の機能を兼ね備えている。この代わりに、生成記録パラメータ算出部280とは独立した修正用生成記録パラメータ算出部を設けても良い。
また、修正用生成記録パラメータ値としては、撮影日時に限定されるものではなく、一般に、対象画像データの生成記録情報に関連のあるパラメータ値を利用することができる。例えば、修正用生成記録パラメータ値として、図9に示す実施例と同様に、撮影位置を用いてもよい。この場合には、ページの変わり目での撮影位置の変化(距離)が大きくなるように配分数が修正される。特に、対象画像が撮影位置に応じて選択される場合(詳細は後述する)には、撮影位置を用いることが好ましい。また、判定用の生成記録パラメータ値と同じパラメータ値を修正用生成記録パラメータ値として用いてもよい。
また、同類対象画像セットが3つ以上のページに割り付けられる場合には、ページの変わり目における修正用生成記録パラメータ値の変化の合計が最大となるように、各ページに配分される対象画像の数を修正すればよい。また、同類対象画像セットを、間隔をあけずに割り付けて得られる複数のページの中の、最後の2つのページのみを用いて配分数を修正してもよい。
F.第6実施例:
図14は、対象画像割付処理(図5:ステップS510)の別の例を示す説明図である。上述の各実施例との差異は、レイアウト部210(図1)が、区切後対象画像を新しいページに割り付ける「ページ更新処理」の代わりに、区切前対象画像と区切後対象画像との間にタイトル画像を挿入する「タイトル画像挿入処理」を実行している点である。
図14(a)は、タイトル画像の一例を示す説明図である。タイトル画像T1は、撮影日と曜日とを表示する画像である。レイアウト部210は、このようなタイトル画像を、対象画像の撮影日に応じて生成する(詳細は後述)。
図14(b)は、対象画像の一例を示す説明図である。これらの対象画像は、図11(a)の例と同じである。また、区別判定部282(図1)は、「日付判定モード」で動作している。その結果、4番と、8番と、22番の対象画像が、区切後対象画像として選択されている。
また、図14(b)に示された丸はタイトル画像を表している。レイアウト部210(図1)は、指定された順番に沿った対象画像の先頭と区切後対象画像の前とに、それぞれの後ろに続く対象画像の撮影日を表示するタイトル画像T1〜T4を挿入する。
図14(c)は、図14(b)に示す複数の画像と、テンプレートデータTD(図2)とを用いた場合の対象画像割付処理(図5:ステップS510)の結果の一例を示す説明図である。本実施例では、レイアウト部210は、タイトル画像と対象画像とを含む複数の画像のそれぞれを、単画像割付領域の画像優先順序(図2)に従って、単画像割付領域に割り付ける。
図14(d)は、割付画像の一例を示す説明図である。図中には、1ページ目の割付画像の一例が示されている。このように、第6実施例では、撮影日の変わり目にタイトル画像が挿入されるので、撮影日の変化がわかりやすい割り付け結果を得ることができる。特に、本実施例では、タイトル画像に日付が表示されているので、撮影日が異なる複数の対象画像が同じページに割り付けられる場合でも、撮影日を確認することが容易な割り付け結果を得ることができる。
なお、タイトル画像は、タイトル画像の後ろに続く対象画像の、区別判定部282が判定処理で用いた生成記録情報に関連のある情報を表示することが好ましい。こうすれば、レイアウト処理のためのユーザの負担が増大することを抑制しつつ、撮影日等の生成記録情報のわかりやすい割付結果を得ることができる。また、コンピュータ200が、位置と地名との対応関係を表す地名データベースを予め備えていれば、レイアウト部210は、対象画像の撮影位置に対応する地名を地名データベースを参照して取得し、得られた地名を表示するタイトル画像を生成することができる。
ところで、タイトル画像の代わりに、予め準備された画像や、ユーザが準備した画像を挿入してもよい。また、画像の代わりにブランクを挿入してもよい。ブランクが割り付けられた単画像割付領域はブランク領域となる。また、このような、生成記録情報に関連する情報を表示しない画像やブランクは、対象画像の先頭や各ページの先頭には挿入しないことが好ましい。さらに、挿入する画像やブランクの数は、1つに限らず2以上としてもよい。
なお、このような、タイトル画像等の画像を挿入する処理は、本発明における「画像挿入処理」に相当し、ブランクを挿入する処理は「ブランク挿入処理」に相当する。また、このように画像を挿入する場合には、レイアウト部210は、レイアウトデータに加えて、挿入する画像を表す挿入画像データを合成部220に送出する。
G.第7実施例:
図15は、対象画像割付処理(図5:ステップS510)の別の例を示す説明図である。上述の各実施例との差異は、レイアウト部210(図1)が、「ページ更新処理」や「タイトル画像挿入処理」の代わりに、区切後対象画像を新しい列に割り付ける「列更新処理」を実行する点である。
図15(a)は、対象画像の一例を示す説明図である。これらの対象画像は、図11(a)の例と同じである。また、区別判定部282(図1)は、「日付判定モード」での処理を実行している。その結果、4番と、8番と、22番の対象画像が、区切後対象画像として選択されている。
図15(b)は、本実施例で用いるテンプレートデータの一例示す説明図である。テンプレートデータTDaは、1ページ分の台詞領域PAaと、台詞領域PAa上に配置された35個の単画像割付領域Faとを含んでいる。このテンプレートデータTDaでは、単画像割付領域Faは、優先順序に沿って7つの横向きの列を構成するように配置されている。
図15(c)は、図15(a)に示す対象画像と、テンプレートデータTDa(図15(b))とを用いた場合の対象画像割付処理(図5:ステップS510)の結果の一例を示す説明図である。本実施例では、レイアウト部210は、区切後対象画像を新しい列に割り付ける。図15(c)の例では、区切後対象画像(4番と、8番と、22番)が新しい列に割り付けられている。
このように、本実施例では、区切後対象画像が、新しい列に割り付けられるので、ユーザは、撮影日の変化がわかりやすい割り付け結果を得ることができる。特に、テンプレートデータTDa(図15(b))のような単画像割付領域の数が多いテンプレートデータを用いる場合には、区切後対象画像を新しいページの代わりに新しい列に割り付けることによって、ブランク領域の多いページが増えることを抑制することができる。なお、このような、区切後対象画像を新しい列に割り付ける処理は、本発明における「列更新処理」に相当する。
また、テンプレートの構成としては、優先順序に沿った単画像割付領域が、横方向の列を構成するものに限定されるものではなく、一般に、優先順序に沿った単画像割付領域が列を構成するテンプレートを用いることができる。例えば、縦方向の列を構成するテンプレートや、斜め方向の列を構成するテンプレートを用いる場合に、「列更新処理」を実行してもよい。
また、レイアウト部が「列更新処理」を実行する場合に、図11、12に示すページ併合処理と同様の、「列併合処理」を実行してもよい。「列併合処理」としては、図12に示すフローチャートにおいて「ページ」を「列」に置き換えた処理を用いることができる。さらに、図13に示す「配分数修正処理」と同様の処理を実行してもよい。「列更新処理」を実行する場合の「配分数修正処理」としては、図13に示す実施例において「ページ」を「列」に置き換えた処理を用いることができる。
H.第8実施例:
レイアウト部210(図1)が、上述した複数の処理を組み合わせて実行してもよい。図16は、本実施例におけるレイアウト処理の概要を示す説明図である。本実施例では、レイアウト部210は、図14の例と同様の「タイトル画像挿入処理」と、図6の例と同様の「ページ更新処理」と、図11の例と同様の「複数ページ併合処理(再レイアウト処理)」とを組み合わせたレイアウト処理を実行する。これらの処理は、図10に示す手順に従って実行される。
ステップS200、S210では、アルバム作成処理に使用されるテンプレートと対象画像とが選択される。図16(a)は、対象画像の一例を示す説明図である。ここでは、図14(b)の例と同じ対象画像が示されている。以下、図14の例と同じ対象画像と同じテンプレートデータTD(図2)とが選択されたものとして説明を行う。
次のステップS220では、図5に示す手順に従って処理が行われる。図5のステップS500では、レイアウト部210(図1)が、区別判定部282の判定結果に応じて、区切後対象画像の選択を行う。本実施例では、区別判定部282(図1)は、「日付判定モード」での処理を実行することとしている。その結果、図16(a)の例では、日付が変化している4番と、8番と、22番の対象画像が、区切後対象画像として選択されている。
次のステップS510(図5)では、レイアウト部210は、まず、図14(b)の例と同様に、対象画像の先頭と区切後対象画像の前とに、撮影日を表示するタイトル画像T1〜T4を挿入する処理を実行する(図16(a))。次に、区切後対象画像の前の前、すなわち、タイトル画像の前で、ページを改める処理を実行する。その結果、図16(b)に示す割り付け結果が得られる。このように、ページ更新処理においては、タイトル画像は、後ろに続く区切後対象画像と一体のものとして扱われる。
これらのステップS500、S510(図10:ステップS220)が終了すると、レイアウト部210(図1)は、次のステップS230(図10)で、再レイアウト処理を実行する。本実施例では、図11、12の例と同様の複数ページの併合処理を実行する。
図16(c)は、再レイアウト処理の一例を示す説明図である。図16(b)の例では、1ページ目に4枚、2ページ目に5枚の画像(対象画像とタイトル画像)が、それぞれ、割り付けられている。レイアウト部210は、図12に示す手順に従って、これら2つのページを併合する。その結果、1ページ目には、7月5日と6日に撮影した対象画像が割り付けられ、さらに、2ページ目と3ページ目とには12日に撮影した対象画像が、4ページ目には13日に撮影した対象画像が、それぞれ、割り付けられる。
このように、第7実施例では、撮影日の変化に応じてページが改められるので、撮影日の変化がわかりやすい割り付け結果を得ることができる。さらに、割り付けられた画像の数が少ない複数のページが併合されるので、画像数が少ないページが多くなることを抑制することができる。また、撮影日の変わり目にタイトル画像が挿入されるので、撮影日が異なる複数の対象画像が同じページに割り付けられる場合でも、撮影日の変化がわかりやすい割り付け結果を得ることができる。特に、本実施例では、タイトル画像に撮影日に応じた日付が表示されているので、撮影日の確認が容易な割り付け結果を得ることができる。また、これらの全ての処理が自動的に実行されるので、レイアウト処理を行うためのユーザの労力が増大することを抑制することができる。
なお、レイアウト部210が実行する処理の組み合わせは、「タイトル画像挿入処理」と「ページ更新処理」と「複数ページ併合処理(再レイアウト処理)」との組み合わせに限定されるものではなく、対象画像の配置を調整する種々の処理を組み合わせて実行することができる。例えば、「タイトル画像挿入処理」と「列更新処理」とを組み合わせた処理を実行してもよい。こうすれば、区切後対象画像が新しい列に割り付けられるとともに、区切後対象画像の前にタイトル画像が挿入されるので、ユーザは、生成記録情報がわかりやすい割り付け結果を得ることができる。なお、列更新処理においても、タイトル画像は、後ろに続く区切後対象画像と一体のものとして扱われる、すなわち、タイトル画像と後ろに続く区切後対象画像との間で列を改めないようにレイアウト処理が行われる。
I.第9実施例:
図17は、本実施例におけるコンピュータ200aの構成を示す説明図である。図1に示すコンピュータ200との差異は2点ある。1つ目は、区別判定部282aとレイアウト部210aとがそれぞれ複数の実行モードを有している点である。2つ目は、判定モード選択部284と、間隔挿入モード選択部286とを備えている点である。
本実施例では、区別判定部282aは、「日付判定モード」と「日時判定モード」と「位置判定モード」とを含む複数の実行モード(以下、「判定モード」と呼ぶ)を有している。また、レイアウト部210aは、実行する処理の組み合わせが異なる、間隔挿入処理の複数の実行モード(以下、「間隔挿入モード」と呼ぶ)を有している。
判定モード選択部284は、区別判定部282aが使用する判定モードを選択することをユーザに許容する。また、間隔挿入モード選択部286は、レイアウト部210aが使用する間隔挿入モードを選択することをユーザに許容する。図18は、判定モード選択部284と間隔挿入モード選択部286とに対して使用する実行モードを指定するための設定画面を示す説明図である。
この設定画面中の判定モード設定エリアDMAには、区別判定部282a(図17)が使用可能な判定モードの一覧が示されている。ユーザは、この判定モード設定エリアDMFを操作することによって、区別判定部282aが使用する判定モードを指定することができる。図18の例では、「日付判定モード」が指定されている。
なお、図中の「変化無」の判定モード(以下、「変化無判定モード」と呼ぶ)は、対象画像データに拘わらずに、区別条件を満たすとの判定を行わない判定モードである。この変化無判定モードによれば、対象画像の途中に改ページやタイトル画像等が挿入されないので、ページ数を節約した割り付け結果を得ることができる。
また、設定画面中の間隔挿入モード設定エリアIMAには、レイアウト部210a(図17)が実行可能な処理の一覧が示されている。この例では、「ページ更新処理」と「列更新処理」とは、一方のみを選択可能である。ユーザは、この間隔挿入モード設定エリアIMAを操作し、レイアウト部210aが実行する処理を選択することによって、レイアウト部210aが使用する間隔挿入モードを指定することができる。図18の例では、「ページ更新処理」と「ページ併合処理」と「タイトル画像挿入処理」とが選択されている。このような図18の設定では、図16に示す実施例と同様のレイアウト処理が実行される。
なお、このような、実行モードの選択処理は、レイアウト処理の前に実行される。例えば、図3に示すフローチャートでは、ステップS120よりも前に実行され、図10に示すフローチャートでは、ステップS220よりも前に実行される。区別判定部282aとレイアウト部210aとは、それぞれ、判定モード選択部284と間隔挿入モード選択部286とで指定された実行モードに従って、処理を実行する。
このように、本実施例では、区別判定部282aの判定モードをユーザが指定することができるので、ユーザは、好みの判定結果に基づく割り付け結果を得ることができる。さらに、本実施例では、レイアウト部210aの間隔挿入モードもユーザが指定することができるので、ユーザは、区切後対象画像の配置の好みを反映させた割り付け結果を得ることができる。
また、本実施例では、判定モードと間隔挿入モードとの両方を、ユーザが指定できるものとしたが、いずれか一方のみを指定できるものとしてもよい。例えば、コンピュータ200a(図17)において、間隔挿入モード選択部286を省略し、判定モードのみを指定できる構成としてもよい。
J.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
J1.変形例1:
上記各実施例において、区別判定部282、282a(図1、17)の実行モードとしては、それぞれの実施例での実行モードに限定されるものではなく、一般に、対象画像データの生成記録情報の差異が区別条件を満たしているか否かを判定する種々の実行モードでの処理を実行するものとすることができる。例えば、図6に示す「日付判定モード」を用いるものとすれば、日付の変わり目がわかりやすい割付結果を得ることができる。また、この代わりに、図8に示す「日時判定モード」や、図9に示す「位置判定モード」を利用するものとすれば、行事の変わり目や撮影位置の変化がわかりやすい割付結果を得ることができる。
また、区別条件として、対象画像データ生成時における画像生成装置の動作モードが、1つ前の対象画像データ生成時の動作モードと異なることを採用してもよい。画像生成装置(例えば、デジタルカメラ)の中には、撮影時の動作モード(撮影モードとも呼ぶ)を、人物や風景といった撮影シーンに応じて切り替えることができるものがある。撮影モードとしては、標準モード、人物モード(ポートレートモード)、風景モード等の予め準備されている複数のモードの中の1つを、被写体の種類等に合わせて選択することが可能である。さらに、デジタルカメラの中には、撮影時の撮影モードに関する撮影モード情報を画像データファイルに格納するものがある。区別判定部282、282aは、このような撮影モード情報を利用して判定を行うことができる。このように、撮影モードに応じて判定を行えば、撮影シーンの変化に応じた割り付け結果を得ることができる。なお、この場合には、撮影モード情報が「生成記録情報」に相当する。
J2.変形例2:
図12に示す併合処理において、ページの変わり目における生成記録パラメータ値の変化の大きさが所定のしきい値以上である場合には、併合不可能であると判定してもよい。例えば、図11の例のように撮影日の変化に応じたページ更新処理を行う場合に、撮影日が3日以上変化している場合に併合不可能であると判定する方法を用いることができる。こうすれば、生成記録情報が大きく変化していることがわかりやすい割付結果を得ることができる。
また、併合処理によってまとめられたページにブランク領域が生じる場合には、区切後対象画像の前に、タイトル画像やブランク領域を挿入してもよい。こうすれば、生成記録情報の大きな変化がわかりやすい割付結果を得ることができる。
J3.変形例3:
上述の各実施例において、対象画像を割り付ける順番をユーザが指定するものとしてもよい。例えば、画像選択部270(図1、17)が、選択した対象画像の順番を指定することをユーザに許容する構成とすることができる。この際、画像選択部270が、選択した対象画像の一覧を提示する設定画面を表示し(図示省略)、ユーザが設定画面を操作することによって対象画像の順番を指定する構成を用いることができる。この場合にも、区別判定部282、282a(図1、17)は、対象画像と、指定された順番が1つ前の対象画像とを用いた判定を行う。
J4.変形例4:
図19は、対象画像データとテンプレートとの選択を行う設定画面の別の例を示す説明図である。図4の例との差異は、対象画像を選択するための条件として、撮影位置の範囲を指定できる点である。
図19の設定画面の画像選択条件設定エリアICAaは、撮影位置条件設定エリアPOSAを含んでいる。撮影位置条件設定エリアPOSAには地図が表示されている。ユーザは、撮影位置条件設定エリアPOSAを操作することによって、撮影位置の範囲を指定することができる。図19の例では、撮影位置の範囲が斜線で示されている。
このように、対象画像データに付加された撮影位置情報を利用可能な場合には、対象画像の選択条件として撮影位置の範囲を用いることによって、ユーザの好みの位置で撮影された画像を対象画像として選択することができる。
また、対象画像の配分を修正する処理(図13)に用いる修正用生成記録パラメータ値を、対象画像の選択条件に応じて決定してもよい。例えば、撮影位置に条件を課さずに対象画像を選択した場合には、撮影日時を用いるものとしてもよい。また、撮影位置に条件を課して対象画像を選択した場合には、撮影位置を用いるものとしてもよい。このように、修正用生成記録パラメータ値を、対象画像の選択条件に応じて決定すれば、ユーザが着目している生成記録情報に応じたレイアウト処理を行うことができる。
J5.変形例5:
レイアウト部210、210a(図1、17)が、使用するテンプレートデータに応じて指定された処理を実行してもよい。例えば、図15(b)に示すテンプレートデータTDaを使用する場合には「列更新処理」を実行し、図2に示すテンプレートデータTDを使用する場合には「ページ更新処理」を実行するものとしてもよい。こうすれば、テンプレートデータに適したレイアウト処理を実行することができる。ここで、テンプレートデータが、処理を指定する処理指定情報を含むように構成されていれば、レイアウト部210、210aは、容易に処理を選択することができる。
J6.変形例6:
上述の各実施例において、画像生成装置(例えば、デジタルカメラ)、または、画像出力装置(例えば、プリンタ)が、画像処理装置の機能の一部、または、全部を実行する構成としてもよい。例えば、プリンタが、合成部220(図1)と印刷データ生成部230との機能を実行する構成とすることができる。この場合には、コンピュータ200のデータ送信部240が、対象画像データと、レイアウト処理に用いたテンプレートデータと、レイアウト部210が生成したレイアウトデータとを、プリンタに送信するように構成される。この場合、データ送信部240は、本発明におけるレイアウト送信部として機能する。
なお、この例では、レイアウトデータをレイアウト部210(図1)が生成するものとしているが、この代わりに、他の機能部がレイアウトデータを生成する構成としてもよい。例えば、データ送信部240が、レイアウト部210の割り付け結果に基づいてレイアウトデータを生成してもよい。
また、画像出力装置が、上記各実施例における画像処理装置として機能する構成としてもよい。例えば、画像出力装置としてのプリンタが、図1に示すコンピュータ200と同様の機能を実行する構成を用いることができる。さらに、プリンタが、ケーブルやネットワーク、無線通信、メモリカード等を介してデジタルカメラ100から直接画像データを受け取ることができるように構成されていれば、コンピュータを用いることなく、割付画像の印刷を行うことができる。
J7.変形例7:
上述の各実施例において、データ送信部240が、合成部220が生成した割付画像データを他のデータ処理装置(例えば、LCDディスプレイやCRTモニタ)に送信する構成としてもよい。こうすれば、種々のデータ処理装置で割付画像データを用いた処理を行うことができる。なお、この場合には、データ送信部240は、本発明における割付画像データ送信部として機能する。
J8.変形例8:
上述の各実施例では、割付画像を印刷しているので、ユーザは、アルバムのページとして利用可能な印刷ページを手軽に得ることができる。また、対象画像が割り付けられた割付画像データは、印刷に限らず、種々の用途に利用することができる。例えば、LCDディスプレイやCRTモニタ等の画像出力装置を用いた画像の表示に用いてもよい。さらに、印刷を実行する前にモニタ等に割付画像を表示すれば、ユーザは、印刷する前に割付画像の内容の確認を行うことができる。また、割付画像データを格納する画像データファイルを生成してもよい。このような画像データファイルを生成して再利用すれば、レイアウト処理や、割付画像データを生成する処理を実行できない装置を用いる場合でも、割付画像データを利用することができる。
J9.変形例9:
なお、本明細書において、「デジタルカメラ」とは、静止画を撮影するデジタルスチルカメラと、動画を撮影するデジタルビデオカメラとの両方を含んでいる。
J10.変形例10:
上記各実施例において、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよい。
J11.変形例11:
上述の「画像挿入処理」において、挿入する画像の大きさを、単画像割付領域の大きさよりも小さいものとしてもよい。例えば、区切前対象画像と区切後対象画像との間の通常の間隙よりも小さい画像を、その間隙に割り付けても良い。
本発明の一実施例としての画像出力システムの構成を示す説明図である。 テンプレート格納部250に格納されているテンプレートデータの一例を示す説明図である。 コンピュータ200(図1)によるアルバム作成処理の手順を示すフローチャートである。 テンプレートと対象画像データとを指定するための設定画面を示す説明図である。 レイアウト処理の手順を示すフローチャートである。 レイアウト処理の一例を示す説明図である。 割付画像の確認画面を示す説明図である。 第2実施例におけるレイアウト処理の概要を示す説明図である。 第3実施例におけるレイアウト処理の概要を示す説明図である。 第4実施例におけるコンピュータ200(図1)によるアルバム作成処理の手順を示すフローチャートである。 レイアウト処理の一例を示す説明図である。 再レイアウト処理の一例を示すフローチャートである。 再レイアウト処理の別の例を示す説明図である。 対象画像割付処理の別の例を示す説明図である。 対象画像割付処理の別の例を示す説明図である。 レイアウト処理の概要を示す説明図である。 コンピュータ200aの構成を示す説明図である。 使用する実行モードを指定するための設定画面を示す説明図である。 対象画像データとテンプレートとの選択を行う設定画面の別の例を示す説明図である。
符号の説明
100...デジタルカメラ
200、200a...コンピュータ
210、210a...レイアウト部
220...合成部
230...印刷データ生成部
240...データ送信部
250...テンプレート格納部
260...テンプレート選択部
270...画像選択部
280...生成記録パラメータ算出部
282、282a...区別判定部
284...判定モード選択部
286...間隔挿入モード選択部
300...プリンタ
TD、TDa...テンプレートデータ
PA、PAa...台紙領域
F、Fa...単画像割付領域
DI...装飾画像

Claims (20)

  1. N個(Nは2以上の整数)の対象画像を表現するN個の対象画像データと、各対象画像データに関連付けられた生成記録情報と、を用いた画像処理を行う画像処理装置であって、
    1ページ分の台紙領域と、前記台紙領域上に配置された所定の優先順序を有する複数の単画像割付領域とを含むテンプレートを表すテンプレートデータを用いて、前記N個の対象画像を指定された順番に前記台紙領域上に割り付けるレイアウト処理を実行するレイアウト部と、
    i番目(iは2〜Nの整数)の対象画像データの生成記録情報と、(i−1)番目の対象画像データの生成記録情報との差異が、前記i番目の対象画像と前記(i−1)番目の対象画像とを区別するための区別条件を満たしているか否かを判定する判定部と、
    を備え、
    前記レイアウト部は、
    前記判定部による区別条件を満たしているとの判定が成立するときに、前記(i−1)番目の対象画像である区切前対象画像を割り付ける単画像割付領域を区切前単画像割付領域とし、また、前記i番目の対象画像である区切後対象画像を割り付ける単画像割付領域を区切後単画像割付領域として区別し、
    前記区切後単画像割付領域を、前記区切前単画像割付領域が配置されたページの次のページの単画像割付領域に割り付けるページ更新処理を実行する機能を有し、
    前記ページ更新処理において、前記区切後単画像割付領域を前記区切前単画像割付領域と同じページの単画像割付領域に割り付けた場合に、前記区切後対象画像以降の全ての対象画像、もしくは、前記区切後対象画像から次の順番の区切前対象画像までの全ての対象画像の、いずれかを、前記テンプレートに含まれる前記複数の単画像領域の数に基づいて同じページに割り付けることが可能である場合には、前記テンプレートに基づいて、前記区切後単画像割付領域を、前記区切前単画像割付領域と同じページの前記単画像割付領域に修正するページ併合処理を実行する機能を有する、
    画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記レイアウト部は、
    前記区切前対象画像と前記区切後対象画像との間に、前記区切後対象画像に関連付けられた前記生成記録情報に関連のある情報を表すタイトル画像を挿入し、同一ページ内の前記区切後単画像割付領域の前の前記単画像割付領域に前記タイトル画像を割り付ける機能を有し、
    前記タイトル画像と、前記タイトル画像の後に続く前記区切後対象画像との間でページを改めないように、前記ページ併合処理を実行する、
    画像処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記レイアウト部は、前記ページ併合処理において、ページの先頭の前記単画像割付領域にはいずれの画像も表さないブランクを割り付けずに、同じページに割り付けるべき前記区切前対象画像と前記区切後対象画像との間に前記ブランクを挿入し、前記区切後単画像割付領域の前の前記単画像割付領域に前記ブランクを割り付ける機能を有する、
    画像処理装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
    各対象画像データの生成記録情報に関連のある生成記録パラメータ値を算出する生成記録パラメータ算出部を備え、
    前記判定部は、
    前記i番目の対象画像データの生成記録パラメータ値が、前記(i−1)番目の対象画像データの生成記録パラメータ値から所定量以上変化していることを、前記区別条件として採用する、
    画像処理装置。
  5. 請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記生成記録パラメータ値は、前記対象画像データをデジタルカメラで撮影して生成した際に前記対象画像データに付加された撮影日時情報を利用して得られる撮影日を含み、
    前記判定部は、前記撮影日に応じて前記判定を行う日付判定モードを有する、
    画像処理装置。
  6. 請求項または請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記生成記録パラメータ値は、前記対象画像データをデジタルカメラで撮影して生成した際に前記対象画像データに付加された撮影日時情報を利用して得られる撮影日時を含み、
    前記判定部は、前記撮影日時に応じて前記判定を行う日時判定モードを有する、
    画像処理装置。
  7. 請求項ないし請求項のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記生成記録パラメータ値は、前記対象画像データをデジタルカメラで撮影して生成した際に前記対象画像データに付加された撮影位置情報を利用して得られる撮影位置を含み、
    前記判定部は、前記撮影位置に応じて前記判定を行う位置判定モードを有する、
    画像処理装置。
  8. 請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記判定部は、
    (a)前記生成記録パラメータ算出部が、前記対象画像データをデジタルカメラで撮影して生成した際に前記対象画像データに付加された撮影日時情報を利用し、前記生成記録パラメータ値として算出した撮影日に応じて前記判定を行う日付判定モードと、
    (b)前記生成記録パラメータ算出部が、前記対象画像データをデジタルカメラで撮影して生成した際に前記対象画像データに付加された撮影日時情報を利用し、前記生成記録パラメータ値として算出した撮影日時に応じて前記判定を行う日時判定モードと、
    (c)前記生成記録パラメータ算出部が、前記対象画像データをデジタルカメラで撮影して生成した際に前記対象画像データに付加された撮影位置情報を利用し、前記生成記録パラメータ値として算出した撮影位置に応じて前記判定を行う位置判定モードと、
    の中の少なくとも2つの実行モードを含む複数の実行モードを有し、
    前記画像処理装置は、さらに、
    前記複数の実行モードの中から、前記判定部が使用する実行モードを選択することをユーザに許容する判定モード選択部を備える、
    画像処理装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記レイアウト部は、
    前記単画像割付領域が前記優先順序に沿って複数の列を構成するように配置されたテンプレートを用いるとともに、前記区切後単画像割付領域、前記区切前単画像割付領域が配置された列の次の列の前記単画像割付領域に割り付ける列更新処理を実行する機能を有する、
    画像処理装置。
  10. 請求項9に記載の画像処理装置であって、
    前記レイアウト部は、
    前記列更新処理において、前記区切後単画像割付領域前記区切前単画像割付領域と同じ列の単画像割付領域に割り付けた場合に、前記区切後対象画像以降の全ての対象画像、もしくは、前記区切後対象画像から次の順番の区切前対象画像までの全ての対象画像の、いずれかを、前記テンプレートによって表される前記列に含まれる前記単画像領域の数に基づいて同じ列に割り付けることが可能である場合には、前記テンプレートに基づいて、前記区切後単画像割付領域を、前記区切前単画像割付領域と同じ列の前記単画像割付領域に修正する列併合処理を実行する機能を有する、
    画像処理装置。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記レイアウト部は、
    記区切前対象画像と前記区切後対象画像との間に、前記対象画像とは異なる所定の画像を挿入して前記単画像割付領域に割り付ける機能を有する、
    画像処理装置。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記レイアウト部は、
    記区切前対象画像と前記区切後対象画像との間に、いずれの画像も表さないブランクを挿入して前記単画像割付領域に割り付ける機能を有する、
    画像処理装置。
  13. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記レイアウト部は
    (a)前記区切後単画像割付領域、前記区切前単画像割付領域が配置されたページの次のページの単画像割付領域に割り付ける実行モードと、
    )前記単画像割付領域が前記優先順序に沿って複数の列を構成するように配置されたテンプレートを用いるとともに、前記区切後単画像割付領域、前記区切前単画像割付領域が配置された列の次の列の前記単画像割付領域に割り付ける実行モードと、
    )前記区切前対象画像と前記区切後対象画像との間に、前記対象画像とは異なる所定の画像を挿入して前記単画像割付領域に割り付ける実行モードと、
    )前記区切前対象画像と前記区切後対象画像との間に、いずれの画像も表さないブランクを挿入して前記単画像割付領域に割り付ける実行モードと、
    の中の少なくとも2つの実行モードを含む複数の実行モードを有し、
    前記画像処理装置は、さらに、
    前記複数の実行モードの中から、前記レイアウト部が使用する実行モードを選択することをユーザに許容する間隔挿入モード選択部を備える、
    画像処理装置。
  14. 請求項1ないし請求項13のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
    各対象画像データの生成記録情報に関連のある修正用生成記録パラメータ値を算出する修正用生成記録パラメータ算出部を備え、
    前記レイアウト部は、
    区別するとの判定が成立する対象画像を途中に含まない、指定された順番が連続する複数の対象画像のセットが複数のページに割り付けられるとともに、前記複数のページ内に、いずれの画像も割り付けられない単画像割付領域が生じる場合に、
    前記対象画像セットの中のページの変わり目における前記修正用生成記録パラメータ値の変化が、前記対象画像セットを前記優先順序に沿って間隔をあけずに前記単画像割付領域に割り付けた場合と比べて、大きくなるように、前記複数のページのそれぞれに配分される前記対象画像の数を修正する配分数修正処理を実行する、
    画像処理装置。
  15. 請求項1ないし請求項14のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
    予め準備された複数の画像データの中から前記対象画像を選択する画像選択部を備え、
    前記画像選択部は、前記対象画像を選択するための条件を設定することをユーザに許容する、
    画像処理装置。
  16. 請求項1ないし請求項15のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
    前記レイアウト処理に使用されるテンプレートと、各ページにおける前記対象画像と前記単画像割付領域との対応関係と、を表すレイアウト情報と、前記対象画像データと、前記レイアウト処理で用いた前記テンプレートデータとを、前記対象画像を出力するための処理を行う所定の第1のデータ処理装置に送信するレイアウト送信部を備える、
    画像処理装置。
  17. 請求項1ないし請求項16のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
    前記複数の対象画像のそれぞれを前記レイアウト部の割付結果に応じて割り付けた割付画像を表現する割付画像データを生成する合成部を備える、
    画像処理装置。
  18. 請求項17に記載の画像処理装置であって、さらに、
    前記合成部が生成した前記割付画像データを、前記対象画像を出力するための処理を行う所定の第2のデータ処理装置に送信する割付画像データ送信部を備える、
    画像処理装置。
  19. N個(Nは2以上の整数)の対象画像を表現するN個の対象画像データと、各対象画像データに関連付けられた生成記録情報と、を用いた画像処理を行う画像処理方法であって、
    (a)1ページ分の台紙領域と、前記台紙領域上に配置された所定の優先順序を有する複数の単画像割付領域とを含むテンプレートを表すテンプレートデータを用いて、前記N個の対象画像を指定された順番に前記台紙領域上に割り付けるレイアウト処理を実行する工程を備え、
    前記工程(a)は、
    (a1)i番目(iは2〜Nの整数)の対象画像データの生成記録情報と、(i−1)番目の対象画像データの生成記録情報との差異が、前記i番目の対象画像と(i−1)番目の対象画像とを区別するための区別条件を満たしているか否かを判定する工程と、
    (a2)前記工程(a1)による区別条件を満たしているとの判定が成立するときに、前記(i−1)番目の対象画像である区切前対象画像を割り付ける単画像割付領域を区切前単画像割付領域とし、また、前記i番目の対象画像である区切後対象画像を割り付ける単画像割付領域を区切後単画像割付領域として区別し、前記区切後単画像割付領域を、前記区切前単画像割付領域が配置されたページの次のページの単画像割付領域に割り付けるページ更新処理を実行する工程を含み、
    前記ページ更新処理は、
    前記区切後単画像割付領域を前記区切前単画像割付領域と同じページの単画像割付領域に割り付けた場合に、前記区切後対象画像以降の全ての対象画像、もしくは、前記区切後対象画像から次の順番の区切前対象画像までの全ての対象画像の、いずれかを、前記テンプレートに含まれる前記複数の単画像領域の数に基づいて同じページに割り付けることが可能である場合には、前記テンプレートに基づいて、前記区切後単画像割付領域を、前記区切前単画像割付領域と同じページの前記単画像割付領域に修正するページ併合処理を含む、
    画像処理方法。
  20. N個(Nは2以上の整数)の対象画像を表現するN個の対象画像データと、各対象画像データに関連付けられた生成記録情報と、を用いた画像処理を行うためのコンピュータプログラムであって、
    (a)1ページ分の台紙領域と、前記台紙領域上に配置された所定の優先順序を有する複数の単画像割付領域とを含むテンプレートを表すテンプレートデータを用いて、前記N個の対象画像を指定された順番に前記台紙領域上に割り付けるレイアウト処理を実行する機能を、コンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムであり、
    前記機能(a)は、
    (a1)i番目(iは2〜Nの整数)の対象画像データの生成記録情報と、(i−1)番目の対象画像データの生成記録情報との差異が、前記i番目の対象画像と(i−1)番目の対象画像とを区別するための区別条件を満たしているか否かを判定する機能と、
    (a2)前記機能(a1)による区別条件を満たしているとの判定が成立するときに、前記(i−1)番目の対象画像である区切前対象画像を割り付ける単画像割付領域を区切前単画像割付領域とし、また、前記i番目の対象画像である区切後対象画像を割り付ける単画像割付領域を区切後単画像割付領域として区別し、前記区切後単画像割付領域を、前記区切前単画像割付領域が配置されたページの次のページの単画像割付領域に割り付けるページ更新処理を実行する機能を含み、
    前記ページ更新処理は、
    前記区切後単画像割付領域を前記区切前単画像割付領域と同じページの単画像割付領域に割り付けた場合に、前記区切後対象画像以降の全ての対象画像、もしくは、前記区切後対象画像から次の順番の区切前対象画像までの全ての対象画像の、いずれかを、前記テンプレートに含まれる前記複数の単画像領域の数に基づいて同じページに割り付けることが可能である場合には、前記テンプレートに基づいて、前記区切後単画像割付領域を、前記区切前単画像割付領域と同じページの前記単画像割付領域に修正するページ併合処理を含む、
    コンピュータプログラム。
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