JP4119304B2 - ガス貯蔵装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ガスを貯蔵するためのガス貯蔵タンクを備えるガス貯蔵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ガスを貯蔵するための種々のガス貯蔵タンクが提案されている。ガスを貯蔵する方法の一つとして、ガスを所定の吸蔵・吸着材に吸蔵・吸着させる方法が知られている。例えば、特許文献1では、内部に水素吸蔵材を収納した水素貯蔵タンクが開示されている。この水素貯蔵タンクでは、その外周部に熱媒体流路が設けられると共に、内部には、上記熱媒体流路内の熱媒体および水素吸蔵材との間で熱の授受を行なう熱伝導体が設けられている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−161999号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようなガス貯蔵タンクを備えるガス貯蔵装置において、より多くのガスを貯蔵するためには、ガス貯蔵タンクの本数を増やすことが考えられる。このようにガス貯蔵タンクの本数を増やし、複数のガス貯蔵タンクを備えるガス貯蔵装置を実現するには、冷媒などの流体を流通させる配管の複雑化や装置の大型化等の問題点が生じる可能性がある。しかしながら、複数のガス貯蔵タンクを備えるガス貯蔵装置において、冷媒などの流体の流通を考慮した具体的な構成については、充分な検討がされていなかった。
【0005】
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、吸蔵・吸着材を収納する複数のガス貯蔵タンクを備えるガス貯蔵装置において、冷媒を用いる際の熱交換効率を向上させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上記目的を達成するために、本発明の第1のガス貯蔵装置は、ガスを貯蔵するためのガス貯蔵装置であって、
前記ガスを吸蔵および/または吸着する吸蔵・吸着材を収納した略円柱状の複数のガス貯蔵タンクであって、互いに平行且つ、隣接する複数の前記ガス貯蔵タンク間において略三角柱状の空間が形成されるように規則的に配設された複数のガス貯蔵タンクと、
前記空間内において、前記ガス貯蔵タンク表面に沿って該ガス貯蔵タンクに接触するように配設され、略三角柱状に形成されて冷媒が流れる冷媒流路部と
を備えることを要旨とする。
【0007】
以上のように構成された本発明の第1のガス貯蔵装置によれば、規則的に配設された複数のガス貯蔵タンク間に形成される略三角柱状の空間に、ガス貯蔵タンク表面に沿ってガス貯蔵タンクに接触するように、冷媒が流れる冷媒流路部が配設されているため、複数のガス貯蔵タンクを備えるガス貯蔵装置において、冷媒を用いる際の熱交換効率を高めることができる。さらに、複数のガス貯蔵タンクは、互いに平行になり、かつ、隣接する複数のガス貯蔵タンク間において略三角柱状の空間が形成されるように規則的に配設されているため、ガス貯蔵装置をより小型化することが可能となる。あるいは、所定の空間を利用して、より多くのガスを貯蔵することが可能となる。ここで、互いに隣接する3本のガス貯蔵タンクによって略三角柱状の空間が形成されるように、複数のガス貯蔵タンクを三次元的に規則的に配設させることとすれば、より多くのガス貯蔵タンクをコンパクトに収納することが可能となる。このように、略円柱状の複数のガス貯蔵タンクをコンパクトに収納しようとする際にガス貯蔵タンク間に形成される空間を利用して冷媒流路を形成しているため、冷媒流路を形成することによってガス貯蔵装置全体がさらに大型化してしまうこともない。
【0008】
また、本発明の第1のガス貯蔵装置では、冷媒は、ガス貯蔵タンク外に設けられた冷媒流路部内を流れるため、ガス貯蔵タンク内に冷媒流路を設ける場合に比べて、冷媒流路の配管の構成を簡素化することができる。例えば、ガス貯蔵タンク内に高圧ガスを貯蔵する場合にも、冷媒流路の配管において、このような高圧下での信頼性を確保するための特別な構成が不要になる。
【0009】
本発明の第1のガス貯蔵装置において、
前記冷媒流路部は、
前記冷媒流路部が形成する前記略三角柱の3つの側面を各々形成すると共に、前記ガス貯蔵タンクの外壁の一部を覆う金属製の3枚の伝熱板と、
前記冷媒流路部が形成する前記略三角柱の各側辺において、隣り合う前記伝熱板間に配設され、弾性体によって形成される緩衝部材と
を備えることとしても良い。
【0010】
このような構成とすれば、ガス貯蔵タンクの外壁の一部を覆う金属製の伝熱板によって、上記三角柱状の冷媒流路部の側壁面を形成することで、この冷媒流路部と、ガス貯蔵タンクとの間の伝熱を、良好に行なうことができる。また、隣り合う伝熱板の間に緩衝部材を配設することによって、吸蔵・吸着材がガスを吸蔵・吸着する動作に伴って各々のガス貯蔵タンクが膨張・収縮する際に、この膨張・収縮を緩衝部材によって吸収することができる。これによって、ガス貯蔵装置全体の耐久性を向上させることが可能となる。
【0011】
本発明の第1のガス貯蔵装置において、前記冷媒流路部は、3枚の前記伝熱板に囲まれた内部全体が、冷媒が流れる流路となっていることとしても良い。このような構成とすれば、上記冷媒流路部を形成する伝熱板等の部材間のシール性を確保することによって、容易に冷媒流路を形成することができる。
【0012】
このような本発明の第1のガス貯蔵装置において、前記冷媒流路部は、その内部に、前記冷媒流路の流路断面積を小さくする流通阻害部を備えることとしても良い。このような構成とすれば、冷媒流路の流路断面積を小さくすることで、冷媒の流速を速め、冷媒流路の壁面と冷媒との間の熱交換効率を向上させることができる。
【0013】
ここで、上記流通阻害部は、
前記冷媒流路部に平行な棒状の本体部と、
前記本体部と前記冷媒流路部の内壁面とに接するように設けられ、弾性体によって形成される保持部とを備えることとしても良い。
【0014】
このような構成とすれば、弾性体によって形成される保持部を有することで、ガス貯蔵装置が振動する場合であっても、棒状の本体部を安定して冷媒流路部内で支持することができる。
【0015】
また、上記流通阻害部は、前記冷媒流路部の内壁面である前記伝熱板の表面に形成された凸状部であることとしても良い。このような構成とすれば、伝熱板の表面に凸状部を設けることで、伝熱板と冷媒との間の伝熱が促進される。したがって、冷媒を用いる際の熱交換効率をさらに向上させることができる。上記凸状部は、前記保持部と同様に、ゴムなどの弾性体によって形成することが望ましい。
【0016】
ここで、前記凸状部は、前記伝熱板表面で前記冷媒の流れを妨げる形状に形成されていることとしても良い。このような構成とすれば、凸状部によって、冷媒流路部内を流れる冷媒の層流を乱して冷媒を攪拌する作用が得られ、熱交換効率をさらに向上させることができる。
【0017】
また、本発明の第1のガス貯蔵装置において、さらに、前記ガス貯蔵タンクの外壁と前記伝熱板との間に形成される空隙を埋めて、該外壁と該伝熱板との間の伝熱を促進する外壁伝熱促進部を備えることとしても良い。このような構成とすれば、冷媒流路部とガス貯蔵タンクとの間の伝熱の効率を、より向上させることができる。このような外壁伝熱促進部は、ジェル状物質によって形成されていることとしても良い。これによって、ガス貯蔵タンクの外壁と伝熱板との間に形成される空隙をより容易に埋めることができる。
【0018】
また、本発明の第1のガス貯蔵装置において、前記冷媒流路部は、その内部に、前記冷媒が流れる冷媒管を、前記伝熱板に接して備えていることとしても良い。このような構成とすれば、冷媒流路部の内部に冷媒管を設けることで、冷媒が流れる流路の断面積がより小さくなるため、冷媒の流速を速め、冷媒が流れる冷媒管の壁面と冷媒との間の熱交換効率を向上させることができる。ここで、冷媒管は伝熱板に接しているため、伝熱板によって覆われるガス貯蔵タンクと冷媒管内の冷媒との間で、効率良く熱交換を行なうことができる。
【0019】
このようなガス貯蔵装置において、前記複数の冷媒流路部の各々が備える前記冷媒管は、前記伝熱板の長手方向にわたって該長手方向と平行に形成される2本の略直線部分と、前記伝熱板の長手方向の両端の内、特定の端部側に形成される折れ曲がり部と、を備える略U字型に形成されていることとしても良い。
【0020】
このような構成とすれば、冷媒管を、特定の端部側に折れ曲がり部が形成された略U字型に形成することで、各々の冷媒管に対して冷媒を給排するための構造を、上記特定の端部側にまとめて設けることができる。したがって、冷媒管に対して冷媒を給排するための配管の引き回しの構造を簡素化することができる。また、冷媒を給排するための構造が簡素化することで、ガス貯蔵装置の組み立てがより容易となる。
【0021】
本発明の第2のガス貯蔵装置は、ガスを貯蔵するためのガス貯蔵装置であって、
前記ガスを吸蔵および/または吸着する吸蔵・吸着材を収納した略円柱状の複数のガス貯蔵タンクと、
前記複数のガス貯蔵タンクを互いに平行に配設することによって前記ガス貯蔵タンク間に形成され、冷媒が流れる略三角柱状の冷媒流路と
を備えることを要旨とする。
【0022】
以上のように構成された本発明の第2のガス貯蔵装置によれば、互いに平行に配設された複数のガス貯蔵タンク間に形成される略三角柱状の冷媒流路内を冷媒が流れるため、複数のガス貯蔵タンクを備えるガス貯蔵装置において、冷媒を用いる際の熱交換効率を高めることができる。また、略三角柱状の冷媒流路が間に形成されるように、互いに平行にガス貯蔵タンクを配設しているため、ガス貯蔵装置をより小型化することが可能となる。あるいは、所定の空間を利用して、より多くのガスを貯蔵することが可能となる。このように、略円柱状の複数のガス貯蔵タンクをコンパクトに収納しようとする際にガス貯蔵タンク間に冷媒流路を形成しているため、冷媒流路を形成することによってガス貯蔵装置全体がさらに大型化してしまうことがない。また、冷媒は、ガス貯蔵タンク外に設けられた冷媒流路部内を流れるため、ガス貯蔵タンク内に冷媒流路を設ける場合に比べて、冷媒流路の配管の構成を簡素化することができる。
【0023】
本発明の第3のガス貯蔵装置は、ガスを貯蔵するためのガス貯蔵装置であって、
前記ガスを吸蔵および/または吸着する吸蔵・吸着材を収納した略円柱状の複数のガス貯蔵タンクであって、該ガス貯蔵タンク同士が互いに平行となるように規則的に配設された複数のガス貯蔵タンクと、
前記ガス貯蔵タンクの長手方向にわたって該長手方向と平行に形成される2本の略直線部分と、前記ガス貯蔵タンクの長手方向の両端の内、特定の端部側に形成される折れ曲がり部と、を備える略U字型に形成され、前記複数のガス貯蔵タンク間に形成される空間において前記ガス貯蔵タンクの表面に接触するように設けられた冷媒が流れる複数の冷媒管と
を備えることを要旨とする。
【0024】
以上のように構成された本発明の第3のガス貯蔵装置によれば、ガス貯蔵タンクの長手方向にわたってこの長手方向と平行に形成される2本の略直線部分と、ガス貯蔵タンクの長手方向の両端の内、特定の端部側に形成される折れ曲がり部と、を備える略U字型に形成される複数の冷媒管が、ガス貯蔵タンクの表面に接触するように設けられているため、上記略直線部分において、冷媒とガス貯蔵タンクとの間の伝熱が確保され、複数のガス貯蔵タンクを備えるガス貯蔵装置において、冷媒を用いる際の熱交換効率を高めることができる。また、略円柱状の複数のガス貯蔵タンクは、互いに平行となるように規則的に配設されているため、ガス貯蔵装置をより小型化することが可能となる。あるいは、所定の空間を利用して、より多くのガスを貯蔵することが可能となる。ここで、複数の冷媒管は、規則的に配設されたガス貯蔵タンク間に形成される空間に設けられているため、冷媒管を形成することによってガス貯蔵装置全体がさらに大型化してしまうことがない。また、冷媒は、ガス貯蔵タンク外に設けられた冷媒管内を流れるため、ガス貯蔵タンク内に冷媒流路を設ける場合に比べて、冷媒流路の配管の構成を簡素化することができる。
【0025】
本発明の第1ないし第3いずれかのガス貯蔵装置において、
前記ガス貯蔵タンクは、水素を貯蔵するタンクであって、アルミニウムを含む金属により形成される容器内に前記吸蔵・吸着材をしており、
前記吸蔵・吸着材は、少なくとも水素吸蔵合金を含むこととしても良い。
【0026】
アルミニウム(アルミニウム合金)製の容器は、その内部に高圧の水素を内部に貯蔵しても水素分子が外部に漏れ出すことが無く、水素を貯蔵するための吸蔵・吸着材を収納する容器の材料として優れている。さらにアルミニウムは、軽量であると共に熱伝導性に優れるため、アルミニウムを含む金属からなる容器を、吸蔵・吸着材と冷媒との間に介在させることで、両者の間の伝熱性を充分に高く確保することができる。
【0027】
なお、本発明は、上記以外の種々の形態で実現可能であり、例えば、ガス貯蔵装置の製造方法などの形態で実現することが可能である。
【0028】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.水素貯蔵装置の構成:
B.水素の吸蔵および放出の動作:
C.効果:
D.第2実施例:
E.第3実施例:
F.第4実施例:
G.第5実施例:
H.変形例:
【0029】
A.水素貯蔵装置の構成:
図1は、本発明の第1実施例としての水素貯蔵装置10の構成の概略を表わす説明図であり、図2は、図1における2−2断面の要部の様子を表わす説明図である。水素貯蔵装置10は、略円柱状の水素貯蔵タンク20を複数組み合わせることによって構成されている。この水素貯蔵装置10では、複数の水素貯蔵タンク20が、その長手方向(軸方向)に沿って互いに平行となり、隣り合う3本の水素貯蔵タンク20の間に略三角柱状の空間が形成されるように、三次元的に規則的に配設されている(図1参照)。また、水素貯蔵タンク20間に形成される上記略三角柱状の空間には、冷媒が流通する冷媒流路24が形成されている(図2参照)。
【0030】
水素貯蔵タンク20は、略円柱状の中空の容器として形成され内部に水素吸蔵合金粉末を充填された外壁材としてのタンク容器30を備えている。本実施例では、タンク容器30は、アルミニウム合金により形成している。このタンク容器30は、その両端部に、タンク容器30の横断面に比べて小さく形成された開口部を備えており、一方の開口部には接続部22がはめ込まれており、他方の開口部には接続部23がはめ込まれている(図2参照)。これら接続部22,23は、それぞれの開口部においてタンク容器30の気密性を確保するための構造であり、これによって、タンク容器30内部に貯蔵される水素が外部に漏れるのを防いでいる。また、接続部22においては、タンク容器30内に対して水素ガスを給排するための水素給排口22aが、外部に開口して設けられている。
【0031】
さらに、水素貯蔵タンク20の内部には、上記水素給排口22aに接続されている細長い略円柱状のフィルタ42が、水素貯蔵タンク20の略中心部において水素貯蔵タンク20の長手方向に対して平行になるように配設されている。(図2参照)。フィルタ42は、焼結金属等によって形成されており、タンク容器30内に充填された水素吸蔵合金の粒子が実質的にフィルタ42内部に進入することがないガス透過性の多孔質体である。このようなフィルタ42によって水素給排口22aを塞ぐことによって、水素吸蔵合金粉末をタンク容器30内に保持している。さらに、このフィルタ42は、水素貯蔵タンク20においてタンク容器30内の水素吸蔵合金に水素を吸蔵させる際、あるいは水素吸蔵合金から水素を取り出す際に、水素の通り道として働く。
【0032】
さらに、タンク容器30の外壁上には、補強層34が設けられている(図2参照)。この補強層34は、内部に高圧水素を貯蔵するタンク容器30の強度を向上させるためのものであり、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)によって形成されている。補強層34は、例えば、エポキシ樹脂などを含浸させた炭素繊維をタンク容器30の外周に巻き付けた後に、上記含浸させた樹脂を硬化させることにより形成する。
【0033】
図3は、図2における3−3断面における一つの水素貯蔵タンク20およびその周囲の様子を表わす説明図である。タンク容器30の内部には、フィン32が配設されており、フィン32によって区切られたタンク容器30内の空間に、水素吸蔵合金粉末が充填されている。本実施例のフィン32は、3重構造を有している。すなわち、フィン32は、タンク容器30の中心部をタンク容器30の長手方向に沿って取り囲むように設けられた内側フィン32aと、タンク容器30の側面内壁に沿って設けられる外側フィン32cと、上記内側フィン32aと外側フィン32cとの間において両方に接するように設けられる接続フィン32bと、を備えている。これら3つのフィンのそれぞれは、断面が図3に示す形状となる折り畳み形状を有する薄板であって、タンク容器30内の長手方向にわたって配設される薄板によって形成される。フィン32は、その表面において水素吸蔵合金と接触すると共に、上記のように3つのフィンが組み合わされることでタンク容器30壁面と熱的に接続している。そのため、このフィン32を介して、タンク容器30内に充填される水素吸蔵合金と、タンク容器30との間の伝熱が行なわれる。このように、フィン32は、水素吸蔵合金とタンク容器30との間の伝熱促進のための構造であり、同様の働きをするものであれば、異なる形状のフィンを設けることとしても良い。なお、図2では、フィン32およびタンク容器30内に充填されている水素吸蔵合金については記載を省略している。
【0034】
水素貯蔵タンク20の外壁、すなわち補強層34の側面外周は、複数の伝熱板28によって覆われている。伝熱板28は、水素貯蔵タンク20の長手方向長さと略等しい長さを有する細長い板状部材として形成されており、水素貯蔵タンク20表面の形状に沿うような曲面を成すように形成されている。各々の水素貯蔵タンク20の側面外周には、その長手方向側面全体を覆うように、伝熱板28が6枚ずつ配設されている。伝熱板28は、アルミニウム合金やステンレス鋼など、充分な伝熱性と強度を有する金属材料により構成されている。
【0035】
既述したように、水素貯蔵タンク20は、隣り合う3本の水素貯蔵タンク20の間に略三角柱状の空間が形成されるように配設されているため、各々の水素貯蔵タンク20の周囲には、このような略三角柱状の空間が6つずつ形成される(図1、図3参照)。ここで、各水素貯蔵タンク20上に配設される6枚の伝熱板28の各々は、上記6つの空間のうちのいずれか一つの空間の一辺を形成している。そのため、上記略三角柱状の空間は、略円柱状の水素貯蔵タンク20の外壁に沿った曲面を成すように形成される3枚の伝熱板28に囲まれている。
【0036】
また、上記略三角柱状の空間の長手方向両端部には、ゴムなどの弾性体によって形成される蓋体27が配設されている。さらに、上記略三角柱状の空間が有する各側辺において、隣り合う伝熱板間に、シール部25が形成されている。すなわち、略三角柱状の空間を形成する各々の伝熱板28同士が接触する領域において、伝熱板28が上記蓋体27と接触する領域を含めて伝熱板28の長手方向全体にわたって、シール部25が形成されている(図2、図3参照)。このシール部25もまた弾性体によって形成されており、例えば合成ゴムからなる接着剤を伝熱板28間に塗布することによって形成することができる。上記三角柱状の空間におけるシール性は、このシール部25によって確保されている。本実施例では、このようにシール性を確保された上記空間全体が、所定の冷媒が内部を通過する冷媒流路24となっている。以下、3枚の伝熱板28とシール部25と蓋体27とを備え、略三角柱状の冷媒流路24を形成する一まとまりの構造を、冷媒流路部45と呼ぶ。図4は、隣り合って設けられる2つの冷媒流路部45の様子を表わす斜視図である。
【0037】
上記冷媒流路部45の両端に配設された蓋体27のうち、水素貯蔵タンク20において接続部22が設けられているのと同じ側に配設される蓋体27には、この蓋体27を貫通して上記空間内と外部とを連通させる接続管26が固着されている(図2、図4参照)。また、接続管26が配設されるのと反対側の蓋体27には、U字管40の一端が固着されており、このU字管40を設けることで、隣接して形成される2つの冷媒流路24同士が連通されている。図4では、U字管によって接続される2つの冷媒流路部45を示している。また、水素貯蔵装置10の横断面におけるU字管40の位置を、図3において破線で示す。水素貯蔵装置10において、接続管26を介して冷媒流路部45に対して外部から冷媒を供給すると、供給された冷媒は、上記冷媒流路部45内に形成される冷媒流路24を通過してU字管40側の端部に至る。そして冷媒は、U字管40によって流れの向きを反転させて、隣り合う他の冷媒流路部45が形成する冷媒流路24に導入され、この冷媒流路24を通過して、上記他の冷媒流路部45が備える接続管26から外部に排出される。
【0038】
水素貯蔵装置10を組み立てるには、例えば、図4に示すように2つの冷媒流路部45同士をU字管40によって接続した構造と、水素貯蔵タンク20とを、図1に示す形状となるように3次元的に規則的に組み付ければよい。このとき、伝熱板28と水素貯蔵タンク20との間には、両者の間の空隙を埋めて両者間の伝熱を促進する外壁伝熱促進部を設けることが望ましい。本実施例では、このような外壁伝熱促進部を設けるために、各冷媒流路部45と水素貯蔵タンク20とを組み付けるのに先立って、伝熱板28の表面に熱伝導ジェルを予め塗布している。熱伝導ジェルとは、シリコンのように熱伝導率が比較的高い高分子を含む材料をゲル化したものである(例えば、ジェルテック社製アルファゲル等)。このように、伝熱板28と水素貯蔵タンク20との間の空隙を塞ぐように配設する外壁伝熱促進部は、ジェルに限らずシート状など他の形状でも良いが、ジェルのようにある程度の流動性と粘性を有することで、効果的に上記空隙を塞ぐことができる。上記熱伝導ジェルのように、伝熱板28と水素貯蔵タンク20との間の空隙を埋めて水素貯蔵タンク20の外壁と伝熱板28との間の伝熱を促進する外壁伝熱促進部として配設する材料は、空気よりも伝熱性が高ければある程度の効果が得られるが、より伝熱性の高い材料を選択することが望ましい。また、熱伝導ジェルであっても、アルミニウム合金などの金属に比べると通常は熱伝導率が低いので、伝熱板28と水素貯蔵タンク20との間の空隙はできるだけ小さくすることが望ましい。
【0039】
また、水素貯蔵タンク20および冷媒流路部45とを組み立てる際には、水素貯蔵タンク20と冷媒流路部45とを順次組み付けていくのではなく、まず、冷媒流路部45だけを所定の位置に位置決めして組み付けることとしてもよい。この場合には、その後、冷媒流路部45間に形成される空間に水素貯蔵タンク20を組み付ければ良い。例えば、図4に示したように2つの冷媒流路部45同士をU字管40によって接続した構造を、所望の数だけ用意する。そして、これら複数の冷媒流路部45の各々が備える接続管26を所定の形状の配管に接続しつつ、これらの冷媒流路部45を所定の3次元配列となるように配設する。複数の冷媒流路部45は、このように接続管26において所定の形状の配管と接続することで、この配管によって、所望の位置関係となるように緩やかに保持される。複数の冷媒流路部45を所望の状態に位置決めすると、各冷媒流路部45の間には、略円柱状の空間が形成されることになるので、この空間に対して、冷媒流路部45にU字管40が配設される側から水素貯蔵タンク20を挿入して、組み付けを行なえばよい。最終的に、これら水素貯蔵タンク20および冷媒流路部45を束ねた構造に対して、タンクの長手方向に垂直な力が加わるように全体を締め付けるように固定すればよい。これにより、水素貯蔵タンク20が膨張・収縮するときに、タンクの長手方向に垂直な方向に加わる力を充分に吸収可能な構造とすることができる。
【0040】
B.水素の吸蔵および放出の動作:
水素貯蔵装置10に対して水素を貯蔵する際には、水素給排口22aを介して各水素貯蔵タンク20内に高圧の水素を導入する。水素給排口22aから導入された水素は、フィルタ42を通過して、タンク容器30内に充填された水素吸蔵合金に到達し、この水素吸蔵合金に吸蔵される。水素吸蔵合金における水素吸蔵量は、供給される水素圧力と温度と水素吸蔵合金の種類とによって決まる。そして所定の圧力で水素を供給すると、水素吸蔵合金は、所定の温度に達するまで、水素を吸蔵しつつ昇温する。そのため、水素の貯蔵を行なう際には、冷媒流路24の各々に対して冷媒を給排し、冷媒流路24内に冷媒を流すことによって水素貯蔵タンク20を冷却し、水素吸蔵合金による水素吸蔵の動作を促進する。水素の吸蔵と共に水素吸蔵合金で生じた熱は、タンク容器30や補強層34に吸収されると共に、フィン32やタンク容器30や補強層34や伝熱板28を介して冷媒流路24内の冷媒に伝えられ、この冷媒を介して外部に放出される。なお、水素吸蔵合金が所定の温度にまで昇温した後は、水素貯蔵タンク20に供給される水素圧に応じた圧力で、タンク容器30内であって水素吸蔵合金粉末間に形成される空間に水素ガスが充填されて、各々の水素貯蔵タンク20は、満充填状態となる。
【0041】
水素貯蔵タンク20から水素を取り出す際には、まず、水素吸蔵合金粉末間に形成される空間内の圧縮水素から放出され、その後さらに、水素吸蔵合金に吸蔵された水素が放出される。水素吸蔵合金は、水素の放出と共に吸熱するため、上記した冷媒流路24内に所定の高温の冷媒を通過させ、水素吸蔵合金を加熱することにより、水素吸蔵合金から水素を放出させる動作を継続することができる。このような水素放出時には、冷媒が有する熱は、伝熱板28や補強層34やタンク容器30やフィン32を介して水素吸蔵合金に伝えられる。
【0042】
C.効果:
以上のように構成された本実施例の水素貯蔵装置10によれば、略円柱状の複数の水素貯蔵タンク20が互いに略平行になると共に、水素貯蔵タンク20間に略三角柱状の空間が形成されるように組み立てられているため、水素貯蔵装置10全体を、より小型化することができる。あるいは、所定の大きさの空間を利用して、より多くの水素を貯蔵可能となる。このとき、水素貯蔵タンク20間に形成される空間を利用して冷媒流路24を形成しているため、冷媒流路を形成することにより水素貯蔵装置10全体がさらに大型化してしまうことがない。
【0043】
また、冷媒流路24を、水素貯蔵タンク20の外側に設けることによって、水素貯蔵タンク20内に冷媒流路を設ける場合に比べて、冷媒流路の配管の構成を簡素化することができる。すなわち、水素貯蔵タンク20内に冷媒流路を設ける場合には、タンク内の高圧に充分に耐えるように冷媒流路を設ける必要があるが、水素貯蔵タンク20の外側に冷媒流路24を設けることにより、このような高圧下での信頼性を確保するための特別な構成が不要になる。さらに、上記空間によって形成する冷媒流路24同士を、水素貯蔵タンク20の外部に設けたU字管40によって接続しているため、冷媒流路の引き回しのための構成および組み付けの動作を簡略化することができる。
【0044】
また、本実施例では、冷媒流路24を形成する伝熱板28の間に、弾性体であるシール部25および蓋体27を設けているため、水素を貯蔵・放出する動作に伴って各々の水素貯蔵タンク20が膨張・収縮する際に、この膨張・収縮をシール部25によって吸収することができる。このように、個々の水素貯蔵タンク20における膨張・収縮を、伝熱板28間に配設されて緩衝部材として働くシール部25によって吸収することで、水素貯蔵装置10全体の耐久性を向上させることができる。
【0045】
さらに、本実施例では、各々の水素貯蔵タンク20内においてフィン32を設けているため、水素吸蔵合金とタンク容器30との間の伝熱を促進することができる。これにより、冷媒流路を水素貯蔵タンクの外部に設けても、水素吸蔵合金の加熱・冷却の効率を向上させ、水素吸蔵および水素放出の動作を効率よく行なうことが可能となる。特に、本実施例では、冷媒流路24の外壁を構成する伝熱板28と水素貯蔵タンク20との間に形成される空隙を埋めるように、外壁伝熱促進部としての熱伝導ジェルを配設しているため、冷媒流路24内の冷媒と水素吸蔵合金との間の伝熱効率を、さらに向上させることができる。
【0046】
D.第2実施例:
図5は、第2実施例の水素貯蔵装置の構成の概略を、図3と同様の横断面の様子として表わす説明図である。第2実施例の水素貯蔵装置は、第1実施例の水素貯蔵装置10と類似する構成を有しているため、図5では第1実施例と共通する部分には同じ参照番号を付している。また、第2実施例の水素貯蔵装置は、水素貯蔵タンク20間に形成される冷媒流路内の構成が第1実施例と異なるため、図5では、この冷媒流路の構造を主として示している。
【0047】
第2実施例の水素貯蔵装置では、第1実施例の冷媒流路24と同様に3本の水素貯蔵タンク20間に形成される冷媒流路124内に、邪魔棒44が配設されている。邪魔棒44は、略三角柱状の本体部と、この本体部の各側面から突出する構造である複数の保持部43を備えている。この保持部43は、冷媒流路124の内壁面、すなわち伝熱板28の表面に接して、冷媒流路124内で邪魔棒44を支持している。なお、邪魔棒44は、冷媒流路124の長手方向全体にわたる長さよりもやや短い長さに形成されている。そのため、冷媒流路124内では、接続管26あるいはU字管40が接続する端部を邪魔棒44が塞いでしまうことが無く、冷媒のスムーズな流出入が確保されている(図示せず)。
【0048】
図6は、邪魔棒44の構成を表わす斜視図である。邪魔棒44は、その3つの側面のそれぞれにおいて、突起状の保持部43を、所定の間隔をおいて複数備えている。邪魔棒44における略三角柱状の本体部は、樹脂や、金属や、ゴムなど、充分な強度と耐熱性を有する材料により形成することができる。なお、金属により形成する場合には、邪魔棒44を軽量化するために、中空構造とすることが望ましい。この場合には、金属薄板を曲げ加工することによって三角柱状の本体部の側面部を形成し、三角柱の両端部を、上記したいずれかの材料を用いて塞げばよい。また、保持部43は、ゴムなどの弾性材料を用いて形成している。このように弾性材料によって保持部43を形成することで、水素貯蔵装置が振動する場合にも、冷媒流路124内で邪魔棒44を安定して支持することができる。保持部を取り付ける際には、上記本体部側面の取り付け位置に、取り付けのための穴を設け、この穴に保持部43を形成する部材を埋め込んで固定している(図6参照)。なお、保持部43は、このような穴への埋め込みに代えて、接着剤によって本体部表面に接着することとしても良い。
【0049】
第2実施例によれば、このような邪魔棒44を設けることで冷媒流路124の流路断面積が小さくなるため、冷媒流路124内での冷媒の流速がより速くなり、冷媒と冷媒流路壁面(伝熱板28)との間の熱交換効率が向上するという効果が得られる。このように、冷媒流路124内において、その流路断面積を小さくする流通阻害部を設けることで、水素吸蔵時における冷媒による冷却の動作や、水素放出時における冷媒による加熱の動作を、より効率よく行なうことが可能となる。あるいは、冷媒流路124内で充分な流速を得るために、冷媒流路124に供給する冷媒の流速を予め速めておく必要がなくなるため、装置の構成を簡素化したり、装置全体のエネルギ効率を向上させることが可能となる。
【0050】
第2実施例の邪魔棒44の変形例を、図7ないし図9に示す。いずれの邪魔棒も、第2実施例と同様に、略三角柱状の本体部表面に、所定の形状の保持部を備えている。図7の邪魔棒144は、第2実施例の保持部43に比べて、邪魔棒144の長手方向に細長く延びた形状の保持部143を備えている。また、図8の邪魔棒244は、各々の側面において、この邪魔棒244の長手方向にわたって連続して設けられた細長い2本の平行な保持部243を備えている。また、図9の邪魔棒344は、各々の側面において、冷媒流路内を流れる冷媒の流れに逆らう向きに配設された細長い突起である複数の保持部343を備えている。図9(A)は邪魔棒344の構成を表わす斜視図であり、図9(B)は、邪魔棒344が配設された冷媒流路の断面の様子を表わす説明図である。いずれの邪魔棒およびその表面に固定された保持部も、第2実施例と同様の材料で形成し、第2実施例と同様に埋め込みや接着などの方法で両者を固定すればよい。これによって、第2実施例と同様の効果を得ることができる。邪魔棒の保持部と冷媒流路は隙間があっても良い。
【0051】
また、冷媒流路内に邪魔棒を備えるさらに他の変形例を図10に示す。図10は、冷媒流路の横断面の様子を表わしており、図10の邪魔棒444は、3本の水素貯蔵タンク20間に形成される冷媒流路内において、金網443によって保持されている。金網443は、所定の弾力を有して冷媒流路内で邪魔棒444を支持すると共に、その内部において冷媒を流通させることができる。このように、冷媒流路で邪魔棒を支持するための部材は、その周囲で冷媒が流通可能であって、冷媒流路内で邪魔棒を充分に安定に保持可能な形状であればよい。
【0052】
なお、図9に示した邪魔棒344や、図10に示した金網443で支持する邪魔棒444を用いる場合のように、邪魔棒を支持する部材の形状によっては、冷媒の層流を乱して冷媒を攪拌する作用が得られ、熱交換効率をさらに向上させることができる。また、上記第2実施例および第2実施例の変形例では、流通阻害部として働く邪魔棒を、略三角柱状に形成することとしたが、略三角形以外の断面形状を有する棒状構造を用いることとしても良い。冷媒流路内に配設することで流路断面積を小さくする働きを有するものであれば、冷媒の流速を速めることによる同様の効果を得ることができる。
【0053】
E.第3実施例:
図11は、第3実施例の水素貯蔵装置における冷媒流路の構成に関する説明図である。第3実施例の水素貯蔵装置は、第1実施例の水素貯蔵装置10と類似する構成を有しているため、以下、第1実施例とは異なる部分について説明する。また、図11では第1実施例と共通する部分には同じ参照番号を付している。図11(A)は、第1実施例の伝熱板28に代えて第3実施例の水素貯蔵装置が備える伝熱板528の構成を表わす斜視図である。また、図11(B)は、第3実施例の水素貯蔵装置において、3本の水素貯蔵タンク20間に形成される冷媒流路524の断面の様子を表わす説明図である。
【0054】
第3実施例の水素貯蔵装置が備える各々の伝熱板528は、冷媒流路を形成する側の表面に、邪魔板形成板46を備えている(図11(A)参照)。邪魔板形成板46は、各伝熱板528よりも、その幅および長さ共に小さく形成された略長方形状の薄板であり、伝熱板528の表面に密着可能となるように、伝熱板528に対応する曲面を形成している。また、この邪魔板形成板46は、伝熱板528と同様に、アルミニウム合金やステンレス鋼などの金属材料によって形成されている。さらに、この邪魔板形成板46は、所定の間隔で、複数のコの字型の切れ込みを有しており、この切れ込みは、邪魔板形成板46の表面に対して略直角に折り曲げられることで、邪魔板部546を形成している。第3実施例では、複数の邪魔板部546を形成する邪魔板形成板46を表面に張り付けた伝熱板528を用いて冷媒流路524を形成しており、図11(B)に示すように、邪魔板部546は、冷媒流路524の流路断面を小さくすると共に冷媒の流れを妨げるように働く。
【0055】
第3実施例によれば、邪魔板部546を設けることで冷媒流路524の流路断面積が小さくなるため、冷媒流路524内での冷媒の流速をより速くすることにより、冷媒と冷媒流路壁面(伝熱板528)との間の熱交換効率を向上させることができる。すなわち、第2実施例の邪魔棒と同様に邪魔板形成板546が流通阻害部として働くことで、冷媒による冷却や加熱の効率を向上させることができ、第2実施例と同様の効果を得ることができる。さらに、第3実施例によれば、伝熱板528上に邪魔板部546を設けることで、冷媒流路内を流れる冷媒の層流を乱して冷媒を攪拌する作用が得られ、熱交換効率をさらに向上させることができる。また、第3実施例によれば、邪魔板形成板46を金属材料で形成しているため、冷媒と邪魔板部546とが接触することで、冷媒流路の壁面と冷媒との間の伝熱が促進され、冷媒と水素貯蔵タンク20との間の熱交換効率をさらに向上させる効果が得られる。
【0056】
なお、邪魔板部として伝熱板上に設ける構造は、図11に示した邪魔板部546とは異なる形状としても良い。冷媒流路を形成する伝熱板として、平坦な板状の伝熱板を用いる代わりに、流路断面を小さくすると共に冷媒の流れを阻害する凸状部を表面に有する伝熱板を用いれば、同様の効果を得ることができる。
【0057】
F.第4実施例:
図12は、第4実施例の水素貯蔵装置の冷媒流路における横断面の様子を表わす説明図である。第4実施例の水素貯蔵装置は、第1実施例の水素貯蔵装置10と類似する構成を有しているため、図12では第1実施例と共通する部分には同じ参照番号を付している。また、第4実施例の水素貯蔵装置は、水素貯蔵タンク20間に形成される冷媒流路内の構成が第1実施例と異なるため、図12では、この冷媒流路の構造を主として示している。
【0058】
第4実施例の水素貯蔵装置では、既述した実施例と同様に3本の水素貯蔵タンク20間に形成される略三角柱状の空間内に冷媒流路が設けられているが、上記空間全体が冷媒流路を形成するのではなく、この空間のそれぞれにおいて3組の冷媒流路が配管されている。すなわち、3本の水素貯蔵タンク20に囲まれる空間629のそれぞれにおいて、3組の冷媒管624が設けられている。
【0059】
第4実施例では、第1実施例の伝熱板28に代えて、伝熱板628が設けられている。この伝熱板628は、その表面に、1組の冷媒管624が固着されている。冷媒管624は、略U字型に形成されており、U字型の直線部分が、水素貯蔵タンク20の長手方向と略平行になるように、伝熱板628上に固着されている。図12は空間629の横断面図であるため、図12では、U字型を成す冷媒管624は、それぞれ、2つの流路断面として表わされている。水素貯蔵タンク20の一端側に設けられた冷媒管624の一方の開口から冷媒が導入されると、この冷媒は、冷媒管624内を上記長手方向に平行に流れ、水素貯蔵タンク20の他端側で流れの向きを反転させ、水素貯蔵タンク20の一端側に設けられた他方の開口から排出される。略三角柱状の空間629は、上記のようにそれぞれ1組のU字型の冷媒管624を備える3枚の伝熱板628によって囲まれている。冷媒管624は、アルミニウム合金やステンレス鋼などの金属材料により形成されている。冷媒管624とこれに対応する伝熱板628とは、ろう接等により固着されているため、冷媒管624内の冷媒と、この冷媒管624を備える伝熱板628と接触する水素貯蔵タンク20とは、熱的に接続されている。
【0060】
以上のように構成された第4実施例によれば、水素貯蔵タンク20間に形成される略三角柱状の空間629内に冷媒管624が配管されているため、空間全体を冷媒流路として用いる場合に比べて冷媒流路の流路断面積が小さくなる。したがって、冷媒管624内での冷媒の流速がより速くなって、冷媒と冷媒流路壁面との間の熱交換効率が向上する。ここで、冷媒管624は、個々の水素貯蔵タンク20に接する伝熱板628毎に設けられているため、水素貯蔵タンク20全体を、均一に冷却・加熱することが可能となる。
【0061】
さらに、第4実施例によれば、個々の冷媒管624をU字型に形成しているため、複数の水素貯蔵タンク20を束ねた構造を有する水素貯蔵装置において、冷媒を給排するための配管構造を、水素貯蔵タンク20の一方の側だけにまとめて配設することが可能となる。これによって、水素貯蔵装置全体の構成を簡素化し、水素貯蔵装置の組み立てを容易にすることができる。また、第4実施例の水素貯蔵装置においても、第1ないし第3実施例と同様にシール部25を設けることで、水素を貯蔵・放出する動作に伴う水素貯蔵タンク20の膨張・収縮を吸収し、水素貯蔵装置全体の耐久性を向上させる効果が得られる。
【0062】
G.第5実施例:
図13は、第5実施例の水素貯蔵装置の冷媒流路における横断面の様子を表わす説明図である。第5実施例の水素貯蔵装置は、第1実施例の水素貯蔵装置10と類似する構成を有しており、水素貯蔵タンク20間に形成される冷媒流路内の構成が第1実施例と異なるため、図13では、この冷媒流路の構造を主として示している。
【0063】
第5実施例の水素貯蔵装置では、第4実施例と同様に、3本の水素貯蔵タンク20間に形成される略三角柱状の空間内に冷媒流路が配管されている。すなわち、3本の水素貯蔵タンク20に囲まれる空間729のそれぞれにおいて、冷媒管724が設けられている。
【0064】
第5実施例では、第1実施例の伝熱板28に代えて、伝熱板728が設けられている。また、第5実施例では、冷媒管724は、略U字型に形成されており、各冷媒管724は、隣り合って配設される2枚の伝熱板728にわたって、その表面に固着されている。すなわち、冷媒管724は、U字を形成する2つの直線部の各々が、水素貯蔵タンク20の長手方向と略平行になるように、隣り合う2枚の伝熱板728のいずれかと固着される状態で配設されている。各水素貯蔵タンク20の外周には6枚の伝熱板728が配設されているため、1つの水素貯蔵タンク20に対しては、3つの冷媒流路742が設けられている。図13は空間629の横断面図であるため、図13では、U字型を成す冷媒管724は、それぞれ、2つの流路断面を有するように表わされている。また、略三角柱状の空間729は、3枚の伝熱板728によって囲まれているため、空間729には、冷媒管724のU字型の直線部分が3本ずつ配設されている。ここで、冷媒管724は、アルミニウム合金やステンレス鋼などの金属材料により形成されている。冷媒管724とこれに対応する伝熱板728とは、ろう接等により固着されているため、冷媒管724内の冷媒と、この冷媒管724を備える伝熱板728と接触する水素貯蔵タンク20とは、熱的に接続される。
【0065】
水素貯蔵タンク20を覆う6枚の伝熱板728において、隣接する伝熱板728と重なり合う領域には、接着部721が設けられている。この接着部721は、合成ゴムからなる接着剤によって形成されており、隣り合う伝熱板728同士を接着している。また、第5実施例の水素貯蔵装置において、水素貯蔵タンク20同士が接する領域には、伝熱板728間において、ゴムなどの弾性体によって形成されるスペーサ725が配設されている。
【0066】
以上のように構成された第5実施例によれば、水素貯蔵タンク20間に形成される略三角柱状の空間729内に、U字型の冷媒管724が配管されているため、第4実施例と同様の効果を得ることができる。また、第5実施例の水素貯蔵装置によれば、伝熱板728同士が接触する部分に、弾性体からなり緩衝部材として働くスペーサ725を備えるため、水素を貯蔵・放出する動作に伴う水素貯蔵タンク20の膨張・収縮を吸収し、水素貯蔵装置全体の耐久性を向上させることができる。
【0067】
第5実施例のように冷媒管724をU字型に形成することで、各水素貯蔵タンク20に対する冷媒の給排に関わる配管を、水素貯蔵タンク20を束ねた水素貯蔵装置の一方の端部側にまとめて設けることが可能となる。図14は、上記第5実施例に示した水素貯蔵装置において、冷媒を給排するために設ける配管の構成の一例を示す説明図である。図14(A)は、3次元的に配設した複数の水素貯蔵タンク20と、これらに接続する冷媒流路の配管とを、各水素貯蔵タンク20の長手方向に対して垂直な方向から見た様子を表わす説明図である。また、図14(B)は、図14(A)のB−B面における水素貯蔵装置の様子を表わす説明図である。
【0068】
図14(A)に示すように、水素貯蔵装置は、各冷媒管724に対して冷媒を供給するための冷媒供給主流路750と、この冷媒供給主流路750から分岐して、個々の冷媒管724に接続する複数の冷媒供給分岐路752とを備えている。また、水素貯蔵装置は、各冷媒管724から排出される冷媒が集合する冷媒排出主流路760と、個々の冷媒管724に接続して設けられ、冷媒排出主流路760に集合する複数の冷媒排出分岐路762とを備えている。これら各主流路と分岐路との間の接続部や、各分岐路と冷媒流路部724との間の接続部は、ろう接により接続されている。各々の水素貯蔵タンク20の周囲には、U字型の冷媒管724が3つずつ配設されているが、これらのU字型の冷媒管724では、一端が冷媒供給分岐路752のいずれかに接続しており、他端が冷媒排出分岐路762のいずれかに接続している。水素貯蔵タンク20は、図14に示すように3次元的に規則的に配設されているため、図14において同じ列に配置している水素貯蔵タンク20同士では、対応する位置に配設された冷媒管724およびその端部の位置は、ほぼ同じ高さにある。そのため、冷媒供給分岐路752および冷媒排出分岐路762を所定の高さで水平方向に配設することで、同じ列に配設された複数の水素貯蔵タンク20において対応する位置に設けられた冷媒管724の端部を、同一の冷媒供給分岐路752あるいは同一の冷媒排出分岐路762に接続することができる。
【0069】
また、このような構成とすれば、冷媒の給排に関わる配管を組み立てた後に、図14(B)中に示す矢印の向きに水素貯蔵タンク20を挿入することで、水素貯蔵装置の組み立てを容易に行なうことができる。U字型を成す冷媒管724を、その両端部において冷媒供給分岐路752や冷媒排出分岐路762等の配管構造に固定しても、U字の折れ曲がり部を形成する側の端部は、固定されずに撓み易い状態となっている。したがって、図14(A)に示すように水素貯蔵タンク20と冷媒管724とが極めて近接して配置される水素貯蔵装置を組み立てる場合にも、上記冷媒管724の撓みを利用して水素貯蔵タンク20を挿入し、水素貯蔵装置の組み立てを容易に行なうことができる。
【0070】
H.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0071】
H1.変形例1:
第1ないし第5実施例の水素貯蔵装置の各々は、図3に断面の様子を示した水素貯蔵タンク20を備えることとしたが、異なる構成の水素貯蔵タンクを備えることとしても良い。例えば、水素吸蔵合金とタンク容器30との間の伝熱が充分に確保されているならば、フィン32を備えない構成としても良い。あるいは、タンク容器30を、アルミニウム合金以外の材料、例えばステンレス鋼により形成することとしても良い。また、実施例では、補強層34を設けているため、より高圧のガスを貯蔵可能となると共に、水素貯蔵タンク20全体の熱容量が増加することで、吸蔵時に生じる熱をより多く吸収可能となって好ましいが、補強層34を設けないこととしても良い。いずれの場合にも、水素吸蔵合金を収納する水素貯蔵タンク20外に設けた冷媒流路内の冷媒と、タンク内の水素吸蔵合金との間で充分に伝熱可能とすることで、タンク間に形成される略三角柱状の空間に冷媒流路を設けることによる同様の効果を得ることができる。
【0072】
H2.変形例2:
また、第1ないし第5実施例では、タンク容器30内に水素吸蔵合金を充填することとしたが、他種の吸蔵・吸着材を用いることとしても良い。あるいは、他種の吸蔵・吸着材をさらに備えることとしても良い。例えば、水素吸蔵合金に加えて、活性炭やカーボンナノチューブをさらに備えることとしても良い。
【0073】
H3.変形例3:
また、上記実施例では、水素を貯蔵する水素貯蔵タンクとしたが、水素以外の高圧ガスを貯蔵するタンクにおいても、本発明を適用して同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 水素貯蔵装置10の構成の概略を表わす説明図である。
【図2】 図1における2−2断面の様子を表わす説明図である。
【図3】 図2における3−3断面の様子を表わす説明図である。
【図4】 略三角柱状の空間が、ペアを成してU字管40によって接続される様子を表わす説明図である。
【図5】 第2実施例の水素貯蔵装置の構成の概略を表わす説明図である。
【図6】 邪魔棒44の構成を表わす斜視図である。
【図7】 第2実施例の邪魔棒44の変形例を表わす説明図である。
【図8】 第2実施例の邪魔棒44の変形例を表わす説明図である。
【図9】 第2実施例の邪魔棒44の変形例を表わす説明図である。
【図10】 第2実施例の邪魔棒44の変形例を表わす説明図である。
【図11】 第3実施例の水素貯蔵装置における冷媒流路の構成に関する説明図である。
【図12】 第4実施例の水素貯蔵装置の冷媒流路における横断面の様子を表わす説明図である。
【図13】 第5実施例の水素貯蔵装置の冷媒流路における横断面の様子を表わす説明図である。
【図14】 冷媒を給排するために設ける配管の構成の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10…水素貯蔵装置
20…水素貯蔵タンク
22,23…接続部
22a…水素給排口
24,124,524,624,724…冷媒流路
25…シール部
26…接続管
27…蓋体
28,528,628,728…伝熱板
30…タンク容器
32…フィン
32a…内側フィン
32b…接続フィン
32c…外側フィン
34…補強層
40…U字管
42…フィルタ
43,143,243,343…保持部
44,144,244,344,444…邪魔棒
45…冷媒流路部
46…邪魔板形成板
443…金網
546…邪魔板部
629,729…空間
721…接着部
725…スペーサ
750…冷媒供給主流路
752…冷媒供給分岐路
760…冷媒排出主流路
762…冷媒排出分岐路
Claims (9)
- ガスを貯蔵するためのガス貯蔵装置であって、
前記ガスを吸蔵および/または吸着する吸蔵・吸着材を収納した略円柱状の複数のガス貯蔵タンクであって、互いに平行且つ、隣接する複数の前記ガス貯蔵タンク間において略三角柱状の空間が形成されるように規則的に配設された複数のガス貯蔵タンクと、
前記空間の各々において、前記ガス貯蔵タンク表面に沿って該ガス貯蔵タンクに接触するように配設され、略三角柱状に形成されると共に、冷媒を給排するための配管が接続されて冷媒が流れる冷媒流路部と
を備え、
前記冷媒流路部は、
前記冷媒流路部が形成する前記略三角柱の3つの側面を各々形成すると共に、前記ガス貯蔵タンクの外壁の一部を覆う金属製の3枚の伝熱板と、
前記冷媒流路部が形成する前記略三角柱の各側辺において、隣り合う前記伝熱板間に配設され、隣り合う前記伝熱板間をシールするシール部と、
前記冷媒流路部の両端を覆って配置されると共に、前記配管が接続される蓋体と
を備えるガス貯蔵装置。 - 請求項1記載のガス貯蔵装置であって、
前記シール部および前記蓋体は、弾性体によって形成される緩衝部材である
ガス貯蔵装置。 - 請求項1または2記載のガス貯蔵装置であって、
前記冷媒流路部は、その内部に、前記冷媒流路の流路断面積を小さくする流通阻害部を備える
ガス貯蔵装置。 - 請求項3記載のガス貯蔵装置であって、
前記流通阻害部は、
前記冷媒流路部に平行な棒状の本体部と、
前記本体部と前記冷媒流路部の内壁面とに接するように設けられ、弾性体によって形成される保持部と
を備えるガス貯蔵装置。 - 請求項3記載のガス貯蔵装置であって、
前記流通阻害部は、前記冷媒流路部の内壁面である前記伝熱板の表面に形成された凸状部である
ガス貯蔵装置。 - 請求項5記載のガス貯蔵装置であって、
前記凸状部は、前記伝熱板表面で前記冷媒の流れを妨げる形状に形成されている
ガス貯蔵装置。 - 請求項1ないし6いずれか記載のガス貯蔵装置であって、さらに、
前記ガス貯蔵タンクの外壁と前記伝熱板との間に形成される空隙を埋めて、該外壁と該伝熱板との間の伝熱を促進する外壁伝熱促進部を備える
ガス貯蔵装置。 - 請求項7記載のガス貯蔵装置であって、
前記外壁伝熱促進部は、ジェル状物質によって形成されている
ガス貯蔵装置。 - 請求項1ないし8いずれか記載のガス貯蔵装置であって、
前記ガス貯蔵タンクは、水素を貯蔵するタンクであって、アルミニウムを含む金属により形成される容器内に前記吸蔵・吸着材をしており、
前記吸蔵・吸着材は、少なくとも水素吸蔵合金を含む
ガス貯蔵装置。
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