JP4102905B2 - 中継コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、フレクシブルフラットケーブル(FFC)やフレクシブルプリント基板(FPC)等の扁平導体を他のケーブルと電気的に接続するための中継コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の技術として、例えば特許文献1に記載の中継コネクタがある。
図14は、当該文献記載の中継コネクタを示す平面図である。
この中継コネクタ101は、図14に示すように、ライン基板102の周りに絶縁性合成樹脂を成形してなる絶縁枠103を固着した構成となっている。
具体的には、絶縁枠103は、それぞれピッチの異なる端子群104,105を有しており、電子部品107,109の外部端子群108,110を端子群104,105に挿入することができるようになっている。
また、ライン基板102には、ライン群111が形成されており、ライン群111の端部群が絶縁枠103の端子群104,105にそれぞれ接続されている。
このライン群111の端部群と絶縁枠103の端子群104,105との接続は、半田付け作業、抵抗溶接作業、レーザ作業のいずれかの作業を介して行われる。
かかる構成により、電子部品107の広ピッチの外部端子群108を中継コネクタ101の端子群104に挿入し、電子部品109の狭ピッチの外部端子群110を中継コネクタ101の端子群105に挿入することで、電子部品107,109の外部端子群108,110がライン基板102のライン群111を介して互いに接続される。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−333652号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の中継コネクタ101では、次のような問題がある。
絶縁枠103に多数の孔を穿設し、これらの孔に端子群104,105を組み込む作業が必要であり、しかも、ライン基板102を絶縁枠103に組み付ける際に、ライン基板102のライン群111の端部群と絶縁枠103の端子群104,105とを、半田付け作業、抵抗溶接作業、レーザ作業のいずれかの作業によって接続しなければならないので、多数の複雑な製造工程が必要となり、その分製造コストの増加を招く。さらに、ライン基板102の外側に絶縁枠103を組み付けた構造のため、中継コネクタ101自体が大型化してしまう。
【0005】
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、製造コストの低減化とコネクタの小型化とを図ることができる中継コネクタを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る中継コネクタは、 導体のピッチが狭い扁平導体と、その扁平導体よりも導体のピッチが広い外部ケーブル又は外部コネクタとを、電気的に接続するための中継コネクタであって、扁平導体の端部を挿入するための扁平導体挿入口、及び、扁平導体の端子部に接触させるための接触部を扁平導体挿入口内に露出させると共にテール部を外部に露出させた状態で列設されたN+M本の端子を有する第1ハウジングと、表面の前端部に列設されたN数の端子部から後端部の方向に延出されたN本のラインと裏面の前端部に列設されたM数の端子部から後端部の方向に延出されたM本のラインを有し、N本のラインの先端部がN数の端子部のピッチよりも狭いピッチに整列され、M本のラインの先端部がM数の端子部のピッチよりも狭いピッチに整列され、これらN本のラインの先端部及びM本のラインの先端部が、表面又は裏面のいずれかに載置した上記第1ハウジングにおける上記N+M本の端子のテール部に交互に接続されたライン基板と、上記ライン基板を上記前端部側から挿入するための基板挿入口を前面に有し、挿入時のライン基板の表面に対向する天壁部の内面に、上記N数の端子部に接触する接触部と外部ケーブル又は外部コネクタを接続するためのテール部とを有したN本の端子が列設され、且つ、裏面に対向する底壁部の内面に、上記M数の端子部に接触する接触部と上記外部ケーブル又は外部コネクタを接続するためのテール部とを有したM本の端子が列設された第2ハウジングとを具備する構成とした。
かかる構成により、扁平導体の端部を第1ハウジングの扁平導体挿入口に挿入すると、扁平導体の端子部が、N+M本の端子の接触部に接触する。そして、第1ハウジングが取り付けられたライン基板を前端部側から第2ハウジングの基板挿入口に挿入すると、N数の端子部が、天壁部の内面に列設されたN本の端子の接触部に接触すると共に、M数の端子部が底壁部の内面に列設されたM本の端子の接触部に接触する。この状態で外部ケーブル又は外部コネクタをN本の端子及びM本の端子のテール部に接続することで、外部ケーブル又は外部コネクタが、第2ハウジング、ライン基板、第1ハウジングを介して、扁平導体に電気的に接続される。
【0007】
また、上記中継コネクタにおいて、上記N数の端子部の幅がN本のラインの先端部の幅よりも広く形成され、上記M数の端子部の幅がM本のラインの先端部の幅よりも広く形成されたものであってもよい。
【0009】
また、上記中継コネクタにおいて、上記第2ハウジング前方に延出した両側壁部の内面に刻設され上記ライン基板の両側端部がスライド可能なガイド溝と、このガイド溝の前部に突設された係止部と、上記ライン基板の後端部の両角部に形成され上記係止部と係合可能な切欠部とを有してなるロック機構を設けてもよい。
かかる構成により、第1ハウジングが取り付けられたライン基板の両側端部を第2ハウジングのガイド溝に嵌め、基板挿入口側に挿入していくと、ライン基板がロック機構のガイド溝に案内されて、基板挿入口内に入り込み、ライン基板の後端部の係止部がガイド溝の前部に突設された係止部に係合して、ライン基板が第2ハウジングにロックされる。
【0010】
また、上記中継コネクタにおいて、上記第2ハウジングの天壁部から上記基板挿入口の前方に突出した第1突出片と、この第1突出片とほぼ平行に上記第2ハウジングの底壁部から上記基板挿入口の前方に突出した第2突出片とを有してなる押圧部を設けてもよい。
ライン基板の後端部を指で押しながら第2ハウジングの基板挿入口内に挿入し、基板挿入が完了すると、指が第1突設片と第2突設片とに当たり、ライン基板が指の押圧力が解放される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、この発明の第1実施形態に係る中継コネクタの斜視図であり、図2は中継コネクタの分解斜視図である。
図1において、符号200は、扁平導体としてのフレクシブル基板であり、その端部表面に狭ピッチで40数の端子部201を有している。また、符号300は、外部ケーブルとしてのIDEケーブル300であり、その端部には、上下に20本ずつ合計40本の端子301a,301bを有する幅広のコネクタ302が接続されている。中継コネクタ1はこれらフレクシブル基板200とIDEケーブル300とを電気的に接続するための装置である。
この中継コネクタ1は、図2に示すように、第1ハウジング2とライン基板3と第2ハウジング4とで構成されている。
【0012】
第1ハウジング2は、フレクシブル基板200を接続するための部材である。
図3は第1ハウジング2を示す平面図であり、図4は図3の矢視A−A断面図であり、図5は図3の矢視B−B断面図である。
図3に示すように、第1ハウジング2は箱体であり、フレクシブル基板200の端部を挿入するための扁平導体挿入口20を有している。そして、この扁平導体挿入口20の内部に、20(=N)本の端子21と同じく20(=M)本の端子22とでなる合計40本の端子21,22が収納されている。
すなわち、端子取付部23が第1ハウジング2の内部に形成されており、端子21,22がこの端子取付部13に交互に取り付けられている。具体的には、図4及び図5に示すように、端子21(22)の鉤状の先端部が端子取付部23に引っ掛けられ、フレクシブル基板200の端子部201と接触させるための接触部21a(22a)が扁平導体挿入口20内の露出されている。また、端子21のテール部21bは、ほぼ直角に折り曲げられた状態で、第1ハウジング2の外部に露出されている。一方、端子22のテール部22bは、端子21のテール部21bとは逆側に折り曲げられた状態で、第1ハウジング2の外部に露出されている。
【0013】
ライン基板3は、上記第1ハウジング2が取り付けられる部材である。
図6はライン基板3の表面図であり、図7はライン基板3の裏面図である。
図6に示すように、ライン基板3の表面の前端部には、20(=N)数の端子部30が列設されており、20(=N)本のライン30aがこれらの端子部30から端子部30表面の後端部側に延出されている。そして、ライン30aの先端部30bは、ライン基板3表面の後端部に整列されている。
また、ライン基板3の裏面の前端部にも、図7に示すように、20(=M)数の端子部31が列設され、20(=M)本のライン31aがこれら端子部31から後端部側に延出されている。そして、ライン31aの先端部31bは、ライン基板3裏面の後端部であって、上記ライン30aの先端部30bよりも後方に整列されている。さらに、これらの先端部31bは、図5に示すように、スルーホール31cを介してライン基板3表面のパッド31dに接続されている。
【0014】
第1ハウジング2は、図4及び図5に示すように、扁平導体挿入口20をライン基板3の表面に対して垂直方向を向くように、即ち、扁平導体挿入口20を上向きにしてライン基板3の表面上に載置されている。
具体的には、端子21のテール部21bがライン30aの先端部30bに載せられると共に、端子22のテール部22bがライン31aのパッド31dに載せられた状態で、テール部21bと先端部30b、テール部22bとパッド31dがそれぞれ半田付けされている。これにより、20本のライン30aと20本のライン31aが第1ハウジング2内に列設された合計401本の端子(21,22)のテール部(21b,22b)に交互に接続された状態となっている。
【0015】
第2ハウジング4は、上記ライン基板3を挿入するための部材である。
図8は第2ハウジング4の後面図であり、図9は図2の矢視C−C断面図である。
図9に示すように、第2ハウジング4は、基板挿入口40を前面に有し、端子41,42を内部に収納している。
基板挿入口40は、ライン基板3を前端部側から挿入するための開口であり、その幅及び高さは、ライン基板3の幅及び厚さにほぼ等しく設定されている。
端子41は20(=N)本あり、各端子41は、第2ハウジング4の天壁部43の内面に取り付けられている。また、各端子41の前部には、ライン基板3の端子部30と接触させるための接触部41aが形成され、後部には、コネクタ302の端子301aに接触させるためのテール部41bが形成されている。
端子42も20(=M)本あり、各端子42が、第2ハウジング4の底壁部44の内面に取り付けられている。また、各端子42の前部にも、ライン基板3の端子部31に接触させるための接触部42aが形成され、後部には、コネクタ302の端子301bに接触させるためのテール部42bが形成されている。なお、符号45はコネクタ302の端子301a,301bを挿入するための孔である。
【0016】
上記のごとき構造の第2ハウジング4には、ロック機構5と押圧部6とが設けられている。
ロック機構5は、図2に示すように、ガイド溝50に設けられた係止部51とライン基板3に設けられた切欠部52とでなる。
ガイド溝50は、図9にも示すように、第2ハウジング4の前方に延出した両側壁部46,46の内面であって且つ基板挿入口40と一致する位置に刻設されている。このガイド溝50の幅は、ライン基板3の厚さにほぼ等しく設定され、ライン基板3の両側端部をガイド溝50に嵌めて、ライン基板3をスライドさせることにより、ライン基板3がガイド溝50によって基板挿入口40に案内される。
係止部51は、このようなガイド溝50内の前部に突設され、切欠部52はライン基板3の後端部の両角部に形成されている。
これにより、ガイド溝50,50に嵌めたライン基板3を基板挿入口40側にスライドさせ、ライン基板3が基板挿入口40内に挿入された後、切欠部52が係止部51に至ると、切欠部52が係止部51に係合し、図1に示すように、ライン基板3が第2ハウジング4にロックされることとなる。
【0017】
押圧部6は、図2に示すように、一対の第1突出片60,60と第2突出片61とでなる。
一対の第1突出片60,60は、図9に示すように、第2ハウジング4の天壁部43に突設されている。具体的には、一対の第1突出片60,60は、基板挿入口40の前方に突出しており、その突出長さは側壁部46の突出長さとほぼ等しく設定されている。
一方、第2突出片61は、底壁部44から基板挿入口40の前方に一対の第1突出片60,60と平行に突出しており、その突出長さは、一対の第1突出片60,60と同様に、側壁部46の突出長さとほぼ等しい。
【0018】
次に、この実施形態の中継コネクタの使用例について説明する。
図10は、ライン基板3の挿入途中状態を示す断面図であり、図11はライン基板3の挿入完了状態を示す断面図である。
図10に示すように、第1ハウジング2と一体のライン基板3を第2ハウジング4のガイド溝50に嵌め、このライン基板3を親指Sで押圧して、ライン基板3を基板挿入口40の内部に挿入していく。
そして、図11に示すように、親指Sが押圧部6の第1突出片60及び第2突出片61に当たるまで、ライン基板3を押圧すると、ライン基板3の前端部が第2ハウジング4内に完全に入り込むと共に、ライン基板3の切欠部52がロック機構5の係止部51と係合して、ライン基板3がロックされる(図1参照)。
すると、端子41の接触部41aがライン基板3の端子部30に圧接し、端子42の接触部42aが端子部31に圧接する。この結果、第2ハウジング4の端子41,42がライン基板3の端子部30,31を介して第1ハウジング2の端子21,22と電気的に接続した状態になる。
かかる状態では、親指Sの押圧力が押圧部6の第1突出片60,第2突出片61によって受け止められているので、親指Sによるライン基板3への押圧力は解除されることとなる。したがって、以後、ライン基板3を親指Sで上又は下方向に押圧してライン基板3を破損してしまうという事態の発生を防止することができる。
【0019】
次に、図12に示すように、フレクシブル基板200の端部を第1ハウジング2の扁平導体挿入口20内に挿入すると共に、IDEケーブル300のコネクタ302を第2ハウジング4に嵌める。
すると、フレクシブル基板200の端子部201が第1ハウジング2の端子21,22(図4及び図5参照)に圧接し、第2ハウジング4の孔45から挿入されたコネクタ302の端子301aが端子41のテール部41bに圧接する共に、端子301bが端子42のテール部42bに圧接する。
この結果、狭幅のフレクシブル基板200と広幅のIDEケーブル300とが中継コネクタ1を介して電気的に接続された状態になる。
【0020】
(第2実施形態)
図13は、この発明の第2実施形態にかかる中継コネクタを示す断面図である。
この実施形態の中継コネクタは、第1ハウジング2を、扁平導体挿入口20がライン基板3の表面に対して水平方向を向くように、ライン基板3に載置した点が、上記第1実施形態と異なる。
具体的には、図13に示すように、扁平導体挿入口20がライン基板3の後方を向くように、第1ハウジング2を寝かせた状態で、ライン基板3の後端部に載置し、端子21のテール部21bをライン30aの先端部30bに半田付け固定する。また、端子22のテール部22bは、ライン31aのパッド31dに半田付け固定する。
かかる構成により、中継コネクタ自体の薄型化を図ることができる。
その他の構成,作用及び効果は上記第1実施形態と同様であるので、その記載は省略する。
【0021】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、この発明の中継コネクタによれば、第1ハウジング,ライン基板及び第2ハウジングをそれぞれ別体に作成し、第1ハウジングをライン基板に載置した状態で、ライン基板を第2ハウジングに挿入することにより、中継コネクタを組み立てることができる構造であるので、煩雑な製造工程を必要とせず、しかも、ライン基板と第2ハウジングとの接続作業には、半田付け作業、抵抗溶接作業、レーザ作業等の作業を要しないので、その分製造工程の削減を図ることができ、その結果、製造コストの低減化を図ることができるという優れた効果がある。さらに、第1ハウジングを扁平導体の幅に対応させて小型化し、この小さな第1ハウジングをライン基板に載置することで、中継コネクタ全体を小型化することができるという効果もある。
【0022】
特に、請求項3の発明によれば、第1ハウジングが取り付けられたライン基板を第2ハウジングの基板挿入口に挿入すると、ロック機構により、ライン基板が第2ハウジングにロックされるので、多少の外力によって、ライン基板が第2ハウジングから抜け落ちたり、接触不良を起こすという事態を防止することができる。
【0023】
さらに、請求項4の発明によれば、ライン基板の挿入が完了すると、指が押圧部の第1突設片と第2突設片とに当たり、ライン基板が指の押圧力から解放されるので、挿入後のライン基板が指の押圧力によって曲がったり折れたりすることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る中継コネクタの斜視図である。
【図2】中継コネクタの分解斜視図である。
【図3】第1ハウジングを示す平面図である。
【図4】図3の矢視A−A断面図である。
【図5】図3の矢視B−B断面図である。
【図6】ライン基板の表面図である。
【図7】ライン基板の裏面図である。
【図8】第2ハウジングの後面図である。
【図9】図2の矢視C−C断面図である。
【図10】ライン基板の挿入途中状態を示す断面図である。
【図11】ライン基板の挿入完了状態を示す断面図である。
【図12】中継コネクタにフレクシブル基板とIDEケーブルとを接続した状態を示す断面図である。
【図13】この発明の第2実施形態にかかる中継コネクタを示す断面図である。
【図14】従来の中継コネクタの一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1…中継コネクタ、 2…第1ハウジング、 3…ライン基板、 4…第2ハウジング、 5…ロック機構、 6…押圧部、 20…扁平導体挿入口、 21,22,41,42,301a,301b…端子、 21a,22a,41a,42a…接触部、 21b,22b,41b,42b…テール部、 30,31,201…端子部、 30a,31a…ライン、 30b,31b…先端部、 31c…スルーホール、 31d…パッド、 40…基板挿入口、 43…天壁部、 44…底壁部、 45…孔、 46…側壁部、 50…ガイド溝、 51…係止部、 52…切欠部、 60…第1突出片、 61…第2突出片、 200…フレクシブル基板、300…IDEケーブル、 302…コネクタ、 S…親指。
Claims (4)
- 導体のピッチが狭い扁平導体と、その扁平導体よりも導体のピッチが広い外部ケーブル又は外部コネクタとを、電気的に接続するための中継コネクタであって、
扁平導体の端部を挿入するための扁平導体挿入口、及び、扁平導体の端子部に接触させるための接触部を扁平導体挿入口内に露出させると共にテール部を外部に露出させた状態で列設されたN+M本の端子を有する第1ハウジングと、
表面の前端部に列設されたN数の端子部から後端部の方向に延出されたN本のラインと裏面の前端部に列設されたM数の端子部から後端部の方向に延出されたM本のラインを有し、N本のラインの先端部がN数の端子部のピッチよりも狭いピッチに整列され、M本のラインの先端部がM数の端子部のピッチよりも狭いピッチに整列され、これらN本のラインの先端部及びM本のラインの先端部が、表面又は裏面のいずれかに載置した上記第1ハウジングにおける上記N+M本の端子のテール部に交互に接続されたライン基板と、
上記ライン基板を上記前端部側から挿入するための基板挿入口を前面に有し、挿入時のライン基板の表面に対向する天壁部の内面に、上記N数の端子部に接触する接触部と外部ケーブル又は外部コネクタを接続するためのテール部とを有したN本の端子が列設され、且つ、裏面に対向する底壁部の内面に、上記M数の端子部に接触する接触部と上記外部ケーブル又は外部コネクタを接続するためのテール部とを有したM本の端子が列設された第2ハウジングと
を具備することを特徴とする中継コネクタ。 - 請求項1に記載の中継コネクタにおいて、
上記N数の端子部の幅がN本のラインの先端部の幅よりも広く形成され、上記M数の端子部の幅がM本のラインの先端部の幅よりも広く形成された、
ことを特徴とする中継コネクタ。 - 請求項1又は2に記載の中継コネクタにおいて、
上記第2ハウジング前方に延出した両側壁部の内面に刻設され上記ライン基板の両側端部がスライド可能なガイド溝と、このガイド溝の前部に突設された係止部と、上記ライン基板の後端部の両角部に形成され上記係止部と係合可能な切欠部とを有してなるロック機構を設けた、
ことを特徴とする中継コネクタ。 - 請求項1から3のいずれかに記載の中継コネクタにおいて、
上記第2ハウジングの天壁部から上記基板挿入口の前方に突出した第1突出片と、この第1突出片とほぼ平行に上記第2ハウジングの底壁部から上記基板挿入口の前方に突出した第2突出片とを有してなる押圧部を設けた、
ことを特徴とする中継コネクタ。
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