JP4102693B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数色の現像剤を用いて原稿画像を作成するとともに、所定回数の原稿画像形成毎に指定色の合紙画像を形成可能に構成された画像形成装置に関するものでる。
【0002】
【従来の技術】
従来、原稿を束ねる際に所定部数毎、或いは所定の章毎に、色紙等の合紙を挿入し、この合紙を原稿の部数、或いは章の区切りの目安とすることが一般に行われており、近年では、原稿を複写する過程において、複写された原稿の所定部数毎、或いは所定の章毎に合紙を出力するように構成された画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
この種の画像形成装置は、その作像手段により所定の画像形成回数毎に指定された色を記録紙に対して着色し、この記録紙を合紙として複写された原稿と同様に出力するように構成されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−92857号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1の画像形成装置は、記録紙に対して指定された色を着色して合紙画像を形成することとしているため、原稿の複写処理を中断させるという事態を引き起こすおそれがあった。
【0006】
すなわち、上記画像形成装置は、予め指定された色を記録紙に着色することにより合紙画像を形成するため、当該色を構成するための現像剤(例えば、トナー)の残量が充分でない場合に、合紙画像の形成ができないといった事態を引き起こし、これは、本来の目的である原稿の複写処理を中断させる要因となっていた。
【0007】
このように合紙画像の形成に起因して複写処理が中断してしまう結果、原稿の複写処理に要する時間を増大させるだけでなく、本来原稿の複写処理のみを実行していた場合に生じ得ない現像剤の交換作業等の必要が生じ、これらは利用者の負担を増大させる要因となっていた。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、合紙画像を形成するために指定された色を構成する現像剤が不足した場合であっても、原稿画像形成の中断を可及的に抑制することが可能となる結果、利用者の負担を軽減させることができる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、複数色の現像剤を用いて原稿画像を形成するとともに、所定回数の原稿画像形成毎に指定色の合紙画像を形成可能に構成された画像形成装置において、上記各現像剤の残量をそれぞれ検出する残量検出部と、上記残量検出部により検出された現像剤の残量が基準量以下であるか否かを判定する残量判定部と、上記残量判定部により残量が基準量以下であると判定された現像剤が、上記指定色を構成する現像剤に含まれているか否かを判定する構成色判定部と、上記原稿画像の色を構成するのに要する現像剤を特定可能な現像剤特定部と、前記合紙画像の形成時における現像剤の使用量を変更することが可能な使用量変更指令部とを備え、この使用量変更指令部は、上記基準残量以下であると判定された現像剤が上記指定色を構成するために使用される現像剤に含まれ、かつ、この現像剤が上記原稿画像を構成するために使用される現像剤に含まれていると判定された場合における現像剤の使用量(a)と、上記基準残量以下であると判定された現像剤が上記指定色を構成するために使用される現像剤に含まれ、かつ、この現像剤が上記原稿画像を構成するために使用される現像剤に含まれていないと判定された場合における現像剤の使用量(b)と、上記基準残量以下であると判定された現像剤が上記指定色を構成するために使用される現像剤に含まれていないと判定された場合における現像剤の使用量(c)との関係が、c>b≧aとなるように現像剤の使用量を変更するように構成されていることを特徴とするものである。
【0010】
本発明によれば、上記現像剤の使用量(a)と、使用量(b)と、使用量(c)との関係がc>b≧aとなるように、使用量変更指令部が合紙画像の形成時における当該現像剤の使用量を減少させるように構成されているため、上記指定色を構成するために使用される現像剤の残量が充分でない場合であっても、当該現像剤の使用量を減少させつつ、合紙画像を形成することが可能となる結果、合紙画像形成処理の中断を可及的に抑制しつつ、原稿画像を形成することができる。
【0011】
このように、上記画像形成装置は、合紙画像の形成処理を中断させる事態を可及的に回避することができるため、合紙画像形成処理の中断に伴う原稿画像形成の処理時間の長期化や、現像剤の交換作業等、本来不要な不具合の発生を可及的に抑制することが可能となる結果、利用者の負担を軽減させることができる。
【0012】
さらに、本発明によれば、基準残量以下であると判定された現像剤が、現像剤特定部により特定された現像剤及び、上記指定色を構成するために使用される現像剤に含まれていると判定された場合に、合紙画像の形成時における現像剤の使用量(a)を、基準残量以下であると判定された現像剤が上記原稿画像及び指定色の双方を構成するために使用される場合以外における現像剤の使用量(b又はc)以下の値(b≧a)又はそれよりも小さい値(c>a)に設定することとしているため、合紙画像の形成時において、合紙画像及び原稿画像の双方を構成するのに要する現像剤の消費量を可及的に低減させることが可能となる結果、合紙画像形成処理及び、原稿画像形成処理の中断を可及的に抑制することができる。
【0013】
上記画像形成装置において、上記使用量変更指令部は、上記残量判定部により全ての現像剤が基準残量以下であると判定された場合に、合紙画像の形成時における現像剤の使用量を、上記残量判定部により現像剤の全てが基準残量以下であると判定されない場合における現像剤の使用量よりも小さい値に設定させることが好ましい。
【0014】
上記構成によれば、全ての現像剤が基準残量以下であると判定された場合に、合紙画像の形成時に使用される現像剤の使用量を、上記残量判定部により現像剤の全てが基準残量以下であると判定されない場合における現像剤の使用量よりも小さい値に設定することとしているため、合紙画像の形成時に、合紙画像の形成に要する現像剤又は、合紙画像及び原稿画像の双方を形成するのに要する現像剤の消費量を可及的に低減させることが可能となる結果、合紙画像形成処理及び、原稿画像形成処理の中断を可及的に抑制することができる。
【0015】
上記画像形成装置において、上記使用量変更指令部は、単位面積当りの現像領域と非現像領域との比率を非現像領域が増大する方向へ変更することにより現像剤の使用量を減少させることをことが好ましい。
【0016】
上記構成によれば、単位面積当りの現像領域と非現像領域との比率を非現像領域が増大する方向へ変更すること、すなわち、単位面積当たりの現像面積を減少させることにより、合紙画像の形成に要する現像剤の使用量を減少させることができる。
【0017】
上記画像形成装置において、上記使用量変更指令部は、合紙画像の形成面積を縮小させることにより現像剤の使用量を減少させることが好ましい。
【0018】
上記構成によれば、例えば、記録紙の周縁部のみ、又は記録紙の一側辺部のみに現像することにより、束ねられた原稿における所定部数毎の目安としての合紙の機能を維持しつつ、当該合紙画像の形成に要する現像剤の使用量を減少させることができる。
【0019】
上記画像形成装置において、上記残量判定部により全ての現像剤が基準残量以下であると判定された場合に、利用者に対して合紙画像又は、原稿画像の形成に不具合が生じるおそれがある旨の報知を行う報知部をさらに備えていることが好ましい。
【0020】
上記構成によれば、利用者は、上記報知部により全ての現像剤が基準残量以下である事態を画像形成の事前に知ることができるため、画像形成の開始前に合紙画像形成及び、原稿画像形成の処理の中断を回避するための対策、例えば、現像剤の交換及び追加作業等の対策を講じることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による画像形成装置の一例として、本発明の好ましい実施形態に係るカラー複写機について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態によるカラー複写機の機械的構成を主に示す側面概略図である。
【0022】
図1を参照してカラー複写機1は、本体部200と、本体部200の左側に配設された用紙後処理部300と、ユーザーが様々の操作指令等を入力するための操作部400と、上記本体部200の上部に配設された原稿読取部500と、原稿読取部500の上方に配設された原稿給送部600とを備えている。
【0023】
上記操作部400は、タッチパネル401と、スタートキー402と、テンキー403とを備えている。タッチパネル401は、後述する合紙画像の指定色を設定するための色見本や、様々な操作画面、及びユーザーが様々の操作指令を入力するための操作ボタン等をカラー表示可能に構成されている。スタートキー402は、ユーザーが印刷実行指令等を入力可能に構成され、テンキー403は、印刷部数や、後述する合紙挿入位置等を設定可能に構成されている。
【0024】
上記原稿給送部600は、原稿載置部601と、原稿排出部602と、給紙ローラ603と、原稿搬送部604とを備え、上記原稿読取部500は、スキャナ501を備えている。上記給紙ローラ603は、原稿載置部601にセットされた原稿を繰出し、原稿搬送部604は、繰出される原稿を1枚ずつ順にスキャナ501上に搬送する。スキャナ501は、搬送される原稿を順次読取り、読取られた原稿は、原稿排出部602に排出される。
【0025】
本体部200は、複数の給紙カセット201と、複数の給紙ローラ202と、転写ローラ203と、中間転写ローラ204と、感光体ドラム205と、露光装置206と、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色用の現像装置207Y、207M、207C、207Kと、これら現像装置207Y、207M、207C、207K内のトナー残量を検出する残量検出部(図示省略)と、定着ローラ208と、排出口209と、排出トレイ210とを備えている。
【0026】
上記感光体ドラム205は、矢印方向に回転しながら帯電装置(図示省略)によって一様に帯電されるようになっている。上記露光装置206は、原稿読取部500において読取られた原稿の画像データ(以下、原稿データと示す)に基づいて生成された変調信号をレーザー光に変換して出力し、感光体ドラム205に各色別に静電潜像を形成するようになっている。上記現像装置207Y、207M、207C、207Kは、各色のトナーを感光体ドラム205に供給して各色別のトナー画像を形成するようになっている。上記中間転写ローラ204は、感光体ドラム205から各色のトナー像を転写され、その外周面にカラーのトナー像が形成されるようになっている。
【0027】
一方、上記給紙ローラ202は、記録紙が収納された給紙カセット201から記録紙を引出し、転写ローラ203まで搬送するようになっている。上記転写ローラ203は、搬送された記録紙に中間転写ローラ204上のトナー像を転写させ、上記定着ローラ208は、転写されたトナー像を加熱して記録紙に定着させるようになっている。その後、記録紙は、上記本体部200の排出口209から用紙後処理部300へ、又は排出トレイ210へ排出されることとなる。
【0028】
上記用紙後処理部300は、搬入口301と、記録紙搬送部302と、搬出口303と、スタックトレイ304とを備えている。上記記録紙搬送部302は、排出口209から搬入口301に搬入された記録紙を順次搬送し、最終的に搬出口303からスタックトレイ304に排出するようになっている。スタックトレイ304は、搬出口303から搬出された記録紙の集積枚数に応じて矢印方向に上下動可能に構成されている。
【0029】
図2は、図1に示すカラー複写機1の電気的構成を主に示すブロック図である。
【0030】
図2を参照して、カラー複写機1は、スキャナ部11と、画像処理部21と、プリンタ部31と、制御部41と、操作パネル部51と、ネットワークI/F(インターフェイス)部71と、パラレルI/F部72と、HDD(Hard Disk Drive)74とを備えている。
【0031】
上記スキャナ部11、画像処理部21、制御部41、操作パネル部51及び、ネットワークI/F部71は、図1に示す操作部400、原稿読取部500及び、原稿給送部600に相当し、これらの各部によりスキャナ機能が実現される。上記画像処理部21、プリンタ部31、制御部41、操作パネル部51、ネットワークI/F部71及び、パラレルI/F部72は、図1に示す本体部200及び、操作部400に相当し、これらの各部によりプリンタ機能が実現される。上記スキャナ部11、画像処理部21、プリンタ部31、制御部41、操作パネル部51及び、ネットワークI/F部71は、図1に示す本体部200、用紙後処理部300、操作部400、原稿読取部500及び、原稿給送部600に相当し、これらの各部によりコピー機能が実現される。
【0032】
上記操作パネル部51は、図1に示すタッチパネル401等から構成されるタッチパネル部52と、図1に示すスタートキー402及び、テンキー403等から構成される操作キー部53とを備えている。また、操作パネル51は、ユーザーによる操作指令等を上記制御部41へ送信するように構成され、例えば、ユーザーが後述する合紙画像の指定色を設定する場合等に使用される。上記タッチパネル部52は、タッチパネルとLCD(Liquid Crystal Display)とを組み合わせたタッチパネルユニット等から構成され、様々な設定画面、例えば、後述の指定色の設定時においては、色見本を表示するとともに、ユーザーが当該色見本をタッチすることにより、当該色見本を選択可能とするための操作ボタン等を表示するようになっている。上記操作キー部53は、ユーザーにより印刷実行指令、スキャン開始指令等が入力可能に構成されている。
【0033】
上記スキャナ部11は、図1に示すスキャナ501を構成する露光ランプ12と、CCD(電荷結合素子)13とを備えている。また、スキャナ部11は、上記露光ランプ12により原稿を照射し、その反射光をCCD13で受光することにより、原稿から画像を読取り、読取った画像に対応する原稿データを上記画像処理部21及び、後述する制御部41の現像剤特定部42へ送信するようになっている。
【0034】
上記画像処理部21は、補正部22と、画像加工部23と、画像メモリ24とを備えている。また、画像処理部21は、読取られた原稿データを必要に応じて補正部22及び、画像加工部23により処理し、処理された原稿データを画像メモリ24に記憶したり、プリンタ部31又は、ネットワークI/F部71等へ出力するようになっている。上記補正部22は、読取られた原稿データに対してレベル補正、γ補正等の所定の補正処理を実行するように構成されている。上記画像加工部23は、原稿データの圧縮又は伸張処理、及び拡大又は縮小処理等の様々な加工処理を実行するように構成されている。
【0035】
プリンタ部31は、図1に示す給紙カセット21及び、給紙ローラ202等から構成される用紙搬送部32と、図1に示す中間転写ローラ204、感光体ドラム205、露光装置206、及び現像装置207Y、207M、207C、207K等から構成される画像形成部33と、図1に示す転写ローラ203等から構成される転写部34と、図1に示す定着ローラ208等から構成される定着部35と、上記現像装置207Y、207M、207C、207Kのトナー残量を検出する残量検出部36とを備えている。また、プリンタ部31は、スキャナ部11により読取られた原稿データ、ネットワークI/F部71及びパラレルI/F部72を介してPC2から送信された印刷データ等の画像データを用いて画像を記録紙に印刷するようになっている。具体的には、用紙搬送部32は、記録紙を画像形成部33へ搬送し、画像形成部33は、上記画像データに対応するトナー像を形成し、転写部34は、トナー像を記録紙に転写し、定着部35は、トナー像を記録紙に定着させるようになっている。上記残量検出部36は、光学式のフォトセンサ等から構成され、上記現像装置207Y、207M、207C、207K内のトナー残量を上記制御部41へ送信するようになっている。
【0036】
上記ネットワークI/F部71は、ネットワークインターフェイス(10/100Base-TX)等を用いて、LAN(Local Area Network)等を介して接続されたPC2との間でやりとりされる様々なデータの送受信を制御し、例えば、PC2から送信された印刷データを上記プリンタ部31へ送信して印刷させるように印刷データの送受信を制御するようになっている。
【0037】
上記パラレルI/F部72は、高速双方向パラレルインターフェイス(IEEE1284準拠)等を用い、複数の信号線を用いて複数ビット単位でデータを送信するパラレル伝送によりPC2等から印刷データ等を受信するようになっている。
【0038】
上記HDD74は、スキャナ部11によって読取られた原稿データ及び、当該原稿データを構成する色に関する情報や、後述の残量判定部の判定時に利用する現像装置207Y、207M、207C、207Kが備えるトナーの基準残量等を記憶するようになっている。
【0039】
上記制御部41は、上記スキャナ部11から読取られた原稿データ又は、上記PC2から送信された印刷データに対応する画像を形成するとともに、これら画像が所定回数形成される毎に指定された色(以下、指定色と示す)の合紙画像を形成し、これらの画像を順次上記プリンタ部31によって印刷するように上述した各構成を制御するようになっている。また、上記制御部41は、現像剤特定部42と、残量判定部43と、構成色判定部44と、色変更指令部45と、使用量変更指令部46とを備えている。
【0040】
上記現像剤特定部42は、上記スキャナ部11により読取られた原稿データに対応する原稿画像を形成するために、当該原稿画像を構成するために使用される色を特定するように構成され、具体的には、上記現像装置207Y、207M、207C、207Kが備える各色のトナーの内、原稿画像を形成するために必要なものを特定し、これらを重ね合わせ印刷する割合を特定するようになっている。
【0041】
上記残量判定部43は、上記残量検出部36により検出された現像装置207Y、207M、207C、207Kが備える各色のトナー残量が予め設定された基準残量以下であるか否かを判定するようになっている。
【0042】
上記構成色判定部44は、上記残量判定部43によりトナー残量が基準残量以下であると判定された現像装置207Y、207M、207C、207Kのトナー色が上記指定色を構成するために使用されるトナー色に含まれているか否かを判定するようになっている。また、構成色判定部44は、上記残量判定部43によりトナー残量が基準残量以下であると判定された現像装置207Y、207M、207C、207Kのトナー色が上記現像剤特定部42により特定された原稿画像を構成するために使用されるトナー色に含まれているか否かをさらに判定するようになっている。
【0043】
上記色変更指令部45は、上記構成色判定部44により基準残量以下の現像装置207Y、207M、207C、207Kのトナー色が上記指定色を構成するために使用されるトナー色に含まれていると判定された場合に、当該トナー色以外の色を用いて構成可能な色を抽出するとともに、これらの色(以下、色見本と示す)を上記タッチパネル部52に表示する一方、このように表示された色見本の何れか1つが選択された場合に、当該色を合紙画像の新たな指定色として変更するようになっている。また、上記色変更指令部45は、上記構成色判定部44により基準残量以下の現像装置207Y、207M、207C、207Kのトナー色が上記指定色を構成するために使用されるトナー色に含まれていると判定された場合に、上記合紙画像の指定色を当該基準残量以下のトナー色以外で、かつ上記現像剤特定部42により特定されたトナー色の内の少なくとも1つの色以外の色(例えば、トナー残量が最も少ない色以外の色)を用いて構成可能な色に変更する機能も備えている。
【0044】
上記使用量変更指令部46は、上記構成色判定部44により基準残量以下の現像装置207Y、207M、207C、207Kのトナー色が上記合紙画像の指定色を構成するために使用されるトナー色に含まれていると判定された場合に、上記合紙画像の形成時における当該トナーの使用量を減少させるように、記録紙に対する印刷面積や、印刷密度を変更するようになっている。また、上記使用量変更指令部46は、上記残量判定部43により現像装置207Y、207M、207C、207Kの全てのトナー残量が基準残量以下であると判定された場合又は、上記構成色判定部44により基準残量以下の現像装置207Y、207M、207C、207Kのトナー色が上記合紙画像を構成するために使用されるトナー色に含まれているととともに、上記画像形成処理部42により特定された原稿画像を構成するために使用されるトナー色に含まれていると判定された場合に、上記合紙画像の形成時における当該トナーの使用量を、上記構成色判定部44により基準残量以下の現像装置207Y、207M、207C、207Kのトナー色が上記合紙画像を構成するために使用されるトナー色に含まれているととともに、上記画像形成処理部42により特定された原稿画像を構成するために使用されるトナー色に含まれていると判定されない場合のトナーの使用量よりも小さい値(以下、小設定値と示す)に設定するようになっている。
【0045】
なお、上記の説明において、トナーの使用量を小設定値に設定するとは、最低限、原稿を束ねた際に合紙の印刷程度が確認できる程度にトナーの使用量を設定することであり、例えば、その印刷面積を記録紙の周縁部のみに設定し、その印刷程度(後述する印刷密度)を視覚的に判断できる程度まで下げた値に設定することであり、これら印刷面積及び、印刷密度の小設定値は、合紙画像の指定色の明度や、指定色と記録紙の色とのコントラストに応じて随時設定される値である。そして、これら小設定値の情報は、上記操作パネル部51の入力操作に応じて更新可能な状態で、上記HDD74に記憶されている。
【0046】
以上のように構成されたカラー複写機1は、以下に説明する処理を実行することにより、スキャナ部11により読込まれた原稿データに対応する原稿画像を形成するとともに、指定回数の原稿画像形成毎に指定色の合紙画像を形成することとなる。なお、以下の説明においては、上記合紙画像を構成するのに要する現像装置207Y、207M、207C、207Kのトナー色が不足した場合に、上記指定色を変更する指定色変更モード又は、指定色を構成するトナー色の使用量を変更する使用量変更モード若しくは、これら双方のモードを上記操作パネル部51を用いて選択可能なマニュアルモードが選択されていることとする。
【0047】
図3〜図5は、図2に示すカラー複写機1の合紙画像形成処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【0048】
各図を参照して、まず、上記タッチパネル部52に表示された合紙モードボタンが選択されたか否かを判定し(ステップS1)、ここで合紙モードボタンが選択されていないと判定されると(ステップS1でNO)、繰り返しステップS1の処理を実行する。一方、上記合紙モードボタンが選択されたと判定されると(ステップS1でYES)、上記タッチパネル部52に合紙挿入位置の選択画面が表示される。この合紙挿入位置の選択画面には、原稿の複写枚数を入力する複写枚数入力欄と、複写対象となる原稿が複数枚を1章として、これを複数部数複写して各章毎に合紙を挿入するのか、それとも、複写対象となる原稿が1枚で、これを複数枚複写した場合における希望枚数毎に合紙を挿入するのかを入力する原稿タイプ入力欄と、これら各タイプにおける合紙の挿入個所、すなわち、何章毎又は、何枚毎に合紙を挿入するのかを入力する挿入個所入力欄と、合紙の指定色を変更するか否かを選択可能な指定色変更ボタンと、これら各入力項目が入力されたことを確定するための確定ボタンが作成されている。
【0049】
上記合紙挿入位置の選択画面において、上記確定ボタンが選択され、合紙挿入位置が設定されると(ステップS2)、上記指定色変更ボタンが選択されているか否かを判定し(ステップS3)、ここで、指定色変更ボタンが選択されていると判定されると(ステップS3でYES)、指定色設定画面を上記タッチパネル部52に表示する。この指定色設定画面には、上記現像装置207Y、207M、207C、207Kの各トナー色を用いて構成可能な色の全てが色見本として表示されている。このように表示された色見本が選択されると、この色が合紙画像の指定色として設定され、この指定色は、上記HDD74へ記憶される(ステップS4)。
【0050】
上記のように指定色が設定された場合(ステップS4)、又は上記ステップS3で指定色変更ボタンが選択されていないと判定された場合(ステップS3でNO)には、上記スタートキー402が押下され、スキャナ部11による原稿の読込み開始入力がされたか否かを判定する(ステップS5)。ここで、上記スタートキー402が押下されていないと判定されると(ステップS5でNO)、上記ステップS3を繰り返し実行する一方、スタートキー402が押下されたと判定されると(ステップS5でYES)、スキャナ部11により原稿の読取りが実行され、ここで得られた原稿データを上記HDD74に記憶する(ステップS6)。なお、上記ステップS3において指定色変更ボタンが選択されていないと判定され(ステップS3でNO)、上記ステップS5でスタートキー402が押下された場合には、この時点で合紙画像の指定色は、予め上記HDD74に記憶されたデフォルト色(すなわち、規定色)、例えば薄いピンク色等に設定されることとなる。
【0051】
次いで、上記スキャナ部11により読込まれた原稿画像を形成するのに要するトナー色を特定し、上記HDD74に記憶するとともに(ステップS7)、現像装置207Y、207M、207C、207Kのそれぞれのトナー残量を検出する(ステップS8)。このように検出された各トナー色の内、上記基準残量以下のものがあるか否かを次いで判定し(ステップS9)、ここで、基準残量以下のトナー色がないと判定されると(ステップS9でNO)、プリント処理を実行し(ステップS10)、上記ステップS1にリターンする。すなわち、上記プリント処理において、カラー複写機1は、上記原稿データに対応する原稿画像を形成し、上記ステップS2で設定された複写枚数(挿入位置)となった時点で上記ステップS3で設定された指定色又は、デフォルトの指定色で合紙画像を形成し、これら処理を繰り返しつつ、ステップS2で設定された複写枚数となるまで原稿を複写することとなる。
【0052】
一方、上記ステップS9で基準残量以下のトナー色があると判定されると(ステップS9でYES)、全てのトナー量が基準残量以下であるか否かを判定し(ステップS11)、ここで、全てのトナー色が基準残量以下であると判定されると(ステップS11でYES)、上記操作パネル部51を用いてトナー不足である旨を報知するとともに、当該印刷処理を中止する中止ボタン及び、強制実行する強制実行ボタンが作成された選択画面を上記タッチパネル52に表示する(ステップS12)。次いで、この選択画面において、中止ボタンが選択されたか否かを判定し(ステップS13)、ここで中止ボタンが選択されたと判定されると(ステップS13でYES)、当該処理が上記ステップS1にリターンする。一方、上記選択画面において中止ボタンが選択されていないと判定されると(ステップS13でNO)、上記強制実行ボタンが選択されたか否かを判定する(ステップS14)。ここで、強制実行ボタンが選択されていないと判定されると(ステップS14でNO)、繰り返し上記ステップS13を実行する一方、強制実行ボタンが選択されたと判定されると(ステップS14でYES)、単位面積当りの印刷領域と非印刷領域との比率(以下、印刷密度と示す)及び、記録紙に対する合紙画像の印刷面積(以下、印刷面積と示す)を小設定値に設定し、これらを上記HDD74へ記憶して(ステップS15)、上記ステップS10を実行する。
【0053】
なお、本実施形態において、上記印刷密度の小設定値は、図9に示すように、単位面積に対する印刷領域が100%の状態、すなわちベタ塗りの状態を基準とした場合における、印刷領域が40%、非印刷領域が60%となる印刷密度に設定される一方、印刷面積の小設定値は、図10に示すように、記録紙の周縁部又は、一側辺部に対する印刷面積が記録紙全体の面積に対して20%となる面積に設定され、これらの小設定値は、上述したように指定色の明度や、指定色と記録紙の色とのコントラストに応じて随時設定されるようになっている。
【0054】
一方、上記ステップS11で全てのトナー量が基準残量以下ではないと判定されると(ステップS11でNO)、基準残量以下のトナー色が指定色を構成するために使用されるトナー色であるか否かを判定する(ステップS16)。ここで、基準残量以下のトナー色が指定色を構成するために使用されるトナー色ではないと判定されると(ステップS16でNO)、上記ステップS10を実行する一方、基準残量以下のトナー色が指定色を構成するために使用されるトナー色であると判定されると(ステップS16でYES)、モード選択画面を上記タッチパネル52に表示する(ステップS17)。
【0055】
上記モード選択画面には、上記色変更モードを選択するための色変更モード選択ボタンと、上記使用量変更モードを選択するための使用量変更モード選択ボタンと、これら双方のモードを選択するための色・使用量変更モード選択ボタンが作成されている。
【0056】
上記モード選択画面を表示すると(ステップS17)、上記色変更モード選択ボタンが選択されたか否かを判定し(ステップS18)、ここで色変更モードが選択されたと判定されると(ステップS18でYES)、色変更処理Tが実行されるとともに、プリント処理が実行され(ステップS21)、当該処理は、上記ステップS1にリターンする。
【0057】
図6は、図5に示す色変更処理Tの一例を説明するためのフローチャートである。
【0058】
図6を参照して、色変更処理が実行されると、原稿画像を形成するのに要するトナー色が基準残量以下であるか否かを判定し(ステップT1)、ここで原稿画像を形成するのに要するトナー色が基準残量以上であると判定されると(ステップT1でNO)、指定色の形成に要する基準残量以下のトナー色以外のトナー色を用いて構成可能な色と、現在設定されている指定色との色見本をそれぞれ上記タッチパネル部52に表示する(ステップT2)。一方、上記ステップT1で原稿画像を形成するのに要するトナー色が基準残量以下であると判定されると(ステップT1でYES)、指定色の形成に要する基準残量以下のトナー色以外のトナー色で、かつ原稿画像の形成に要する基準残量以下のトナー色以外のトナー色を用いて構成可能な色と、現在設定されている指定色との色見本をそれぞれ上記タッチパネル部52に表示する(ステップT3)。
【0059】
上記のようにタッチパネル部52に各色見本が表示されると(ステップT2、T3)、これら色見本が選択され、新たな指定色が設定されたか否かを判定し(ステップT4)、ここで色見本が選択されていないと判定されると(ステップT4でNO)、繰り返しステップT4を実行する。一方、上記ステップT4で色見本が選択されたと判定されると(ステップT4でYES)、選択された指定色が以前に設定されていた指定色と同一色であるか否かを判定する(ステップT5)。ここで、選択された指定色と以前に設定された指定色とが同一色であると判定されると(ステップT5でYES)、合紙画像又は原稿画像の形成時に不具合が発生するおそれがある旨を上記操作パネル部51により報知するとともに、この報知内容を了解する旨を入力するための了解ボタン及び、指定色を再設定する旨を入力するための戻るボタンを上記タッチパネル部52に表示する(ステップT6)。
【0060】
次いで、上記タッチパネル部52に表示された了解ボタンが選択されたか否かを判定し(ステップT7)、ここで了解ボタンが選択されていないと判定されると(ステップT7でNO)、上記戻るボタンが選択されたか否かを判定する(ステップT8)。このステップT8で戻るボタンが選択されていないと判定されると(ステップT8でNO)、繰り返し上記ステップT7を実行する一方、戻るボタンが選択されていると判定されると(ステップT8でYES)、上記ステップT1を再び実行する。
【0061】
一方、上記ステップT5で選択された指定色と、以前に設定された指定色とが同一色ではないと判定された場合及び、上記ステップT7で了解ボタンが選択されたと判定された場合には、上記ステップT4で選択された色見本を新たな指定色として設定し、上記HDD74に記憶して(ステップT9)、上記ステップS21を実行する(図5参照)。
【0062】
再び図5を参照して、上記ステップS18で色変更モード選択ボタンが選択されていないと判定されると(ステップS18でNO)、上記使用量変更モード選択ボタンが選択されたか否かを判定し(ステップS19)、ここで、使用量変更モード選択ボタンが選択されたと判定されると(ステップS19でYES)、使用量変更処理Uを実行し、次いで上記ステップS21を実行することとなる。
【0063】
図7は、図5に示す使用量変更処理Uの一例を説明するためのフローチャートである。
【0064】
図7を参照して、使用量変更処理Uが実行されると、印刷密度及び、印刷面積の設定画面(以下、密度・面積設定画面と示す)を上記タッチパネル部52に表示する(ステップU1)。この密度・面積設定画面には、密度タブY1と、面積タブY2が作成され、前記密度タブY1が選択されることにより図9に示す密度設定画面G1が表示される一方、前記面積タブY2が選択されることにより、図10に示す面積設定画面G2が表示されるようになっている。本実施形態において、上記密度設定画面G1には、密度100%、80%、60%、40%の何れか1つを選択可能な密度選択ボタンB1、B2、B3、B4と、これら密度選択ボタンB1〜B4以外の密度を上記操作キー部53により入力可能な任意密度入力欄R1が作成されている。一方、上記面積設定画面G2には、記録紙の周縁部に印刷するとともに、その印刷面積を記録紙に対する80%、60%、40%、20%の何れか1つに設定可能な周辺部面積選択ボタンBH1、BH2、BH3、BH4と、記録紙の右側辺部に印刷するとともに、その印刷面積を記録紙に対する80%、60%、40%、20%の何れか1つに設定可能な側辺部面積設定ボタンBS1、BS2、BS3、BS4が作成されている。さらに、上記密度・面積設定画面には、密度タブY1又は面積タブY2の選択の如何に拘らず表示され、上記密度設定画面G1及び、面積設定画面G2に入力された設定項目を確定するための確定ボタンK1が作成されている。
【0065】
上記のような密度・面積設定画面が表示されると(ステップU1)、密度選択ボタンB1〜B4の何れか1つが選択されたか否か又は、密度選択ボタンB1〜B4の何れか1つが既に選択されている場合には他の1つが新たに選択されたか否かを判定し(ステップU2)、ここで密度選択ボタンB1〜B4の何れか1つが選択された、又は既に選択されていた場合には他の1つが新たに選択されたと判定されると(ステップU2でYES)、選択された印刷密度が新たな印刷密度度として設定されるとともに、この印刷密度を上記HDD74に記憶して(ステップU3)、上記ステップU2を繰り返し実行する。
【0066】
一方、上記ステップU2で密度選択ボタンB1〜B4が選択されていないと判定されると(ステップU2でNO)、上記周辺部面積選択ボタンBH1〜BH4又は、側辺部面積設定ボタンBS1〜BS4の何れか1つが選択されたか否か又は、周辺部面積選択ボタンBH1〜BH4又は、側辺部面積設定ボタンBS1〜BS4の何れか1つが既に設定されている場合には他の1つが新たに選択されたか否かを判定する(ステップU4)。ここで、周辺部面積選択ボタンBH1〜BH4又は、側辺部面積設定ボタンBS1〜BS4の何れか1つが選択された、又は既に選択されていた場合には他の1つが新たに選択されたと判定されると(ステップU4でYES)、選択された印刷面積が新たな印刷面積として設定されるとともに、この印刷面積を上記HDD74に記憶して(ステップU5)、上記ステップU2を繰り返し実行する。一方、上記ステップU4で周辺部面積選択ボタンBH1〜BH4又は、側辺部面積設定ボタンBS1〜BS4が選択されていないと判定されると(ステップU4でNO)、上記確定ボタンK1が選択されたか否かを判定し(ステップU6)、ここで、確定ボタンK1が選択されていないと判定されると(ステップU6でNO)、上記ステップU2を繰り返し実行する一方、確定ボタンK1が選択されたと判定されると(ステップU6でYES)、上記ステップS21の処理を実行する。
【0067】
再び図5を参照して、上記ステップS19で使用量変更モード選択ボタンが選択されていないと判定されると(ステップS19でNO)、上記色・使用量変更モード選択ボタンが選択されたか否かを判定する(ステップS20)。ここで、色・使用量変更モード選択ボタンが選択されていないと判定されると(ステップS20でNO)、上記ステップS18を繰り返し実行する一方、色・使用量変更モード選択ボタンが選択されたと判定されると(ステップS20でYES)、上記色変更処理T、使用量変更処理U及び、ステップS21を順に実行して、当該処理は、上記ステップS1へリターンする。
【0068】
なお、上記使用量変更処理Uは、上述したものに限定されることはなく、例えば図8に示すような処理とすることもできる。
【0069】
図8は、図7に示す使用量変更処理Uの別の実施形態を説明するためのフローチャートである。
【0070】
図8を参照して、使用量変更処理Uが実行されると、原稿画像の形成に要するトナー量が基準量以下であるか否かを判定し(ステップU0)、ここで、原稿画像の形成に要するトナー量が基準量以下と判定されると(ステップU0でYES)、印刷密度及び、印刷面積をそれぞれ小設定値、すなわち、印刷密度を40%、印刷面積を20%に設定して(ステップU01)、上記ステップS21を実行する。一方、上記ステップU0で原稿画像の形成に要するトナー量が基準量以上であると判定されると(ステップU0でNO)、上記ステップU1を実行することとなる。このステップU1以後の処理については、上記と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0071】
また、上記色変更処理T(図6参照)では、ステップT1において原稿画像の形成に要するトナー量が基準量以下であるか否かを判定し、ここで、原稿画像の形成に要するトナー色が基準量以下である場合に、ステップT2において指定色形成に要する基準残量以下のトナー色以外のトナー色で、かつ原稿画像形成に要する基準量以下のトナー色以外のトナー色を用いて構成可能な色をタッチパネル部52に表示することとしているが、この構成に代えて、原稿画像の形成に要するトナー色の残量の如何に拘らず、指定色形成に要する基準量以下のトナー色以外のトナー色及び、原稿画像形成に要する基準量以下のトナー色以外のトナー色を用いて構成可能な色をタッチパネル52に表示するようにしてもよい。一方、上記ステップT1〜ステップT3の処理に代えて、原稿画像の形成に要するトナー色の内、最も残量の少ないトナー色を特定し、このトナー色以外のトナー色で、かつ指定色形成に要する基準残量以下のトナー色以外のトナー色を用いて構成可能な色をタッチパネル部52に表示するようにしてもよい。
【0072】
さらに、上記ステップT2及び、T3では、現在設定されている指定色の色見本を表示することとしているが、これに限定されることはなく、上記ステップT2においては、指定色形成に要する基準残量以下のトナー色以外のトナー色を用いて形成可能な色の色見本を表示させ、上記ステップT3においては、指定色形成に要する基準残量以下のトナー色以外で、かつ原稿画像形成に要するトナー色以外のトナー色を用いて構成可能な色の色見本を表示させればよく、この場合には、上記ステップT5の処理が不要となる。
【0073】
また、上記の実施形態においては、合紙画像を構成するのに要するトナー色が不足した場合に、上記指定色を変更する指定色変更モード又は、指定色を構成するトナー色の使用量を変更する使用量変更モード若しくは、これら双方のモードを上記操作パネル部51を用いて選択可能なマニュアルモードに設定されている場合について説明したが、これに限定されることはなく、上記カラー複写機1は、上記マニュアルモードで選択可能な項目のそれぞれを予め設定しておき、この設定値に基づいて上記画像形成処理を実行させる、又は上記マニュアルモードで選択可能な項目のそれぞれに対してデフォルト値が設定され、これらデフォルト値に基づいて上記画像処理を実行させる、いわゆるオートモードに設定することも可能である。
【0074】
さらに、上記の実施形態においては、スキャナ部11により読込まれた原稿データを上記プリンタ部31により印刷する場合について説明したが、これに限定されることはなく、例えば、上記ネットワークI/F部71又はパラレルI/F部72を介して上記PC2(図2参照)から送信された印刷データをプリンタ部31によりプリントアウトする場合においても、上述した合紙画像の形成処理を実行することができる。この場合には、上記PC2のディスプレイ、キーボード及び、マウスが上記操作パネル部51に相当し、ディスプレイに対して上記各設定画面等を表示し、この設定画面における入力項目をキーボード及び、マウスを用いて入力することとなる。
【0075】
以上説明したように、上記カラー複写機1によれば、上記構成色判定部44により基準残量以下のトナー色が指定色を構成するために使用されると判定された場合に、色変更指令部45が上記指定色を当該トナー色以外のトナー色を用いて合紙画像を形成するように構成されているため、上記指定色を構成するために使用されるトナー色の残量が充分でない場合であっても、当該トナー色以外のトナー色を利用して新たな指定色の合紙画像を形成することが可能となる結果、合紙画像形成処理を中断させることなく、原稿画像を形成することができる。
【0076】
このように、上記カラー複写機1は、合紙画像の形成処理を中断させる事態を回避することができるため、合紙画像形成処理の中断に伴う原稿画像形成の処理時間の長期化や、トナーの交換作業等、本来不要な不具合の発生を抑制することが可能となる結果、ユーザーの負担を軽減させることができる。
【0077】
上記カラー複写機1において、上記原稿画像の色を構成するのに要するトナー色を特定可能な現像剤特定部42をさらに備え、上記構成色判定部44により指定色を構成するために使用されると判定された基準残量以下のトナー色以外で、かつ上記現像剤特定部42により特定された少なくとも1つのトナー色以外のトナー色を用いて合紙画像を形成することとしているため、上記指定色を構成するために使用されるトナー色の残量が不足する場合に設定される新たな指定色を、原稿画像を構成するために使用されるトナー色以外のトナー色を用いて構成することができる結果、新たな指定色の合紙画像を形成することに起因して、原稿画像を構成するトナー色が不足するといった事態の誘発を回避することができる。
【0078】
上記カラー複写機1において、上記構成色判定部44により上記指定色を構成するために使用されると判定された基準残量以下のトナー色以外、又は上記構成色判定部44により上記指定色を構成するために使用されると判定された基準残量以下の現像剤以外でかつ上記現像剤特定部により特定された少なくとも1つのトナー色以外のトナー色を用いて構成可能な色を表示するとともに、表示された色を新たな色として選択可能なタッチパネル52を備え、上記タッチパネル52により選択された色を新たな指定色として合紙画像を形成することとしているため、ユーザーは、トナー色が不足した場合に、タッチパネル52に表示された色見本を選択することにより、所望の指定色を設定することができる一方、このように選択された新たな指定色で合紙画像を形成することができる。また、上記タッチパネル52に表示される色は、上記指定色を構成するために使用されると判定された基準残量以下のトナー色以外、又は指定色を構成するために使用されると判定された基準残量以下のトナー色以外で、かつ上記現像剤特定部42により特定されたトナー色以外のトナー色を用いて構成可能な色であるため、上記のように選択された新たな指定色で合紙画像を形成することにより、合紙画像形成処理及び、原稿画像形成処理の中断を回避させることができる。
【0079】
また、上記カラー複写機1によれば、上記構成色判定部44により基準残量以下のトナー色が上記指定色を構成するために使用されるトナー色であると判定された場合に、使用量変更指令部46が合紙画像の形成時における当該トナー色の使用量を減少させるように構成されているため、上記指定色を構成するために使用されるトナー色の残量が充分でない場合であっても、当該トナー色の使用量を減少させつつ、合紙画像を形成することが可能となる結果、合紙画像形成処理の中断を可及的に抑制しつつ、原稿画像を形成することができる。
【0080】
このように、上記カラー複写機1は、合紙画像の形成処理を中断させる事態を可及的に回避することができるため、合紙画像形成処理の中断に伴う原稿画像形成の処理時間の長期化や、トナーの交換作業等、本来不要な不具合の発生を可及的に抑制することが可能となる結果、利用者の負担を軽減させることができる。
【0081】
上記カラー複写機1において、上記使用量変更指令部46は、上記残量判定部36により全てのトナー色が基準残量以下であると判定された場合に、合紙画像の形成時におけるトナー色の使用量を、上記残量判定部36によりトナーの全てが基準残量以下であると判定されない場合におけるトナーの使用量よりも小さい値に設定させることとしているため、合紙画像の形成時に、合紙画像の形成に要するトナー色又は、合紙画像及び原稿画像の双方を形成するのに要するトナー色の消費量を可及的に低減させることが可能となる結果、合紙画像形成処理及び、原稿画像形成処理の中断を可及的に抑制することができる。
【0082】
上記カラー複写機1において、上記原稿画像の色を構成するのに要するトナー色を特定可能な現像剤特定部42をさらに備え、上記構成色判定部44は、基準残量以下であると判定されたトナー色が上記現像剤特定部42により特定されたトナー色及び、上記指定色を構成するために使用されるトナー色に含まれているか否かをさらに判定し、この判定で基準残量以下のトナー色が現像剤特定部42により特定されたトナー色及び、上記指定色を構成するために使用されるトナー色に含まれていると判定された場合に、上記使用量変更指令部46は、合紙画像の形成時におけるトナーの使用量を、基準残量以下であると判定されたトナー色が上記現像剤特定部42により特定されたトナー色及び、上記指定色を構成するために使用されるトナー色に含まれていると判定されない場合における現像剤の使用量よりも小さい値に設定させることとしているため、合紙画像の形成時において、合紙画像及び原稿画像の双方を構成するのに要するトナー色の消費量を可及的に低減させることが可能となる結果、合紙画像形成処理及び、原稿画像形成処理の中断を可及的に抑制することができる。
【0083】
上記カラー複写機1において、上記使用量変更指令部46は、単位面積当りの印刷領域と非印刷領域との比率を非印刷領域が増大する方向へ変更することによりトナーの使用量を減少させることとしているため、単位面積当たりの印刷領域を減少させることにより、合紙画像の形成に要するトナーの使用量を減少させることができる。
【0084】
上記カラー複写機1において、上記使用量変更指令部46は、合紙画像の印刷面積を縮小させることによりトナーの使用量を減少させることとしているため、例えば、記録紙の周縁部のみ、又は記録紙の一側辺部のみに着色することにより、束ねられた原稿における所定部数毎の目安としての合紙の機能を維持しつつ、当該合紙画像の形成に要するトナー色の使用量を減少させることができる。
【0085】
上記カラー複写機1において、上記残量判定部により全てのトナーが基準残量以下であると判定された場合に、ユーザーに対して合紙画像又は、原稿画像の形成に不具合が生じるおそれがある旨の報知を行う操作パネル部51をさらに備えているため、ユーザーは、上記操作パネル部51により全てのトナーが基準残量以下である事態を画像形成の事前に知ることができるため、画像形成の開始前に合紙画像形成及び、原稿画像形成の処理の中断を回避するための対策、例えば、トナーの交換作業等の対策を講じることができる。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、上記基準残量以下であると判定された現像剤が上記指定色を構成するために使用される現像剤に含まれ、かつ、この現像剤が原稿画像を構成するために使用される現像剤に含まれていると判定された場合における現像剤の使用量(a)と、上記基準残量以下であると判定された現像剤が上記指定色を構成するために使用される現像剤に含まれ、かつ、この現像剤が上記原稿画像を構成するために使用される現像剤に含まれていないと判定された場合における現像剤の使用量(b)と、上記基準残量以下であると判定された現像剤が上記指定色を構成するために使用される現像剤に含まれていないと判定された場合における現像剤の使用量(c)との関係がc>b≧aとなるように、使用量変更指令部が合紙画像の形成時における当該現像剤の使用量を減少させるように構成されているため、上記指定色を構成するために使用される現像剤の残量が充分でない場合であっても、当該現像剤の使用量を減少させつつ、合紙画像を形成することが可能となる結果、合紙画像形成処理の中断を可及的に抑制しつつ、原稿画像を形成することができる。
【0087】
このように、上記画像形成装置は、合紙画像の形成処理を中断させる事態を回避することができるため、合紙画像形成処理の中断に伴う原稿画像形成の処理時間の長期化や、現像剤の交換作業等、本来不要な不具合の発生を抑制することが可能となる結果、利用者の負担を軽減させることができる。
【0088】
さらに、本発明によれば、基準残量以下であると判定された現像剤が、現像剤特定部により特定された現像剤及び、上記指定色を構成するために使用される現像剤に含まれていると判定された場合に、合紙画像の形成時における現像剤の使用量(a)を、基準残量以下であると判定された現像剤が上記原稿画像及び指定色の双方を構成するために使用される場合以外における現像剤の使用量(b又はc)以下の値(b≧a)又はそれよりも小さい値(c>a)に設定することとしているため、合紙画像の形成時において、合紙画像及び原稿画像の双方を構成するのに要する現像剤の消費量を可及的に低減させることが可能となる結果、合紙画像形成処理及び、原稿画像形成処理の中断を可及的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態によるカラー複写機の機械的構成を主に示す側面概略図である。
【図2】 図1に示すカラー複写機の電気的構成を主に示すブロック図である。
【図3】 図2に示すカラー複写機の合紙画像形成処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【図4】 図2に示すカラー複写機の合紙画像形成処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【図5】 図2に示すカラー複写機の合紙画像形成処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【図6】 図5に示す色変更処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【図7】 図5に示す使用量変更処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【図8】 図7に示す使用量変更処理の別の実施形態を説明するためのフローチャートである。
【図9】 図1のカラー複写機に表示される密度設定画面を説明するための画面図である。
【図10】 図1のカラー複写機に表示される面積設定画面を説明するための画面図である。
【符号の説明】
1 カラー複写機
36 残量検出部
42 現像剤特定部
43 残量判定部
44 構成色判定部
45 色変更指令部
46 使用量変更指令部
51 操作パネル部
52 タッチパネル部
53 操作キー部
207Y、207M、207C、207K 現像装置
Claims (5)
- 複数色の現像剤を用いて原稿画像を形成するとともに、所定回数の原稿画像形成毎に指定色の合紙画像を形成可能に構成された画像形成装置において、
上記各現像剤の残量をそれぞれ検出する残量検出部と、
上記残量検出部により検出された現像剤の残量が基準量以下であるか否かを判定する残量判定部と、
上記残量判定部により残量が基準量以下であると判定された現像剤が、上記指定色を構成する現像剤に含まれているか否かを判定する構成色判定部と、
上記原稿画像の色を構成するのに要する現像剤を特定可能な現像剤特定部と、
前記合紙画像の形成時における現像剤の使用量を変更することが可能な使用量変更指令部とを備え、
この使用量変更指令部は、上記基準残量以下であると判定された現像剤が上記指定色を構成するために使用される現像剤に含まれ、かつ、この現像剤が上記原稿画像を構成するために使用される現像剤に含まれていると判定された場合における現像剤の使用量(a)と、上記基準残量以下であると判定された現像剤が上記指定色を構成するために使用される現像剤に含まれ、かつ、この現像剤が上記原稿画像を構成するために使用される現像剤に含まれていないと判定された場合における現像剤の使用量(b)と、上記基準残量以下であると判定された現像剤が上記指定色を構成するために使用される現像剤に含まれていないと判定された場合における現像剤の使用量(c)との関係が、c>b≧aとなるように現像剤の使用量を変更するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、上記使用量変更指令部は、上記残量判定部により全ての現像剤が基準残量以下であると判定された場合に、合紙画像の形成時における現像剤の使用量を、上記残量判定部により現像剤の全てが基準残量以下であると判定されない場合における現像剤の使用量よりも小さい値に設定させることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、上記使用量変更指令部は、単位面積当りの現像領域と非現像領域との比率を非現像領域が増大する方向へ変更することにより現像剤の使用量を減少させることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の画像形成装置において、上記使用量変更指令部は、合紙画像の形成面積を縮小させることにより現像剤の使用量を減少させることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の画像形成装置において、上記残量判定部により全ての現像剤が基準残量以下であると判定された場合に、利用者に対して合紙画像又は、原稿画像の形成に不具合が生じるおそれがある旨の報知を行う報知部をさらに備えていることを特徴とする画像形成装置。
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