JP4102209B2 - 調光スクリーン装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホワイトボード、電子白板、プロジェクター等の各種機能を併有した調光スクリーン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
会議や打ち合わせ等の際、プロジェクターを使ってプレゼンテーションを行ったり、従来のごとくホワイトボードを用いたりする場合、それぞれのシチュエーションごとに専用ボードやスクリーンを交換使用していたのでは操作に多大の時間を要し、効率の良い議事進行の妨げとなる。そこで1台でホワイトボードを用いた会議やプロジェクター用スクリーンへの切換えを行うことができる装置が種々提案されてきているが、切換えに時間がかかったり、スクリーンの状態が一定のままであるために、室内照明を点灯、消灯する操作を繰り返す必要がある装置が多い。
ホワイトボード(黒板)とスクリーンを併有した装置として、例えば実開平5−44586号公報「スクリーンつき黒板」(株式会社ワコム)には、支持機構によって支持された板状の透過型スクリーンに対して黒板をスライド自在、或いは回動自在に取り付けた構成が開示されている。
実開平7−5789号公報「筆記ボード装置」(さくら精機株式会社)には、片面に筆記面を備え、その裏面に映写用スクリーン面を備えたボード体を回転させることにより、任意の面を表示する装置が開示されている。
特開平4−110839号公報「プロジェクター」(ブラザー工業株式会社)には、スクリーンと、このスクリーンと一体に設けられ且つスクリーンの裏面より投影する投影手段等を備えることによって、明るい場所での使用を可能とし、投影したままでスクリーン移動することができ、更に投影された内容等をコピーできるようにした技術が開示されている。
実公平6−24238号公報「スクリーン付き電子黒板」(富士ゼロックス株式会社)には、脚により支持された板状の白板装置の上部に巻き上げ式に出入れされるシートから成るスクリーン装置を配置した構成が開示されている。特開2002−11998号「電子黒板装置」(松下電器産業株式会社)にも同様な構成が開示されている。
【0003】
特開2002−144786「電子黒板装置」(松下電器産業株式会社)には、エンドレスに張設されて回転走行するベルト状のフィルム上に複数の記載面の設定ポジションを持つ電子黒板の設定ポジションの一つをOHP用スクリーンにし、ベルト状フィルムを回転駆動することによってOHP使用時は記載面を変更できるようにした技術が開示されている。
特開平11−38902号公報「プレゼンテーション装置」(リコーエレメックス株式会社)には、液晶プロジェクターにより背面側から投影した投影内容を正面側に映し出す投影スクリーン板と、その投影内容を目視可能に設ける透明部と電子黒板として使用する時の白色部とを有し、これらを適宜選択して投影スクリーンの正面側に張り渡し、筆記具を用いて書込み自在な可動な書込みシートと、を備えることにより、書込んだ内容を読み取って表示部材上に表示することを可能にする技術が開示されている。
【特許文献1】
実開平5−44586号公報
【特許文献2】
実開平7−5789号公報
【特許文献3】
特開平4−110839号公報
【特許文献4】
実公平6−24238号公報
【特許文献5】
特開2002−11998公報
【特許文献6】
特開2002−144786公報
【特許文献7】
特開平11−38902号公報
【特許文献8】
実用新案登録第3006814号公報
【特許文献9】
特開2002−19385公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1乃至特許文献7に夫々記載の従来技術は何れもホワイトボード(黒板)等の書込み機能と、スクリーン機能と、電子黒板機能を一つの装置構成によって実現するために、夫々の機能を別部材(ボード、シート等)によって実現し、且つ少なくとも何れか一つの部材を動作させる可動構成を採用している。或いは、一つのシート状部材をエンドレス、或いは巻き取り可能に構成して、上記複数の機能を併有させるように構成している。
しかし、上記の如き複数の機能を一つの装置構成によって実現しようとする場合には、可動機構を追加する必要から生じる部品点数の増大、複数の機能部材を組み合わせることによる構成の複雑化、大型化、装置コストアップ、消費電力の増大、無理に小型化するために個々の機能が低下する等々といった不具合を生じる。また、各機能間の切換えに時間がかかる。更に、スクリーンの状態が一定のままなので、例えばホワイトボード使用時とスクリーン使用時では、見やすさをコントロールするために、室内照明の点灯、消灯を繰り返す必要があり、操作が煩雑であった。また、スクリーンの色濃度調整を非可動構造にて実現するための構成を備えたものは提案されていない。
また、例えば、実用新案登録第3006814号、特開2002−19385には、一枚のボードの表裏に夫々ホワイトボード等の書込み面と、スクリーンを配置した構成が開示され、ホワイトボード使用に適した明るい場所でも、照明を暗くすることなくスクリーンを使用できるとする技術が示されているが、実際には室内の照度の違いに応じてスクリーンに投影された像の見やすさが種々変化することは常識であり、室内の明るさの程度の変化にも拘わらずスクリーンの状態を変化させることができないこれらの従来技術は、製品価値の低い装置しか提供できない。上記以外にも、一つのボードの同一面上に、書込み面とスクリーン面を併存させたタイプも存在するが、同様の欠点を有するばかりでなく、光の反射を防止してスクリーン上の投影像を見やすくするためにスクリーン面を粗面化する必要があるため、マーカーペン等で同一面に書込んだ内容を消そうとしても完全に消去できないという欠点を有している。
【0005】
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、ホワイトボード等の書込み機能、プロジェクターからの画像を投影するスクリーン機能、電子白板(電子黒板)機能等の各機能のうちの少なくとも2つを、可動部を設けることによる部品点数の増大、構成の複雑・大型化、コストアップ、消費電力の増大、各機能間の切替えに要する時間と操作手数の増大、無理な小型化による個々の機能低下等を招くことなく、種々の機能を一つの装置構成によって実現することを可能とした書込み部を備えた調光スクリーン装置を提供することを目的としている。
また、本発明はスクリーンが機械的に動作しない一定状態のままでありながら、簡単なスイッチ操作を行うだけで時間を要することなく各機能間を切り換えることができ、しかも切り換える際にスクリーン上の画像の見やすさをコントロールするために室内の照明を消灯したり調整する等の煩雑な付随作業の必要をなくし、スクリーンの色濃度調整を行って見やすくすることができる技術を提供するものである。更に、プロジェクター使用時に室内の照明を暗くすることなく、室内の蛍光灯下でもプロジェクター投影画像のコントラストを良くし、またホワイトボード使用時も書込んだ文字や図形のコントラストを良くし、書込んだ文字等の記録を可能とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、書込み面と、該書込み面の背面に密着して配置されて透明度を変更可能な調光手段と、前記調光手段を制御する制御手段と、前記書込み面の背面から前記書込み面を撮影する撮影手段と、前記制御手段を外部から操作する操作手段と、を備え、前記制御手段は、前記撮影手段による撮影に応じて前記調光手段を透明に制御するとともに、前記操作手段の操作に応じて、ホワイトボードモード、スクリーンモード、又はプロジェクターモードに切り替え、スクリーンモード又はプロジェクターモード時には書込み面側から見た時にホワイトボードモード時よりも黒く見えるように前記調光手段を制御することを特徴とすることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記書込み面の背面から、前記書込み面に対して投影する投影手段を備えたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2において、前記調光スクリーン装置は、前記投影手段による投影光を遮断する遮光手段を備え、前記投影手段による投影中に前記撮影手段が撮影の指示を受けると前記制御手段は前記投影手段の投影光を遮光手段により遮断するように制御することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか一項において、前記調光手段は、印加される電圧の変化によって前記調光手段の透明度を変更することを特徴とする。
【0007】
請求項5の発明は、請求項4において、前記調光手段は、透明電極とエレクトロクロミック材を成膜した2枚の透明基板と、該2枚の透明基板間に封入された電解液と、を備えていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4において、前記調光手段は、2枚の透明導電性基板と、該2枚の透明導電性基板間に配置された、1〜50重量%の透明性高分子固体と液晶成分の0.05〜5重量%のカイラルドーパントを含有するカイラルネマチック液晶との混合物と、からなり、カイラルドーパントがコレステリック液晶とカイラルスメクチックC相を示す強誘電性液晶との混合物であることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れか一項において、前記撮影手段によって撮影された画像情報を出力するための出力手段を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項8の発明は、請求項1乃至7の何れか一項において、ネットワークを介してコンピュータと接続する接続手段を備えたことを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1乃至8の何れか一項において、前記撮影手段によって撮影された画像情報を処理するためのコンピュータを備えたことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1乃至9の何れか一項において、前記書込み面と、前記調光手段とから成るスクリーン本体のサイズは、少なくとも縦40cm以上、120cm以下であることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1(a)及び(b)は本発明の第一の実施形態に係る書込み部を備えた調光スクリーン装置の概略構成を示す断面図である。
この書込み部を有した調光スクリーン装置(以下、スクリーン装置、という)1は、表面に筆記具による文字等の書込み及び該文字等の消去が可能な書込み面(ホワイトボード)2aを備えた透明板から成る書込み部2と、書込み部2の背面に密着した状態で配置されて光の反射率や透過率を変更可能であり且つ機械的な可動部を備えない調光手段11と、調光手段11の背面側に透明板3を介して密着した状態で配置された反射型、又は透過型の白色スクリーン21と、を備えている。
調光手段11は、印加される電圧の変化によって光の反射率や透過率を変更することが可能な構成を備えており、具体的には図1に示したエレクトロクロミック材を用いた構成、或いは図2に示した高分子分散型液晶を用いた構成を採用する。
【0010】
まず、図1(a)(b)はエレクトロクロミック材を用いた調光手段11を備えた調光スクリーン装置1を示している。調光手段11は、印加電圧の変化によって光の反射率や透過率を変更するための構成として、透明フィルム上に透明電極とエレクトロクロミック材を成膜(積層)した2枚の透明基板(透明導電性基板)12a、12bと、透明基板12a、12bの間に形成した空間に封入した電解液13と、各基板上の透明電極に電圧を供給する電源15と、を備えている。透明基板12a、12b、及び電解液13は、エレクトロクロミック層(EC層)14を構成している。
エレクトロクロミック材料は、例えば酸化タングステンから成り、周知のように電圧を印加することにより可逆的な色変化(着色、消色)を示す材料であり、印加電場の消滅時においても状態を保持できる。具体的には、電極間に電圧を印加することにより、イオンと電子をエレクトロクロミック材料中に挿入したり、材料中から離脱させることが可能となり、材料を構成している遷移金属の原子価が変化することによって、可視光領域の光を吸収して着色状態になったり、透明になったりする。
EC層14は、透明基板12a、12b上の透明電極に対して電源15から電圧を印加することにより着色(発色)し、逆印加することで無色透明になるので、この調光スクリーン装置1をホワイトボードとして使用する際には、図1(a)に示すようにEC層14を透明状態にしておくことにより、表面側の書込み面2aには背面の白色スクリーン21の色が透過され、通常のホワイトボードとして使用できる。プロジェクター等で画像を投影する際は、図1(b)に示すように、EC層14に電圧を印加して灰色に着色することで、投影画像のコントラストを落とすことなく書込み面2aから見た場合に視認性のよいスクリーンとして利用できる。
このように使用状態に応じて、正面側から見た場合のスクリーン装置の色、明暗、濃淡等を瞬時に変更することにより、明るい環境下でもコントラストの良好な視認性の高い画像(書込み画像、投影画像)を得ることができる。しかも、可動機構が存在しないので、操作の単純化及び迅速化、部品点数の低減、機構の単純化、軽量化、構成のコンパクト化、占有面積の縮小、低コスト化、省エネルギー化を実現できる。
また、調光手段11としてエレクトロクロミック材を用いることによって、電圧による色、明暗、濃淡等の状態変化を可能にし、また切替時間を短くし、省エネルギー特性を備えたスクリーン装置を提供することが可能となる。
【0011】
次に、図2(a)及び(b)は本発明の第2の実施形態に係るスクリーン装置の構成及び動作を示す概略断面図であり、この調光スクリーン装置1は、表面に筆記具による文字等の書込み及び該文字等の消去が可能な書込み面(ホワイトボード)2aを備えた透明板から成る書込み部2と、書込み部2の背面に密着した状態で配置されて光の反射率や透過率を変更可能であり且つ機械的な可動部を備えない調光手段11と、調光手段11の背面側に透明板3を介して密着した状態で配置された反射型、又は透過型の灰色スクリーン31と、を備えている。
電圧の印加により光の反射率や透過率を変更可能な調光手段11は、透明電極として機能する2枚の透明基板(透明導電性基板)32a、32bと、この透明基板間に配置された高分子分散型液晶33と、透明基板32a、32b間に電圧を印加する電源35a及びスイッチ35bと、を備えている。透明基板32a、32bと、高分子分散型液晶33とは、PDLC層37を構成している。
高分子分散(PDLC)型液晶33は、液晶中に高分子材料粒を分散配置したものであり、液晶と高分子材料の屈折率の差により光散乱を発生させるものであり、電圧印加により液晶の屈折率を可変し、液晶と高分子材料の屈折率が等しくなった時に透明になる。その背面に光吸収層を設けて、散乱時には後方散乱光による白表示を行い、透明時には透過した光が吸収層で吸収されて黒表示を実現する。
本実施形態において使用する高分子分散型液晶33は、1〜50重量%の透明性高分子固体と、液晶成分の0.05〜5重量%のカイラルドーパントを含有するカイラルネマチック液晶と、の混合物であり、更にカイラルドーパントは、コレステリック液晶とカイラルスメクチックC相を示す強誘電性液晶との混合物である。
図2(a)のように高分子分散型液晶は電圧が印加されていない状態では白色で外光を反射するので、ホワイトボードとして使用することができ、図2(b)のように電圧を印加することで透明状態となり、背面の灰色スクリーン31の色が透過されるため、プロジェクター等の画像投影機器の投影画像のコントラストを落とすことなく視認性の良いスクリーンとして利用できる。
スクリーン装置本体に高分子分散型液晶を用いた場合には、低電圧駆動が可能で、光コントラスト、高速応答性を有する大面積化が可能なスクリーン装置を得ることができる。
【0012】
図3は、図1のエレクトロクロミック方式のスクリーン装置と図2の高分子分散型液晶方式のスクリーン装置の表示パターンの違いを示している。即ち、エレクトロクロミック方式のスクリーン装置では、EC層14が無着色の時に書込み面2aからは白色が視認され、ホワイトボードモードとなる一方で、EC層14が着色時には書込み面2aからは灰色(その他の色)が視認され、プロジェクターモード(スクリーンモード)となる。また、高分子分散型液晶方式のスクリーン装置では、液晶が白色時には書込み面2aからは白色が視認され、ホワイトボードモードとなる一方で、液晶が透明時には書込み面2aからは灰色(その他の色)が視認され、プロジェクターモードとなる。
【0013】
次に、図1、及び図2に夫々示したタイプのスクリーン装置に共通する実施形態について説明する。
まず、図4は本発明の第3の実施形態についての説明図であり、(a)はホワイトボードモードにおける正面図、(b)はスクリーン装置本体の断面図、(c)はブロック図、(d)はプロジェクターモード(スクリーンモード)における正面図である。
この実施形態に係る調光スクリーン装置1は、図1又は図2に示したスクリーン装置に対して、操作手段、制御手段を付加した構成を備えている。
即ち、この調光スクリーン装置1は、表面に筆記具による文字等の書込み及び該文字等の消去が可能な書込み面2aを備えた書込み部2と、書込み部2の背面に配置されて光の反射率や透過率を変更可能であり且つ可動部を備えない調光手段11と、調光手段11の背面側に配置された反射型、又は透過型スクリーン21(又は、31)と、外部操作可能な操作手段(操作SW群)41と、操作手段41の操作に応じて調光手段11によりEC材料層14、又はPDLC層37の光の反射率や透過率を変更させる制御手段42と、スクリーン装置本体を支持する脚43を有する。
この調光スクリーン装置1は、スクリーン装置本体が書込み面2、調光手段11、及び反射型スクリーン21、或いは31から成り、このスクリーン装置本体がモードスイッチ等の操作手段41を有する装置に組み込まれている。モードスイッチ41は図4(c)のブロック図に示すように、制御手段42を介して調光手段11と接続されており、モードスイッチ41の操作状況により制御手段42が調光手段11への電圧の印加状態を制御することで、調光手段11の光の反射率や透過率を変化させる。
調光手段11が図1に示すエレクトロクロミック層14を備えた方式であれば、ホワイトボードモードのスイッチが押下された際はエレクトロクロミック層14が透明状態になる方向へ電圧を印加し、スクリーンモードのスイッチが押下された際は、逆の電圧を印加して表示面を灰色状態に移行する。
【0014】
また、調光手段11が図2に示す高分子分散型液晶(PDLC層37)を備えた方式であれば、ホワイトボードモードのスイッチが押下された場合には電圧の印加を行わず表示面(書込み面)を白色にし、スクリーンモードのスイッチが押下された場合には電圧を印加して表示面を透明状態にする。ホワイトボードモードの時は通常のホワイトボードとして使用でき((a))、スクリーンモード時はプロジェクター等の画像投影機器45の画像を投影する視認性のよいスクリーンとなり((b))、さらに投影した画像にマーカー等による図形や文字の書込み消去が可能になる。なお、スクリーンモードには、プロジェクターによる画像投影の他に、プロジェクター以外の画像投影機器により画像を投影する場合も含まれる。
制御手段42は、操作手段41の操作状態に応じて、調光手段11の状態を、ホワイトボードモード、スクリーンモード、又はプロジェクターモードに切り替え、スクリーンモード又はプロジェクターモード時には書込み面側からスクリーンを見た時にホワイトボードモード時よりも黒く見えるように調光手段11を制御する。
このように本実施形態に係るスクリーン装置では、操作者の選択操作によるスクリーン装置の使用状態に応じて、スクリーン装置の色、明暗、濃淡等を瞬時に変更することにより明るい環境下でもコントラストの良好な視認性の高い画像を得ることができる。しかも、可動機構が存在しないので、操作の単純化及び迅速化、部品点数の低減、機構の単純化、軽量化、構成のコンパクト化、占有面積の縮小、低コスト化、省エネルギー化を実現できる。
【0015】
図5(a)(b)(c)及び(d)は、本発明の第4の実施形態に係るスクリーン装置のホワイトボードモード時の構成を示す正面図、横断面図、ブロック図、及びスクリーンモード時を示す正面図である。
この調光スクリーン装置1は、図1又は図2に示した何れかのタイプのスクリーン装置本体に対して、モードスイッチ等の操作手段41と、操作手段41の操作に応じて調光手段11の光の反射率や透過率を制御する制御手段42と、マーカー等の筆記具による文字等を記録する記録手段51と、記録手段51に記録した記録情報を出力するプリンター等の出力手段52と、を付加した構成を備える。
この記録手段51は、大ローラ52、小ローラ53、駆動ローラ54によってエンドレスに張設される可動型透明シート57を備えると共に、駆動ローラ54は歯車55を介してモータ56により駆動される。モータ56を制御することにより可動型透明シート57の移動を制御できる。大ローラ52と駆動ローラ54との間に張設された可動型透明シート57の部分は、書込み面2aの前面に添設されてスライド移動可能に構成されており、図5(a)のホワイトボードモード時、(d)のスクリーンモード時ともに、スクリーン装置前面の透明シート57にはマーカー等による書込みが可能であり、この書込み情報は、操作者が、図5(b)に示した送りSW/プリントSW60を押下するとモータ56が回転して可動型透明シートが移動する。このとき可動型透明シート57の移動量は位置検出手段61によって把握される。可動型透明シート57の移動に際し、そこに書込まれた情報はスキャナー62を通過する際にCCD等の読取り素子から成るスキャナー62によって画像データとして取り込まれ、取り込まれた情報は、スクリーン装置本体に接続された出力手段としてのプリンター52から出力される。なお、本実施形態における記録手段51は、可動型透明シート57、その駆動機構、スキャナー62を含む。
また、スキャナー62によって取り込まれた画像情報は、I/Oを介してネットワークに接続された外部装置(PC等)に出力可能となっている。
このように本実施形態に係るスクリーン装置では、上記各実施形態と共通する効果に加えて、スクリーンの使用モードがどのような状態であっても、書込み面に記載した文字等を記録し、内蔵プリンターや外部機器へ出力することができる。
【0016】
次に、図6(a)(b)(c)(d)及び(e)は、本発明の他の実施形態に係るスクリーン装置の構成を示す縦断面図、ブロック図、及び各モードの状態を示す正面図である。
この調光スクリーン装置1は、筐体71に対して、透明シートからなる書込み部2、調光手段11、透過型スクリーン21、或いは31(以上、スクリーン装置本体)を組付け、更に透過型スクリーンの背面に接合した透明補強板72、透明補強板72と対向する傾斜壁面に固定された反射ミラー73を備えている。更に、筐体71の内部には、記録手段であるデジタルカメラ75、電子的情報を投影するためのプロジェクター45、プロジェクター45からの投影光を遮光する遮光板76、及び遮光板76を駆動するステッピングモータ77を有している。プロジェクターモード(スクリーンモード)において、プロジェクター45から出射された投影光は、反射ミラー73にて反射されてスクリーン装置本体に投影されて、書込み部2の前方から視認可能となる。また、ホワイトボードモード、電子白板モードにおいて、書込み面2aに書かれた情報は、反射ミラー73によって撮影光路を変化され、デジタルカメラ75によって撮影される。
ホワイトボードモード時は、図6(c)に示すように、操作手段(操作SW群(41)を構成するホワイトボードモードスイッチを押すことで、スクリーン装置本体(調光手段11)が白色になるように制御され書込みが可能となる。
書込み面2aにマーカーで書込んだ情報を記録する記録モード時には、操作手段41を構成する記録スイッチを押すことでスクリーン装置本体は透明になり、デジタルカメラ75によって書込み情報が撮影されて所定の形式によって保存される。
【0017】
プロジェクターモード時には、図6(d)に示すように、プロジェクター45による投影をする際はプロジェクタスイッチを押すことでスクリーン本体が着色されてコントラストのよい画像が投影され、書込み面2aに書込まれた情報を撮影する際は、スクリーン装置本体を透明にし、遮光板76によってプロジェクター45の投影光を遮光し、デジタルカメラ75により撮影し、図6(h)に示した画像処理手段78により所定の処理を行う。
図6(e)に示すように、本装置では、文字等の記録に際しては、プロジェクターモード時であっても、電子白板モード時であっても、調光手段11(スクリーン本体)を透明状態にして内蔵したデジタルカメラ75により撮影する。プロジェクターモード時には、上述のようにプロジェクター45の光を遮光板76にて遮光して撮影する。
この調光スクリーン装置1に、ネットワークに接続する手段であるI/O63をもたせることで、撮影によって保存された情報をネットワークを介し、任意の外部コンピュータに移動させ、後に処理を加えることができる。
また、この調光スクリーン装置1に予めパーソナルコンピュータ(PC)の機能が内蔵されていれば、一連の制御対象物の制御をPCに行わせ、また、記録した画像情報を処理し、任意の形でプロジェクターを通して、表示部2上に再度表示することが可能になる。
また、書込み部2、調光手段11、及びスクリーン21、31から成るスクリーン本体は、縦の長さが40cm以上、120cm以下のサイズのスクリーンである。このようなスクリーン装置は、会議などにおいて複数人によって利用される場面が想定され、会議のシチュエーションから考えて、ある程度の大きさが必要であると同時に、一定以上の大きさのスクリーンでは、全体を見るには見づらくなる。このことを考慮し、スクリーンは縦の長さが40cm以上、120cm以下であることが望ましい。
【0018】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ホワイトボード等の書込み機能、プロジェクターからの画像を投影するスクリーン機能、電子白板(電子黒板)機能等の各機能のうちの少なくとも2つを、消費電力の増大、各機能間の切替えに要する時間と操作手数の増大、無理な小型化による個々の機能低下等を招くことなく、一つの装置構成によって実現することができる。
また、スクリーン装置の使用状態に応じて、スクリーンの表示面の色、明暗、濃淡等を瞬時に変更できるため、操作性と高信頼性を高め、明るい部屋でもコントラストの良い視認性のあるホワイトボードやスクリーンとすることができる。
また、使用者の選択操作によるスクリーン装置の使用状態に応じてスクリーン装置の表示面の色等の状態を瞬時に変更できるため、高信頼性を高め、明るい部屋でもコントラストの良い視認性が得られ、かつ使い勝手の良いホワイトボードやスクリーンとすることができる。
また、スクリーンモード時はホワイトボードモード時よりスクリーンの表示面を黒く見せるため、明るい部屋のプロジェクター使用でもコントラストの良いスクリーンとすることができる。
また、スクリーン装置における透明度の変更を電圧制御方式で行うため、省エネルギーで制御することができる。
【0019】
また、スクリーン装置の透明度を変更する手段として、エレクトロクロミック材を用いることで、電圧による変化を可能にし、また切換え時間が短く、省エネルギーな調光スクリーン装置を得ることができる。
また、スクリーン装置の透明度を変更する手段として、カイラルドーパントを含有するカイラルネマチック液晶を調光層に用いることで、低電圧駆動可能で、光コントラスト、高速応答性を有する大面積化可能な調光スクリーン装置を得ることができる。
また、スクリーン装置の使用状態にかかわらず、表面にマーカー等で書込んだ文字や図形を撮影手段によって撮影し、内蔵プリンタや外部機器へ出力することができる。
また、ネットワークを介してPCと接続する手段を有しているため、スクリーン装置の表示面にマーカー等で書込んだ情報を記録し、この記録情報をネットワーク上の任意のPCに送ることができる。
また、装置内部にPCを有しているため、記録されたスクリーン装置上のマーカー等による書込み情報を装置内部に保存し、必要に応じて情報を加工するなどの操作が可能になる。
また、スクリーンサイズが大きいため、会議参加者の視認性がよく、会議の活性化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は本発明の第一の実施形態に係る書込み部を備えた調光スクリーン装置の概略構成を示す断面図。
【図2】(a)及び(b)は本発明の第2の実施形態に係るスクリーン装置の構成及び動作を示す概略断面図。
【図3】図1のエレクトロクロミック方式のスクリーン装置と図2の高分子分散型液晶方式のスクリーン装置の表示パターンの違いを説明する為の図。
【図4】本発明の第3の実施形態についての説明図であり、(a)はホワイトボードモードにおける正面図、(b)はスクリーン装置本体の断面図、(c)はブロック図、(d)はプロジェクターモードにおける正面図。
【図5】(a)(b)(c)及び(d)は、本発明の第4の実施形態に係るスクリーン装置のホワイトボードモード時の構成を示す正面図、横断面図、ブロック図、及びスクリーンモード時を示す正面図。
【図6】(a)(b)(c)(d)及び(e)は、本発明の他の実施形態に係るスクリーン装置の構成を示す縦断面図、ブロック図、及び各モードの状態を示す正面図。
【符号の説明】
1 調光スクリーン装置、2 書込み部、2a 書込み面(表示面)、3 透明板、11 調光手段、12a、12b 透明基板、13 電解液、14 エレクトロクロミック層(EC層)、15 電源、31 スクリーン、32a、32b 透明基板(透明導電性基板)、33 高分子分散型液晶、35a 電源、35b スイッチ、37 PDLC層、41 モードスイッチ、42 制御手段、51 記録手段、56 モータ、57 可動型透明シート、62 スキャナー、71 筐体、72 透明補強板、73 反射ミラー、75 デジタルカメラ(記録手段)、76 遮光板、77 ステッピングモータ、78 画像処理手段。
Claims (10)
- 書込み面と、該書込み面の背面に密着して配置されて透明度を変更可能な調光手段と、前記調光手段を制御する制御手段と、前記書込み面の背面から前記書込み面を撮影する撮影手段と、前記制御手段を外部から操作する操作手段と、を備え、
前記制御手段は、前記撮影手段による撮影に応じて前記調光手段を透明に制御するとともに、前記操作手段の操作に応じて、ホワイトボードモード、スクリーンモード、又はプロジェクターモードに切り替え、スクリーンモード又はプロジェクターモード時には書込み面側から見た時にホワイトボードモード時よりも黒く見えるように前記調光手段を制御することを特徴とする調光スクリーン装置。 - 前記書込み面の背面から、前記書込み面に対して投影する投影手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の調光スクリーン装置。
- 前記投影手段の投影光を遮断する遮光手段を備え、前記投影手段による投影中に前記撮影手段が撮影の指示を受けると前記制御手段は前記投影手段による投影光を遮光手段により遮断するように制御することを特徴とする請求項2に記載の調光スクリーン装置。
- 前記調光手段は、印加される電圧の変化によって前記調光手段の透明度を変更することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の調光スクリーン装置。
- 前記調光手段は、透明電極とエレクトロクロミック材を成膜した2枚の透明基板と、該2枚の透明基板間に封入された電解液と、を備えていることを特徴とする請求項4に記載の調光スクリーン装置。
- 前記調光手段は、2枚の透明導電性基板と、該2枚の透明導電性基板間に配置された、1〜50重量%の透明性高分子固体と液晶成分の0.05〜5重量%のカイラルドーパントを含有するカイラルネマチック液晶との混合物と、からなり、
前記カイラルドーパントは、コレステリック液晶とカイラルスメクチックC相を示す強誘電性液晶との混合物であることを特徴とする請求項4に記載の調光スクリーン装置。 - 前記撮影手段によって撮影された画像情報を出力するための出力手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の調光スクリーン装置。
- ネットワークを介してコンピュータと接続する接続手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の調光スクリーン装置。
- 前記撮影手段によって撮影された画像情報を処理するためのコンピュータを備えたことを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の調光スクリーン装置。
- 前記書込み面と、前記調光手段とから成るスクリーン本体のサイズは、少なくとも縦40cm以上、120cm以下であることを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の書込み部を備えた調光スクリーン装置。
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